ロッテが3連勝で4月30日以来の勝率5割に戻した。1−1の3回に角中の適時打で1点を勝ち越すと5回に清田が2点適時打を放つなど着実に加点。有吉は連打を許さず7回1失点で2勝目。DeNAはソロによる1得点に終わった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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横浜DeNA | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | x | 6 |
3連勝のロッテが最大6あった借金を完済し、勝率を5割に戻した。先発有吉からの継投が危なげなく決まり、打線も効果的に加点しDeNAに完勝。厳しさを前面に出す井口資仁監督(43)のタクトに選手が応え、混戦のパ・リーグを演出している。
井口ロッテが積極野球で4月30日以来の借金完済を遂げた。軸は「積極走塁」。荻野が応えた。1点リードの5回1死、1番打者は二盗に成功。直後、藤岡裕の二直でベースに戻れずゲッツー判定がくだった。
指揮官の番だ。「流れを変えるためなら」と開幕から活用してきた「積極リクエスト」。リプレー検証を求め判定は覆った。自ら動きピンチをチャンスに変える。「僕らもセーフと思った。だから気持ちは切れなかった」とは5番清田だ。
清田はこの後、2死満塁から外角フォークを左手1本ですくう技あり2点打。「腹をくくった。全部振ってやる」と、つり球以外は4球連続バットに当てる「積極スイング」で中押し点をもぎ取った。
この日は扁桃炎で発熱した井上が登録抹消。チーム打点王の不在にも井口監督は「代わりはいっぱいいる。チャンスと思ってやって欲しい」と言った。これまでも選手起用に対し「辛抱にも程がある」「足を引っ張っている」など時に辛辣にも聞こえる言葉で鼓舞してきた。
マイナス1を「減」としない。埋める競争心をあおる。主軸には「チャンスでの平常心」を求めてきた。決勝打の角中は10試合連続安打。12年以来の交流戦首位打者もちらつくが「取っても何ももらえないですし」と力みがない。
5点差で連投の抑え、内を狙い通りに休ませた。「まず5割。ここからです」。井口イズムで4月18日以来、2ヶ月ぶりの貯金生活は目前だ。
ロッテは「ALL for CHIBA習志野デー」特別企画として行われる14日のDeNA戦(ZOZOマリン)の前売り券の売り上げが、平日前売り平均の約3倍になっていると13日、発表した。
当日は習志野高吹奏楽部が来場し、試合前セレモニーで君が代演奏を行うほか、試合中はロッテの応援に特別参加する。同校OBの福浦和也内野手は「関係者から週末の試合と同じくらいの勢いで前売り券が売れていて、当日は満員になりそうだと聞きました。いやあ、ビックリです。でも自分もファンの皆様と同じように当日はどんな雰囲気になるのか、どんな応援が展開されるのか楽しみです。後輩もたくさん来る訳ですし、自分もチームの勝利に貢献できるように精一杯、頑張りたいと思います」とコメント。
当日は数量限定で福浦のTシャツ、フェースタオルも販売される。
3連勝のロッテが最大6あった借金を完済、4月30日以来の勝率5割に復帰した。この結果、楽天を除くパ・リーグ5球団が勝率5割以上となった。
逆にセ・リーグは広島を除く5球団が借金。2リーグ制後、一方のリーグで勝率5割以上が5球団、別のリーグで勝率5割未満が5球団になる珍現象は99年4月20日以来、史上2度目。
日本生命セ・パ交流戦は13日、ロッテがDeNA2回戦(ZOZOマリン)に6−1で快勝し、3連勝。勝率を5割に戻すとともに、交流戦の成績も8勝5敗とし、首位のヤクルトに2ゲーム差に迫った。角中勝也外野手(31)が3回に勝ち越しの右前適時打。けがから5月中旬に復帰した4番は、交流戦で12球団トップの.438(48打数21安打)と打ちまくり、チームを引っ張っている。
2度の首位打者を誇る百戦練磨のヒットメーカーは、勝負どころを心得ていた。同点の3回2死二塁。角中がバリオスの投じた内角高めの直球を仕留めた。打球は右前で弾み、二走の中村が生還。4番の一打が、チームに流れを引き寄せた。
「あそこをものにできなかったら、相手に流れがいく。今日のポイントになると思ったので集中力マックスでいった」と勝利に導く決勝打に胸を張った。
オープン戦で胸椎を圧迫骨折し、出遅れた。1軍復帰は5月11日。その後、右肩も痛めるなど状態は万全ではないが、交流戦に入って固め打ちモードに入っている。10試合連続安打で、打率は12球団トップの.438。「すごいっすね。チームに迷惑をかけたので。取り戻す気持ちでやっている。打撃の状態はまだまだですけど」と笑った。
角中の打棒に比例してチーム状態も急上昇。4月30日以来、約1ヶ月半ぶりに勝率5割に戻した。さらに、交流戦は8勝5敗で首位ヤクルトに2ゲーム差まで迫った。
「大砲ではないけれど、しっかりつなぐし、打点も挙げてくれる。(打線で)1番キーになる選手」と井口監督は角中の働きを絶賛。借金完済に「これでホッとせず、貯金できるようにやるだけ」と前を見据えた。
2年目右腕の有吉が7回を6安打1失点にまとめ、2連勝で2勝目を挙げた。佐野にソロを浴びたが、丁寧に低めにボールを集め、7回の2死満塁のピンチも柴田を遊ゴロに仕留めてしのいだ。先発に配置転換後、初めて本拠地で白星を手にした27歳は「嬉しい。テンポよく投げられた。点を取ってくれた野手の方に感謝したい」と満面笑みだった。
ロッテの有吉が先発に転向して4試合目の登板で7回1失点と好投して2連勝を飾った。6日の中日戦に続く白星に井口監督は「100球近くになっても威力が衰えなかった。もう先発として信頼している」と満足そうだ。
2回、先頭打者の筒香を6球全て直球を投じて遊ゴロに打ち取り勢いに乗った。7回2死満塁のピンチでは柴田を遊ゴロに仕留めて役割を終えた。「投手にとってイニング途中から投げるのは大きな負担。ピンチを背負っても最後まで投げ切れたのは大きい」と自信を深めたようだ。
ロッテの角中が適時打を放ち、連続試合安打を10に伸ばした。1−1の3回2死二塁で「この打席がポイントになる。絶対に点を取らなきゃいけないと思った」と集中力を高め、追い込まれてからバリオスの内角速球を詰まりながらも右前へはじき返した。
5月に負傷した右肩はまだ万全ではないが、打撃好調を維持している。
ロッテの井上が13日、体調不良のために出場選手登録を外れた。12日の試合を欠場し、病院で点滴などの治療を受けていた。チーム関係者によると、扁桃炎と診断されたという。井口監督は「熱があり、12日よりも良くない。無理するより、まず治すこと」と話した。 井上は5年目の今季、開幕戦で4番を任されるなど、ここまで54試合で打率2割4分5厘、7本塁打だった。
ロッテは、14日のDeNA戦(ZOZOマリン、午後6時15分開始)を、特別企画の「ALL for CHIBA習志野デー」として実施する。当日は習志野高吹奏楽部が試合前セレモニーで国歌演奏を行うほか、試合中も応援に特別参加する予定で、前売りチケットも平日の約3倍を売り上げているという。
習志野高OBの福浦和也内野手は「当日は満員になりそうだと聞きました。ファンの皆さまと同じように当日はどんな雰囲気になるのか、どんな応援が展開されるのか楽しみです。後輩もたくさん来る訳ですし、チームの勝利に貢献できるように精一杯頑張りたいと思います」とコメントした。
当日は数量限定で「ALL for CHIBA習志野 #9福浦選手Tシャツ」(3000円、サイズS・M・L・XL)、「ALL for CHIBA 習志野 #9福浦選手フェースタオル」(1300円)も発売される。
勝負師の勘だった。1−1の3回2死、中村が三ゴロ失策で出塁しての2死二塁。ロッテの4番・角中は集中力をより高めた。バリオスの内角148キロ直球をはじき返し右前打。これが決勝打だった。
「失策の走者だったし、自分の直感がここが勝負と感じた。集中力マックスでした」。
12、16年と2度の首位打者が見せた「2日がかりの読み」だ。12日の同カードは外角や変化球中心に攻められる中で3安打。「昨日、内角の真っ直ぐを使わずに打たれている。予想はできていた」。2球、チェンジアップの後の内角直球を迷いなく振り抜いた。経験のなせる業だった。
「つなぎの4番」と井口監督から託される。試合を決めた追加点は角中を経由して生まれた。5回2死一、二塁、勝負を避けるように歩かされ、2死満塁。チーム打点王の井上が扁桃炎で出場選手登録を抹消され、2試合連続5番起用の清田が中前2点適時打した。「(角中が)よく出るので、回ってくるのはチャンスばかり。腹をくくった」と左手首痛を抱える男が無心で振り試合を決めた。
打率.438で交流戦首位打者の角中に引っ張られ、交流戦6度目の2桁11安打でチームも打率.291で12球団トップ。「4番だし、しっかりと走者を還してくれる」と井口監督も4月30日以来の勝率5割を決めた主砲の働きに満足げだ。
「貯金より、順位。(パの)上位が負けた時に勝ちたいです」と角中は言った。借金完済もまだ5位。交流戦は2位タイで、首位ヤクルトとは2ゲーム差だが、頭の中にあるのは上のパ4球団をどう追い抜くかだけだ。
6日の中日戦で先発プロ初勝利を挙げたロッテの有吉が、7回6安打1失点と2試合連続の好投で2勝目を挙げた。
好調の筒香も内角中心に直球主体と強気の攻めで、3打数無安打。「ミーティングでそういう(直球主体の)攻めをしていくということで、投げミスなくできました」。救援陣も無失点で交流戦チーム防御率2.51はヤクルトを上回り12球団トップに浮上した。
ロッテは「ALL for CHIBA 習志野デー」として行われる6月14日のDeNA戦(ZOZOマリン、午後6時15分)で習志野OBの福浦和也内野手(42)の「ALL for CHIBA 習志野 福浦Tシャツ」(3000円、税込)「CHIBA 習志野 福浦フェイスタオル」(1300円、税込)を限定販売すると発表した。
当日は習志野高校吹奏楽部が来場し、試合前セレモニーで国歌演奏を行うほか、試合中はロッテの応援にも参加。前売りチケットの前売りは平日平均の約3倍に達している。
習志野高校OBの福浦は「当日は満員になりそうだと聞きました。いやあ、ビックリです。でも、自分もファンの皆様と同じように当日はどんな雰囲気になるのか、どんな応援が展開されるのか楽しみです。後輩もたくさん、来る訳ですし、自分もチームの勝利に貢献できるように精一杯、頑張りたい」とコメントした。
ロッテの井上晴哉内野手(28)が13日、扁桃炎による発熱のために出場選手登録を抹消された。前日から症状を訴えており、12日のDeNA戦(ZOZOマリン)は欠場していた。
井口監督は「昨日点滴を打ったが、今日はは昨日以上に熱が出た。当分、難しそう」と話した。
井上は今季、開幕4番を務めるなど54試合、打率.245、7本塁打、35打点と得点源の活躍だった。代わりには細谷圭内野手(30)が、1軍へ昇格した。
ロッテがDeNAに勝って、勝率を5割に戻した。
角中の嗅覚が勝負どころを感じた。「直感で“ここ勝負”と感じた。集中力MAXで行きました」。同点の3回、4番が決勝の右前打を放った。交流戦の打率は12球団トップの4割3分8厘。12年の交流戦首位打者が、ロッテを4月30日以来の勝率5割へ導いた。
2回には田村の痛烈な打球が走者に当たり、3回には死球かと思われた投球が荻野のグリップエンドに当たって捕ゴロ。不運続きの中で敵失から2死二塁となり、「相手のミスで走者が出たのでモノにできたら流れが来る」とビビっときた。2ストライクからインハイ直球を捉えた嗅覚も抜群。「昨日(12日)、内角を使わず相手としてはやられていたので、そろそろ来る」と読んでいた。
チーム打点王の井上が体調不良で離脱する危機をはね返しての3連勝。最大6あった借金を完済し“交流戦V”の可能性も残した。井口監督が「大砲じゃないけど、つないでかえす。1番キーになる選手」と絶大な信頼を置く“つなぎの4番”の打撃スタイル同様に、ロッテが混パに食らいついている。
「ALL for CHIBA」習志野デー特別企画として行われる14日のロッテ・DeNA戦(ZOZO)で、前売りチケットの売り上げが平日前売り平均販売枚数の約3倍になっていることが13日、分かった。
当日は福浦和也内野手(42)の出身校でもある習志野高吹奏楽部が来場。全国屈指の実力を持つ同校吹奏楽部は試合前セレモニーで国歌演奏を行うほか、試合では応援に特別参加する。数量限定で「ALL for CHIBA 習志野 #9福浦選手Tシャツ」、「ALL for CHIBA 習志野 #9福浦選手フェイスタオル」も販売される。
今季の通算2000安打達成を目指す福浦は「週末の試合と同じくらいの勢いで前売り券が売れていて、当日は満員になりそうだと聞きました。いやあ、ビックリです。どんな雰囲気になるのか、どんな応援が展開されるのか楽しみです。後輩もたくさん来る訳ですし、自分もチームの勝利に貢献できるように精一杯、頑張りたいと思います」と待ちきれない様子だった。
ロッテ今季5度目の3連勝を演出したのはクリーンアップだった。
4番の角中が言った。「ここでモノにできなかったら流れが向こうに行く」。同点の3回2死から中村が敵失に乗じ二塁を奪った。この分岐点でバリオスの148キロ真っ直ぐを右へ勝ち越し打だ。
さらに5回2死満塁。5番の清田だ。1−2からフォークをすくい上げた。中前への2点適時打。勝利への流れをたぐり寄せた。
状態の悪い左手首に鋭い痛みが走った。「三振だけはすまいとバットを当てにいったのがよかった」と、左手首にアイシングの白い包帯を巻きながら静かに笑った。
1回の先制打は3番・中村だった。「今日勝って5割にしたい」と話していたが、その言葉通りになった。4月30日以来の勝率5割復帰だ。
ロッテが今季5度目の3連勝で、4月30日以来の勝率5割復帰となった。
先発の有吉が7回6安打1失点の好投で2勝目。お立ち台に上がった有吉は「先発で本拠地で初めて勝ててとても嬉しいです。真っ直ぐが良かった。これからも1試合1試合しっかりやるだけです」とファンにアピールした。
打線は初回、中村の適時二塁打で1点を先制。同点となった3回には角中のタイムリーで勝ち越しに成功した。さらに5、7回には清田が2打席連続タイムリーで加点した。
DeNAは先発のバリオスが5回を7安打4失点で2敗目。打線も佐野の3号ソロによる1点に終わり、2連敗となった。
連続リクエストは、ロッテに追い風となる結果となった。
1点リードで迎えた5回、1死二塁で藤岡裕の打球は二塁へのライナー。二走の荻野が飛び出し、打球を処理した山下から、二塁ベースカバーに入った遊撃柴田へ転送され、判定はアウト。併殺でチェンジのはずが、井口監督からのリクエストでリプレー検証の結果、セーフと判定が覆った。
さらに続く中村の打席では、ユニホームの左袖をかすめた死球の判定に対して、DeNAラミレス監督がリクエスト。しかし、これはそのまま死球の判定でリクエスト失敗。2死一、二塁となり、続く角中も四球で好機を広げ、5番の清田が中前へ2点適時打を放った。
ロッテに追い風となる珍しい連続リクエストとなった。
ロッテは13日、「ALL for CHIBA習志野デー」の特別企画として開催される14日のDeNA戦(ZOZOマリン・18時15分試合開始)の前売りチケットの売り上げが平日前売り平均販売枚数の約3倍となっていると発表した。(販売枚数は非公表)
当日は福浦和也内野手の母校である、習志野市立習志野高校の吹奏楽部が来場。試合前セレモニーで国歌演奏、試合中はロッテの応援に特別参加することになっている。
福浦は「関係者から週末の試合と同じくらいの勢いで前売り券が売れていて当日は満員になりそうだと聞きました。いやあ、ビックリです。でも自分もファンの皆さまと同じように当日はどんな雰囲気になるのか、どんな応援が展開されるのか楽しみです。後輩もたくさん、来る訳ですし自分もチームの勝利に貢献できるように精一杯、頑張りたいと思います」と気合を入れ直していた。