ロッテの石川が7回途中1失点の好投で6月13日以来の白星となる2勝目。1-1の3回にサントスの来日初となる1号ソロで勝ち越し、5回は井口の適時打で突き放した。ソフトバンクは中田がつかまり、連勝が5で止まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
福岡ソフトバンク | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ロッテ伊東勤監督(54)が通算600勝を挙げた。抑えの内からウイニングボールを渡されたが「五右衛門(勝利投手の石川)に渡しちゃった。600と書いておけと言って」。記念球には無頓着で、手元に1つも残っていないという。
打線を大幅に組み替え、貧打を打開した。最近2試合で合計5安打1得点。17イニング連続無得点中だった。4番に置いたのは42歳の井口。ベンチ裏での試合前取材中、偶然近くにあった井口のバットを手に取り「打てますように」と何度もこすっていた。「2安打に適時打も打ってくれた。他の人にメッセージを送るような打撃。若い人が後に続くように、いい刺激になった」と感謝した。
井口が見せたベテランの味は、配球の読みだ。「変化球に目を付けていた。元々僕への配球では多い」と井口。第2打席は初球のカーブを中前打、5回の第3打席はフルカウントから外角に逃げるスライダーを左前に運んで適時打とした。「追加点が取れてよかった。石川が頑張ってたし」。第1打席では直球に空振り三振したが、狙い球を変えなかった。引退発表後、プロ人生を歩み出した古巣ヤフオクドームでの初安打、初打点は、若手への手本となる打撃だった。
井口は、伊東監督の600勝到達に自らのバットで花を添え「いい形で勝ててよかったです」と祝福した。スタメン抜てきされた途端に連敗を2で止め、後半戦に限れば貯金1。引退が惜しまれる。
ロッテ伊東勤監督が通算600勝を挙げた。
抑えの内からウイニングボールを渡されたが「五右衛門(勝利投手の石川)に渡しちゃった。600と書いておけと言って」。
42歳の井口を4番に置くなど打線を大幅に組み替え、貧打を打開した。「2安打に適時打も打ってくれた。他の人にメッセージを送るような打撃。若い人が後に続くように、いい刺激になった」。
ロッテ伊東勤監督(54)が史上23人目の監督通算600勝を達成した。通算成績は600勝595敗14分けで、監督歴9年目での到達。
歴代1位は鶴岡一人(南海)の1773勝。
監督通算600勝は現役監督では楽天・梨田昌孝監督(63)の762勝に次いで、2位。
ロッテ伊東勤監督(54)が、史上23人目となる監督通算600勝を挙げた。「3つ負けなくてよかった。投手は3連戦でよく頑張っていた。打順を変えて、井口が安打を2本打ってくれ、適時打も1本打ってくれた」と感謝した。井口を後半戦で初めて4番に据えるなど打線を大幅に組み替え、過去2戦で1得点の打線が3点を奪った。
投げては先発の石川歩投手(29)が、6回1/3で6安打1失点で今季2勝目を挙げた。ヤフオクドームではプロ4年目にして初勝利。「早めに点を取ってもらって楽に投げられた」と振り返った。2勝目については「少ない」としながらも「1つ1つ積み重ねたい」と話した。
今季限りでの引退を発表しているロッテ井口資仁内野手(42)が、古巣のヤフオクドームで引退発表後の初安打を放った。
5回1死三塁、左前に7月2日日本ハム戦(ZOZOマリン)以来となる適時打。
「打ったのはスライダー。フルカウントだったから、コンパクトに何とかランナーを返すことだけ。間を抜けてくれてよかった。まあ、とにかくチームのために自分が何をすべきか。チームの勝利へ向けていい仕事ができたよ。それだけ。3つは負けられないでしょ」と話した。
石川が7回途中まで1失点の好投で、ヤフオクドームで待望の初白星。「ここで初めて勝った。それが1番嬉しい」と声を弾ませた。伊東監督は、史上23人目となる監督通算600勝に到達。西武時代を合わせて9シーズン目。「あまりこだわりはない」と話していた通り、記念球も石川にプレゼントした。
ロッテの伊東監督が史上23人目となる監督通算600勝に到達した。西武時代を合わせて9シーズン目。本人は「あまりこだわりはない」と話していた通り、記念球も先発で勝利投手になった石川にプレゼントした。
ロッテの井口が適時打など2安打を放って打線を牽引した。1点リードの5回1死三塁で中田の外角スライダーに体勢を崩されかけながらも、しぶとく左前に運んだ。9日以来となる先発出場で4番に入り、しっかりと存在感を示した。
井口は「石川も頑張っていた。良いところで打てて良かった」と嬉しそう。今季限りでの引退表明後初めてとなる古巣ホークスの本拠地3連戦で、場内に名前が呼ばれる度に歓声を浴びた。
ロッテのロエル・サントス外野手(29)が1−1で迎えた3回、相手先発・中田から来日1号となる勝ち越しソロを放った。二死走者なしの場面で打席に立ったサントスは、カウント1−2からの4球目を力強く振り抜き、右翼席に運んだ。
キューバ出身でシーズン途中に入団。サントスは「打ったのはストレートだと思うけど少しカットして入ってきた。高目のボールを逃さずにしっかり自分のスイングができたね」と振り返り、「来日しての初ホームランがチームの勝ち越しにつながる1本になって、とても興奮しているよ」と喜んだ。
プロ4年目のロッテ・石川が、ヤフオクドームで自身9試合目にして初白星を手にした。7回途中1失点で40日ぶりの2勝目。球宴期間に精度を高めたスライダーを多めに使い「選択肢が増えて打者に考えさせることができたと思う」と振り返った。
監督通算600勝を達成した伊東監督から記念球を渡され「“600”って書いておきます」と笑った。
ロッテの伊東監督が23日ソフトバンク戦で通算600勝。プロ野球23人目。初勝利は西武時代の04年3月28日ロッテ戦。
捕手出身監督で600勝以上は野村克也1565勝、上田利治1322勝、森祇晶785勝、梨田昌孝762勝に次ぎ5人目。
「4番・井口」がロッテ・伊東監督に監督通算600勝をプレゼントした。今季限りでの現役引退を表明している42歳は古巣ソフトバンク相手に5月31日以来の4番に座り、2安打1打点。2−1の5回に貴重な追加点となる左前適時打を放ち「いいところで打てた。いい形で勝ててよかった」とうなずいた。
試合前、選手のバットケースが並ぶ通路で立ち止まった指揮官は「打てるようにお願いしておこう」と井口のバットを触った。祈りが通じたのか、相性の悪いソフトバンク戦でようやく3勝目(12敗)。600勝という節目の数字には興味を示さなかったが、頼もしいベテランの姿には「ほかの人にメッセージを送るような打撃をしてくれた。若い人にいい刺激になったと思う」と賛辞を惜しまなかった。
ロッテの伊東勤監督が23日、監督通算600勝を達成した。
ソフトバンクに3−1で勝利。9回を締めた守護神の内から記念球を手渡されて写真撮影に応じたが「全然気になっていなかったので、ボールはゴエモン(石川)に渡したよ」と数字には無関心な様子。何よりも「3つ負けなくてよかった」と同一カード3連敗を阻止したことに安堵した。
一方、ウイニングボールを受け取った先発の石川は「“600”って書いておきます」と笑顔を見せていた。
ロッテの石川歩投手が7回途中1失点。6月13日DeNA戦(横浜)以来、40日ぶりの今季2勝目を手にした。
「早めに点を取ってくれたので少し楽に投げられた」と石川。プロ4年目でヤフオクドームでは勝利がなかったが、9試合目にして初白星(7敗)となった。「初めて勝った。それが1番嬉しい」と安堵した。
7回にデスパイネ、中村晃に連打を許して1死二、三塁とピンチを背負って降板。右中指の爪が割れかけていたこともあったが「全然大丈夫です」と次回登板以降に影響はなさそうだ。
後を受けた松永、益田が踏ん張りこの回を無失点で切り抜け、英二投手コーチも「2人がよくしのいでくれた」と賛辞を送っていた。
ロッテのロエル・サントス外野手が来日1号本塁打をマークした。
初回の第1打席は右飛に倒れていたが、1−1の3回2死で迎えた第2打席に右翼席へと放り込んだ。自身4試合ぶりの先発出場で飛び出した嬉しい一発。「打ったのはストレートだと思うけど少しカットして入ってきた。高目のボールを逃さずにしっかり自分のスイングができたね。来日しての初ホームランがチームの勝ち越しにつながる1本になって、とても興奮しているよ」と振り返った。
42歳7ヶ月で、約2ヶ月ぶりに4番で起用されたロッテ・井口が、1点リードの5回1死三塁から貴重な左前適時打。
今季限りでの引退を表明してから、最初の福岡での3連戦。かつての本拠地で御礼打を放ち、伊東監督の通算600勝に貢献した。「いいところで打てて、追加点を取れて良かった。1つでも上の順位を目指したい」と井口。恩師のソフトバンク・王球団会長も「チームのためにと、その気持ちでやっている」とたたえた。
ロッテ・伊東勤監督(54)が、プロ野球23人目の通算600勝(595敗14分け)をマークした。
この日はサントスが来日1号を放ち、42歳7か月で4番に起用した井口が適時打をマークすると、先発の石川が7回途中1失点で2勝目。投打がかみ合った白星だった。西武時代の04年3月28日のロッテ戦(西武ドーム)で初勝利を挙げてから、通算1209試合目での大台到達となった。
今季限りで現役を引退するロッテ・井口資仁内野手(42)が、かつての本拠地で適時打を放った。
97年から8年間在籍した古巣を相手に、この日は42歳7ヶ月で4番スタメン。3回の中前安打に続き、1点リードの5回に1死二塁から左前へ技ありの適時打を運んだ。これが日米通算2246安打目で、584度目のマルチ安打。さすがの存在感を放ち「フルカウントだったから、コンパクトに何とかランナーを返すことだけ。とにかく、チームのために自分が何をすべきか。チームの勝利へ向けていい仕事ができたよ」と振り返った。
ロッテのロエル・サントス外野手(29)が、来日初本塁打を放った。
この日は「2番・中堅」で自身4試合ぶりのスタメン出場。同点の3回2死、走り打ちではなく地に足を付けて、中田から完璧な当たりで右翼スタンドへ勝ち越しアーチを運んだ。自身35試合、120打席目での一発。「高めのボールを逃さずに、しっかり自分のスイングができたね。来日しての初ホームランがチームの勝ち越しにつながる1本になって、とても興奮しているよ」と喜んだ。
サントスは、キューバの国内リーグでは通算25本塁打をマークしている。
ロッテ・石川歩投手(29)が6回1/3を6安打、1失点で今季2勝目を挙げた。「打線が早めに点を取ってくれて少し楽に投げられた。ヤフオクで初めて勝ったのが嬉しい」。過去8戦0勝7敗だったヤフオクドームで強力打線をねじ伏せた。
伊東監督の史上23人目となる監督通算600勝目にも大貢献。指揮官は一度手にした記念のウイニングボールを石川に手渡した。
ロッテがサントスの3号ソロ、井口の適時打などで勝利し、伊東勤監督に通算600勝目(歴代23人目)の白星をプレゼントした。
ロッテは2回、中村の犠飛で先制。その裏に追いつかれたものの、3回にサントスが右翼へソロ本塁打を放ち、これが決勝点になった。5回には井口に適時打が出て、貴重な追加点となった。
ソフトバンクに対してはこれで、今季3勝目(12敗)。先発の石川は6回1/3を1失点と試合をつくり、2勝目を挙げた。
今季限りでの引退を表明しているロッテの井口資仁内野手が技ありの適時打で貴重な追加点をチームにもたらした。
2−1で迎えた5回、二塁打で出たサントスが角中の遊ゴロで三塁へ進み、1死三塁で4番・DHの井口に打順が回ってきた。ソフトバンク先発の中田が投じたフルカウントからの6球目、外角の変化球にバットを合わせ、ショート左を破り、サントスを迎え入れた。
中田は続く鈴木に四球を出した時点で降板。5回途中での交代となった。