わたしはかもめ2018年鴎の便り(3月)

便

3月10日

オープン戦:福岡ソフトバンク3−3千葉ロッテ(タマスタ筑後)

ソフトバンクは開幕投手の千賀が細かな制球に課題を残し、4回4安打3失点だった。福田が8回に右翼へ同点2ラン。ロッテは開幕投手の涌井が変化球を巧みに使い、3回1失点。大隣は3回無失点で先発枠入りへアピールした。

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千葉ロッテ2001000003
福岡ソフトバンク0100000203

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ロッテ大隣、ローテ前進も久々再会の長男が大泣き[ニッカン]

ロッテにテスト入団した大隣憲司投手(33=前ソフトバンク)が10日、タマホームスタジアム筑後で行われたソフトバンク戦に2番手で登板。3回2安打無失点と好投し、目標のローテーション入りへ1歩前進した。2月の練習試合でも古巣を相手に2回無失点。闘志をあおるため、再び意図的にソフトバンク戦に当てた井口監督は「真っ直ぐのキレがどんどん出てきている。状態を上げてくればローテもあるので、それを目標にやってもらいたい」と期待した。

この日は女房役の田村と全球種を使うことを確認。「カーブ、チェンジアップ、スライダー。コース、高さに要求通りに投げられたので抑えることができた」。5回に吉村を136キロ直球で空振り三振に仕留めると、6回2死一塁ではスライダーを引っ掛けさせ、中村晃を二ゴロに切った。

実は大隣には1つ悩みがある。この福岡遠征で、今年1月末から会っていなかった1歳7ヶ月の長男と再会。すると子供が顔を覚えていなかったという。「ショックです。昨日、泣きまくられて。さっきも会いましたけど、全然抱っこさせてくれない」と苦笑いだ。

「また覚えてもらえるように頑張ります」。それにはローテ入りし、テレビにたくさん映ることが大事。「今後はイニングが増えていくと思うので。強い球を継続して投げられるように、スタミナを意識して練習をしていきたい」。石垣島キャンプ中の腰痛のため、投げ込みは不足している。遅れた分を取り戻し、先発の一角の座を勝ち取るつもりだ。

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「徐々に上げていくでしょう」/井口監督[ニッカン]

ロッテは開幕投手に内定している涌井が先発。3回1安打1失点とまずまずの投球。

井口資仁監督も「(開幕まで)あと2回あるので、徐々に上げていくでしょう」と話した。

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ロッテ平沢「自信になる」千賀のおばけフォーク撃ち[ニッカン]

「8番遊撃」で先発したロッテ平沢大河内野手(20)が、ソフトバンク千賀の“おばけフォーク”を打った。

4回2死一塁の場面で千賀のフォークを捉えて右中間へ適時二塁打。「千賀さんという良いピッチャーから出たのは自信になります。甘い球をしっかり捉えられた」と笑顔を見せた。

井口監督も「大河もちょっとずつ良くなっている。結果を残して自分でポジションをつかまないといけない立場なんで」と評価した。

同じ遊撃を争い、これまで絶好調だったドラフト2位藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)が3日の日本ハム戦で首を痛め、欠場中。井口監督は「藤岡がいない間、大河は意気に感じてやっていかないといけない」と期待する。

宮城・多賀城市出身の平沢は、3月11日のソフトバンク戦に向け「僕や被災した方にとって一生忘れられないこと。そういうものを心に秘めてプレーをしたい」と誓った。

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[プロ野球番記者コラム]愛娘喜ぶ曲?ジョニデ似ロッテ・オルモス登場曲注目[ニッカン]

「俳優ジョニー・デップ似」が早くも定着してきたロッテの新外国人、エドガー・オルモス投手(27=レッドソックス3A)がとにかく明るい。米国出身だがメキシコの血が流れており、陽気なラテン気質。5日の投手練習は朝から「ウッチ、ワラワラ♪」と呪文のような歌を唱えてご機嫌だった。海外のヒップホップらしい。

お気に入りの曲かと思いきや「いや、別に好きな訳じゃないよ」とケロリ。この日の練習には内が飛び入り参加していた。で、歌詞が「ウッチ(うち)」のこの歌だ。矢嶋通訳は「冗談で歌ったみたいです。こうやって日本選手とコミュニケーションを取っている」と“解説”した。

ノリが良く、カメラを向けるとすぐ笑顔になる。1月末の入団会見で「ジョニー・デップに似てるって言われませんか?」と聞いた時も「母親にも言われるよ(笑)」と即のっかってくれた。いっそ本拠地登板の登場曲も「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマにしたら面白いのに−。なんて思って質問すると、意外な一面がかいま見えた。

「アメリカでは『アイム。スティル・スタンディング』っていう曲を使ってた。『SING』っていう動物アニメ映画のテーマで、娘が大好きでね。球場で流れると、娘が立って踊って応援してくれるんだ」。

私生活では今年2歳と3歳になる娘の良きパパ。日本での移籍先が千葉ロッテに決まった時は「ディズニーランドに子供達を連れて行きたい」と言っていた。愛娘が喜ぶ曲を挙げられては、「パイレーツ・オブ・カリビアンにしませんか」なんて言えなくなってしまった。

ジョニデそっくりのルックスは本人も認めるところだが「でも『SING』の中では、ジョニーってゴリラのキャラクターなんだよね」と笑い飛ばした。まだ申請はしておらず、先発した7日の巨人戦では希望の登場曲は流れなかった。米国時代と同じ選曲にするのか。次回登板はそんなところにも注目したい。

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パパ初登板!ロッテ・涌井、開幕へ「順調」[サンスポ]

開幕投手の涌井が先発して3回1安打1失点。モデルの夫人、押切もえ(38)が7日に第1子の誕生を発表してから初の登板となったこの日は、「バランスもよく腕も振れた。ここまで順調に来ているかと思う」と手応えを口にした。井口監督も「スピードは出ていなかったが、徐々に上げてくるでしょう」と期待。次回は5イニング程度を投げ、いよいよ開幕に向けた仕上げに入る。

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ロッテ・大隣が再び古巣斬り「嬉しい限り」[サンスポ]

ロッテ・大隣憲司投手(33)は10日、ソフトバンクとのオープン戦(タマホーム筑後)に2番手で登板。3回2安打無失点と好投し、前回2月27日の練習試合(宮崎アイビー)に続く古巣斬りを果たした。

ソフトバンクの2軍と3軍の本拠地は、昨季シーズンの大半を過ごした“本拠地”。球場内に名前がコールされると、3113人の観客から歓声と拍手が起こった。「嬉しい限りです」という大隣は変化球も巧みに駆使し「強い球もしっかり投げられたし、コースに投げ切れた」と内容には納得している。ここまで2回、3回しか投げていないため「スタミナに不安はある」というが、投げ込みを続け「ローテーションに入れるかは分からないが、結果を出していきたい」と意気込んだ。

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ロッテ・大隣が古巣相手に3回無失点[サンスポ]

ソフトバンクは開幕投手の千賀が細かな制球に課題を残し、4回4安打3失点だった。福田が8回に右翼へ同点2ラン。ロッテは開幕投手の涌井が変化球を巧みに使い、3回1失点。大隣は3回無失点で先発枠入りへアピールした。

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開幕投手内定のロッテ・涌井は3回1失点「順調にきている」[サンスポ]

ロッテ・涌井秀章投手(31)が10日、ソフトバンクとのオープン戦(タマホーム筑後)に先発し、3回を投げ1失点だった。2度目の実戦登板となったこの日は最速145キロで、スライダー、スプリットなど変化球も交えて45球。「前回の登板よりよくなっていればと思って投げた」と、2回1死に上林に左翼線二塁打を許し暴投と失策で1点を失った以外はきっちり抑えた。

すでに井口監督から開幕投手に指名されている涌井は「バランスもよく腕も振れた。ここまで順調に来ているかと思う」と手応えを口にした。

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ロッテ涌井“パパ1勝”逃すも…全球種解禁「一通り、試せた」[スポニチ]

4年連続9度目の開幕投手に決まっているロッテ・涌井は全球種を解禁し、3回1安打1失点。昨季日本一のソフトバンク打線を封じた。

「前回(3日の日本ハム戦)よりバランスも良く、腕も振れました」。前回は使わなかったスライダー、スプリット、シュートも試投。2回2死三塁では西田への3球目にスライダーが暴投となり失点する場面もあったが「一通り、試せた」とエースの手応えは悪くはない。

7日に第1子が誕生したことを公表し、井口監督の「産休」の勧めも辞退して臨んだマウンド。8回にリリーフが同点とされ「パパ1勝」は逃したものの、指揮官は「直球は走っていなかったけど、試合はつくった」と評価した。

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ロッテ大隣、好投も困った、長男に「忘れられてて泣かれた」[スポニチ]

テスト入団のロッテ・大隣は初のオープン戦マウンドで3回2安打無失点と好投した。

2回無失点だった2月27日の練習試合に続き、相手はまた古巣ソフトバンク。柳田、内川ら主軸は不出場とはいえ、最速138キロの直球を軸に抑え込んだ。前日は1ヶ月半ぶりに福岡市内の自宅に戻り1歳7ヶ月の長男と再会したが「忘れられてて泣かれた」と苦笑い。こちらはまだ、調整が必要な様子だった。

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ロッテ、平沢、千賀の「お化けフォーク」打った!「自信になる」[スポニチ]

ロッテ・平沢大河内野手(20)は10日、ソフトバンク戦(タマスタ筑後)に「8番・遊撃」でスタメン出場。2−1とリードの4回2死一塁、千賀の「お化けフォーク」をつかまえ、右中間へ適時二塁打を放った。

「千賀さんから打てたのは自信になる。甘い球を一発で仕留めることができました」。

遊撃の開幕スタメンが有力なドラフト2位・藤岡裕大内野手(24)=トヨタ自動車=は首痛が長引き、10、11日の福岡遠征からは外れている。ライバル不在の試合で15年のドラフト1位が見せたアピールに井口監督は「少しずつ、良くなってきた。藤岡裕がケガでいないのを意気に感じ、やって欲しい」と期待をこめる。

11日で東日本大震災から7年。宮城県多賀城市出身の平沢は13歳で被災した。実家にいた時に大きな揺れに襲われた。棚が倒れ、震災から1週間、電気も止まった。高台にある実家に津波の被害はなかったが、多賀城市は面積の33.7%が浸水。小学校時代にプレーした塩釜ドラゴンズのグラウンドは津波にのまれた。「一生忘れない。震災のことは心に秘めて、プレーしたい」と平沢。復興への思いは色あせることはない。

オープン戦は5試合に出場し、打率.385と好調だ。ライバル・藤岡裕との争いについてふられると「周りのことは気にせず、自分のプレーができればと思う」と静かに語る。「マクレ」のチームスローガン同様、背番号13が逆転での開幕スタメンへを狙う。

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ロッテ、ドラ5渡辺、教育Lで4回完全[スポニチ]

ロッテのドラフト5位右腕・渡辺啓太投手(24=NTT東日本)が快投だ。イースタン教育リーグの日本ハム戦に、6回から2番手として登板。4イニング、打者12人をパーフェクトに封じた。

力強い直球で相手打者をぐいぐいと押し込み、外野に打球が飛んだのは1度だけ。7回には森山、石井一を連続三振に仕留めた。昨年の都市対抗野球ではチームの優勝に貢献。ルーキーは着実にアピールを続けている。

試合は左腕のチェンが先発。こちらも5回1安打1失点の好投で、存在感を見せつけた。ロッテは2人の投手で日本ハム打線に1安打しか許さなかった。

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ロッテ、涌井、2度目の実戦マウンドでも安定感「前回よりバランスも良く、腕も振れました」[スポニチ]

ロッテの涌井秀章投手(31)が10日、ソフトバンク戦(タマスタ筑後)に先発し、3回1安打1失点と2度目の実戦マウンドでも安定感を見せた。

「前回(3日、日本ハム戦)より良くなっていればと思った。前回よりバランスも良く、腕も振れました」。

前回は使わなかったスライダー、シュート、スプリットも試した。2回2死三塁では西田への3球目にスプリットが暴投となり、失点する場面もあったが「一通り、試せた」とコメント。4年連続、現役最多9度目の開幕投手へ調整は順調そのものだった。

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大隣、戦力外の古巣を3回0封[報知]

昨季限りでソフトバンクを戦力外となり、入団テストを経てロッテ入りした大隣が古巣とのオープン戦(タマスタ筑後)の4回から2番手登板。3イニングを2安打無失点の好投で“凱旋登板”を飾った。一時は地獄を見た33歳左腕が、開幕ローテのダークホースに急浮上した。

悔しい思い出が詰まったマウンド。快投を演じた大隣はタカ党の温かい拍手に包まれ、笑顔でベンチへと下がった。3−1の6回2死一塁。中村を外角へのスライダーで二ゴロに仕留め、女房役の田村とグータッチを交わした。「収穫のある投球だった。しっかりと投げ切ることができた」と充実の表情で汗を拭った。

ホークス時代の16、17年はシーズンの大半を2、3軍の本拠地・タマスタ筑後で過ごした。状態が良くても、ホークス1軍の厚い選手層の前に先発機会がなく、ファームの試合で悶々とマウンドに上がる日々が続いた。時には有望な若手が先発した後を受け、2番手で登板したことも。実力の世界ではあるが、先発にこだわってきた男にとっては屈辱。「心が折れそうになった」ことも1度や2度ではなかった。

結局この2年間で1勝に終わり、オフには戦力外通告。昨年11月の12球団合同トライアウトも受験したが、どこからもオファーはなかった。「本当に野球ができなくなってしまうのかと、不安だった。あの時はまた野球ができるとは1ミリも想像できなかった」。ロッテからテストの話が舞い込み、チャンスをものにした。

無職になった日から5ヶ月。かつて苦汁をなめ続けた地で3回2安打無失点の好投。満員となった3113人のファンと優子夫人、1歳7ヶ月の長男の前で「これまでと違う自分が見せられた」と胸を張った。

13年には国指定の難病「黄色靱帯骨化症」を発症。今も左足にはマヒが残り、長距離走ができないが、短距離走の本数を増やすなど知恵と努力でカバーしてきた。2月27日の練習試合(アイビー)でも古巣相手に2回無失点と、計5イニング連続無失点の“鷹キラー”に井口監督は「彼は打たれたくないという気持ちが強いでしょうから、あえて当てた」とニヤリ。左腕不足の台所事情もあり、指揮官は「状態を上げてくれば、ローテーションで回れる」と“大穴”の今後に期待した。狙うはテスト入団から、一気に開幕ローテ入りの大逆転劇。大隣も「結果を出し続けていく」と高らかに宣言した。

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大隣、あるぞ開幕ローテ!凱旋登板で3回2安打無失点[報知]

ロッテ・大隣憲司投手(33)が4回から2番手で登板し、3イニングを2安打無失点に抑え“凱旋登板”を飾った。

スライダー、カーブ、チェンジアップをコーナーに集めて相手打線を手玉に取った。「(捕手の)田村といといろ話して色んな球を使って抑えていこうとなった。コースに投げられた」と38球を振り返った。

タマスタ筑後はソフトバンク2、3軍の本拠地で16、17年シーズンの大半を過ごした場所。「2年間、期待に応えられなかった」という悔しさを味わった地でもあったが、この日はマウンドに上がると3113人が入った超満員のスタンドからは温かい拍手と声援が送られた。

先発陣は涌井、石川がローテに決定したが、井口監督は残り4枠について明言はしておらず「入る隙はいくらでもある」と語っているだけに、大隣の今後の結果次第では開幕ローテ入りも現実味を帯びてきそうだ。

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涌井、開幕決定後初のマウンドで3回1失点「ここまで順調に来ている」[報知]

ロッテの涌井秀章投手(31)が先発し、今季の開幕投手決定後初のマウンドで3回を1安打1失点にまとめた。

初回を三者凡退で好スタート。2回は2死三塁で暴投により1点を失った。3回は先頭の福田に四球、送りバントで1死二塁のピンチも後続を断った。

最速145キロの直球を軸に、変化球も解禁し上々の仕上がりを見せた。「この時期は前回の登板より良くなっていればと思って投げました。前回よりバランスも良かったし、腕も振れました。今日は前回使わなかったスライダー、シュート、スプリットと一通り試せました。ここまで順調に来ているかと思います」と、この日の45球を振り返ったエース。

30日の楽天との開幕戦(ZOZO)に向けて徐々にギアを上げていく。

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ロッテ・涌井、9度目の開幕投手決定、井口監督が明言[デイリー]

4年連続、西武時代を含めて9度目の開幕投手を務める新米パパの涌井秀章投手が、3回を1安打1失点。「前回の登板より良くなっていればと思って投げた。バランスもよかったし、腕も振れた」と納得顔で振り返った。

2回2死三塁から暴投で1点を失ったが、3回を被安打1。先発して2回を無安打無失点に抑えた3日の日本ハム戦に続く好投だ。

「経験も大事で何度も投げている。実績があるし、任せられると判断しました」。井口監督は数日前、本人に開幕投手を伝えた。

もえ夫人が第1子を出産し「協力し合って新しい家族と成長していきたい」と語っていた涌井は「順調に来ているかと思います」。忘れられない年になる18年。31歳のエースが3月30日のマウンドをにらんだ。

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ロッテ大隣“恩返し”の3回無失点、古巣相手のマウンドでローテ入りアピール[デイリー]

ロッテの2番手で登板した左腕・大隣憲司が、3回を被安打2で無失点。力のあるストレートに多彩な変化球を操り、ベテランの味を見せた。昨季いっぱいでソフトバンクから自由契約となり、入団テストを経てロッテに入団。古巣相手の好投で、先発ローテ入りへのアピールに成功した。

ソフトバンクの先発は千賀、一方のロッテは涌井。ともに開幕投手が決まっているが、千賀は1回、味方の失策と自らの暴投が絡んでピンチを招いて2点を失った。4回にも平沢に中堅へ適時二塁打されて4回を3失点だった。一方の涌井は3回を被安打1で1失点。2回に自らの暴投で1点を失ったものの、伸びのあるストレートに加えカーブ、スライダーなどの変化球も切れていた。

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震災から7年…宮城出身のロッテ平沢の誓い「心に秘めプレー」、3年目、開幕遊撃狙う[デイリー]

ロッテの若武者がハツラツとしたプレーを続けている。プロ3年目の20歳、平沢大河内野手だ。

4回2死一塁。千賀のフォークをうまく捉えた。打球は中堅を襲った。一塁走者・田村が本塁を陥れ、平沢は二塁から果敢に三塁を狙った。結果はアウトだったが、打撃面での成長を見せつける一打となった。

「自信になります。これまでやってきたことをこれからも継続していきたい」。

開幕での遊撃の座をドラ2の藤岡裕(24)と争っている。その藤岡裕が3日の日本ハム戦(札幌ドーム)で盗塁を試みてスライディングした際にクビを痛めた。4日から欠場が続いている。

開幕遊撃の本命だった藤岡裕だが、井口監督は「無理はさせない。回復が進んでいないので残してきた」と今遠征には帯同させていない。

平沢は6日の巨人戦から遊撃でのスタメン起用されている。その試合で2安打、7日の同戦でも2安打を放っている。

藤岡裕が復帰すれば再び激しいポジション争いが待っている。

「周りのことを気にせずに自分のプレーができればいいと思っています」。平沢はあくまでも平常心でのプレーを強調する。

明日11日、東日本大震災から7年となる。宮城県多賀城市出身の平沢は当時中学1年生だった。

「忘れてはいけないことです。被災された方々には一生忘れられないことです」と話し、こう続けた。

「心に秘めながらプレーしていきたい」。

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ロッテ涌井が3回1失点「前回よりバランスも良かった」、変化球試し充実[デイリー]

4年連続、西武時代を含めると9度目の開幕投手が決まったロッテ・涌井秀章投手(31)が先発し、3回を被安打1、1失点と無難な投球を見せた。「この時期は前回の登板より良くなっていればと思って投げました」と振り返った。

3日の日本ハム戦では先発して2回を無安打で無失点だった。「前回よりバランスも良かったし、腕も振れました。今日は前回使わなかったスライダー、シュート、スプリットと一通り試せました」と満足そうだった。

井口監督は「本人に(開幕投手を)伝えました。これまでの実績があるし、任せられると判断しました」と話している。涌井は「ここまで順調に来ているかと思います」と3月30日の楽天戦をにらんでいた。

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