着実に前に進んでいる。ロッテのドラフト1位、佐々木千隼投手(22=桜美林大)が2日連続で石垣島キャンプ4度目のブルペン入り。「真っ直ぐが良くないので」と変化球は封印した。直球のみ61球。ノーワインドアップから、右打者のアウトローを狙い続けた。シュート回転も何球かあり「まだまだ。上と下で力を入れるタイミングが合ってない」と冷静だった。ただ、キャンプ初日以来4日ぶりに受けた吉田は「今までで1番良かった。バランス良く投げている印象。かかって、重い球の割合が増えた」とベタ褒めだった。
本人は控えめでも、前進の“兆し”がユニホームの右膝に見えた。ブルペンを出てくると、マウンドの黒土がはっきりと付いていた。前日まで、付いてもわずかだった。「気にしたことはない」と言うが、英二投手コーチは「沈み込んで投げるタイプ。膝に土が付いているのは、それだけ力が入って投げられているということ」と指摘した。
5日で第1クールが終了。「初めてのことばかり。疲れましたけど、良い練習はできました。少しずつですけど、流れもつかめてきました」と明るかった。第2クールへ向けて、視界良好だ。
ロッテ伊東勤監督(54)が5日、石垣島キャンプ第1クールを次の通り総括した。
「心配していた天気もよかった。ルーキー(育成2位の菅原)が腰痛で離脱した以外は、動きは良かった。みんな、キャンプに向けたトレーニングをしてきたのを感じた。次のクールからは、徐々に実戦ぽくなっていく」。
「投手陣は、初日からどんどんブルペンに行って、みんな良かったと思う。次のクールからは、ベテランというには早い人(涌井)も入るだろう」。
「(WBC台湾代表合宿に行く)チェンには、個人的には頑張って欲しい。日本とやるときは、頑張って欲しくないけどね(笑)。国を代表してやる気持ちは、日本人も、外国人も変わらない。台湾も、そんなに弱くない。チャンスは十分あると思う。大会で自信をつけて、チームに戻ってきて欲しい」。
ロッテ石川歩投手(28)が5日、ブルペンで89球を投げた。直球が中心だったが、カーブ、シンカー、スライダーと変化球も投げた。
侍ジャパンでは、先発として期待されている。キャンプ初日、3日目、そしてこの日と、1日おきのブルペン入り。「状態を見ながらです。順調ですよ」と表情は明るかった。
ドラフト5位の有吉優樹投手(25=九州三菱自動車)が光った。
ロッテのドラフト1位、佐々木千隼投手(22=桜美林大)が5日、キャンプ第1クールを無事に終えた。
この日はブルペンで61球。練習後はプロ入り後、初となる野球教室に参加。石垣島の小学生に指導した。「教えるのは難しいです。島の子は身体能力が高いですね」と話した。
第1クールについては「初めてのことばかり。多少、疲れましたけど、良い練習ができました」と充実感を漂わせた。
ロッテで1番ショックを受けたのは、育成2位、菅原祥太外野手(23=日本ウェルネススポーツ大)だろう。5日朝、腰痛を訴え、1軍キャンプを離脱した。7日の第2クールから2軍でリハビリを行う。
育成選手としては球団初の1軍キャンプスタートだった。パワフルな打撃が注目されていた。プロで対応していくため、首脳陣に打撃指導を受けていたところで無念のリタイア。
伊東監督は「あれだけフルスイングして、全力で打つだけでなく、走りも守りもやって、疲労が出ていたのは間違いない。本人が1番ショックだろうけど、この世界は、そういうものをコントロールしないとレギュラーは難しい」と話した。まずは患部を治し、それからの巻き返しに期待したい。
ロッテは昨季に引き続き、今季のホーム開幕2、3戦目を平日デーゲームで開催する。春休みの子供達が野球を楽しめるようにというのが狙い。当日は子供向けイベントを多数開催するほか、中学生以下の来場者全員にマリーンズ・キッズキャップを配布する。
配布日は、4月5日、6日の日本ハム戦(いずれも午後2時開始、ZOZOマリン)。キッズキャップは黒とピンクの2種類。
鈴木大地内野手(27)は「当日はたくさんの子供達に被ってもらい応援してもらいたいと思っています。ぜひ試合を見に来て下さい。キャップはシンプルかつカッコいいという印象で、きっと子供達は喜んでくれるのではないかなあと思っています」と呼び掛けた。
平沢が全体練習前に室内で打撃練習をこなし、午後のフリー打撃では左右に強い打球を連発。通常よりもかなり長いバットでトスを打ち、体の内側からバットを出す感覚を身につけようとしている。二塁にコンバートされた鈴木に代わって遊撃の定位置を狙うプロ2年目は「チャンスだと思っている。頑張らないといけない」と目を輝かせた。
育成選手の新人ながら1軍キャンプに参加している菅原(日本ウェルネススポーツ大)が腰痛を訴え、別メニューでの調整となった。今後は2軍での調整になる見通し。
ロッテ球団は5日、2017年シーズンのホーム開幕2、3戦目に、春休みの子供達が野球を楽しめるよう今年も昨年に引き続き、平日デーゲーム開催すると発表した。
当日は子供向けイベントを多数開催するほか、中学生以下の来場者全員にマリーンズ・キッズキャップを配布する。配布日:4月5日、6日ファイターズ戦(いずれも14:00試合開始、ZOZOマリンスタジアム)。キッズキャンプは黒とピンクの2種類を用意している。
ロッテの育成ドラフト2位の菅原(日本ウェルネススポーツ大)が、腰の張りのため別メニュー調整。7日の第2クールから2軍に合流することが決まった。
育成選手では球団史上初めて1軍キャンプに抜てきされたが、無念の「リタイア1号」に。伊東監督は「あれだけフルスイングして全力でやっていたでしょうから、かなり疲労が出たのは間違いない」と話した。
ロッテの台湾出身左腕チェンがフリー打撃に登板した。昨秋のキャンプで石川から教わったというシンカーを試しながら加藤ら3選手と対戦。速球で空振りを奪うなど仕上がりの早さを見せた。
チェンは「速球はいい感じ。変化球は練習しないと」と振り返った。6日にチームを離れ、ワールド・ベースボール・クラシック台湾代表に合流する。「1番投げたいのは日本戦」と大舞台を前に胸を躍らせていた。
ロッテの石垣島キャンプでは5日、練習後に野球教室が行われた。島内7チーム約120人の小学生に対して、投手と野手に分かれて指導した。
ドラフト1位の佐々木(桜美林大)はブルペンで投手の投球練習を見守った。最後には投手陣を代表して「今日教わったことをしっかり復習して、もっともっと上手になって、プロ野球選手になれるように頑張ってください」とメッセージを送ると、少年達は目を輝かせていた。
ロッテのドラフト5位・有吉優樹投手が石垣島キャンプ第1クール最終日の5日、ブルペン入り。今キャンプ最多の105球を投じた。初日から5連投の「皆勤賞」でアピールした。
九州三菱自動車時代は4日間で1000球の投げ込みを敢行していたそうで「疲れた中でどう投げていくかをやってきた。肩肘の故障もないし、予定通り5日間投げました」と涼しい表情。即戦力の期待に応えるべく、タフネス右腕は「これから実戦に向けてやっていければ」と語気を強めた。
ロッテの井口は通算250本塁打にあと1本。日本ではダイエー入団1年目の97年以外、シーズン1号を4月までにマーク。早々と区切りの記録を達成したいところだ。
満塁本塁打は歴代8位タイの12本。プロ野球記録は中村(西)の16本で井口が本数を増やすことができるか注目だ。また、井口は今季43歳を迎える。過去、43歳シーズン以上で2桁本塁打は96年落合(巨)が43歳で21本放ったのを筆頭に4人しかいない。ロッテでは78年野村が43歳で記録した3本が最多。井口が球団初の2桁本塁打に挑む。
ロッテの17年シーズンのホーム開幕2、3戦目(4月5、6日、日本ハム戦、午後2時開始、ZOZOマリンスタジアム)は、春休みの子供達が野球を楽しめるように、昨年に続いて平日デーゲームで開催する。当日は子供向けイベントを多数開催するほか、中学生以下の来場者全員にマリーンズ・キッズキャップを配布する。
キッズキャップは黒とピンクの2種類。鈴木大地主将は「当日はたくさんの子供達にかぶってもらい応援してもらいたいと思っています。ぜひ試合を見に来てください。キャップはシンプルかつカッコいいという印象で、きっと子供達は喜んでくれると思っています」とコメントした。
ロッテは5日、デーゲーム開催する本拠地開幕2、3戦目となる4月5、6日の日本ハム戦(ZOZO)で、中学生以下の来場者全員にマリーンズ・キッズキャップを配布すると発表した。当日は子供向けイベントを多数開催する。キッズキャンプは黒とピンクの2種類。
キャプテン4年目の鈴木は「当日はたくさんの子供達にかぶってもらい、応援してもらいたいと思っています。ぜひ試合を見に来て下さい。キャップはシンプルかつカッコいいという印象で、きっと子供達は喜んでくれるのではないかなあと思っています」と呼びかけた。
WBC台湾代表のロッテ・チェン投手(26)が5日、オーストラリアでキャンプを張る代表チームに合流するため、一足早くキャンプを打ち上げた。石垣島土産はシンカー。日本代表の石川から教わったもので、「チェンジアップみたいな感じかな。ゴロで打ち取りたい時に使いたいね」と話した。
この日はフリー打撃に登板し、打者3人と対戦。64球のうち何球かシンカーを試投したといい、「まずは練習試合で投げたい」と完全習得に意欲的だ。台湾代表では先発の一角。伊東監督は「大会で結果を出して自信をつけて帰ってきて欲しい」とチームでは手薄な左の先発候補に期待する。
韓国での1次リーグを勝ち抜き「(東京での2次リーグで)頑張りたいですね」と話す。『チェンチェン大丈夫!』の決めゼリフを国際舞台でも使いたい。
ソフトバンクのドラフト1位・田中正義投手(22)=創価大=が、ブルペンでの目慣らしで打席に入った内川、松田の侍コンビを驚嘆させた。
ゆったりとしたフォームから投げ込まれたストレートは迫力十分だ。14球目から打席に入った内川が、内寄りの真っすぐを思わず「ナイスボール!!」と称えたほど。松田は「球の質とか雰囲気とかオリックスの平野に似ている」と明かした。
プロ入り最多の85球で第1クールを締めくくった田中は「まだブルペンですから。バッター相手に投げてみないと…」と冷静だったが、周囲は抜群の球威にくぎ付け。今季開幕カードの相手、ロッテの高木スコアラーは「(開幕カードの)競争に入ってくる可能性は十分にある。これから実戦などで見ていきたい」と警戒感を強めた。
アップ前の「新人声出し」にドラフト4位・土肥星也投手(21)=大阪ガス=が登場。氏名を大声で名乗ると、「1日でも早く1軍に定着することがボクの目標です」と宣言した。
土肥はどうやら昨夜、一杯やったようで、「昨日はごちそうさまでした」とお礼を言うと、「吉田さん、ボクに岡田さんにカンパイしろというなら、お茶ではなくお酒を飲んでくださいっ!」と先輩捕手に“酒の勧め”をしていた。
ロッテは5日、昨年に引き続き、今年も平日デーゲームを開催すると発表した。ホーム開幕2、3戦目に春休み中の子供達が野球を楽しめるようにしたもので、当日は子ども向けイベントを多数開催するほか、中学生以下の来場者全員にマリーンズ・キッズキャップを配布する。
配布日は4月5日、6日の日本ハム戦(いずれも14時試合開始、ZOZOマリンスタジアム)。キッズキャンプは黒とピンクの2種類を用意している。
鈴木大地は「当日はたくさんの子供達にかぶってもらい応援してもらいたいと思っています。ぜひ試合を見に来てください。キャップはシンプルかつカッコいいという印象で、きっと子供達は喜んでくれるのではないかなあと思っています」と来場を呼びかけていた。
千葉ロッテのキャンプで焦点となっているのが、遊撃の定位置争いだ。二塁にコンバートされたキャプテン鈴木の後釜として2年目の平沢に大きな期待がかかっている。
「チャンスだと思っている。頑張らないといけない」と沖縄県石垣市で5日、平沢は語った。全体練習前に室内で打撃練習をこなし、午後のフリー打撃では左右に強い打球を連発。通常よりもかなり長いバットでトスを打ち、体の内側からバットを出す感覚を身につけようとしている。
宮城・仙台育英高からドラフト1位で入団し、1年目からグラブさばきは天性のものがあると評価された。一方、打撃では23試合で打率1割4分9厘と確実性アップが課題とされる。「守備もまだまだ。キャンプでは追い込んでやっていきたい」と意欲満々に語った。