ロッテが延長戦を制し、連敗を5で止めた。3−3の延長10回に荻野と井上の適時打と清田の2点適時打で4点を勝ち越した。4番手の内が2回無失点で今季初勝利を挙げた。楽天は福山が崩れ、3連敗で借金が今季最多の9となった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 |
東北楽天 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
ロッテが延長10回に4点を勝ち越し連敗を5で止めた。
井口資仁監督は「ほっとしました。勝ったの1週間ぶりだったので」と表情も柔らかかった。
ロッテ石川歩投手(30)の自身開幕4連勝はならなかった。
1回に四球を挟んで3連打され、2点先行を許した。さらに味方が3得点した直後の3回裏1死、楽天アマダーにバックスクリーン左へ大きな同点ソロを浴びた。同点の6回3失点で降板し「逆転してもらった後、すぐに追いつかれてしまったことが悔しい」と反省した。
ただチームは延長10回の末、17日以来6試合ぶりの勝利。連敗が5で止まり、井口資仁監督(43)は「野手陣にはなんとか5点取ろうと言っていた。投手は3点以内に抑えるのがチームの目標。石川は前半バタバタしましたけど試合をつくってくれた」と評した。
ロッテが延長10回に4点を勝ち越し、連敗を5で止めた。
1死から、この日初めて9番に入ったドラフト2位の藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)が左翼線を破る二塁打でチャンスメーク。楽天福山の暴投で三進後、続く1番荻野貴司外野手(32)が決勝の左前適時打を放った。荻野は3回にも2号2ランを放って3打点をマーク。「投手を勝たせてあげたいし、藤岡がしっかり出てくれたので、絶対勝つぞと思った。得点圏であんまり(適時打が)出てないと分かっていたのでかえせて良かったです。連勝できるように頑張ります」と笑顔を見せた。
藤岡裕は開幕から不動の2番だった。復調の兆しはあったものの、前カードの西武戦は3戦無安打で打率が1割9分7厘まで下がっていた。井口資仁監督(43)は「ちょっと内野の気分転換。下の打順で気楽に打たせたかった」と説明。二塁打2本を含む3安打猛打賞の活躍で、藤岡裕は「ちょっと気が楽になりました。(22日の試合後)鳥越コーチに『守りに入ってる』って言われたんで、もう1度初心に戻って、攻めの気持ちで振りました」と振り返った。
2番には右翼で平沢が入った。井口監督は「2番は(1番)荻野の調子が上がってくれば、誰を置いてもいいと思っている」と話し、流動的になる可能性を示唆した。
ロッテは30日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で今季最初のマリンフェスタを行う。「毎月ファン感謝デー開催」がコンセプト。
当日は選手達が着用する青色のマリンフェスタユニホームのレプリカを、ビジター外野応援指定席を除く来場者全員にプレゼント。様々なファンサービスを試合前、試合後に行う。 主なファンサービスは次の通りです。
詳細は球団ホームページHPまで。中村奨吾内野手(25)は「今年最初のマリンフェスタを選手も楽しみにしています。ぜひたくさんの方に応援に来ていただき、一緒に盛り上がることができればと思っています。この日は新しいマリンフェスタユニホームも配布されますので、スタンドを青く染めていただき、応援をしていただければと思います」とコメントした。
ロッテ田村龍弘捕手(23)は今季ホームで打率1割1分1厘ながら、ビジターでは4割3分8厘の高い打率を残す。
楽天生命パークでも、昨季は打率3割超えと好相性だった。開幕4連勝を狙う先発の石川歩投手(30)をバットでも援護できるか。
ロッテ福浦和也内野手(42)の通算2000安打が射程圏内に迫っている。4月22日時点であと27本。「まだまだ」と話す福浦の大記録に、「残り1ケタくらいにならないと実感ないでしょうね」と同意したのが井口資仁監督(43)だ。5年前、監督も日米通算でその偉業を成し遂げた。
あんなに華々しい1発になるとは、予想していなかった。2013年。今年と同じくロッテを担当していた。舞台は夏の仙台。6回、振り抜いた初球147キロが雨上がりの夜空を切り裂いた。一時勝ち越しの左中間ソロで2000安打を決めた。「あれが1番、マー君を追い詰めた試合だったね」。今年1月、井口監督はそう振り返った。相手は同年、24勝0敗の無敗神話を残した楽天田中将大(現ヤンキース)だった。
メモリアルアーチとか、祝砲とか、言い方は色々ある。その年、田中は28試合212回を投げて被本塁打はわずか6本。規定投球回をクリアした投手の中で群を抜いて少ない。敵地で響く「井口コール」が耳に残った。「これは勝った、1面2面3面で井口さん展開だ」と思った。メインと別のサイド原稿も、いくつか用意していた。
ところが、である。終わってみれば試合はサヨナラ負け。朝刊は完投の田中が1面を飾った。「マー君、神の子、不思議な子」とはルーキーイヤーに当時の楽天野村監督が言った言葉だが、「持ってる」ってこういうことかと思った。もちろん田中はすごかった。が、用意した井口さんの原稿は一部お蔵入りした。色んな意味で、忘れられない2000本目になった。
今となれば、昨年現役引退試合で9回に同点弾を打ち、劇的な延長サヨナラ勝ちを呼んだ井口監督もやはり「持ってる」だった。運とは言いたくない。努力し、継続し、地力を付けてきた人のもとにはドラマが生まれる。「福浦和也」の2000安打目はどんな物語だろう。予想しても、きっと現実は超えてくる。楽しみに、今年も準備したい。
荻野がチームの連敗を5で止める原動力となった。延長10回1死三塁から左前へ勝ち越しの適時打。「連敗していたけど、チームの雰囲気は悪くなかったので勝ててよかった」と目尻を下げた。直前に9番のD2位・藤岡裕(トヨタ自動車)が、この日3安打目となる二塁打。荻野は「投手が粘っていたし、藤岡裕がつないでくれたので何とかしたかった」とうなずいた。
ロッテの石川は6回3失点で降板し、開幕から4戦4勝とはならなかった。3回、3−2と逆転してもらいながらアマダーへの直球が甘く入り、バックスクリーンに大きな同点本塁打を浴びた。「すぐ追い付かれてしまったことが悔しい。ただチームが勝ってくれて良かった」と穏やかに話した。
直球が140キロ程度にとどまったように、球威がいまひとつで9安打された。「結局、修正はできなかった。何かを変えないと」と中5日で登板予定のソフトバンク戦を見据えた。
ロッテは25日、本拠地のZOZOマリンスタジアムで“毎月ファン感謝デーを開催”をコンセプトとした今季最初の「マリンフェスタ」を30日の日本ハム戦で実施すると発表した。
当日は選手が着用する青色のマリンフェスタユニホームのレプリカを来場者全員(ビジター外野応援指定席を除く)にプレゼント。そのほか、様々なイベントを予定している。
詳細は球団公式ホームページで。中村奨吾内野手は「選手も楽しみにしています。新しいマリンフェスタユニホームも配布されますので、スタンドを青く染めていただき応援をしていただければと思います」とコメントした。
ロッテの大嶺翔が24日、1軍に合流し、楽天本拠地の室内練習場での打撃練習で快音を響かせた。2軍では打率2割7分5厘、3本塁打。「調子は普通だと思うが、準備はしっかりしてきたつもり」と眼光鋭く言った。
井口監督は攻撃で走塁を重視する。2軍で5盗塁の大嶺翔は「与えられた仕事をしっかりやる」と気合十分だった。
力がみなぎっていた。3−3の延長10回1死三塁、ロッテ・荻野は福山が内角に投じたシュートを鋭い体の回転で左前へはじき返した。泥沼の連敗を5で止める決勝点だ。
「(三遊間を)抜けて嬉しかった。何とか還したかった。(連敗でも)チームの雰囲気は悪くなかった」。
開幕から4試合連続マルチ安打と好スタートを切ったが、連戦の疲労もあり、19日のオリックス戦では打率が3割を切り、調子は下降線へ。極端に短く持つバットを、さらに指1本短くするなど試行錯誤を繰り返していた。だが、この日はキレキレだ。3回には左翼席へ17試合ぶりとなる一時逆転の2号2ラン。2安打3打点と再び、目覚め始めた。
雨天中止の前夜だった。定期的に行う「荻野会」を開催し、鈴木、井上と仙台市内のはまぐり専門店へ。3人で90個を胃袋に入れた。「店員さんに90個は“月間MVP”と褒められました」と巨漢の井上。ミネラルが豊富に含まれ、滋養強壮の効果があるパワーフード。荻野は「関係ないでしょ」と笑ったが、井上は2安打1打点、鈴木も3四球と貢献し、「はまぐり効果」はてきめんだった。
「ホッとしましたよ。1週間ぶりですね」と井口監督。17日のオリックス戦以来8日ぶりの白星は格別だ。
「いい場面で打てるようにしていきたい」と荻野。「はまぐり」は春の季語だ。旬の食べ物でおなかを満たしたリードオフマンが再び、加速を始めた。
ロッテのドラフト2位・藤岡裕大内野手(24)が今季初の「9番・遊撃」で先発し、4打数3安打1打点、2得点の活躍を見せた。
2点を追う3回に反撃の適時二塁打。5回にも中前打を放ち、マルチ安打をマークした。
延長10回の1死では左翼線に二塁打でチャンスメイクし、直後の荻野の決勝打を呼び込んだ。
開幕戦以来の3安打となったルーキーは「9番で少し気持ちが楽になった部分はあった。鳥越さん(ヘッド兼内野守備走塁コーチ)から『守りにはいるな』と言われていた。初心に戻れた結果、振れました」と首脳陣に感謝した。
ここまで藤岡裕を2番で起用し続けてきた井口監督は「内容はここ何試合かはよかったので気にはしていなかった。結果が出て本人も気持ちが楽になってきているんじゃないか」と打順変更が奏功し、納得の表情。「当分はこの打順で気楽に打たせたい。9番で打てば上位につながってくるので」と連敗を5で止めた新オーダーに可能性を感じていた。
ロッテ・福浦和也内野手(42)が通算1974本目の安打を放ち、2000安打への“マジック”を「26」とした。
3−3の7回1死で中前にクリーンヒット。ここで代走・根元が送られて交代した。
ロッテ・石川歩投手(30)がチームでは16年の涌井以来となる開幕4戦4勝を逃した。
24日の同カードが雨天中止となり、スライド登板となったが、立ち上がりから苦しんだ。初回に3安打を浴びて2失点。3−2の3回にはアマダーに同点ソロを被弾した。
4回以降は立ち直り、6回を投げ9安打3失点にまとめたが、119球を費やしたため降板した。次回は中5日で5月1日のソフトバンク戦(ZOZO)に登板する見込みだ。
ロッテ・荻野貴司外野手(32)が1日の楽天戦(ZOZO)以来、17試合ぶりとなる2号2ランを放った。
2点を追う3回。1点を返し、なおも1死二塁のチャンスで岸の直球を左翼スタンドに運んだ。同点弾に「田村も藤岡もしっかりつないでいたので、自分も後ろにつなぐ気持ちでした。結果的にホームランになっただけです。同点になったので、もう1度仕切り直しで、次の1点を取りたいです」と振り返った。
ロッテ・荻野貴司外野手が殊勲の一打で連敗を5で止めた。同点の延長10回1死三塁で左前へ勝ち越しの適時打。「連敗はしていたけど、チームの雰囲気も悪くなかったので本当に勝てて良かった」と目尻を下げた。
重苦しい空気で入った延長戦。直前に打撃不振で今季初めて打順が2番から9番に下がったドラフト2位の藤岡裕(トヨタ自動車)が、この日3安打目となる二塁打で好機を作っていた。荻野は「投手が粘っていたし、藤岡裕がつないでくれたので何とかかえしたかった」とうなずいた。
この一打で打線は勢いづき、井上が適時打、清田が2点打で続いてこの回4点を奪った。8日ぶりの勝利で苦しいトンネルを抜けた。1−2の3回に2号2ランも放ち、3打点の活躍で打線をもり立てたヒーローは「連勝できるように頑張る」と言葉に力を込めた。
ロッテ・荻野貴司外野手が延長10回1死三塁から勝ち越し適時打を放ち、チームの連敗を5で止めた。
ロッテは10回、この回からマウンドに上がった4番手の福山に対して、1死から藤岡裕がこの試合3本目となる安打を左線へ運び二塁打とすると、福山の暴投で三進。ここで荻野が三遊間を破るタイムリーで勝ち越しに成功。さらに井上、清田の適時打などで突き放した。
連敗トンネルを抜ける一打を放った荻野は「藤岡裕がチャンスメークしてくれたので何とか勝ちたいと思った。連敗はしてましたが、チームの雰囲気は悪くなかったので勝てて良かった。あしたもしっかり勝って連勝したい」とファンの声援に応えた。
楽天は初回、ロッテの先発右腕、石川を攻め、2安打と四球で1死満塁とすると、銀次が中前への適時打を放ち、2点を先制。1点を追う3回にはアマダーが4号同点ソロを放った。
ロッテは3回に藤岡裕の適時打と荻野の2ランで3点を奪って一時逆転に成功したが、直後に追いつかれた。その後は両軍、好機をつくるものの、あと1本が出ずに無得点のまま、延長に入った。
9、10回を無失点に抑えたロッテ守護神・内に白星が付いた。先発した石川は6回9安打3失点だった。
福山は今季初黒星。先発した岸は7回7安打3失点だった。打線では銀次が5打数4安打2打点と気を吐いた。
ロッテは25日、30日の日本ハム戦(ZOZOマリン・14時試合開始)が今季初の「マリンフェスタ」実施日となり、選手達が着用するマリンフェスタ・ユニホームレプリカをビジター外野応援指定席を除く来場者全員にプレゼントすると発表した。様々なファンサービスを試合前、試合後と行う。詳しくは球団HPで。
中村内野手は「今年最初のマリンフェスタを選手も楽しみにしています。ぜひたくさんの方に応援に来ていただき一緒に盛り上がることができればと思っています。
この日は新しいマリンフェスタユニホームも配布されますのでスタンドを青く染めていただき応援をしていただければと思います」と来場を呼びかけていた。