わたしはかもめ2017年鴎の便り(1月)

便

1月23日

ロッテ涌井が複数年合意、今季FA再取得も決断[ニッカン]

ロッテ涌井秀章投手(30)が球団と複数年契約で合意したことが23日、分かった。13年オフに西武からFA(フリーエージェント)移籍した際に結んだ3年契約が昨季で終了。順調にいけば、今季中に海外移籍も可能となるFA権を再取得するため、球団は再び複数年契約を用意。権利再取得後もロッテでプレーして欲しい意思を伝えていた。この日までに下交渉で合意に至った。涌井は25日、球団と正式に契約更改交渉を行い、サインする。

移籍後の3年間、先発ローテを守り続け、計33勝。絶対的エースとして、チームを引っ張ってきた。野手も含めた若手に積極的にアドバイスを送るなど、単なる戦力以上の存在となっている。3年契約が終了した際、球団幹部は「涌井が抜けると戦力構想が変わる。複数年は当然、候補となる」と、交渉に全力を尽くす方針を示していた。昨季推定年俸2億2000万円からの増額は確実だ。

複数年契約を結び直すため、少なくとも18年シーズンまではロッテでプレーする。主砲のデスパイネが退団し、攻撃力低下が懸念されているだけに、エースの決断はチームの士気を高めることになりそうだ。

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ロッテ涌井、複数年契約で合意、今季取得FA[ニッカン]

ロッテ涌井秀章投手(30)が球団と複数年契約で合意したことが23日、分かった。

13年オフに西武からFA(フリーエージェント)移籍した際に結んだ3年契約が昨季で終了。順調にいけば、今季中に海外移籍も可能となるFA権を再取得するため、球団は再び複数年契約を用意。権利再取得後もロッテでプレーして欲しい意思を伝えていた。この日までに下交渉で合意に至った。

涌井は25日、球団と正式に契約更改交渉を行い、サインする。

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ハワイ帰りのロッテ石川「肩もある程度出来た」[ニッカン]

ロッテ石川歩投手(28)と西野勇士投手(25)が23日、ZOZOマリンで自主トレを行った。

唐川とともに3人でハワイで自主トレを行い、前日22日に帰国した。この日は、ランニング、キャッチボール、ノックなどで汗を流した。

石川は「僕の中では(状態は)良いと思います。(ハワイは)暖かくて、肩もある程度、出来ました」と、日焼けした顔で話した。

西野も「暖かいところでやれたので、だいぶ動ける体にはなれました」と、海外自主トレの成果を口にした。

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ロッテ、ベンチ横エリアを「フィールドボックス」に[ニッカン]

ロッテは23日、「ベンチサイド・ファミリーシート」エリアを「フィールドボックス」にリニューアルすると発表した。

ベンチ横のフィールドウイング・シートに近いエリアにテーブル付きで飲食も楽しみやすい2種類のグループ席を設置する。6人用の「シックス」と、2人用の「ペア」の2種類。シックスが1万8600円から、ペアは9800円から。

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併殺崩し危険スライディング適正判断もリプレー検証[ニッカン]

日本野球機構(NPB)と12球団によるプロ野球実行委員会が23日、都内で開かれ、今季から実施される併殺崩しの危険なスライディングを禁止するルールについて、リプレー検証の対象とすることが決まった。リプレー検証はスライディングが適正かを判断するために行い、アウトかセーフかのタイミングの判定には用いない。

NPB・井原敦事務局長は「セカンドコリジョンについては、リプレー検証の対象になります。リプレー検証は審判が判断して、リプレー映像によって検証するもの。セカンドコリジョンについてのリプレー検証なので、二塁上のアウト、セーフの検証ではありません」と説明した。

昨季導入された本塁でのコリジョン(衝突)ルールでは、本塁上の衝突の有無とともに、アウト、セーフの判定でもリプレー検証を採用していた。

悪質なプレーには警告が出され、同じ選手が2度警告を受けると退場となる。危険極まりないプレーと判断されれば1度で退場の場合もある。NPBは25、27日に12球団の担当者への説明会を開く。

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ロッテ・西野、先発再転向「1年目が9勝…2桁は勝ちたい」[サンスポ]

ロッテ・西野が23日、自主トレを公開。キャッチボールなどで汗を流した。10日からハワイで自主トレを行い、前日22日に帰国したばかり。「昨年故障した右肘に負担をかけないことを目的に、体に柔軟性をつけることを集中してやった。感触はいい」。今季は抑えから先発に再転向する右腕。「1年目が9勝で終わっているので、2桁は勝ちたい」と意欲を示した。

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ロッテ、ZOZOマリンに新シート、飲食も楽しみやすい2種類設置[サンスポ]

ロッテは23日、ZOZOマリンの「ベンチサイド・ファミリーシート」のエリアを、「フィールドボックス」にリニューアルすると発表。ベンチ横のフィールドウイング・シートに近いエリアに、テーブル付きで飲食も楽しみやすい2種類(最大6人席&ペア席)を設置する。

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ロッテ、ZOZOマリンに2つ目の新シート、グループ&カップルにオススメ[サンスポ]

ロッテは23日、本拠地・ZOZOマリンにおける「ベンチサイド・ファミリーシート」のエリアを、「フィールドボックス」にリニューアルすると発表した。ベンチ横のフィールドウィング・シートに近いエリアに、テーブル付きで飲食も楽しみやすい2種類(シックス、ペア)のグループ席を設置する。同球場の新席種はイタリアンテーストの「Seat M Rosso(シートMロッソ)」に続いて2つ目となる。

シックス
現在発売している大人気のピクニックボックス(5人席)を6人席バージョンにしたボックスタイプのシートとなり、グループでの観戦がおすすめ
ペア
2人利用で座席幅が一般席よりも広く、座面、背面にクッションが付き、テーブルまでも付属されたスペシャルシート

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ロッテ・石川、WBCで世界の絶景を拝む、「選ばれたら頑張ります」[サンスポ]

ロッテ・石川歩投手(28)が23日、ZOZOマリンで自主トレを公開。24日に発表されるワールドベースボール・クラシック(WBC)の日本代表(侍ジャパン)入りへ「選ばれたら頑張ります。肩もできているし、いつものペースで調整ができている」と意気込みを披露した。

現時点で選出は有力とみられている。石川は西野、唐川と10日からハワイに飛んで、プロ入り初の海外自主トレを敢行。ウエートトレ中心ながらも、WBC球を使ったキャッチボール、遠投を行い、立ち投げながらもブルペンに1回入った(傾斜を使った投球)。

「WBCに特に違和感はなかった。トップレベルの選手から、何かを吸収できればいい」。石川はマリンの絶景から、世界の絶景を拝みに行く!!

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ロッテ・西野、今季は抑えから先発へ転向、「2桁は勝ちたい」[サンスポ]

ロッテ・西野勇士投手(25)が23日、ZOZOマリンで自主トレを公開。ランニング、キャッチボールなどで汗を流した。10日から石川、唐川とハワイで自主トレを行い、22日に帰国したばかり。「暖かいところで調整し、だいぶ動けるようになってきた。ハワイでは体に柔軟性をつけることを集中してやってきた」と成果を口にした。今季は抑えから、先発への転向が決まっている。西野は「1年目が9勝で終わっているので、2桁は勝ちたい。そして来年は(先発の)三本柱と呼ばれるような実績を残したい」と意欲を示した。

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危険なスライディング、リプレー検証の対象に、悪質なプレーには警告[サンスポ]

日本野球機構(NPB)と12球団によるプロ野球実行委員会が23日、東京・港区で開かれ、今季から実施される併殺崩しを狙った危険なスライディングを禁止するルールについて、映像によるリプレー検証の対象とすることが決まった。

リプレー検証はスライディングが適正かを判断するために行い、アウトかセーフかのタイミングの判定には用いない。悪質なプレーには警告が出され、同じ選手が2度警告を受けると退場となる。危険極まりないプレーと判断されれば1度で退場の場合もある。昨季導入された本塁でのコリジョン(衝突)ルールも同じ運用となる。

NPBは25、27日に12球団の担当者への説明会を開く。

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ロッテ石川はネガティブ侍「大事な試合は投げられないと思う」[スポニチ]

ロッテ・石川はやっぱり控えめだった。昨季14勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルも獲得した右腕は選出が確実だが「選ばれれば頑張ります」と、か細い声で言った。

普段から緊張しやすい性格。国際大会での対策を問われると「大事な試合は投げられないと思うので。バッシングされないように頑張ります」とネガティブ全開で笑いを誘った。

昨年11月のオランダとの強化試合では先発して4回3失点。決め球シンカーの精度など課題が残った。しかし米ハワイで行った自主トレではWBC球でのキャッチボールもしたそうで「あまり違和感もなかった」とうなずいた。22日に帰国したばかりだが、この日はZOZOマリンスタジアムで汗を流した。色紙に記したのは、自身の名前でもある「歩」の一文字。「世界一、日本一へと歩んでいきたい」と最後は表情を引き締めた。

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ロッテ西野、右肘は回復順調、先発再転向で2桁勝利狙う[スポニチ]

先発に再転向するロッテの西野が、石川とともにZOZOマリンスタジアムで自主トレ。昨季は右肘痛で離脱も経験したが「ほとんど気にならない。だいぶ動ける体になっています」と明るい表情を見せた。

先発だった13年は9勝。今季は2桁勝利を目標に掲げ、「来年には“3本柱”と言われるくらいの成績を残せれば」と涌井、石川に肩を並べる存在となることを誓った。

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ロッテドラ6種市、視線は3年後、“じぇじぇじぇ!”な愛されキャラ[スポニチ]

◇17年版球界新士録

18歳にして、自らのビジョンを明確に描いている。新人合同自主トレで鍛錬を積むロッテ・種市は、3年後に視線を向けた。「今年は体づくりがメインで球速を上げたり、変化球の精度や切れを出すことが目標。来年1軍で登板して、再来年はローテーションに入りたい。その時にローテーションを守り切れる体力がないといけないので、今年と来年でやっていきたい」。

ドラフト6位で入団。甲子園出場はないが、将来性豊かな右腕だ。決め球のフォークは大きな落差が武器。中学3年で軟式野球を引退後、「投げてみたら落ちた」と習得した。カブス・上原のスプリットに憧れ「イメージしている。あの凄いスプリットの感じでフォークを投げたい」と目を輝かせる。まだまだ発展途上。現在の最速は148キロだが「投手なら速い球を投げたいと思うので、160キロ目指して頑張ります」と無邪気に笑った。

高校まで青森で過ごした。小学生の時には6年間、盆と正月には伝統芸能の「駒踊り」を夢中で踊った。初めての関東での生活には「建物が高い。スクランブル交差点は斜めに渡れるのが凄いし、スカイツリーも…」と初々しさ全開。「この前電車の中から富士山が見えたんです。感動しました」と、日本一の光景もしっかり目に焼き付けた。その純朴さで、年上の同期達から愛される「いじられキャラ」が早くも定着しつつある。

「種市」といえば、13年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で福士蒼汰が演じた「種市先輩」が人気を博した。今はチームで最も「後輩」の種市だが、先輩となる頃には「じぇじぇじぇ!」な成長を遂げているかもしれない。近い将来チームを背負って立つ存在になるため、まずは静かに腕を磨く。

種市篤暉(たねいち・あつき)
1998年(平10)9月7日、青森県生まれの18歳。三沢小3年で軟式野球を始め、三沢二中軟式野球部で3年夏に全国大会出場。八戸工大一では1年からベンチ入りし、2年秋からエース。3年夏は青森大会ベスト8。甲子園出場はなし。1メートル83、83キロ。右投げ右打ち。

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ロッテ、新シート「フィールドボックス」を発表「シックス」と「ペア」の2種類[スポニチ]

ロッテは23日、「ベンチサイド・ファミリーシート」エリアを「フィールドボックス」にリニューアルすると発表した。

ベンチ横のフィールドウィング・シートに近いエリアにテーブル付きで飲食も楽しみやすい「シックス」と「ペア」の2種類のグループ席を設置。

「シックス」は現在発売している大人気のピクニックボックス(5人席)を6人席バージョンにしたボックスタイプのシートで、グループでの観戦がオススメ。「ペア」は2人利用で座席幅が一般席よりも広く、座面と背面にクッションが付き、テーブルも付属されたスペシャルなシートとなる。

場所は一塁側・三塁側のフィールドウイング・シートのエリア横。予定席数はシックス(6人利用)は6ボックス設置、ペア(2人利用)は6ペア。一般価格は、税込みでシックス(6人利用)が1万8600円から、ペア(2人利用)が9800円から。となっている。

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ロッテ、侍J濃厚の石川「選ばれたらバッシングされないよう…」、西野は2桁勝利に照準[スポニチ]

ロッテの石川歩投手(28)と西野勇士投手(25)が23日、ZOZOマリンスタジアムで自主トレを公開した。

3月のWBCに出場する侍ジャパンへの追加選出が濃厚な石川は「選ばれたら頑張ります。バッシングされないように…」と控えめに意気込み。ハワイで行っていた自主トレで立ち投げながらブルペン入りするなど調整は順調で「僕の中ではいい感じできている」と日焼けした顔をほころばせた。

また今季から先発転向する西野は「(先発をしていた)13年に10勝できなかったので、それは超えたい」と自身初の2桁勝利に照準。「今年頑張って、来年には3本柱と言われるくらいの成績を残せたらいい」と涌井、石川に次ぐエース級の存在となることを誓った。

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石川、WBC中国戦の先発に名乗り「中華料理好きですよ」[報知]

ロッテ・石川歩投手(28)が23日、WBC1次ラウンドの中国戦に名乗りを上げた。24日に発表される侍ジャパン入りが有力で、中国戦はキューバ戦、豪州戦に続く3戦目。日本ハム・大谷、巨人・菅野に続く先発争いへ「選ばれれば頑張りたい。中華料理好きですよ」と独特の表現で前向きな姿勢を見せた。

どこまでもオレ流侍だ。22日にトレーニング先のハワイから帰国し、この日はZOZOで自主トレを公開。多くの代表選手が滑りやすいとされるWBC球への適応に努める中、石川は「握っていないですね。対策はないです」。昨年11月の強化試合以降は触れることなく、ハワイで約2ヶ月ぶりに解禁した。ブルペンも立ち投げで1度だけ。この日の西野とのキャッチボールはNPB球だった。

調整も例年と変わらない。常識的には開幕より約1か月早くピークを持ってくる計算になるが「毎年、開幕に合わせるとかなく、ずっといい球を投げたいので時期とか関係ないです」と涼しい顔だ。どこまでもマイペース。「ゴエモン」の相性を持つ、昨年の最優秀防御率右腕は、型破りな侍だ。

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ベンチ横エリアを「フィールドボックス」にリニューアル[報知]

ロッテは23日、ZOZOマリンの両ベンチ横に位置する「ベンチサイド・ファミリーシート」エリアを「フィールドボックス」にリニューアルすると発表した。今季の新席種は右翼ポールに近い「Seat M Rosso(シートMロッソ)」に続いて2つ目となる。

フィールドボックスは、テーブル付きで飲食も楽しみやすい「シックス」と「ペア」の2種類のグループ席を設置。シックス(1万8600円から)は5名用のピクニックボックスを6名バージョンにしたボックスタイプ。ペア(9800円から)は2名利用で座席幅が一般席よりも広く、テーブルもついている。シックスは6ボックス、ペアは6ペアが用意される。

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ロッテ・石川が本番へ手応え、WBC球に違和感なし[デイリー]

ロッテの石川歩投手(28)が23日、ZOZOマリンで自主トレを公開した。24日発表の侍ジャパン入りが濃厚な昨季の最優秀防御率男は「選ばれたらバッシングだけはされないようにしたい。大事な試合は投げないと思う」と相変わらずの“石川節”を連発した。

22日に帰国した米ハワイでの自主トレ中にWBC公認球を試投し「特に違和感はなかった」という。プロ初の海外自主トレで「肩もある程度できた」といい、例年より早い開幕へ「僕の中ではいい感じ。マイペースでできている」と日焼けした顔をほころばせた。

先発した昨年11月の強化試合・オランダ戦(東京ドーム)では4回を6安打3失点。リハーサルでは制球に苦しんだが、本番では宝刀・シンカーを武器に、世界の猛者達をなで斬りにする。

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ロッテ、ベンチサイドシートをリニューアル[デイリー]

ロッテは23日、「ベンチサイド・ファミリーシート」エリアを「フィールドボックス」にリニューアルすると発表した。

ベンチ横のフィールドウィング・シートに近いエリアにテーブル付きで飲食も楽しみやすい2種類(シックス・ペア)のグループ席を設置する。

シックス
現在発売中のピクニックボックス(5人席)を6人席バージョンにしたボックスタイプのシート。グループ観戦にピッタリだ。
ペア
2人利用で座席幅が一般席よりも広い。座面、背面にクッションが付き、テーブルも付属されたスペシャルなシート。

ZOZOマリンスタジアムの新席種は「Seat M Rosso(シートMロッソ)」に続いて2つ目。

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NPB、危険スライディングはリプレー検証、悪質なら一発退場も[デイリー]

日本野球機構(NPB)と12球団によるプロ野球実行委員会が23日、東京都内で開かれ、今季から導入される併殺崩しの危険なスライディングを禁止するルールについて、リプレー検証の対象にすることが決まった。

リプレー検証はスライディングが適正かどうかを判断するために行い、アウト、セーフの判定は対象外。違反した場合は警告を受け、守備妨害で打者走者とともにアウトとなる。1試合につき、同一選手が2度警告を受けると退場。悪質性が高いと判断されれば、警告なく退場になる場合もある。昨季導入されたコリジョン(衝突)ルールも同じ運用になる。NPBは25、27日に12球団担当者への説明会を開く。

リプレー検証は昨年まで外野フェンス際の打球、本塁でのクロスプレーで実施されていた。

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石川、代表入りに意欲、「色々吸収できたら」[千葉日報]

千葉ロッテの石川歩投手は23日、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での日本代表入りに「トップの人達とやれる機会はあまりないと思うので、色々吸収できたら」と意欲を示した。

米ハワイでの練習を終えて帰国したばかり。ZOZOマリンスタジアムでランニングなどに取り組み「ウエートトレーニングを中心にやってきた。暖かかったし肩もある程度できた」と調整の順調さをアピールした。

昨季は自己最多の14勝を挙げ、最優秀防御率を獲得。今季は自らの球団記録を更新する入団から4年連続の2桁勝利が懸かる。「まずは先発争いに勝たないと。そこを目標にやりたい」と控えめに語った。

西野勇士投手は抑えから4年ぶりに先発へ転向する。育成選手から支配下契約を結んで初めて臨んだ2013年に9勝を挙げている。「1年目に10勝できなかったので、それは超えたい」と目標を掲げ「来年には(涌井、石川と)『3本柱』と言われるぐらい、良い成績を残せたらいい」と意気込みを口にした。

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[千葉魂]数奇な運命に導かれて、10年目高浜、レギュラー取りへ[千葉日報]

止めどなく涙があふれた。高浜卓也内野手は、あの日のことを今でも鮮明に覚えている。2011年3月。タイガースにFA移籍した小林宏之投手の人的補償としてマリーンズへの移籍を言い渡された。突然のことに戸惑い、タイガースでの今までの思い出が次から次へと脳裏をよぎると、たまらず号泣した。

「マスコミの前では感情を出すことはありませんでしたけど、ロッカーに戻ってから号泣しました。色々な思いが湧き上がって、涙が止まらなくなった。あんなに泣いたのは後にも先にもありません」。

希望に満ちあふれたシーズンだった。キャンプ2軍スタートも、2月中旬に高知県安芸市で行われた1、2軍合同の紅白戦で結果を出した。1試合目が3打数3安打、2試合目が3打数1安打、そして3試合目が3打数2安打。3日間3試合で9打数6安打の大活躍で、1軍首脳陣の目に留まった。そこから1軍帯同。高知県春野市で行われたバファローズとのオープン戦では三塁でスタメン出場をすると、3打数2安打。プロ入りして3年間。高校生ドラフト1巡目指名で期待をされて入団したもののケガに見舞われ、1度も1軍出場のなかった選手は、再び注目を集める存在になっていた。高知でのオープン戦を終え、1軍と共に帰阪。甲子園に足を運ぶと、1軍ロッカーに初めて自分の名前が貼られた場所が用意されていた。たまらなく嬉しかった。

「1軍に上がるのは初めてだった。うわー、自分のロッカーがあると感動しました」。

ロッカーに集合をして午後は西宮市内の神社に必勝祈願のために移動。それがその日の予定だった。新しいスタートに感情が高ぶっていた高浜に予期せぬ事態が起きたのは、その直後のことだ。マネージャーに呼ばれた。「球団事務所に行ってくれ」。最初はことの重大さがよく分からなかった。「必勝祈願には行かなくていいから、事務所に行ってくれ」。その一言で頭が真っ白になった。そして事態の重さを理解した。

「初めて1軍に上がって、初めて甲子園のロッカーに自分の場所ができた日でした。その日にチームと別れの日が来るとはさすがに思わなかった。気持ちの整理がつかなかったのがあの時の正直な気持ちです」。

もちろん、チーム内でも2月にマリーンズからFA移籍をしてきた小林宏之投手の人的補償は誰かという噂で持ち切りだった。一部報道で高浜の名前も挙がっていた。しかし、先輩選手から「先に報道で名前が出ると大体、ないよ」と言われて安心をしていた部分があった。なによりも、3年間、ケガをして1軍に1度も出ていない選手が選ばれるとは思えなかった。数奇な運命を感じた。紅白戦やオープン戦で結果を出したことで、結果的にマリーンズの目に留まることになったのではないかと思った。

「今年ダメだったら、クビになると思っていた。だからキャンプからアピールをした。紅白戦で必死に打って、初めての1軍のオープン戦でも結果を出そうと頑張った。そしてようやく憧れの1軍で、甲子園に戻ってきた。色々なことが頭によぎりました」。

ロッカーで先輩選手達に挨拶を交わした。「必要とされているから選ばれた。これはチャンスだ。1軍で活躍をするチャンスだよ」。当時、現役だった金本知憲外野手(現タイガース監督)ら、憧れの先輩選手が声を掛けてくれた。その瞬間、我慢をしていた感情があふれ出た。人目をはばからず、泣いた。涙というものが、こんなに止めどなくあふれ出ることをその時、初めて知った。

「あの時、先輩達が励ましてくれた言葉はその後の自分の支えとなっています」。

高浜は運命を受け入れた。1週間ほどで準備を整えると、気持ちを入れ替え新しいチームに合流した。その後の11年5月25日。甲子園で行われたタイガースとの交流戦。2番遊撃でスタメン出場をした高浜は7回に先頭打者で打席に入ると久保田智之投手のストレートをはじき返した。打球は中堅を超えた。フェンスに直撃する二塁打。あわやの一発を古巣相手に見せ、チームも勝利した。試合後、色々な感情がこみ上げてきた。

「頑張っているところを見せることができた。あの時は嬉しくて、涙が出そうだった」。

時は流れた。高浜はプロ9年目の昨シーズン、53試合に出場をしてプロ初本塁打を含む3本塁打を放った。3号は古巣タイガース相手(6月9日、守屋功輝投手から)だった。腰痛に悩まされながらの1年ではあったが、確実に着実に結果を出しつつある。

「今年はプロ10年目。やれることは全てやって悔いのない1年にしたい」。

自主トレではケガ予防のためヨガをトレーニングに取り入れるなど工夫を凝らした日々を過ごしている。背番号は「00」から「32」に変更した。あの日、涙が止まらなかった若者はすっかりマリーンズに溶け込み、チームには欠かせない存在となっている。運命に身を委ね、たどり着いた節目のシーズン。目指すは悲願のレギュラー取り。縁に導かれた男は、自分を評価し、見出してくれた恩に報いるべく、10年目のキャンプに挑む。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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