楽天が2度の打者一巡の猛攻で13点を挙げ連敗を3で止めた。0−2の2回に藤田の適時二塁打とアマダーの3ラン、ウィーラーの3ランで7点を奪い逆転。4回に1点、5回に5点を加えた。ロッテは涌井が崩れ連勝が3で止まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 |
東北楽天 | 0 | 7 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 0 | x | 13 |
ロッテ平沢が2年目でプロ1号ソロを放った。伊東勤監督のコメント。
「これで吹っ切れたものがあるでしょう」と目を細めた。
リーグ優勝を決めたソフトバンクについては「選手層の厚さ。主力がケガしても出てくる人が頑張り、主力の離脱を感じさせない。目に見えない強さを感じた」。
ロッテ平沢大河(19=仙台育英)が9回2死、楽天小野から1号ソロを放った。低め148キロを振り抜き、右翼席前列へ放り込んだ。2年目で飛び出したプロ1号。地元宮城での1発に、楽天ファンからも歓声を浴びた。「親(父政幸さん)の前で打ててよかったです。(楽天ファンの)声援は聞こえました。嬉しいです」。チームは大敗したが、素直に喜んだ。
これまでは、真っ直ぐに差し込まれることが多かった。速球に振り負けないことを課題に、2軍では大村打撃コーチとマンツーマンで打ち込んできた。暇があれば、1人でも素振りやティーを繰り返した。そんな姿に、福沢2軍監督は「あんな野球小僧は、久しぶりに見ました」。努力が実ったが、平沢は「自信になります。でも、まだまだ対応できていない。継続しないといけない」と、浮つくことなく言った。
ロッテ平沢大河内野手(19)が、2年目でプロ初本塁打を放った。
4−13の9回2死走者なしで、楽天小野の低め148キロを右翼席前列へ放り込んだ。地元・宮城でのプロ1号に、楽天ファンからも歓声が起きた。
「良い感じで打てました。低かったし、ラインドライブがかかっていたので、どうかと思いましたけど、入って良かったです。嬉しいけど、継続していかないといけない。まだまだ、やることはある。練習していきます」と素直に喜びつつ、口元を引き締めた。
山下野手総合兼打撃コーチも「課題だった直球をスイングできた。良かった」と喜んでいた。
ロッテ先発の涌井秀章投手(31)は、2回6安打7失点で降板した。初回は3四球で塁を埋めたが、0で切り抜けた。
だが、2回だけで打者10人に6安打7失点。アマダー、ウィーラーの2人に3ランを打たれた。
1イニング7失点は自己ワーストタイ。2回KOは、ロッテ移籍後は最短となった。降板後は「見ての通り。先制してくれた直後にビックイニング。ゲームの中で修正できなかった。チームがいい流れで来ていたのに、こういう展開にしてしまい申し訳ないです」と話した。
ロッテのウィリー・モー・ペーニャ内野手(35)が13号2ランを放った。
2−8の5回1死二塁で、楽天辛島の真っ直ぐを左翼席上段へ放り込んだ。
「1打席目にインサイドのストレートで三振を取られていたので、この打席の攻め方からまたインサイドで来ると思っていた。狙い通りの球をしっかり捉えることが出来たね」と話した。
ロッテ加藤翔平外野手(26)が適時二塁打を放った。
1−0の2回2死三塁で、楽天辛島のチェンジアップを左前に落とした。外角低めの球をしぶとく拾うと、「相手投手は、右バッターにはインコースのストレートとチェンジアップがいい。それが頭にあったので、チェンジアップについていくことができました」と話した。
ロッテ福浦和也内野手(41)が先制打を放った。
2回無死三塁で、楽天辛島の外のスライダーを引っ張り右前に運んだ。直前に、一塁走者の中村が二盗を決め、敵失も重なり三塁に進んだ。そのため、相手の内野手は前進守備となっていた。
福浦は「スライダー以外のボールを待っていたけど、何とかついて行くことが出来たね。内野手が前進ではなかったら、セカンドゴロだね。まあ、先制点が取れた事が1番だよ」と話した。
これが今季30安打目で、通算1962安打とした。
宮城・仙台育英高出身のロッテの平沢が故郷でプロ初本塁打を放った。途中出場して迎えた9回、小野の148キロ直球を力強いスイングで右翼席にはじき返した。楽天ファンからも温かい声援と拍手を受け「嬉しい。(観戦に訪れた)父の前で打てて良かった」と笑顔で振り返った。
昨年ドラフト1位で入団し、期待された2年目の今季もまだ遊撃手の定位置獲得には至っていない。「これを継続してやっていかないと。明日も切り替えてやっていきたい」と顔を引き締めた。
パ・リーグは16日、優勝へのマジックナンバーを「1」としていた首位ソフトバンクが敵地メットライフドームで2位西武を7−3で下し、2年ぶり18度目(南海、ダイエー時代を含む)の優勝を決めた。2年前にソフトバンクが優勝した9月17日を抜き、リーグ史上最速。
工藤監督が就任3年目を迎えた今季は、和田や内川ら投打の主力が故障で離脱。しかし、シーズン最多セーブのプロ野球新記録を樹立したサファテら救援陣や、柳田らの奮闘で白星を重ねた。交流戦で史上初となる3年連続の最高勝率を飾り、夏場から楽天と激しく首位を攻防。8月15〜24日の8連勝で突き放し、マジックを初点灯させた9月1日を含め9月10日までの9連勝で独走した。
日本シリーズ進出を争うクライマックスシリーズは10月14日にレギュラーシーズン2位と3位によるファーストステージで開幕。ソフトバンクは18日に始まるファイナルステージから出場し、2年ぶり8度目の日本一を狙う。
ロッテ・平沢が待望のプロ1号を放った。4−13の9回2死。2ボール2ストライクから、低めの直球を振り抜き右翼席まで運んだ。
プロ2年目、115打席目での初アーチに「いい感じで打てました。嬉しいです。自信にもなる」と笑みをこぼした。昨年のプロ初安打に続き、仙台育英時代までを過ごした地元の宮城で記念の一打をマークした。ダイヤモンドを1周している際には楽天ファンからも拍手を送られ「聞こえました」と感謝。伊東監督も「これで少しは吹っ切れたものがあるでしょう」と喜んでいた。
ロッテ・平沢大河内野手がプロ1号本塁打を放った。
4−13の9回2死。小野の低めの直球を振り抜き、右翼席まで運んだ。プロ2年目115打席目にしてうれしい初アーチを、地元・宮城でマークし「嬉しい。親の前で打てたのはよかったなと思う。自信にもなる」と頬を緩めた。伊東監督も「これで少しは吹っ切れたものがあるでしょう」とさらなる飛躍を期待していた。
ロッテの涌井秀章投手が2回7失点と炎上した。
初回に3四球で無死満塁のピンチを招きながら、ウィーラーを二飛で無死点で切り抜けた。2回に2点の援護をもらったが、その直後。2死一、三塁から藤田に右翼線への適時二塁打を許すと、続くアマダーに逆転3ランを浴びた。さらにウィーラーにも3ランを被弾。打者10人の猛攻で一挙7点を失い、この回限りで降板した。
3連勝中のチームの勢いに水を差し「見ての通り。先制してくれた直後にビックイニグ…。ゲームの中で修正できなかった。チームがいい流れで来ていたのに、こういう展開にしてしまい申し訳ないです…」とうな垂れた。
ロッテの涌井が、まさかの大乱調で2回7失点、56球でKO。11敗目を喫した。先発で3回のマウンドに立たなかったのが自身4年ぶり3度目の屈辱なら、1イニング7失点は9年ぶりの自己ワーストタイ。
「見ての通り。先制してくれた直後にビッグイニング。ゲームの中で修正できなかった」と振り返った。制球にも苦しみ、伊東監督は「ほとんど自滅。話にならなかった」と切り捨てた。
ロッテの2年目、平沢大河内野手(19)が、嬉しいプロ初本塁打を放った。
この日は6回の守備から途中出場。9点ビハインドの9回2死から打席に入り、小野の直球を右翼スタンドへ運んだ。プロ69試合目、168打席目での一発。敵地ながら生まれ育った宮城で大歓声に包まれ「嬉しいです。入ってくれてよかった。自信になります」と声を弾ませた。
ロッテ・涌井秀章投手(31)が、屈辱の2回7失点で降板した。
初回に3四球を与えながら、何とか無失点で切り抜けたが、2点の先制をもらった直後の2回に2本の3ランを浴びるなど一挙7失点。「見ての通り。先制してくれた直後にビッグイニング。ゲームの中で修正できなかった。チームがいい流れで来ていたのに、こういう展開にしてしまい申し訳ないです」と振り返った。涌井の1イニング7失点は、西武時代の08年以来、4度目の自己ワーストタイだ。わずか56球で、伊東監督に交代を告げられた。
今季は1試合6被本塁打や10失点、3年ぶりの2ケタ敗戦など悔しい記録ばかり。先発で3回のマウンドに立たないのも、13年8月20日のロッテ戦(QVC)以来、3度目となった。
仙台育英出身のロッテ・平沢大河内野手(19)が故郷でプロ初本塁打を放った。途中出場して迎えた9回、小野の148キロ直球を力強いスイングで右翼席にはじき返した。
楽天ファンからも温かい声援と拍手を受け「嬉しい。(観戦に訪れた)父の前で打てて良かった」と笑顔を見せたが「これを継続してやっていかないと」と引き締め直した。