ソフトバンクが逆転サヨナラ勝ち。3−5の9回に長谷川勇の適時打で1点を返し、2死一、三塁から上林が左中間三塁打を放って試合を決めた。ロッテは抑えの内が誤算で、7回2失点と粘った涌井の好投をふいにした。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 |
福岡ソフトバンク | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3x | 6x |
イースタン・リーグ | ウエスタン・リーグ | |||||||
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選手名 | 球団 | 背番 | ドラフト | 選手名 | 球団 | 背番 | ドラフト | |
川相昌弘 | 巨 | 78 | 監督 | 水本勝己 | 広 | 89 | ||
池山隆寛 | 楽 | 88 | コーチ | 小笠原道大 | 中 | 82 | ||
高津臣吾 | ヤ | 99 | 小川一夫 | ソ | 71 | |||
田萌生 | 巨 | 53 | '16(5位) | 投手 | 高橋昂也 | 広 | 34 | '16(2位) |
*近藤弘樹 | 楽 | 12 | '17(1位) | 塹江敦哉 | 広 | 36 | '14(3位) | |
寺島成輝 | ヤ | 18 | '16(1位) | 長井良太 | 広 | 65 | '16(6位) | |
岩下大輝 | ロ | 46 | '14(3位) | *清水達也 | 中 | 50 | '17(4位) | |
☆種市篤暉 | ロ | 63 | '16(6位) | 藤嶋健人 | 中 | 54 | '16(5位) | |
*齊藤大将 | 西 | 19 | '17(1位) | *高橋礼 | ソ | 28 | '17(2位) | |
*西村天裕 | 日 | 35 | '17(2位) | *K−鈴木 | オ | 30 | '17(2位) | |
*阪口皓亮 | デ | 12 | '17(3位) | *馬場皐輔 | 神 | 18 | '17(1位) | |
望月惇志 | 神 | 61 | '15(4位) | |||||
古賀優大 | ヤ | 57 | '16(5位) | 捕手 | *中村奨成 | 広 | 22 | '17(1位) |
郡拓也 | 日 | 60 | '16(7位) | 坂倉将吾 | 広 | 61 | '16(4位) | |
*山本祐大 | デ | 50 | '17(9位) | 谷川原健太 | ソ | 45 | '15(3位) | |
*☆西村凌 | オ | 25 | '17(5位) | |||||
*北村拓己 | 巨 | 52 | '17(4位) | 内野手 | 石垣雅海 | 中 | 32 | '16(3位) |
*西巻賢二 | 楽 | 67 | '17(6位) | 川瀬晃 | ソ | 00 | '15(6位) | |
*村上宗隆 | ヤ | 55 | '17(1位) | *周東佑京 | ソ | 121 | '17育(2位) | |
*安田尚憲 | ロ | 5 | '17(1位) | *福田周平 | オ | 4 | '17(3位) | |
金子一輝 | 西 | 56 | '13(4位) | *山足達也 | オ | 36 | '17(8位) | |
*清宮幸太郎 | 日 | 21 | '17(1位) | *熊谷敬宥 | 神 | 4 | '17(3位) | |
大河 | デ | 23 | '16(3位) | |||||
松原聖弥 | 巨 | 009 | '16育(5位) | 外野手 | *伊藤康祐 | 中 | 49 | '17(5位) |
*岩見雅紀 | 楽 | 13 | '17(2位) | *島田海吏 | 神 | 53 | '17(4位) | |
戸川大輔 | 西 | 71 | '14育(1位) |
ロッテ涌井秀章投手(32)の、5月18日ソフトバンク戦以来となる今季5勝目は目の前で消えた。
涌井は初回に柳田に2ランを浴びたが、小林投手コーチとも相談の上、3回から走者なしの場面でもセットポジションに変更した。これで投球が安定。6回無死一塁の場面ではこん身の144キロ内角直球で、内川を三−二−一の併殺に切った。
結局、7回5安打2失点、6三振2四球で勝ち投手の権利を得てマウンドを降りた。
だが2点リードの9回に登板した抑えの内が大誤算。1点差に詰め寄られ、なお2死一、三塁で上林にサヨナラ2点適時打を打たれた。
それでも涌井は「こういうこともあるんで全然気にしてない。(内は)切り替えてやってもらえれば」と内を思いやった。
涌井はこの日の投球内容しだいでは2軍調整を言い渡される可能性もあった。井口監督は「初回にホームランを打たれて、まだ思ったところに投げられていない感じはある。真ん中に集まってしまっているし。でもどんどん良くはなっている」と話し、ローテ残留を明言した。
ロッテ涌井秀章投手(32)が正念場を迎える。
29日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に先発予定。5月18日を最後に5試合白星から遠ざかっており、6月はここまで4戦2敗。西武菊池や巨人菅野、広島大瀬良らエースと投げ合っていることもあるが、2試合連続5失点など内容も良くない。井口監督は28日、羽田空港で「状態が悪ければ下で調整もありますし」と、今日の結果次第で2軍での再調整も示唆した。
幸い球宴を挟むため、1度先発を飛ばせば3週間間隔があく。そこでしっかりリフレッシュと立て直しをしてほしいというプランだ。涌井は昨年も7月と9月に2度出場登録を抹消されているが、いずれも登板機会なしによるもの。4年連続開幕投手を任された大黒柱に不振降格は似合わない。指揮官は「登板間のピッチングだとか、取り組む姿勢は良くなっている。まずは明日しっかり投げてもらいたい」と期待を掛けた。
ロッテは29日、フランシスコ・ペゲーロ外野手の退団を発表した。
ドミニカ共和国出身で、MLBジャイアンツでもプレーしたペゲーロは、テスト生として参加した今春キャンプで契約を勝ち取った。だがここまで1軍出場がなく、本人がチームの戦力になれていないことを申し訳なく思い、退団を申し出たという。
松本尚樹編成部長は「BCからテストで入団して、本当に真面目で。野球にも真剣に取り組むし、ファームでの首脳陣の評価も高かった。ただ本人がイメージしていた成績を全然残せていないと落ち込んでいて。チームの力になれないし、迷惑をかけてしまうと言いだして。向こう(米球界)に帰って、一からやり直したいという意思が固かったので『分かった』と言いました」と説明。昨年プレーしたBCリーグに戻ることはないという。
DeNAは29日、ダイヤモンドバックス傘下2Aジャクソンを自由契約になった中後悠平投手(28)の入団テストを神奈川・横須賀市内の2軍施設で行った。
高田GM、進藤GM補佐らが見守る中、フリー打撃に登板。飛雄馬、楠本、亀井を相手に計7打席19球を投げ、安打性1本、内野ゴロ4、空振り三振2という内容だった。スライダー、カットボール、チェンジアップ、ツーシームを交え、最速は144キロ。「自分の中では悔いなく投げられました。声をかけていただいた球団(DeNA)には、言葉に表せないくらい感謝しています。あとは結果を待つだけです」と振り返った。
中後は渡米3年目の今季、2Aで24試合に登板。1勝1敗0セーブ、防御率5.29で今月18日に自由契約となった。合格すれば、ロッテに所属した15年以来のNPB復帰となる。ロッテは29日、フランシスコ・ペゲーロ外野手(30)との契約を解除し、ウエーバー公示の手続きを取ったと発表した。ルートインBCリーグ・富山からテストを経て入団。イースタン・リーグでは50試合に出場し打率.277、9本塁打で1軍出場はなかった。
勝てばソフトバンクに並び3位だったが、9回2死から逆転負け。先発の涌井は1回に柳田に2ランを許しながら7回2失点と好投したが、5月18日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)以来の勝利とはならなかった。6試合連続で白星がついていないが「セットポジションにしたらよくなった」と手応え。敗戦にも「明日から連勝すればいい」と切り替えた。
勝てばソフトバンクに並び3位だったロッテは、2点リードの9回2死二塁から逆転負け。守護神の内が4安打1四球の大乱調で3点を失い、井口監督は「こういうゲームを取れないのは痛い。ストッパーなのだからここで抑えてくれないと」と厳しい表情だった。
この日の内容次第では2軍落ちの可能性があったエース涌井は、5月18日以来の勝利こそ逃したが7回2失点にまとめた。「立ち上がり以外はしっかりした投球ができた。こういうこともある」と内をかばった。
ロッテは29日、フランシスコ・ペゲーロ外野手(30)の退団を発表、同日付けでウェーバ公示を申請した。
ペゲーロは独立リーグの富山から、2月に石垣島キャンプにテスト参加し契約。イースタン・リーグでは50試合に出場、打率.277、9本塁打で1軍出場はない。球団の松本尚樹編成部長は「1週間ほど前から結果が出ず悩んでいた。自分から“迷惑をかける”と言ってきた。真面目な選手で期待していたが意思が固かった」と話した。
試合前には最大18メートル、試合中も13メートル。その日もZOZOマリン特有の強風が吹いていた。
27日のロッテ−楽天戦。1回2死一、三塁で井上は「風は左翼方向から吹いてくるから、内角を攻めてくるはず。それなら」と意図的に腕をたたみ左翼方向に高い球を打ち上げた。普通ならレフトフライで3アウト、チェンジ。しかし…風である。ふらふらと定まらない球を左翼手の島内は逃し2点適時打。本拠地の利を生かした戦略だ。
試合後、記者に囲まれた井上は嬉しそうだったが某スポーツ紙の記者の問いかけで悩みの境地?に陥ってしまった。
「ドカベン、読んだことあります?通天閣打法って?」。
言わずと知れた、このほど長期連載を終えた超人気漫画。登場人物の「坂田三吉」が100メートル以上の高さに打ち上げ、落球を誘うという“妙技”が通天閣打法である。
何十年も手法が変わらないのは恥ずかしいところでもあるが、スポーツ紙はとかくキャッチーな見出しをほしがる。「○○打法」「▲▲投法」や、「ゴジラ」「大魔神」「ハンカチ王子」など定着した愛称もある。
だが井上は「通天閣打法」に頭を抱えてしまった。「あれは大阪のものですからね。千葉に高い建物ないですかね?」。
その場にいた記者も参戦する。
「千葉ポートタワーはどう?」
「何か知名度がイマイチかな。」
「調べたら××ホテルが1番高いらしいよ。」
「宣伝みたいだなぁ。」
「あのレジャー施設は?」
「名前使うと権利関係が面倒かな。」
千葉県には意外に象徴的な高い建造物が見たらないのだ。
試合後の他愛のないやりとりの一幕だが、井上は今季キャリアハイを次々と更新、初めて本塁打も2桁に乗った。まさに覚醒のシーズンを迎えている。チームの日本選手では2013年の井口(現監督)以来、20本打った選手は出ていない。その井口監督は「(井上)晴哉の力なら普通に打てて当たり前。彼には未知の世界だけど自分のスイングができている」と実現可能だとみている。本人は「謙虚に」という言葉を繰り返す。
かつて、小林雅英(現投手コーチ)には「幕張の防波堤」なる愛称があった。井上が20本塁打、いや30本塁打に達したら何か考えないといけない。
ロッテは2点差の9回に守護神・内が3点を失い、逆転サヨナラ負け。井口監督は「こういう試合を取れないのでは…」と勝てば3位タイ浮上となる試合を落とし、怒りに声を震わせた。
ただ、結果次第では2軍降格の可能性もあった不調の涌井が7回2失点と、復調気配を見せたのは明るい材料。「バランスが良くなかった」と3回以降は無走者の場面でセットポジションに変えて好投。「徐々に良くなっている」と指揮官も1軍残留を明言した。
2軍落ち危機だったロッテの涌井秀章投手(32)が29日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で先発し、7回5安打2失点。チームは9回に逆転サヨナラ負けし、5月18日の同カード以来の白星は消えたが、復活の手応えはつかんだ。
「1、2回はバランスが良くなかった。マサさん(小林投手コーチ)と相談し、3回からセットに変えた」。
初回2死二塁、柳田に2ランを浴び、2回も2死一、二塁とされるなど、不安定だった立ち上がりだったが、3回以降は走者なしでもセットポジションに変更し、制球が安定。3回からは得点圏の走者も許さなかった。
2試合連続5失点し、内容次第では2軍落ちの可能性も示唆した井口監督だったが「徐々に良くなっている」と1軍残留を明言。2点差の9回に守護神・内が炎上したのは大誤算だったが、長期的に見ればエースの復活の兆しはプラスだ。
5月18日以来の5勝目は消えた涌井も「(内は)明日も投げる機会は来る。気にせず、連勝すればいい」と自らの白星は気にすることはないと失意の守護神にエールを送った。
ロッテは29日、フランシスコ・ペゲーロ外野手(30)の退団を発表した。今年2月のキャンプでテストに合格し、BCリーグ富山から加入していた。イースタン・リーグでは50試合、打率.277、9本塁打、36打点を記録したが、1軍出場はなかった。
松本尚樹編成部長は「BCからテストで入団し、ファームでも評価は高かった。ただ、真面目過ぎてチームの力になれていないと言いだし、本人の意志は固かった」と理由を説明。今後は「向こうでやり直したい」と米球界復帰などで再出発したい考えだという。
ロッテ・涌井秀章投手(32)が7回5安打2失点の好投も1ヶ月半ぶりの5勝目はならなかった。
2点リードの9回に守護神・内が3失点し、まさかのサヨナラ負け。「こういう時もある」と先輩をかばったが、1ヶ月半以上白星がないだけに無念の表情だった。
4月17日以来の3位浮上を逃した井口監督は内に対し「2点リードがありましたから。抑えてもらわないと。チームのストッパーですからね」と厳しかった。
この日の登板内容次第では2軍降格も検討されていたエースに対しては「まだ思ったところに制球できていなくて、真ん中に集まってくる感じがするけど、強い球は投げられていた。徐々に良くなってくると思う」と今後もローテーションとして回す考えを示した。
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(19)と岩下大輝投手(21)、種市篤暉投手(19)の3選手が29日、「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2018」に選出された。
3選手のコメントは以下の通り。
ロッテのフランシスコ・ペゲーロ外野手(30)が29日、今季終了を待たずに退団することが決まった。この日、球団はウェーバー公示を申請し、自由契約となる見込みだ。
2月の石垣島キャンプでBC富山からテスト入団したペゲーロは、イースタンで50試合に出場し、打率2割7分7厘、チームトップの9本塁打、36打点をマークしていたが、1軍昇格はなかった。
松本編成本部長「彼は野球にも真摯に取り組んでいて、2軍の首脳陣からの評価も高かった。彼と話したんですけど『自分が思っていた成績を残せていない』と1週間前から落ち込んでいた。真面目過ぎるところがあって、『このままだとチームの力になれない。迷惑をかけてしまう』と言っていた。モチベーション(の低下)でしょうね」と説明した。
球団は留意したが、ペゲーロ本人の意志が固く、了承した形となった。退団が決まった後にペゲーロは「もう1度向こうに行ってからレベルアップしたい」と話していたといい、今後は米国などに渡り、プレー先を探すことになるという。
松本編成部長は「全ての可能性ある。外から(獲得する)もあるし、育成から支配下に上げる可能性もある。まだ1ヶ月あるので色々考えていきたい。基本的には育成に頑張ってもらいたいですけど」と説明。今後は金銭トレード、育成選手の支配下登録などを検討するとした。
ロッテは勝てばソフトバンクに並び3位だったが、2点リードで迎えた9回に逆転サヨナラ負け。
守護神の内が4安打1四球の大乱調で3点を失い、井口監督は「こういうゲームを取れないのは痛い。ストッパーなのだからここで抑えてくれないと」と厳しい表情だった。
ロッテの藤岡裕大内野手が逆転の2点適時打を放った。
打線は1点を追う3回、ソフトバンク先発の中田を攻めて、1死から田村の右前打と四球で一、二塁とすると、荻野の右中間二塁打で追いつく。なおも1死二、三塁で藤岡裕が前進守備の二塁手の頭上をバウンドして越える2点タイムリーを放った。
さらに中村、角中も単打で続き、1死満塁としたが、5番の井上が空振り三振。鈴木も右飛に倒れ、追加点は奪えなかった。