ロッテは涌井が6年ぶりの完封で5勝目を挙げた。尻上がりに調子を上げ、5安打で三塁を踏ませなかった。打線は3回に荻野のソロで先制し、6回に角中の三塁打、7回に鈴木の犠飛で加点した。日本ハムは打線が振るわず3連敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | x | 3 |
6年ぶりの完封にも感情を出さないのが、らしかった。ロッテ涌井は「本当、普通の1勝だと思う」と淡々と言った。日本ハム打線を120球で散発5安打に抑え、今季5勝目。西武時代の11年5月25日広島戦以来の完封勝利を挙げた。
決断が好投を生んだ。初回、先頭西川に対し、上体の正面を向けた。いつもは走者がいなくてもセットポジションから投げる。ノーワインドアップは「定かな記憶では13年に先発した時以来」。移籍前の形に戻した。「ストレートに力強さが出る」のが狙いだった。西川を142キロで押し込み遊ゴロ。快投の始まりだ。9回には、この日最速150キロを記録。「(ノーワインドアップは)体力を使う。勇気が要ること。後半戦、ずっと良くなくて。思い切りました。理想だった09年(16勝)10年(14勝)の形に近づけたい」と告白した。秋の訪れを感じさせる気候にも助けられ、余力を持って投げ抜いた。
とはいえ、やっと5勝だ。チーム成績もふるわない。エースとして、じくじたる思いがある。「それで(伊東)監督が辞める訳ですし。でも、監督は恩返しは要らないと。自分たちのできることをやって、今後の野球人生につなげれば。みんな、そう思って欲しい」と願った。
ロッテ涌井が日本ハム打線を120球で散発5安打に抑え、今季5勝目。西武時代の11年5月25日広島戦以来の完封勝利を挙げた。伊東勤監督のコメント。
「自分らしさがやっと出た。打者の手元で、ワクの良い時の真っ直ぐが行っていた」。
ロッテ涌井秀章投手(31)が5安打完封で5勝目を挙げた。完封勝利は、11年5月25日の広島戦以来6年ぶりとなった。
立ち上がりから真っ直ぐに力があった。9回には、この日最速150キロを記録。120球を投げ抜いた。
お立ち台に上がると「多分、ファンの皆さんも、そろそろ点を取られるだろうと思ったのでは」と笑いを誘った。ロッテでは初の完封に「段々、1イニングずつファンの方の声援が大きくなったので、改めてマリーンズファンはすごいなと思いました」と感謝していた。
チームは2連勝で、今カードの勝ち越しを決めた。
ロッテ荻野貴司外野手(31)が先制の5号ソロを放った。
3回2死走者なしで、日本ハム先発加藤の外寄り132キロを引っ張り、左翼席最前列へ放り込んだ。「打ったのは変化球でした。うまくタイミングを合わすことが出来ました。風のおかげで打球も伸びてくれたと思います。早い回に先制出来て良かったです」と喜んだ。
ロッテ角中勝也外野手(30)が適時三塁打を放った。
1−0の6回1死一塁で、日本ハム加藤から中越えに放ち、一塁走者のペーニャを生還させた。
「打ったのはストレートです。曲がり球を待っていたのですが、うまく反応出来ました。ペーニャもよく走ってくれました。追加点が早く欲しかったので良かったです」と話した。
ロッテは2日、マリーンズストアで「BLACK BLACK セール」を開催する。この日の日本ハム戦(ZOZOマリン)が「BLACK BLACK 2017」として行われ、ホームゲームながらビジターユニホームを着用することを受けたもの。
ビジター用のレプリカユニホームなどを割引価格で販売する。また、球場の各ゲートで来場者先着2万人に、ロッテのブラックブラックガムを配布する。
ロッテは2日、マリーンズ月間MVP賞「Keiyo BNV presents Marines MVP賞」8月度の投票を開始したと発表した。締め切りは10日。
毎月のファン投票で、シーズン終了後、年間MVP受賞者にBMWが贈られる。投票者にもプレゼントが用意されている。
投票は、球団ホームページ内の投票フォームから。
ロッテは2日、日本ハム20回戦(ZOZOマリン)に3−0で勝った。涌井秀章投手(31)が西武時代の2011年5月25日(対広島)以来6年ぶりに完封勝利を飾り、今季5勝目(9敗)を挙げた。
「涼しかったので徐々に体が暖まって、最後までいい投げ方ができた。完封は、自分としては普通です」。
120球を投げて日本ハム打線を散発の5安打に封じた右腕は、心地よさそうに汗をぬぐった。
14年にロッテ移籍後、バランスを考慮して走者がいない場面でもセットポジションから投げていたが、この日は西武時代のノーワインドアップに変えた。「真っ直ぐに力強さが出るが、体力を使う。勇気がいるし不安だったけど、意を決してやったらスムーズにいけた。こういう結果になってよかった」とうなずいた。
追い求めるのは、ダルビッシュ(ドジャース)とともに日本球界のエースに君臨していた09、10年の姿。この日は9回に最速の150キロをマークするなど当時を思い起こさせた。「あの頃に近づけるようにやっていきたい」。力強い涌井が戻ってきた。
ロッテの荻野が3回に先制本塁打を放った。加藤の沈む球を引っ掛けるようにして捉え、左翼席に運んだ。8年目で自己最多となる5号に「ポイントを前で打とうと思った。タイミングがうまく合った」と嬉しそうに振り返った。
前日1日は4安打を放つなど積極的な打撃が好結果に結び付いている。好調の要因について「ゆったり、バランス良く振ることを心掛けている」と語った。
ロッテは、2日の日本ハム戦(ZOZOマリン)を「BLACK BLACK 2017」として開催し、ビジターユニホームを使用するのを受けて、マリーンズストアでは、この日限定の「BLACK BLACK セール」を開催する。
主な割引は次の通り。その他、多数のブラック(ビジター)関連商品が最大50%引きとなる。
また、2日はロッテ「ブラックブラックガム」を来場者先着2万人に各ゲートで配布する。
最後までマウンドを守った。スコアボードに「0」を並べた。9回になってもロッテ・涌井の球威は衰えない。この日最速の150キロを連発。最後は大田を空振り三振に仕留めた。散発5安打。三塁を踏ませず、11年5月25日の広島戦以来6年ぶり、ロッテ移籍後は初となる完封勝利を挙げた。
「最後も余力があった。いい投げ方ができて、まだまだいけるなと思っていた」。
チームは最下位。ここまでわずか4勝のエースは、不甲斐ない自分を変えたかった。「体力も使うし、勇気がいるけど意を決してやってみようと。直球にも力強さが出るので」。公式戦では13年以来、4年ぶりにノーワインドアップを解禁。ロッテ移籍後は走者の有無にかかわらずセットポジションで投げていたが、球威を求めてかつてのフォームに戻した。直球が走らず「不安の中でやっていた」というこれまでの姿とは別人だった。
「こんなにすぐ結果が出るとは思わなかった」。ホッとした表情で涌井は「09、10年が理想。そこに近づけたい」と言った。09年は16勝を挙げ沢村賞、最多勝などに輝いた。31歳の右腕は、まだまだ成長曲線を描くつもりだ。試合後のお立ち台では「普通の1勝ですよ」とクールに話した。その言葉の裏側には確かな手応えがあった。
ロッテの完封勝利は今季5度目だが、1投手での完封は初めてで、12球団で最も遅い達成となった。涌井の完封勝利は11年5月25日広島戦以来6年ぶり10度目で現役では能見(神)、メッセンジャー(神)、則本(楽)に並び9位タイ。現役最多は金子(オ)、杉内(巨)の21度。
ロッテ・涌井秀章投手(31)が、日本ハム打線を5安打に封じ、西武時代の11年以来となる完封で5勝目を挙げた。
西武時代を思わせるノーワインドアップでの投球に戻したこの日は、立ち上がりからボールに力があり、三塁を踏ませない投球。9回に入ってこの日最速の150キロをマークし、表情を変えることなく120球を投げ抜いた。お立ち台では「今日は涼しかったので、体が何の心配もなく、徐々にいい投げ方になって、まだまだいけると思っていました。普通の1勝。自分にしたら良かったと思います」と振り返った。
ロッテ・涌井が今季初完投を11年5月以来の完封勝利で飾った。走者のいない場面でセットポジションからノーワインドアップに変更し、9回にこの日最速の150キロを計測。散発5安打で三塁を踏ませず、5勝目を挙げた。お立ち台では「ファンの皆さんは、そろそろ点を取られるんじゃないかと、思っていたんじゃないでしょうか。普通の1勝です」とジョークを交えて笑いを誘った。
ロッテの涌井秀章投手が今季5勝目(9敗)を2011年以来、6年ぶりの完封で飾った。
初回から5回まで毎回走者を許すも、尻上がりに調子を上げ、6回以降は安定した投球を披露。9回にはこの試合、最速の150キロを記録した。
結局、120球を投げ、日本ハム打線を散発5安打に抑え、7奪三振、1四球での完封。2014年にロッテに移籍した涌井にとっては、西武時代の2011年5月25日の広島戦(マツダスタジアム)以来の完封勝利となった。
お立ち台に上がった頼れる右腕は、「涼しかったので徐々に身体が温まっていった。普通の1勝。自分にしては良かったなと。ファンの方々もそろそろ点を取られると思って見ていたんじゃないかな」とあまり表情を変えることなく語っていた。
打線は3回に荻野の左越え5号ソロで先制。6回には1死一塁から角中が中越え適時三塁打を放つと、7回には四球と相手失策で1死一、三塁とし、鈴木の中犠飛で1点を加えた。
先制本塁打が決勝弾となった荻野は、「満員のファンに勝利を届けることができて本当に良かった。ワクが頑張って投げていたので早く点を取ってあげたかった」とファンとともに「ビバ!ロッテ」と大連呼していた。
日本ハムの先発加藤は6回2/3を7安打3失点で6敗目(5勝)。チームも3連敗となった。
ロッテは2日の「BLACK BLACK 2017」が開催されるのを受けて、マリーンズストアでこの日限定の「BLACK BLACKセール」を行うことになった。
レプリカユニホームビジター全種が30%引きなど多数の関連商品が割引される。
また、この日はロッテ ブラックブラックガムが来場者先着2万人に各ゲートで配布される。
ロッテは2日、マリーンズ月間MVP賞「Keiyo BMW presents Marines MVP賞」の8月度の投票を9月10日締め切りで応募を開始したと発表した。
これは毎月ファン投票を実施。シーズン終了後に1年を通して最も得票が多かった選手に「年間MVP賞」としてBMWが贈呈される。
また、投票していた人の中から抽選で、月間MVP受賞者の直筆サイン入りユニホームを1人に、直筆サイン入りボールを10人に毎月プレゼントしている。
チームが4位までに入った場合はBMWが年間MVP選手に贈呈される。それ以下の順位の場合、贈呈は行われない。
この企画は昨年より実施し、角中勝也外野手が年間MVPとなりBMW 330eが贈呈された。
今年3、4月は鈴木大地内野手が受賞。5月は二木康太投手。6月は内竜也投手。7月は加藤翔平外野手が受賞した。
※応募は球団HP内投票フォームから。