わたしはかもめ2017年鴎の便り(3月)

便

3月6日

ロッテ大嶺祐7日楽天戦へ「強い球が投げられたら」[ニッカン]

ロッテは6日、岡山・倉敷のマスカットスタジアムで全体練習を行った。

7日の楽天戦に登板予定の大嶺祐太投手(28)は、キャッチボールなどで調整した。

開幕ローテ入りを争う立場で、前回2月25日のヤクルト戦は5回3安打無失点と好投。オープン戦2試合目の登板に向け「前回と同じように。強い球が投げられたらいいと思います」と話した。

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侍石川「いつも通り投げるだけ」開幕キューバ戦先発[ニッカン]

初戦先発の大役を任された侍ジャパンの石川歩投手(28)は「いつも通り投げるだけ。頑張ります」と自然体を強調した。

小久保監督が「つかみどころのない選手」と表現するポーカーフェース。前日の調整もマイペースを貫いた。

投手陣のキャッチボールに入らず、チューブを用いた肩周りのストレッチなどに時間を割いた。ウインドブレーカーを羽織ったまま軽いダッシュを10本ほど。チームスタッフを相手に行ったキャッチボールでは力みのないフォームから伸びのある球を投げ、状態の良さをうかがわせた。

1日の台湾プロ選抜との強化試合では得意のシンカーを狙い通りに決めて3回6奪三振。WBC公認球への不安はない。

ロッテの同僚だったデスパイネを擁するキューバ打線を「いい打者がいっぱいいる」と警戒しつつも「ゼロに抑えたい」と静かに闘志を燃やした。

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ロッテ・伊東監督、石川に期待「いい流れをつくって欲しい」[サンスポ]

ロッテ・伊東監督は6日、遠征先の岡山県倉敷市で取材に応じ、WBC日本代表にチームからただ1人選出され、初戦のキューバ戦に先発する石川に「重圧はあると思うけど、初戦でびしっと抑えてもらって、いい流れをつくって欲しい」と好投を期待した。

監督自身は2009年の第2回大会で総合コーチとして優勝を経験している。「野球界の者として勝って欲しいし、野球の素晴らしさを再認識させるような試合を見せて欲しい」と話した。

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ロッテ西野、7日楽天戦先発へ「自分のやれることを」[スポニチ]

7日の楽天戦(倉敷)に先発するロッテ・西野は「先発枠争いが激しいので結果を出さないといけないが、自分のやれることをやって結果が出ればいい」と静かに闘志を燃やした。

前回先発した2月26日巨人戦(那覇)では3回をわずか36球で1安打無失点と好投。「リズムよく、かつ1球1球集中して投げられれば」とアピールを続け、涌井、石川、唐川に続く先発枠をつかみ取る。

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[侍ジャパン]石川頼むぞキューバ斬り「いつも通り投げるだけ」[報知]

侍ジャパンの開幕投手を務める石川歩投手(28)が6日、キューバ打線をゼロ封することを宣言した。この日は東京Dでショートダッシュなど最終調整。上原、ダルビッシュ、田中に続く大役に「いつも通り投げるだけです。ゼロに抑えたいです」と表情1つ変えることなく意気込みを口にした。

腹の底を見せない。だが、そこを買われ、ロッテでも経験のない開幕を任された。相手は元チームメートのデスパイネらがそろう赤い稲妻。小久保監督は「つかみどころのない選手なんで、あの飄々さが明日も出て欲しい。そういうピッチングスタイルも踏まえて、開幕の先発にした」と説明した。1日の台湾プロ選抜戦(ヤフオクD)ではカーブ、シンカーがさえて、3回1失点。十分に手応えをつかんでいる。

練習後のベンチ裏通路。普段のシーズンでも試合前には吐き気を催すほどだが緊張は感じさせない。セッティングされた取材はまだ始まったばかりだったが「いいバッターがたくさんいるので立ち上がり気をつけます」と言い残すと、自ら終了。ずぶといのか、繊細なのか。石川らしくけむに巻くと、のらりくらりと球場を後にした。

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開幕投手・石川は平常心「いつも通り。0に抑えたい」[デイリー]

世界の頂点へ先陣を切るのは“五右衛門”こと石川(ロッテ)だ。「いつも通りに投げるだけです。0に抑えたい。頑張ります」。6日、大一番を前にしてもサラリと言ってのけた。

そのとぼけた味に独特の雰囲気が漂う。小久保監督は「あの飄々としたところを明日も出して欲しい」と話した。さらに「あの投球スタイルも踏まえて開幕の先発にした」と続けた。

1日の台湾プロ選抜との壮行試合では3回1失点。シンカーなどの変化球を駆使して6三振を奪った。「キューバにはいい打者が多い。立ち上がり気をつけます」。早くからWBC公認球を握って対策を講じてきた。昨年までの同僚・デスパイネは眼中にない。勝利を手に「絶景でーす!」と叫ぶ。

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[千葉魂]体イジメ、若手と濃密な時間、福浦、24年目のキャンプ終えて[千葉日報]

充実した表情を見せた。福浦和也内野手は2月26日に石垣島での2軍キャンプを打ち上げると、28日からロッテ浦和球場で練習を再開した。24年目のキャンプもバットを振り、体をイジメ抜いた日々だった。

「2軍でマイペースに好きなようにやらせていただいた。これだけじっくりとやらせていただけたことに感謝。おかげさまでいいキャンプを送ることができた。振って、動いてケガなくここまで来ている」。

プロ通算2千本安打まで、あと68本と迫る大ベテランは井口資仁内野手と共に2軍での調整練習を任された。第1クールはあえてフリー打撃は封印し、ロングティーをメインに力強くスイングすることを心がけた。そして満を持して第2クールから本格的な打撃へと移行した。

「下半身を使ってボールを遠くに飛ばすにはロングティーが1番。重点的に行った。そこで下半身の動かし方を思い出す作業を行い、下半身の筋肉を1度、張らしてから、バッティングに入る。ここ数年はずっとその形でやらせてもらっている」。

ロングティーではきれいな放物線を描きボールを遠くへと飛ばす。1回1回、感触と体の動かし方を確かめるように丁寧に振る。その打球はとても41歳の大ベテランとは思えぬ鋭さがある。そしてその光景を2軍の若手選手達はいつも羨望の眼差しで見ていた。若い子と接することの多い2軍キャンプでは、立ち振る舞いと技術を見せるのも大事な役割だと認識していた。

「若い子にとって刺激になってくれれば嬉しいよね。ヒントを見つけてもらえたらいいなあとは、いつも思っている」。

打撃練習ではスイングとメカニックチェックに集中し、近寄りがたいオーラの漂う背番号「9」だがグラウンドでの練習を終え場所を移動してのウエートになると、穏やかな表情へと変わる。そこで若手達にアドバイスを行ったり、トレーニング方法やスイングについての持論を語る。周囲の選手達の目が輝く瞬間だ。

ウエートで再び注目を集める時間がある。大ベテランのベンチプレス。徐々に負荷をつけ、最後は130キロ台まで行き着く。時には135キロまで押し上げる。顔を真っ赤にしながら鬼気迫る表情で持ち上げる姿は圧巻だ。

「オレみたいなオジさんが130キロを上げるんだから、若い子達はきっと『負けてられねえ、オレも』となっていると思うよ。そういうちょっとした刺激剤にもなることができたら嬉しいよね。ベンチプレスはずっと力を入れると持たない。一瞬に力を集中して持ち上げる。だから、一瞬の力の出し方、伝え方を体が覚える。それは打撃に相通じるものがあるよね」。

年を重ねるにつれてベンチプレスは80キロ台と控えめにしていた。しかし「維持はできても力は強くならない」と数年前から再び本格的に再開。今は130キロを常時、持ち上げている。なによりもその一瞬の爆発力こそが打撃には生きると信じている。それを身をもって後輩達に伝える。「140キロもいくかな」と横で90キロ台を必死に持ち上げる21歳の香月一也内野手に目線を合わせると不適な笑みを浮かべた。「オレに負けるなよ」という福浦流の静かなるメッセージだ。

「ここまで本当に充実していた。順調で状態はいい。疲労がたまった時はあったけど、そういう時は周囲が『この辺でやめておこう』と止めてくれた。ありがたい。ファンの方も『応援しています』と声をかけてくださる。だから、オレは頑張らないといけない」。

昨年は飛ばしすぎた結果、左足首のケガに見舞われた春季キャンプだったが、今年は順調に消化をした。そして若手選手達と濃厚な時間を過ごした。周囲、後輩達が背番号「9」の背中に熱い視線を送っている。その期待に応えるために今年もまたバットを握る。福浦の24年目が始まった。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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