わたしはかもめ2017年鴎の便り(2月)

便

2月14日

ロッテ1位佐々木が前進、初フリー◎で紅白戦登板へ[ニッカン]

ロッテのドラフト1位ルーキーが、また1歩前進した。佐々木千隼投手(22=桜美林大)が14日、初めてフリー打撃に登板。打者3人に計69球を投げ、安打性は4本だった。「意外とブルペンより良かったので安心しました」。ブルペンで目立っていたシュート回転の球が少なかった。英二投手コーチも「段階を踏んだ。紅白戦に行ける」と合格点。18日に2イニングの予定だ。

ボール球が26球と、やや多かったが、直球で押し込んだり、シンカーでずらしたりしてファウルも16本打たせた。平沢からはアウトローへの直球で空振り。「指にかかった。ああいう球を増やせればいい」と納得できた。前日にはキャッチボールで踏み出す左足の使い方について、小林投手コーチから助言をもらい、シュート回転を減らす試みを重ねた。「お手本がたくさん。大事にしたい」と表情も明るくなった。

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ロッテ大谷、髪の毛で「32」誕生日衝撃のヘア披露[ニッカン]

ロッテ大谷智久投手(32)が14日、衝撃のヘアスタイルを披露した。この日が32歳の誕生日。ウオーミングアップ前に、グラウンドでチームメートから拍手で祝福された。

帽子を取って頭を下げると、頭頂部に髪の毛で「32」の数字が。突然の出来事に大爆笑が起きた。

「今朝、バリカンで刈りました。大嶺翔太にやってもらいました」と明かした。普段は寡黙で真面目な右腕が、こん身の1発ギャグを放った。報道陣からケーキを贈られると、再び、頭頂部を披露。「32歳ということは、投手陣の中でも上の方。引っ張っていきたいです」と最後は、しっかり決意表明で締めた。

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ロッテ伊東監督、ドラ1佐々木は「まあまあいい」[ニッカン]

ロッテ伊東勤監督(54)は14日、石垣島キャンプ第3クール最終日を次の通り総括した。

「(フリー打撃初登板の佐々木は)ばらついたところもあったが、指に掛かった球もあった。左打者には若干、シュート回転していたが、右打者にはそれほどでもなかった。スライダーは曲がりが大きいし、まあまあ、いいんじゃないですか」。

「(フリー打撃で角中に投げた石川は)直接は見られなかったが、バットを3本、折ったんだってね。打者は、まだ生きた球を打っていないから、強めのボールが来ると、そうなる。でも、相手は首位打者。状態は良いのでは」。

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ロッテ1位佐々木、目的意識がしっかり/新人通信簿[ニッカン]

◇第3クールのピカイチルーキー

14日、フリー打撃に初登板。プロに入って初めて打者相手に投げた。計3人に69球で、安打性は4本だった。ボール球は26球を数えたが、ファウルを16本、打たせた。

心=◎
これまでブルペンで思うような球を投げられず、苦しそうな表情を見せる時が少なくなかった。そんな中でも「試行錯誤しています」と、通常のノーワインドアップではなくセットから投げたり、コーチやチームメートからもらった助言を部屋で思い返したりして、打開策を探ってきた。目的意識がしっかりしているからこそ。◎をつけたい。
技=○
フリー打撃登板を終え、「しっかり指にかかって力強い球はあった」と手応えがあった一方で、「投げ急ぐ時に体が開き、抜けている」と、課題も残った。英二投手コーチは「持っているものが少しずつ、出始めた」と見ている。発展途上の○だ。さらに実力が出れば、◎となる。
体=○
楠トレーニングコーチは「涌井、石川に比べたら劣るが、新人としては高いレベル。必死に付いてきている」と評価。プロでの練習に耐えられるだけの体力はある。○だ。

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ロッテ4位土肥、フリー打撃登板で球のばらつき反省[ニッカン]

ロッテのドラフト4位、土肥星也投手(21=大阪ガス)が14日、フリー打撃で打撃投手を務めた。

計58球を投げた。序盤はストライク先行で投げられたが、途中からボール球が増えた。プロ入り後、初めて打者を相手に投げ「最初の感覚は良かったのですが、途中から軸足にしっかり乗らなかった。テンポも速くなって、球がばらついた。それをなくせたらいい」と、反省を口にした。

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ロッテ西野、打撃投手こなし淡々「まあまあですね」[ニッカン]

ロッテ西野勇士投手(25)が14日、フリー打撃で打撃投手を務めた。直球、変化球とも、見逃しストライクを奪う球もあったが、一方で、高めに浮いてボールになる球もあった。

今年初めて打者相手に登板を終えると「まあまあですね。普通に投げることはできました。コントロールもできている。(ボールに外れた球は)集中力次第です」と、淡々と振り返った。

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ロッテ唐川が打撃投手「イメージ通り投げられた」[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(27)が14日、フリー打撃で打撃投手を務めた。

打者を相手に投げるのは今年初めてだった。計57球で、安打性の当たりは2本だけ。ボール球は16球だった。「まあまあですね。打者が立ってストライクが投げられたのは良かった。イメージ通りの軌道にも投げられました」と、納得の表情を浮かべた。

8日の練習中に左足首を捻挫し、一時、別メニューとなっていた。「もう大丈夫です」と、影響を感じさせなかった。

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ロッテ成田がバレンタインのモテ男/今日の1番[ニッカン]

ロッテで1番のモテ男は、成田翔投手(19)だ。

ロッテがロッテ「ガーナミルクチョコレート」とタイアップしているバレンタイン限定企画“あなたがチョコを渡したい選手”投票が13日に締め切られた。独身33選手を対象に投票を受け付けていた。14日にキャンプ地の石垣島で最終結果が発表され、2万8175票を獲得した成田が1位となった。

2位の平沢(2万5465票)も出席して行われた表彰式で、最終結果が発表された。両選手が横に並び、プレゼンターを務めたミス八重山の2人から優勝トロフィーを手渡された方が優勝という方式。最初は、平沢の方にトロフィーが手渡されそうになり、すぐに成田に手渡される“お決まり”も。前日までの経過発表で成田の優勝を確信していた平沢が「え、俺?」と一瞬驚き、笑いが起きた。

成田は「平沢に最後に抜かれると思っていたので、嬉しいです。ファンの方の期待に応えたい」と気を引き締めていた。

敗因を問われた平沢は「このままですよ。顔。(成田は)可愛らしいし、その差じゃないですか」とニヤニヤ。成田は「顔は別に…。(野球の)成績も負けてますし」と照れていた。

なお、上位10選手の結果は、次の通り。

1位の成田には、ガーナミルクチョコレート1年分も贈呈された。

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ヤクルトがロッテ戦力外の大松獲得へ、テスト後発表[ニッカン]

ヤクルトが、宮崎・西都2軍キャンプで入団テストに参加している元ロッテ大松尚逸内野手(34)を獲得する見込みであることが14日、分かった。

昨季限りでロッテを戦力外になった大松は、10年に日本一に貢献した左の長距離砲。昨年5月に右アキレス腱断裂の重傷を負い、1軍出場なしに終わった。球団は不足していた左の強打者として獲得候補に挙げた。入団テストは14日から17日までの4日間行われる予定で、体の異常がなければ獲得が発表される。

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ロッテ「バレンタイン総選挙」トップの成田にチョコ1年分、2位は平沢[サンスポ]

1日に投票が始まった「バレンタイン総選挙」の結果が発表され、プロ2年目の左腕、成田がトップ当選を果たした。2位は平沢。親会社の人気商品「ガーナミルクチョコレート」とタイアップした企画。総投票数8万4701票に対して2万8175票を得た成田は練習前、チョコ1年分などを受け取り「期待に恥じない結果を出したいと思います」と喜びのコメントを出した。

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“成田きゅん”がぶっちぎりV!ロッテのバレンタイン選挙で約3万票集める[サンスポ]

ロッテの沖縄・石垣島キャンプで、2月1日から投票が開始された「バレンタイン総選挙」。14日、同地で最終の投票結果が発表され、2年目の左腕、成田翔(なりた・かける)投手(19)=秋田商高=が、ぶっちぎりでトップ当選を果たした。これは親会社の人気商品「ガーナミルクチョコレート」とタイアップしたバレンタイン限定企画。“あなたがチョコを渡したい選手”として実施されていた。

同投手の笑顔に“きゅん”とすることから、ロッテサークル内では「成田きゅん」と呼ばれている。“きゅん”と称されるのは日本ハム・谷口に続き球界2人目。なお、総投票数8万4701票だった。

優勝の成田には14日の練習前、ミス八重山の2人から記念トロフィー、女優、土屋太鳳の『1位、本当におめでとうございます! 素敵なシーズンになりますよう、心から応援しています」のメッセージ付きの表彰状、ガーナーミルクチョコレート1年分が贈呈された。

成田
「平沢に抜かれると思っていました。これだけ投票をしてくれたファンの人に感謝です。そして、その期待に恥じない結果を出したいと思います。」
平沢
「マジっスか!?2位でもボクは嬉しいです。これからもっと頑張っていきたいです。」

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千隼やっと納得、初フリー打撃登板「ブルペンより良かった」[スポニチ]

ロッテのドラフト1位・佐々木(桜美林大)が初めてフリー打撃に登板した。

平沢、中村、三木を相手に計69球を投げ、安打性の当たりは3本。これまでのブルペンでは納得のいかない様子を見せてきたが、「意外とブルペンより良かったので安心しました」と手応えを口にした。平沢からは低めの直球で空振りを奪う場面もあり、大きく曲がるスライダーも切れた。

18日の紅白戦に2番手で登板予定で「全力でやるだけ。結果にこだわりたい」と表情を引き締めた。

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ロッテ石川、左キラーの真価発揮!角中のバット3本へし折った[スポニチ]

ロッテの侍「五右衛門」が奥義を見せた。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパン先発陣に入る石川歩投手(28)が14日、今春初めてフリー打撃に登板。昨季パ・リーグで首位打者、最多安打に輝いた角中勝也外野手(29)を相手に、バットを3本も折る圧巻の内容を示した。

ランチタイムの静かなグラウンドに、鈍い音が響いた。石川の相手は特打に取り組む角中。16球目に投じた内角直球がバットをへし折った。

38球目、今度はカーブで右飛に打ち取った際に2本目のバットにひびが入った。慌てて関係者がロッカーからバットケースを移動させたが、46球目のシンカーで3たびバットは折れた。昨季打撃タイトル2冠の左打者は、快投にうなった。

角中
「指に掛かるといい球が来る。内角の直球は力を入れて、完全にバットを折らせにきていた。」

脱帽といった響きを含むチームメートの言葉に、右腕も呼応した。

石川
「折りにいってないです。でも左打者の内角は自分の生命線。投げないと抑えられないので意識して投げました。」

昨季は対右打者の被打率.267に対して、対左打者は.209。内角を突き、決め球のシンカーで手玉に取る。代表合宿前に打者を相手に投げるのは最初で最後とあって、球種を宣言して投げるのではなくサインを入れ、より実戦を意識しながら持ち味を発揮した。直球はほとんど打球を前に飛ばさせず、51球で安打性の当たりはわずかに2本。角中がこのキャンプで投手相手の打席に立つのが初めてだったとはいえ、これ以上ない腕試しの相手をねじ伏せた。

「直球は良かったですが、ほかの変化球の精度を上げていかないといけない。打者が立ったときの制球を、もう少し投げ込んでつくっていきたい」。WBC1次ラウンドでは第3戦・中国戦の先発が有力で、その後も臨機応変に出番に備える。いつも冷静なその投球と表情は、世界を相手にしても変わることはない。

◇石川、前回MVPカノ斬り期待、各国に左の強打者ズラリ

各国の左打者の中で、ひときわ輝くのが前回WBCでMVPを受賞したカノ(ドミニカ共和国)だ。メジャーを代表する左の強打者は昨季、自己最多の39本塁打。球宴出場7度で通算278発、1086打点を誇る。

ゴンザレス(ベネズエラ)は10年首位打者で、通算201本塁打。99年新人王の両打ちのベルトラン(プエルトリコ)は39歳のベテラン。通算2617安打、421本塁打の実績は他を圧倒する。崔炯宇(チェヒョンウ=韓国)は昨季、韓国プロ野球で首位打者&打点王の2冠となったスラッガーだ。

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WBC経験者?ニッチロー'が石川に助言「最後は気持ち」[スポニチ]

練習を終えたロッテ・石川の元に、1人の男が近寄ってきた。「最後は技術じゃない、気持ちなんだ。日の丸の重みを感じて頑張って欲しい」という激励の声の主は、イチローの物まね芸人で知られるニッチロー'だ。

マーリンズのキャンプ参加がかなわなかったため、マリーンズのキャンプに参加し、WBC経験者?らしく助言。石川は「いい言葉をいただいた。それを胸に戦う」と感激の面持ちだった。

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ロッテ大谷、大爆笑32歳の誓い!?帽子獲ったら「32」ヘア[スポニチ]

この日32歳の誕生日を迎えたロッテ・大谷が、衝撃のヘアスタイルを披露した。「今朝、バリカンで(同期の)大嶺翔にやってもらいました。せっかくなんでアピールして雰囲気が良くなれば」。

練習前の円陣で帽子を取ると、頭頂部が「32」に刈り上げられ、大爆笑が起きた。プロ8年目を迎えた右腕は「年も上の方なので、引っ張っていって充実した1年を送れるように頑張りたい」と決意を口にした。

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ロッテ「チョコを渡したい選手」初代王者は成田、平沢も脱帽…[スポニチ]

ロッテが親会社の「ガーナミルクチョコレート」とのタイアップ企画「あなたがチョコを渡したい選手」投票は、2年目の成田が2万8175票で初代王者に輝き「期待に恥じない結果を出したい」。

2500票以上の差をつけられた2位の平沢は「(成田は)顔が可愛らしいのでその差」と敗北を認めた。

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ロッテ大谷、32歳誕生日、決意のバリカン「32」刈り[スポニチ]

ロッテの大谷智久投手が14日、32歳の誕生日を迎えた。

報道陣から送られたケーキを前に帽子を取ると、「32」と刈り上げられた姿に。「今朝バリカンで大嶺翔太にやってもらいました」という体を張った右腕は、「せっかくなんでアピールしようと思った。雰囲気がよくなれば」と練習前にチームメートに披露して盛り上げた。

プロ8年目を迎え「投手陣の中でも年上の方なので、引っ張っていって、充実した1年を送れるように頑張りたい」と決意を込めた。

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元ロッテ香月、“恩人”田中監督から叱咤激励「もっと大きな野望を持て」[スポニチ]

投手コーチ兼任で復帰した香月だが、事実上、コーチの肩書きはもう外れている。田中敏弘監督(47)は「コーチは1日で“クビ”にしました。もう彼の存在自体がコーチング、リーダーシップになっているので、選手に専念しなさいと」。指揮官の脳裏にあったのは、昨夏の都市対抗で初優勝したトヨタ自動車の絶対エース、佐竹功年の姿だった。大会を通して1人で4勝を挙げ、30イニングを投げてわずか1失点。その佐竹と香月は同学年だ。

香月の熊本に対して恩返しをしたいという気持ちを痛いほど理解しながら、田中監督は「佐竹とおまえは同い年だぞ。老け込む年齢じゃない。もっと選手として大きな野望を持って、“ラークスに香月あり”と言われてみろ」と叱咤激励したのだった。

熊本地震からの復興元年となる今年。「人間力野球」を掲げてきた田中監督は、部員30人の1人1人が活動12年目で人間的に一皮むけたと実感している。昨年4月の熊本地震後。「野球チームからボランティアチームに転身した」(同監督)と、部員達は被害の大きかった西原村で農業ボランティアに従事した。半年先、1年先の被災地の生活を見据え、サツマイモなどの種の植え付けに汗を流した。「熊本地震は悲しい事実ではあったけど、悪いことばかりではない。無意識のうちに思いやりを学べた。そして会社、地域の方に逆に感謝されて、グラウンドに立っている状況が生まれた」と指揮官。去年あっての今年。何があっても諦めない。

◇兄・良太は現役続行の道を模索

香月同様、兄・良太(34)も昨年10月に巨人から戦力外通告を受けた。兄は12球団合同トライアウトを受け、現在もプロとして現役続行の道を模索し、台湾をはじめ複数の海外チームの入団テストを受ける予定。香月は「兄弟で戦力外と笑う人がいるかもしれないが、野球を始める時も一緒だったし、日本のプロ野球球団をクビになった時期も一緒。そんな経験をしている兄弟はほかにはいない。だから幸せだと思う」と話した。

◇「復興のシンボル」も入部内定

17年の新チームに、「復興のシンボル」ともいえる部員の入部が内定している。昨夏の甲子園大会の開幕戦で始球式を務めた阿蘇中央高(熊本)野球部前主将の倉岡真聖だ。「熊本の地で働きながら野球ができることは、当たり前のことではないと強く思っています」。エース兼遊撃手、さらに4番としても活躍した高校時代と同じ背番号「1」が与えられ、卒業式を前に既にチーム練習にも参加。二塁、三塁、遊撃でノックを受けている。「内野で勝負していきたい。早く社会人のレベルに追いついて、信頼される選手になりたい」と抱負を語った。

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元ロッテ香月、熊本で再出発、“第2の故郷”に恩返しを[スポニチ]

For Kumamoto(熊本のために)−。今日14日で熊本地震から10ヶ月を迎える。「復興元年」の今年、元ロッテの香月良仁投手(33)が社会人野球の鮮ど市場ゴールデンラークス(旧熊本ゴールデンラークス)に戻ってきた。昨年10月にロッテから戦力外通告を受けた右腕は、第2の故郷である熊本に恩返しをするために、プロ入り前に在籍した古巣への9年ぶりの復帰を決断。エースとして自身が出場した08年を最後に遠ざかっている都市対抗野球大会に再びチームを導く。

長いようで短かった8年のプロ生活。香月は「一流の才能がないことは分かっていたし、プロの世界にくっついていくのに必死だった。もちろん幸せなこともあったけど、正直、しんどかったですね」と振り返った。

プロの他球団からオファーがなかった時点で、ケジメとして一時は野球から離れることも考えた。しかし、昨年4月以降、香月の心の中には第2の故郷である熊本の傷ついた姿が深く刻まれていた。06年に入社した「鮮ど市場」。熊本地震で店舗を兼ねた6階建ての本社ビルは損壊。多くの従業員が被災した。千尋夫人の実家も熊本市内ということもあり、香月は昨年4月19日から3日連続でQVCマリン(現ZOZOマリン)の入り口で、涙ながらに被災地への募金活動を行った。

「仕事を失ったり、人生が変わってしまった人もいる。自分1人で熊本を盛り上げていく力はないけど、僕が入ることでチームに純粋にプラスになればと思って…。熊本は自分を育ててくれた場所。そして、お世話になったチームが負けているのはやっぱり悔しい」。

その思いに背中を押され、次の人生のステージに古巣である鮮ど市場ゴールデンラークスを選んだ。かつてはスーパーの総菜売り場に勤務しながら野球を続けた。現在も「大変だけど、それが社会人野球」と言うように、今春立ち上げ予定のスポーツ振興事業部への配属に向け、同社が提携するゴルフジムに早朝6時半から勤務。雑用から始まり、接客、さらにトレーニング法や栄養学の勉強もしている。チームの全体練習は午後2時から7時まで。その後、筋力トレーニングなど自主トレを行い、熊本県合志市の球場をあとにするのは午後8時半過ぎだ。慣れない環境に加え、ロッテ時代の昨年まで2月のこの時期は沖縄・石垣島で春季キャンプ。「いつも暖かい場所にいたので、コンディション作りも大変ですね」と言いながらも、2日連続のブルペンで計300球を投げ込み、「アマチュアは練習での球数が圧倒的に少ない。その辺のメニューは変えました」と精力的だ。

目標は自身が出場した08年以来となる都市対抗大会にチームを導くこと。チーム最年長の33歳は「仲間には“どうせやるなら、東京ドームに行こうぜ”と言っています。僕も都市対抗の舞台に立って、人生が変わったので、今いる若い子達にも経験させてあげたい。それが叶えば、僕がここに来た意味があると思う」と言葉に力を込めた。

ゴールデンラークスの1期生であり、ゴールデンラークスから最初にプロ入りしたのも香月。そんなレジェンド的存在であっても、右腕はこう言う。「当然、またこのチームでエースを目指していく。それを目指さないのなら、選手をやるべきではない。プロ上がりで社会人野球で(エースとして)バリバリ投げている人間はなかなかいないので、自分がその先駆者となる。それもモチベーション」−。

もうプロではない。それでも、毎日が充実しているという。2017年のチームスローガンは「For Kumamoto」(熊本のために)。「僕もまだ野球を勉強中。プロにいた時よりレベルアップした自分を見せたい」。確約された未来などなくても、愚直に前に進む。それこそが“熊本魂”であり、また1人、復興への新たな旗振り役となる。

鮮ど市場ゴールデンラークス
熊本市に本拠を置く社会人硬式野球チーム。母体は、スーパーマーケットチェーンの「鮮ど市場」。チーム名は「黄金に輝くひばり(熊本県の県鳥)」の意。2005年に「鮮ど市場」の創業30周年を記念して「熊本ゴールデンラークス」として設立され、翌06年から活動開始。「働かざる者野球するべからず」がチーム方針。07、08年に都市対抗に出場し、ともに2回戦敗退。16年に会社名を冠した「鮮ど市場ゴールデンラークス」に改称された。
香月良仁(かつき・りょうじ)
1984年(昭59)1月22日、福岡県久留米市生まれの33歳。柳川高2年の00年春にセンバツ出場も登板機会なし。第一経済大に進学し、卒業後に鮮ど市場に入社し、熊本ゴールデンラークスに入部。07、08年に2年連続で都市対抗に出場し、08年ドラフト6位でロッテに入団。新人イヤーの09年にイースタン・リーグで最多勝のタイトルを獲得。10年4月29日の西武戦(西武ドーム)で先発し、1軍初勝利。15年には自己最多の40試合に登板した。プロ8年間で登板65試合、4勝3敗1セーブ、防御率4.58。1メートル80、82キロ。右投げ右打ち。

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ニッチロー'ロッテ1軍キャンプに緊急昇格、今季目標は「笑いの打率4割」[スポニチ]

13日からロッテの2軍キャンプに参加中の、イチローの物まね芸人として知られるニッチロー'外野手が、14日午後から1軍に緊急昇格することになった。

「僕のキャンプが始まりました。マーリンズに行きたかったが、マリーンズにしました」と2軍球場で選手らとともにアップを行い、軽快な動きを見せると、午後には1軍に合流することを明かした。ユニホームはよく見ると「MIAMI」ならぬ「MANE」で、背番号は「5.1」だった。

今季の目標には「笑いの200本安打と打率3割」を掲げたものの「3割はだいぶ少ないので、やはり4割!」と上方修正。そのためにもオフは人との積極的なコミュニケーションを掲げて自主トレーニングに励んできたという。この2日間での笑いはまだあまり取れていないというが「シーズンは長いのでここから上げていきたい」と調整していく。

また3月のWBCについても「スケジュールは空いています」とわずかな可能性に懸ける。「偽ジャパン」という物まね芸人達の応援団も結成されているが「偽ジャパンのことは応援していますが、メンバーには入りません。孤高の天才として戦っていきたい」とブレない姿勢を貫いた。

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ロッテ「チョコ渡したい選手」成田がV!平沢惜敗「顔の可愛らしさの差」[スポニチ]

千葉ロッテがロッテ「ガーナミルクチョコレート」とタイアップし、バレンタイン限定企画として行った「あなたがチョコを渡したい選手」投票の表彰式が14日、行われた。

最終結果は、10位二木、9位伊志嶺、8位中村、7位香月、6位原、5位田村、4位吉田、3位佐々木、2位平沢、1位成田となった。

1位の成田と2位の平沢が表彰式に出席し、ミス八重山から表彰を受けた。初代王者に輝いた成田は「平沢に最後超されると思っていた。1位は嬉しいし、ファンの方々の期待に応えられるように恥のない結果を残したい」と1位らしい可愛さ全開のスマイルを見せた。また平沢は敗戦の理由について「(成田は)顔が可愛らしいので、その差です」と分析し、少し悔しげだった。

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竜蔵が行く、ZOZOマリンに肘井の打球を見に行こう[スポニチ]

◇長久保豊の撮ってもいい?話

八重山ブルーの空に白球が溶けて行く。ロッテ・肘井竜蔵選手の打球は何時見ても、何度見ても美しい。

「『試合で見せてくれよ』と言われるんですけどね」。早出特打のゲージから出た彼は汗を拭いながら人懐っこい笑顔を見せた。

プロ4年目。1軍での出場は14試合、二塁打2本。昨季は「ボクがベンチに入ってから連勝ですね」と肘井不敗伝説を訴えたが首脳陣やナイン、そして報道陣からも「そういえばそうだね」と棒読みの反応が返ってきただけだった。

これまで彼にまつわる「ヤバイ」話を2回聞いた。ルーキーイヤーの2014年春。2軍から上がってきた選手から「あいつの打球はヤバイっすよ。18歳の打球じゃない」という話を聞いた。ヤバイ打球って?

とにかくグイ〜ンと飛んでいく。落下地点近くでスッと5メートルほども伸びる感覚。打たれた球が悲鳴を上げるほども引っ叩いている訳ではない。胸のすくような気持ちのよい打球を飛ばすというのだ。

もう1つは2015年秋のこと。「あいつヤバイです」。球団関係者から聞いた話は深刻なものだった。イースタンリーグで受けた顔面死球、絶対安静で1ヶ月近くをベッドで過ごした。ファンや関係者に元気になった姿を見せたかったのだろう。11月のファン感謝デーでは腫れが引いたばかりの顔で懸命に笑った。その姿にカメラを構えるこちらが切なくなった。

犬っぽい性格。人懐こさもさることながら、外野でノックを受ける様はまさしくそれだ。うずうずしながらボールを追って、捕手への返球が決まった際には褒めてくれと言わんばかりのガッツポーズ。「おまえ、アピールの意味を間違ってるぞ」とコーチが叫べば見守るファンからは爆笑が起きる。それが一度、打撃ケージに入れば打球の軌道でファンの心を奪う。

見守る人々にとっては「絶対、出てくる選手」であり「育てた感」がある選手だ。

明治安田生命の「理想の上司」アンケート。番外編の「理想の新入社員」では日本ハム・大谷翔平選手が1位になったそうだ。実力に加え謙虚さが評価されたということ。だが冷静に考えてみよう。あんな怪物を抱えた直属上司の立場を。ましてや自分の上司がイチロー(理想の上司・総合6位、スポーツ選手・監督部門1位)だったとしたら。中間管理職は心も体も3日と持ちませんぜ。

「オレ的、部下にしたい男」1位の肘井竜蔵は今日も八重山の土にまみれている。きっと出てくる選手から、出てこなくてはいけない選手へと周囲の視線も変わるからそれも当然。青い空もいいが今年こそZOZOマリンの茜の空に放物線を描いてくれると思う。そのためにつらくても苦しくても、取りあえず笑っちゃう。そういうヤツは好きだな。

長久保豊(ながくぼ・ゆたか)
1962年生まれのカメラマン。映画「兵隊やくざ」の「星(階級)の数より飯(勤務年数)の数」という有田上等兵の言葉が大好き。会社は年下上司ばかりだが、それが何か?

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ドラ1千隼、上々フリー初登板「納得」の67球[報知]

ロッテのドラフト1位、佐々木千隼投手(22)が14日、フリー打撃に初登板。まだまだ試運転だが、中村、三木らに67球を投げ、平沢からは低めへの直球で空振りを奪うなど、上々の滑り出しだ。

曇っていた表情が明るくなった。直球にスライダー、シンカー、フォークを披露。「ブルペンとは違う景色だったので、今日は気持ちよく投げられたのかなと思います。自分でも納得いく球が何球かありました」と振り返った。

キャンプ序盤からブルペンで思うような投球が出来ずに苦悩。英二投手コーチは「ピッチャーはバッターが立ってなんぼ。持っているものが少しずつ出始めている」と投手としての本質を評価した。今後は17、18日の紅白戦で登板する。ドラフト1位右腕は「結果にこだわりたいです」と言葉に力を込めた。

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[侍ジャパン]ロッテ・石川、WBC球でキレキレ!角中のバット3本へし折り「感触は良い」[報知]

WBC日本代表のロッテ・石川歩投手(28)が14日、フリー打撃に初登板。昨季の首位打者・角中のバットを3本へし折る力投を披露した。日本ハムの大野奨太捕手(30)は、紅白戦で2安打1打点と躍動。視察した小久保裕紀監督(45)の前で「つなぎ侍」として存在感を示した。楽天・則本昂大投手(26)も韓国・ハンファとの練習試合で1イニングを無安打無失点の貫禄。侍ジャパン戦士の調整も熱を帯びてきた。

グシャッ!ベキッ!バキッ!夏のように強烈な日差しが差し込む石垣島に、乾いた音が響いた。16球目直球、38球目カーブ、46球目シンカー。石川がWBC球で3度もバットを粉砕し、侍経験者の角中も苦笑いだ。ロッカールームにあったスペアのバットを急遽運び出して対決は続き、最後に設定した1打席勝負では4球で一ゴロに仕留めた。

球種を告げず、サインに従って投球する“真剣勝負”。遠慮なく内角を攻め「へし折った感じはしなかったですけど、感触は良かったです。左打者のインコースに投げないと抑えられない」と涼しい顔で振り返った。リーグ屈指の好打者も「指にかかったらいい球。あいつ的にはまだまだですけど、ぶんぶん振り回すバッターなら通用するんじゃないですか」と太鼓判を押した。

侍の柱の一角として、期待に応える堂々のマウンド。7日に視察した小久保監督は「1次ラウンドの(キューバ、豪州、中国戦の)どこかで投げます。先発の一角を彼に託す」と明言。昨年11月のオランダとの強化試合では4回3失点も適性を見いだされ、選出された。苦しんだボールの扱いも、今ではすっかりなじんでいる。

WBC球は、普段とは違う独特の変化を生んでいる。チーム関係者は「シンカーの軌道は変わらないけど、抜け方が早くなる。カーブの膨らみも小さくなって、キレがある。強化試合は真っすぐ、シンカー中心だったが、カーブを有効的に使えばそれも生きてくる」と説明。国際試合で大きな武器となりそうだ。

今キャンプの実戦調整は終了。「他の変化球の精度を上げていくだけ。もう少し投げ込んでフォームを作っていきたい」。決して前向きではない性格を心配する向きもあるが、ゴエモンと侍が世界一の絶景に導くはずだ。

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大谷、32歳の誕生日に衝撃ヘアスタイル披露[報知]

ロッテ・大谷智久投手が14日、32歳の誕生日を迎え、衝撃ヘアを披露した。

石垣島キャンプの練習後、電撃訪問したタレントのニッチロー’からケーキを贈られた8年目右腕。帽子を取ると、頭頂部が「32」の形に刈り上げられており、爆笑の渦が起こった。「今朝、同期の大嶺翔太にやってもらいました。帰ってすぐ切りたいです」と体を張りながらも、照れくさそうだった。

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2年目左腕・成田「チョコを渡したい選手」1位に「期待に恥じない結果を」[報知]

ロッテは14日、バレンタイン限定企画として行っていた「あなたがチョコを渡したい選手」投票の最終結果を発表し、2年目左腕の成田翔投手(19)が1位に輝いた。成田は「嬉しいです。ファンの方の期待に応えられるようにしっかり練習して、期待に恥じない結果を出したいと思います」と喜び、2位に終わった平沢は「2位という結果でも嬉しいです。(成田とは)顔とか、可愛らしい、その差じゃないですか」と受け止めた。成田にはガーナミルクチョコレート1年分と女優・土屋太鳳のメッセージ付き表彰状、トロフィーが贈られる。

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押切もえ、ロッテ涌井との新婚生活にのろけ「郵便物とかが届いた時に名字が変わっていて」[報知]

昨年12月に米ハワイでプロ野球・ロッテの涌井秀章投手(30)と挙式したモデルの押切もえ(37)が14日、都内で、挙式で着用したウェディングドレス姿を取材陣に披露した。

挙式を振り返り「すごくアットホームで楽しくて、両親同士が私たち以上にハッピーでした」。新婚生活については「楽しい。ほのぼのとさせてもらってます。郵便物とかが届いた時に名字が(涌井に)変わっていて、結婚したんだなって」とのろけた。涌井投手は現在キャンプ中で、テレビ電話などで連絡を取っているが「ケンカはしない。浮気の心配?ないです。オープン戦は時間があったら行きたい」と笑顔を見せた。3月からドレスのレンタル、販売がスタートする。

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ロッテ・ドラ1佐々木千隼69球ヒット性2本!さすが実戦派「感覚悪くなかった」[デイリー]

ロッテのドラフト1位・佐々木千隼投手(22)=桜美林大=が、実戦形式の打撃練習に初登板。新人王候補の前評判に応える快投を披露した。

平沢、中村、三木に69球を投げてヒット性の当たりは2本。真っ直ぐが低めに制球され、特に外角低めのボールは威力十分だった。フォーク、シンカー、スライダーの変化球もビシビシ決まった。

安定しなかったブルペンでのストレスを吹き飛ばすピッチングとなった。英二投手コーチは「投手は景色が変われば変わる。持っているものを少しずつ出したということ」と評したが、佐々木は課題の「ストライクをどんどん取りにいく」投球を実践した。

自主トレ中からフォームがなかなか一定せず、欲求不満を抱え込んでいた。だが、そこは実戦派。「打者が立ってみて感覚は悪くなかった」と収穫を口にした。

「指にかかったボールが来ていた。最初にしては良かった」と伊東監督。今後、紅白戦、オープン戦と登板機会が増えるが、期待値は高まるばかりだ。

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ロッテ、バレンタイン投票は成田が1位、平沢とのデッドヒート制す[デイリー]

ロッテは14日、2月1日からロッテ「ガーナミルクチョコレート」とタイアップし、バレンタイン限定企画の“あなたがチョコを渡したい選手”投票の最終結果を発表した。

総投票数8万4701票。堂々の1位に輝いたのは成田翔投手で2万8175票だった。以下の順位は次の通り。

成田は「平沢に抜かれると思っていました。これだけ投票をしてくれたファンの人に感謝です。そしてその期待に恥じない結果を出したいと思います」と嬉しそうに話した。

惜しくも2位となった平沢は「2位でもボクは嬉しいです。これからもっと頑張っていきたいです」と笑顔を浮かべていた。

優勝者にはミス八重山の2人から記念トロフィー、さらに女優・土屋太鳳から「1位、本当におめでとうございます!、素敵なシーズンになりますよう、心から応援しています」のメッセージ付きの表彰状、ガーナーミルクチョコレート1年分の贈呈が行われた。

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成田が1位、バレンタイン企画[千葉日報]

千葉ロッテは14日、バレンタインデー限定企画としてインターネットで募集した「あなたがチョコを渡したい選手」の投票結果を発表し、成田が約2万8千票を集めて1位となった。

成田には「ミス八重山」の2人から記念トロフィーやロッテのチョコレート1年分などが贈られた。2年目の左腕は「投票してくれたファンの人に感謝。期待に恥じない結果を出したい」と笑顔で話した。

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WBCへ好調維持、石川[千葉日報]

3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に千葉ロッテから日本代表として唯一選出された石川が、昼食時間に行われた角中の特打に登板。昨季の首位打者相手に約50球投げ、安打性の打球は2本。バットを3本折るなど好調ぶりを見せた。

キャンプではブルペンの投球練習から滑りやすいとされるWBC公認球を使用し、大舞台へ着々と準備を進める。今回も同球を使用し、「違和感はない」とうなずいた。

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原「結果求めたい」、フォームの修正進める[千葉日報]

2年目右腕の原=専大松戸高出=が精力的に調整を進めた。他の選手が引き上げ始めた午後4時すぎまで川越2軍投手コーチから手取り足取りフォームの指導を受け、「頭の中では直すべきところが分かってきた」と話した。

11日の台湾プロ野球ラミゴ戦では1回を投げ、1本塁打を含む4安打を浴びて3失点。体調不良でキャンプでの調整が遅れた影響からフォームが安定せず、高めに浮いた球を打ち込まれた。翌日から腕の振りを意識し、この日はブルペンで捕手を座らせて直球を中心に約80球を投げ込むなどフォーム修正に努めた。

昨季は2軍でも8試合の登板にとどまり、体づくりの期間に終わった。今季に向け、「1軍で投げるために、2軍で結果を求めてプレーしたい」と意気込んだ。

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初の打撃投手で手応え、ドラフト1位新人・佐々木70球[千葉日報]

ドラフト1位ルーキーの千葉ロッテ・佐々木(桜美林大)が初めて打撃投手を務めた。平沢、中村、三木に対し70球ほど投じ、許した安打性の当たりはわずか4本。「ブルペンとは景色が違う。気持ちよく投げられた」と納得の表情を見せた。

横手に近いスリークオーターから、直球、スライダー、フォークボールなどをバランス良く投げ込んだ。11、12日の台湾プロ野球ラミゴとの交流試合で実戦を経験したばかりの3人に対し、詰まらせたり、空振りを奪う場面も目立った。「力があって打ちにくかった」と平沢。佐々木は「コーチや先輩、(捕手の)田村からのアドバイスが実践できてきた」と手応えを口にし、伊東監督も「指に掛かったボールは良かった」と評価した。

即戦力の期待が掛かる右腕は連日ブルペンに入り、調整を進める。16日から始まる第4クールでは紅白戦での登板が濃厚。先発枠を争う同期の酒居、有吉も13日に打撃投手として登板するなど順調だが、「全力でやるだけ」と焦りは見せず、「結果にこだわりたい」とキャンプ終盤を見据えた。

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