名前 | 年俸 | 前年比 |
---|---|---|
大嶺祐 | 3000万円 | ▼640 |
二木 | 1800万円 | △1260 |
田中靖 | 1000万円 | △450 |
阿部 | 950万円 | − |
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
選手名 | 球団 | 1位 | 2位 | 3位 | 点数 | 選手名 | 球団 | 1位 | 2位 | 3位 | 点数 |
◎新井貴浩 | 広 | 120 | 51 | 28 | 781 | ◎大谷翔平 | 日 | 253 | 1 | 0 | 1268 |
菊池涼介 | 広 | 54 | 46 | 21 | 429 | レアード | 日 | 0 | 85 | 43 | 298 |
鈴木誠也 | 広 | 35 | 50 | 40 | 365 | 中田翔 | 日 | 0 | 50 | 40 | 190 |
野村祐輔 | 広 | 19 | 43 | 40 | 264 | 和田毅 | ソ | 0 | 24 | 28 | 100 |
筒香嘉智 | デ | 19 | 20 | 45 | 200 | 西川遥輝 | 日 | 0 | 11 | 11 | 44 |
ジョンソン | 広 | 5 | 23 | 25 | 119 | 宮西尚生 | 日 | 1 | 8 | 12 | 41 |
山田哲人 | ヤ | 9 | 14 | 27 | 114 | 石川歩 | ロ | 0 | 7 | 10 | 31 |
黒田博樹 | 広 | 6 | 10 | 12 | 72 | 増井浩俊 | 日 | 0 | 6 | 10 | 28 |
坂本勇人 | 巨 | 1 | 5 | 11 | 31 | 角中勝也 | ロ | 0 | 5 | 6 | 21 |
中ア翔太 | 広 | 1 | 0 | 4 | 9 | 内川聖一 | ソ | 0 | 4 | 7 | 19 |
丸佳浩 | 広 | 0 | 1 | 2 | 5 | サファテ | ソ | 0 | 2 | 4 | 10 |
石原慶幸 | 広 | 0 | 1 | 0 | 3 | 有原航平 | 日 | 0 | 1 | 4 | 7 |
菅野智之 | 巨 | 0 | 0 | 1 | 1 | 柳田悠岐 | ソ | 0 | 2 | 1 | 7 |
白票 | 0 | 5 | 13 | 28 | 高梨裕稔 | 日 | 0 | 0 | 4 | 4 | |
陽岱鋼 | 日 | 0 | 1 | 1 | 4 | ||||||
糸井嘉男 | オ | 0 | 0 | 4 | 4 | ||||||
谷元圭介 | 日 | 0 | 0 | 1 | 1 | ||||||
田中賢介 | 日 | 0 | 0 | 1 | 1 | ||||||
千賀滉大 | ソ | 0 | 0 | 1 | 1 | ||||||
浅村栄斗 | 西 | 0 | 0 | 1 | 1 | ||||||
則本昂大 | 楽 | 0 | 0 | 1 | 1 | ||||||
白票 | 0 | 47 | 64 | 205 |
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||
---|---|---|---|---|---|
選手名 | 球団 | 投票数 | 選手名 | 球団 | 投票数 |
◎山俊 | 神 | 220 | ◎高梨裕稔 | 日 | 131 |
今永昇太 | デ | 32 | 茂木栄五郎 | 楽 | 116 |
戸柱恭孝 | デ | 13 | 吉田正尚 | オ | 3 |
下水流昂 | 広 | 1 | 多和田真三郎 | 西 | 2 |
原口文仁 | 神 | 1 | スアレス | ソ | 1 |
該当者なし | 2 | 該当者なし | 1 |
ロッテ林信平球団本部長(55)は28日、今季で2年契約が切れるアルフレド・デスパイネ外野手(30)に対し、大型契約を提示していることを明かした。球団事務所で「最大級の条件を提示している。長い期間です。これまでの外国人選手と比べても、金額は高い」と話した。今季推定年俸2億5000万円からのアップは確実。3年総額で最大12億円以上とみられる。
キューバ出身のデスパイネは、同国政府が交渉相手。ソフトバンクも獲得に動く中、林本部長は21日に日本を出発し、キューバで政府担当者と直接交渉に乗り出していた。デスパイネも同席し、条件を提示。本人からは残留希望を伝えられたそうだが、決定権は政府にある。「もう少し検討したいということだった。(回答は)だいたい2週間だと思う」と説明。今月末が提出締め切りの保留者名簿には、スタンリッジ、チェンとともに、デスパイネも載せる。
ロッテ林信平球団本部長(55)は28日、今季で2年契約が切れるアルフレド・デスパイネ外野手(30)に対し、大型契約を提示していることを明かした。
球団事務所で「最大級の条件を提示している。長い期間です。これまでの外国人選手と比べても、金額は高い」と話した。今季推定年俸2億5000万円からのアップは確実。3年総額で最大12億円以上とみられる。
ロッテ角中勝也外野手(29)が28日、都内で行われた「NPBアワーズ2016」で、首位打者、最多安打、ベストナインの表彰を受けた。
首位打者は自身2度目。だが「今年は初めて全試合出場してのタイトルなので、嬉しいです。それなりに、思うようにいったのかなあと」と全試合出場を喜んだ。
来季については「連続で良い成績を残したことがない。来年も残せるよう頑張ります」と話した。
ロッテ鈴木大地内野手(27)が28日、都内で行われた「NPBアワーズ2016」でベストナインの表彰を受けた。
自身2度目の受賞に「僕よりうまい選手がたくさんいる中で、この賞。自信になるし、光栄です」と喜んだ。来季の目標については「やっぱり、最後まで野球をやりたい。全員、そう思っている。先頭に立っていきたい」と話した。
ロッテ石川歩投手(28)が28日、都内で行われた「NPBアワーズ2016」で、最優秀防御率を表彰された。
壇上に上がると「良い投手がたくさんいるパ・リーグで、このような賞を取れて嬉しいです。チームメート、特に田村のリードがあって取れたと思います」と、捕手の田村に感謝していた。
ロッテ田村龍弘捕手(22)が28日、都内で行われた「NPBアワーズ2016」でベストナインの表彰を受けた。
初受賞に「嬉しいです。大したことはできてないですが、良い捕手が多いパ・リーグの中で取れて良かったです」と喜んでいた。
ロッテの育成ドラフト2位、日本ウェルネススポーツ大・菅原祥太外野手(23)が28日、茨城・北相馬郡の同大で入団契約を結んだ。支度金300万円、年俸240万円。
契約を終えた菅原は「頑張ろうという気持ちです。そして、やってやろうという思いになりました。ファンの方に1日でも早く顔と名前を覚えていただきたいです。そして、しっかりとアピールをして1日でも早く支配下登録をしていただきたいです。メジャーリーガーの上原浩治さんに似ているとは言われたことはありますが、恐れ多いです!」と意気込んでいた。(金額は推定)
ロッテ林信平球団本部長(55)が28日、アルフレド・デスパイネ外野手(30)との残留交渉について言及した。
キューバ政府の担当者と直接交渉するため、キューバに渡っていた。滞在中は、デスパイネ本人も交え、政府担当者と交渉。「大事な戦力。最大限の条件を提示して、説明しました」と話した。キューバ政府側からの最終回答まで「だいたい、2週間ほど」を見込んでいる。
26日に帰国したが、羽田空港に降り立ち、携帯を開いて初めてカストロ氏の死去を知り、驚いたという。「カストロさんが亡くなったことが、どう影響するのか。分かりません。行政が止まるのか。さすがに全部がストップすることはないでしょうけど、何とも言えませんね」と、回答に遅れが出ることも想定していた。
ロッテ阿部和成投手(27)が28日、QVCマリンで契約更改交渉を行い、現状維持の年俸950万円でサインした。
今季は自身初の開幕1軍を果たしたが、シーズンを通した働きはできなかった。13試合で勝ち負けなし。防御率4.67だった。
来季で10年目を迎える右腕は「高卒で入って、周りを見て、正直、10年もやれるとは思っていませんでした。そこは嬉しいですが、まだまだ。10年目は野球をやっていて1回しかない。いい年にしたいです」と、来季へ向けて意気込んでいた。(金額は推定)
ロッテ大嶺祐太投手(28)が28日、QVCマリンで契約更改交渉を行い、640万円ダウンの年俸3000万円でサインした。
昨季は先発ローテに入り、自己最多8勝を挙げた。今季は開幕から苦しみ、5月前半で2軍落ち。7月中旬に復帰してからは、中継ぎとして働いた。14試合、1勝3敗、防御率6.49だった。「今年は本当に何もしてません。結果を受け入れて、来年という気持ちしかありません」と巻き返しを誓った。(金額は推定)
ロッテ二木康太投手(21)が28日、QVCマリンで契約更改交渉を行い、1260万円アップの年俸1800万円でサインした。
3年目の今季はほぼ1年間、ローテを守り、7勝9敗、防御率5.34を残した。3倍以上のアップとなり、「正直、ここまで投げられるとは思いませんでした。今年はすごくチャンスをもらった1年だった。来年は、ここまでチャンスはもらえないと思う。ドラフトで先発も入ったし、しっかりオフを過ごして、少しでもレベルアップできるよう頑張ります」と話した。(金額は推定)
ロッテ田中靖洋投手(29)が28日、QVCマリンで契約更改交渉を行い、450万円アップの年俸1000万円でサインした。
昨季限りで西武を戦力外となり、テストをへてロッテに入団した。今季前半戦は1軍に昇格できなかったが、5月終わりに自らサイドに転向したことが転機となった。8月に昇格を果たし、そこからは右の中継ぎとして結果を出した。最終的には、17試合で0勝1敗、防御率2.76だった。
「最初は敗戦処理だったけど、徐々に向こうの4番、右の主軸が多くなった。そこを任せてもらえるよう、強気のピッチングを続けたい」と来季への意気込みを語った。
1月には、理恵子さんと結婚。12月に挙式を控える。昇給分で彼女に何か贈るのかと聞かれ、「小遣い制なので、何とも(笑)。でも、何かプレゼントしたいです」と答えた。(金額は推定)
ロッテ田中靖洋投手(29)が今年1月に結婚していたことが27日、分かった。相手は、島根出身の理恵子さん(26)。西武時代の14年春に知人に紹介され、「かわいらしい人」と一目惚れ。すぐに交際が始まった。
15年10月に戦力外となった際、「仕事が変わっても、あなたについていきます」と言われ、結婚を決意。その後にロッテ移籍が決まり、今年1月に旅行先のハワイでプロポーズした。12月に挙式の予定だ。
理恵子さんは今も美容院での仕事を続けている。脂肪がつきやすい田中靖に配慮して、豚肉ではなく鶏肉を使ったチキンカツ丼が得意料理。田中靖は「苦しい時も笑顔に救われました。彼女に楽をさせたい」と、決意を新たにしていた。
ロッテは28日、球界初の売り子アイドルグループ「マリーンズカンパイガールズ」の新メンバー募集について発表した。
今季限りでメンバー6人のうち、リーダーをのぞく5人が卒業。17年メンバーの募集を、エイベックスのオーディションサイトで行う。来年1月中に締め切り、同月に面接。来季のホーム開幕戦から活動する予定だ。マリンで開催される公式戦でビールの販売をするかたわら、球場外ステージでのライブ活動などを行う。
リーダーの今井さやかは「3年目を迎えるマリーンズカンパイガールズとして一緒に活動してくれるやる気のある方、マリーンズが好きな方、ダンスや歌うのが好きな方、ぜひ一緒に活動しましょう!野球が分からなくても大丈夫です。私も最初は何も分かりませんでしたが、今では全国や海外の球場へ行く程の大ファンです。売り子を通してマリーンズの応援の一体感や素敵なファンの皆さんと出会って欲しいなあと思っております。沢山のご応募、お待ちしております! 私も来年、売り子歴10年目に突入します。新メンバーに負けないよう頑張ります!!」と呼び掛けた。
ロッテ・林信平球団本部長(55)は28日、今季で2年契約を終え、ソフトバンクが獲得に興味を示しているアルフレド・デスパイネ外野手(30)の残留に向け、窓口となっているキューバ政府と本格交渉を行ったことを明らかにした。
林球団本部長は21日にキューバへ出発し、26日に帰国。首都ハバナで交渉を行った。「デスパイネ本人も交え、話し合うことができた」と説明。「長い(契約)期間になるし、金額も大きくなる。ロッテの外国人選手でも例はないと思う」とし、球団の外国人選手では最高額となる3年12億円規模(推定)の条件を提示したもようだ。
フィデル・カストロ前国家評議会議長の死去に伴う行政への影響も考えられ、結論は12月中になるという。
ロッテ3年目の二木が28日、約3倍増の1800万円でサインした。今季は開幕ローテ入りを果たし、7勝9敗。チームの開幕ダッシュに貢献したことが評価された。新人王獲得なら同郷・鹿児島のアイドル、AKB48の柏木由紀との対談が約束されていたが、幻に。「会いたかったぁ〜」とため息も、球団側は「来季2桁勝利なら!!」と再約束。右腕は「ヘビーローテーションで臨みます」。中4日も辞さず!?
今季のプロ野球のタイトル獲得者らを表彰する「NPB AWARDS 2016 supported by リポビタンD」が28日、東京都内で開かれた。最優秀防御率の石川は2014年の新人王以来、2年ぶりの表彰式に「緊張しました。前回は1人だったので、心細かったことを覚えてます」。チームはこの秋、D1位・佐々木(桜美林大)ら投手陣を大量補強。“シンカーの神様”は「すごい競争になる。佐々木君にシンカーを教わります」と、まさかの弟子入り志願!?
今季のプロ野球の最優秀選手(MVP)が28日に発表され、パ・リーグは投打にわたる活躍で日本ハムを日本一に導いた大谷翔平選手(22)、セ・リーグは広島の25年ぶりのリーグ優勝に貢献した新井貴浩内野手(39)がともに初選出を果たした。
ロッテは石川と角中が投打の主要タイトルを獲得した。石川は防御率2.16で最優秀防御率に輝き「チームメートの守り、特に田村のリードに支えられた」と感謝。あと1勝届かなかった最多勝も来季は期待されるが「勝ち星は自分でコントロールできない。1年間しっかり投げたい」と控えめだった。
角中は自己最高の打率3割3分9厘で2度目の首位打者となった。「これ以上の打率は難しい。最低3割打って、あとはいいところで打てれば」とこちらも謙虚だった。
ロッテの育成ドラフト2位・菅原祥太外野手(23)=日本ウェルネススポーツ大、1メートル83、95キロ、左投げ左打ち=が29日、茨城県北相馬郡の同大内で契約した。支度金300万円、年俸240万円(いずれも推定)。背番号は新入団会見にて発表予定。
ロッテ・林信平球団本部長は28日、アルフレド・デスパイネ外野手(30)の残留問題について、「キューバ政府、デスパイネ本人を交えて長い時間をかけ、話し合うことができた。球団としては大きな戦力。残ってもらえるよう、改めて説明した」とコメントした。
さらに条件面では「長い期間(契約)になるし、金額も大きくなる」と大型の複数年契約を提示したことを明らかにした。一方、デスパイネは「プレー環境、居心地ともいい。引き続きロッテでプレーしたいともいってくれた」と引き留めに自信をみせた。
同球団本部長は21日にキューバへ出発し、26日に帰国。首都ハバナでキューバ政府と残留交渉を行っていた。フィデル・カストロ前議長の死去による行政への影響も考えられ、結論は12月中になるものとみられる。
デスパイネには、ほかにソフトバンクが獲得に興味を示している。
ロッテ・大嶺祐太投手(28)が28日、QVCマリンで契約更改交渉に臨み、640万円ダウンの3000万円でサインした。今季は開幕ローテショーン入りを果たしながら、期待を大きく裏切る1勝止まりで、防御率も6.49。「今年は本当に何もしていないので、来年、取り返すという気持ちしかない。見返します」と険しい表情をを浮かべた。
今春、故郷の沖縄・石垣島キャンプ中に歌手、琴菜と結婚。来月には那覇市内で披露宴が予定される。また、年明けの1月には石垣島で単独自主トレ敢行と、「先発、リリーフ、チームの力になれるのならどこでも投げる。こだわりはないです」と心機一転を誓った。
また、阿部知成投手(27)は現状維持の950万円で更改した。
ロッテ・二木康太(ふたき・こうた)投手(21)が28日、QVCマリンで契約更改交渉に臨み、1260万円アップの1800万円でサインした。
高卒3年目の右腕は今季、開幕ローテーション入り。22試合に登板、7勝9敗、防御率(5.34)の成績を残した。来季もさらなる飛躍が期待される同投手は「後半になってバテないよう、1年間を通して働ける体力を身につけたい。目標は2桁勝利です」と“ヘビーローテーション”でのフル回転を誓った。
ロッテ・田中靖洋投手(29)が28日、QVCマリンで契約更改交渉に臨み、550万円から450万円アップの1000万円でサインした。
同投手は昨年限りで西武から戦力外通告を受け、ロッテにはテスト入団。前半戦は結果が出ずに苦しんだが、右上手投げからサイドスローに“フォーム改造”。これが奏功して、後半戦から1軍に昇格。リリーフとして17試合に登板、0勝1敗ながらも防御率2.76で故障者が続出した投手陣を救った。
「テスト生から這い上がってきたことを評価してもらいました。自分でも驚くぐらいの昇給でした」と笑顔の同投手は今年1月、結婚していたことも明らかにした。夫人の理恵子さん(26)とは知人の紹介で知り合い、同投手が一目惚れ。「いい報告ができます」とさらに笑顔が弾けた。
ロッテから誕生した球界初の売り子アイドルグループ「マリーンズカンパイガールズ(カンパイG)」−。
今季、QVCマリンで開催された公式戦全試合でビールの販売をするかたわら、球場外ステージでのライブ活動、「TOKYO IDOL FESTIVAL 2016」ほか、各地で行われたライブに精力的に出演し、野球界、アイドル界に旋風を巻き起こした。その新メンバーの募集を26日、開始した。同日、球団が公表した。
募集はエイベックスのオーディションサイト。新メンバーの応募は1月中に締め切り、同月に面接を行い、来シーズンのホーム開幕戦から活動していく予定。また、来季は球場外でのライブなど音楽活動にも積極的参加を行う方針。カンパイGは、今季のメンバー6人中、5人が卒業した。
3年目でプロ初勝利を挙げるなど7勝をマークしたロッテ・二木がQVCマリンで契約更改を行い、1260万円増の年俸1800万円でサインした。
「高卒3年目で投げたことを評価していただいた。ここまで投げられるとは思っていなかった」と喜んだ。
球団は二木が新人王を獲得すれば同じ鹿児島出身でファンという「AKB48」の柏木由紀と対談を検討予定だった。今オフは夢となったが球団関係者は「来季2桁勝利すれば、再検討します」ともう1度、「ゆきりん対談」のニンジンをぶら下げてさらなる活躍を期待した。これには二木も「再チャレンジですね」と笑顔。来季は開幕からローテーションを守ることを誓った21歳は、色紙にAKB48の曲にかけて「ヘビーローテーション」と記して、しっかりオチをつけていた。
キューバ政府とデスパイネの残留交渉を行い、26日に帰国したロッテの林信平球団本部長が現状を説明。
「最大限の条件提示をして、協議してきた。長い契約で金額も大きくなる」と3年以上の大型契約を提示したとみられる。今季24本塁打、92打点の大砲にソフトバンクも興味を示しているが、林本部長は「本人はロッテでプレーしたいと口にしている。政府は“本人の意向を尊重する”と言っている。手応えは悪くない」。30日に提出期限を迎える保留者名簿にも名前を残し、結論が出る時期については「2週間くらいかな」と見通しを明かした。
投手の分業が進み、先発の完投が年々減っている。今季12球団の完投数合計は93で、4年連続で2リーグ制後の最少を更新した。試合後半になって先発の球威が落ちたり打者の目が慣れると、完投も難しくなる。では試合後半も前半と同様に、またはそれ以上に打者を抑えられる投手は誰か。今季規定投球回に到達した26人のうち、打順3巡目以降の被打率が低い投手をランク付けした。
1位は防御率2.16でタイトルを獲得した石川(ロ)で、3巡目以降の被打率が.2186。2位はわずか1毛の僅差で、小川(ヤ)が.2187でつけた。石川のトップは順当だが、小川は両リーグワーストの防御率4.50ながら意外なランクインだ。3位は有原(日)で.223。トップ3には20代中盤の若手投手が並んだ。
石川は打順1巡目の被打率が.266、2巡目は.226。打順が回るほどよく抑えている。スタミナに加え、慣れた相手の目先を変える投球術が光る。なお規定投球回未満の先発では、5完投3完封の山口(D)が.217と好成績。そして特筆すべきがパMVPに輝いた大谷(日)で、驚異の.115。球界の常識を破る二刀流右腕は、どこまでも規格外だ。
4年ぶり2度目の首位打者と初の最多安打に輝いたロッテ・角中が、来季は最高出塁率を狙う。
今季は柳田に次ぐ2位の.417。「出塁率(のタイトル)に関しては思いがある。チャンスあるかなと思ったら(1位と)離されすぎた」と振り返った。2度目のベストナインの表彰も受け「外野手にいい選手が多いので、獲れて嬉しい」と話した。
ロッテの田中靖が450万円増の年俸1000万円で契約を更改した。
西武を戦力外になりテスト入団した今季、右肘を下げるフォーム改造で手応えをつかみ17試合で防御率2.76。「テスト生からはい上がってきたのを評価してもらった」と喜んだ。今年1月に一般女性の理恵子さん(26)と結婚していたことも明かし「自分だけではなく相手の人生も背負っているので、がむしゃらにいきたい」と決意を語った。
最優秀防御率を獲得したロッテ・石川がNPBアワーズに出席した。
壇上では「田村のリードに支えられて、こういう数字を残せた」と感謝を述べた。ドラフト1位・佐々木千(桜美林大)が加入し、先発陣の層はさらに厚くなる。佐々木千の決め球は石川と同じシンカー。式を終えた石川は「佐々木君に負けないように頑張る。シンカー(の投げ方)とか聞きたい」と謙虚に話し、笑いを誘った。
ロッテは28日、育成ドラフト2位で指名した菅原祥太外野手(23=日本ウェルネススポーツ大)と支度金300万円、年俸240万円で契約を結んだ。チームに貴重な長距離砲として期待がかかる。
菅原は「(契約を終えて)頑張ろうという気持ちです。そしてやってやろうという思いになりました。ファンの方に1日でも早く顔と名前を憶えていただきたいです。そして、しっかりとアピールをして1日でも早く支配下登録をしていただきたいです」と話した。
キューバで政府とのデスパイネ残留交渉を行い、26日に帰国したロッテ・林信平球団本部長が28日、QVCマリンで取材に応じた。
「デスパイネは大事な戦力なので球団から最大限の条件提示をして、協議してきた。(結論まで)2週間くらいかかる感じ」と見通しを示した。
現地でデスパイネ本人とも会談した林本部長は「本人はロッテでプレーしたいと口にしている。政府は常に“本人の意向を尊重する”と言っている」と話していた。
ロッテの阿部和成投手(27)が28日、QVCマリンで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸950万円でサインした。
今季中継ぎで13試合に登板し、防御率4.67。4月には右足関節三角じん帯損傷のケガで離脱を余儀なくされた。「成績を残せなかった。ケガがなければできたかなという気持ちはある」と悔しさをにじませた。
来季10年目を迎える右腕は「10年目という節目は1回しかないので、今までで1番いい年にしたい。30試合以上投げないといけない。10年目なので自分の立場は分かっている」と話した。(金額は推定)
ロッテの大嶺祐太投手(28)が28日、QVCマリンで契約更改交渉に臨み、640万円ダウンの年俸3000万円でサインした。
今季は開幕ローテーション入りしながら1勝止まりで防御率6.49に終わった右腕は「今年は本当に何もしていないので、来年取り返すってい気持ちしかない」と表情を引き締めた。
真っ直ぐの威力を取り戻すために、オフの12月もブルペンに入る予定。「フェニックス(リーグ)では(球速が)147キロまで上がってファウルも取れていた。来年につながるように継続していきたい」と話した。(金額は推定)
ロッテの二木康太投手(21)が28日、QVCマリンで契約更改交渉に臨み、1260万円増の年俸1800万円でサインした。
今季は開幕ローテーションを勝ち取り、プロ初勝利を含む7勝を挙げた右腕は「高卒3年目で投げたことを評価していただいた。凄くチャンスをもらった1年だった」と話した。
来季に向けては「しっかりオフにレベルアップして来年の開幕ローテーションに入れるようにしたい」と誓った。(金額は推定)
ロッテの田中靖洋投手(29)が28日、QVCマリンで契約更改交渉に臨み、450万円増の年俸1000万円でサインした。
西武を戦力外になり、テスト入団した今季は17試合に登板し、防御率2.76と結果を残した。右肘をスリークオーター気味に下げて手応えをつかんだ右腕は「サイドで上に定着している選手がいなかったので、自分の意思で腕を下げた。シュートも動いてくれるようになった」と話した。
今年1月には一般女性の理恵子さん(26)と結婚していたことも明かし「自分だけの人生ではなくなったので、がむしゃらにいきたい」と決意を語った。(金額は推定)
ロッテは28日、球界初の売り子アイドル「マリーンズカンパイガールズ」の新メンバーを募集すると発表した。
今季のメンバー6人のうち、リーダー・今井さやかを除く5人が23日のファン感謝デーを最後に卒業していた。応募は来年1月中に締め切る予定。担当者によると、来季は球場以外のライブ活動も積極的に行う方針だという。
リーダー・今井さやかは「3年目を迎えるマリーンズカンパイガールズとして一緒に活動してくれるやる気のある方、マリーンズが好きな方、ダンスや歌うのが好きな方、ぜひ一緒に活動しましょう!野球が分からなくても大丈夫です。私も最初は何も分かりませんでしたが、今では全国や海外の球場へ行くほどの大ファンです。売り子を通してマリーンズの応援の一体感や素敵なファンの皆さんと出会って欲しいなぁと思っています。たくさんのご応募、お待ちしております!私も来年、売り子歴10年目に突入します。新メンバーに負けないよう頑張ります!!」と話した。
売り子の制服だけではなく、セクシーな水着姿もロッテファンの間で話題となっている。
ロッテが、アルフレド・デスパイネ外野手(30)に球団史上最大級の大型契約を提示したことが28日、分かった。少なくとも3年総額12億円を提示したとみられ、残留へ破格の条件で引き留めを狙う。
林球団本部長はデスパイネの母国キューバで同政府と交渉し、26日に帰国。この日、QVCで取材に応じ、「うちの外国人では(契約が)最も長くなり(年俸も)高くなる」と明かした。今季、年俸2億5000万円での2年契約が終了。球団も24発、92打点の主砲の残留を最優先事項としている。
ソフトバンクも獲得に意欲を見せ、決着は12月中旬までもつれる見込み。本人は残留希望とみられ、林本部長は「政府も本人の意向を最大限に尊重するという話。手応えは悪くない」と自信を見せた。
ロッテは28日、育成2位・菅原祥太外野手(23)=日本ウェルネススポーツ大=と茨城県北相馬郡の同大で入団交渉を行い、支度金300万円、年俸240万円で契約した。
背番号は13日の新入団会見にて発表される予定。菅原は「(契約を終えて)頑張ろうという気持ちです。そしてやってやろうという思いになりました。ファンの方に1日でも早く顔と名前を憶えていただきたいです。そして、しっかりとアピールをして1日でも早く支配下登録をしていただきたいです」と話した。
ロッテ・二木(ふたき)康太投手(21)が28日、QVCで契約更改し、約3.3倍アップ(1260万円増)の年俸1800万円を勝ち取った。
入団3年目の今季は開幕ローテに抜擢され、7勝(9敗)をマーク。2年連続のAクラス入りに貢献した。「正直、ここまで投げられるとは思っていなかった。今年はチャンスをすごくもらった1年。後半失速したので、来季はここまでチャンスはもらえません。少しでもレベルアップして、開幕ローテに入って2ケタ勝利を目指したい」と意気込みを語った。
来季もさいたま市内の球団寮に残る右腕。「(退寮は)全く考えてません。しっかり貯金したいです」と、4年目も野球だけに打ち込む決意を明かした。
ロッテ・田中靖洋投手(29)が28日、QVCで契約更改し、450万円増の1000万円でサインした。昨オフに西武から戦力外通告を受けた右腕は、秋季キャンプでのテスト入団からはい上がってアップを手にした。シーズン後半からは17試合に登板して防御率2.76。投球フォームをサイドに変更して再起をかけたことも奏功し、中継ぎとして重要な局面も任された。
今年1月には一般女性とも結婚。「今年はテスト入団から、自分の力ではい上がったことを評価されました。(結婚して)相手の人生も背負っているので、がむしゃらにやるだけ」と、来季は一層の飛躍を誓っていた。
ロッテは28日、メンバー6人中5人が卒業した売り子アイドルグループ「カンパイガールズ」の新メンバー募集を開始したことを発表した。募集はエイベックスのオーディションサイトにて行い、1月中に締め切り。面接を経て新メンバーが決定し、来季のホーム開幕戦から活動する予定。来季は球場外でのライブなど音楽活動も積極的に参加する方針だ。
メンバーで唯一、残留するリーダーの今井さやかは「3年目を迎えるマリーンズカンパイガールズとして一緒に活動してくれるやる気のある方、マリーンズが好きな方、ダンスや歌うのが好きな方、ぜひ一緒に活動しましょう!野球が分からなくても大丈夫です。売り子を通してマリーンズの応援の一体感や素敵なファンの皆さんと出会って欲しいなあと思って追います」と呼びかけた。
首位打者、最多安打、ベストナインで表彰されたロッテ・角中勝也外野手が来季の躍動を誓った。
今季初めて全試合出場してのタイトルに「嬉しいです。それなりに思うようにいったと思う」と満足げ。だが、既に来季に目を向け、「連続していい成績を残せていない。来季もいい成績を残したい」と力を込めた。
アルフレド・デスパイネ外野手(30)の残留交渉のためキューバ入りしていたロッテ・林信平球団本部長は28日、QVCマリン内で「(残留へ)最大限の条件提示をしてきた」と明かした。3年の複数年で総額10億円以上の契約を提示したとみられる。
今季24本塁打、92打点をマークした優良助っ人の流出だけは何としても避けたい。林本部長は現地で、キューバ政府のスポーツ省高官にデスパイネも交えて何度も会談を重ね、「必要な戦力だ」と訴えた。本人は「居心地、プレー環境もいい。ロッテでやりたい」と話し、キューバサイドも「本人の希望を優先する」と従来通りの姿勢を示したという。
林本部長は「感触は悪くない」と手応えを強調したが、ソフトバンクも獲得に動いており、予断を許さない。回答期限は2週間。ただ、カストロ前議長の死去に伴い、行政全般に影響が出ることが予想され、結論は12月中旬以降にずれ込む可能性もある。
ロッテが育成ドラフト2位で指名した日本ウェルネススポーツ大の菅原祥太外野手(23)=183センチ、95キロ、左投げ左打ち=の入団が28日、決まった。支度金300万円、年俸240万円で合意した。(金額は推定)
ロッテは28日、育成ドラフト2位指名の菅原祥太外野手(23)=日本ウェルネススポーツ大学=と茨城県北相馬郡の日本ウェルネススポーツ大学で契約を結んだと発表した。
支度金300万円、年俸240万円(いずれも金額は推定)。背番号は新入団会見で発表予定。
菅原は183センチ、95キロという巨体から狙い球を絞って振り切る打撃が魅力。脚力、肩もあり、ソフトバンク・柳田を彷彿させる雰囲気の持ち主だ。
菅原選手は「(契約を終えて)頑張ろうという気持ちです。そしてやってやろうという思いになりました。ファンの方に1日でも早く顔と名前を覚えていただきたいです。そして、しっかりとアピールをして1日でも早く支配下登録をしていただきたいです」と力強く抱負を語った。
雰囲気は柳田だが、メジャーリーガーの上原浩治に似ているとは言われたことがあるそうだが、本人は「恐れ多いです!」と恐縮していた。
ロッテの二木が28日、年俸が今季の540万円の3倍を超える1800万円で契約を更改した。高校出3年目で主に先発として22試合に登板して7勝9敗、防御率5.34。「ここまで投げられると思っていなかったし、7勝できるとは思わなかった」と振り返った。
先発ローテーションの競争が激しくなる来季へ向け「今年は悪くても我慢して使ってもらったけど、来年はそういうことはないと思う」と一層の成長を期した。(金額は推定)
ロッテは28日、球界初の売り子アイドルグループとして野球界、アイドル界に旋風を起こした「マリーンズカンパイガールズ」の新メンバーを募集すると発表した。
募集はエイベックスのオーディションサイトで行う。新メンバーの応募は、1月中に締め切り、同月に面接を行い、来シーズンのホーム開幕戦から、活動していく予定。なお、今季メンバー6人中、5人が卒業している。
また、来シーズンは球場外でのライブなど音楽活動に積極的に参加する方針。
リーダーの今井さやかは「3年目を迎えるマリーンズカンパイガールズとして一緒に活動してくれるやる気のある方、マリーンズが好きな方、ダンスや歌うのが好きな方、ぜひ一緒に活動しましょう!」と呼びかけた。
さらに「野球が分からなくても大丈夫です。私も最初は何も分かりませんでしたが、今では全国や海外の球場へ行く程の大ファンです。売り子を通してマリーンズの応援の一体感や素敵なファンの皆さんと出会って欲しいなあと思って追います。たくさんのご応募、お待ちしております!、私も来年、売り子歴10年目に突入します。新メンバーに負けないよう頑張ります!!」。
エイベックスオーディションサイトは次の通り。https://avex-audition.jp/audition/171/
マリーンズカンパイガールズHPは次の通り。http://avex.jp/kampai/
千葉ロッテの二木が28日、QVCマリンフィールドで契約交渉に臨み、1260万円増の年俸1800万円で更改した。高卒3年目の今季は4月12日の楽天戦で初勝利を挙げ、22試合に登板し7勝9敗、防御率5.34。先発ローテーションを担い「ここまで投げられると思っていなかった」と充実感をにじませた。
昨季までの1軍マウンドは1試合だけで飛躍のシーズンになったが、7月以降は2勝と伸び悩み「1試合、1年間投げる体力がないと分かった」とも。チームはドラフトで即戦力右腕の佐々木(桜美林大)を1位指名するなど、来季は競争が激しくなりそう。「今年は我慢して使ってもらったが、来年はそんなことはない」とレベルアップを誓い、2桁勝利を目標に掲げた。
先発ローテ入りが期待された大嶺祐は1勝と振るわず、640万円減の年俸3000万円でサイン。「来年見返す気持ちしかない」と決意を語った。(金額は推定)
千葉ロッテが育成ドラフト2位で指名した日本ウェルネススポーツ大の菅原祥太外野手(23)=183センチ、95キロ、左投げ左打ち=の入団が28日、決まった。茨城県北相馬郡の同大で支度金300万円、年俸240万円で合意した。
菅原は「やってやろうという思いになりました。しっかりとアピールをして1日でも早く支配下登録をしていただきたいです」などと球団を通じてコメントした。(金額は推定)
千葉ロッテは石川と角中が投打の主要タイトルを獲得した。石川は防御率2.16で最優秀防御率に輝き「チームメートの守り、特に田村のリードに支えられた」と感謝。あと1勝届かなかった最多勝も来季は期待されるが「勝ち星は自分でコントロールできない。1年間しっかり投げたい」と控えめだった。
角中は自己最高の打率3割3分9厘で2度目の首位打者となった。「これ以上の打率は難しい。最低3割打って、あとはいいところで打てれば」とこちらも謙虚だった。
今季まで2年5億円の契約を結んでいたデスパイネについて、千葉ロッテの林球団本部長は28日、母国のキューバを訪れて窓口となる政府担当者と交渉してきたことを明かした。「大きな戦力として最大限の条件提示をした」と3年程度の複数年となる大型契約を提示したもようだが「もう少し検討したいとのことだった。(答えが出るまでは)だいたい2週間くらいか」と述べた。
デスパイネ本人とも面会したという。林本部長は「本人は3年間いて居心地が良く、環境も気に入っているので、ロッテと継続してプレーしたいと言っていた」と話した。
色紙を手渡された。ファンを通じて岩下大輝投手の手にそれは渡った。今季限りでマリーンズを退団することになった小谷正勝2軍投手コーチの直筆メッセージ入りの色紙だった。そこには「岩下君へ。一歩進むな。半歩遅れるな」と書かれていた。
「感動しました。嬉しかったです。自分のことをこんなに見てくれていて、気に掛けていただいたのかと思うと、オレ、頑張らないといけないなあと痛感しました」。
岩下は宮崎でのフェニックスリーグ参加中にロッテ浦和球場に残留をしている小谷コーチが今季限りで退団をすることを知った。直接、顔を合わせて感謝の思いを伝えたかったが、その後は鴨川市でのキャンプに参加。時間が流れた。ただ、浦和球場にいたファンに、師は最後のメッセージを託していた。
プロ1年目の昨年は2軍でわずか2試合の出場にとどまった。そのオフに右肘内側側副靭帯再建手術を受け、今季はシーズンを棒に振った。チームが元気よく全体練習を行うのを横目にリハビリを行うしかない若者に小谷コーチはよく声を掛けた。「焦るなよ」。口酸っぱく言われた。だからこそ、色紙に書かれていた言葉が、何よりも身に染みた。
「地道に行けということだと思います。一歩ずつ、しっかり前に進めと。焦って、欲を出して2歩、3歩飛ばしで行こうとせずに目の前をコツコツと進めということではないでしょうか。人間、特にボクなんかは、いきなり成長をすることなんてありえない。地道にコツコツと毎日、努力を重ね続けてこそ結果が出るものだと思います」。
孫ほど歳の離れた岩下を名伯楽は気にかけてくれた。それは星稜高校からドラフト3位で入団した大型右腕の潜在能力を高く評価していた証しだ。
「オイ。オマエはタイプ的には西野(勇士)に似ている。フォームも体型もな。せっかく目の前にそんな先輩がいるのだから、その姿をよく見ておけよ。どんな練習をしているか。どんな投げ方をしているか。研究をしておけよ」。
だからその言葉通り、ずっと背番号「29」のマウンドでの立ち振る舞いを観察していた。右肘を手術して投げられない日々。テレビ中継や動画を見てはマリーンズのストッパーとして活躍する西野に、未来の自分の姿を思い描いていた。石垣島での1、2軍合同キャンプ。全体練習に合流できない悔しさの中、1軍投手、とりわけ西野の投げる姿を追っかけ続けた。
7月に投球練習を再開。10月に宮崎で行われたフェニックスリーグで実戦復帰をすると、3試合に登板。ストレートは140キロを計測した。長身から投げ下ろされたそのボールは、球速以上に伸びとキレがあった。
「やっと投げることができた。自信と手応えはあります。来年はやっと最初から投手として投げることができる年。でも、やっぱり着実に、ですね。こういう時だからこそ焦らずに少しずつ伸びるぞと、心掛けていこうと思います」。
そんな恩師のメッセージの書かれた色紙はロッテ浦和寮の自室に飾ってある。これからも時には焦ったり、壁にぶつかり落ち込んだりすることもあるだろう。そういう時はこの色紙を見て、自分を見つめ直そうと決めている。
「オフは地元石川に戻って体を鍛えます。来年は春のキャンプからアピールをして、まずは2軍でしっかり投げたい。そしていつかは同じ年頃でずっと先に行ってしまった連中に追いつき、追い越したい。そう思っています」。
思えば昨年の11月は病室のベッドの上にいた。今は投げることができる幸せを感じ、毎日、トレーニングに励む充実した日々を送っている。「一歩進むな。半歩遅れるなですよ」。岩下はそう言って笑った。見つめる視線の先にはハッキリと将来の夢や目標が見えているような気がした。そしてそこにたどり着くまでの道筋もしっかりと決めている。大きな苦難を乗り越えてマウンドに戻ってきた若者が輝いて見えた。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)