わたしはかもめ2016年鴎の便り(10月)

便

10月24日

ロッテ1位佐々木“強者に挑む闘争心”即答アピール[ニッカン]

巨大戦力に立ち向かう。ロッテのドラフト1位、桜美林大・佐々木千隼投手(22)が24日、東京・町田市内の同大で球団の指名挨拶を受けた。最速153キロ右腕は、アピールポイントを「闘争心」と強調。強豪私学ではなく都立高校から甲子園を目指したように、プロでも強力打線を擁するソフトバンクとの対戦を楽しみに挙げた。

真っ黒に日焼けした顔を、キリリと引き締めた。指名挨拶後の会見。「アピールポイントは?」との質問に、佐々木は「闘争心です。打者に向かう姿勢が大事。プロでもやっていけたらいい」と即答した。外れ1位とはいえ、ドラフトでは5球団が競合。林球団本部長から「先発ローテに入る活躍を」と期待された右腕は、150キロ超の直球でも、宝刀シンカーでもなく、心を武器に挙げた。

10代半ばで選んだ道に、生きざまが詰まっている。中学3年だった09年、夏の西東京大会準決勝の日野VS日大三を観戦した。甲子園の常連・日大三に、日野は惜敗。佐々木は「都立でもこういう試合ができる。ここで野球がやりたい」と進学先に地元の日野を選んだ。自らも3年の準々決勝で日大三に敗れた。夢はかなわなかったが、強者に挑む哲学が「闘争心」を生んだ。

プロでは、屈指の強力打線ソフトバンクとの対戦に「今から楽しみです。持ち味を出せたらいい」と声を弾ませた。“前哨戦”が31日に待っている。明治神宮大会の出場権を争う関東選手権の1回戦で、ソフトバンク1位の田中正義投手を擁する創価大とぶつかる。くしくも、田中はロッテがドラフトで最初に1位指名した投手。因縁は尽きない。佐々木は「まずは、そこで勝ちたい」と宣言した。

都立高校初のドラフト1位で、桜美林大初の支配下指名。初ものずくめだ。「同じ新人には負けたくないです」と、新人初勝利も譲れない。歴史に名を刻む男になる。

ページトップ

ロッテが首位打者角中&最優秀防御率石川グッズ発売[ニッカン]

ロッテは24日、2016年シーズンで個人タイトルを獲得した2選手のグッズを発売開始した。

首位打者、最多安打の角中勝也外野手(29)と、最優秀防御率の石川歩投手(28)で、フォトフレーム(シリアルナンバー入り、どちらの選手も税込み7020円、限定300個)とロックグラス(シリアルナンバー入り、どちらの選手も税込み4320円、限定100個)の2つ。いずれも受注販売。スポーツメモリアルラボにて受け付けを行っている。

ページトップ

D1・佐々木、ロッテに誓い「愛される選手になりたい」[サンスポ]

ロッテのドラフト1位・佐々木千隼(ちはや)投手(22)=桜美林大=が24日、東京・町田市の同大で林信平球団本部長(55)らの指名挨拶を受けた。外れ1位で史上最多となる5球団競合を制したロッテに、佐々木は「ファンの方と一緒に戦う印象がある。愛される選手になりたい」と誓いを立てた。

運命の糸があった。中学3年だった2009年夏。西東京大会準決勝、神宮で日大三高に6−7で惜敗した都日野高を見て「都立でもやれる」と志望。ところが何と、勝った日大三高の関谷−吉田のバッテリーと、今度はロッテでチームメートになる。

伊東監督が「優勝目指して頑張ろう」と記した色紙も贈られた。先発枠入りを目指し、「球の質を上げないとプロでは通用しない」と自覚。来春の沖縄・石垣島キャンプで、直球とシンカーに磨きをかける決意だ。

林球団本部長
「精悍な印象で頼もしい。先発ローテーションに入れる即戦力として指名した。そこを目指してもらいたい。」(佐々木について)

ページトップ

ロッテ・角中&石川の2016年タイトル獲得記念グッズを販売![サンスポ]

ロッテは24日、2016年シーズンで個人タイトルを獲得した角中勝也外野手(首位打者・最多安打)、石川歩投手(最優秀防御率)の記念グッズを発売を開始したと発表した。

フォトフレーム(シリアルナンバー入り、どちらの選手も税込7020円、限定300個)、ロックグラス(シリアルナンバー入り、どちらの選手も税込4320円販売、限定100個)。いずれも受注販売。スポーツメモリアルラボにて受付中。

また、この他にも角中の2016年首位打者&最多安打記念Tシャツ(税込4320円)と石川の2016年最優秀防御率記念Tシャツ(税込3240円)をマリーンズオンラインショップにて受注販売。サイズはS、M、L、XL。

ページトップ

ロッテD1の桜美林大・佐々木「新人王取る」、指名挨拶受け意気込み[サンスポ]

ロッテからドラフト1位指名された桜美林大の佐々木千隼投手が24日、東京都町田市の桜美林大で林球団本部長らから指名挨拶を受けた。外れ1位の指名では異例とも言える5球団が競合した。伊東監督のサインが入った当たりくじを受け取り「新人王を取りたい。1年目から活躍できるように頑張る」と意気込んだ。

ページトップ

桜美林大・佐々木千、高校時代“戦友”の誠也と対戦熱望[スポニチ]

ロッテからドラフト1位指名された桜美林大・佐々木千が「神ってる」友人との対戦を熱望した。都日野時代に二松学舎大付の同学年に広島・鈴木がいた。2人とも高校2年秋に東京都選抜として米国遠征に行ったという。「高校で一緒に野球をやらせてもらった。今も“一緒にやろう”って話している」と明かした。鈴木は今季大ブレークし、日本シリーズで日本ハムに2連勝。佐々木千は「日本シリーズは見ている。早く勝負したい」と心を躍らせた。

同世代新人には、同じ「5球団競合」でソフトバンクが交渉権を獲得した創価大・田中ら、ライバルは多い。「同じ新人には負けたくない。目標は新人王」と世代No.1宣言だ。

23日の首都大学リーグ初優勝から一夜明け、林信平球団本部長らから指名挨拶を受けた。伊東監督の「優勝目指して頑張ろう」というメッセージ入り色紙やドラフトの当たりクジを手渡した林球団本部長は「格好いい。人気が出るのはいいこと」と早くも佐々木千にべたぼれ。イケメン右腕は「指名されたという実感が湧いた。早くロッテの一員になりたい」と誓った。

11年の東京都高校選抜のロサンゼルス遠征
20選手が選抜され、11年12月23日から31日まで遠征して地元の高校生と親善試合を行った。なお、佐々木千は内野手、鈴木は投手で選ばれている。ほかに日本ハム・石川亮(帝京)や楽天からドラフト2位指名された池田(創価)も名を連ね、監督は日大三・小倉全由監督が務めた。

ページトップ

ロッテ、角中&石川“タイトル獲得記念グッズ”新発売[スポニチ]

ロッテは24日、今季、首位打者と最多安打のタイトルを獲得した角中、最優秀防御率に輝いた石川の記念グッズを新発売した。

フォトフレーム(限定300個)、ロックグラス(限定100個)で、どちらも受注販売となる。

ページトップ

ロッテドラ1佐々木千、涌井に弟子入り志願、指名挨拶受け「実感」[スポニチ]

ロッテからドラフト1位指名された桜美林大・佐々木千隼投手(4年)が24日、桜美林大で指名挨拶を受けた。伊東監督の「優勝目指して頑張ろう」という直筆メッセージ入り色紙と交渉権獲得の抽選券を贈られ、「実感がわいた。ファンの方に愛される選手になりたい」と話した。

外れ1位史上最多の5球団が競合した右腕は「涌井さんにどうすれば長く活躍できるか教えていただきたい」と弟子入りを志願。「シンカーが1番自信がある球なので、磨いていけたら」と話し、シンカーを武器にするロッテ・石川に「早く追いつけたらいい」。即戦力右腕はエース・涌井、石川の二枚看板の背中を追う。

ページトップ

ZOZOTOWNが千葉マリン命名権入札!将来的な球団運営に興味[報知]

大手ファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営する「スタートトゥデイ」が、ロッテの本拠地・千葉マリンスタジアム(現QVCマリンフィールド)の命名権取得の公募に入札したことが24日、分かった。公募は所有者の千葉市が行っているもので、同社を含め数社が参加。20日に締め切られており、市と球団による審査を経て11月上旬に新スポンサーが決まる。

同社の担当者はスポーツ報知の取材に対し「詳細はお話しできませんが、応募したことは事実です」と話した。契約期間は12月から5年以上が条件で、命名権料は年間2億5000万円以上。市側は名称の中に「マリン」の文字の使用を求めている。通販番組運営会社「QVCジャパン」との契約は12月1日付で解除する。

スタートトゥデイは04年に「ZOZOTOWN」の運営を始め、07年12月に東京証券取引所の「マザーズ」に上場。前澤友作社長(40)は資産2000億円とも言われる。千葉県出身で、地元に強い愛着があるという。本社も球場と同じ幕張地区にあり、地元密着の企業として命名権買収に名乗りをあげたようだ。複数の関係者によると、同社は将来的な球団運営に興味を示しており、すでに球界関係者とも接触している模様だ。

その背景には05年から参入した楽天や、11年に横浜を買収し、約30億円の赤字を5年で黒字化の見込みとしたDeNAといった成功例の影響も大きいようだ。千葉マリンを本拠とするロッテは現状で球団売却の動きはないが、業績好調な「ZOZOTOWN」の今後の動きに注目が集まる。

ページトップ

ソフトバンク退団の細川の獲得を調査…西武時代に伊東監督が指導[報知]

ロッテは、ソフトバンクの細川亨捕手(36)の獲得調査に乗り出す方針だ。今季は田村が130試合に出場してレギュラーのポジションを担ったが、続く捕手が定着せず。西武時代に伊東監督から指導を受けたインサイドワークは評価も高い。球団関係者は「CSにもスタメンで出場していた。調査したい」と話した。

細川捕手は今季限りでソフトバンクを退団することが24日、決まった。球団からバッテリーコーチ就任を打診されたが、現役続行を希望。6年間在籍したチームを離れることになった。

ページトップ

ドラ1佐々木、「新人王」宣言!31日VS創価大戦で正義に勝つ[報知]

ロッテからドラフト1位指名を受けた桜美林大・佐々木千隼投手(22)は24日、東京・町田市内の同校で林球団本部長らの指名挨拶を受け「同じ新人には負けたくない。新人王は取りたいと思っている」と強い思いを口にした。

明治神宮大会出場権のかかる関東地区大学選手権の初戦(31日)ではソフトバンクのドラフト1位・田中を擁する創価大と対戦する。「負けたくない気持ち全開で行く」と佐々木。新人王争いの前哨戦となりそうだ。

明治神宮大会には、すでに、中日の1位・柳裕也(22)がいる明大が出場を決めている。柳とは大学日本代表で親交を深め、互いの1位指名とリーグ制覇をLINEで祝い合った。「柳と神宮で投げ合いたい。そのためにも(田中に)勝ちたい」。

りりしく語る153キロ右腕について「精悍でかっこいいですね。先発ローテーションに入る即戦力として期待しています」と林球団本部長。涌井と石川を目標に掲げる右腕は、名実ともに大学NO.1右腕となり、プロの門を叩く決意だ。

ページトップ

角中、石川のタイトル記念グッズが発売開始![報知]

ロッテは24日、2016年シーズンの首位打者と最多安打を獲得した角中勝也外野手(29)と最優秀防御率を獲得した石川歩投手(28)の記念グッズの発売を開始した。

タイトルを獲得した角中と石川のグッズはそれぞれ、シリアルナンバー入りのフォトフレーム(税込7020円)が限定300個、シリアルナンバー入りのロックグラス(税込4320円販売)が限定100個でいずれも受注販売される。

受付はスポーツメモリアルラボ(http://www.sml-shop.jp/)。

この他にも角中勝也選手2016年首位打者&最多安打記念Tシャツ(税込4320円)と石川歩投手2016年最優秀防御率記念Tシャツ(税込3240円)を、マリーンズオンラインショップにて受注販売している。サイズはS、M、L、XL。

ページトップ

ドラ1佐々木、新人王取りたい!正義に「負けたくない」[報知]

ロッテにドラフト1位指名された桜美林大の右腕・佐々木千隼(4年=日野)が24日、東京・町田市の同大学内で林球団本部長らから指名挨拶を受けた。

外れ1位で5球団競合の末ロッテの指名を受けたMAX153キロ右腕は、「ようやく実感が湧いてきました。早くロッテの一員になりたい」と笑顔。シンカーを武器にする佐々木は、同じ球種を操る石川、エースの涌井を目標に掲げた。プロ1年目の目標については「同じ新人には負けたくない。新人王は取りたいなと思う」と意気込んだ。

前日にチームはリーグ戦初Vを果たし、明治神宮大会出場権のかかる関東地区大学選手権の出場が決定。31日の初戦ではソフトバンクのドラフト1位・田中正義(4年=創価)を擁する創価大と激突する。同じドラ1との対決に「負けたくない」。中日のドラ1右腕である明大の柳裕也(4年=横浜)とも「神宮で投げ合いたい」と明かした。

ページトップ

ロッテ・ドラ1佐々木「新人王取りたい」、指名挨拶を受け笑顔で宣言[デイリー]

ロッテからドラフト1位指名を受けた佐々木千隼投手(22)=桜美林大=が24日、東京都町田市の同校で指名挨拶を受けた。外れ1位として史上最多の5球団指名を受けた即戦力右腕は、伊東監督から贈られた『優勝目指して頑張ろう』の直筆サインを手に、「新人王を取りたいと思う」と笑顔を浮かべながら宣言した。

「早くロッテの一員になりたい。ファンに愛される選手になりたい」と話す佐々木。その視線の先にはエース涌井の存在があった。「どうしたら、プロの世界で長く活躍できるかお聞きしたいし、盗めるものは盗んで吸収したい」と弟子入りを熱望した。

涌井と並ぶ二枚看板の石川は、佐々木と同じシンカーを得意球にしている。「追いつければいいな」とさらに磨きをかけ、真っ直ぐの進化にも取り組んでいく構えだ。「強いチームを倒したい。ソフトバンク戦は今から楽しみです」。頼もしい言葉で、佐々木が最後を締めくくった。

ページトップ

ロッテ・角中&石川、タイトル獲得記念グッズを限定発売[デイリー]

ロッテは24日、今シーズンの首位打者と最多安打を獲得した角中勝也外野手、最優秀防御率を獲得した石川歩投手の記念グッズを発売を開始した。

記念グッズは、それぞれ300個限定のフォトフレーム(シリアルナンバー入り、税込7020円)と、100個限定のロックグラス(シリアルナンバー入り、税込4320円)で、いずれも受注販売となる。

受付はスポーツメモリアルラボ、http://www.sml-shop.jp/

ほかにも角中の首位打者&最多安打記念Tシャツ(税込4320円)と石川の最優秀防御率記念Tシャツ(税込3240円)を、マリーンズオンラインショップで受注販売している。

ページトップ

ロッテドラ1佐々木「新人王を」[デイリー]

ロッテからドラフト1位指名された桜美林大の佐々木千隼投手が24日、東京都町田市の桜美林大で林球団本部長らから指名挨拶を受けた。外れ1位の指名では異例とも言える5球団が競合した。伊東監督のサインが入った当たりくじを受け取り「新人王を取りたい。1年目から活躍できるように頑張る」と意気込んだ。

23日には首都大学リーグの東海大戦で完投し、初優勝に貢献した。スリークオーターのフォームから150キロを超える速球を投げ込む右腕には即戦力として、先発ローテーション入りの期待がかかる。憧れの投手は米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ。

ページトップ

沢村賞、来季基準見直しへ、完投&投球回数引下げ、QS導入も[スポニチ]

「沢村賞」の選考委員会が24日、都内ホテルで開かれ、広島のクリス・ジョンソン投手(32)が初受賞した。選考会後には、堀内恒夫選考委員長(68)が来季から選考基準を見直す可能性を示唆。投手の分業制が進み、「先発完投型」が減少傾向にあることから完投数と投球回数を引き下げる。さらに6イニング以上の投球で自責点3以内の先発投手に適用されるクオリティー・スタート(QS)率を参考基準として導入する方針を打ち出した。

堀内氏の第一声が混迷した選考会を物語っていた。「5人で喧々囂々の議論になりまして。少し、私どもの想像しているより、成績的に低いかなということで意見が割れました」。最後はジョンソンで全会一致となったが「該当者なし」の意見も多かった。

沢村賞の選考基準は
(1)
15勝以上の勝利数
(2)
150以上の奪三振数
(3)
10以上の完投試合数
(4)
2.50以下の防御率
(5)
200イニング以上の投球回数
(6)
25以上の登板数
(7)
6割以上の勝率

今回の候補者ではジョンソンと巨人・菅野の4項目が最高だった。

山田氏は「リリーフ陣が充実しているチームは早めの継投に入るなどイニング数はクリアできなくなっている」と指摘。堀内氏は「来年の71回目(の選考)から少し、規定なり基準を見直す」と話し、今季両リーグで1人も到達者がいなかった完投数と投球回数の引き下げを示唆した。

歴代受賞者は11年の田中(楽天)を最後に5年連続で完投数をクリアしていない。投球回数も最近5年で3人が基準未満。分業制が確立し「先発完投型」の投手が減った背景がある。現実的な参考基準として導入を検討しているのがQS率だ。6回以上、自責点3以下という条件のQS率は、先発投手の評価指針として近年は定着している。

47年制定の同賞は、投手最高の栄誉として続いてきた。平松氏は「バッタバッタと三振を取るイメージ」。村田氏は「日本のプロ野球は沢村賞(受賞者)という大投手が夢と希望を与えてきた」と基準引き下げがレベル低下につながることを懸念した。「これから叩き台をつくって(セ・パ)両リーグ、コミッショナーの話を集約したい」と堀内氏。70年目の沢村賞が大きな過渡期を迎えた。

◇沢村賞

プロ野球史上初の無安打無得点試合を達成した伝説の大投手、故沢村栄治氏(巨人)を記念し1947年に制定。シーズンで最も優れた先発完投型の投手に贈られる賞で2リーグ分立の50年からはセ・リーグの所属投手だけが選考対象となり、89年から両リーグに拡大。選考基準は

(1)
15勝以上の勝利数
(2)
150奪三振以上
(3)
10以上の完投試合数
(4)
防御率2.50以下
(5)
200投球回以上
(6)
登板25試合以上
(7)
6割以上の勝率

の7項目。加えてチーム勝利への貢献度、連勝連敗、プロとしての品格なども選考に加味される。受賞者には金杯と副賞300万円が贈られる。

ページトップ

佐々木に指名挨拶[千葉日報]

千葉ロッテからドラフト1位指名された桜美林大の佐々木千隼投手が24日、東京都町田市の桜美林大で林球団本部長らから指名挨拶を受けた。外れ1位の指名では異例とも言える5球団が競合した。伊東監督のサインが入った当たりくじを受け取り「新人王を取りたい。1年目から活躍できるように頑張る」と意気込んだ。

23日には首都大学リーグの東海大戦で完投し、初優勝に貢献した。スリークオーターのフォームから150キロを超える速球を投げ込む右腕には即戦力として、先発ローテーション入りの期待がかかる。憧れの投手は米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ。端正な顔立ちのホープは「闘争心が持ち味。打者に向かっていく姿勢を大事にしている」と力強く話した。

ページトップ

[千葉魂]湧きあがる思い、頂へ再始動、伊東監督「1番上だけが喜べる」[千葉日報]

雲一つない快晴の下、マリーンズの秋季練習がスタートした。10月21日、伊東勤監督は選手達をQVCマリンフィールドのグラウンドに集めると全員の顔を見渡してから、話を切り出した。

「今日から来年のシーズンに向けた新たな戦いがスタートする。この秋、もう1回、鍛え直していく。相当、厳しい練習になる。覚悟をして欲しい。ドラフトでもいい選手が取れて、新たに入っている。みんなはその中で意地を見せて欲しい。気持ちを入れ直して、来年は1番上を取りにいこう。新しい風を吹かせよう」。

話をしているうちにまた、悔しさがこみあげてきた。マリーンズは福岡でのCSファーストステージでホークスに2敗。いずれの試合も清田育宏外野手の先頭打者本塁打で先制をしながら、逆転負けを喫する形で敗れた。1つも勝てずに、千葉に戻ることになった。「マリンで日本シリーズを」。多くのファンの思いを完全に裏切る形になった結末に胸が痛んだ。だからこそ宿舎に戻ってからではなく、試合後すぐに球場の選手サロンに全選手を集めた。まだ悔しさと惨めさが冷めやらぬタイミングで全員に伝えたい思いがあった。

「長いシーズン、お疲れ様でした。悔しいがこれが現実。オレの力が及ばなかった。本当に申し訳ない。シーズンを通して相手の方が上だった。それは認めないといけないし、それだけこっちはまだやるべきことがたくさんあるということ。みんなで、それが何かを考えながらこれからを過ごしていこう。そして、みんなはこの悔しさを忘れないで来年につなげて欲しい。来年はすぐにやってくる」。

今シーズン最後のミーティングで指揮官は選手の労をねぎらうと、全員の前で帽子をとり、頭を下げた。その翌日に帰京。しばしのオフとなったが気が付くとシーズンを振り返る。そんな日々が続いた。「負けるとつまらないものだな。やはり」。自宅のソファに腰を落としながら、思わず独り言をつぶやいたことは何度もあった。テレビやネットを見ると嫌でもCSファイナルステージの話題が目に入る。その度に苦い思いをした。

「2年連続のAクラスが久しぶりと言われているけど、それには全く満足していないし、誰も満足して欲しくない。オレが現役の時は2位も6位も一緒という気持ちだった。1番上のチームだけが喜べる。だから必死でペナントレースを戦った。自分の体力的、肉体的、そして精神的に限界に近いところで毎日、試合に挑んでいた」。

しばしの休みを終え、チームが再び集まることになった秋季練習初日。球場横の海岸でのランニングメニューを組み込んだ。自身も足を運び、海岸を見渡した。キラキラ光る海面を眺めると、来季への思いが沸々と湧きあがった。

「上2つのチームと単純比較した場合、何といってもウチの方が、ミスが多かった。四球や見えないミスも含めて。相手はそういうミスが少なかった。逆に言うと下三つのチームよりウチはミスが少なかった。ミスの差がまずあった。それをなくして、接戦をどれだけモノにできるか。そういうところをまずはしっかりとしないといけない」。

伊東マリーンズは5年目に突入する。これまで4年でAクラス3回。安定した結果を出しているが、それを周囲から評価されるのを嫌う。現役時代に13度のリーグ優勝からの日本シリーズを経験した男は、選手達に優勝の味を知ってもらいたいと願う。その頂に到達して初めて見える景色がある。感じたことのない充実感がある。そして芽生えるプライドがある。自らの手腕でマリーンズをその域に持ち上げるべく、チームを再始動させた。

「秋のキャンプは追い込んでやっていく。限界ギリギリか、超えるぐらいのところまでね。キャンプが楽しみだよ」。

11月1日からは秋季キャンプがスタートする。次の秋に勝利の美酒に酔いしれるためにも、妥協なく限界に挑戦する鍛錬の日々を続ける。幕張の海を眺めながら、指揮官は誓った。『翔破』。日本一という頂を目指す旅がまた始まる。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

ページトップ