日本ハムが逃げ切って3連勝を飾った。1回にレアードの3ランで先行。7回に中島、浅間、近藤がいずれも適時二塁打を放って3点を奪い、突き放した。加藤は緩急を効果的に使い、7回無失点で2勝目。ロッテは4連敗を喫した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 4 |
北海道日本ハム | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | x | 6 |
最下位のロッテが今季3度目の4連敗を喫した。打線のかかりが遅かった。0−6の8回に敵失2つもあり4点を奪ったが、7回までは日本ハム加藤に散発5安打無得点。先発したルーキー佐々木を援護できなかった。伊東監督は「序盤に点が取れない。打てないのは、しばらく続くと思う。我慢してやるしかない」と、チーム打率2割を切る現状に苦渋の表情だった。
清田、荻野に復調気配が見えたが、我慢だけでは打開できない状況まで来ている。伊東監督は「ずるずる行っている。何とか止めないと。球団も外国人を含め本気で動いて欲しい」と補強を強く要望した。デスパイネに代わり獲得したパラデス、ダフィーがそろって不振。近く再昇格の見込みだが、いきなり爆発的な活躍は望みにくい。球団は大砲候補の調査を進めているが、このままでは、最低目標である3年連続Aクラスすら危うくなってしまう。
最下位のロッテが今季3度目の4連敗を喫した。伊東勤監督のコメント。
「序盤に点が取れない。打てないのは、しばらく続くと思う。我慢してやるしかない」。
「ずるずる行っている。何とか止めないと。球団も外国人を含め本気で動いて欲しい」。
ロッテ先発の佐々木千隼投手(22)は、6回2/3、7安打6失点で2敗目を喫した。最下位のチームは、今季3度目の4連敗となった。
佐々木は初回の失投を悔やんだ。2死三塁で、日本ハム中田に対し「力んでしまった」と四球を与えた。続くレアードには、カウント1−1から外角低めを狙ったスライダーが真ん中に入り、左中間へ先制3ランを打たれた。「投げミスをしてはいけないところで、ミスをしてしまったのが良くない。なくしていかないと」と反省した。
2回からは「良い感覚で投げられた」と0を重ねた。だが、3−0の7回、先頭に四球を与え、1死二塁から中島に適時二塁打。2死二塁でも、浅間に適時二塁打を打たれ、降板した。2番手の酒居も近藤に適時二塁打を打たれたため、佐々木は、この回だけで3点を失った。「余計な四球で点につながってしまった」と悔やんだ。
伊東監督は「今日は少しは点が取れたけど。ルーキーも、こういう(点が取れない)状況で、よく我慢して投げた。もっと投げやすい状況で投げさせてあげたい」と、序盤に援護がないことを指摘した。ただ、初回のレアードの3ランについては「防げる1発だった。2死から、もったいない。当たっていない打者だったけど、(今カードの)初戦に調子をつかせた結果。バッテリーの詰めの甘さ」と話した。
D1位・佐々木(桜美林大)は7回途中まで投げたが、自己ワーストの6失点で2敗目(1勝)を喫した。1回にスライダーが甘く入り、レアードにプロ初被弾を喫した。要所で力が入り、球が浮いて痛打され「投げミスしてはいけないところでミスしてしまった」と反省。球速も140キロ前後にとどまり「もっと出ていれば打者を差し込めるのに」と課題に挙げた。
ロッテは打線の不振が響いて先手を奪えず、4連敗となった。7回まで加藤の緩急に翻弄されて5安打で無得点。2番手が出てきた8回に失策絡みで4点を返したが、届かなかった。この3連戦はわずか5得点に終わった。
ルーキーの佐々木を援護できなかった打線に伊東監督は「序盤に点が取れない。新人に投げやすい状況で投げさせてあげたかった」と厳しい顔で振り返る。状況はなかなか好転しないだけに「球団に外国人(獲得)を含めて動いて欲しい」と補強の必要性を口にした。
ロッテの注目ルーキー佐々木は3度目の登板で7回途中まで投げたが、自己ワーストの6失点で2敗目を喫した。1回にスライダーが甘く入ってレアードにプロで初めて本塁打を浴びて3点を先行されると、7回は先頭打者への四球から3点を失った。
要所で力が入り、球が浮いて痛打され「投げミスしてはいけないところでミスしてしまった」と反省を口にした。球速も140キロ前後にとどまり「もっと出ていれば打者を差し込めるのに」と課題に挙げた。
ロッテは4連敗で、早くも今季3度目の同一カード3連敗となった。8回に相手のミスが絡んで4点を奪ったが、低調な打線は相手先発の加藤の前に7回まで無得点。借金は12に膨らみ、伊東監督は「この状況をどうにか抜け出さないと。ズルズルいっているので止めないといけない」と厳しい表情を浮かべた。
さらに「球団にも外国人を含めて本気で動いて欲しいかなというのもある」と早期補強を訴えた。新助っ人として獲得したパラデス、ダフィーはともに不振により4月中に2軍降格。大砲タイプは不在で、ここまで27試合でチーム本塁打は12球団最少の9本にとどまっている。松本尚樹編成部長は「監督とはコミュニケーションを取っている。こういう状況どうのこうのより、1年を通して動いている」と話した。
ロッテ・ドラフト1位の佐々木が6回2/3で自己ワースト6失点。2敗目を喫した。
初回にレアードに浴びた3ランがプロ3試合目での初被弾。「中途半端なところにいってしまった。投げミスをしてはいけないところでミスをした」と反省の言葉を並べた。2回以降は粘りの投球を続け、伊東監督は「よく我慢して投げた」とかばった。
ロッテは4連敗で、早くも今季3度目の同一カード3連敗となった。
先発した佐々木が初回レアードに3ランを被弾。2回以降は粘ったが、6回2/3を6失点で2敗目を喫した。課題の打線は8回に相手のミスもあり4点を奪ったが、加藤の前には7回まで得点を奪えず。
伊東監督は「この状況を何とか抜け出さないと。ズルズルいっているので止めないと」と語気を強めた。さらに「球団にも外国人を含めて本気で動いて欲しいというのはある」と要望を口にした。
ロッテ・伊東勤監督(54)が、フロントに外国人のスピード補強をあらためて要望した。
今季3度目の3連戦3連敗で、借金は早くも12。103敗ペースで、3位のソフトバンクとも8.5差をつけられた。パラデス、ダフィーの両新助っ人の不振も低迷の一因となっているが、さらなる補強は6月以降の見通し。この日の試合後、公式の場で初めて「この状況を何とか抜け出さないと、負け癖じゃないけどずるずるいってしまう。球団には外国人を含めて本気で動いて欲しい」と切実に訴えた。
ロッテのドラフト1位、佐々木千隼投手(22)が、プロ入りワーストの6失点で7回途中KO。2敗目を喫した。
中13日で3度目の先発マウンドは、初の敵地での登板。初回2死三塁で中田に四球を与えると、レアードにプロ初被本塁打となる3ランを献上。2回以降は粘りながら投げ続けたが、7回も先頭の大田への四球をきっかけに3点を失って降板した。「(本塁打は)投げミスしてはいけないところ。7回も余計なフォアボールが得点につながってしまった」と反省した。
ロッテのドラフト1位・佐々木(桜美林大)が6回2/3を6失点で2敗目を喫した。
1回は中田を歩かせた直後にレアードに先制3ラン。7回の3失点も先頭への四球がきっかけだった。「投げミスしてはいけないところでミスしてしまった。7回は無駄な四球が失点につながった」と自己ワースト失点に肩を落とした。