プロ野球12球団が1日、各地で春季キャンプを開始した。
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18=履正社)が鈴木に“弟子入り”した。同じ内野の鈴木、平沢と同じ組でノックやマシン、フリー打撃を行い「『元気出していけ』と言っていただいて緊張がほぐれました。今日は自分のことで精一杯でしたけど、色んなことを学びたい」。昨季まで4年間主将を務め、キャンプ中の教育係に任命された鈴木は「ポジションも同じ三塁。注目される選手と一緒だと僕も刺激になる」と入門を歓迎した。
ロッテ井口資仁監督がキャンプ初日に合格点を与えた。
「今日見たかったのは選手達の仕上がり具合。野手は室内でもいい打球を飛ばしていたし、そこを確認できただけでも前進。明日こそグラウンドでシート打撃ができたら」。
ロッテ佐々木千隼投手(23)が笑顔のキャンプインを迎えた。
1日、沖縄・石垣島キャンプでブルペンに入り、フリー打撃での打撃投手と合わせて約100球を投げ込んだ。「自主トレ期間中から打者を立たせていたので、立った方が投げやすかった」と爽やかに振り返った。
ルーキーだった1年前のこの時期は、笑う余裕はなかった。「去年は本当ひどかったです。今日はバランスが良かった。まとまってた。去年みたいにはならないです」と順調なスタートを切った。
ルーキー最速の“バッピ”登板だ。ロッテのドラフト5位、渡辺啓太投手(24=NTT東日本)が1日、沖縄・石垣島キャンプで打撃投手を務めた。
グラウンド不良のため室内練習場だったが、フリー打撃で三木や伊志嶺ら先輩相手に右腕を振るった。キャンプ初日とあって「ユニホームに袖を通した瞬間から、しっかりやらなきゃいけないと思ってだいぶ力みました。でも、その中でストライクはしっかり投げられた。これから気持ちの部分と技術のバランスを取っていきたい」と充実の表情だった。
ロッテは1日、医療機器専門メーカーであるフクダ電子株式会社(本社所在地:東京都文京区)と2018年シーズンのユニホームスポンサー契約を締結したと発表した。スポンサー企業決定に伴い、1日からユニホームのパンツ右側に「フクダ電子」ロゴが掲出される。
パンツのスポンサー契約は07年から始まり、ロッテでは4社目となる。
ロッテは1日、沖縄・石垣島でキャンプインした。雨とグラウンド不良のため、室内での練習となったが、井口資仁監督(43)の指示で、午前9時から午後6時までプールトレなどを含む効率的なメニュー構成。初日から井口イズム全開でスタートを切った。
井口新監督の思いは、チーム全員に伝わっていた。
「思っていた通りに全員が仕上げてきてくれた。みんな動けていましたね」。
当初は2月1日のキャンプ初日からシート打撃を予定。投手、野手ともすぐに実戦形式に入れるよう指示を出していた。雨で練習メニューは変更になったが早速、2年目の佐々木らが打撃投手を務め、打者も生きた球を打ち込んだ。
今季は1、2軍合同でのキャンプとなるため、この日は2班に分割。A班が室内練習場を使用する間、B班は宿舎内のホテルにあるプールで負荷をかけるトレーニングを実施。井口監督は「2月の沖縄は雨が多い。練習場所のロスもないし、リカバリーにもなるから」と効率的かつ有効な練習も取り入れた。
D1位・安田(履正社高)の打撃練習を見守ったかと思えば、新外国人投手が投げるブルペンにも姿をみせる多忙ぶり。午前9時から午後6時まで、食事もとらず動きっぱなしで「安田は力が入っていたが“さすが”というものがある。外国人投手も力強かった」と状態も詳細に把握している。
「色々確認できて、1つ前進した。明日(2日)は外でやりたいね」と順調なスタートに納得の表情をみせた。
2年目の佐々木が打撃投手の1番手でマウンドに上がった。右打者の田村、吉田に外角中心で54球を投げると、すぐさまブルペンに移動。今度は左打者の内角へ。計100球を投げきり「打者が立った方が投げやすい。ストライクも入ったし、感じは悪くなかった」と充実の表情を見せた。4勝7敗だった昨季は制球難に苦しんだが、フォームを微調整し「下半身が安定した」と手応えも感じていた。
海外フリーエージェント(FA)権を行使しての米大リーグ移籍がかなわず再契約した涌井は、昨季までと同じ背番号16のユニホームで始動した。投手と内野手の連係練習では輪から外れ、マイペースで調整した。
ほとんどの投手が入って投げたブルペンにも顔を見せなかった。井口監督は「彼は開幕、シーズンに向けて(調子を)合わせてもらいたい」と信頼を寄せた。
ドラフト1位新人の安田(大阪・履正社高)は「ユニホームを着た時は気持ちが引き締まった。ようやくプロ野球選手としてスタートできて嬉しい」と初々しく笑った。守備練習をそつなくこなし、打撃は予定されていた以上に打ち込んだ。
チームリーダーの鈴木と共に練習をこなした。「とにかく元気を出していけと言われた。声を出しているうちに緊張がほぐれた」と先輩の心遣いに感謝した。鈴木は「真面目な中に明るさもあった。同じ三塁手だが僕がレギュラーとは思っていない。いい競争をしたい」と若き新戦力を歓迎した。
現役野手最年長でプロ25年目のシーズンを迎えるロッテ・福浦和也内野手(42)が沖縄・石垣島キャンプで1日、キャンプ初日から積極的にバットを振った。ここ数年は自分のペースで2軍スタートだったが、今季は井口監督が1、2軍合同のため久しぶりに本隊とともにキャンプイン。「いい緊張感で入れた」と充実の表情をみせた。
2000安打まで残り38とし、マシンやフリー打撃では「強く振れたし、自分なりにはいい感じ」と手応えも感じている様子。若手とも出場機会を争うことになるが「飛ばしすぎないように抑えるところは抑えて。ケガをしたらチャンスがなくなる年齢なので」とベテランらしさものぞかせた。
ロッテは1日、医療機器専門メーカーのフクダ電子(東京・文京区)と2018年シーズンのユニホームスポンサー契約を締結したと発表した。キャンプインの同日から、パンツ右側に「フクダ電子」のロゴをつけている。07年からパンツのスポンサー契約を結び、同社で4社目。
井口資仁新監督率いるロッテは1日、沖縄・石垣島での春季キャンプを開始した。
最高気温17度、あいにくの小雨模様で室内練習場からのスタート。石垣市での歓迎セレモニーでは、井口監督が「生まれ変わったチームをみせたい。パ・リーグ制覇、日本一を目指す」と宣言した。初日から実戦形式のシート打撃を行う予定だったが、グラウンド状態が悪いため2班に分かれて打撃や投球練習、プールトレーニングに切り替わった。
待ちに待ったキャンプイン。しかし、ロッテのドラフト1位・安田(履正社)はプロの動きに戸惑い、室内練習場での打撃練習では鋭い打球を飛ばせなかった。18歳の表情はこの日の石垣島の空と同じく、曇り空だった。
「自分のスイングができなかった。バットとボールの当たった時の感覚がなかった。しっかり練習したい」。
「ド緊張」の大きな理由は練習を消化するスピードだ。「思っていた以上にペースが速く、びっくり。これがプロ野球と分かった」。ただでさえ、井口新監督の方針で極力、空き時間をつくらない練習方針。ペースが乱れ、初体験のプロの打撃投手に四苦八苦した。
救いの手もあった。練習ではチームリーダーで三塁を争う鈴木らと同組。「とにかく元気を出せ!」とハッパをかけられ「18歳らしく、声を出そう」と思ったが「まだ、足りない」と尻を叩かれた。ただ、このことで「声を出したら緊張が和らいだ」という。先輩の鈴木も「最初は全然(声が)出なかったけど、最後は盛り返しましたね」と満足げだ。
コンビを組ませた仕掛け人は井口監督だ。「彼(安田)でも緊張するんだと思いました」と笑い、「レギュラーである大地(鈴木)と組めば目標設定も分かりやすい」と続けた。このキャンプを通じ、高校通算65本塁打を誇る黄金ルーキーの「教育係」を任せた。
「明日は自分らしいスイングができればと思う」と安田。午後には「メドレーで200メートルは楽に泳げます」と得意のプールトレで笑顔も戻った。2日こそ、快晴の下、豪快なアーチをかける。
ロッテ・井口監督はただでは転ばなかった。就任1年目のキャンプ初日は雨天の影響で室内練習場へ変更。競争を促すため、初日から予定された実戦形式のシート打撃もできなかったが、雨の多い石垣島対策のために用意した「プールトレ」を急遽、メニューに入れた。
「投手のメニューだったけど、ロスなく動きたかった」と指揮官。1、2軍枠を撤廃したチームをA、Bに分けて午前、午後と実施した。「明日は7時すぎからやります」と、2日以降はアーリーワークで遅れを取り戻す。
ロッテの田村龍弘捕手(23)は1日、井口新監督からの「打率.280」というノルマをクリアすべく、異例の居残りトレを行った。この日は雨天で全体はA、Bの2組に分かれ、午前と午後の2部練習になったが、午前のA組だった田村が宿舎へ戻ったのは午後のB組より後だった。
「打撃練習では良くなかったんでまた、打とうかなと思った」。
午前中は同学年の右腕・佐々木の球を打つなど、精力的だった。午後には一度、プールトレのために車で20分の宿舎に戻り、メニューをこなした後、再び、室内練習場へ。午前9時から始まった練習が終わったのは午後6時の猛練習だった。
「走塁革命」を掲げる井口監督の方針で、初日から盗塁練習も組み込まれた。「何盗塁するんだ?」と指揮官に問われ「2桁です」と答えたものの「10盗塁でも30盗塁でも2桁だ。具体的に」と突っ込まれ「月2つ、年間12盗塁します」と昨季の4盗塁からの3倍増を宣言。自主トレでは昨季から7キロ減の79キロと軽くなった体で「走る捕手」も目指す。
ロッテの石垣島キャンプが1日の午前9時、スタートした。初日からシート打撃が予定されていたが、前日の大雨によるグラウンドコンディション不良のために中止。A、Bの2組が午前、午後に分かれ、室内練習場などで練習する予定だ。
練習前、石垣市の歓迎セレモニーが行われ、井口資仁監督(43)は「来年は石垣島でパレードをしてもらえるように頑張ります」と11年春キャンプ以来の「水牛パレード」の実現を約束していた。
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社高=が1日、石垣島キャンプ初日を迎え、“プロの壁”を痛感した。室内練習場のフリー打撃では打撃投手相手に26スイングで安打性6本。初球から10球目までは芯で捉えることができず「緊張しました。力んで自分のスイングができていなかった」と不満顔。それでも見守った井口監督は「最初の方はタイミングが取れてなかった部分もあるけど、良い打球も飛ばしていた。さすがだなというのはコーチ全員の意見だった」と素質の高さを評価した。
指揮官が掲げる「効率のいい練習」を実践するため、休む暇はほとんどなく守備、走塁、プールトレなど約6時間みっちり動き回った。「思った以上にペースが早くて自分でもビックリしたところもある。これがプロ野球の練習かと思った」と安田。「あっという間」に過ぎたホロ苦い経験を2日目以降に生かしていく。
ロッテ・井口資仁監督(43)が1日、石垣島キャンプ初日に鈴木を安田の“お目付け役”に任命した。
「同じポジションですし、大地(鈴木)はレギュラーを張ってずっとやってきている選手。大地といると目標のライン設定が一緒にいると1番分かりやすいと思う。チームの中でもキャンプテンとして模範として引っ張っていく選手ですから、1番最初にそういう選手と組まして(練習の姿勢や振る舞いなど)を見せることは非常に大事じゃないかなと思う。おそらくキャンプ中はずっと同じ組にすると思う」と説明した。
この日、同じ組で守備練習や打撃練習を行った鈴木は安田について「彼にとっては最初のキャンプで緊張もしていると思う。報道陣も多くて。そこをうまくケアしてあげればいいと思う」と優しさを見せていた。
ロッテは1日、医療機器専門メーカーであるフクダ電子株式会社(本社所在地:東京都文京区)と2018年シーズンのユニホームスポンサー契約を締結したと発表した。
スポンサー企業決定に伴い、2月1日から、パンツ右側には「フクダ電子」ロゴを掲出。パンツのスポンサー契約は2007年から始まり、ロッテでは4社目となる。
ロッテの新外国人、タナー・シェッパーズ投手(31)=レンジャーズ=が1日、ブルペン入りした。井口監督がネット裏で見守る中、直球、ツーシーム、チェンジアップを交えて28球を投げ込んだ。
身長193センチ、90キロの守護神候補は「初日から投げることは決めていた。感触は良かったよ」と笑みをこぼした。
「監督のために全力を尽くしていく気持ちはある。まずは体を作っていきたい」と語った。
ロッテ・井口資仁監督(43)が1日、石垣島キャンプ初日の練習前の挨拶で2005年以来のリーグ制覇を誓った。
雨天のため、室内練習場で、石垣市の歓迎セレモニーの後にマイクの前に立った指揮官は「我々は昨シーズンの苦しい思いを胸に、今シーズンのチームスローガン『マクレ』の通り、このキャンプでは練習しまくり、1年間通じて体力、技術を身に付け、生まれ変わったマリーンズをお見せ出来るように頑張っていきたいと思います。今年こそパ・リーグ制覇、そして日本一」と力強く挨拶した。
石垣島キャンプは19日まで行われる。
ロッテのテスト生としてキャンプに参加している前ソフトバンク・大隣が初日からブルペン入り。39球を投げた。「真っ直ぐが僕の持ち味。どれだけ強い球を投げることができるかです」。 第1クール最終日の4日にフリー打撃、第2クールにはシート打撃に登板予定。「結果を出してアピールしたい」と意欲満々だった。
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社=が1日、井口監督の「走りまくれ指令」に目覚めた。これまで打撃面の向上に気を取られてきたが、キャンプインとともに気持ちに大きな変化が起きた。
それは走塁面だ。すでに井口監督は野手陣に「140盗塁」のノルマを課している。安田も「意識を持ちたい」と表情を引き締めた。島田誠臨時コーチのスタートの切り方などの指導も新鮮だった。
「足はそう速くない」という安田。高校時代、公式戦での盗塁数は「片手くらい」と明かしたが「次の塁を狙う。1つでも多くの塁を奪う。これからは実戦の中で意識を持ってやっていきたい」と打撃だけでなく、足もしっかりと磨く覚悟だ。
キャンプ初日。前日の雨の影響で室内練習場でのスタートとなったが「嬉しい気持ちです。しっかりと練習したい」と憧れのプロのユニホームに袖を通して初々しかった。きっちりとメニューをこなし、「元気に声を出して、盛り上げていきたい」と視線を前に向けた。
ロッテ・井口資仁監督(43)が初めて指揮を執ったキャンプ初日を総括した。
キャンプ前日の1月31日に降った雨の影響もあって、室内練習場での始動となった。
今後も天候不順が続きそうで、「こればっかりは仕方ない。計算通りにはいかない」と話し、ムダのないメニューで乗り切る構えを見せた。
注目のルーキー、安田尚憲内野手(18)=履正社=の打撃に関しては、「自分も1年目は緊張しました。初めての打撃投手でタイミングが取りづらかったと思う」と思いやったが、「いい打球を打っていた。さすがの感じだった。(コーチ陣)全員の意見です」と評価し、今後について、「キャンプを見てどういう方向性にもっていくか決めたい」と育成プランをじっくりと練る方針だ。
安田は前主将でチームリーダーの鈴木と組んでキャンプ初日を終えた。
「目標のライン設定となる。(鈴木は)チームを引っ張る模範的な存在。(その存在を)見るのも大事。キャンプ中はずっと同じです」。安田にリーダーの背中を見せて学ばせる考えだ。
キャンプ全般に関しては「選手の仕上がり具合を見たかった。(野手は)いい感じで動いていた。投手陣は力強い球を投げていた」と振り返った。
FA残留した涌井は独自のペースで調整をするが、「実績のある投手。自分で思ったものがある」と信頼していた。
ロッテ・林信平球団本部長は(57)は今季契約が未定となっているウィリー・モー・ペーニャ内野手(36)に関して、「キープという訳ではないが、(新外国人野手の)ドミンゲスの様子を見たい。2週間はね」と語った。
ロッテは前レッドソックス3A、マット・ドミンゲス内野手(28)を獲得しており、実力を見極めて、ペーニャとの契約に踏み切るかどうかを決定する方針のようだ。
ペーニャは昨年6月に途中入団。70試合で15本塁打、38打点、打率.242の成績を残している。
ロッテは1日、医療機器専門メーカーである「フクダ電子株式会社」(本社所在地・東京都文京区)と18年シーズンのユニホームスポンサー契約を締結したと発表した。
スポンサー企業決定に伴い、1日からパンツ右側に「フクダ電子」ロゴを掲出する。パンツのスポンサー契約は07年から始まり、ロッテでは4社目となる。
宣言通り、休むことなく練習をくまなく見て回った。午前9時に始まったマリーンズの石垣島キャンプ初日。井口資仁監督はコーチよりも一歩後ろで仁王立ちをしていた。静かに、しかし強いまなざしで選手の動きを凝視した。ブルペンにも足を運び、全体練習が終わってからも個別練習、特打と観察をした。午後6時すぎまで続いた練習。口に入れたのはおにぎり1つ。椅子に腰を落とすこともなく、ひたすら立ち尽くし、選手達の動きを観察し続けた。
「2月1日のキャンプインまでに体をつくってきて欲しいと選手にお願いをして、それを確認することができた。期待通り。チームとして一歩前進できたかなあと思う」。
日がすっかり暮れた練習後。満足そうに振り返り、笑顔を見せた。効率的な練習。自主的な練習。様々な井口流が行われた中で、色々な仕掛けも施している。注目のドラフト1位ルーキー安田尚憲内野手は昨年までキャプテンを務めた鈴木大地内野手と同じ組にした。レギュラーを張り続けた選手とは、どんなものか。あえて目標となり模範となるチームリーダーを間近で見せることにした。「このキャンプはずっと一緒にさせるつもり」。安田育成プランの一環がそこにはあった。「明日はグラウンドでやりたいね」。この日はあいにくの雨天で1日中、室内での練習。井口マリーンズの本当の姿はグラウンドでこそ目にすることができる。晴天を願い、空を見上げながら帰路についた。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)