ロッテが連敗を8で止めた。2−2の5回に中村の2ランで勝ち越すと、その後も8回に田村の適時三塁打などで2点、9回には平沢のソロと効果的に加点した。涌井は6回3失点で約2ヶ月ぶりの6勝目。楽天は拙守が響いた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | 0 | 2 | 1 | 8 |
東北楽天 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
福浦さんに続くぞ。25年目の42歳福浦の2000安打から一夜明け、ロッテの高卒ドラフト1位ルーキー安田尚憲内野手(19)が1軍昇格直後にプロ2安打目を放った。福浦に代わり指名打者で出場。8回1死、西宮の高め直球を左中間にはじき返した。
8月12日以来、13打席ぶりの安打に「内心ほっとした。今日合流して何とか1本と思っていた。逆方向にいい打球が出た。今日の感触を忘れないようにしたい」。6回には四球で出塁して生還。8連敗中でCS進出の消滅危機だったチームに貢献した。
同じ左打者の先輩が、大記録を達成した姿を目に焼き付けた。「テレビで見て感動した。積み重ねた偉大な記録ですよね」。指名打者で出場する際の心構えも助言された。「守ってリズムをつくれない。どう準備するかを教えてもらいました」。ベンチ裏で体を動かしながら打席に備えた。安打は準備を生かした初球で「積極性を忘れないようにしたい」と将来を見据えた。
井口監督からも高評価を得た。「いい形で若い力で勝った。どんどん使っていきたい」。24日以降は、初めて守備に就くことになりそう。シーズン終盤、ルーキーにとっては貴重な場面が続く。
ロッテ中村奨吾内野手(26)が5回、左翼席へ6号勝ち越し2ラン本塁打を放った。
8月21日西武戦以来1ヶ月ぶりのアーチに「打ったのはスライダーです。積極的にいくしかないと思っているので、どんどん攻めていくだけです。今日で何とか連敗を止められるように頑張ります」。
リーグ1位の防御率を誇る楽天先発の岸から、貴重な2点をもぎ取った。素質あふれるロッテ中村奨吾内野手(26)が、1つ上のステージを狙う、きっかけをつかんだ。
2−2の同点で迎えた5回2死一塁、6号勝ち越し2ラン本塁打を放った。8月21日西武戦以来1カ月ぶりのアーチだった。真っすぐを待ちながら、うまくスライダーに対応。左翼席の中段まで運んだ。「同点の場面で打てて良かったです」。リーグの防御率1位の楽天岸からの一発だけに、価値ある決勝弾となった。
井口監督は、中村に助言を与えていた。「(打)率にこだわって、思い切りなかなか振れていなかった。そういう話を打撃コーチとしていた。もっともっと長打を打てる選手。その中で打率を上げていこうと話をしていた」。試合前の練習で、強打を連発する姿を確認。試合でも活躍を予感していた。
中村はここまでリーグ2位の35盗塁。初のタイトルを狙える位置につけている。一方で今季は主に3番打者を任されている。井口監督は「塁に出て盗塁を走りたいという気持ちがあって、なかなかフルスイングができていなかった。本人もようやく気付いてきた。その中でしっかりタイトルを狙って欲しい」。2度の盗塁王に輝きながら通算251本塁打を放った指揮官。打って走れる選手という理想像を追い求めることができる素質が、中村には備わっていると判断しているのだ。
中村も小さくまとまるつもりはない。「出塁を継続しながら、クリーンアップなので大きいのも打たないと」。昨年は盗塁のサインが出る機会が少なく、わずか11盗塁だった。今季は盗塁を増やせる自信があった。本塁打は昨年9本だったが、今季はまだ6号。目標を掲げれば、さらに成長していける選手だ。
ロッテ角中勝也外野手(31)が4回、右中間を突破する適時二塁打を放った。
「打ったのはストレートです。今日は子供の誕生日なので打てて良かったです。同点に追いついたので今日こそは勝てるように頑張ります」。連敗ストップに向け、闘志を燃やした。
2−2の5回2死一塁で、中村が勝ち越しの6号2ラン。連敗を8で止める価値ある一撃となった。岸の甘いスライダーを捉え「直球を待ちながらうまく対応できた」と誇った。井口監督は中村をほぼ全試合で「3番・二塁」に固定。負ければ最下位の楽天に1ゲーム差に迫られていた一戦に勝ち、「若手が打って勝てて良かった。いい形」と笑顔だった。
ロッテのドラフト1位ルーキー安田が約1ヶ月ぶりに1軍に昇格して指名打者で先発すると8回に西宮の外角への直球を左前に運んだ。プロ2安打目で、左腕からは初めての安打をマークし「2軍でやってきたことが出せた」と喜んだ。
井口監督は「これから守備でもどんどん使っていきたい」と話し、24日のオリックス戦で初めて守備に就く見込みとなった。安田は「一塁も三塁も練習してきた。楽しみ」と目を輝かせた。
ロッテの角中が気合の入ったプレーをみせた。0−2とされた直後の4回1死一塁、岸の甘くなった速球を逃さず捉えて右中間を破る適時二塁打を放った。「子供の誕生日なので打てて良かった」と白い歯をのぞかせた。
さらに続く安田の中堅への浅いフライで三塁へタッチアップ。これが悪送球を誘って同点のホームを踏んだ。
通算2000安打を22日に達成したロッテの福浦が23日、出場選手登録から外れた。首痛などを抱えており、22日の記者会見では「今はどっと疲れが出ている」と話していた。
43歳で迎える来季については「若手を教えながら自分もやって、井口監督を胴上げしたい」と意欲を示している。
ロッテは福浦が通算2000安打を達成した翌日に、連敗を8でストップ。42歳のベテランに代わって今季2度目の1軍昇格となったドラフト1位・安田が、自身プロ2本目の安打を放った。
「6番・DH」で出場し、8回の第4打席で左腕・西宮から逆方向の左前打。「何とか1本を、と思っていた。内心ホッとした。この感触を忘れずにチームの力になりたい」。同じ左打者である福浦の偉業達成はテレビで見ていたといい「感動した。偉大な先輩が身近にいる。見習いたい」。井口監督も「いい形で、若い力で勝った」と喜び、安田の一、三塁での守備起用も明言した。
ロッテの4年目・中村が決勝アーチを放った。
楽天戦の5回、2死一塁で岸のスライダーを左翼スタンドへ。勝ち越しの6号2ランに「真っ直ぐを待ちながら、(変化球に)うまく対応できた」。チームの連敗を8で止める貴重な一発に「もっと早く打てたら良かったけど…。ちょっと遅いけど、いい場面で打てて良かった」と喜んだ。
今季35盗塁はリーグ2位。タイトルも射程に捉えているが、一方で長打力も中村の魅力だ。本人も「クリーンアップを任せてもらっている。長打も求めていきたい」と力強かった。
ロッテの涌井秀章投手(32)が7月22日のオリックス戦(ZOZO)以来の白星となる6勝目を挙げた。6回3失点でチームの連敗を8で止め、自身の連敗を3で止めた。
3回に2四球も絡んで2失点したが、なお1死満塁を脱出。中盤に味方が逆転し、「打線に感謝です。追加点をとってもらったのでもう少し長いイニングを投げられたら良かった」と反省を忘れなかった。前日22日には福浦が通算2000安打を達成。大先輩に触発されたのか、通算129勝目を挙げた右腕は「200勝目指して頑張ります!」と高らかに(?)宣言した。
チームは連敗を8でストップし、9月8日の西武戦(メットライフ)以来の勝利。2012年以来6年ぶりの9連敗は回避した。今季55勝目とし、球団ワーストの87敗を喫した昨季の勝利数(54)を超えた。
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(19)がプロ2安打目を放った。この日、1軍再昇格を果たし、「6番・指名打者」でスタメン出場。三振、中飛、四球で迎えた8回の第4打席で、西宮からライナーで左前安打を放った。左投手からは初安打となった。
22日の西武戦(ZOZO)で通算2000安打を達成し、首痛で抹消された福浦に代わって昇格。昇格初日に安打を放ち、「内心ホッとしました。逆方向にいい打球が飛びました」と振り返った。井口監督は「今後もどんどん使っていきたい」と24日以降、守備に就かせる可能性も示唆した。
ロッテの中村が2−2の5回2死一塁で放った2ランは、今季ワーストとなっていたチームの連敗を8で止める価値ある一撃。岸の甘いスライダーを完璧に捉え「直球を待ちながらうまく対応できた」と誇った。
約1ヶ月ぶりの6号には「クリーンアップを任せてもらっているのだから長打も求めていきたい」と将来の理想型を掲げた。
ロッテ・中村奨吾内野手が決勝6号2ランでチームの連敗を8で止めた。
2−2で迎えた5回2死一塁。中村が楽天先発・岸の4球目を捉え、左翼スタンドに2ラン。9回に平沢の4号ソロなど加点したロッテがようやく連敗から抜け出した。
ロッテは先発の涌井が6回3失点で6勝目(9敗)。岸は4敗目(11勝)となった。