ロッテは4−5の6回に藤岡裕の2点三塁打で逆転した。酒居は3回5失点だったが、救援5投手が無失点でつないだ。6回を抑えた田中が今季初勝利。9回は内が締めた。日本ハムは2番手の西村が踏ん張れず、連勝が5で止まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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北海道日本ハム | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
千葉ロッテ | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | x | 6 |
苦手に打ち勝つ逆転打だった。ロッテ藤岡裕大内野手(24)は1点を追う6回2死一、二塁。日本ハム西村の内角直球を体の回転で振り抜いた。打球が右翼ポール際へ抜ける間に三塁到達。走者一掃の逆転2点打で5連勝中だった難敵を止めた。「調子はだいぶ上がってきた。インコースを克服できてるのかな」と手応えをにじませる。
スランプだった。ドラフト2位で入団し開幕から不動の2番も、徹底した内角攻めにつまずいた。打率は1割台まで落ち込み、前週の楽天戦で9番に。「(降格の)悔しさより、ほっとした。どんどんいっても良い打順」。井口監督が与えてくれたリフレッシュ期間。何とかしたかった。
もがき、考え、2つの変化を取り入れた。バットを指2本分短く持つこと。それと打席の立ち位置。元々、左腕には変化球の曲がりっぱなを打つため投手寄りに立っていた。右投手には逆を利用することにした。「少しでもボールを長く見られるように。捕手寄り、後ろに立つようにしました」。あとはただ強く振る。強ければ打球は飛ぶ。
今カードから2番に戻り、2試合連続マルチと復調している。本拠地の打率も好調で、お立ち台にも慣れてきた。先は長いプロ人生。山も谷も待ち受ける。井口監督は「この山をまず乗り越えてくれて良かった。(好不調の)波はたくさんある。自分でしっかり戻していかないと」。新人遊撃手の1つの確かな成長に、うなずいた。
ロッテ藤岡裕が6回に決勝の適時三塁打を放った。2試合連続マルチと復調気味の新人遊撃手に井口資仁監督は「この山をまず乗り越えてくれて良かった。(好不調の)波はたくさんある。自分でしっかり戻していかないと」。
ロッテ大嶺翔太内野手が今季初スタメンで4打数4安打とフル回転した。
相手先発が左腕の加藤だったことから、左打ちの福浦ではなく右打者の大嶺翔が9番指名打者で先発。1打席目に左前打で出塁し、二盗を決めて暴投で生還すると、その後も全打席で安打を記録した。
指名打者での起用は予想外だったという。ヒーローインタビューでは「昨日、ロッカーに『DH』と書いてあって、イタズラかと思いました」と話し、出来過ぎ?の4安打にも「帰り道、気を付けます」と笑わせた。
ロッテ藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)が逆転の2点適時三塁打を放ち、日本ハムの連勝を5で止めた。
1点ビハインドで迎えた6回2死一、二塁の第4打席。藤岡裕は1ボールから、同じルーキーの日本ハム西村の内角高め真っすぐを右翼ポール際へ運んだ。走者を一掃して三塁に到達。チームは1点リードのまま逃げ切った。
ヒーローインタビューでは「無心で振り抜きました。同い年のピッチャーで負けたくなかった。打てて良かったです」。一時は打撃不振で打率が2割を切り、前週の楽天戦で打順が9番に降格。このカードから定位置の2番に戻った。2試合連続マルチ安打を記録し「ちょっと前まで状態は良くなかったですけど、このままキープしていきたい」と復調を宣言した。
ロッテは29日、2017年発売後に完売していた福浦和也内野手(42)のFUKU−METERカウンター付きボブルヘッド人形を再販すると発表した。ファンから多数の再販売を希望する声があった。
2018年バージョンのユニホームで、2000個限定の発売。価格は税込み2500円。ここまで通算2000安打に向けて順調な福浦は「色々と商品が発売されて、売り切れていると聞いてビックリです。皆様の後押しと期待を強く感じています。自分もこの人形を1つロッカーに置かせてもらいます。これからもチームの勝利に貢献できる一打を積み重ねていきたいと考えていますので応援よろしくお願いします」とコメントした。
ロッテは29日、日本ハム5回戦(ZOZOマリン)に6−5で競り勝った。序盤から点を取り合う展開の中、ドラフト2位・藤岡裕大内野手(24)=トヨタ自動車=が値千金の逆転打で勝利を呼んだ。
「真っ直ぐがいい投手だと分かっていた。ストライクゾーンに来たので思い切って振れました」。
1点を追う6回2死一、二塁、相手は同じルーキーで同学年の西村。狙い通り内角の直球を力強くたたき、右翼線を破る2点三塁打で試合をひっくり返した。
開幕から「2番・遊撃」でスタメンを勝ち取ったが、一時は打率が2割を切るなど不振に苦しんでいた。25、26日の楽天戦(楽天生命パーク)では「9番」に打順変更。指2本分バットを短く持ち、立つ位置も捕手寄りに変えるなど工夫し、何より「楽な気持ちで打席に入れた」ことを復調の手がかりとした。
借金を1に減らしたロッテ。前日から再び「2番」に戻り、2試合連続で複数安打をマークしたルーキーに、井口監督は「これからもヤマはくるだろうが、まずは乗り越えたね」と目を細めた。
ロッテは29日、2000安打まで残り「25」としている福浦和也内野手(42)のボブルヘッド人形の発売を開始したと発表した。
2017年に発売し完売となっていたが、ファンからの要望で「FUKU−METER」のカウンター付きとして再販売が決定。18年バージョンのユニホームで、限定2000個(2500円)。福浦は「色々と商品が発売されて、売り切れていると聞いてビックリです。皆さまの後押しと期待を強く感じています。自分もこの人形を1つロッカーに置かせてもらいます。これからもチームの勝利に貢献できる一打を積み重ねていきたいと考えていますので、応援よろしくお願いします」とコメントした。
鋭い読み。そして狙ったら逃さない。1点を追う6回2死一、二塁。ロッテのドラフト2位・藤岡裕は、日本ハム・西村との対戦で内角の直球を待った。
「真っ直ぐに自信のある投手。(内角を)攻めてくると思った」。初球の149キロ直球は外角に外れた。2球目。内角に来た。150キロを迷いなく振り抜いた。一塁線を破ると、50メートル5秒9の快足を飛ばして三塁に達した。逆転の2点打だ。
「強く振れば詰まったとしてもヒットになると思って振りました」。マリン男である。開幕以降、ZOZOマリン以外は45打数7安打の打率.156に対し、本拠地は37打数13安打の同.351。「応援が凄くて、モチベーションが上がる」。この日も大声援が降り注いだグラウンドでチーム単独トップの3度目のお立ち台に上がった。2度目の決勝打もチームトップタイだ。
打ったのは苦手の内角だった。その内角を徹底的に攻められ、22日の西武戦後には打率は2割を切った。25日の楽天戦では2番から9番に降格。井口監督からは「インコースを打てる人はいない」と励まされ、鳥越ヘッド兼内野守備走塁コーチは「守りに入っている」と怒鳴ってくれた。1つ1つをかみしめたルーキーはバットを指2本分短く持ち、間を取るために捕手寄りに立ち、調子を上げた。
前日から2番に戻した井口監督は「思い切り振れるようになった」と目を細めた。2試合連続マルチ安打。井口ロッテのキーマンは再び加速を始めた。
3点リードされた4回1死一、三塁、一ゴロで本塁を突いたロッテ・清田は捕手・清水に走路をふさがれる形で1度はアウトと判定された。
今季導入された「リクエスト」はコリジョンは適用外だが、審判が自発的にリプレー検証したことでコリジョンが適用され、判定はセーフに覆った。清田は「(捕手が)両膝をついていたので驚いた。ブロックがなくてもアウトのタイミングだった」と話した。
ロッテは29日、2017年に発売され、完売となっていた「FUKU−METERカウンター付きボブルヘッド人形」(2500円、税込)を再発売すると発表した。
ファンからの多数の要望に応えた形で、今回は2018年バージョンのユニホームで2000個限定で新発売する。
福浦は「色々と商品が発売され、売り切れていると聞いてビックリです。皆様の後押しと期待を強く感じています。自分もこの人形を1つロッカーに置かせてもらいます。これからもチームの勝利に貢献できる一打を積み重ねていきたいと考えていますので応援宜しくお願いします」。とコメントした。
ロッテの大嶺翔太内野手(26)がプロ初の4安打で勝利に貢献した。日本ハムの先発が左腕の加藤だったため、井口監督が「ここしかない」と今季初スタメンを決断。4打数4安打で起用に応えた。
2回には相手の暴投で二塁から一気に生還するなど、積極的な走塁も見せた。この日は「9番・指名打者」。前日のロッカールームにDH起用が記されていたそうだが、「イタズラだと思いました。(4安打?)帰り道気をつけます…」と笑わせていた。
通算2000安打に残り25本(28日現在)としているロッテ・福浦和也内野手(42)のボブルヘッド人形が再販売されることが決まった。ファンからの要望を受け、2017年に発売後、完売となっていたFUKU−METERカウンター付きのボブルヘッド人形を再販売する。2018年バージョンのユニホームで2000個限定で発売予定(税込み2500円)。
ロッテファンから絶大な人気を誇る福浦は「色々と商品が発売されて、売り切れていると聞いてビックリです。皆様の後押しと期待を強く感じています。自分もこの人形を1つロッカーに置かせてもらいます」と、嬉しそうに話した。
ロッテに勝利をたぐり寄せたのはドラフト2位・藤岡裕大内野手(24)=トヨタ自動車=だった。
1点を追う6回2死一、二塁。西村の150キロ直球を振り切り、右翼への決勝2点三塁打となった。「真っ直ぐに自信のある投手なので。強く振れば何とかなると思った」と振り返り、「強い球に向かっていけている」と自信を深めていた。
プロ9年目で初めて「DH」でスタメン出場した大嶺翔太がこれまたプロ初の4安打をマークした。打順は9番だった。
2回2死後、左前打で出塁。二盗を決めると加藤の暴投に乗じて一気に本塁を踏んだ。
3回1死一、二塁では内野安打でチャンスを広げ、荻野の中犠飛を呼んだ。6回にも2死から左前打を放ち、藤岡裕の決勝2点三塁打の足場を作った。
勢いは止まらない。8回にも中前打だ。
「自分のやれることをやっておこうと思っていた。1打席、1打席が代打のつもりで」。
23日にファームから1軍に合流した。助っ人・ドミンゲスではなく自分が昇格することに「いいのかな」と思ったそうだが、2軍では打率.275、3本塁打の成績を残していた。
さらに「機動力野球」を打ち出す井口監督は2軍で5盗塁の大嶺翔を評価していた。16年に「38」、17年には「91」と出場試合を大幅に増やして今季は遊撃取りに割って入る構えだった。
しかし、石垣島キャンプで左ヒザを痛めて出遅れた。開幕は2軍で迎えたが、自分にこう言い聞かせてエネルギーを蓄えてきた。
「必ず出番はやってくる」。
井口監督は「ここしかない。左(投手で)の時にDHで使えば面白い」と話した。9番に置いたのも当たった。采配の妙だった。
初のDHに驚いた大嶺翔だったが、工夫を忘れなかった。ベンチ裏で体を動かし続けた。いくらかでも守っている感覚を持って打席に入るためだった。
「やれることをやる」。大嶺翔はこの言葉を前向きに実践していた。
「野手の人にも中継ぎの人にも本当に申し訳ないです。それしか出てこないです」。
先発の酒居がガックリとうなだれた。3回を被安打4で5失点。与四球4が絡んだ。
1回、杉谷と大田を連続三振に落とすスタートだった。しかし続く西川への四球から中田、アルシアに連続適時打を浴びた。
2回も先頭の石井一、続く清水を三振で片付けたが、中島卓、杉谷への連続四球から一、二塁のピンチを招いた。大田には中前へのタイムリーを喫した。
3回も先頭の中田を空振り三振に切ったものの、アルシアへの四球からレアードに左翼席上段まで伸びる4号2ランを運ばれた。
与四球からの失点劇。同じパターンにはまった。
「ベンチで応援します」。球団を通じてのコメントに悔しさがにじんでいた。
ロッテは29日、17年の発売後に完売となっていた福浦和也内野手の「FUKU−METERカウンター付きのボブルヘッド人形」の再販売を開始したと発表した。
ファンの「再販売をして欲しい」との要望を受けてのもので、2018年バージョンのユニホームで2000個限定で発売する。販売価格は2500円(税込み)
福浦は「色々と商品が発売されて、売り切れていると聞いてビックリです。皆さまの後押しと期待を強く感じています。自分もこの人形を1つロッカーに置かせてもらいます。これからもチームの勝利に貢献できる一打を積み重ねていきたいと考えていますので応援よろしくお願いします」と話していた。