ロッテが3連勝を飾った。0−2の1回、菅野の3点三塁打で逆転。3回に福浦の適時二塁打で1点、6回には荻野の適時打などで2点を加えた。二木は7回途中まで8安打2失点で今季初勝利。西武はカスティーヨが崩れ、2連敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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埼玉西武 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | x | 6 |
42歳のベテラン、ロッテ福浦が価値あるタイムリーを放った。
3−2の3回裏2死二塁で左越え適時二塁打。リードを2点に広げた。「打ったのはストレート。風で伸びてくれたよ。本当にラッキーだよ。ランナーがいる場面で1本出てよかったよ」と喜んだ。これで通算1969安打とし、2000安打まであと31本に迫った。
ロッテが本拠地ZOZOマリンの風を味方につけて首位西武に連勝だ!2点を追う1回裏、6番左翼のドラフト4位菅野剛士外野手(24)が風にも負けずに右越えの逆転適時三塁打。投げては先発の二木康太投手(22)が強風の中でも安定感のあるクイック投法で6回2/3を8安打2失点に抑え今季初勝利を挙げた。12日の西武戦にはエース涌井を立て、首位相手にカード3連勝を狙う。
最大風速18メートルの強風にも負けなかった。2点を先制された1回裏2死満塁、菅野は「先輩達がつないでくれた。前の試合でチャンスに打てなかったので絶対打ちたい」と、カウント1−1からの148キロ内角速球をフルスイングした。
右翼フェンスに直撃する走者一掃の逆転適時3点三塁打。風は左翼上空から本塁方向へ吹く“向かい風”。それがバックネットにはね返り、グラウンド表面では逆に“追い風”になるマリン独特の流れだった。右翼上空ではそれが複雑に絡み合い、菅野自身も「打球がちょっと戻されたのかな?どうなんですかね。何とも言えない」と把握できなかったが「とりあえず(右翼手を)越えて良かった」と表情を緩めた。
ヒーローは菅野だけではない。攻撃陣は風の中で粘りの攻めを見せた。井口監督が評価したのは相手投手陣から奪った8四球。「相手の投手も風で制球が定まらない中、8四球。ヒットを合わせたら16個ですからね」と風を利用して出塁し続けた選手をたたえた。
相手が風に苦しむ中、投手陣もしっかり対応した。先発二木は元々セットポジションで投げるが、初回に失点すると「風でふらつくから」と足を上げるのをやめ、クイック投法に変更。さらに「向かい風でフォークがまったく落ちず、伸びるようになっていたので」と直球、スライダー、カーブの組み立てで相手打線を封じた。
試合後のお立ち台で「電車が止まる前に気を付けて帰ってください!」と二木が叫ぶとスタンドのファンは大興奮。西武相手の連勝でチームは単独2位に。ベンチの雰囲気は最高だ。
西武投手陣から8四球を奪ったことをロッテ井口資仁監督は評価。「向こうの投手陣も風で不安定でしたから。安打と合わせて16回塁に出た」。
ロッテの先発二木康太投手(22)が西武打線を相手に6回2/3を投げ、8安打2失点、5三振2四球と粘りの投球を見せ、今季初勝利を挙げた。
この日のZOZOマリンは最大風速18メートルの強風が吹き、試合前には中止が検討されるほどだった。
風は左翼上空から本塁方向へ吹く、打者から見ての“向かい風”。それがバックネットにはね返り、グラウンド表面付近では逆に打者から見て“追い風”になるマリン独特の流れだった。
そのためマウンド上で向かい風にさらされた二木は初回に2点を失うと、すぐさまフォームと配球を変更した。まず「風でふらつくから」と足を上げるのをやめ、2回からは走者がいなくてもクイック投法で投げた。さらに「向かい風でフォークが全く落ちず、伸びるようになっていた」ということで決め球のフォークを2回以降はほとんど使わず。捕手の田村と相談し、直球、スライダー、カーブの組み立てで西武打線を封じた。
試合後も風速13メートル前後の風が吹き続けたZOZOマリン。二木がお立ち台からファンに向け「(強風で)電車が止まる前に気を付けて帰ってください!」と叫ぶと、スタンドは大盛り上がりとなった。
女性ファンにZOZOマリンを楽しんでもらい、もっとロッテを好きになってもらうために様々なファンサービスを実施する6月23日西武戦(午後2時)のスーパーレディースデーで、女性先着1万5000人にアパレルブランド「nano・universe(ナノ・ユニバース)」がデザインしたレディースユニホームがプレゼントされる。
同ブランド監修のもと、シンプルなデザイン・淡いピンク色を採用。さらに、こだわりのオリジナルシルエットは身幅や袖口は余裕をもたせながらも着丈は短めにし、幅広い世代に着用してもらえるシルエットとなっている。サイズはフリー。
配布場所は球場正面エリア一般配布ステーション。15年、16年、17年と3年連続でスーパーレディースデーにおけるイケメン5選手投票で1位に輝いた荻野貴司外野手は球団を通じ「このユニホームはとても可愛らしいデザインでいいなあと思います。当日は沢山の女性ファンにお越しいただき、このピンク色のユニホームを身にまとってもらい、ZOZOマリンスタジアムを華やかに彩って欲しいと思います」とコメントした。
ロッテは11日、西武2回戦(ZOZOマリン)に6−3で勝利。先発の二木康太投手(22)が今季初勝利を挙げ、前日10日に首位・西武の開幕からの連勝を「8」で止めたのに続く白星で、3連勝を飾った。ゲーム差は1.5。12日に同一カード3連勝を狙い、一気にパの主役に躍り出る。
幕張の浜風が西武特急に急ブレーキをかけた。風速は最大19メートル。試合開始直前まで中止も検討されたほど。井口監督から「うちはホームだから生かさないと」と期待をかけられ、送り出された先発の二木だったが、いきなりその強風に面食らった。
「ホーム側から強い向かい風で足を上げたらふらつくし、フォークボールが落ちない」。
立ち上がりに四球と連打で2失点したが、そこは本拠地。小林投手コーチから「クイックで行け」と指示され、武器のフォークをあえて捨てた。
「思い切ってまっすぐでいった。田村さんがリードしてくれたおかげ」。カーブ、スライダー、そして直球をきっちり修正し、7回途中までを8安打2失点の粘投で今季初勝利を挙げた。
昨季、チーム最多の7勝(9敗)を挙げた二木も2戦目で白星がつき、今季の先発ローテーション投手はこれで5人全員に勝ちがついた。「もっといい投球で勝ちたかったですが、勝つと勝たないとでは、次までの1週間の過ごし方が変わってくるので」と表情が緩んだ。
前日に続き先発投手が粘り、打線は足を使い、四球を選び、ミスを突く堅実な戦い方が実った。
3戦目はエース涌井が登板。同一カード3連勝なら西武に0.5ゲーム差まで迫る。「明日(12日)が大事になる」と井口監督。勢いは今、ロッテにある。
0−2の4回2死満塁でD4位・菅野(日立製作所)が走者を一掃する右翼フェンス直撃の三塁打を放った。強い逆風に負けない逆転打に「打球が伸びないのは練習から分かっていたけど、芯で捉えられた」と振り返った。出塁率は4割を超えるが「打率も上げていかないと」と課題も口にした。井口監督は「まだ調子は上がってきていないが、もっといけると思って使っている」と期待をかけた。
ロッテ・福浦和也内野手(42)は11日、西武2回戦(ZOZOマリン)に「7番・DH」で出場し、3回2死二塁で左越え適時二塁打を放ち、2000安打まで残り31とした。「打ったのはストレート。風で伸びてくれた。本当にラッキー。走者がいる場面で1本出てよかったよ」と笑顔をみせた。
今季は開幕戦からスタメン出場。ここまで先発を外れたのは2試合で、いずれも代打を務め、全試合に出場している。前日10日にはロッテでは最多となる2162試合の出場記録を達成していた。
ロッテのドラフト4位ルーキー菅野が0−2の1回2死満塁で走者を一掃する三塁打を放った。カスティーヨの内角への直球を捉えると打球は強い逆風に負けず右翼フェンスを直撃した。
開幕から「6番・左翼」で先発出場を続けている。2試合連続で無安打と当たりが止まっていただけに「感触は悪くなかったので(スタンドまで)行ったかと思ったが、外野を越えてくれて良かった」と笑った。
1番になれなかった男が、12球団新人初の「決勝打」を放った。2点差の初回2死満塁、ロッテのドラフト4位・菅野はカスティーヨの148キロを振り抜いた。高く上がった打球は最大18メートルもあった強風にあおられ、右翼フェンスを直撃。走者一掃逆転三塁打だ。
「真っ直ぐの強い投手を打ち返せた。少しこすったけど、外野の頭を越えてくれました。いい気分ですね」。
千葉市内では午後2時13分に瞬間最大風速27.9メートルを記録。右翼への打球が伸びやすいZOZOマリンで台風並みの「春の嵐」に少しだけ助けられた。ただ、2打席目は違う。3回に右翼線二塁打を放ち、プロ入り初のマルチ安打。福浦の適時二塁打につなげた。
明大4年時の15年ドラフトは阪神・高山、坂本、日本ハム・上原と会見に同席し、指名漏れ。プロ入りし、ともに開幕スタメンを勝ち取った藤岡裕には13年明治神宮大会決勝(対亜大)、日立製作所時代の16年の都市対抗決勝(対トヨタ自動車)で敗れた。「僕はいつも準優勝でした」と笑うが、アマ時代、もがいた男が、やっと「1番」になれた。
井上に次ぐ、チーム2位の8打点。井口監督は「いつもいいところで打点を挙げてくれる」と勝負強さに惚れ込む。チームは今季2度目の3連勝。西武との差は1.5ゲームと首位も見えてきた。
「今日は貢献できたかなと思います」。菅野はそう照れくさそうに少しだけ笑った。
ロッテ・福浦が2試合連続安打で通算2000安打へ残り31本とした。1点リードの3回2死二塁、カスティーヨの142キロをバットの芯でつかまえた打球は左翼へ。強風で左翼・金子侑が目測を誤ったこともあり、左越えの適時二塁打になった。
今季初適時打に「風で伸びた。本当にラッキー」と25年目のベテランはホッとした笑みを浮かべた。
ロッテの福浦和也内野手(42)が、11日の西武戦で通算1969本目の安打を記録した。1点リードの3回2死二塁、西武・カスティーヨの142キロを芯で合わせた打球は平均15メートル超の強風に左翼・金子が目測を誤り、左越え適時二塁打になった。
「風で伸びてくれた。本当にラッキー。ランナーがいる場面で1本出て良かったよ」。
10日の同カードは通算2162試合出場とし、故・榎本喜八氏の持つ球団記録を更新したばかりだったが、25年目のベテランの勢いは止まらない。
この日も「7番・DH」と守る予定は無かったが、試合前には強風の中で一塁の守備練習も行うなど、意欲的だった。
ロッテは11日、女性ファン限定で6月23日の西武戦(午後2時開始)のスーパーレディースデーで女性先着1万5000人へレディースユニホームをプレゼントすると発表した。
アパレルブランド「ナノユニバース」監修のもと、淡いピンク色のシンプルなデザイン。身幅や袖口には余裕をもたせ、着丈は短く、幅広い世代が着用可能なシルエットだ。
サイズはフリー。球場正面エリア一般配布ステーションで配布する。
2015年、2016年、2017年と3年連続スーパーレディースデーでイケメン5選手投票1位に輝いた荻野貴司は「このユニフォームはとても可愛らしいデザインでいいなあと思います。当日は沢山の女性ファンにお越しいただき、このピンク色のユニフォームを身にまとってもらい、ZOZOマリンスタジアムを華やかに彩って欲しいと思います」とコメントした。
幕張の浜風に乗った。ロッテの菅野がかち上げた球は長い滞空時間を経て右翼フェンスを直撃した。「風もあったので、とにかく越えてくれてよかったです」。0−2の初回2死満塁、左翼から右翼に吹いた風速15メートルの風の“恩恵”も受けた走者一掃の逆転三塁打でチームを2度目の3連勝に導いた。12球団新人最速で勝利打点を挙げたドラ4はお立ち台で「いい気分です」とほほ笑んだ。
171センチ、プロでは小柄な体格のハンデを、モットーであるフルスイングでカバーしてきた。その「振る力」のルーツは小学5年まで遡る。楽天・茂木、日本ハム・横尾と同じ武蔵府中リトル出身。ここで長さ1メートルの「物干しバット」で来る日も来る日も振り込んだ。「普通のバットと違って体全体を使わないと振り抜けない。腕だけじゃなくて全身で振る動作は今に生きてます」。30球×20セットのティー打撃を繰り返し、手をマメだらけにしてフォームの礎を作り上げた。
3回2死では内角スライダーをさばき、右翼線への二塁打でプロ初のマルチ安打をマークした。「これからも走者をかえすために強い気持ちで打席に立ちたい」と菅野。ルーキーらしく、貪欲にいく。
ロッテが今季2度目の3連勝を飾った。井口資仁監督(43)は8安打に加えて8四球を奪った打線を評価した。指揮官の談話は以下の通り。
指揮官は昨秋から「四球の数も安打と同じ」という考えをナインに浸透させてきた。この試合“16安打”の打線で勢いそのまま、今季初の同一カード3連勝を狙いにいく。
ロッテ・二木康太投手(22)が今季2度目の登板で初勝利を挙げた。初回に2点を失うも6回2/3を8安打2失点と粘り切った。
チームの3連勝に貢献した右腕は「いつもと同じようにゲームに入ったんですが、風がすごかったです。フォークが全く落ちず、伸びるような感じになってしまっていたので、2回からは、ほんとに2、3球しか使ってないです。タムさん(田村)のリードのおかげで初回以降は何とか大崩れせずにゲームを作ることが出来ました」と女房役を立てていた。
ロッテ・福浦和也内野手(42)が3−2の3回2死二塁で適時二塁打を放ち、通算2000安打に残り「31本」とした。
前日10日では球団最多2162試合出場を達成し、安打も放った。2試合連続安打でカウントダウンに成功。次なる目標には明白だが、「目標というか、チームが勝つことが1番。試合に出る以上は勝てるようにやっていきたい。まずはチームの勝利に貢献できるようにやっていく」と自分の記録よりもチームを最優先に考えるベテランが、また一歩前進した。
ロッテは11日、6月23日の西武戦(ZOZO)の「スーパーレディースデー」で女性先着1万5000人にレディースユニホーム(nano・universeデザイン)をプレゼントすると発表した。
アパレルブランド「nano・universe」監修のもと、シンプルなデザイン・淡いピンク色を採用。身幅や袖口は余裕をもたせながらも着丈は短めにし、幅広い世代の人が着用できるオリジナルシルエットとなっている。
2015〜17年と3年連続でスーパーレディースデーにおけるイケメン5選手投票で1位に輝いた荻野は「このユニホームはとても可愛らしいデザインでいいなあと思います。当日は沢山の女性ファンにお越しいただき、このピンク色のユニホームを身にまとってもらい、ZOZOマリンスタジアムを華やかに彩って欲しいと思います」と呼びかけた。
マリンに吹き荒れた15〜17メートルの強風をものともしなかった。ロッテのドラフト4位・菅野剛志外野手(日立製作所)の打球は伸びた。1回2死満塁。カスティーヨの内角148キロ速球を捉えた。打球は右翼フェンス上部を直撃する逆転の適時三塁打となった。
「ちょっとこすった感じだった。ああいう投手から打って自信になります」。開幕から全11試合にスタメン出場を続け、打点は8となった。
ルーキーの一打が打線を活気づかせた。開幕8連勝した西武に連勝。井口監督は「いつもいいところでしっかりと打点を挙げている」とほめた。3回にも二塁打を放って追加点の呼び水となった。指揮官は「明日の試合が大事」と3タテを狙う。ロッテに春の嵐の予感が漂う。
10日の西武戦で球団史上最多の通算2162試合出場を達成したロッテ・福浦がタイムリーを放った。
3−2の3回、2死から菅野が二塁打で出塁すると、カスティーヨの2−2から147キロのストレートをたたいた。打球は左越えとなる適時二塁打だ。
「風で伸びてくれたよ。本当にラッキーだよ。走者がいる場面で1本出てよかった」。
通算1969安打となった。
開幕から全11試合連続スタメンのドラフト4位・菅野(日立製作所)が逆転打を放った。
1回、西武に2点を先制されたが、その裏だ。先頭・荻野の四球から2死満塁とした。
ここで菅野がカスティーヨの1−1からの148キロ真っ直ぐを思い切り引っ張った。
この日のマリンは左翼方向から本塁方面へ風速15〜17メートルの風が吹いていたが、ものともせずに右翼フェンスを直撃。逆転の適時三塁打となった。
菅野は「打った感触も悪くなかったので、行ったかなと思ったんですけど。でも風もあったのでとにかく越えてくれて良かったです。すぐ逆転できたのは良かったです」と振り返った。
これで8打点目となった。
ロッテは11日、女性ファンに様々なファンサービスを実施する6月23日の西武戦(14時試合開始)「スーパーレディースデー」で女性先着1万5000人にレディースユニホーム(nano・universeデザイン)をプレゼントすると発表した。
アパレルブランドnano・universe監修のもと、シンプルなデザインで淡いピンク色を採用。さらに幅広い世代が着用できるシルエットとなっている。
15年から3年連続でスーパーレディースデーの「イケメン5選手」投票で1位に輝いた荻野貴司外野手は「このユニホームはとても可愛らしいデザインでいいなあと思います。当日はたくさんの女性ファンにお越しいただき、このピンク色のユニホームを身にまとってもらい、ZOZOマリンスタジアムを華やかに彩って欲しいと思います」と来場を呼びかけていた。