わたしはかもめ2018年鴎の便り(2月)

便

2月19日

井口監督、ドラ1安田1軍残留へ試練の「9番勝負」[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督(43)がドラ1に試練の「9番勝負」を与えた。19日、1軍が石垣島キャンプを打ち上げ。ドラフト1位の安田尚憲内野手(18=履正社)は「充実したキャンプでした。まず1軍に入ることが今の目標」と開幕1軍に照準を定めた。紅白戦、台湾ラミゴ戦と4番に座り、17打数4安打。存在感は示しているが、指揮官は1軍に残る条件として「後はどう結果を出すか。みんなより打つしかないんじゃないですか」と数字を求める。

アピールの舞台は21日から3月4日までの9試合。同6日には石垣島で残留調整するベテランも合流予定で、若手の出場機会は減る。安田は「びびらないで、積極的にアピールしていきたい」と力を込めた。

ページトップ

「後はどう結果を出すか」/井口監督[ニッカン]

ロッテの1軍が石垣島キャンプを打ち上げた。ドラフト1位の安田は紅白戦や台湾ラミゴ戦などで4番に座り、17打数4安打と存在感をアピール。21日から沖縄本島で始まる練習試合の1軍メンバーにも選ばれた。

井口資仁監督は1軍に残る条件として3月4日までの9試合で見極める方針。

「後はどう結果を出すか。みんなより打つしかないんじゃないですか」。

ページトップ

ロッテ安田ら1軍残った 21日から那覇で練習試合[ニッカン]

19日に沖縄・石垣島の1軍キャンプを打ち上げたロッテは、20日に那覇に移動するメンバーを以下の通り発表した。

[投手]
大谷、関谷、藤岡貴、東條、松永、西野、南、土肥、渡辺、有吉、田中、阿部、永野、二木、シェッパーズ
[捕手]
吉田、江村、柿沼
[内野手]
藤岡裕、安田、鈴木、中村、平沢、三木、井上、大木、細谷
[外野手]
清田、加藤、菅野、ペゲーロ

1軍は21日から沖縄本島で広島、中日と練習試合を行う。ベテラン選手や2軍メンバーは石垣島に残留する。

ページトップ

ロッテ二木「不安なく臨める」対外試合へ直球自信[ニッカン]

ロッテ二木康太投手(22)が沖縄・石垣島キャンプ最終日の19日にブルペン入りした。21日の広島との練習試合(沖縄・コザ)に先発予定。

11日の紅白戦は3回2失点だったが「真っ直ぐの質はブルペンに入った中で1番よかった。対外試合なので結果を出さないといけない。今日投げた感じでは、あまり不安なく臨めると思います」と話した。

ページトップ

ロッテ藤岡裕大は実戦強い、井口監督絶賛/新顔通信[ニッカン]

ロッテの1軍が19日、石垣島キャンプを打ち上げた。

ドラフト2位の藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)は17日の台湾・ラミゴ戦に1番遊撃でフル出場し、先制の足がかりとなる二塁打など2打数1安打1打点で3打席出塁。さらに代走から途中出場した18日も二盗を成功させ、1打数1安打と好結果を残した。

キャンプを総括した井口監督は「新加入したルーキーの活躍が目立った。特にショートの藤岡は実戦に強い選手だと感じた」と絶賛。藤岡裕は20日以降も1軍に同行する。

ページトップ

角中が締めて春季キャンプ打ち上げ/今日の1番[ニッカン]

ロッテの1軍が19日、12球団で1番早く春季キャンプを打ち上げた。

石垣島は気温25度の晴天。澄み渡る青空のもとで最後の練習を行った。角中勝也選手会長(30)は円陣の中心で「今キャンプは今までと違い、無駄な時間がほとんどない、内容の濃いものになったと思います。しかし、まだまだチームとして個人としてのレベルアップが必要です。開幕までにレベルアップしていけるように、挑戦していきましょう」と挨拶。「千葉ロッテマリーンズのリーグ優勝と日本一を祈願しまして」と一丁締めで締めた。

1軍は20日に沖縄本島へわたり、21日から広島、中日と練習試合を行う。2軍は27日まで石垣島に残る。

ページトップ

井口ロッテに2・6万人!沖縄キャンプ観衆昨年比増[ニッカン]

ロッテは19日をもって1軍打ち上げとなった沖縄・石垣島キャンプの観衆が、計16日の練習日で2万6000人だったと発表した。

石垣島キャンプ初年度の08年(3万1950人)、09年(2万7750人)に次いで11年間で3番目に多かった。昨年は1軍キャンプ18日間の練習日で2万700人を集めた。

石垣島スポーツ交流課の担当者は「井口マリーンズへの期待の高さを感じました。週末を中心に例年より多くの方に日本中から駆けつけていただいたことが印象的です。北海道の稚内など遠方からお越しになった方もいました。また安田選手などルーキーの方々の注目度が高かったことも要因に挙げられるのではないかと思います。練習の雰囲気もよく活気と熱気にあふれており、見学に来られた方々も大変喜んでいたように見受けられました。今年はぜひ優勝をしていただいて、来年のキャンプイン前に水牛のパレードを実施したく考えています」とコメントを寄せた。

ページトップ

ロッテ・井口監督が指令!D1・安田よ9戦で結果出せ[サンスポ]

ロッテは19日、沖縄・石垣島キャンプを打ち上げた。就任1年目の井口資仁監督(43)は、ドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社高=らルーキーの活躍には目を細める一方、3月4日の日本ハム戦(札幌ドーム)までの実戦9試合で結果を残すよう厳命した。

最後は角中選手会長の一本締めで大団円。インフルエンザ患者7人を出したが、大きなけが人もなく約3週間に及んだキャンプを終えた。

「効率よく内容の濃い練習ができた」。

井口監督も十分な手応えを感じていた。徹底的な競争を掲げ、異例の1、2軍合同キャンプを敢行。その中で指揮官を喜ばせたのが新人だった。

D1位・安田は紅白戦を含む実戦5試合に「4番・三塁」で先発出場し、17打数4安打。初の対外試合となった台湾ラミゴ戦(17、18日)も1安打ながら存在感をみせた。さらに、D2位・藤岡裕(トヨタ自動車)や同5位・渡辺(NTT東日本)も結果を出した。

指揮官は「オープン戦で1番、調子がいい選手を開幕で使う」と予告しており、これから本当の競争が始まる。本拠地のZOZOマリンでのオープン戦初戦となる3月6日の巨人戦をめどに、ベテランも実戦に加わる予定。若手は2月21日の広島戦(コザしんきん)から3月4日の日本ハム戦(札幌ドーム)の9試合で生き残りをかける。

井口監督は安田について「オープン戦になれば出場機会は少なくなる。試合経験を積ませたいのでDH、一塁もあるが、どういう結果を出していくか」と期待。安田は「自分のスイングをして、積極的にいけば結果はついてくる。まずは開幕1軍を目指したい」と力強く言い切った。

◇井口監督特需

11年目を迎えた石垣島キャンプは、練習日16日間の観衆は2万6000人を超えた。球団によると、石垣島初年度の2008年の3万1950人、09年の2万7750人に次ぎ3番目。井口監督の人気もあってか、石垣島スポーツ交流課は「北海道の稚内など遠方からの方もいました。安田選手などルーキーの注目度が高かったことも要因に挙げられるのではないかと思います」と分析した。

ページトップ

ロッテ・二木、21日広島戦登板へ「いい状態」[サンスポ]

二木は21日の広島との練習試合(コザ)に向け、ブルペンで調整。11日の紅白戦は3回2失点だったが、「今日は今までで1番よかった。(受けた捕手の)吉田さんにもよかったと言ってもらえた」と納得の表情。開幕投手候補の1人は「競争も始まるから正直、怖さと不安はある。ただ直球の不安はなくなったし、変化球もいい状態で臨める」と話した。

ページトップ

ロッテ・二木、広島打線に苦笑「すごい打者ばかりで怖さしかない」[サンスポ]

21日の広島との練習試合に先発予定の二木がキャンプ最終日もブルペン入りした。直球に力強さがあり「今まで入ったブルペンの中で1番良かった。キャンプの中で調子を上げていけた」と笑顔を見せた。

鹿児島情報高から入団して4年目だった昨季にチーム最多の7勝(9敗)を挙げた。今年初となる対外試合でセ・リーグ2連覇の広島打線と顔を合わせる。「すごい打者ばかりで怖さしかない」と苦笑いを浮かべつつも「自分の状態に不安はない」と力強く語った。

ページトップ

ロッテが石垣島キャンプ打ち上げ、井口効果で観衆は過去3番目の多さ[サンスポ]

井口資仁監督は「効率よく、内容の濃い練習ができた。MVPは朝から晩までサポートしてくれたスタッフ。ルーキーの活躍も目立って、刺激になった。選手層が少しずつ厚くなってきた」と振り返った。

今キャンプは、練習日16日間で2万6000人のファンらが訪れた。石垣島キャンプ1年目だった2008年の3万1950人、09年の2万7750人に次ぐ3番目の集客となった。

石垣島スポーツ交流課は「井口監督への期待の高さを感じました。週末を中心に、例年より多くの方に日本中から駆けつけていただいたことが印象的です。北海道の稚内など遠方からお越しになった方もいました。また安田選手らルーキーの注目度が高かったことも要因に挙げられるのではないかと思います。ぜひ優勝して、来年のキャンプイン前に水牛のパレードを実施したい」とコメントした。

ページトップ

ロッテ・二木、21日の広島戦に向け手応え「結果を出さないといけない」[サンスポ]

ロッテの二木康太投手は19日、沖縄・石垣島キャンプ最終日にブルペン入り。21日の広島との練習試合(コザ)に向け、調整した。

11日の紅白戦では3回2失点。「疲れもあって体の重さを感じていた」というが、その後はブルペンで調整してきた。この日は「今までで1番よかった。(受けた捕手の)吉田さんにもよかったと言ってもらえた」と納得の表情。広島戦に向け「結果を出さないといけないし、競争も始まるから正直、怖さと不安はある。ただ直球の不安はなくなったし、変化球もいい状態で臨める」と話した。

ページトップ

ロッテドラ1安田に試練の9番勝負 井口監督「そこまでが試せる期間」[スポニチ]

ロッテは石垣島キャンプを打ち上げた。井口監督は、ここまで「4番・三塁」で起用しているドラフト1位・安田(履正社)について、21日の広島との練習試合(コザ)から「試練の9番勝負」を課すことを明かした。

「(主力は)3月6日をめどに上げる。そこまでが試せる期間。(安田は)今まで以上の相手にどう順応するか。ノルマはみんなより、打つしかない」。

3月6日の巨人戦(ZOZOマリン)から角中ら主力が合流。同4日の日本ハム戦(札幌ドーム)までの9試合がアピール期限と設定された。実戦計5試合で17打数4安打の打率.235と不発の安田だが「1軍に入ることが目標。自分のスイングができれば結果はついてくる」と自信を口にした。

ページトップ

ロッテ、石垣島キャンプ打ち上げ、11年間で3番目の観客数[スポニチ]

ロッテは19日、石垣島キャンプを打ち上げ、16日間の練習日で観衆は2万600000人と発表した。

石垣島キャンプ初年度だった08年の3万1950人、09年の2万7750人に次ぐ11年間で3番目の観客数となった。なお、17年はキャンプ18日間の練習日で2万700人だった。

石垣島スポーツ交流課は「井口マリーンズへの期待の高さを感じました。週末を中心に例年より多くの方に日本中から駆けつけていただいたことが印象的です。北海道の稚内など遠方からお越しになった方もいました。また、安田選手などルーキーの方々の注目度が高かったことも要因に挙げられるのではないかと思います。練習の雰囲気もよく活気と熱気に溢れており、見学に来られた方々も大変喜んでいたように見受けられました。今年はぜひ優勝をしていただいて来年のキャンプイン前に水牛のパレードを実施したく考えています」とコメントした。

ページトップ

安田、開幕1軍へ9番勝負[報知]

ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社高=が、開幕1軍へ向けた“9番勝負”に挑む。19日、石垣島キャンプを打ち上げたルーキーは「1軍を目指して競争も激しくなってくる。積極的にアピールしていきたい」と決意を口にした。

ここまで実戦5試合で17打数4安打の打率2割3分5厘。本塁打、打点はともにゼロだが7得点を挙げており、塁に出れば得点に絡む“引きの強さ”は持ち合わせている。井口監督は3月6日の巨人戦(ZOZO)をメドに2軍調整中のベテランを昇格させる予定で、同4日までの実戦9試合で結果を求めていく方針。安田の生き残りの条件について「みんなより打つしかない」と発破をかけつつ、「これから今まで以上にいい相手が出てくる。どうやって対応、順応していくのかが楽しみ」と期待もした。

21日の広島戦(コザ)は昨季12勝の岡田、22日の中日戦(北谷)は吉見が先発予定。実力派右腕2人の攻略に挑む安田は「もっと成長していかないといけない。現状維持ではいけない」。危機感も力に変えて自力で開幕1軍の扉を開く。

ページトップ

ドラ1安田ら新人5人は1軍帯同決定、福浦、涌井は石垣島に残留[報知]

ロッテは19日、石垣島キャンプを打ち上げ、20日からの沖縄遠征の帯同選手を発表した。ドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社高=ら新人は5人が選出された。右足を負傷している福浦や岡田らベテラン組と、開幕まで調整を一任されている涌井は引き続き石垣島に残留し、調整を行う。

[投手]
大谷、関谷、藤岡貴、東條、松永、西野、南、土肥、渡辺、有吉、田中靖、阿部、永野、二木、シェッパーズ
[捕手]
吉田、江村、柿沼
[内野手]
藤岡裕、安田、鈴木、中村、平沢、三木、井上、大木
[外野手]
清田、加藤、菅野、細谷、ペゲーロ

ページトップ

キャンプ打ち上げ、観客2万人超え[報知]

ロッテは19日、沖縄・石垣島キャンプの観客動員が16日間の練習日で2万6000人の観衆だったと発表した。

この数字は石垣島キャンプ初年度の08年の3万1950人。09年の2万7750人に次ぐ11年間で3番目の観衆。なお、昨年17年は1軍キャンプ18日間の練習日で2万700人だった。

石垣島スポーツ交流課は球団を通して「井口マリーンズへの期待の高さを感じました。週末を中心に例年より多くの方に日本中から駆けつけていただいたことが印象的です。北海道の稚内など遠方からお越しになった方もいました。また安田選手などルーキーの方々の注目度が高かったことも要因に挙げられるのではないかと思います。練習の雰囲気もよく活気と熱気に溢れており、見学に来られた方々も大変喜んでいたように見受けられました。今年はぜひ優勝をしていただいて来年のキャンプイン前に水牛のパレードを実施したく考えています」とコメントを寄せた。

ページトップ

二木、「結果を求めていきたい」[報知]

ロッテの二木康太投手(22)が19日、21日の練習試合・広島戦(コザ)に向けて意気込みを語った。「対外試合なのでしっかりと結果を出さないといけない。競争なので内容もですけど、結果を求めていきたい」と開幕ローテ入りのアピールの場にするつもりだ。

11日の紅白戦では3回3安打、1四球、2失点。直球の質に課題を感じていたが、この日はブルペンで55球を投げ、修正。「キャンプ中にブルペンに入った中で1番良かった。吉田(裕太)さんも『いい真っ直ぐがきていた』と言ってくれていた」と好感触をつかんだ様子だった。

ページトップ

ロッテ・ドラ1安田1軍キャンプ完走「すごく充実」[デイリー]

ロッテが石垣島キャンプを打ち上げた。1軍で完走したドラフト1位の安田(履正社)は「すごく充実していた」と笑顔。続けて「今の目標は開幕1軍に入ること。競争を勝ち抜かないと先はない」と表情を引き締めた。

井口監督は3月4日の日本ハム戦(札幌ドーム)まで若手にチャンスを与える方針を明かした。

ページトップ

ロッテが石垣島キャンプ打ち上げ、2万6000人の観衆集める[デイリー]

ロッテは石垣島キャンプを打ち上げ、16日間の練習日で2万6000人の観衆を集めたと発表した。

石垣島キャンプ初年度となった08年の3万1950人、09年の2万7750人に次いで11年間で3番目の観衆となった。昨年は1軍キャンプ18日間の練習日で2万0700人だった。

石垣島スポーツ交流課は「井口マリーンズへの期待の高さを感じました。週末を中心に例年より多くの方に日本中から駆けつけていただいたことが印象的です。北海道の稚内など遠方からお越しになった方もいました。

安田選手などルーキーの方々の注目度が高かったことも要因に挙げられるのではないかと思います」と分析した。

そして、「練習の雰囲気もよく活気と熱気にあふれており、見学に来られた方々も大変喜んでいたように見受けられました。今年はぜひ優勝をしていただいて来年のキャンプイン前に水牛のパレードを実施したく考えています」と井口ロッテのV1に期待していた。

ページトップ

[千葉魂]成長遂げた19日間、自主性、競争促し変化実感[千葉日報]

濃厚な時間はあっという間に過ぎ去った。1日から始まった千葉ロッテマリーンズの石垣島春季キャンプ。初日こそあいにくの雨が降り、室内練習場での練習となったが、それ以降は予定通りのメニューを消化した。競争を煽った日々で、選手達は自主自律の精神で取り組み、成長していった。

「選手達には1年間、試合に出続けてやるという意気込みでやってもらいたい。そういう意味では今年はチャンス。色々なポジションを奪える可能性がある。逆にいうと、今年チャンスをつかめなかったら、もうない。それくらいの背水の気持ちでやって欲しいと思っている」。

全体練習は午前9時開始。それでも選手達は早い選手で8時前には室内練習場に姿を現し、打ち込んだ。アップ前に入念なストレッチを繰り返して練習に備えた。全体練習後も個別練習は簡単に終わらない。午後7時すぎにようやく最後の選手が宿舎に戻る。長い選手は1日12時間近く球場にいたことになる。それは強制ではなく自主性。競争を煽り、選手達を信じ、気持ちを乗せていく中でどんどん練習の濃度は濃くなっていた。

「昨年は10時にアップ開始だったのを今回は9時にして、逆にアップを1時間やっていたのを30分にした。その分、個別で自分達が強化をしたい練習に取り組める環境にした。みんなが自分達の練習を遅くまでやっている。密度はかなり濃い。選手達の意識が違う」。

選手を奮い立たせる言葉があった。キャンプイン前日の1月31日。若き指揮官は選手達に伝えた。「自分が生まれた1974年から勝率1位でのリーグ優勝をしたことがない。これは本当に悔しいこと。今、いるこのメンバーでその歴史を塗り替えよう。勝ち取ろう。そしてオフにここにいるこのメンバーで喜びを分かち合おう」。1、2軍全選手を集めてクールな男が力説した。

「やっぱり3位からの日本一というのは違う。勝率1位でのパ・リーグ制覇を目指していかないといけないと思う。今、いる選手達のそれぞれが高い意識を持ち、力を発揮してくれれば、そこを目指すことはできる」。

井口マリーンズが発足してから事あるごとに、あえてリーグ優勝を公言してきた。それはチームに逃げ道をつくらないため。あくまでクライマックスシリーズを勝ち抜いての日本シリーズ進出ではなく勝率1位を本気で狙いにいく。だからメディアが「下克上」という言葉を使うのを嫌う。「下克上ではなくて1位から日本一になります」とキッパリと回答する。

19日に充実したキャンプを打ち上げた。印象に残ったことがあった。前日18日の台湾プロ野球・ラミゴモンキーズ戦の試合後。2連勝した選手達に鳥越裕介ヘッドコーチは指摘した。「今日金森(栄治)打撃コーチは声をからしていますね。一方で皆さんはどうですか?声をからしている人はいませんね。もっと声を出しましょう。お互い励まし合って、声をかけあって元気いっぱい、精一杯やりましょう。もっともっとやれることはある。声はもっと出るはず。限界まで声を出すベンチでありたいと私は思います。沖縄本島での2試合は声をからしていきましょう」。シンプルな指令だが、今のマリーンズを象徴するメッセージだった。エネルギーにあふれ、貪欲に粘り強く、そして最後まで諦めずにプレーをする。12球団のどのチームよりも高い意識をもって春季キャンプを終えた新生マリーンズはベンチ一丸で敵にぶつかっていく。目指すはパ・リーグ1位のみ。周囲は笑うかもしれないが実際にこのキャンプを目にした人は誰でも分かる。明らかに井口マリーンズは今までと違う。暗い話題の多い日本社会に明るい話題を提供するのはマリーンズだ。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

ページトップ

[千葉魂特別版・キャンプ日記]裏方ねぎらう監督[千葉日報]

1軍キャンプ最終日は快晴だった。手締め後の記者会見。メディアからお決まりの質問が飛んだ。「このキャンプのMVPは誰でしょうか?」。井口資仁監督は即答した。「裏方の皆さんです。このキャンプは朝早くから夜遅くまで練習を行った。その環境をしっかりとつくってくれたのは裏方の皆さん。スムーズに練習できる環境をつくってくれて本当に感謝をしています」。チームの隅々まで目を配らせ、選手だけではなくスタッフのことまで考えている指揮官らしい回答だった。

前里史朗1軍用具担当はキャンプインの1週間ほど前に石垣島入り。選手達が気持ちよく練習できるようなグラウンド整備を陣頭指揮し、環境をつくり上げてきた。毎朝、午前4時には目を覚まし天候をチェック。雨であれば速やかに室内練習場で打ち込める状態をつくり上げた。毎日、午前7時前にはグラウンドに出て設営を行い、混乱なく練習メニューを消化できる状態をつくり上げていた。無駄な時間をなくし効率的な練習を実践した井口マリーンズにおいて用具担当が果たした役割は大きい。

「打撃投手の人達もずっと投げていた。今までで1番投げてくれたのではないかというぐらい投げてくれた。相当、疲労はあったと思う。本当にスタッフ全員がMVP。今度は選手達がそれに応えないといけない」。

「打ちマクレ」と練習を重ねた野手にボールを投じたのは打撃投手。「投げマクレ」とブルペンで投球練習を行ったボールを受けていたのはブルペン捕手陣。そして疲労が蓄積した選手達のケアをしたのはトレーナー陣。さらに毎日、密度の濃いトレーニングメニューを作り上げ、選手達を奮起させていたトレーニング担当の面々。スタッフ全員が「マリーンズを強くさせたい」の想いの下、一丸となったキャンプだった。20日に沖縄本島入り。21日にカープ戦(コザ)、22日にドラゴンズ戦(北谷)とキャンプの成果を見せる舞台となる。生まれ変わった井口マリーンズがいよいよベールを脱ぐ。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

ページトップ