ロッテは抑えから先発に戻った西野が3回無失点と好投した。新人の佐々木は1回無安打1失点(自責点0)。ダフィーが3ランを放つなど打線が活発だった。巨人はマイコラスが4回1失点と順調な調整ぶり。重信が2盗塁を決めた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 6 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
抑えから先発に転向した千葉ロッテの西野が、オープン戦初登板で無失点の好投を見せた。3回を投げて許したのは投手内野安打の1本だけ。救援の時よりも緩急を有効に使って強打の巨人を手玉に取った。
1回は失策も絡んだ2死三塁のピンチで、4番の阿部を落ちる球で空振り三振に仕留めた。2回は緩いカーブを交えて2三振を奪うなど三者凡退に。三回もテンポよく3人で抑えた。
激しい先発枠争いの中にいる西野は「結果を出していかないといけない。リズム良く投げられた」とほっとしたようだった。
ロッテのドラフト1位佐々木が4回に2番手で登板。1死三塁から阿部に1球だけ投げたシンカーを中堅へ運ばれ犠飛で失点するなど1回1失点だった。伊東勤監督のコメント。
「前回より良かった」と評価。
清田が5回、スライディングキャッチを試みた際に左肩を痛め、那覇市内の病院で左肩脱臼と診断された。
「しばらく出るのは無理でしょう」。
ロッテの清田育宏外野手が那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で行われた26日の巨人とのオープン戦で左肩を脱臼した。
5回の右翼守備で飛球を捕ろうとスライディングした際に痛め、那覇市内の病院で診察を受けた。27日からチームを離れることが決まった。全治は未定。
また25日のヤクルト戦でフェンスに激突した細谷圭内野手は軽度の脳振とうのため離脱した。
ロッテの新外国人、マット・ダフィー内野手(28=アストロズ)が、2試合連続本塁打を放った。
6回無死一、三塁から吉川光の真ん中137キロ直球をバックスクリーンまで運んだ。25日ヤクルト戦(浦添)に続いてのアーチに「打席に入るときは強い打球を打つことを考えている。ホームランは狙ってない。一、三塁だったので高めに目付けをして、最低でも犠牲フライを打とうと思っていた」と笑顔を見せた。
伊東監督は「外国人がいいところで打った。雰囲気がだいぶ出てきた」と評価していた。
ロッテD1位・佐々木(桜美林大)は、オープン戦初登板を「緊張しました」と初々しく振り返った。巨人の中軸相手に1回を投げて安打を許さず1失点(自責点0)。阿部の犠飛で1点を失ったが、直球で相手を押し込む力強さを見せた。それでも「左打者の攻め方と直球の質がまだまだ」と謙虚。次回は3月4日からのナゴヤドームでの中日2連戦に先発で登板する。
ロッテの清田育宏外野手が那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で行われた26日の巨人とのオープン戦で左肩を脱臼した。5回の右翼守備で飛球を捕ろうとスライディングした際に痛め、那覇市内の病院で診察を受けた。27日からチームを離れることが決まった。全治は未定。
また25日のヤクルト戦でフェンスに激突した細谷圭内野手は軽度の脳振とうのため離脱した。
抑えから先発に転向したロッテの西野が、オープン戦初登板で無失点の好投を見せた。3回を投げて許したのは投手内野安打の1本だけ。救援の時よりも緩急を有効に使って強打の巨人を手玉に取った。
1回は失策も絡んだ2死三塁のピンチで、4番の安部を落ちる球で空振り三振に仕留めた。2回は緩いカーブを交えて2三振を奪うなど三者凡退に。3回もテンポよく3人で抑えた。
激しい先発枠争いの中にいる西野は「結果を出していかないといけない。リズム良く投げられた」とほっとしたようだった。
ロッテのドラフト1位・佐々木(桜美林大)がオープン戦で対外試合デビュー。4回から登板し、1イニングを無安打1失点(自責0)に抑えた。
初実戦だった19日の紅白戦(石垣)後、伊東監督から言われたのは「シンカー以外で左打者を抑えたら投球の幅が広がる」という課題。この日は女房役の田村と、左打者にはシンカーを封印すると決めて挑んだ。しかし先頭の重信を2球で追い込みながらスライダーが抜け、最後は8球目が遊ゴロ失策となった。その後1死三塁となったことで阿部にはシンカーを投じて中犠飛を打たれた。
「左打者への攻め方と直球が良くない。これからもっといい球を投げないと通用しない」。それでも上々の16球で3月4日からの中日2連戦(ナゴヤドーム)で初先発することが決まった。
抑えから先発に転向したロッテの西野が、オープン戦初登板で無失点の好投を見せた。3回を投げて許したのは投手内野安打の1本だけ。救援の時よりも緩急を有効に使って強打の巨人を手玉に取った。
1回は失策も絡んだ2死三塁のピンチで、4番の阿部を落ちる球で空振り三振に仕留めた。2回は緩いカーブを交えて2三振を奪うなど三者凡退に。3回もテンポよく3人で抑えた。
激しい先発枠争いの中にいる西野は「結果を出していかないといけない。リズム良く投げられた」とほっとしたようだった。
ロッテの清田育宏外野手が巨人とのオープン戦で左肩を痛めて負傷交代した。
5回の守備で、石川の右中間への打球をスライディングキャッチを試みた際に負傷。そのまま退いた。試合後、伊東監督は「亜脱臼のような感じみたい。しばらく無理でしょう」と説明し、チームを離れることが決まった。
球団は、那覇市内の病院で受けた検査の結果、左肩脱臼と診断され全治は未定と発表。帰京後、明後日28日よりファーム(ロッテ浦和)に合流するとした。
25日のヤクルトとのオープン戦(浦添)では2回の守備でフェンスに激突した細谷圭内野手が軽度の脳振とうと診断され、この日は練習にも参加せずにチームを離れた。指揮官も「ここにきて2人もケガ人が出た。そんなに長くはかからにと思いますが…」と表情を曇らせた。
ロッテのドラフト1位・佐々木千隼投手が巨人とのオープン戦で対外試合デビューした。
1−0の4回から2番手で登板。先頭の重信はフルカウントから143キロ直球で打ち取った当たりも、遊撃の中村が失策。重信には二盗を決められた。マギーは変化球で右飛に打ち取ったが、この間に重信は三塁へ。阿部は初球シンカーを中犠飛とし、同点に追いつかれた。最後はギャレットを直球で一ゴロに打ち取り、予定通りの1イニングを16球で投げ終えた。
初実戦となった19日の紅白戦では2回無失点。「結果を出さないと」と意気込んでいたマウンドは、超強力打線を無安打に封じて自責0ながら1失点だった。
上々のデビューにも笑顔はなかった。実戦初登板となった佐々木は、1回を無安打に抑えながら失策絡みで1失点(自責0)。「これからの課題が見つかったので、それは良かったかなと思います」。デビュー戦の緊張から解き放たれても表情は険しいままだった。
高いレベルで課題を見つけた。1点リードの4回、2番手として登板したドラ1右腕は先頭の重信を2球で追い込みながらも仕留め切れず、8球目に遊ゴロ失策で塁に出した。その後、1死三塁から阿部に初球をあっさり中犠飛され、1点を献上。苦しい投球のようにも見えたが、実は違う。
19日の紅白戦後、伊東監督からこう言われていた。「できるだけシンカーを使わずに抑えろ」。この日は田村と「左打者にシンカー以外を決め球に使おう」と決めてマウンドへ。重信に苦戦したのも、伝家の宝刀を封印したことが影響している。勝負球には、外角のボールゾーンからストライクに入ってくる「バックドア」のスライダーを3球投げた。
いずれも決まらず「うまく投げられなかったです」と肩を落としたが、結果を求めがちなデビュー戦で見せたしたたかな投球は、高い能力の表れ。指揮官も「良かったんじゃないかな」と評価した。
ロッテのドラフト1位・佐々木千隼投手(22)が対外試合に初めて登板し、1回を無安打に抑えたが、失策が絡んで1点を失った。
1点リードの4回、2番手として登板した佐々木は、先頭の重信を遊ゴロ失策で塁に出すと、二盗とマギーの右飛で1死三塁のピンチを招く。続く阿部には、初球のシンカーをあっさりと中堅に打ち上げられ、犠飛で同点とされた。それでも、続くギャレットを内角直球で一ゴロに仕留め、最少失点で食い止めた。
打者4人に対して16球を投げ、安打、三振ともになく、自責点は0。最速は球場の球速表示で144キロを計測した。
ロッテドラフト1位・佐々木千隼投手(22)=桜美林大=はオープン戦初登板を「緊張しました」と初々しく振り返った。中軸相手に1回を投げて安打を許さず1失点(自責点0)。スリークオーターのフォームから直球で相手を押し込む力強さを見せた。
4回に2番手で登板。先頭の左打者、重信は2球で追い込んだものの、スライダーがすっぽ抜けて粘られ、遊撃失策で出塁された。盗塁を許して阿部の犠飛で1点を失ったが、最後は落ち着いて左打ちの5番ギャレットを144キロの速球で一ゴロに打ち取った。
伊東監督には得意のシンカー以外に左打者を抑える方法を工夫するように言われている。「左打者の攻め方と直球の質がまだまだ。課題が見つかったので、それは良かった」と謙虚に語った。次回は3月4日からの中日2連戦(ナゴヤドーム)で先発する。
ロッテが13安打で6点を奪い快勝。2−2で迎えた6回、新外国人のダフィーが2試合連発となる2号3ランを放った。
投手陣は今季から先発に転向した西野は3回無失点と順調な調整ぶりをアピール。2番手で対外試合初登板となったドラフト1位・佐々木は1回1失点だった。
巨人は前日のDeNA戦に続いての黒星でオープン戦開幕から2連敗。先発・マイコラスが4回1失点と安定した投球を披露した一方、2番手で登板した日本ハムから移籍の吉川光は3回5失点と今後に不安を残した。4番手の新外国人・カミネロは1回を投げ、2安打を許したが無失点で切り抜けた。
千葉ロッテのドラフト1位新人の佐々木はオープン戦初登板を「緊張しました」と初々しく振り返った。巨人の中軸相手に1回を投げて安打を許さず1失点(自責点0)。スリークオーターのフォームから直球で相手を押し込む力強さを見せた。
4回に2番手で登板すると、雨上がりのスタンドから拍手が湧き起こった。先頭の左打者、重信は2球で追い込んだものの、スライダーがすっぽ抜けて粘られ、遊撃失策で出塁された。盗塁を許して阿部の犠飛で1点を失ったが、最後は落ち着いて左打ちの5番ギャレットを144キロの速球で一ゴロに打ち取った。
伊東監督には得意のシンカー以外に左打者を抑える方法を工夫するように言われている。「左打者の攻め方と直球の質がまだまだ。課題が見つかったので、それは良かった」と謙虚に語った。
英二投手コーチは「直球が良くなっている」と評価し、次回は3月4日からのナゴヤドームでの中日2連戦でいずれかに先発させることを明らかにした。先発枠入りに向け、登板日までの調整法も課題になる。