1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 7 |
横浜DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 遊 | 中村 | 3 | 0 | 1 |
2 | 二 | 鈴木 | 3 | 0 | 0 |
二 | 三木 | 2 | 0 | 0 | |
3 | 右 | 清田 | 3 | 1 | 1 |
中 | 柴田 | 2 | 1 | 0 | |
4 | 指 | パラデス | 3 | 1 | 0 |
打指 | 高濱 | 1 | 0 | 0 | |
5 | 三 | ダフィー | 3 | 0 | 0 |
三 | 大嶺翔 | 1 | 0 | 0 | |
6 | 左 | 細谷 | 3 | 1 | 0 |
7 | 一 | 井上 | 4 | 1 | 2 |
8 | 捕 | 田村 | 3 | 1 | 1 |
捕 | 江村 | 0 | 0 | 0 | |
9 | 中右 | 加藤 | 3 | 1 | 0 |
計 | 34 | 7 | 5 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 桑原 | 3 | 1 | 0 |
左 | 乙坂 | 1 | 0 | 0 | |
2 | 左中 | 関根 | 3 | 0 | 0 |
3 | 右 | 梶谷 | 2 | 1 | 0 |
右 | 佐野 | 2 | 0 | 0 | |
4 | 指 | ロペス | 2 | 0 | 0 |
打指 | 黒羽根 | 2 | 0 | 0 | |
5 | 三 | シリアコ | 3 | 0 | 0 |
6 | 二 | 宮崎 | 3 | 1 | 0 |
二 | 柴田 | 1 | 0 | 0 | |
7 | 一 | 白崎 | 2 | 0 | 0 |
打 | 狩野 | 1 | 0 | 0 | |
8 | 遊 | 倉本 | 3 | 1 | 1 |
9 | 捕 | 高城 | 2 | 0 | 0 |
計 | 30 | 4 | 1 |
名前 | 投球回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
唐川 | 4 | 3 | 0 |
二木 | 2 | 0 | 0 |
宮崎 | 1 | 1 | 1 |
有吉 | 1 | 0 | 0 |
高野 | 1 | 0 | 0 |
名前 | 投球回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
浜口 | 3 | 3 | 1 |
尾仲 | 2 | 0 | 0 |
野川 | 1 | 3 | 3 |
須田 | 1 | 0 | 0 |
田中健 | 1 | 0 | 0 |
三上 | 1 | 1 | 0 |
ロッテは先発ローテーション候補の2人が好投した。先発した唐川侑己投手(27)が4回3安打無失点。4三振を奪った。「ボール球が立ち上がりに多かった。初の対外試合で緊張していた。練習試合、オープン戦で結果を残さないといけない立場としては(無失点投球は)よかった」と話した。
2番手で登板した二木康太投手(21)は2回を打者6人でピシャリと封じた。「今年の実戦はコントロールよく投げられている。練習のブルペンからいい感じで投げられている」と満足そうな表情を浮かべた。
伊東勤監督は「唐川と二木は良かった。二木は最近ずっと良かった。しっかりキャンプから取り組んでいた」と高評価を与えていた。
ロッテ井上晴哉内野手(27)がパワーを見せつけた。
6回2死一、三塁、強風が吹く中で直球を両翼100メートルの右翼ポール際に2点特大二塁打。「あれでもタイミングがまだ悪い。呼び込み過ぎている。振りたいタイミングで振れてない。もう少し前で打ちたい」。2点タイムリーの好結果に満足するどころか、差し込まれ気味となった点に反省を口にした。
伊東監督は「ここ(一塁)も競争は激しい。(競争が)長ければ長いほどいい」と話した。
WBC球、何するものぞ−。侍ジャパン代表合宿初日の23日にブルペン入りした投手陣は、各々がボールを巧みに操った。意図するコースにどれだけ確実に投げられたか、制御率を測定。得意とする球種は高確率で収めてみせた。開幕戦となる3月7日キューバ戦に先発が濃厚なロッテ石川歩投手(28)は、5球投じたカーブを5球とも狙い通りに格納。代名詞のシンカーと並び立つ武器にする。
大きな軌道で力強く曲線を描いた。開幕キューバ戦の先発が内定している石川が“WBC仕様”のブルペンで武器を披露した。直球のみで迎えた19球目に「カーブいきます」。無駄のない投球フォームからパワーカーブを完璧に制御した。「打者と対戦して、実戦感覚と精度を上げていきたい。(現時点では)直球とカーブは大丈夫だと思います」。全34球のうち5球を投げたカーブに十分な手応えを示した。
シーズン中はシュート気味に沈むシンカーが特徴的な投手として認知されている。だが、通常とは質感が異なるWBC球では「シンカーはもうちょっと」と決め球には至っていない。一方で侍ジャパンのスコアラー陣は「カーブがいい。ボールに適応している」と説明。緩急と落差を併せ持つカーブがノンステップ打法のキューバ打者との対戦で大きな武器になる。
小久保監督は「石川は25日は投げません」と明言し、28日の台湾プロ野球選抜との試合で調整登板を経て、キューバ戦に臨むことが濃厚。世界一奪還への船出を託された右腕は「対外国人というのは気にしていない。自分のボールを投げるだけ。投げた試合は勝てるように頑張ります」と静かに言った。
DeNAとの練習試合で、先発枠を争う2人が好投を見せた。先発の唐川は強風の中で細かい制球に苦しみながらも4回を投げて3安打無失点。二木は2回を投げ、1人の走者も許さずに3三振を奪う好投だった。
唐川は「結果を出していかないといけない立場だから。内角球でファウルを取れて良い部分も出せた」と話した。二木は「制球よく投げられているのが結果につながっている」と振り返った。
3月7日の1次リーグ初戦(対キューバ、東京ドーム)の先発が予想される石川(ロッテ)が、ブルペンに入り、嶋(楽天)を座らせて34球を投げた。
「緊張しました。あまり喋ったことがない選手ばかりだったので…。状態は60%です」。
直球を中心にカーブと、武器のシンカーを織り交ぜた。上々の仕上がりで「早く打者と対戦して反応をみたい」と、実戦登板を志願した。
キューバといえばデスパイネ(ソフトバンク)。昨季までの同僚との対戦について「他の投手に聞いてみます」と無関心を装ったが、攻略のイメージは出来上がりつつある。
「自分の状態を早く上げて、投げた試合は全て勝てるようにしたい」。
残り約2週間で、投球術をさらに磨く。
ロッテドラフト5位の有吉(九州三菱自動車)が8回に対外試合初登板。1死から関根に死球を与えたものの、後続を断って1イニングを無安打無失点で終えた。
17日の紅白戦(石垣)では先頭打者に四球を与えていたが「今日は落ち着いて投げられた。死球の後も気持ちをすぐに切り替えられた」と収穫を口にした。伊東監督は「しっかり結果を出していかないといけない立場」と話し、1軍生き残りへ今後もアピールを続けていくことを求めた。
侍ジャパン・石川の「代名詞」といえばシンカー。しかし、キューバ斬りには「カーブ」が有効になる。投球練習を終えた右腕の頭に、秘策が浮かんだ。
「(カーブを)カウントも取れて、決め球にも使えるようにしたい。精度を上げていきたい」。
3月7日のキューバとの1次ラウンド初戦(東京ドーム)先発が決定的。小久保監督の見守る中で嶋を相手に、伸びのある直球を18球連続で投げ込む。次は、カーブ。ブレーキの利いた「遅球」が大きく落ちながらミットに吸い込まれた。3球を続けると、今度は「直球―カーブ」のコンビネーションを2度試した。合宿初日に計34球。カーブを5球、宝刀シンカーは6球織り交ぜ「60%くらい。直球とカーブは大丈夫。シンカーがもうちょっと」と振り返った。
嶋を驚かせたのが、カーブだった。「凄く良かった。(キューバには)カーブが重要になってくるので」と太鼓判を押した。嶋は12年11月のキューバとの強化試合で先発マスクをかぶっており「真っ直ぐに強いバッターが多い」というイメージが残る。スイングスピードが速く、パワーヒッターが並ぶキューバ打線。強振してくる相手のタイミングを外す100キロ台の遅球は特に有効だ。「石川=シンカー」というデータも逆手に取ることもできる。「カーブは相手の頭にないところ。初球からバーンと見せるのは有効」と分析した。
さらに石川は制球力抜群。自己最多の14勝を挙げた昨季は両リーグ最多タイの5完投をマークし、1イニングの平均球数は15.2球だった。WBCでは球数制限があり、1次ラウンドは65球。計算では5回途中までだが、カーブで芯を外し「1球勝負」を仕掛ければ、さらに投球回数は伸びる。元同僚でキューバの主砲デスパイネ(現ソフトバンク)への対策は「(パ・リーグの)他のチームの投手に聞きたい」と情報交換も進めていく。
「開幕戦」へ向け、3月1日の台湾プロ選抜戦(ヤフオクドーム)に2番手で登板する。「打者と対戦して(カーブの)反応を見たい。投げた試合は勝てるように頑張ります」。世界一の「絶景」へ、初陣に照準を合わせる。
石川は昨季レギュラーシーズンの与四球率(9イニングあたりの与四球)が1.22で、両リーグの規定投球回到達者26人でトップ(最少)だった。また1イニングあたりの平均球数は15.21球で、有原(日)の15.20球に次ぎ両リーグ2番目の少なさ。1次ラウンドの球数上限65球なら4.27回となり、5回途中まで投げられる計算になる。
WBC1次リーグでの先発登板が濃厚な石川(ロッテ)がブルペンで34球を投げた。仕上がりは「60%くらい」といい「これから打者との対戦で実戦感覚や球の精度を上げていきたい」と語った。得意のシンカーの質に、まだ納得がいかない様子だった。
昨季、自己最多の14勝を挙げ、パ・リーグトップの防御率2.16を記録した石川は「自分はある球を全部使わないと抑えられないので」と各球種の精度向上に努め、仕上げに入る。
ロッテは23日、DeNAと練習試合(宜野湾)を行い、7−1で勝利した。
先発の唐川侑己投手が4回3安打無失点、2番手の二木康太投手が2回無安打無死点と好投。先発ローテーションを巡りサバイバルを続ける右腕達がそろってアピールした。
唐川は「ボール球が多かった。初めての対外試合で、紅白戦とは違う緊張感がある中でバラついていたかな」と反省。次回の登板に向けて「もっと直球でストライクカウントが取れるようにしたい」と話した。
3三振を奪うなど力投した二木は「今年の実戦は制球よく投げられているので、それが結果につながってよかった」と安堵の表情。英二投手コーチも「(先発枠を巡り)いい競争ができている」と目を細めていた。
WBC日本代表の石川歩投手(28)が、3月7日のキューバとの1次ラウンド(R)初戦(東京D)で開幕投手を務めることが23日、決定的になった。宮崎強化合宿初日は、ブルペンで嶋を相手に34球。これにより、初戦は則本昂大投手(26)をブルペン待機させることができ、順当なら2次Rの初戦を委ねることになりそうだ。
右腕を振り下ろす度に、ポーカーフェースの石川の投球は熱を帯びた。集中力を研ぎ澄まし、合宿初日から嶋を相手に18球続けて直球を投げ込むと、カーブ、シンカーを交えて計34球。経験したことがないほどの取材陣に囲まれ「緊張しました。あまり喋ったことない選手ばかりなので」は偽らざる本音。その“ゴエモン”が侍の先陣を務めることが濃厚になった。
世界一奪回ローテがくっきりと浮かび上がった。7日に小久保監督、権藤投手コーチが石垣島キャンプを視察した際、大役を打診。昨年11月のオランダとの強化試合で4回3失点ながら、国際試合で通用すると評価しており、28日の台湾プロ選抜戦(ヤフオクD)を経て、中6日で開幕を迎えるとみられる。続く8日の豪州戦は菅野、10日の中国戦は武田が担う。
4本柱で残る則本は経験とタフネスさを買われ、フル回転する。「先発もだけど、中でも力を発揮できるピッチャー。球の力、投げっぷり、気持ちの強さは高く評価している」と指揮官。石川は立ち上がりが課題とされており、WBC特有の球数制限(1次Rは65球)が設けられる中、初戦はバックアップに徹する。1位通過した場合は、中4日で2次R初戦に先発となる可能性があり、まさに切り札的存在だ。
それもこれも、キューバ戦に必勝を期すからこそだ。昨秋は直球とシンカー主体だった石川は、WBC球にすっかり適応。加えて、カーブを活用した緩急は有効な武器になりそうだ。例年よりスピード調整することなく過ごしてきたのは「僕は毎日いい球を投げたい」。たゆまぬ上昇志向で、どんな時でもベストの状態を求めている。
背番号は普段の「12」ではなく「20」。09年は岩隈、13年は前田が背負い、ともに大会のベストナインにあたる「オールスターチーム」に選ばれたラッキーナンバーを受け継いだ。「投げた試合は勝てるようにしたい。まだ60%ぐらい。実戦でボールの精度を上げていきたい」と涼しい顔。闘志の炎が燃え上がるその時を静かに待ち続けている。
ロッテの先発枠を争う2人がDeNAとの練習試合で好投した。
先発の唐川は強風の中で制球に苦しみながらも4回を3安打無失点。二木も2回を投げ、一人の走者も許さず3三振を奪った。唐川は「結果を出していかないといけない。内角球でファウルを取れて良い部分も出せた」と話した。
日本代表のWBC初戦となる3月7日・キューバ戦に先発濃厚なロッテ・石川歩投手(28)が“聞き魔”になって相手主砲・デスパイネを封じる考えを示した。元同僚であることから公式戦での対戦はなく「他のチームの人に聞いてみたい」と話した。
デスパイネとは昨季まで3年間ロッテで同僚。敵にしたら怖いこともよく知る。対戦経験が豊富な侍投手陣から話を聞き、弱点を仕入れる考えだ。
本戦を見据えて、初日からブルペン入りして34球。武器のシンカーは抜ける部分もあったが「真っすぐとカーブはだいぶいい」と手応えを口にした。
今後は壮行試合の3月1日・台湾選抜戦に2番手で登板予定。現在の状態を「60(%)ぐらい」とし、「投げる試合は勝てるように頑張ります」と誓った右腕。3・7へ着々と準備を進める。