わたしはかもめ2016年鴎の便り(10月)

便

10月17日

ロッテ「隠密」から一転公表、ドラ1指名は田中正義[ニッカン]

ロッテは17日、創価大・田中正義投手(4年=創価)のドラフト1位指名を決めた。QVCマリンで、伊東監督も交えて5時間近くスカウト会議を実施。1位は即戦力投手に絞る中で、桜美林大・佐々木千隼投手(4年=日野)との二者択一となった。最終的に田中に決定。会議後、公表した。これまでの“隠密ドラフト”から一転、3日前に早々と明らかにした。

スカウト会議後、いったんは会見場を離れた松本編成部長が「追加があります」と、すぐに戻ってきた。直前の会見では、佐々木の名前も挙がっていた。再び集まった報道陣に「田中で行きます」と単純明快に宣言した。近年は、指名の瞬間まで明らかにしないだけでなく、他の候補をにおわせ“煙幕”を張ることもあった。それが、ロッテとしては異例の3日前公表。戦略を180度変えてまで、最速156キロ右腕に誠意を伝えた。

松本部長は「4、5球団は」と、当然ながら競合を覚悟する。それでも指名に踏み切る背景には、涌井、石川に続く先発が必要なチーム事情がある。2年連続Aクラスとはいえ、上位の日本ハム、ソフトバンクとの選手層の差は明らか。伊東監督は「弱点を埋めるのが課題。即戦力が当たるかどうか、大きな差。(競合でも)指名しなきゃいけない」と力説した。指揮官はFA補強も求めているが、球団の基本方針にFA補強はない。なおさら、即戦力投手が求められる。

指名候補に投手の逸材がそろうことも後押しする。松本部長は「今年は豊富。まずは、そこ(田中指名)で勝負できる」と青写真を描いた。仮に田中を逃しても、外れ1位でも好素材が取れるという読みがある。もちろん、1番欲しいのは田中だ。球団は昨年から徹底マーク。15日には、編成トップの林本部長がリーグ戦を視察し、今春から重なったケガにも不安はないことを確認した。全体では、投手中心に7〜8人、育成も2人ほど。その最上位に田中を狙う。

◇ロッテの隠密ドラフト

ロッテが1位指名を明言したのは11年の藤岡(東洋大)が最後。12球団で最も早く、5月に公表した。12年は藤浪(大阪桐蔭→阪神)を指名。競合相手の阪神、ヤクルト、オリックスは指名を公表していたが、ロッテだけしていなかった。13年の石川(東京ガス)は明言こそしていなかったが、予想通りの指名。14年中村(早大)は、投手の指名をにおわせながら一本釣りに成功。直前の会議で伊東監督が、岡本(智弁学園→巨人)との二者択一で選んだ。15年平沢(仙台育英)は、指名を公言し、予定背番号まで決めていた地元楽天との競合。平沢は楽天に行く心づもりが「8割」だったため、ロッテの指名に驚いていた。

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ロッテ、ドラフト1位指名は正義「田中でいきます」[ニッカン]

ロッテは17日、QVCマリンで伊東監督も交え、スカウト会議を行った。1位指名は、創価大・田中正義投手(4年=創価)とすることを決めた。

会議後、松本編成部長が「田中でいきます」と公表。即戦力投手が必要なチーム事情がある。

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ロッテ伊東監督、来季続投要請を受諾「引き受ける」[ニッカン]

ロッテ伊東勤監督(54)は17日、球団からの続投要請を受諾したことを明かした。

9月前半に要請されていたが、シーズン中ということもあり、保留していた。CSに敗れ、あらためて球団に対し「優勝できるチームづくり」を続投条件として求めていた。13日に球団幹部と来季補強策などを話し合い、受諾を決めた。

1年契約で、来季で5年目を迎える。「(補強に関する要望が)100%通ったということはないけど、あまり伸ばす訳にもいかない。(球団から)『全力でやる』と聞いたので引き受ける気になりました」と話した。

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ロッテ社員公募に28人「野球界に新たな歴史を」[ニッカン]

ロッテは17日、社員公募の経過を発表した。

13日に総合職・事務職の社員公募を行うことを発表。17日正午時点で、28人の応募があった。総合職については、採用面接を通年実施する。応募詳細などは球団ホームページで確認できる。

山室晋也球団社長は「反響が大きいということは、とてもありがたいことです。多種多様な人材を、幅広く通年にて募集していますので、ぜひご応募いただき、一緒に日本における新たなスポーツエンターテインメントビジネスを作っていけたらと考えています。一緒に新しいことにどんどん挑戦し、野球界に新たな歴史を作っていきましょう」と呼び掛けていた。

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ロッテが12球団最速『公表』!ドラフト1位指名は創価大・田中正義[サンスポ]

ロッテは17日、QVCマリンでスカウト会議を開き、20日のドラフト会議で創価大の最速156キロ右腕・田中正義投手(22)の1位指名を確認。終了後、松本編成部長が12球団最速となる異例の「公表」を行った。同日、来季の続投が正式発表された伊東監督と、球団側の「補強の第一は即戦力投手」とする方針が一致。競合覚悟で中央突破を図る。

伊東監督の続投が決まった。その勢いに乗ってドラフト1位指名も決めた。さらに12球団最速での「ドラ1公表」にまで踏み切った。

「即戦力投手でウソはありません。創価大の田中正義投手を指名させてもらいます。現状では4、5球団の競合と予測していますが、1番いい選手を指名するということです」 QVCマリンで開かれたドラフト本番前、最終のスカウト会議。終了後、松本編成部長が高らかに宣言した。近年のロッテでは異例の展開だ。

2013年のドラフト会議前は神奈川・桐光学園高の松井裕樹投手(楽天)とアピールしておきながら、東京ガスの石川歩投手を指名。14年は「即戦力投手」をにおわせながら早大・中村奨吾内野手を一本釣り。さらに昨年も「即戦力投手」のふりを装い、宮城・仙台育英高の平沢大河内野手を指名した。石川は巨人、平沢は楽天との“最少競合”に持ち込み、いずれも一騎打ちを制した。「まさに作戦勝ち!!」(伊東監督)だった。

しかし、今年は一切の小細工なし。例年なら、1位指名選手を公表している球団も多い時期だが、今年は桜美林大・佐々木千隼、明大・柳裕也、大阪・履正社高の寺島成輝ら即戦力と評される好投手がそろい、各球団がいまなお、牽制し合う。そんな中、ついにロッテが口火を切った。「3年生のときなら12球団の1位入札もあり得た」(同編成部長)という田中で勝負をかける。

今春に右肩を痛めて評価を落としたが、ロッテの最上位評価は不変。「田中と佐々木の2人は抜けている」と伊東監督にも異論はない。ドラフトの超目玉とされる田中の争奪戦。そのゴングをロッテが鳴らした。

◇くじは伊東監督

創価大・田中には複数の1位入札が想定される中、抽選となった場合のくじ引き担当は当然、伊東監督が務める。同監督はこの日、「ボクは辞退。山室球団社長にお願いしました」と任意引退(!?)を表明したが、球団幹部は「勝負強い監督しかいない。やっていただきます」とここでも“続投”を要請。同監督は2013年に巨人と競合した石川、15年は楽天と競合した平沢をいずれも引き当てている。ロッテでは勝率100%だ。

田中正義(たなか・せいぎ)
1994(平成6)年7月19日生まれ、22歳。神奈川県出身。東京・創価高1年秋に投手から外野手に転向し、3年夏は西東京大会4強。創価大進学後に投手に戻り、2年春に東京新大学リーグ戦初登板。昨秋は6勝、防御率0.00で優勝の立役者となり、MVPなど5冠に輝いた。今秋は2季ぶりのリーグ優勝。大学日本代表でも活躍し、昨夏のユニバーシアードでは初の金メダル獲得に貢献。1メートル86、89キロ。右投げ右打ち。

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ロッテ・伊東監督の続投決定「目指しているのはあくまで優勝」[サンスポ]

ロッテ・伊東勤監督(54)の続投が17日、正式決定した。契約年数は1年で、来季が就任5年目のシーズンとなる。

同監督は9月7日に札幌市内で山室晋也球団社長(56)と会談し、続投要請を受けていたが、戦力補強に関する自身の考え方などを逆提案し、態度を保留。13日に再度、球団側との話し合いを持ち、受諾した。

同監督は同日、QVCマリンで取材に応じ、「(球団史上初の)2年連続Aクラスも、目指しているのはあくまで優勝。(戦力補強などの)要望を100%聞いてはもらえなかったが、優勝できるチーム作りという点で考えは一致した。あとは球団の“本気度”だと思います」と語った。

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ロッテ、1位指名は創価大・田中に、即戦力投手で1番と評価[サンスポ]

ロッテは17日、QVCマリンフィールドでスカウト会議を行い、20日のドラフト会議で田中(創価大)を1位指名することを公表した。

松本編成部長は、田中が今春に右肩を痛めたことを考慮しても即戦力投手で1番と評価し「けがさえしなければ12球団が行くくらいの投手。今は問題なく投げている」と説明した。

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ロッテ・伊東監督、来季も続投へ「5日くらい前にだいたい煮詰まった」[サンスポ]

ロッテの伊東勤監督(54)は17日、QVCマリンフィールドで、球団からの続投要請を受諾し、就任5年目となる来季も指揮を執ることを明らかにした。「引き受ける。5日くらい前にだいたい煮詰まった」と話し、1年契約と説明した。

続投条件として球団に求めた戦力補強については「全力でやるという話も聞けた。強いチームをつくることには協力したいということだった」と納得感を示した。

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ロッテ球団の社員募集に問い合わせ多数!!山室球団社長「とてもありがたい」[サンスポ]

ロッテは17日、総合職・事務職の社員公募を行うことを13日に発表したところ、17日正午時点で28人の応募があったと発表した。総合職に関しては、採用面接を通年実施しており、現在も問い合わせが多数、来ている状態。応募詳細などは球団ホームページから確認できる。

山室球団社長
「反響が大きいということは、とてもありがたい。多種多様な人材を、幅広く通年にて募集していますので、ぜひ、ご応募いただき、一緒に日本における新たなスポーツエンターテインメントビジネスを作っていけたらと考えています。野球界に新たな歴史を作っていきましょう。」

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ロッテ伊東監督、来季続投要請を受諾「やるからには上を」[スポニチ]

ロッテの伊東監督は球団からの続投要請を受諾し、就任5年目となる来季も指揮を執ることを明らかにした。

13日に球団と話し合い、1年契約で合意したという。続投条件として戦力補強を要望していた指揮官は「100%(要望が)通ったこともなかった。優勝を狙えるチームづくりをしたい」と引き続き、補強を求める意向を示した。林信平球団本部長は「できるかぎりのことはやりたい」とし、FA補強についても「ハードルは高いが、状況によっては考える」と話した。

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ロッテ、創価大・田中をドラ1指名へ、12球団で初めて公表[スポニチ]

ロッテは17日、QVCマリンでスカウト会議を行い、20日のドラフト会議で最速156キロを誇る創価大・田中正義投手(4年)を1位指名することを公表した。12球団で1位指名を明かしたのは初めて。来季の続投を受諾した伊東勤監督(54)は球団に戦力補強を要望しており、最大8球団の競合が予想される今ドラフトの目玉となる右腕の獲得を狙う。

ドラフト会議を3日後に控え、突然の1位公表だった。スカウト会議を終えた松本尚樹編成部長は「田中で行きます」と言い切った。伊東監督や球団幹部らも参加した会議は5時間に及んだ。これまでに即戦力投手を1位指名する方針を固めており、この日の会議で156キロ右腕の指名が決まった。他球団の1位予想が難しい豊作の年に12球団で初の公表。あえて手の内を明かすのは、惚れ込んでいる証拠だった。

田中は昨年6月29日に行われた侍ジャパン大学日本代表とNPB選抜との壮行試合でプロ相手に7者連続を含む8三振を奪い、4回を完全投球。一躍脚光を浴びた。3年春から4年春にかけては東京新大学リーグ記録となる56イニング連続無失点をマーク。史上初の「12球団1位指名」も予想されたが、今春に右肩を痛めた。

それでも松本編成部長は「ケガさえしなければ、12球団が競合するかという投手。今さら言うこともない。今は問題なく投げている」と評価する。田中は大学ラストシーズンの今秋に復活。今月15日の流通経大戦ではロッテの林信平球団本部長らが視察する中、最速154キロをマークし、3失点で完投した。伊東監督も「使えるという判断ができた」と話した。

ロッテは今季3位で2年連続のAクラス入りとなったが、優勝した日本ハムとは15ゲーム差、2位・ソフトバンクとは12.5ゲーム差をつけられた。チーム防御率は両球団に次ぐ、リーグ3位の3.66。伊東監督は「高校生も生きのいい投手がいっぱいいるけど、将来性よりもまず来年。即戦力の投手に参戦するのが当たり前」と言った。今季10勝のエース涌井、14勝の石川の二枚看板に続く先発候補として田中の1位指名に踏み切った。

田中の1位指名は最大8球団が競合することが予想される。伊東監督は13年に石川、昨年も平沢をいずれも2球団の1位競合の末に引き当てた。抽選は2戦2勝だが、今回は「僕は遠慮したい。社長に(くじを)引いてもらいたい」と山室晋也球団社長に託し、将来のエース候補を獲得する。

田中正義(たなか・せいぎ)
1994年(平6)7月19日、神奈川県生まれの22歳。創価高では1年夏に背番号1をつけたが、右肩痛により同年秋から外野手転向。甲子園出場なし。創価大で投手に再転向し、3年春から4年春のリーグ戦まで56イニング連続無失点を記録した。2年時の全日本大学選手権で3勝を挙げ特別賞。3年時には大学日本代表に選ばれ、ユニバーシアードの金メダルに貢献。1メートル86、89キロ。右投げ右打ち。

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ロッテ、伊東監督、来季も続投、補強は「全力でやるという話聞けた」[スポニチ]

ロッテの伊東勤監督(54)が17日、5年目となる来季の続投要請を受諾したことを明かした。13日に球団と話し合い、1年契約で合意したという。「2年連続Aクラスに入ったことで納得はしていない。優勝を狙えるチームづくりをしたい」と話した。今季はケガ人が続出し、日本ハム、ソフトバンクの「2強」との戦力差を痛感。「球団からは“補強を含めて全力でやる”という話は聞けた。(優勝が)手が届きそうなところにあるだけに頑張って欲しい」と、あらためて補強を要望した。

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ロッテ、1位指名は創価大・田中、伊東監督「将来性よりまず来年」[スポニチ]

伊東監督は「将来性よりもまず来年。即戦力投手に参戦するのが当たり前」。今季は3位で31年ぶりとなる2年連続Aクラス入りを果たしたが、優勝した日本ハム、ソフトバンクとは「力の差を痛感した」と指揮官。エース・涌井、石川の二枚看板に迫る逸材として、超目玉右腕の獲得を狙う。

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ロッテ、初の正社員募集に28人応募、球団社長「とてもありがたい」[スポニチ]

ロッテは17日、初の正社員募集に対し17日正午時点で28人の応募があったと発表した。

13日に総合職・事務職の社員公募を発表。総合職は採用面接を随時行っている山室晋也球団社長は「反響が大きいということは、とてもありがたいことです。多種多様な人材を、幅広く通年にて募集していますので、ぜひご応募いただき、一緒に日本における新たなスポーツエンターテインメントビジネスを作っていけたらと考えています。一緒に新しいことにどんどん挑戦し、野球界に新たな歴史を作っていきましょう」と話した。

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ドラ1・正義に決めた!松本編成部長「田中でいきます」[報知]

ロッテが17日、創価大の最速156キロ右腕・田中正義投手(4年)を20日の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で1位指名する方針を表明した。この日、QVCでスカウト会議を行い、競合覚悟で臨む方針を確認。松本球団本部長補佐兼編成部長は「田中でいきます。今更どうこうの評価ではない」と明かした。

今秋ドラフトでNO.1評価の右腕を、真っ向勝負で取りにいく。会議を3日後に控えての1位表明を、他の11球団に先駆けて行ったロッテ。それだけの本気度が表れていた。15日の東京新大学リーグ・流通経大戦(大宮公園)には、林球団本部長も足を運んで視察。松本編成部長は「春先に(右肩の)ケガはあったが、最終チェックはしている」と説明した。

田中は2年生で出場した2014年の全日本大学選手権で154キロをマークして注目を集めると、昨年6月にユニバーシアード代表としてNPB選抜と行った壮行試合(神宮)でも、プロの2軍を相手に4回完全、7者連続を含む8奪三振の離れ業を見せつけた。この時点で、ロッテの1位指名評価はほぼ固まっていたようだ。

伊東監督は「即戦力の投手(の競合)に参戦するのは当たり前。うちの事情を考えると、将来性よりも来年の投手」と話した。今季は涌井が10勝、石川が14勝と数字を残したが、この2人に続く先発陣が伸び悩んだ。日本ハムとソフトバンクに追いつき、追い越すため。ロッテが黄金右腕の獲得に絞り込んだ。

田中正義(たなか・せいぎ)
1994年7月19日、横浜市生まれ。22歳。小1から野球を始め、中学時代は川崎中央シニアでプレー。創価高では1年夏に背番号1も、右肩痛で外野手に。創価大で投手復帰。リーグ戦通算30登板で20勝1敗、防御率0.71。186センチ、90キロ。右投右打。

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ドラフト1位で創価大・田中の指名を決定…松本編成部長が明言「田中で行きます」[報知]

ロッテが17日、創価大の最速156キロ右腕・田中正義投手(4年)を20日のドラフト会議で1位指名する方針を表明した。この日、QVCでスカウト会議を行い、競合覚悟で臨む方針を確認した。

松本球団本部長補佐兼編成部長は「田中で行きます。元々(春に右肩を)ケガさえしなければ、12球団が(1位指名に)行くかという投手。最終チェックはしています」と話した。球団では4〜5球団の競合と予想しているが、会議に参加した伊東監督も「即戦力の投手(の競合)に参戦するのは当たり前。うちの事情を考えると、将来性よりも来年の投手」と、来季の先発ローテ候補の獲得を目指していた。

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ロッテ、ドラ1は創価大・田中正義、12球団で初の公表[デイリー]

ロッテは17日、QVCマリンでスカウト会議を開き、20日のドラフト会議で創価大・田中正義投手(22)を1位指名することを決めた。会議後、松本尚樹球団本部長補佐兼編成部長が「田中でいきます」と明言。今秋ドラフトでは12球団で最初の1位指名公表となった。

松本本部長補佐は田中について「元々(右肩の)ケガさえなければ12球団が指名するかという投手。今さらケガ云々はない」と最速156キロの大学生No.1右腕を絶賛。4〜5球団の競合になるとの見通しを示した。

約5時間にわたったスカウト会議を終えた伊東監督は、「今年は即戦力の投手、力のある人が多い」と話し、来季の巻き返しへ改めて投手陣の充実を訴えた。当日は山室球団社長か伊東監督が運命のクジを引くことになる。

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ロッテ・伊東監督、続投要請を受諾、戦力強化を球団と合意[デイリー]

ロッテ・伊東勤監督(54)が17日、球団からの来季続投要請を13日に受諾したことを明らかにした。「引き受ける。5日くらい前にだいたい煮詰まった」と説明した。

FA補強、新外国人獲得など戦力強化を続投の第一条件に挙げていたが、球団サイドから「できる限りのことはやります」と言質を得た。契約年数は単年で、指揮を執るのは5年目となる。

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ロッテ、1位指名は田中[デイリー]

ロッテは17日、QVCマリンフィールドでスカウト会議を行い、20日のドラフト会議で田中(創価大)を1位指名することを公表した。

松本編成部長は、田中が今春に右肩を痛めたことを考慮しても即戦力投手で1番と評価し「ケガさえしなければ12球団が行くくらいの投手。今は問題なく投げている」と説明した。

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ロッテ、社員公募に28人応募、山室社長、反響の大きさに「ありがたい」[デイリー]

ロッテは17日、13日からスタートした総合職・事務職の社員公募において、本日正午時点で28人の応募があったと発表した。

総合職に関しての採用面接は通年実施しており、現在も問い合わせが多数来ている状態。応募詳細等はマリーンズHPから確認できる。

山室晋也球団社長は「反響が大きいという事は、とてもありがたい事です。多種多様な人材を、幅広く通年にて募集していますので、ぜひご応募いただき、一緒に日本における新たなスポーツエンターテインメントビジネスを作っていけたらと考えています。一緒に新しい事にどんどん挑戦し、野球界に新たな歴史を作っていきましょう」とコメントした。

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スピードアップ賞、チームは巨人とロッテが受賞[デイリー]

日本野球機構(NPB)は17日、今シーズンからコミッショナー特別表彰として制定した「ローソンチケット スピードアップ賞」の受賞者と受賞チームを発表した。

同賞は試合をスピーディーに進めた選手、チームが対象。個人表彰の投手部門はレギュラーシーズンで最も平均投球間隔(無走者時)が短かった投手、打者部門は最も相手投手の平均投球間隔(無走者時)が短かった打者に、チーム表彰は最も平均試合時間(9回試合のみ)が短かったチームに贈られる。

個人表彰の投手部門はセが中日・バルデス(8.5秒)、パは西武・牧田和久(8.1秒)が受賞。打者部門はセが中日・大島洋平(12.1秒)、パが楽天・藤田一也(12.3秒)が受賞した。

チーム表彰はセが巨人(3時間2分)、パがロッテ(3時間8分)だった。なお試合を顕著にスピーディーに進めた選手、個人およびチームに与えられる特別賞は現在選考中。受賞者は11月28日の「NPB AWARD2016」で表彰される。

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伊東監督の続投決定、ドラフト1位指名は田中[千葉日報]

千葉ロッテは、来季も伊東勤監督(54)が指揮を執ることが正式に決まった。17日、QVCマリンフィールドで取材に応じた伊東監督が、球団から受けていた続投要請を数日前に受諾していたことを明らかにした。1年契約といい、来季は5年目となる。

今季、チームは31年ぶりの2年連続Aクラスとなる3位になったが、2位ソフトバンクに12・5ゲーム差をつけられた。優勝を狙うために、伊東監督は受諾の条件に戦力補強を訴えていた。「100パーセント通った訳ではないが(返事を)延ばす訳にもいかない。全力で協力するという話は聞けた」と話した。

またこの日、20日のドラフト会議に向けたスカウト会議が開かれた。即戦力投手として、創価大の田中正義投手(22)を1位指名することを公表した。

田中は今春に右肩を痛めていたが、最速156キロを誇る右腕で今回のドラフトの目玉。競合は覚悟の上、松本・本部長補佐兼編成部長は「ケガさえしなければ、12球団が競合してもおかしくない投手。15日に最終チェックして問題なく投げていた」と述べた。

全体では育成を含めて、近年並みの7〜9人を指名する見込み。松本編成部長は「千葉県関連で、いい選手がいれば取りたい」とも話した。

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[千葉魂]新たな挑戦は始まっている、田村、痛みの中から成長[千葉日報]

天を仰いだ。昨年、悔し涙を流した福岡の地で、今年もはね返された。福岡ヤフオクドームにて行われたクライマックスシリーズファーストステージは2連敗で幕を閉じた。試合終了の瞬間、田村龍弘捕手はベンチ内でグラウンドの一点を見つめていた。そこではホークスナインが喜びを爆発させていた。

「力がなかったということ。力負けです。後悔はしていません。リードをする上で、後悔のないようにしようと1年間、やってきましたから。あとから、ああしとけばよかったとか、そういうことは、ないようにやってきたつもりです」。

試合後の田村は悔しさを押し殺すようにサバサバと振り返った。その2日後の午前8時。まだ球団職員すら出勤をしていないQVCマリンフィールドのグラウンドに、その姿はあった。一人、黙々と外野を走り、汗を流すと、ウエート場にこもった。早くも新しいシーズンに向けて始動した。

「秋のキャンプや自主トレをどう過ごすかイメージをしながら、やっています。もちろん、悔しさはある。だからそういう意味での切り替えはできていないけど、この気持ちをしっかりと来年に生かさないと意味がない」。

毎日、朝早くからグラウンドを走り、ウエートを重ねる日々。夜、自宅に戻るとテレビをつける。そこではクライマックスシリーズファイナルステージが放送されている。悔しくて見ないという選手もいるが、その中であえてチェックをする。自分達が敵わなかったライバル達がどのような試合を行っているか。ジッと見ている。

「勉強になるからとかではなくて、純粋に気になりますよ。どんな野球をしているのかなあと。クライマックスや日本シリーズを見るのは野球人として普通だと思っている」。

自宅のソファに腰を下ろし、他チームの野球を見ていても不思議と気が付いたら今年1年の自分を振り返っている。後悔のないように1年間、プレーをしたつもり。ただ、大きな反省はある。それはずっと伊東勤監督にも言われ続けてきたことでもあった。

「監督には1つのことしか言われていません。それは『スキを見せるな』ということ。それをずっと言われ続けた。言われ続けたということはボクに、スキがあったということ。正直、自分もスキがあったと思う。心のどこかに油断があった」。

捕手は何時も心の隙を見せてはいけない。それを思い知らされたシーズンだった。象徴的だった試合があった。6月29日のホークス戦(福岡ヤフオクD)。5点リードで迎えた8回。イッキに5点を奪われ、同点とされると延長10回にサヨナラ負けを喫した。そしてもう1試合、同じような試合があった。7月10日のファイターズ戦(札幌D)。相手エースの大谷を攻略し、7回までに5点リードも結局は延長12回サヨナラ負け。この両チームがマリーンズより上位になっただけに悔やまれる結果となった。

「点差が開いて、その後に安定しているセットアッパー陣がいることを計算にいれて正直、もう大丈夫かもとホッとしていて負けた試合があった。他の選手全員の気持ちが緩んでも捕手である自分だけは絶対に心のスキを見せてはいけなかった。変な例えだけど、10点差で勝っていても、心を緩めてはいけない。1イニングに大量点が入ることはない訳ではない。もちろん、それは当たり前のことだけど、改めて野球の難しさを感じた。来年は目の前の勝利に徹底的にこだわってやっていきたい。この痛みを忘れてはいけない」。

誰もいないウエート場の天井を見上げながら、悔しい思いを何度も口にした。それでも今シーズンは130試合に出場をして、マリーンズの正捕手としてチームを引っ張った。紛れもなく31年ぶりとなる2年連続のAクラスへとチームを導いた立役者の1人だった。まだプロ4年目の22歳。指揮官にして「捕手は痛みの中から成長をする。失敗したこと。悔しかったことを忘れないことが大事」と言われる捕手道。田村はまだその道の半ば。いや、まだ歩き出したばかりである。2017年に向けた挑戦はもう始まっている。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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