わたしはかもめ2018年鴎の便り(8月)

便

8月17日

東北楽天0−1千葉ロッテ(楽天生命パーク)

ロッテが競り勝った。8回1死満塁から角中の二ゴロで1点を奪った。二木はわずか2安打で1点を守り抜き、プロ初完封で4月30日以来の3勝目を挙げた。楽天は打線が精彩を欠き、塩見の7回無失点の好投を生かせなかった。

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千葉ロッテ0000000101
東北楽天0000000000

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ロッテ二木プロ初完封「バテバテ」フライアウト13個[ニッカン]

ロッテ二木康太投手(23)がプロ初完封を達成した。8回までほぼ完璧な投球。楽天打線を1安打無失点に封じた。戻ったベンチで清水投手コーチから続投について聞かれると「正直バテバテで『お任せします』と言いました」という。

握力が弱まり、フォークの落ちも悪くなっていた。同コーチから「行くやろ」と促されてマウンドに。最後は今江を併殺に切って締めくくり「1−0で1人でしっかり投げきれたのが嬉しい。プロになって1回は完封したかったので、できて良かった」。

この日の最速は145キロ。だがほとんどの直球は140キロ前後だった。速さ自体は自己最短の1回2/3でKOされた4月22日の西武戦と変わらない。調子の悪かった4月と同様の球速で、なぜ楽天相手にプロ初完封を達成できたのか。

清水コーチ 今年の前半は突っ立っている感じで、重心が高かった。(5月頭に抹消して)しっかり走り込んで、しっかり下半身が作れたことで腕も振れるようになったし、ボールにスピンが利いてきた。今日もスピードは出ていなかったけど、同じ140キロくらいの球でもすごく速く感じるんです。下(半身)があるからボールの持ちも良くなって、しかも手が長いから球が(打者の近くで)ピュッとくる。バッターとしては嫌なのかなと思います。

三振を除く21個のアウトのうち、実に13個がフライアウト。直球の伸びが増し、打者がボールの下をたたいた証拠だ。ただ昨年マークした自己最速151キロにはまだ遠い。清水コーチは「やっぱり速さにはこだわって欲しい。今、彼がやっているのはボールの強さだったり、伸びだったりするので、そこにスピードがついてくれば」とさらなる飛躍を期待した。

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ロッテ二木プロ初完封「今までで1番良い」井口監督[ニッカン]

ロッテ先発の二木康太投手がプロ初完封を達成した。

8回まで1安打無失点とほぼ完璧な内容。9回に島内にこの日2本目の安打を打たれたが、最後は今江を併殺に仕留めて締めくくった。二木は「1−0で1人でしっかり投げきれたのが嬉しい。プロになって1回は完封したかったので、できて良かった」と喜んだ。

今季は春先に不調で抹消され、7月に1軍に戻ってきた。以降は4戦連続クオリティースタート(6回以上、自責3以内)を続けていたが、1軍復帰後はこの日まで勝ち星に恵まれていなかった。

井口監督は「真っ直ぐの走りも良かったし、どんどんストライクを取る積極的なピッチングができたのが良かった。自分でもぎ取った勝利。今まで見た中で1番良いピッチングだった」とたたえた。

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ロッテ・二木、プロ5年目の初完封!わずか2安打で1−0勝利に導いた[サンスポ]

ロッテは17日、楽天15回戦(楽天生命パーク)に1−0で勝利。先発の二木康太投手(23)は9回2安打無失点の好投でプロ5年目にして初の完封勝利を飾った。

「中継ぎの先輩に迷惑をかけていたし、1度は完封したいと思っていた。投げ切れたのは嬉しい」。切れのある直球とフォークボールがさえた。許した安打はわずか2。意地と執念の119球だった。

「8回はフォークも落ちないし、握力もなくなっていた」と精も根も尽き果てる直前だった。ベンチに戻ると清水直コーチから「9回も行くだろ?」と聞かれ、「お任せします」と答え、気持ちを入れ直した。

昨季7勝(9敗)でチーム勝ち頭だが、今季は開幕から調子が上がらず、4月30日の勝利を最後に2軍落ち。それが7月18日に再昇格してからは、4試合で防御率1.80の安定感だ。「野手の正面に飛んだり、いいプレーのおかげで抑えられた」と味方への感謝も忘れなかった。

チームは4位に浮上。約3ヶ月半ぶりの3勝目を挙げた二木に対し、井口監督も「今まで勝ちをつけてやれなかったが、自分でつかんだ勝利。1番いい投球だった」と最大級の賛辞を贈った。

田村(二木をリードした捕手)
「素晴らしいの一言。」
二木康太(ふたき・こうた)
1995(平成7)年8月1日生まれ、23歳。鹿児島県出身。鹿児島情報高から2014年ドラフト6位でロッテ入団。今季は9試合に登板、3勝3敗、防御率2.41。通算成績は55試合に登板、17勝21敗、防御率3.88(17日現在)。1メートル90、85キロ。右投げ右打ち。独身。年俸4000万円。背番号64。

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ロッテの新リードオフマン・岡、またマルチ![サンスポ]

日本ハムからトレードで加入した岡が8回、この日2安打目となる中前打で出塁。一死満塁から角中の二ゴロで決勝のホームを踏んだ。前日の日本ハム戦(札幌ドーム)でも3安打と好調で「感じよく打てている。チームの勝利に貢献できてよかった」と表情を緩めた。10日以来となる1番打者での先発起用に応え「与えられたところで、しっかり仕事をするだけ」とうなずいた。

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ロッテ・岡、唯一の得点生む「勝ちに貢献できて良かった」[サンスポ]

ロッテの岡が虎の子の1点を生み出した。8回に先頭打者で中前打を放ち、1死満塁から三塁走者として角中の二ゴロで生還した。俊足で前進守備をものともせず「勝ちに貢献できて良かった」と声を弾ませた。

10日以来となる1番で先発出場し、2安打を放って起用に応えた。チームは荻野の右手人差し指の骨折による離脱で1番打者が固定されておらず「いけるうちに一気にいかないと」と意気込んだ。

清水投手コーチ
「二木は捕手の田村とベンチの中でよく話し合いができていた。田村もすごく良かった。」
田村(二木に)
「素晴らしいの一言。」

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ロッテ二木、プロ初完封、わずか2安打、一皮むけた23歳[スポニチ]

大人になったロッテ・二木がわずか2安打に抑えてプロ初完封だ。1−0の9回1死一塁、田村に「今日のお前は併殺を取れる」と言われたが「嘘だろ?と思った」。握力は限界。スライダーで今江を遊ゴロ併殺打。4月30日の日本ハム戦以来109日ぶりの3勝目となった。

8回終了後に「どうする?」と聞いた清水投手コーチに「お任せします」と返した。控えめなのは苦い経験があるからだ。昨年5月27日のオリックス戦の9回2死、フォークのサインに首を振り、直球をT−岡田に被弾。強気で初完封を逃した。その糧が局面での冷静な判断を生んだ。

昨年、始めた一人暮らし。料理も始めた。「チャーハン、しょうが焼きとかですけど、弁当ばかりでは体によくない」。一皮むけた23歳だ。連勝でチームも4位に浮上し「上位を狙います」と昨季チーム最多の7勝を挙げた5年目右腕は力強く言った。

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二木、プロ初完封!2安打で3勝[報知]

死力を尽くして腕を振った。9回1死一塁、119球目。ロッテ・二木は低めのスライダーで今江を遊ゴロ併殺に仕留め、右拳を握った。試合後は「1−0のゲームで最後まで投げ切れたのは嬉しい。中継ぎの先輩達に迷惑をかけていたので完投したかった。それ以外は特別な感情はない」。鹿児島情報高から入団して5年目。2安打でプロ初完封を決めた。

最近のマイブームは料理だ。「チャーハン、豚肉のしょうが焼き、野菜いため、オムライスも作れます」。以前は出前を注文していたが、「栄養面も考えて。お金もかかる。プロ野球は(選手)寿命が短いので」と、自炊を始めた。推定年俸は4000万円だが、倹約家の一面がある。

初回の三者凡退から4回2死までパーフェクト。「直球の走りはよくなかった」が、キレ味鋭いフォークと、スライダーを四隅に制御した。27アウトのうち13個はフライアウト。最大のピンチは7回2死三塁。嶋をこの日最速145キロ直球で一ゴロに打ち取った。8回終了時点で清水投手コーチから「どうする?」と聞かれ、「正直、バテバテだったので、お任せします」と答えると、「行くやろ!」と背中を押され、腹をくくった。

4月30日以来、3ヶ月半ぶりの3勝目をシャットアウトで彩った23歳が、逆転CS進出へ、再浮上のきっかけを作った。

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二木プロ初完封!3ヶ月半ぶり3勝[報知]

ロッテの二木康太投手(23)が4月30日以来、3ヶ月半ぶりの3勝目(3敗)をプロ初完封で飾った。

打線は初回から5回まで毎回得点圏に走者を進めるも得点できず。援護がない状況だったが、その後も好投を続け、8回に1死満塁から角中の二ゴロの間に挙げた1点を守り抜いた。

終わってみれば2安打、3四球でシャットアウト。逆転CSに向けて最高の勢いをつけた。

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ロッテ二木、2安打でプロ初完封[デイリー]

ロッテ・二木がプロ初完封勝利を挙げた。190センチから投げ下ろす直球と落ちる球が効果的で、2安打に抑えた。鹿児島情報高から入団して5年目。「プロで1度は完封したいと思っていた。できて良かった」と充実感に浸った。

0−0で迎えた7回、先頭打者に四球を与え、バントと内野ゴロで初めて三塁へ進まれた。ここで嶋に対してこの日最速の145キロを内角に投じ、一ゴロでピンチを脱した。直後に味方がもぎ取った1点を守り切った。

昨季はチーム最多の7勝を挙げたが、今季は不調で4月22日に2軍落ち。復帰2戦目だった7月26日のソフトバンク戦では4−0の8回2死から安打を許して降板。チームはここから逆転された。この日は8回で握力がなくなっても、弱みを見せず投げ抜いた。井口監督は「1番の投球」と褒めちぎった。

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ロッテ5年目右腕、二木がプロ初完封、4月30日以来の3勝目「長かった。素直に嬉しい」[デイリー]

5年目のロッテ・二木康太投手がプロ初の完封勝利を挙げた。楽天打線を9回2安打、3四球で無失点に抑え、3勝目(3敗)を飾った。

打線は8回、この回からマウンドに上がった楽天の2番手・青山から、安打と2四球で1死満塁として、内野ゴロの間に1点を先制した。

「完封は素直に嬉しい。完封は意識せず、7回で代わると思っていたら行けと言われたので。前回もロースコアの試合をしたので、そういう展開になるのではと思っていた」と振り返った。

白星は4月30日・日本ハム戦以来。「長かった。ファームで練習を支えてもらった人達に感謝したいです」と頭を下げていた。

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