ソフトバンクが今季初のサヨナラ勝ちで3連勝。1点を勝ち越された直後の9回、先頭の本多が安打で出ると、犠打で1死二塁とし、柳田がバックスクリーンへ2ランを放った。ロッテは打線が執念を見せたが、内が崩れた。
ロッテが勝利目前でサヨナラ負けし、3位に転落した。1点勝ち越した直後の9回裏、マウンドには守護神の内。1死二塁でソフトバンク柳田に直球をバックスクリーンへ運ばれた。4番内川、5番デスパイネは既にベンチに下がっており、敬遠して次打者の高田で勝負することもできた。井口監督は「ベンチでも(柳田と)勝負しようと。出せば逆転のランナーだったし同じこと」と振り返った。
5カードを一巡し、60得点はリーグ2位も防御率4.11はワーストタイ。この日も9回に荻野が三盗を成功させ、難敵サファテから1点奪うなど打線は12安打と奮闘した。ルーキー藤岡裕の1号ソロで一時は3点までリードを広げたが、7回以降に5失点。開幕からリリーフ陣が安定しない。井口監督は「打つ方はしっかり点を取っている。あとは投手陣がしっかり抑えてくれないと、こういう競ったゲームはものにできない」と嘆いた。
ロッテが勝利目前でサヨナラ負けし3位に転落。
井口資仁監督は「ベンチでも(柳田と)勝負しようと。出せば逆転のランナーだったし同じこと」と振り返った。
「打つ方はしっかり点を取っている。あとは投手陣がしっかり抑えてくれないと、こういう競ったゲームはものにできない」と安定しないリリーフ陣に嘆いた。
ロッテのドラフト2位、藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)がプロ1号本塁打を放った。7回先頭でソフトバンク中田から左越えソロ。強風にも助けられ、打球はスタンド中段までのびた。
開幕戦から全試合2番遊撃でレギュラー出場しているが、直近2試合は無安打。投手内野安打を除くと7日の日本ハム戦(東京ドーム)で右翼線二塁打を放って以降、快音はなかった。
「ずっと打てなかったんで、何とかしたい思いは強かった。1本出て、ほっとした気持ちが強くて歓声も聞こえなかったです。ずっとチームの足を引っ張って、どうにかしたかった。チャンスで回ってきた場面もたくさんあったのにフライばっかり上げて、何の戦力にもなれなかったので」と安堵。この日も2度の犠打がいずれも得点につながっており「バントは今のところきっちりできている。継続していきたい」と2番打者の務めを果たした。
ロッテが勝利目前でサヨナラ負けし、3位に転落した。
9回表に1点を勝ち越し、井口監督は守護神の内竜也投手(32)をマウンドに送った。ソフトバンク打線は1番からの好打順で、1死二塁で3番柳田を迎えた。1ボールからの2球目、ストレートをバックスクリーンへ持っていかれた。
申告敬遠で1死一、二塁とし、次打者の高田で勝負することもできた。井口資仁監督(43)は「ベンチでも(柳田と)勝負しようということだった。出せば逆転のランナーだったし、同じこと」と振り返った。
打線は9回に荻野が三盗するなど、足をからめて12安打6得点と奮闘。だが守りでは7回以降に被安打7で5点を失い「投手陣がしっかり抑えてくれないと、こういう競ったゲームはものにできない。(上位に)上がっていけない」。
パ・リーグの5カード一回りを終えて7勝6敗となった。
D2位・藤岡裕(トヨタ自動車)が7回、中田から左翼席に嬉しいプロ初本塁打。「いい感触でした。風にも助けられました」と表情を緩ませた。開幕から全試合にスタメン出場。犠打と四球が多く貢献はしているものの、打率.222と停滞気味で「ずっと打てず足を引っ張っていたから、1本出てよかった」と心境を明かした。井口監督も「少し気持ちも楽になるでしょう」と今後に期待をかけた。
9回にサファテを攻略して勝ち越したものの、その裏に抑えの内が柳田にサヨナラ2ランを浴び、2連敗で3位に転落。井口監督は「点は取れているのだから、投手が抑えてこういう試合をものにしないと上がっていけない」と投手陣に苦言を呈した。8回にはシェッパーズも3連打を許すなど、開幕からリリーフ陣は不安定だが、清水直投手コーチは「配置は変えない。もう1度自信を取り戻してもらう」と奮起を促した。
ロッテは強気の勝負が裏目に出た。6−5の9回に抑えの内が1死二塁とされ、打席に3番の柳田。4、5番にいた内川とデスパイネは既に退いていたが敬遠策を選ばず、逆転サヨナラ本塁打を浴びた。井口監督は「歩かせたら逆転の走者だったから。こういう接戦を勝たないと上にはいけない」と唇をかんだ。
5−3の8回は松永とシェッパーズで2失点して追いつかれた。9回にサファテを攻めて勝ち越しただけに、悔しさ倍増だ。監督は「後ろがなかなかぴしゃりと抑えてくれない。すぐに入れ替えはしないが、やり直して欲しい」と奮起を促した。
ロッテのドラフト2位・藤岡裕大内野手(25)=トヨタ自動車=が15日のソフトバンク戦(鹿児島)で、プロ1号となるソロ本塁打を放った。
7回先頭で打席に入ると、ソフトバンク先発・中田の直球を鋭く振り抜き、左翼席中断にたたき込んだ。「感触はよかったです。上がりすぎたかと思いましたが、風もあったので入ってよかったです」と安堵の表情をみせた。
「2番・遊撃」で開幕から先発出場を続ける一方、ここ2試合は無安打。四球や犠打で貢献はしているものの、自身では「犠打(成功)は唯一の救いでしたが、やはりチャンスで打てず足を引っ張っていたから、1本出て本当によかった」と素直な気持ちを吐露した。
打撃不振を気にかけていた井口監督も「これで少し気持ちも楽になるでしょう」と今後に期待を寄せた。
ロッテは15日、今季初対戦となったソフトバンク戦(鹿児島)に6−7でサヨナラ負けを喫し、3位に転落した。
8回にシェッパーズが打たれ同点に追いつかれたあと、9回は苦手のサファテから荻野の中前打と三盗などで好機をつくり、中村の投前の内野安打で勝ち越しに成功した。しかし、9回に登板した抑えの内が誤算だった。先頭の本多に左前打を許し、柳田に痛恨のサヨナラ2ランを浴びて万事休す…。
内は何も語らずバスに乗り込んだが、井口監督は「打線は点を取れている。投手がしっかり抑えて、こういう試合をものにしないと上がっていけない」と厳しい表情で投手陣に苦言を呈した。
首脳陣は「そのとき状態のいい投手で」と登板回を決めず内、シェッパーズ、益田の3人に抑えを託してきたが、開幕から不安定な状態が続いている。
ロッテドラフト2位・藤岡裕が13試合59打席目でプロ初本塁打を放った。
7回無死、左方向の風にも乗せたソロ。「ずっと打てていなかった。何とかしたかった」。オープン戦は打率.538を記録したものの、開幕後は執拗な内角攻めに苦しみ、試合前の打率は.214。低迷する現状を打破する一発に「ここからが大事だと思う」と気持ちを引き締め直していた。
右から左へと吹く強い風にも乗った。2点リードの7回無死だ。ロッテのドラフト2位・藤岡裕大内野手(24)はソフトバンク・中田からプロ1号ソロを放った。
「少しこすって、上がり過ぎかと思いましたが、風のおかげもあって入ってくれたと思います。初ホームランは嬉しいです」。
首痛で出場試合こそ少なかったものの、オープン戦は打率.538と絶好調だったが、開幕以降は執拗な内角攻めに苦しみ、この日の試合前は打率.214まで落ち込んでいたが、13打席ぶりの安打が初アーチとなり、長いトンネルからも抜けた。
運も味方につけたプロ1号だった。
藤岡裕は半信半疑のまま走り出した。「少しこすって打球が上がり過ぎたと思った。風のおかげもあって入ってくれた」。4−2の7回先頭。中田の真ん中の直球をたたいた。右翼から左翼への風の力も借りて打球は伸び、左翼席に吸い込まれた。ベースを一周する時のファンの歓声は「聞こえなかった。ホッとした気持ちでした。ずっと使っていただいていたので」と喜びよりも安堵感が勝った。
即戦力ルーキーとして97年の小坂以来の開幕遊撃スタメンをつかんだ。開幕戦で猛打賞デビューを飾ったが、全試合先発出場からくる疲労もあり、4月に入ると成績は下降線をたどった。この打席まで11打席連続無安打だった。13戦59打席目での初アーチはパ・リーグ新人最速。「ずっと打てていなかった。チームの足をずっと引っ張っていたので、何とかしたいと思っていた」と反省ばかりが口を突いたが、この日の2犠打を含めチームトップの6犠打を決めるなど2番打者としての役割は果たしてきた。井口監督は「ここのところ悩んでいたので1本出て、楽になったんじゃないですか」と、今後に期待した。
チームが逆転サヨナラ負けを喫したため、ルーキーの一発は勝ちには結び付かなかったが、大きなインパクトは残した。
ロッテは逃げ切りに失敗し、3位に後退した。1点リードの9回に守護神・内竜也投手(32)が柳田に逆転サヨナラ2ランを浴びた。
9回にマウンドに上がると、先頭の本多に左前打を浴び、続く上林が送りバントを決めて1死二塁のピンチを招いた。一塁が空いていたため、敬遠策も考えられたが、ベンチは勝負を選択したが、結果は裏目になった。井口監督は「ベンチとしては勝負したいところだった。四球で出せば逆転のランナーになるので」と理由を説明。試合後、コメントを求められた内は無言のままバスに乗り込んだ。
打線はドラフト2位の藤岡裕がプロ1号を放つなど、12安打で6得点を気を吐いた。それだけに指揮官は「ピシャリと終わる部分がない。もう1回しっかりやり直して欲しい。打つ方は点を取っている。投手陣もしっかり抑えないと接戦をものにできないし、上には行けない」と踏ん張りきれなかった救援陣に奮起を求めた。
ロッテのドラフト2位・藤岡裕大内野手(24)=トヨタ自動車=がプロ59打席目で1号を放った。
4−2の7回先頭で中田の真ん中の直球を左中間スタンドに運んだ。
リードを3点に広げる貴重な一発にベンチで井口監督も満面の笑みを浮かべていた。
ロッテ・田村龍弘捕手(23)が、貴重な一打を放った。2−2の4回1死一、二塁で初球の直球をたたくと、打球は三遊間を抜ける勝ち越しの適時打になった。
試合前まで打率1割台の“伏兵”は「セーフティーバントをしようと思ったんですけど1打席目にヒットも打っていたので、思い切って初球から積極的にいったのがいい結果につながったかなと思います」と振り返った。
ロッテ・鈴木大地内野手(28)が先制パンチを食らわせた。初回2死一、三塁で甘く入ったフォークを右中間に運んだ。
今季初の三塁打で2点の先取点を挙げ、「まず先制のチャンスに打てて良かったです」と笑顔。「鹿児島のロッテファンの為にも、今日は絶対勝ちたいです」とチームにとっては6年ぶりの鹿児島での一戦に気合十分だった。
ロッテは9回、サファテから1点を奪って勝ち越したが、その裏に内が柳田に2ランを被弾。サヨナラ負けで3位に転落した。
井口監督は「打つ方はしっかり点を取っているのでしっかり抑えてもらわないと」とおかんむり。8回は3番手・シェッパーズが2失点。開幕から救援陣が不安定で、指揮官は「ピシャリと終わることがない」と嘆いた。