ロッテは4月を借金9の5位で終了。最大の要因は、チーム打率1割8分6厘の貧打にある。伊東勤監督のコメント。
「理想は固定だけど、今は日替わりの方がいい」。
ロッテは1日、先発投手陣が札幌市内の室内練習場で調整した。
2日の日本ハム戦(札幌ドーム)には、西野勇士投手(26)が先発する。
前回4月25日の楽天戦は、5回7安打3失点で負け投手となった。5イニングのうち、3イニングで回の先頭を出してしまった。キャッチボールなどで調整を終えると「しっかり先頭を抑えれば、リズムよくイニングを消化できる。先頭だけは気を付けて、でも慎重になりすぎず、しっかり抑えれば良い結果につながると思います」と話した。
ロッテは1日、女優の松井愛莉が7日のソフトバンク戦(ZOZOマリン、午後1時試合開始)で始球式を務めると発表した。
松井愛莉は、ロッテ「ガーナミルクチョコレート」のCMに出演しており、14年の本拠地開幕戦でも始球式を務めた。当日は、球場内ガーナブースにて、お母さんにメッセージを書いたりデコレーションしたりする「デコガーナ」も設置する。
松井愛莉は「またもう1度、投げることができて嬉しいです!日々戦っている選手の皆様の思い、応援している皆様の思い、そして私のエールが届くように思いをボールに込めて投げます!またノーバンで届くよう頑張ります!」と意気込んでいた。
ロッテは7日のソフトバンク戦(ZOZOマリン、午後1時試合開始)を「ALL for CHIBAデー」として行い、来場者全員に当日選手が着用する赤色のCHIBAユニホームのレプリカを各入場ゲートでプレゼントする。
当日は様々なイベント企画が行われるほか、選手は右袖に「鴨川市」のワッペンを着用してプレーする。
唐川侑己投手(27)は「当日はALL for CHIBAデーということで赤色のCHIBAユニホームを着てプレーをします。ファンの皆様もぜひCHIBAユニホームを着て応援ください。ZOZOマリンスタジアムが真っ赤に染まるのが今から楽しみです」と呼び掛けた。
日本プロ野球選手会は1日、加入選手を対象とした年俸調査の結果を発表し、支配下登録選手(734人)の今季平均年俸はソフトバンクが7013万円で2年連続1位となった。80年の調査開始以降、平均年俸が7000万円を超えたのは初。DeNAは6年連続の最下位だった。12球団の平均は昨季から114万円増の3826万円で、パの平均は3948万円、セは3704万円になった。
昨季セを制した広島は、推定年俸6億円だった黒田氏が引退した影響もあり、344万円減の2767万円で11位。1軍平均(今季開幕時出場登録選手)1位はソフトバンクの1億2644万円で、2位は巨人の9010万円になった。年俸1億円以上の選手は昨年から8人増えて72人で、ソフトバンクの13人が最多。500万円未満の選手も18人増え62人となった。調査対象は3月31日の開幕時点の支配下登録選手。選手会に加入していない外国人選手は対象になっていない。
順位 | 球団 | 平均年俸 | 昨年順位 | 1軍平均 | 人数 | 年俸合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 福岡ソフトバンク | 7013 | 1 | 12644 | 60 | 42億800 |
2 | 巨人 | 6043 | 2 | 9010 | 61 | 36億8653 |
3 | 阪神 | 4162 | 3 | 7286 | 61 | 25億3878 |
4 | 東京ヤクルト | 3737 | 5 | 5949 | 60 | 22億4200 |
5 | 北海道日本ハム | 3488 | 6 | 7643 | 63 | 21億9774 |
6 | 千葉ロッテ | 3446 | 8 | 6627 | 63 | 21億7107 |
7 | オリックス | 3336 | 4 | 5846 | 59 | 19億6804 |
8 | 埼玉西武 | 3283 | 7 | 6274 | 62 | 20億3557 |
9 | 東北楽天 | 3196 | 10 | 4696 | 61 | 19億4986 |
10 | 中日 | 2926 | 11 | 4849 | 62 | 18億1390 |
11 | 広島 | 2767 | 9 | 4832 | 61 | 16億8806 |
12 | 横浜DeNA | 2600 | 12 | 4058 | 61 | 15億8622 |
セ・リーグ | 3704 | 6051 | 366 | 135億5549 | ||
パ・リーグ | 3948 | 7361 | 368 | 145億3028 | ||
全球団 | 3826 | 6726 | 734 | 280億8577 |
[注]選手会調べ。1軍平均は開幕日の出場登録選手。単位は万円。
日本プロ野球選手会は1日、選手会に加入している支配下選手(734人)の今季の年俸調査結果を発表し、球団別の平均年俸は、ソフトバンクが7013万円で、2年連続の1位になった。80年の調査開始以来、平均年俸が7000万円を超えたのは初。
DeNAは6年連続の最下位だった。
球団別平均年俸は以下の通り(外国人選手は除く。金額は税抜き)
(1)ソフトバンク 7013万円
(2)巨人 6043万円
(3)阪神 4162万円
(4)ヤクルト 3737万円
(5)日本ハム 3488万円
(6)ロッテ 3446万円
(7)オリックス 3336万円
(8)西武 3283万円
(9)楽天 3196万円
(10)中日 2926万円
(11)広島 2767万円
(12)DeNA 2600万円
パ・リーグ平均は3948万円、セ・リーグ平均は3704万円。全球団の平均は3826万円だった。
ロッテは、「ALL for CHIBAデー」として行われる7日のソフトバンク戦(ZOZOマリン、午後1時開始)で、選手が当日着用する赤色のCHIBAユニホームのレプリカを来場者全員に各入場ゲートでプレゼントする。当日は様々なイベントが行われるほか、選手は右袖に「鴨川市」にワッペンを着用してプレーする。
唐川侑己投手は「ファンの皆様もぜひCHIBAユニホームを着て応援してください。ZOZOマリンスタジアムが真っ赤に染まるのが今から楽しみです」とコメントした。
日本プロ野球選手会は1日、公式戦が開幕した3月31日時点での12球団の支配下登録選手734人(外国人を除く)の年俸調査結果を発表。平均は前年から114万円(3.1%)増の3826万円で、調査が始まった1980年以降で最高となった。
球団別は、ソフトバンクが初の7000万円超えとなる7013万円で2年連続のトップ。DeNAが2600万円で6年連続の最下位だった。昨季25年ぶりにセ・リーグを制した広島は344万円減の2767万円で、9位から11位に後退。年俸6億円の黒田博樹元投手の引退が影響しているものとみられる。
選手会事務局は平均が上がったことについて、「観客動員やグッズの売り上げ増はあまり関係性ない。高額年俸者の金額が億単位で上がっている印象」としている。
ロッテ・伊東監督が打線の奮起を期待した。ここまで7勝16敗1分けの5位で、チーム打率は.186だけに「打つしかない。1、2、3番が機能していない」とハッパ。
打率.321と好調の鈴木を最近3試合は4番に据えたが「今の中では軸。打たせないと駄目」と固定する方針を示し、「ほかは日替わりの方がいいのかもしれない」と話した。この日は札幌へ移動。最下位とこちらも低迷している日本ハムとの戦いを前に「キッカケをつかめれば連勝できる。5月になったし、しっかりとやっていきたい」と5月反攻を誓った。
ロッテは1日、ロッテ本社の「ガーナミルクチョコレート」のCMに出演中の女優・松井愛莉(20)が、7日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で始球式を行うと発表した。
松井は14年の本拠地開幕戦でも始球式を務めた。2度目の大役となるが「またもう1度、投げる事ができて嬉しいです!日々戦っている選手の皆様の思い、応援している皆様の思い、そして私のエールが届くように思いをボールに込めて投げます!またノーバンで届くよう頑張ります!」と気合をみなぎらせている。
ロッテは5月7日ソフトバンク戦で来場者全員に、当日選手が着用する赤色のCHIBAユニホームのレプリカを各入場ゲートでプレゼントします。
当日はALL for CHIBAデー。様々なイベント企画が行われるほか、選手は右袖に「鴨川市」にワッペンを着用してプレーする。
唐川は「当日はALL for CHIBAデーということで赤色のCHIBAユニホームを着てプレーをします。ファンの皆様もぜひCHIBAユニホームを着て応援ください。ZOZOマリンスタジアムが真っ赤に染まるのが今から楽しみです」とコメントした。
日本プロ野球選手会は1日、選手会に加入する支配下選手734人の今季の年俸調査の結果を発表した(数字は消費税8%を含まないもの)。12球団トップは2年連続でソフトバンクの7013万円だった。80年の調査開始以来、1位球団の平均が7000万円を超えたのは初めて。順位は以下の通り。
(1)ソフトバンク 7013万円
(2)巨人 6043万円
(3)阪神 4162万円
(4)ヤクルト 3737万円
(5)日本ハム 3488万円
(6)ロッテ 3446万円
(7)オリックス 3336万円
(8)西武 3283万円
(9)楽天 3196万円
(10)中日 2926万円
(11)広島 2767万円
(12)DeNA 2600万円
全球団の平均は3826万円で前年比3.1%増。リーグ平均ではパが3948万円、セが3704万円だった。前年比で平均額が下がったのはオリックス、広島の2球団。DeNAは6年連続で最も少ない数字だった。また、年俸1億円以上の選手は前年から8人増えて、72人だった。
ロッテ・西野勇士投手(26)が、2日の日本ハム戦(札幌D)に今季初めて中6日で先発する。1日は札幌市内の屋内練習場でショートダッシュなど最終調整した。
チームは開幕からカード初戦に8敗1分け。波に乗れない一因となっている。2日から7週続く6連戦の先陣を切ることになり「チームに大事な週のカードのアタマというのは分っていますけど、自分のやれることをやるだけです」と静かに闘志を燃やした。
ロッテは、7日のソフトバンク戦(ZOZO)で来場者全員に赤色のCHIBAユニホームのレプリカをプレゼントする。
当日は「ALL for CHIBAデー」として開催。選手は右袖に「鴨川市」のワッペンを着用してプレーする。
先発予定の唐川は「当日はALL for CHIBAデーということで赤色のCHIBAユニホームを着てプレーをします。ファンの皆様もぜひCHIBAユニホームを着て応援ください。ZOZOマリンスタジアムが真っ赤に染まるのが今から楽しみです」と心待ちにしていた。
ロッテは1日、女優の松井愛莉(20)が7日のソフトバンク戦(ZOZO)で始球式を務めると発表した。
松井はロッテ本社の「ガーナミルクチョコレート」のCMに出演。14年の本拠地開幕戦でも始球式を務めている。「またもう1度、投げる事ができて嬉しいです!日々戦っている選手の皆様の思い、応援している皆様の思い、そして私のエールが届くように思いをボールに込めて投げます!またノーバンで届くよう頑張ります!」と意気込んだ。
日本プロ野球選手会は1日、選手会加入の支配下選手734人(3月31日現在)の今季の年俸調査結果(外国人選手、出来高払いは除く)を発表した。
全選手の平均年俸は昨年から114万円増の3826万円。昨年から税抜き金額での調査を行っており、税込み金額と混在していた2011年(3931万円)を実質的に上回り、1980年の調査開始以来、最高額となった。
球団別では、ソフトバンクが前年比53万円増の7013万円で、初めて1位になった昨年に続いて2年連続トップ。巨人は同256万円増の6043万円で昨年に続き2位だった。
12位は6年連続でDeNA(2600万円)、25年ぶりにリーグ優勝した広島は同344万円減の2767万円で11位。好成績で年俸増の選手がいる一方で、球界最高年俸6億円(推定)の黒田博樹投手(42)が引退した影響で平均額がダウンしたと見られる。
年俸1億円以上の選手は昨年より8人増えて72人。高額年俸の選手は増えたが、500万円未満の選手も18人増えて62人と上下の“格差”は広がっている。
順位(前年) | 球団 | 平均年俸 | 前年比 | 年俸1億円以上の人数 |
---|---|---|---|---|
1(1) | 福岡ソフトバンク | 7013 | △53 | 13人 |
2(2) | 巨人 | 6043 | △256 | 11人 |
3(3) | 阪神 | 4162 | △213 | 7人 |
4(5) | 東京ヤクルト | 3737 | △242 | 7人 |
5(6) | 北海道日本ハム | 3488 | △210 | 6人 |
6(8) | 千葉ロッテ | 3446 | △246 | 6人 |
7(4) | オリックス | 3336 | ▼416 | 4人 |
8(7) | 埼玉西武 | 3283 | △55 | 4人 |
9(10) | 東北楽天 | 3196 | △376 | 5人 |
10(11) | 中日 | 2926 | △234 | 3人 |
11(9) | 広島 | 2767 | ▼344 | 5人 |
12(12) | 横浜DeNA | 2600 | △160 | 1人 |
※調査の対象は3月31日現在の日本人支配下選手。金額の単位は万円。記号の△はアップ、▼はダウン。
ロッテの先発投手陣が1日、札幌市内の日本ハム屋内練習場で調整した。
2日の日本ハム戦に先発する西野はネットスローなどで投球フォームを確認。今季初の中6日で6連戦の初戦を担う右腕は「(5位に低迷する)チームにとって大事な初戦。自分のやれることをやって結果を出せれば」と意気込んだ。
ロッテは1日、ロッテ「ガーナミルクチョコレート」のCMに出演中の女優、松井愛莉が7日のソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム・13時試合開始)で、始球式を務めると発表した。登場は12時55分頃を予定している。松井は14年の本拠地開幕戦でも始球式を務めている。
また、当日は球場内ガーナブースで、お母さんにメッセージを書いたり、デコレーションする「デコガーナ」の体験も設置する。
松井は「またもう1度、投げる事ができて嬉しいです!日々戦っている選手の皆さまの思い、応援している皆さまの思い、そして私のエールが届くように思いをボールに込めて投げます!また、ノーバンで届くよう頑張ります!」と大張り切りでノーバンを誓っていた。
松井は1996年12月26日、福島県生まれ。09年「nicola」モデルオーディションでグランプリ受賞。13年に「ゼクシィ6代目CMガール」に選ばれた。14年から「Ray」専属モデルとして活躍中。その他数々のドラマ、映画に出演中。
ロッテは1日、7日のソフトバンク戦(ZOZOマリン・13時試合開始)を「ALL for CHIBAデー」として行うと発表した。
当日は来場者全員に当日選手が着用する赤色の「CHIBAユニフォーム」のレプリカを各入場ゲートでプレゼントする。また、当日は様々なイベントが行われるほか、選手は右袖に「鴨川市」のワッペンを着用してプレーする。
千葉出身の唐川侑己投手は「当日はALL for CHIBAデーということで赤色のCHIBAユニホームを着てプレーをします。ファンの皆さまもぜひCHIBAユニホームを着て応援ください。ZOZOマリンスタジアムが真っ赤に染まるのが今から楽しみです」と多くのファンの来場を呼びかけていた。
日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)は1日、2017年度の年俸調査結果を発表した。選手会に加入する支配下選手734人(外国人選手を除く)の平均年俸は前年比3.1%減の3826万円となり、2年ぶりに前年を上回った。
球団別ではパはソフトバンクが7013万円となり、2年連続で12球団トップ。1980年の調査開始以来、初めて平均年俸が7000万円を超えた。
阪神は213万増の4162万円で3位。DeNAは6年連続で12球団最低の2600万円だった。昨季日本一の日本ハムは210万増の3488万円で5位。一方で、セ・リーグ王者の広島は推定年俸6億円の黒田元投手が引退した影響もあり、344万減の2767万円で11位となった。
全体ではパの平均年俸が3948万円、セが3704万円。3年連続でパが上回った。
「ごめん、ちょっとチャンネルを変えていいかなあ」。ロッテ浦和球場のトレーナー室。治療を行っていた福浦和也内野手が突然、室内のテレビチャンネルの変更を願い出た。これまでにはないことだった。「悪いけど、スワローズ戦にしてくれるかな」。その一言でトレーナー陣も意図を理解した。そしてすぐに神宮球場で行われていたスワローズ対ベイスターズ戦のデーゲーム中継に切り替えた。福浦がまだ2軍調整を行っていた4月2日のことだ。ほどなく、お目当ての選手が代打で登場した。
「9番石山に代わりまして、大松。バッター、大松」。
テレビを見る大ベテランの表情が少し硬直していた。そして、ブラウン管の向こうから大歓声と一緒に確かにその登場曲は聞こえてきた。EXILEのATSUSHIの「願い」。福浦がZOZOマリンスタジアムで打席に入る際の登場曲として使用している曲だ。「アイツから電話があってね。『登場曲として使わせてもらいます』って」。嬉しそうに福浦がそのことを話してくれた。
昨年10月、大松尚逸内野手はマリーンズの戦力構想から外れて退団した。5月には右アキレス腱を断裂。苦しみながらもリハビリに取り組む後輩を誰よりも優しく励ましたのは入団時から自主トレを共にするなど弟のように可愛がっている福浦だった。出会った頃、周囲から色々と打撃フォームを指摘され混乱をしていた若者に「何事も自分で考えるようにしろ。人から言われてやっていても、ダメ。どこがダメで、なにが、いいかを自分でしっかりと把握できるようにしないと、いざという時に困る。打席に立つ時は自分1人。1人で解決できる強さを身につけろ」とアドバイスをした。ここ数年、結果を出せず苦しむ姿にいつも「オレより先に辞めるなよ」とげきを送った。退団が決まった時も進路に悩む後輩から真っ先に電話があった。「まだできると思うならチャレンジしろ。自分を信じろ」と強く励ました。そして戦力構想から外れた2日後の10月4日のイーグルス戦、ZOZOマリンスタジアムで打席での登場曲を、新たな挑戦に挑む後輩へのエールを込めて大松の登場曲に変更をした。大松もまた、その思いに応えるべく必死に練習を繰り返した。そして今年の2月、スワローズにテスト入団が決まった。その時から決めていたことがあった。1軍での最初に登場曲が流れる時は大好きだった大先輩の曲を使おうと。
4−4の9回1死での場面。福浦と大松のリハビリに連れ添っていたトレーナー陣などがテレビ越しで見守る中での打席。カウント3−1から外角ストレートを逆方向にはじき返した。レフト前ヒット。大松らしいヒットに部屋の中は沸いた。ただ、福浦は少しばかり頬を緩めただけだった。誰よりも喜んでいる男は「アイツならあれくらいはできる」。ボソッとつぶやいた。
「もちろん、嬉しいよ。去年は一緒に2軍にいることが多かった。アイツが頑張っている姿は誰よりも見ていたからね。入団をしていたころから誰よりもバットを振って練習をしていた。あれだけのケガをして、色々な逆境の中から1年かけて1軍の舞台でヒットを打つのは大したものだよ」。
大松の新しいユニホーム姿を見たのは福浦がまだ2軍調整をしていた3月4日に戸田球場で行われた教育リーグのスワローズ戦のことだった。「同じストライプということもあるけど、似合っていた。違うユニホームというのは違和感があって、変な感じはしたけど、キラキラと光って見えた」。2人、久々の再会に笑いながら健闘を誓い合った。大松はキャンプ、オープン戦と2軍だったもののイースタンリーグで結果を出し開幕1軍入りを決めた。41歳の福浦は慎重に調整を重ね開幕こそ2軍で迎えたが4月12日に1軍昇格。圧倒的な存在感を見せている。
「出会った時から、手首が柔らかくて、遠くに飛ばす能力があった。それは天性のものだった。その能力からすると、まだまだやれる。これからも楽しみだし、自分も頑張らないといけないと思うよね。交流戦だね。アイツとグラウンドで会えるのが楽しみだよ」。
大松が移籍後初ヒットを放った夜、福浦は「おめでとう」と短いメールを携帯電話に送った。「ありがとうございます」と返事が返ってきた。チームは違えど、長い師弟関係はこれからも、まだまだ続く。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)