新加入のロッテ・サントスが早期の1軍昇格を望んだ。29日、ZOZOマリンを訪れ、休日返上で練習。実戦デビューとなる今日のイースタン・リーグ日本ハム戦に備えた。
「コンディションは良くなっている。監督が言ったところで試合に出るが、早く1軍でプレーしたい」と意欲的に話した。
ロッテが先発ローテを再編する。30日からの阪神戦は、石川、チェンに続き、木曜の第3戦は登録抹消明けの唐川が先発。これまで木曜に投げていた佐々木は次カード広島戦の第3戦に回る。
英二投手コーチは「(唐川は)良い投球をしても負けが続いた。気分転換になれば」と10日間のリフレッシュ効果を期待した。
つらい経験を、次にどう生かすか。野球選手にとっても、それは大事なことだと思う。
ドラフト5位ルーキーの有吉優樹投手(26)は、5月24日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で手痛い1発を浴びた。同点の7回1死、内川に投じた初球のチェンジアップが真ん中に入った。左中間席へ飛び込む決勝の満塁本塁打となってしまった。
3日後。「もう気持ちの整理は出来ました」と言って、振り返った。
さらに、こう付け足した。「頭では、いくらでも反省できるんですよね。次、結果で示さないと」。
本塁打直後に、降板を命じられた。投手コーチがマウンドに来るわずかな時間を縫って、ある先輩から声をかけられた。一塁を守っていた根元だ。
「これからだぞ」。
有吉は、咄嗟に「試合は、まだこれからだ」と受け止めたという。そういう意味もあったかも知れないが、根元の真意は、もっと大きなところにあった。
有吉は「声をかけてもらったから楽になった、は違うと思います。打たれた事実は変わりませんから。もっと頑張らないといけないと思いました。声をかけてもらえるうちが花。その間に、しっかりしないと。何も言われなくなったら、おしまいです」と言った。
失敗を通してチームメートとの関係も深まった。そのことが、また成長の糧となるはずだ。
プロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」は30日、パ・リーグの本拠地6球場で開幕。各球団が18試合ずつを戦う。勝率.298でパの最下位に沈むロッテは29日、交流戦恒例の「挑発ポスター」を発表。4コマ漫画による、セ・リーグの6球団とメインの計7種類を作製した。いずれも痛烈な内容で、30日からホームに迎える阪神に対しては、4連勝と圧倒した2005年の日本シリーズを回想させる“圧勝アッパー”を炸裂させた。
パの最下位に沈んでいようが、勝率3割を切っていようが、関係ない。交流戦前日、借金「19」を背負うロッテが、セ6球団に“宣戦布告”だ。
「今年は『挑発4コマ』にしました。4コマ漫画は、子供から大人まで広く気軽に見てもらえるという要素があり、起承転結がはっきりしていることから、伝わりやすいと判断しました」と、球団関係者は説明した。
球団によると、中日に対しては「燃えろ!!ドラゴン」と相手投手陣炎上をイメージ。巨人に向けては、大型補強を皮肉った内容だ。30日からZOZOマリンで激突する阪神に対しては、2005年の日本シリーズをコンセプトにした。
本拠地での第1戦を7回濃霧コールドの10−1で勝ったロッテは第2戦以降も10−0、10−1、3−2と圧倒。4連勝で1974年以来31年ぶりの日本一に輝いた。この4試合で33得点を奪った力を右拳に凝縮させ、ロッテのキャラクターであるカモメが「濃霧コールド33得点圧勝アッパー」で、虎を葬るシーンを漫画化。阪神に当時の“トラウマ”を思い起こさせようというポスターだ。
パでは最下位でも、セ球団相手で流れを変える。交流戦は「パ高セ低」の図式が定着。過去12年間の通算対戦成績はパの925勝821敗54分け。09年(セの70勝67敗7分け)以外はすべてパが勝ち越している。昨年もパの60勝47敗1分け(勝率.561)。ロッテは阪神に交流戦通算21勝24敗5分けと負け越しも、昨年は3連勝。今年も再現し、低迷打開のきっかけにするつもりだ。
30日の初戦に先発するのは、今季0勝4敗の石川。昨年の最優秀防御率右腕はこの日、本拠地で調整し、「投げてみないと分からないが、頑張ります」と右拳を握った。
2005年の楽天との開幕戦でスタート。後に交流戦へ移行し、08年まで続けた。一時休止し、13年に再開。ロッテの風物詩として定着した。昨年はCGを駆使したロボット「マジワラン」を展開。今年は千葉県内に7000部を掲出する。
ロッテは29日、球団の新キャラクターである「魚」が30日に始まる交流戦のホームゲーム全試合でも登場すると発表した。試合前にはZOZOマリンのビジョンから観客と会話をし、5回裏終了後にグラウンドに登場する予定。
球団広報は「28日にグラウンドに初登場し、SNSなどを含めて大きな反響を呼びました。魚も喜んでいるように見えました。注目をされている第3形態への進化がいつ頃、行われるかは不明ですが、青いユニホームで行われた28日のマリンフェスタで第2形態を披露したということから考えて、第3形態も次回、マリンフェスタが行われる6月11日(対ヤクルト、午後2時開始)ではないかという調査結果が出ています。いずれにせよ次の形態は予想をはるかに超える姿になると、調査チームからは報告が上がっています」とコメントした。
ロッテ恒例の交流戦挑発ポスターが作製された。05年に開始され、中断期間を挟み9度目となる今年は4コマ漫画で挑発。
阪神に対しては、05年の日本シリーズで4勝0敗で日本一となった際の悪夢を思い出させる内容だ。厳しい戦いは続くが、昨季の交流戦では12勝6敗の2位と貯金を稼いだ。初戦を任される石川は開幕からまだ白星がないが「毎日試行錯誤しているが、頑張ります」と気合を入れた。
ロッテの新外国人サントスが休日返上でZOZOマリンを訪れ打撃練習を行った。
30日のイースタン・リーグ、日本ハム戦で来日初実戦に臨むが、「早く1軍でプレーしたい。その準備をしに来た。コンディションはよくなっている」と約1時間半も汗を流した。伊東監督は「(実戦を見て)交流戦の2、3戦目に起用できればいい」と31日の阪神戦に「1番・中堅」でデビューする可能性もある。3月のWBCではキューバ代表として出場し「走り打ち」で話題となった。起爆剤として期待される。
話題沸騰中のロッテの新キャラ「魚」が、30日から始まる交流戦のホームゲーム全試合に登場することが決まった。
試合前にはビジョンからスタンドのファンと会話を行い、5回裏終了後にはグラウンドに登場予定。球団広報は「昨日グラウンドに初登場し、SNSなどを含めて大きな反響を呼びました。魚も喜んでいるように見えました。注目をされている第3形態への進化がいつごろ行われるかは不明ですが、青いユニホームで行われた昨日5月28日のマリンフェスタで第2形態を披露したということから考えて、第3形態も次回のマリンフェスタが行われる6月11日ヤクルト戦ではないかという調査結果が出ています。いずれにせよ、次の形態は予想をはるかに超える姿になる調査チームからは報告が上がっています」とコメントした。
この日は試合がなく、魚はオフモードで休養に努めた。
ロッテは30日、毎年恒例となっている「交流戦挑発ポスター2017」を発表した。6球団それぞれとメイン画の7種類を制作し、県内に約7000枚貼り出される。
05〜08年、13〜16年に続いて9年目の今回のコンセプトは4コマ漫画。起承転結がはっきりし、幅広い年代に気軽に見てもらえることから展開が決まった。それぞれ、異なる漫画家が描き下ろし。ジャンルも様々だ。
チームは借金19の最下位ながら、交流戦は12勝6敗で2位だった昨季まで5年連続で勝率5割超え。弾みをつけるきっかけにしたいところだ。
ロッテ・角中勝也外野手(30)が、大手芸能プロダクション「ホリプロ」とマネジメント契約を締結したことが29日、発表された。
角中は過去に首位打者を2度獲得。今後はプレーに集中できる環境作りや、オフのメディア活動のサポートを受ける。
同社は和田アキ子をはじめ、榊原郁恵、片平なぎさ、船越英一郎、妻夫木聡、藤原竜也、深田恭子、松山ケンイチ、綾瀬はるか、石原さとみらが在籍。スポーツ界でも西武・菊池、日本ハム・大谷、ボクシングの井上尚弥、JRA騎手の福永祐一、藤田菜七子らが契約を結んでいる。
通算9度目となる交流戦恒例のロッテ「挑発ポスター」は、球団カラーを皮肉った4コマ漫画だ。30日からの阪神3連戦(ZOZOマリン)は、05年日本シリーズで4戦全敗に終わったトラウマが阪神にあるという内容。
伊東監督は「相手がどこであれ、1つ1つ勝っていくしかない」と力を込めた。
ロッテは29日、新キャラの「魚」が30日から始まる交流戦のホームゲーム全試合で登場すると発表した。
試合前にビジョンからスタンドのファンと会話し、5回裏終了後にはグラウンドに登場予定。
ロッテ広報は「昨日、グラウンドに初登場し、SNSなどを含めて大きな反響を呼びました。魚も喜んでいるように見えました。注目されている第3形態への進化がいつ頃、行われるかは不明ですが、青いユニホームで行われた28日のマリンフェスタで第2形態を披露したということから考えて、第3形態も次回のマリンフェスタが行われる6月11日(ヤクルト戦・14時試合開始)ではないかという調査結果が出ています」とコメントした。
さらに、「いずれにせよ次の形態は予想をはるかに超える姿になる調査チームからは報告が上がっています」。次の形態がますます楽しみになってきた。
「闘魂」。マリーンズのベンチで今やすっかり合言葉となっている。25日のホークス戦(ヤフオクドーム)の試合開始直前。2連敗で借金21と膨れ上がった状況下のベンチ内で伊東勤監督は腕を組みながら天井を見上げていた。何やら思いついたのか、スッと立ち上がるとスタメンなどの選手情報が記載されているホワイトボードの方に向かった。そして一心不乱にペンを走らせた。「闘魂」。記された言葉は闘志あふれるものだった。指揮官の気持ちが乗り移ったかのようにこの試合、打線が爆発。5本塁打で今季初の2ケタ得点となる12得点を挙げ、これまで10敗と天敵としていたホークスを打ち破った。
「ふと泥臭く野球をやっていた高校時代の事を思い出してね。別に深い意味で書いた訳ではない。ただ、何となく書いただけ。でもそれが選手に伝わったのであれば嬉しい」。
勝利にベンチが沸く中、指揮官はニヤリと笑みを見せ、この言葉の由来を話し出した。思い出していたのは母校・熊本工のグラウンド。ネット裏には木製の大きな看板が掲げられていた。「闘魂」と「根性」。大きな力強い字でそう書かれていた。
「オレが入る前からずっとあった。いつもその言葉を見ながら練習をしていた。最後は気持ち。そう思いながら歯を食いしばっていた。オレの原点。その精神は忘れられない」。
場所を本拠地ZOZOマリンスタジアムに移した翌26日からのバファローズ3連戦でもベンチ内のホワイトボードには「闘魂」の2文字があった。指揮官が陣取るすぐそばから、その言葉は何か強い念を放っているかのようだった。26日はサヨナラ勝ち。27日も勝利しチームは今季初の3連勝を記録した。「闘魂で行くぞ!絶対に勝つ!」。試合前の円陣で選手達は叫んでいた。歯車が狂っていたチームが気づけば闘争心を思い出したことで投打の全てのプレーに力強さが感じられるようになっていた。
「どのスポーツもそうだけど、戦う魂が相手より勝っていないと勝てない。闘争心を内に秘めるのもいいけど、マリーンズに関してはそれを思いっきり表に出して欲しい。嬉しさや悔しさを体全体で表現をしてエネルギーを突き出して欲しい」。
思えばそれは伊東監督が就任をした2013年から言い続けてきたことの1つでもある。当初、勝っても淡々。負けては下を向く傾向にあったチームを「気持ちが表に出ないのは残念だ」と事あるごとに言い続けてきた。束になって相手に向かわないと強敵にはかなわないチーム状況が続く中、ベンチ一丸の闘志を前面に出す姿勢を奨励し勝ち星を積み重ねてきた。
「三振を奪ったらほえればいい。打ったらベース上でガッツポーズをすればいい。ファンもそんな姿勢を見に来てくれている。こんな時代にあって、そのようなみんなの姿勢を見せることで、きっとスカッとしてくれるはずだ」。
今季、開幕ダッシュに失敗し借金が大きく膨れ上がる中で再びこの原点に立ち返った。そして自身の高校時代の原風景と重ね合わせ、「闘魂」の2文字をプレイボールの直前に、誰もが目に見えるところに書き込んだ。文字は「言霊」となって、チーム全員の心に染み込んでいった。
「オレの心にはいつもどんな時も闘魂がある。ここまでは残念ながらやられっぱなしだった。絶対に意地を見せないといけない」。
レギュラーシーズンはいったん小休止となり、30日からは交流戦が始まる。借金19の最下位から迎える新たな戦い。ここで反撃の大きなキッカケをつくり出す。セ・リーグ相手に闘う魂をぶつける。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)