わたしはかもめ2018年鴎の便り(4月)

便

4月16日

ロッテ福浦マリンで2000安打、井口監督サポート[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督(43)が、福浦和也内野手(42)の通算2000安打の本拠地達成を後押しする方針を明かした。「できれば長くやってるマリンで打たせてあげたい。ファンも見たいでしょうし。調整するのは僕ですから」と、ZOZOマリンで節目に到達するようサポートする意向を示した。

千葉・習志野市出身の福浦は、習志野高から入団してロッテ一筋25年。地元ファンから絶大な人気を誇る。今季はここまで5カード13試合を終え、全試合に出場して既に8安打をマークした。カウントダウンは残り「30」。指揮官は「順調にいくと5月の終わりか、もっと早いかもしれない」と予想。仮に交流戦期間なら、6月1日からの広島3連戦と12日からのDeNA、巨人6連戦がホームゲームとなる。

経験ゆえの思いやりだ。自身も13年7月に、楽天田中(現ヤンキース)から日米通算2000安打目のソロ本塁打を打った。祝砲の地は敵地・仙台で家族も呼んでいなかった。「僕はKスタ(楽天生命パーク)でしたからね。地元で打たせてあげたい」。千葉で生まれ育った福浦なら、なおさらマリンが似合う。

あとはケガなどで長期離脱しないことが最重要。「これでファーストを守ったら体にガタがくると思うんで。DHで打席を(多く与えたい)とは考えてます」。バットに専念できるよう、今後も指名打者での起用を予定している。実感は「まだまだ」と話す福浦に、できる助けは惜しまない。

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「できれば長くやってるマリンで」/井口監督[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督が福浦に本拠地での通算2000安打達成をサポートする意向を示した。「できれば長くやってるマリンで打たせてあげたい。ファンも見たいでしょうし。調整するのは僕ですから。僕はKスタ(楽天生命パーク)でしたからね。地元で打たせてあげたい」。

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藤田菜七子17日ロッテ戦始球式「今年はノーバン」[ニッカン]

ロッテは17日の本拠地オリックス戦(午後6時15分開始)の始球式に、JRAの藤田菜七子騎手(20)が登場すると16日、発表した。

当日は「宝仙堂の凄十パワーナイター」として行われ、昨年に続き2度目の登板となる。前回はぎりぎりミットに届かず「今年こそはノーバウンドで投げることができるように頑張りたいです」と意気込みを寄せた。

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ロッテ唐川「抑えられたら」18日今季1軍初先発へ[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(28)が、18日の今季1軍初先発(本拠地オリックス戦)に向けて16日、ZOZOマリンで練習を行った。

キャッチボールやダッシュなどで入念に確認。プロ11年目は2月の石垣島キャンプ中に右太ももを痛めた影響でスロースタートとなった。状態は万全か問われると「そうですね。キャンプ中には治ってましたし」と話し、待ち侘びた初登板に「先発する以上は、抑えられたらそれが1番」と意気込んだ。

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ロッテ大谷1軍昇格へ、開幕2軍「悔しい思いした」[ニッカン]

ロッテ大谷智久投手(33)が17日の本拠地オリックス戦から1軍昇格することになり、16日、ZOZOマリンで調整を行った。

昨季も55試合に登板した中継ぎのベテラン。今年は3月23日の中日とのオープン戦(ナゴヤドーム)で左ふくらはぎに違和感を覚え、開幕2軍スタートとなった。

「1軍戦、今回は悔しすぎて最初は見られなかった。でも気にはなるんで、映像じゃなくてデータで確認していた。この期間、悔しい思いをした。それを力に変えてチームに貢献できる投球をしたい」と話した。

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ロッテ売り子ペナントレース、首位はまりなさん[ニッカン]

ロッテは、3月30日の開幕戦から実施している売り子ペナントレースの途中経過を発表した。

ZOZOマリンで6試合を終えての総売上杯数トップ5は以下の通り。

開幕3連戦を終えての3位から、2位に浮上したまなみさん(サントリービール販売、4年目)は「開幕3連戦後から1つ順位を上げて2位になることができて、とても嬉しいです。1位を目指しているマリーンズの「マクレ」の勢いのように、私も笑顔で大きな声を出して、マクレ精神で1位を目指して頑張ります。ZOZOマリンで皆さんとともに盛り上げていきたいと思いますので、ぜひ美味しいビールで野球観戦を楽しんでください!」とコメントした。

販売杯数1位になると優勝賞品として「ハワイアン航空、成田−ホノルル往復ペア航空券」が贈られる。期間は本拠地最終戦まで(東京ドーム、富山開催は除く)。立ち売り販売のドリンクメニュー(ソフトドリンクも含む)を販売している、売り子経験5年以内の参加希望者88人(途中参加も可)が対象となる。

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ロッテ・福浦、2000安打あと「30」、井口監督が本拠地達成を全力サポート[サンスポ]

ロッテ・井口資仁監督(43)が、通算2000安打まで残り30と迫っている福浦和也内野手(42)のメモリアルヒットを、本拠地のZOZOマリンスタジアムで達成させる考えを16日までに明かした。

「今、彼は好調ですからね。(達成は)5月の終わり頃か、もっと早くなるかもしれない」と時期を推測。「一塁の守備に就くと疲れも出るからDHでいきます。できれば達成はマリンで、と思っている。僕が調整すればいい訳ですから」と説明した。

井口監督自身の2000安打は2013年7月26日の楽天戦。本塁打で記録したが、敵地Kスタ宮城(現楽天生命パーク)だったこともあり「ファンも地元で打つところを見たいでしょう」と続けた。

「自分のことより勝つこと。残り1桁になったら実感するかな」と福浦に気負いはないが、周囲は万全の態勢で記念の瞬間を待つ。

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ロッテ、17日オリックス戦で藤田菜七子騎手が始球式[サンスポ]

ロッテは、17日のオリックス戦(ZOZOマリン)で、日本中央競馬会(JRA)の藤田菜七子騎手(20)が始球式を務めると16日、発表した。藤田は、昨年に続く“登板”に「今年こそはノーバウンドで投げることができるように頑張りたいです」とコメントした。

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ロッテ井口監督「調整するのは僕」福浦2000安打本拠達成アシスト[スポニチ]

ロッテ・井口監督が、通算2000安打まで残り30本に迫る福浦の本拠地での記録達成をアシストする。

「できれば(ZOZO)マリンで打たせたい。調整するのは僕」。指揮官の2000安打は13年7月26日の楽天戦、仙台での達成だった。福浦は千葉県出身でもあり「ファンも見たいと思う」と、球団3人目となる生え抜き達成を地元でと考える。開幕13試合8安打ペースを考えれば、6月1日からの広島3連戦が有力視される。

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ロッテ唐川、18日今季初先発へ、右足を痛めて出遅れ[スポニチ]

18日のオリックス戦で今季初先発するロッテ・唐川が、ZOZOマリンでキャッチボールなど、入念に最終調整を行った。

「先発する以上は抑える。大事なことだと思います」。石垣島のキャンプ中に右足を痛めて出遅れ、開幕から2軍。昨季対オリックス3勝0敗の相性も追い風に初勝利を目指す。

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藤田菜七子騎手、2年連続始球式登板!「今年こそノーバウンドで」[スポニチ]

ロッテは「宝仙堂の凄十パワーナイター」として行われる17日のオリックス戦(ZOZOマリン、午後6時15分開始)の始球式にJRA所属の女性人気ジョッキー・藤田菜七子(20)が登板すると発表した。

2年連続となった藤田は「今年こそはノーバウンドで投げることが出来るように頑張りたいです」とコメントした。

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ロッテ・唐川、今季1軍初先発へ最終調整「先発する以上は抑える」[スポニチ]

ロッテの唐川侑己投手(28)が、18日のオリックス戦(ZOZOマリン)で今季1軍初先発する。16日は本拠地でキャッチボールなど、入念に最終調整を行った。

「先発する以上は抑える。大事なことだと思います」。

表情は変えず、淡々と語ったが、石垣島のキャンプ中に右足を痛めて出遅れ、そのまま、2軍スタート。イースタン・リーグは5試合1勝0敗1セーブ、防御率4.26だった。

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ロッテ・大谷、1軍復帰 チーム成績は数字だけ確認「映像は悔しすぎてみられなかった」[スポニチ]

ロッテの大谷智久投手(33)が、17日のオリックス戦(ZOZOマリン)から1軍復帰することになった。16日には調整とロッカー整理のために本拠地に姿を見せた。

「開幕にいられなかったことは僕自身に責任がある。みんなで最少失点に抑えたい」。

3月23日の中日戦(ナゴヤドーム)で左ふくらはぎ違和感を発症し、開幕には間に合わなかった。ただ、順調な回復を見せてイースタン・リーグでは3試合0勝0敗1セーブ、防御率0.00と安定感を見せていた。

15日のソフトバンク戦(鹿児島)では内、シェッパーズが失点するなど逆転サヨナラ負けを喫し、不安の残るブルペン陣だけに2014年から4年連続2桁ホールド、通算102ホールドのセットアッパーの復帰はこれ以上ない朗報だ。

「チームの成績は数字だけで確認しました。映像は悔しすぎてみられなかった」と大谷。小林雅英投手コーチも「献身的に試合に参加してくれるし、バリエーションも増える」と歓迎していた。

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ロッテ、まなみさん2位浮上「マクレ精神で1位を目指す」、売り子ペナントレース[スポニチ]

ロッテは16日、3月30日の本拠地開幕戦(対楽天)から実施する売り子ペナントレースの途中経過(6試合分)を発表した。

開幕3連戦を終えた時点での3位から2位に浮上したまなみさん(サントリービール販売、4年目)は「開幕3連戦後から1つ順位を上げて2位になることができ、とても嬉しいです。1位を目指すマリーンズのマクレの勢いのように、笑顔で大きな声を出し、マクレ精神で1位を目指して頑張ります」とコメントした。

販売杯数1位の達成には「ハワイアン航空、成田−ホノルル往復ペア航空券」が贈られる。期間はホーム最終戦まで(東京ドーム、富山開催は除く)。

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井口監督、福浦の2000本安打後押し[報知]

井口監督が福浦の通算2000安打“本拠地達成プラン”を明かした。

今季8安打で残りあと30本。“Xデー”をともに本拠地開催となる5月22〜24日の日本ハム3連戦と6月1〜3日の広島3連戦のあたりと予想。自身の日米2000安打は敵地のKスタ宮城だったことを踏まえ「(オーダーの)調整をするのは僕。マリンで打たせてあげたい。ファンも目の前で見たいだろうというのはある」と後押しを約束。

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17日オリックス戦で藤田菜七子騎手が始球式「今年こそはノーバウンドで」[報知]

ロッテは16日、「宝仙堂の凄十パワーナイター」として行われる17日のオリックス戦(ZOZO)で昨年に続き始球式にJRAの人気ジョッキー・藤田菜七子(20)が登板すると発表した。

藤田は球団を通じて「今年こそはノーバウンドで投げることが出来るように頑張りたいです」とコメント。昨年のリベンジを誓った。

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“じゃない方の大谷”が1軍復帰へ[報知]

ロッテ・大谷智久投手(33)が16日、ZOZOでの1軍投手練習に参加した。3月23日のオープン戦・中日戦(ナゴヤD)のプレー中に左ふくらはぎに違和感を覚えた影響で開幕は2軍スタート。「最初の方は悔し過ぎて試合の映像は見られなかった。何で自分はあそこにいられなかったのかってなった」と、しみじみと語った。

ファームでは3試合に登板して0勝0敗1セーブ、防御率0.00をマーク。「悔しい思いをしたので、それを力に変えてチームの力にやっていくだけですね」と意気込んだ。

今季はここまで先発陣に完投した投手がおらず、救援陣はフル回転の状況。小林投手コーチは「バリエーションが増えると思います。献身的にゲームに参加してくれる。いいキャラクターのベテランがいると(ブルペンも)違うと思う」と歓迎した。

エンゼルスで大活躍中の大谷とは日本ハム時代からネット上で比較され、「大谷じゃない方の大谷」という“異名”もついたベテラン右腕の今シーズンが間もなく“開幕”する。

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唐川、目の前のアウトを1つずつ…18日オリックス戦で今季初先発[報知]

ロッテ・唐川侑己投手(28)が16日、1軍の投手練習に参加した。シーズン前に右太ももを痛めた影響からファームでの調整が続いていたが、万全の状態で復帰。18日のオリックス戦(ZOZO)で今季初先発する右腕は「先を見ずに1個ずつやっていくということをファームからやってきたこと」と目の前の1アウトを着実に積み重ねていくつもりだ。

イースタンでは5試合に登板し1勝0敗1セーブ、防御率4.26の成績だが、昨季は5勝中3勝(0敗)をオリックスから挙げている“オリ・キラー”は「相手を意識することはない。今年初めて1軍で投げることに対しての意識は出てくるかもしれませんが、特にやることも変わらず、ファームでやってきたことをやるのが目標」と平常心でマウンドに上がる。

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売り子ペナントレース途中経過、まなみさんが2位浮上[報知]

ロッテは16日、3月30日の本拠地開幕戦より実施をしている売り子ペナントレースの途中経過を発表した。

ZOZOマリンスタジアムで6試合を終えての総売上杯数トップ5は次の通り。

開幕3連戦を終えての3位から2位に浮上したまなみさん(サントリービール販売、4年目)は「開幕3連戦後から1つ順位を上げて2位になることができて、とても嬉しいです。1位を目指しているマリーンズの『マクレ』の勢いのように、私も笑顔で大きな声を出して、“マクレ精神”で1位を目指して頑張ります。ZOZOマリンスタジアムで皆さんと共に盛り上げていきたいと思いますので是非、美味しいビールで野球観戦を楽しんでください!」とコメントした。

販売杯数No.1を達成した売り子には「ハワイアン航空、成田−ホノルル往復ペア航空券」がプレゼントされる。期間は3月30日〜ホーム最終戦まで(東京ドーム、富山開催は除く)。

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ロッテ・井口監督が福浦2千安打マリン達成計画[デイリー]

ロッテ・井口監督が16日、福浦の「2000安打本拠地達成計画」を打ち出した。

偉業まで残り30本で「できれば(ZOZO)マリンで。地元で打てるのが1番」と本拠地での達成を切望。千葉県習志野市出身の福浦が、大勢のファンと歓喜の瞬間を味わうために「(出場機会を)調整するのは自分ですから」と説明した。

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ロッテ始球式にJRA藤田菜七子ジョッキー登場、17日・オリックス戦で[デイリー]

ロッテは16日、17日に「宝仙堂の凄十パワーナイター」として行われるオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム・18時15分試合開始)で、昨年の同ナイターに引き続き、始球式にJRAの女性人気ジョッキーの藤田菜七子が登場すると発表した。

藤田は「今年こそはノーバウンドで投げることができるように頑張りたいです」と大張り切りだった。

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ロッテ、売り子ペナントレース途中経過を発表[デイリー]

ロッテは16日、3月30日の本拠地開幕戦から実施している「売り子ペナントレースの途中経過」を発表した。

ZOZOマリンスタジアムで6試合を終えての総売り上げ杯数トップ5は次の通り。

開幕3連戦を終えての3位から2位に浮上したまなみ(サントリービール販売、4年目)は次のようにコメントした。

「開幕3連戦後から1つ順位を上げて2位になることができて、とても嬉しいです。1位を目指すマリーンズのマクレのように、私も笑顔で大きな声を出して、マクレ精神で1位を目指して頑張ります。ZOZOマリンスタジアムで皆さんと共に盛り上げていきたいと思いますので、ぜひ美味しいビールで野球観戦を楽しんでください!」。

販売杯数ナンバー1を達成すると、栄誉と優勝賞品として「ハワイアン航空・成田−ホノルル往復ペア航空券」がプレゼントされる。

期間は3月30日〜ホーム最終戦まで(東京ドーム、富山開催は除く)。

参加対象は立ち売り販売のドリンクメニュー(ソフトドリンクも含む)を販売している売り子経験5年以内で参加希望者88人(途中参加も可)。

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[千葉魂]井口監督が伝えた想い、勝負所でマウンドへ[千葉日報]

待ったなし。そう判断をするとベンチを飛び出した。8日、東京ドームで行われたファイターズ戦。初戦と2戦目を落として迎えた3千目。必勝を期してのゲームは2−2の同点で7回を迎えていた。1死満塁の大ピンチで井口資仁監督がマウンドに送り出したのは左の松永昂大投手だった。好調の3番近藤健介を見逃し三振。左対左の勝負を終え、お役御免かと思われた時、指揮官がベンチを飛び出した。

「マウンドの松永もビックリしてたね。1人抑えて、ちょっとホッとしてしまう場面でもあったから、もう1度、気持ちを締め直して欲しいと思った」。

新監督が自らマウンドに向かうのは初めてのことだった。内野手と捕手を集めるとまずピッチャーに想いを伝えた。「もう1人、行ってくれ。4番を抑えてくれ」。そして続けざまに不敵な笑みを浮かべ内野陣に語り掛けた。「野手は声を出して、ちゃんと守ってあげてくれ」。緊迫したピンチの場面。それでもマウンド付近に集まった内野陣からは監督の檄に笑顔すら見られた。それを見た松永も1度、肩の力をフッと抜くと気持ちを入れ直した。今のマリーンズを象徴するシーンだった。

「最初、監督がベンチを出た時は、ああ、やっぱり交代で審判に次の投手を告げにいったのだなあと思っていた。そしたら監督がマウンドに向かって歩いてこられたからビックリした。左を打ち取るのが自分の仕事と思っていたところがあったので、少し気持ちを切らしてしまっていたところがあった。あれでもう1度、集中することができた。信頼してくれている気持ちを感じた」。

大事な場面をそう振り返った松永はファイターズの4番中田翔を遊ゴロに仕留め、ピンチを切り抜けた。結果的に試合は延長11回に勝ち越しに成功し、連敗はストップ。同一カード3連敗の危機は一転した。流れが変わったターニングポイントは間違いなく指揮官がマウンドに向かった場面だった。

「流れを考えてもあそこだと思っていた。1番のポイントだった。照準を合わせていたはずの近藤を三振に打ち取った松永にとってもう1つ、相手の4番を抑えるという難しいシチュエーションを乗り切ってもらうためにも、マウンドにいって一呼吸を入れる必要があると感じた。左だけではなく右の強打者を抑えたことで自信にもなったと思う。信頼にしっかりと答えを出してくれた」。

想いは功を奏した。そして沈滞気味だったムードは心の想いを伝えた瞬間から一変した。野手出身の監督だが、投手の行動を誰よりもチェックしている。そしてどのような想いで取り組んでいるかも考えている。その中でマリーンズのブルペンで唯一の左投手である松永が任されている仕事の難しさを尊重していた。だから、あの場面で躊躇なく初めての行動を取った。マウンドに足を運んだ。どうしても気持ちを伝えたかった。

「松永は試合のポイントの選手。左キラーとして左の強打者相手にどの場面でも出番はありえる。試合でいうと6回も7回、8回も出番はありえる。だから、自分達が見えていないブルペンで何度も肩をつくっているだろうし、急遽もある。1番難しい仕事だと思う。それだけに直接、想いを伝えたかった。これからも左だけではなくて色々な場面で投げてもらう」。

開幕から好調を維持している井口マリーンズが大事にしているのはコミュニケーション。自身が想っていることを選手にどのように伝えるのが1番効果的なのかをいつも思案している。同点で迎えた7回2死満塁で打席に4番を迎えたピンチの場面。井口監督はマウンドに向かうことを選択し、想いを伝えた。試合後の監督室。若き指揮官は初めての体験を笑いながら思い返した。

「ベンチからマウンドに行くなんて現役時代にないからね。本当に初めてだった。思ったより距離を感じたなあ。スタンドの皆さんもみんな、そこに注目をしているし、帰りも遠かった。ああ、こんなに距離があるんだと感じたよ」。

開幕から半月。パ・リーグ相手の対戦は1回りした。その中でマリーンズの野球はもっとも新鮮で躍動感があり活気がみなぎっている。対話を重視しながら最高の答えを導き出す新しい監督像でパ・リーグの台風の目となっている。戦いは始まったばかり。だが、明らかに違う風が吹いている。それは今までにない心温まる風だ。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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