わたしはかもめ2018年鴎の便り(1月)

便

1月11日

ロッテ1位安田「上を目指して」夢はメジャー挑戦[ニッカン]

ロッテドラフト1位の安田尚憲内野手(18=履正社)は11日、新人選手研修会ラストの授業で講義を行った岩村明憲氏の「ミスから学べ」との言葉に刺激を受けた。「WBCに出場してメジャーに行かれた方から『失敗は付きもの。失敗から学ぶのが1番』と教わった。どう学び、切り替えるか。必ず失敗はする。逃げずにいけたら」と、12日から始まる新人合同自主トレを前に大きな指針を授かった。

高校日本代表でともにプレーした日本ハム清宮、広島中村奨ともしばしの再会。「(同期は)意識してやっていきたい。チームは違うが目標は同じ。切磋琢磨して。1歩1歩、1軍に定着して。日本のトップに上ってからの話ですが」と前置きして、将来のメジャー挑戦にも「スポーツ選手である以上は向上心を持って。上を目指してやっていきたい」。七転び八起きの先にでっかい夢を描いた。

ページトップ

ロッテ1位安田、岩村明憲氏の「ミスから学べ」胸に[ニッカン]

ロッテドラフト1位の安田尚憲内野手(18=履正社)は、新人研修ラストの授業で講義を行った岩村明憲氏の「ミスから学べ」との言葉に刺激を受けた。

「WBCに出場してメジャーに行かれた方から『失敗は付きもの。失敗から学ぶのが1番』と教わった。どう学び、どう切り替えるか。必ず失敗はする。逃げずにいけたら」と、12日から始まる新人合同自主トレを前に大きな指針を授かった。

高校日本代表でともにプレーした日本ハム清宮、広島中村奨としばしの再会を果たした。「自分もですが。チームは違うが目標は同じ。早く活躍できるよう、切磋琢磨していければ」と刺激を受けていた。

ページトップ

申告敬遠が公認野球規則に採用、従来の4球投げも可[ニッカン]

プロアマ合同の日本野球規則委員会が11日、都内で行われた。

故意四球の申告制が、公認野球規則に採用された。プロ野球では今後、実行委員会、監督会議などを経て、今季から実施するかを正式に決める。大学、社会人では今季から実施するが、高校野球では実施しない方向で検討されている。

監督が敬遠の意思を示した場合、投球を行わずに四球となる申告制は、昨季から米大リーグで導入された。大リーグでは平均試合時間が4分29秒延び、時間短縮にはつながらなかったが、中本氏は「原則、ルールはアメリカのスタンスを受け入れる。時間短縮の試算はしていないが、少なくとも試合時間が長くなることはない」と説明した。

数球を投げた後、敬遠を申告することも可能で、その場合は実際の投球数のみカウントされる。過去にいない「0球敗戦投手」が誕生する可能性もある。従来通り、4球を投げての敬遠も可能だ。

ページトップ

菊池雄星の「2段」セーフ、国際化で日本ルール削除[ニッカン]

プロアマ合同の日本野球規則委員会が11日、都内で行われた。公認野球規則の「反則投球」から日本独自の「[注]」を削除。西武菊池雄星投手(26)が昨季途中まで行っていた、いわゆる「2段モーション」が、今季から認められる。故意四球の申告制は、規則に採用が決まった。

投球動作で「2段モーション」を反則投球とする日本独自の項目が削除された。国際基準に合わせたもので、ひどい場合は注意されるが、罰則は受けない。

削除されたのは、定義38にある「[注]投手が5・07(a)(1)及び(2)に規定された投球動作に違反した場合も、反則投球になる」。この「[注]」は国際的なルールブックに記載がなく、日本野球連盟の中本尚規則・審判委員長(66)によると記載開始年は不明だが「1974年にはあった。(巨人王に対して中日小川が行った)背面投げなどが出てきたからだと思う」と説明する。打者への幻惑を防ぐための、日本独自のルールだった。

菊池は昨年8月17日楽天戦で、投球が一連のモーションではないとして2度反則投球を宣告された。日本ハム井口も同19日西武戦で反則を取られた。だが、菊池らの投球は、海外では認められる程度のもの。国際大会のメキシコ戦で日本の審判が反則投球と判定したところ、他国の審判員との協議で覆された例も確認。菊池への判定が契機となり、国際基準との違いがあらためて浮き彫りになった。

打者のタイミングを外すためなら、どんなフォームでもいい訳ではない。中本氏は「3回も足を上げたり、これ以上エスカレートするならやめさせる方向にいくと思う」。NPBの井野修審判技術委員長兼野球規則委員(62)は「反則にならなくても何でもやっていいとはならない。マナーの問題。人をだましてというのは、スポーツの根本としてありえない」。ただし、昨季時点の菊池、井口らのフォームなら、今季は反則投球には取られない。

規則委員会では今後、2段モーションなど動きを意図的に止めるフォームが、科学的に優位性がないという検証を外部の研究機関に依頼するという。

ページトップ

NPB今季から「申告敬遠制」採用、大学、社会人も[ニッカン]

野球のプロ、アマ合同の規則委員会が11日、東京都内で開かれ、ルールブックを改定して、投球せずに敬遠四球にすることができる「申告敬遠制」を採用することを決めた。プロ野球は今季から適用する方針で、実行委員会や12球団監督会議などを経て正式決定する。

アマ側は大学、社会人は今季から導入するが、日本高野連の赤井淳二理事は11日、高校野球では今季の導入を見送ることを明らかにした。「3月からの公式戦には間に合わない。時間をいただかないと」と話した。

米大リーグでは試合時間短縮を目的に昨年から実施されている。2020年東京五輪を含めて今年から世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の主催大会でも採用されるため、日本でも導入することが決まった。

敬遠する場合、守備側の監督が球審に意思表示すれば、1球も投げずに打者を一塁に歩かすことができる。申告せずに、従来通りに4球投げることもできる。

また、投球動作で「2段モーション」を反則投球とする日本独自の項目が削除された。国際基準に合わせたもので、ひどい場合は注意されるが、罰則は受けない。これにより、プロでは昨季問題視された菊池雄星投手(西武)の投球動作は反則投球とはならない。

ページトップ

菊池雄星反則取られた2段投法OKに、野球規則変更[ニッカン]

プロ・アマ合同の規則委員会が11日、都内で行われ、公認野球規則の定義38にある「反則投球」から、日本独自の「[注]」が削除されることが決定した。国際化に対応した措置。西武菊池が昨季途中に「2段モーション」の指摘を受けたが、今季は同様の投球フォームはOKとなる。

また、故意四球の申告制が、公認野球規則に採用された。プロ野球では今後、実行委員会、監督会議などを経て、今季から実施するかを正式に決める。大学、社会人では今季から採用されるが、高校野球では準備期間が少なく、採用しない方向で検討されている。

ページトップ

日本は1位で変わらず、野球世界ランキング[ニッカン]

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は10日、U−12(12歳以下)からプロまでの代表の成績を反映した野球の2017年最終世界ランキングを発表し、日本は1位で変わらなかった。 2位は米国、3位は韓国。

ページトップ

[プロ野球番記者コラム]ロッテ荻野に「ギャップもえ」場が和む“天然”発言[ニッカン]

8日に千葉・ビックカメラ柏店で行われたトークショー。ロッテ荻野貴司外野手(32)を家電に例えると何? というお題に益田はこう答えた。「ライトかな。みんなオギさんが隣にいると落ち着くと思うんですよ。居心地が良くて、ベッドの横に置いときたい、オシャレなライト」。

荻野といえば結婚後も女性ファンが多い、球界きってのイケメン。プレーが好きな人もいればルックスが好きな人もいるだろう。が、個人的には「ギャップもえ」も人気の要因の1つなんじゃないかと思う。ちょいちょい“天然”発言が飛び出るからだ。

例えばこの日、ファンからの質問コーナーで「野球以外で決まってやる習慣はありますか?」と問われた。ルーティンや験担ぎを知りたいようだ。荻野は隣にいた内に小声で聞いた。「茶わんを左で持つ、とか?」。すぐさまツッコまれた。「習慣でも何でもないやん。この人、趣旨を理解してない(笑)」。

年末のトークショーでは、会場が百貨店「そごう」なのに「普段の買い物はららぽーと」と言って司会者にツッコまれた。そういえば…と思い、13年オフに書いた番記者コラムを読み返してみた。当時のイベントでも「『膝に大きなケガを抱えている』と言おうとして『下半身に大きな病気を抱えてます』とスピーチ。微妙な表現と気づき、赤面しながら『あっ、言い方がっ。すみません、ケガですケガっ』と全力で言い直した。つい笑っちゃったが、きまじめで誠実な人柄が伝わりました」と書いていた。

どの会場も、荻野が喋ると場が和んだ。益田が言っていた「ライト」とは、こういうことかなと思った。ちなみに「茶わん」発言。後で「ボケかな?本気かな?ってちょっと迷いました」と聞いてみた。「…ボケですよお」と笑っていたが、今でもちょっと本気だったんじゃないかと思っている。

そんな訳で、5年ぶりにロッテ担当になりました。1年間よろしくお願い致します。最後に荻野さん、過去の話までほじくってごめんなさい。

ページトップ

ロッテD1・安田、メジャー希望初めて公言「目指したい気持ちはある」[サンスポ]

新人研修会でU−18の同期組と顔を合わせたロッテのD1位・安田(履正社高)は11日、「お互いに髪が伸びていたけど変わりはなかった」と再会を喜んだ。一方で「負けたくないし早く1軍に上がりたい」と意欲。清宮に刺激されたのか「機会があれば自分も上(メジャー)を目指したい気持ちはある」と将来のメジャー挑戦希望を初めて公言した。

ページトップ

野球世界ランク、日本は1位で変わらず、2位米国、3位韓国[サンスポ]

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は10日、U−12(12歳以下)からプロまでの代表の成績を反映した野球の2017年最終世界ランキングを発表し、日本は1位で変わらなかった。2位は米国、3位は韓国。

ページトップ

ロッテ、ドラ1安田、メジャー挑戦希望「そういう打者になりたい」[スポニチ]

ロッテのドラフト1位・安田(履正社)は将来的なメジャー挑戦の希望を明かした。新人研修会での清宮との再会に「お互い、髪が生えそろった」と笑顔。ただ、清宮が抱く大リーグ行きの夢の話になると、真剣な表情になった。

「自分も上(メジャー)を目指してやりたい。(尊敬する)松井(秀喜)さんは日本、アメリカでホームランバッターとして活躍された。そういう打者になりたい」。

ライバルと同じ未来を描きつつ、現時点で見据えるのは目の前の課題だ。「(挑戦は)日本のトップレベルになってからの話」ときっぱり。12日から始まる新人合同自主トレで仕上げ、春季キャンプへ万全の状態で臨む。

ページトップ

2段モーションOKに、国際基準合わせ改正、昨年雄星が抵触[スポニチ]

プロ、アマ合同の野球規則委員会が11日、都内で行われ、規則改正として2段モーションが反則投球とされていた文言を削除することが決まった。これによりプロ野球では、2段モーションで複数回の反則投球を取られた昨季の西武・菊池雄星投手(26)のケースなどはペナルティーが科されなくなった。

新たな改正では、野球規則の反則投球の項目にあった「[注]」を削除。この注意書きは日本の野球規則にのみ書かれた独自のもので、基準としている米国のルールブックに記載はない。今回の改正は国際基準に合致させる意味合いに加え、昨年の菊池のケースも契機の1つともなった。

菊池の反則投球では、判定基準などを巡って議論となった。その際にプロ側から規則委に「MLBなどで2段モーションを判定しないのに、なぜ日本だけ厳格なのか」との疑問点が出たという。改めて日米の野球規則を精査するなどし、海外の基準に合わせた。全日本野球協会(BFJ)の中本尚規則委員長は「基準が明確でない、審判によって適用がまちまちなど、しばしば問題になっていた混乱はなくなると考えている」と説明した。

改正後は足を3、4度と上げ下げするなど目に余る場合は注意はされるが、罰則は受けない。走者を置いた場合は従来通りボークとなる。ペナルティーは科さないが、規則委では2段モーションなどをなくす取り組みは続けていく意向で、中本委員長は「自然な投球動作を目指す方針は変わらない」とした。

野球規則5・07(a)(1)の(1)
打者への投球に関する動作を起こしたならば、中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない。
以下の一文を削除
定義38(反則投球)の[注]
投手が5・07(a)(1)及び(2)に規定された投球動作に違反して投球した場合も、反則投球になる。
西武・菊池の反則投球
昨年8月17日楽天戦の2回1死で松井稼への1、2球目に2段モーションによる反則投球を宣告されクイック投法に切り替えて2安打完封。同24日のソフトバンク戦では右足の上げ幅を小さくしたが、初回に先頭・川島への初球に反則投球を宣告され3回7失点KO。翌25日に菊池は5月と8月に審判団から注意を受けていたことを明かし、4月時をベースにした投球フォーム改造を決意。球団はNPBに意見書を提出した。

ページトップ

申告制の敬遠、採用決定、4球投げる選択、打席途中でも可能に[スポニチ]

◇プロ、アマ合同野球規則委員会

規則委では「申告敬遠制」の採用も決まった。試合時間短縮を目的にした大リーグから1年遅れての導入で、プロ側は今季から適用する方針で実行委員会や12球団監督会議などを経て正式決定する。20年東京五輪でも採用される予定。

申告制の敬遠は、ベンチが意思表示をして4球ボールを投げずに四球となるもの。従来通りに4球投げる敬遠を選択することも可能で、カウント2ボールなどの時点で申告して残りの球数を投げないこともできる。仮に投手が申告敬遠の打者1人で降板し、その走者が決勝点となった場合には「0球敗戦投手」ともなる。

◇その他の主な規則改正

(1)
「正規の投球姿勢」でホームベース方向に2度目のステップを踏むことの禁止など
(2)
提言として「ベンチ前のキャッチボールの禁止」(野球規則5・10kの順守)など
(3)
大学、社会人でのタイブレークの方法の変更。

ページトップ

敬遠の申告制導入決定、二段モーションはOKに[スポニチ]

プロ、アマ合同の規則委員会が11日、都内で行われ、野球規則改正により「故意四球(敬遠)の申告制の採用」が決定した。申告制の敬遠は、守備側が意思表示をすることで1球も投げずに四球となるもの。試合時間短縮を目的に昨季から大リーグで導入され、日本のプロ野球でも導入へ向けて今後、実行委員会や監督会議などで検討した上で正式決定する。

また、二段モーションが反則投球とされていた野球規則の文言を削除。米のルールブックに合わせるためで、昨年のシーズン中に西武・菊池のフォームが二段モーションとされて反則投球となったが、記載がなくなることで今後は同様のフォームでもOKとなる。

敬遠を巡っては過去、90年にクロマティ(巨人)、99年には新庄(阪神)が敬遠球を打ってサヨナラ打。昨年5月21日のヤクルト−阪神戦(神宮)では、7回2死二、三塁の場面でヤクルト・ルーキの敬遠球が暴投となり決勝点となった。申告敬遠が導入されればこれらのシーンは見られなくなる。敬遠の数自体は少ないとはいえ、申告敬遠になることで「ドラマ性」「意外性」が失われる可能性があるのでは、との議論もあった。

ページトップ

[伊東勤の野球論]我が強くなる前に教え込んだ炭谷&田村[スポニチ]

今年からスポーツニッポン新聞社の評論家に就任した伊東勤氏(55)が、現役22年、監督歴9年で培った勝者の「野球学」を連載で紹介します。「捕手編」から「最強チーム編」まで全5回。選手、監督時代を通じて15度のリーグ優勝と9度の日本一を経験。試合を知り、勝利を知り尽くした伊東氏の野球哲学を伝えます。

◇(1)捕手編

捕手は「いかに犠牲になれるか」に尽きる。自分のことは二の次、三の次で、投手、チーム、相手打線を最優先に考える。私も自分のことを考えられるようになったのは、正捕手として試合に出られるようになって3、4年たってからだった。

監督になってチームづくりをするとき、最初に捕手を決めた。捕手は監督の分身だし、そこが落ち着かないとチームも落ち着かない。西武では06年に高卒1年目だった炭谷を開幕捕手に抜てきし、ロッテでも高卒の若い田村を重用した。それは「捕手は我が強くなる前に教え込む」という持論から。大学、社会人で実績ある選手はいいところもあるが我も強い。捕手は頭が柔らかいうちに徹底して教え込むことが肝心だと思っている。

その点で炭谷も田村も純粋だった。5年間見てきたが田村も捕手らしくなってきた。今はイケイケからの転換期。今は苦労して苦労すればいい。

捕手に1番大事なのは構え方。安定感のある、投手が安心して投げやすい構え方をしないといけない。ソワソワしていると投手に伝わる。そして決してボールを後ろにそらさないこと。走者が三塁にいても投手が安心して変化球を投げられることが捕手には必要だ。

現役選手ではソフトバンクの甲斐、オリックスの若月あたりは成長している。特に甲斐は昨秋に侍ジャパン(アジアプロ野球チャンピオンシップ)で接したが、性格の強さを持ちながら投手に対して謙虚さを感じた。

ページトップ

ドラ1安田も歩む「殿堂入り&メジャー」[報知]

ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社高=が11日、新人研修に参加。将来の目標に「野球殿堂入り&メジャー挑戦」をぶち上げた。

東京Dに併設されている野球殿堂博物館を日本ハムの同1位・清宮と同じグループで見学し、「偉大な先輩達のお陰で今のプロ野球界があるのだなと実感しましたし、自分もその一員になれたらなと思った」。868本塁打の王貞治氏や、400勝投手金田正一氏ら197人のレリーフを見て自然と胸が高鳴った。

プロ入り後初めて、海外挑戦への思いも打ち明けた。清宮は既にメジャー希望を表明しているが、安田自身も「自分も上(メジャー)を目指していきたい気持ちはある」ときっぱり。高校通算65本塁打を記録し、清宮、中村奨(広島)と並び“高校BIG3”と称されたほどの潜在能力の持ち主だけに、“同級生”のライバル達への対抗心も垣間見えた。

「スポーツ選手である以上は向上心を持ってやっていきたいと思っている。その大きな目標の前に小さな目標も1つずつクリアしていってからだと思う。上を見ながら実力をつけていきたい」。2つの大目標への思いを胸に、成長曲線を思い描いていく。

ページトップ

ドラ1安田、日本ハム・清宮と久々に再会し「お互い髪が生えそろっていた」[報知]

日本野球機構(NPB)の新人選手研修会が11日、都内のホテルで行われ、12球団の新人選手が受講した。

ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社高=は日本ハムの同1位・清宮=早実=と約半年ぶりの再会し「お互い髪が生えそろっていたので、(雰囲気が)ちょっとは変わっていましたけど、話した感じは変わってなかったですね」と話すと周囲は笑いに包まれた。

今後は同じパ・リーグで戦っていく存在になるが、「U−18(高校日本代表)の時からの仲なので、高校の時に意識していたのとは違ってまた切磋琢磨していければと思っています」と同世代の“ライバル”と共に成長していくことを誓った。

ページトップ

ロッテ・ドラ1安田、将来的にはメジャー挑戦「自分も上を目指したい」[デイリー]

ロッテ・ドラフト1位の安田(履正社)が11日、将来的なメジャー挑戦の意思を初めて口にした。

新人研修会で久々に再会したライバルのメジャー志向に呼応。日本ハム・清宮同様の意思はあるのかと問われると「自分も上を目指してやっていきたい気持ちがある。スポーツ選手である以上、向上心を持ってやっていきたい」と表明した。

ページトップ

「申告敬遠」投球後の切り替えOK、日本球界も米と歩調を合わせて変更[デイリー]

プロ、アマ合同の日本野球規則委員会が11日、都内で行われ、投球せずに敬遠四球にすることができる「申告敬遠制」をルールブックに記載することを決めた。守備側の監督が敬遠する意思を球審に伝えれば投球せずに四球となるルールで、従来通り4球投げる敬遠や、事前に申告し1球も投げない敬遠、さらに例えばカウントが2ボールになった後に申告し、残り2球を投げずに歩かせることも可能となる。

米大リーグでは試合時間短縮を目的として昨季から実施されたが、日本球界も歩調を合わせて変更。プロ野球は今季から適用する方針で、日本野球機構(NPB)の井野修野球規則委員は、今後の実行委員会や監督会議で「丁寧に説明してご理解していただく」との考えを示した。

ページトップ

2段モーション突然OK、国際化へ公認野球規則から日本独自の項目削除[デイリー]

プロ、アマ合同の日本野球規則委員会が11日、都内で行われ、公認野球規則(ルールブック)を改定し、投球動作で「2段モーション」を反則投球とする日本独自の項目が削除された。

「2段モーション」を反則投球とするルールは、五輪やアジアシリーズなど国際試合の増加への対応を目的に、2006年から導入された。しかし、海外のルールブックには「2段モーション」を反則投球とする項目はなく、日本でも国際基準に合わせて削除し、ひどい場合は注意されるが、それでも罰則は受けないことになる。

「2段モーション」は、これまでも球界で議論されてきた。反則投球とされる前の05年には、セ・リーグ理事会で配布された対象選手リストに阪神・藤川、横浜・三浦らが掲載されるなど、現場に大混乱をもたらした。

昨季も西武・菊池が「2段モーション」による反則投球を繰り返し宣告された。これを受け、昨年9月のセ・パ両リーグ理事会で審判員を招いて協議。将来的には、国際基準に合わせるべきという意見が大勢を占めたといい、今回、ルール緩和という大きな判断が下された。

ページトップ

前ロッテ・田中英、環境に左右されない「トッププレーヤーのすごさ肌で感じた」[デイリー]

◇第2の人生へプレーボール

史上初の京大出身プロ野球選手として注目を集めた前ロッテ・田中英祐投手(25)は、わずか3年の現役生活でユニホームを脱いだ。野球人生にも区切りを付け、今春からプロ入り時に1度は内定を辞退した三井物産に入社する。思うような活躍ができなかった秀才右腕の苦悩と決断を追う。

田中は現在、4月1日の三井物産入社に向けて準備中だ。

プロ野球は自主トレ便りが届くようになった。114人のルーキー達もまた、寒気の中で熱い息を吐いている。野球の無名校出身者がいれば、東大法学部の日本ハム・宮台もいる。

宮台は同じ高学歴で注目を集めそうだが、田中は「自分はプロで結果を残せていないので、安直にアドバイスできる立場にはないと考えています」と話しながらも、キッパリと言い切った。

「ただ私が言えることは、私にとってプロで野球ができたことは本当に貴重な体験だったということです」。

17年10月3日、田中は球団幹部から戦力外を通告された。「今年は勝負の年になると思っていた」と覚悟はしていたが、秋風がやけに身に染みた。

その田中に3年前に内定を辞退した三井物産の採用担当者から「もう1度、就職試験を受けてみないか」との誘いがあった。

田中のプロ3年間の成績は2試合で0勝1敗、防御率13.50。15年5月1日の日本ハム戦を最後に1軍から姿を消した。

田中はプロ野球の壁をこう振り返る。

「自分の良い状態を環境に左右されず、1年間通して維持する難しさを痛感し、それを何年にもわたって続けるトッププレーヤーのすごさを肌で感じた」。

話題先行でイップスにも陥った。それでもサイドスローに挑戦するなど、厚く高い壁を越える努力を重ねた。

人生100年時代にあって、3年間はある意味有意義な“社外研修”だった。採用を決めた三井物産の懐の深さがうかがえる。田中は「世界中の挑戦する人達のために社会に新たな価値を提供したい」と入社後を見つめる。

さらばプロ野球、とは言わない。「今後はプロ野球ファンとして、陰ながら応援させていただきたいと思っております」−。

田中英祐(たなか・えいすけ)
1992年4月2日生まれ、25歳。兵庫県出身。現役時代は右投げ右打ちの投手。白陵から京大を経て、14年度ドラフト2位でロッテ入団。15年4月29日・西武戦(QVCマリン)でプロ初登板初先発(敗戦)。17年10月に戦力外通告を受け現役引退。今春から三井物産に就職。

ページトップ