日本ハムがサヨナラ勝ちで3連勝を飾った。6−7の7回に大谷の5号ソロで追い付き、延長11回、失策などで1死一、二塁として投手の二塁牽制が悪送球となり1点を挙げた。7番手の宮西が3勝目。ロッテは4連敗を喫した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
北海道日本ハム | 0 | 5 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1x | 8x |
ロッテは11回1死一、二塁で松永が二塁に牽制悪送球。ベースカバーの三木のグラブに当たって送球の方向が変わり、バックアップの中堅荻野も捕れなかった。ボールが外野を転がる間に二塁走者がサヨナラ生還。伊東勤監督のコメント。
「(三木は)グラブに当てたなら捕らないと。全部つまらんエラー」。
ロッテはサヨナラ負けで4連敗を喫し、借金が37に増えた。
本塁打4発を放ち、最大4点のビハインドを一時は逆転した。だが、7−7で迎えた延長11回に落とし穴があった。松永は、先頭ドレイクに遊ゴロを打たせたが、三木が一塁に悪送球で出塁された。
1死一、二塁となり、今度は松永が二塁へ牽制悪送球。ベースカバーに入った三木のグラブの先っぽに当たり、送球の方向が変わった。中堅荻野がバックアップに入っていたが、送球方向が変わったことで、荻野も捕れなかった。ボールが外野を転々とする間に、代走の二塁走者岡のサヨナラ生還を許した。
ミスが多い試合だった。1−0の2回には、先頭レアードの遊ゴロを平沢が一塁悪送球。そこから同点を許した。
伊東勤監督(54)は「どうせなら、最後(12回)までいきたかった。しょうがない、じゃないね。ミスが出た方が負け。(11回の牽制は)野手(三木)に当たって、方向が変わった。グラブに当たったなら、捕らないと。ああやって(失策で)先頭を出したら、こうなる。(2回の)最初の失点も、そう。全部、つまらんエラー」と嘆いた。
さらに、こう続けた。「この先、しっかりやってもらわないと。打つ。守る。走る。全て、その場、その場で集中しないと。フワーとしているのが多い。いつも言っていること。つまらんミスをした方が負ける」。今季で退任するが、来季につながるプレーを願っていた。
ロッテ三木亮内野手(25)が2号ソロを放った。1−5の5回、日本ハム加藤の高め真っすぐを引っ張り、左翼席最前列へ運んだ。
この日は、一塁で先発出場。2回に遊撃平沢からの送球を捕れなかった(記録は平沢の失策)。「1、2の3で打ちにいきました。ど会心でした。じゃないとあそこまでいきません。守備で1つミスをしてしまったので、取り返すとはいかないけど、あの打席に関してはいい結果になって良かったです」と話した。
ロッテ田村龍弘捕手(23)が2号3ランを放った。
2−6の6回2死一、二塁、代打で登場し、日本ハム田中豊から左越えに放った。
1点差に追い上げる1発に「打ったのはスライダーです。カウント1−2だったので、ストレートは来ないと思っていたので、変化球を狙っていました。肩口から入って来てくれたのでね。いい場面で起用してくれたベンチの期待に応えることが出来て良かったです。この後の守りをしっかりして、逆転出来るように頑張ります」と話した。
ロッテ先発の唐川侑己投手(28)は、5回7安打6失点(自責5)で降板した。
1−0の2回、味方の失策が絡み同点を許した。さらに満塁とし、西川に勝ち越しの満塁本塁打を打たれた。
5回に三木のソロで3点差に詰めたが、直後にレアードにソロを許し、再びリードを4点として降板。
「早い回の大量失点。試合の流れ、ゲームを作ることが出来なかった」と反省した。
ロッテが5−6の7回、ソロ2発で一時逆転した。
まずは、1死からウィリー・モー・ペーニャ内野手(35)が4号ソロ。日本ハム3番手の堀から左越えに放り込み、同点とした。「打ったのはスライダー。前の3打席、ピッチャーは違うが少し力んでいたので、リラックスして打席に入るようにした。その結果、狙っていたスライダーをしっかり捉えることが出来たね」と話した。
さらに、2死から中村奨吾内野手(25)が5号ソロ。同じく、堀のスライダーを捉え、勝ち越した。ただ、その裏、南が大谷にソロを浴び、同点とされた。中村は「甘い所に来たので思い切っていきました。ツーアウトだったので、長打も欲しかったので。また、勝ち越せるように、次もしっかり自分のスイングが出来るように準備します」と話した。
プロ野球の熊崎コミッショナーは17日、日本ハム−ロッテ17回戦(16日・札幌ドーム)で審判員への侮辱行為により退場処分を受けたロッテのスタンリッジに厳重注意と制裁金10万円の処分を科した。
日本プロ野球機構(NPB)の熊崎勝彦コミッショナーは17日、ロッテのジェイソン・スタンリッジ投手(38)に厳重注意と制裁金10万円を科した。16日の日本ハム17回戦(札幌ドーム)で、降板後にベンチから大声を出すなどし、警告を受けながらもやめなかったとして、球審への侮辱行為により退場処分を受けた。
ロッテは延長11回に拙守でサヨナラ負けを喫した。先頭打者の遊ゴロをさばいた三木が一塁へ悪送球して走者を出すと、1死一、二塁のピンチで松永が二塁への牽制を悪送球して二塁走者の生還を許した。
牽制のカバーに入った中堅手も後逸。4連敗となり、伊東監督は「ミスが出たら負ける。お粗末なミスが多すぎ。ほわんとしているのが多い。打つ時は打つ、守る時は守る。集中していかないと」と厳しい口調だった。
ロッテの三木が4月29日以来となる2号ソロを放った。1−5の5回2死で加藤の高めの速球をたたき、ライナー性の打球で左越えへ運んだ。
プロ4年目で3本目の本塁打に「1、2の3で打ちにいった。会心(の当たり)だった」と手応え十分の様子。本職の遊撃手ではなく一塁手で先発出場し、1回にも一塁内野安打を放って3試合ぶりの複数安打とした。
日本プロ野球組織(NPB)の熊崎勝彦コミッショナーは17日、ロッテのジェイソン・スタンリッジ投手(38)に厳重注意と制裁金10万円を科したと発表した。スタンリッジは16日の日本ハム17回戦(札幌ドーム)で自身の交代後にベンチから大声を出すなどし、警告を受けたにもかかわらず止めなかったとして、球審への侮辱行為により退場処分を受けた。
低迷するロッテに楽しみな戦力が現れている。ドラフト2位で入団した酒居知史投手だ。
プロ初先発となったのは8月4日楽天戦(Koboパーク宮城)。中継ぎで10試合の経験を積んでいたこともあってか、初回から落ち着いていた。快調にアウトを積み重ねて8回をわずか100球、3安打1失点。右ふくらはぎがつる状態に近かったため、この回限りで勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、チームは逆転負け。プロ初先発初勝利はお預けとなった。11日の西武戦(ZOZOマリン)は5回3失点で勝ち負けはつかず。「僕はまだ1軍でイニング数が少ない。元気な僕が長いイニングを投げないといけない」と反省するが、その姿は頼もしい。
たくさんのドラフト同期生の存在が刺激になっている。同じチームの佐々木や有吉は先にプロ初勝利を手にした。さらに「負けたくない」と公言するのが、オリックスにドラフト1位で入団した山岡だ。侍ジャパン社会人代表で同じユニホームに袖を通したときから「こいつに勝たないといけないんだ」とモチベーションに変えてきた。自身がフレッシュ球宴に出場した一方で、山岡は球宴出場を成し遂げた。活躍を見て「焦りはありましたし、自分に腹が立ったこともあった」と本音も吐露するが、ようやく1軍の舞台で先発投手として勝負するチャンスをつかみ、そのチャンスをものにしようとしている。
18日のオリックス戦では「念願です」という京セラドームのマウンドに立つ。大阪府出身。龍谷大平安−大体大−大阪ガスと、プロ入りまでずっと関西地方で過ごしてきた。「早くしたいですね」と思いを馳せるプロ初勝利へ。地元で「3度目の正直」なるか−。
ロッテは延長11回に2失策が絡んでサヨナラ負け。1死一、二塁から7番手・松永が二塁への牽制悪送球でまさかの幕切れ。グラブに当てながら捕球できなかった遊撃手の三木は「止めないといけなかった」と猛省した。
4発と打線は奮起したが、昨季から札幌ドームでの連敗は12に伸び、今季の日本ハム戦の負け越しも決定。伊東監督は「ミスが出た方が負けた。最後の失点も、つまらない失策から」とため息をついた。
ロッテは7−7の延長11回にミスが重なり、サヨナラ負けを喫した。
先頭のドレイクの打球を三木が一塁へ悪送球。さらに1死一、二塁から7番手の松永の二塁牽制が悪送球となる、まさかの幕切れとなった。三木がグラブに当てながら捕球できず、カバーしていた中堅手の荻野も及ばなかった。
「取らないといけなかった」と猛省した三木。伊東監督も「投手の投げた球も逸れたが、グラブに当てているんだから」と指摘した。2回の一挙5失点も平沢の悪送球から始まっていただけに「最初の失点もつまらないエラーからだった。走攻守、全てその場その場で集中しないと。ポワーンとしているのが多い。いつも言っているが、つまらないミスをした方が負ける」と厳しい表情だった。
1−4の劣勢から中盤には一発攻勢で、一時は7−6と逆転に成功。今季2度目の1試合4本塁打と奮起した打線に、指揮官も「打線はよく追いついた」と振り返った。5回6失点で降板した唐川は、これで自身5試合白星がなく、1度出場選手登録を外れることが決まった。
プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(75)は17日、16日の日本ハム17回戦(札幌ドーム)で降板後にベンチから審判への侮辱行為があったとして退場処分を受けたロッテのジェイソン・スタンリッジ投手(38)に、厳重注意と制裁金10万円の処分を科した。
先発したスタンリッジは5回1/3を8四死球と大荒れ。球審の判定にいらだちを隠せなかった。試合後には「侮辱の言葉は使わない。“しっかりやってくれ”と言った」と釈明していた。
ロッテは、ミスが重なって今季4度目のサヨナラ負け。4連敗で、3年ぶりに70敗に到達した。一時は4点差を4本塁打で逆転。同点に追いつかれて今季7度目の延長戦に突入すると、想像もできない最悪の結末が待っていた。
延長11回1死一、二塁のピンチ。7番手の松永の二塁牽制がそれ(記録は失策)、ベースカバーに入った三木のグラブに当たって送球方向が変わると、中堅の荻野も追いつけなかった。4時間7分のルーズベルトゲームを落とした伊東監督は「ピッチャーが投げたボールもそれているけど、グラブに当てているなら捕らないと。つまらんミスをした方が負ける。お粗末なミスが多すぎる」と3失策に憮然。このカードの4年連続負け越しも決まり、徒労感だけが残った。
先発の唐川は、2戦続けて5回6失点。18日に出場選手登録を外れることが決まった。
ロッテは、延長11回に拙守でサヨナラ負けを喫した。
先頭の遊ゴロをさばいた三木が一塁悪送球。1死一、二塁となり、松永が二塁への牽制を悪送球すると、カバーに入った中堅手も後逸し二塁走者の生還を許した。4連敗に伊東監督は「お粗末なミスが多すぎ。ほわんとしているのが多い。打つ時は打つ、守る時は守る。集中していかないと」と厳しい口調だった。
プロ野球の熊崎コミッショナーは17日、日本ハム-ロッテ17回戦(16日・札幌ドーム)で審判員への侮辱行為により退場処分を受けたロッテのスタンリッジに厳重注意と制裁金10万円の処分を科した。