わたしはかもめ2016年鴎の便り(11月)

便

11月21日

契約更改

名前年俸前年比
成田590万円▼10
500万円
平沢1250万円△50

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ロッテ平沢がオコエにチクリ「宇宙に土地要らない」[ニッカン]

ロッテ平沢は現実路線を行く。

秋キャンプ先の千葉・鴨川で21日、初の契約更改。1年目で23試合出場を評価され、50万円アップした。楽天オコエは更改後に「月に土地を買う」とぶち上げたが、平沢は「宇宙に土地なんて要らないですよ。お金も使うことがない。弟達にお年玉をあげるぐらい」と堅実だった。2年目の目標も「1年1軍で最低50試合」と、1歩ずつ進む。

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ロッテ平沢50万アップ「来年はもっと出ないと」[ニッカン]

ロッテ平沢大河内野手(18)が21日、秋季キャンプ先の千葉・鴨川で契約更改交渉を行い、50万円アップの年俸1250万でサインした。

1年目から23試合に出場。打率は2割に届かなかったが、1軍を経験できた。「来年は、もっと出ないといけない。もっと高いレベルになるように。その準備をオフからやっていきたい」と話した。(金額は推定)

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ロッテ成田10万減で更改、1軍デビューならず反省[ニッカン]

ロッテ成田翔投手(18)が21日、秋季キャンプ先の千葉・鴨川で契約更改交渉を行い、10万円ダウンの年俸590万円でサインした。

1年目は2軍で7試合に登板。1軍デビューはかなわなかった。「体力が足りていなかった」と反省。

一方で「プロの試合を経験して、真っ直ぐで空振りが取れることもあった。キレで勝負できる実感もありました。来年入ってくる人よりも、体力はあるという自信は付きました」と、来季へ向けた土台は出来たようだ。(金額は推定)

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ロッテ原、現状維持500万「疲れること多かった」[ニッカン]

ロッテ原嵩投手(18)が21日、秋季キャンプ先の千葉・鴨川で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸500万円でサインした。

1年目は2軍で8試合にとどまり、1軍デビューは出来なかった。8月に右脇腹を痛めた影響があった。「1年を通して、疲れることが多かった。今はキャンプで1軍の選手とコミュニケーションを取れている。大切な時間です。これからも大事にしたい。来年、1軍で投げるために頑張っていきたいです」と、キャンプ生活に充実感を漂わせた。(金額は推定)

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ロッテ、秋季キャンプで47万円義援金を寄付[ニッカン]

ロッテは21日、千葉・鴨川の秋季キャンプで行ったチャリティーオークションの結果を発表した。

前日20日に実施。キャンプ参加選手の直筆サイン入りアパレルグッズ24点を出品し、47万1000円の収益があった。今年、自然災害の被害に遭った地域への義援金として、日本赤十字社千葉県支部に寄付する。

主な落札品は次の通り。岡田のバットと帽子(6万円)、田村のバットとレガース(4万円)、平沢のバッティングジャージーとネックウオーマー(3万2000円)。

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ロッテに出世魚ブリ差し入れ「筋トレにいいね〜」[ニッカン]

千葉・鴨川で秋季キャンプ中のロッテに、縁起物が差し入れされた。

出世魚のブリを6匹、地元の漁師さんが差し入れ。1匹の重さは推定6キロ。両手で1本ずつ持ち上げた伊東勤監督(54)は「筋トレにいいね〜」と、笑顔で話していた。

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50万円増で更改のロッテ・平沢、オコエに対抗せず「宇宙に土地いりません」[サンスポ]

ロッテ・平沢が21日、秋季キャンプ地で契約更改交渉に臨み、50万円増の1250万円でサインした。1年目は23試合、打率・149にとどまり、「1軍に上がったことが評価されましたが、全然力不足。来季は最低でも50試合を目標にしたい」。すでに更改したライバルのオコエ(楽天)は「将来は月に土地を買う」と宣言したが、「宇宙に土地はいりません。自分は現実路線でいきます」とかわした。

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ロッテ・伊東監督、デスパ残留交渉でキューバへ「貴重な大砲」[サンスポ]

ロッテはキューバ政府とデスパイネの残留交渉を行うため、林球団本部長らが21日、現地に向けて出発した。デスパイネは残留を強く希望しているが、資金力で勝るソフトバンクが獲得調査を進めており、予断は許さない状況。伊東監督は「貴重な大砲。いまの時期になって駄目でした、といわれても困る。来季もプレーしてもらえるよう祈るしかない」と訴えた。

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ロッテ、オークション収益47万円を日本赤十字に寄付[サンスポ]

ロッテは21日、前日20日に秋季キャンプ地の千葉・鴨川市で行ったチャリティーオークションで、47万1000円の収益があったと発表した。今年、自然災害の被害に見舞われた地域の義援金として日本赤十字社千葉県支部に寄付する。

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ロッテ平沢、50万円アップで「弟、妹にクリスマスプレゼントか、お年玉をあげたい」[サンスポ]

ロッテ・平沢大河内野手(18)=D1位、仙台育英高=ら高校出身のルーキー3選手が21日、秋季キャンプ地の千葉・鴨川市で契約更改交渉に臨み、平沢は50万円アップの1250万円でサインした。

超高校級の内野手として注目された平沢は、1軍で23試合に出場して打率.149の成績。プロの洗礼を受けた。

「まだまだ自分には1軍でやっていける力が足りない。それを分かったことが収穫の1年目だったと思います。秋季キャンプで取り組んだことを継続してやれるよう、このオフも鍛えたい。来季は、少なくとも50試合には1軍で出場したい」。

それでも、高校出身1年目で1軍に昇格したことが、球団から来季への“期待料”として認められた。昇給分については「弟、妹にクリスマスプレゼントか、お年玉をあげたい」と家族思いの一面をのぞかせていた。

なお、成田翔投手(18)=D3位、秋田商高=は10万円減の590万円、原嵩投手(18)=D5位、専大松戸高=は現状維持の500万円でサインした。

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ロッテ、鴨川秋季キャンプでチャリティーオークション開催、47万円を日本赤十字に寄付[サンスポ]

ロッテは20日、千葉・鴨川秋季キャンプで参加選手の直筆サイン入りアパレルグッズ24点を出品してのチャリティーオークションを実施し、47万1000円を売り上げた。21日、球団が発表した。今回の収益金は今年、自然災害の被害に見舞われた地域の義援金として日本赤十字社千葉県支部に寄付する。

主な落札品は、岡田のバットと帽子(6万円)、田村のバットとレガーズ(4万円)、平沢の打撃ジャージーとネックウォーマー(3万2000円)などだった。

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ロッテ、鴨川の漁師から“巨大ぶり”の差し入れ!!伊東監督「筋トレできる」[サンスポ]

千葉・鴨川秋季キャンプ中のロッテ・伊東勤監督(54)に21日、地元の漁師から、房総沖で獲れたばかりの新鮮なぶり6尾(1尾、約6キロ)が差し入れられた。同キャンプ中、同監督の発案により地元協力会の関係者を招いた2度のバーベキュー・パーティーを開催。そのお礼に届けられたもので、同監督も「これは大きいし、重たいね。筋トレができるよ。ありがたいことです」とご機嫌。ぶりといえば“出世魚”。今キャンプで鍛え上げた若手の“出世”も、これで間違いない!?

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現実的?平沢、50万円増で「弟、妹にお年玉あげるくらい」[スポニチ]

ロッテのドラフト1位ルーキー・平沢がキャンプ地の千葉県鴨川市内で契約更改交渉に臨み、50万円増の年俸1250万円でサインした。今季は23試合で打率.149に終わったが「高卒で1軍の試合に出たっていうのを評価してもらった」。

同じ高卒ドラフト1位の楽天・オコエは10月25日に現状維持の年俸1200万円で更改し「月に土地を買いたい」と壮大な夢を語ったが、こちらは堅実派。「宇宙に土地はいらない。弟、妹にお年玉をあげるくらい」とし、ナバーロの退団で二塁の定位置獲りのチャンスは広がったが「1軍で50試合は出たい」と目標は控えめだった。

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ロッテ、原は現状維持、将来の先発候補、来季キャンプ見据える[スポニチ]

ロッテのドラフト5位ルーキー・原が21日、キャンプ地の千葉・鴨川市内で契約交渉に臨み、現状維持の年俸500万円でサインした。

地元・千葉の専大松戸出身の右腕は1軍登板はなかったが、2軍では8試合に投げ1勝4敗の防御率4.05。「お金も大事だけど、野球をしている時間が1番。野球に集中したい」と話した。8月に右脇腹を痛め「無理しすぎた」。退団した小谷2軍投手コーチからは「ケガだけはして欲しくない。体を大事にしろ」と言われたという。

将来の先発候補として期待される。今月下旬から台湾のウインターリーグに参加する18歳は「来年のキャンプ1日目からアピールしたい」と意気込んだ。(金額は推定)

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ロッテ、成田は10万円減、肘痛め1軍登板なし、台湾Wリーグへ[スポニチ]

ロッテのドラフト3位ルーキー・成田が21日、キャンプ地の千葉・鴨川市内で契約交渉に臨み、10万円減の年俸590万円でサインした。

秋田商で「ドクターK」と言われた左腕。イースタンでは7試合で未勝利、18回を投げ9奪三振の防御率6.00だった。夏に左肘を痛めたこともあり、1軍登板なし。「ケガが響いて後半失速した部分はあった。1年通しての体力づくりについて行けなかった。下(下半身)が弱かったから、手投げになった」と反省した。今月下旬からは台湾のウインターリーグに参戦し、オフは地元・秋田で自主トレを行う予定。

「最低限2軍のローテを守れるようにしたい。切れと伸びのあるストレートを投げたい」と気合を入れた。(金額は推定)

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ロッテ、平沢は50万円増、二塁での出場も視野「体力つけないと」[スポニチ]

ロッテのドラフト1位ルーキー・平沢が21日、キャンプ地の千葉・鴨川市内で契約更改交渉に臨み、50万円増の年俸1250万円でサインした。

今季は攻守でプロのスピードについていけない場面が見られ、23試合で打率.149、0本塁打。「試合に出たことがプラスだと評価してもらった。オフで鍛えて夏場を乗り切る体力をつけないといけない」と来季に目を向けた。

本職の遊撃で鈴木とレギュラー争いをするが、二塁での出場も視野に入れる。二塁のナバーロは退団が決定しており「みんなにチャンスがある。色んな選手に負けないようにしたい」と話していた。22日にキャンプを打ち上げ、今月下旬から台湾のウインターリーグに参加する。(金額は推定)

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ロッテ、秋季キャンプでチャリティーオークション、47万円集まる[スポニチ]

ロッテは21日、前日20日に鴨川秋季キャンプで行ったキャンプ参加選手の直筆サイン入りアパレルグッズ24点を出品したチャリティーオークションで47万1000円の収益があったことを発表した。

収益は今年、自然災害の被害に見舞われた地域の義援金として日本赤十字社千葉県支部に寄付する。主な落札品と金額は岡田のバットと帽子(6万円)、田村のバットとレガース(4万円)などだった。

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ロッテ3年目・二木、1時間ぶっ通し221球、来季2桁勝利へ[スポニチ]

ロッテの3年目・二木が21日、千葉・鴨川秋季キャンプで1時間ぶっ通しの投球練習を行った。

ブルペンで休まずに221球を投げ込み「めっちゃきつかったです」。今季は開幕ローテーションに入り、7勝をマーク。「超追い込み」を掲げる地獄のキャンプを乗り切り、来季は2桁勝利を狙う。

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ロッテ伊東監督、ブリでウエートトレ?鴨川秋季Cに思わぬ差し入れ[スポニチ]

ロッテの千葉・鴨川秋季キャンプに思わぬ差し入れがあった。

キャンプ中に開催したバーベキューのお礼として、地元の漁師がブリを差し入れ。1匹6キロの新鮮なブリを両手に持った伊東監督は「これは凄い。ウエートトレーニングになるな」と、ご機嫌だった。

秋季キャンプもあと2日となった。

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平沢、50万円アップ「来年は少なくとも50試合以上は出たい」[報知]

ロッテの平沢大河内野手(18)が21日、秋季キャンプを行う鴨川市内で初の契約更改交渉に臨み、50万円増の1250万円でサイン。昨年のドラ1内野手は来季、1軍出場の倍増を最低目標に定めた。

初の更改にプロを実感した平沢。「ヒット1本で何ポイントとか、そういう見方をしているんだな」と新鮮な表情を浮かべた。高卒ルーキーで1軍23試合に出場したことがアップの決め手となったが、打率1割4分9厘、3打点の成績には納得いかない。「夏場はきつくて体重も落ちた。そこを乗り切れる体力をつけたい」と、鴨川キャンプで意識的にハードワークを貫いている。

「来年は少なくとも50試合以上は出たい」と抱負を語る18歳に、伊東監督は「少ないな」と一喝。「守備は合格点。あとは打つ方ですね」と2年目の飛躍に期待を寄せた。

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平沢が50万円増で更改「もっと出ないと…」成田、原と23日に台湾出発[報知]

ロッテのドラフト1位ルーキー・平沢大河内野手(18)が21日、秋季キャンプ中の鴨川市内で契約更改交渉に臨み、50万円アップの1250万円でサインした。同じく3位の成田翔投手(18)は10万円ダウンの590万円、同5位の原嵩(はら・しゅう)投手(18)は現状維持の500万円で初の契約更改を行った。3選手は台湾で行われるウィンターリーグ出場のため、23日に出発する。

平沢大河内野手
「高卒で1軍で試合に出たことを評価していただきましたが、もっと出なきゃいけない。その準備をオフでしっかりやりたいと思います。来年に向けて何が足りないのか、体力的にも技術的にも分かったことが大きい。やれることをしっかりやっていきたいです。」
成田翔投手
「8月に左肘を痛めて、シーズン後半は球速も出なかったし打者に向かっていく投球ができなかったので、覚悟はしていました。下半身が使えない分、肘に負担がかかったのだと思います。ただ、1年を乗り切れたことは収穫。オフは下半身をしっかり鍛えて、(来春の)キャンプ1日目からブルペンで投げられるようにしたいです。」
原嵩投手
「全てが初めての1年目でした。来季は家族や、お世話になった人達のためにも1軍でプレーしたいです。今は秋季キャンプで1軍の選手とコミュニケーションを取れて、大切な時間になっています。(プロとして)お金のことも大切ですが、今は野球に集中していきたいです。」

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チャリティーオークションの収益金を赤十字社に寄付[報知]

ロッテは21日、鴨川キャンプで実施したチャリティーオークションの収益金47万1000円を、自然災害の被災地への義援金として日本赤十字社千葉県支部に寄付すると発表した。

オークションは20日に行われ、岡田のバットと帽子(6万円)、田村のバットとレガース(4万円)、平沢のバッティングジャージとネックウォーマー(3万2000円)など24品が出品された。

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ロッテ平沢、1年目50万円増、来季「50試合は出たい」[デイリー]

ロッテの昨年のドラフト1位・平沢大河内野手(18)が21日、千葉県鴨川市内のホテルで契約更改交渉に臨み、50万増の1250万円でサインした。「高卒で試合に出たのが評価されたと思います」と、プロ1年目の足跡が凝縮した50万円を振り返った。

今季は23試合に出場して7安打3打点。2二塁打、1三塁打と持ち味も出したが、夏場には「体重が何キロも減った」と体力不足を思い知らされた。

それでも最低限、ドラ1の面目は施した。来季は「50試合には出たい。1年を通して1軍にいるのが目標ですが」と話す。伊東監督は「守備は合格点。あとは打撃を磨くことだ」とハッパを掛ける。

50万増。「弟達にお年玉をあげようかな」。目先の金よりも、まずは体力。本人がよく分かっている。

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ロッテ、チャリティーオークションで47万円を寄付、秋季キャンプで実施[デイリー]

ロッテは21日、鴨川秋季キャンプで20日に選手の直筆サイン入りアパレルグッズ24点を出品してチャリティーオークションを行った結果、47万1000円の収益があったことを発表した。

今年、自然災害の被害に遭った地域への義援金として日本赤十字社千葉県支部へ寄付をする。

主な落札品は次の通り。岡田選手のバットと帽子(6万円)、田村選手のバットとレガース(4万円)、平沢選手のバッティングジャージーとネックウォーマー(3万2000円)など。

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平沢50万円増、原は現状維持[千葉日報]

千葉ロッテの平沢が21日、50万円増の年俸1250万円で契約を更改した。宮城・仙台育英高からドラフト1位で入団した今季は23試合で打率1割4分9厘。「体力も技術も、やらないといけないものが明確に見えた。来年は1年間、1軍にいて50試合は出たい」と目標を掲げた。

また、ともに1年目の成田は10万円減の年俸590万円、原は現状維持の500万円でサインした。

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義援金47万円寄付[千葉日報]

千葉ロッテは21日、秋季キャンプ地の鴨川市で行ったチャリティーオークションで、47万1千円の収益があったと発表した。自然災害の被害があった地域への義援金として、日本赤十字社千葉県支部に寄付する。

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[千葉魂]友たちの思い胸に新たな始動、福浦、24年目のシーズンへ鍛錬[千葉日報]

黙々と汗を流した。誰もいないマリンのウエート場。そこに来年でプロ24年目を迎える福浦和也内野手の姿があった。重い負荷の器具を使ったものもあれば、柔軟性を重視したメニューもある。その1つ1つを丁寧に行っていた。広い空間には、ベテランの呼吸をする音だけが響き渡っていた。一通りのメニューを終えると、深く息を吐いた。そして、静かに自分自身に話しかけるように切り出した。

「自分が最後になるとはね。みんな、いなくなったなあ。こればっかりはしょうがないことだけどね」。

今シーズン限りで1歳年下のサブローが現役を引退した。これで、31年ぶりの日本一を果たした2005年の優勝を経験した1軍メンバーはチーム内に福浦を残すのみとなった。その年に入団をしてかわいがっていた大松尚逸外野手も、戦力構想から外れた。まだ他球団でプレーをしている選手はいるが、マリーンズ内であの感動の瞬間を知る選手は一人となった。誰もいなくなったウエート場で、思わず寂しさがこみ上げた。みんな、ここで一緒に汗を流していた。チームを強くしようと頑張っていた。しかし、今残るは自分1人。この現実こそがプロの世界であることは重々、承知をしている。もちろん、そのような気持ちに浸るつもりはない。だから、まだ来季に向けた本格的な始動をしていない今。誰もいない空間で、この一瞬だけ一緒に闘った仲間達のことを思い、天井を見上げた。

サブローとの別れは突然、訪れた。夜、遅い時間。突然、携帯電話でその旨を伝えられた。球団から発表をされる少し前のことだった。同じ高卒でプロ入り。1歳年下で一緒にいる時間は多かった。寮生活をしていた頃はよく部屋に遊びに行った。時にはサブローが部屋にいなくても部屋に入って、くつろいでいた。そういう仲だった。「部屋では一緒にテレビを見ていたかなあ。お笑いなどのバラエティーとか。もう、弟みたいな存在。自分にとっては特別だった」。だからこそ引退試合は特別な思いで見守った。

「アイツの泣いている姿を見て、オレも涙腺が緩んだ。号泣したいぐらいだった」。試合が終わり、セレモニーが始まると、直接、花束を渡した。肩に手を当てると「お疲れさん。ありがとう。サブはオレにとって兄弟だよ!」と話しかけた。そしてお互い、涙した。

「プロ入りして、嬉しい時も、つらい時も一緒だった。今年はファームでも一緒にいる時間も長かった。よく野球の話をしたなあ。打撃の話が中心だったけどね。フォームの話で、ああでもない、こうでもないってよく議論をぶつけあっていたよ」。

背番号「9」はそんな先にユニホームを脱いだ仲間達の思いを胸に、2017年シーズンに向けて新たな一歩を踏み出す。今は週に6日ほどウエートとランニング中心のメニューを消化。今年、体重が少し落ちた反省から夜、寝る前にプロテインを飲むなどしてビルドアップも心がけている。

「おかげさまで、まだ動ける。肩も問題ない。目も速いボールを見極められているし、しっかりとボールについていけている。今はやることをしっかりとやって、万全の準備をして備えるだけだよ。支えてくれる人、応援してくれる人、仲間達のためにもね」。

来季、42歳を迎えるが日々の努力の積み重ねでつくり上げてきた体は健在だ。今シーズン、手応えを感じた一打もあった。8月4日のファイターズ戦(マリン)。8回に榎下の140キロ高めのストレートをバットに合わせると、流すように左ポール際にはじき返した。打球はグングンと伸び、フェンスに当たる二塁打。今季2度目の猛打賞を放った。流し打ちでのフェンス直撃の強烈な一打。手には確かな手応えが残った。

「2000本安打?それはまったく頭にないし、それを目標にプレーをしてはいない。それは今も昔も変わらない自分のスタイル。気持ちは1つだね。マリンで優勝をしたい。2回、日本一になったけど、いずれもビジターだからね。オレはマリンのファンの前で胴上げをしたい。何としてもしたい。その思いしかないよ」。

長いトレーニングが終わって、帰宅するときには昼すぎから降っていた雨はやんでいた。ふと思い出したかのようにつぶやいた。「来年はとり年か。日本一になった05年も、とり年だったなあ。あれから12年。一回りか。早いなあ。本当に早い」。年輪を重ねた男が温和な表情を見せた。ファンのために。マリンで最高の瞬間を手にするために。大ベテランは今年もまたいつもと変わらぬ精力的なオフを過ごす。24年目のシーズンに向けた鍛錬の日々は始まっている。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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