8月16日8月16日ロッテは0−2の3回に平沢の2点二塁打と藤岡の適時三塁打などで4点を挙げて逆転した。2年目の土肥が6回途中まで2失点でプロ初勝利を挙げた。日本ハムは中田の2ランで先制したが、移籍後初登板だった先発の藤岡が崩れた。
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| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 |
| 北海道日本ハム | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
初盆の父にささげるプロ1勝だ。2年目のロッテ土肥が、約2ヶ月半ぶりの1軍マウンドで念願の初白星をつかんだ。「今が1番嬉しい。ボールは実家に送ろうと思います」。誰より喜んでくれたであろう最愛の父に、胸を張って贈りたい。
5月22日、大阪・大東市で人気のうどん店を営んでいた父克彦さんが、49歳の若さで急逝した。肝臓を悪くしていた。家族葬が行われた26日は、先発するオリックス戦（京都）の前日。練習後にひっそり駆けつけ、別れを告げた。「周りの皆さんに心配をかけたくない」。当初はチームメートにも訃報を明かさず、気丈に左腕を振った。
野球が大好きな人だった。「おやじ、阪神ファンだったんで」。小さい頃から一緒にプロ野球を見た。尽誠学園（香川）時代に“聖地”甲子園に立つことはできなかったが、中継ぎから転向した今季、プロの世界で投手陣の先陣を切る姿を見せられた。
初回に2ランを被弾したものの、以降は6回2死で降板するまで被安打は2本のみ。粗さが残る球をきっちり低めに集めた。「4試合目でようやく勝てました。良かった」。ロッテの遠征に合わせたように札幌に降り注いだ雨は、父の嬉し涙かもしれない。
ロッテ岡大海外野手が“因縁の相手”からの2安打含む3安打1打点と活躍した。 9番中堅でスタメン出場。日本ハムの先発は7月26日に自身とトレードになった藤岡貴裕投手だった。プロ1号本塁打を放った相手でもある。「意識しないのは無理なので、逆にがっつり意識しようと思いました」。
まずは3回の第1打席だ。かつてのホーム、札幌ドームの両軍ファンから拍手と声援が送られた。無死一塁で外角ストレートを一、二塁間へ転がす右前打。後続の適時打で、一塁から一気に生還する好走塁を見せてこの回4得点の逆転に貢献。5回先頭でも右前打を記録した。藤岡降板後も、6回に左犠飛、9回に左前打を放った。
試合後は「チームに貢献できたのが良かった。声援にすごく感謝したい。（走塁は）コーチャーが止めない限り、次の塁を狙っています」と喜んだ。
5試合ぶりにスタメン起用した井口資仁監督も「みんなが見たいトレード同士の対戦。本人達も気合が入ってたんじゃないですかね」と話した。
ロッテは、オリオンズ誕生50年目を記念した「LOTTE50th」として開催する21日の西武戦（東京ドーム）メモリアル企画で、当時のマスコットキャラクターが登場すると16日、発表した。
ロッテオリオンズ時代のマスコットキャラクター「バブル坊や」と、千葉移転時の千葉ロッテ初のキャラ「初代カモメマスコット」が登場。試合前のグラウンドセレモニーやコンコースでのグリーティング、撮影会などの実施を予定している。
球団の担当者は「ロッテファンにとっての伝説のキャラクターが登場をすれば『LOTTE50th』はさらに盛り上がるだろうなあと思い、登場してもらうことになりました。当時の写真や資料も少なく、貴重な機会となりますので、ファンの皆様にはぜひ写真を撮ってもらうなど楽しんでいただきたいと思います。長い時をへての登場となりますので、ぜひ楽しみにしてください」とコメントした。
7月に日本ハムからトレードで移籍し5試合ぶりに先発出場した岡が、交換要員の藤岡から2安打を放つなど3安打1打点の大当たり。「意識した。意識しない方が無理だった」と振り返った。かつての本拠地で移籍後初の複数安打。古巣への強烈な“恩返し”に「とりあえずチームに貢献できたのはよかった」と安堵の表情を浮かべた。
ロッテにトレードで加入した岡が、代わりに日本ハムに移籍した藤岡から安打を放った。「意識しない訳にはいかないので、もう思い切り意識する」と試合前から気合十分。0−2の3回無死一塁で右前打を放って好機を広げ、この回の逆転につなげた。
その後も右へ左へと安打を重ねて、移籍後初の1試合3安打をマークし「チームに貢献できて良かった」と笑みを浮かべた。井口監督は「トレードされた同士の対戦はみんなが見たいもの。練習から感じが良く、気合が入っていた」と目を細めた。
ロッテは16日、球団誕生50年目の「LOTTE 50th」として開催する21日の西武戦（東京ドーム、午後6時半開始）にロッテオリオンズ時代のマスコット「バブル坊や」と千葉移転後のマスコット「初代カモメ」が登場すると発表した。
メモリアル企画として、試合前のグラウンドセレモニーやゲートでの出迎え、撮影会などを予定している。球団担当者は「当時の写真や資料も少なく、貴重な機会となりますので、ぜひ写真を撮ってもらうなど楽しんでいただきたい」としている。
2年目でつかんだ初勝利の記念球を握ったまま、答えたヒーローインタビュー。そのボールの行き先を聞かれたロッテ・土肥は「実家へ送ろうと思います」とはにかんだ。どうしても渡したい人がそこにはいるからだ。
「久しぶりの1軍だったのでビビったけど、周囲が声を掛けてくれた」。初回2死一塁、中田に2ランを浴びたが、140キロ台前半の直球は低めに集まり、120キロ前後のチェンジアップの抜けが良かった。3回無死一塁からは9者連続アウト。5回2/3を4安打2失点と十分仕事をした。
プロ初先発した5月20日のソフトバンク戦の2日後の22日、父・克彦さんが肝臓の病気で急死した。49歳の若さだった。「心配をかけたくなかった」と周囲に伏せ、通常通りの練習を続けた。観戦予定だった同27日のオリックス戦（京都）の客席に家族に抱かれた遺影の中の父がいたが、結果は出なかった。
尽誠学園時代、父は応援に来た香川で讃岐うどんに出合い、地元の大阪府大東市でうどん店を開いた。超のつく人気店だったが、高校時代は試合の度、臨時休業の札がかかっていた。少年野球時代から常に父の声援が背中にあった。それほど自分を野球を愛してくれた。6月3日の広島戦以来4度目の先発で待望の白星をつかみ、いい報告ができると労われた23歳は「良かったです」と噛みしめるように言った。
「粘って投げてくれた」と井口監督。今季、先発した左腕は7戦未勝利でチームにも「初勝利」をもたらした。1度出場選手登録は抹消されるが、次の出番が来るのはそう、遠くないはずだ。
ロッテ・岡は交換トレード相手の日本ハム・藤岡から2安打するなど、移籍後初の3安打猛打賞と古巣・札幌ドームで気を吐いた。
0−2の3回無死一塁ではエンドランを成功させる右前打で4得点の起点もつくった。「（藤岡は）意識しない方が無理と思い、がっつり意識しました」。日本ハム側からも歓声が上がり「感謝したい」と笑った。
ロッテから7月にトレードで加入し、移籍後初登板となった日本ハム・藤岡は古巣相手に4回1/3を5失点で今季初黒星を喫した。
初回に同学年の中田が先制2ランで援護も、3回に4安打を集中されて4失点。家族も観戦に訪れた一戦で今季初勝利はならず「（3回は）ピンチが広がって焦りが出てしまった。こういう形で降板して悔しい」と肩を落とした。それでも栗山監督は「結果は別として思いは伝わってきた」と評価した。
ロッテの岡大海外野手（27）が16日、日本ハム戦（札幌ドーム）に「9番・中堅」で先発し、かつての本拠地の歓声を背にトレード相手の左腕・藤岡から2安打など、移籍後初の猛打賞と大活躍した。
0−2の3回無死一塁、マウンドには7月26日にトレードされた相手左腕・藤岡がいた。「がっつり意識しました」と普段以上に燃え、外角の140キロ直球に逆らわず、エンドランを成功させる右前打を放った。1死一、三塁からは平沢の右中間2点二塁打で同点とし、藤岡の左翼線三塁打で勝ち越し。なお、無死三塁、中村にも左犠飛が出て、一挙4得点の起点を作った。
相手チームにもかかわらず、古巣・札幌ドームの客席から拍手、歓声が鳴り止まず「すごく、感謝したい」と岡は少しだけ笑みを浮かべて喜んでいた。
ロッテの2年目・土肥がプロ入り初勝利を手にした。6月3日以来、今季4試合目の先発で自己最長に並ぶ5回2/3を2失点で切り抜け「前の登板で何試合か投げたんですけど今が1番嬉しいです」と初勝利を喜んだ。
立ち上がりは不安定だった。初回、一発を浴び2点を先制された。だが、3回に味方の援護で逆転。「そこはあまり考えずに、考えると点を取られると思ったのであまり意識せずに投げました」と自身の投球を振り返った。
初先発した5月20日のソフトバンク戦では、リードした5回2死で交代を告げられたが、この日は6回途中までマウンドを守りプロ初勝利。記念のボールは「とりあえず実家に送ろうと思います」と笑顔で語った。
ロッテはオリオンズ誕生50年目を記念した「LOTTE50th」として開催する8月21日の西武戦（東京ドーム）でオリオンズ時代のマスコットキャラクターである「バブル坊や」と千葉移転時の「初代カモメマスコット」が登場すると発表した。
試合前セレモニー、ゲートでのお出迎え、コンコースでのグリーティング、撮影会などを予定している。球団担当者は「ロッテファンにとっての伝説のキャラクター。当時の写真や資料も少なく、貴重な機会となりますのでファンの皆様にはぜひ写真を撮ってもらうなど楽しんでいただきたいと思います」とコメントした。
ロッテのプロ2年目の土肥が、4度目の先発マウンドで念願のプロ初白星を挙げた。
先月までチームメートだった藤岡との投げ合いも「あまり意識しなかった」。
それよりも約2ヶ月半ぶりの1軍マウンドで「1、2回はビビって投げてた」と、立ち上がりに中田に特大2ランを浴びる厳しいスタート。「本塁打を引きずってた」が、3回に味方打線が藤岡を攻略して逆転。「周りに声をかけてもらって落ち着きました。バラバラだったけど、全体に低めに行ってた」と、その裏の無死二塁をしのぐと、その後も緩急を生かした粘りの投球で6回途中まで得点を許さず、救援陣にバトンを渡した。
「（初勝利まで）そんなに長くは感じなかったけど、4試合目でやっと勝てて嬉しい」と感激をかみしめた。大阪ガスからロッテに入団時の契約金で、両親に自家用車をプレゼントした孝行息子は「ウィニングボールは実家に贈ります」と柔らかな笑顔をみせた。
トレード期限直前の7月26日に日本ハムからロッテに移籍した岡大海外野手（27）が、古巣との対戦で移籍後初の猛打賞となる3安打を放つ活躍を見せた。
トレード相手の藤岡との直接対決。「意識しないのは無理なのでガッツリ意識した」と、9番・中堅で気合十分の先発出場。3回の第1打席で右前打を放つと、続く平沢の右中間二塁打で一気に生還する好走塁で、チームの逆転劇に貢献した。5回の第2打席でも右前打を放つと、6回には2番手の鍵谷から貴重な追加点となる左犠飛。9回にも左前打を放ち、3打数3安打1打点。「チームに貢献できてよかった」と勝利を喜んだ岡は、登場時に拍手を送ってくれた古巣のファンにも「感謝したい」と笑顔で語った。
ロッテが2点を追う3回に、3週間前までチームメートだった日本ハムの先発・藤岡を打ち崩し、一挙4点を奪い逆転した。
無死一塁から、藤岡とのトレードで入団した岡大海外野手（27）がエンドランを決めて一、三塁と好機を広げると、平沢大河内野手（20）が右中間へ同点二塁打。7球目まで粘っての快打に、平沢は「打ったのはストレート。追い込まれていたので全部のボールに対応しようと思っていたけど、たまたまストレートが甘いところに来てくれた」と笑顔を見せた。
続く藤岡裕大内野手（25）も、詰まりながらも左翼線にしぶとく落とす勝ち越し三塁打。「打ったのはストレート。結果オーライですね。けどしっかり三塁まで行けたのはよかった」と、こちらも笑顔。さらに中村奨吾内野手（26）も左犠飛を放ち、スコアボードに4点を刻んだ。
ロッテは16日、ロッテオリオンズ誕生50年目シーズンを記念した「LOTTE50th」として開催する8月21日の西武戦（東京D）のメモリアル企画として、オリオンズ時代のマスコット「バブル坊や」と千葉移転時の公式キャラ「初代カモメマスコット」が登場すると発表した。
試合前のグラウンドセレモニーやゲートでのお出迎え、コンコースでのグリーティング、撮影会などの実施を予定している。
担当者は「ロッテファンにとっての伝説のキャラクターが登場すれば『LOTTE50th』はさらに盛り上がるだろうなあと思い、登場してもらうことになりました。当時の写真や資料も少なく、貴重な機会となりますのでファンの皆様にはぜひ写真を撮ってもらうなど楽しんでいただきたいと思います。長い時を経ての登場となりますので、ぜひ楽しみにしてください」と呼びかけた。
かつての同僚をKOする案内人となったのは、新たな同僚だった。
2点を追う3回。古巣相手に先発してきた日本ハム・藤岡から、先頭のロッテ・田村が四球で歩いた。その藤岡との交換トレードで移籍の岡が打席へ。札幌ドームに歓声が起こった。
岡は「意識するなという方が無理なのでガッツリ意識した」という。フルカウントからストレートを右へはじき返して一、三塁。チャンスを拡大した。
続く平沢が中堅へ快打を放った。三塁から田村、一塁から岡が俊足を駆って同点の本塁を陥れた。
さらに藤岡が左への勝ち越し三塁打。中村の左犠飛で一気に計4点を奪った。
岡は移籍後、10試合でわずか1安打。試合前、井口監督は「（打席での）構えが小さくなっている。ゆったりと取った方がいい」とアドバイスを送った。
しっかりと応えた。5回にも右前打、9回には左前打と鬱憤晴らしの猛打賞だ。
今は敵地でも、かつて自分を見守ってくれた札幌ドーム。大歓声に対し「すごく感謝したい」と端正な顔を崩した。
ロッテの2年目左腕・土肥星也投手が今季4試合目の先発でプロ初勝利を挙げた。
第一声は「嬉しいです。それ以上はないです」だった。
今季3試合で0勝0敗。6月3日の広島戦以来の先発となり、初体験となる札幌ドームのマウンドを「固くて高いと聞きます」と話しながらも、「固いのは好きではないが、しっかり踏ん張って投げたい」と初勝利に意欲を見せていた。
1回2死後、中田に先制の20号2ランを浴びて、「うわっーと思った」という。それでも清水コーチらに激励されて打者に向かった。
3回、先頭の中島卓に二塁打を喫し、なお2死三塁。近藤の左飛を清田がキャッチしてしのいだ。4、5回を三者凡退に切って落とし、6回に近藤から見逃し三振を取り、2死一塁として降板した。5回2/3を被安打4で2失点だった。
真っ直ぐにカーブ、スライダーといった変化球を織り交ぜて、本人が強調したように踏ん張った。「バラバラだったが低めに投げられたのが良かった。身体は疲れていなかった。次は今日より1人でも多く投げたい」と振り返った。
日本ハムに移籍した藤岡との投げ合いには「あまり意識していなかった」という。そんな土肥に井口監督は「あの1発だけだった。もうちょっと投げて欲しかった。1回抹消してまた次」に期待していた。
ロッテが古巣相手に先発してきた日本ハムの左腕・藤岡を攻略した。
2点を追った3回。先頭の田村が四球で出塁すると、その藤岡との交換トレードで移籍してきた岡が続いた。フルカウントから140キロのストレートを右翼へはじき返して一、三塁。チャンスが広がった。
ここで平沢がこれまたフルカウントからストレートを中堅へ同点となるタイムリー二塁打を放った。
平沢は「打ったのはストレートです。追い込まれていたので全部のボールに対応しようと思っていたんですけど、たまたまストレートが甘いところに来てくれたと思います。同点に追いつけて良かった」と振り返った。
さらに、2番の藤岡が左へ勝ち越しとなる適時三塁打、中村の左犠飛でこの回4点を奪った。
結局、日本ハム・藤岡は5回途中で降板となった。
ロッテは16日、ロッテオリオンズ誕生50年目シーズンを記念した「LOTTE50th」として開催する21日の西武戦（東京ドーム・18時半試合開始）のメモリアル企画として、「バブル坊や（ロッテオリオンズ時代のマスコットキャラクター）」、「初代カモメマスコット（千葉移転時の千葉ロッテマリーンズの初代マスコットキャラクター）」が登場すると発表した。
試合前のグラウンドセレモニーやゲートでの出迎え、コンコースでのグリーティング、撮影会などの実施を予定している。
担当者は「ロッテファンにとっての伝説のキャラクターが登場をすれば『LOTTE50th』はさらに盛り上がるだろうなあと思い、登場してもらうことになりました。
当時の写真や資料も少なく、貴重な機会となりますのでファンの皆さまにはぜひ写真を撮ってもらうなど楽しんでいただきたいと思います。長い時を経ての登場となりますのでぜひ楽しみにしてください」と話していた。