ソフトバンクが4連勝を飾った。デスパイネが1回に2ラン、3回には29号3ランと2打席連続本塁打を放ち、4回には甲斐の適時打でリードを広げた。東浜は5回無失点で7勝目。ロッテは本拠地で13連敗となった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 2 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
最高の花道だ。ソフトバンク戦に1番中堅で出場したロッテ岡田幸文外野手(34)は5回、東浜の外角直球を三塁線へ転がした。7回は中前へ、9回は右前へと全方向への3打席連続安打。「やっぱりうれしい。『H』が付くと。気持ちなんでしょうね。1本打つとプロ野球選手は、次の打席も球が見えたりする。余裕が生まれる。あらためて感じました」。9回は俊足で二盗も決めた。プロ野球選手としての喜びを、かみしめた3時間6分だった。
16年10月5日からこの日の第2打席まで、59打席連続無安打だった。安打も猛打賞も2年ぶり。プロ入りから2501打席本塁打なしはプロ野球記録になった。「ただがむしゃらにボールを追いかけ、グラウンドを駆け回るプレーでした。ホームランを打ったこともありません。なのに10年間プレーできました」。たとえ打てずとも、華麗な守備でチームを救うスペシャリスト。それが岡田だった。
11年にはシーズン359守備機会連続無失策のパ・リーグ新記録を樹立した。この日、守備機会は1度もなかったが“定位置”は「最高の景色だったなあ」。9回、井口監督らの計らいでファンが集う右翼に就いた。目は涙でいっぱい。胴上げで6度宙を舞い、娘3人と場内を1周した。昨年「初本塁打を打って披露したい」と掲げた特技のバック宙。夢はかなわなかったが、大歓声と応援歌に、クルッと1回転して応えた。
悔いはない。「最高な野球人生でした。守備範囲の広い外野手を育ててみたい。それが次の夢ですね」。育成から日本一まで経験した名手は笑顔でユニホームを脱いだ。
ロッテの本拠地連敗が千葉移転後ワーストの13にのびた。先発土肥がソフトバンク・デスパイネに2被弾するなど6失点。打線は11安打したものの、わずか1得点に沈んだ。残すホームゲームは今季最終戦となる13日の楽天戦のみ。井口監督は「13日は何とかしっかりいきたいですし、その前に札幌で連敗を止めたい」と話した。
ロッテが本拠地のZOZOマリンで9月6日ソフトバンク戦から13連敗。本拠地球場でシーズン13連敗以上は、70年に神宮球場で14連敗のヤクルト以来、48年ぶり。52年のフランチャイズ制施行後、パ・リーグでは、61年に日生球場で13連敗した近鉄に並び57年ぶりのワーストタイ記録となった。
今季限りで引退を表明しているロッテ岡田幸文外野手が「1番・中堅」で先発し、60打席ぶりの安打を含む5打数3安打1盗塁の猛打賞で締めくくった。
試合後、引退セレモニーが行われ、ホームベース付近で岡田が最後の挨拶を行った。
「井口監督を始め、選手、コーチ、裏方さん、そしてソフトバンクの皆さま、ソフトバンクファンの皆さま、ありがとうございます。正直、こんな日がくるとは思いませんでした。ただ、ガムシャラにボールを追いかけ、グラウンドを駆け回るプレーでした。ホームランを打ったこともありませんでした。なのに10年間プレーできました。本当にありがとうございました。そして、マリーンズファンの皆さま、いつも、いいときも悪いときも熱い声援をくださった皆さまに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今日でユニホームを脱ぎます。マリーンズはまだまだ強くなります。10年間本当にありがとうございました」と思いを込めた。
井口監督と岡田の子供3人から花束、角中から記念品が贈られた。場内アナウンスを務める名物ウグイス嬢の谷保恵美さんから感謝の言葉がアナウンスされると、岡田は顔をくしゃくしゃにして、涙をこらえた。スタンドのファンは「岡田コール」や応援歌で韋駄天男を送り出した。
岡田は最後、バク宙で喜びを体現した。
「ブラックブラックガム」を愛用しているロッテ福浦和也内野手に8日、河合克美オーナー代行から嬉しいプレゼントが贈られた。
通算2000安打達成を祝して、長さ90センチのビッグサイズのブラックブラックガムと、通常のブラックブラックガム2000個が試合前に贈呈された。
福浦は「ブラックブラックガムはいつも試合中に噛んでいるので非常にありがたいです。リラックス効果はもちろん、集中したい時に噛んだりします。ガムを噛むことが習慣になってから、力が出しやすくなったという実感もあります。チームメートと一緒に大事に噛ませていただきます」と喜んだ。
9月22日の西武戦で通算2000安打を放ったロッテ福浦和也内野手が、試合前に表彰式に臨んだ。
斉藤惇コミッショナーから連盟表彰、さらに出身地である千葉・習志野市から「市民栄誉賞」を授与された。また名球会の柴田勲副理事長からブレザーを贈られ、グラウンドで袖を通した。
福浦は「様々な賞をいただき、大変光栄に思います。これまで以上に2000本安打を達成したという、実感がわきました。ブレザーは重かったですね。ズシリと重みを感じました。これがあのブレザーなのだと感じました。色々な賞をいただき、このように名球会ブレザーに袖を通すことができたのも色々な方の支えがあったからだと思います。あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。これからもこれらの賞に恥じないプレーをお見せしたいと思います」と感慨深げだった。
今季限りで現役を引退するロッテ岡田幸文外野手が2年ぶり、60打席ぶりの安打を放った。
引退試合で「1番中堅」で先発出場。ソフトバンク東浜の前に1打席目は二飛、2打席目は会心の当たりを遊撃高田にジャンプでキャッチされて遊直に倒れた。
そして先頭で迎えた5回の第3打席。初球の外角139キロストレートを三塁線ライン際に転がした。左前打となり、16年10月5日の楽天戦第1打席から続いていた連続無安打の記録が59打席で止まった。
続いては盗塁で俊足の見せ場…と期待が高まる中、2番藤岡の空振り三振で二塁を狙ったが間に合わず、三振ゲッツーでベンチに下がった。
ロッテは、マリーンズストアミュージアム店で岡田幸文外野手の引退記念グッズを緊急発売したと8日、発表した。
グッズ担当者は「鉄壁かつ広すぎる守備範囲で『エリア66』と恐れられ、今もそのプレーが脳裏に焼き付いている岡田選手をデザインしたアイテムを取りそろえました。プレーの数々を思い出せてくれるアイテムの数々を、この機会にぜひお買い求めください」とコメントした。
ロッテは8日、岡田幸文外野手の引退セレモニーに合わせ、1日限定で岡田の出身地・栃木県で人気のジャガイモ入り焼きそばを販売すると発表した。販売数に限りがあるため、1人1食までの販売となる。
飲食担当者は「岡田選手の出身地、栃木県で人気のあるジャガイモ入り焼きそばを再現しました!! ソースがしっかりしみた焼きそばに、じゃがいものホクホクとした食感がとても合います。じゃがいもとソースの相性も抜群です」とコメントした。
ロッテは8日のソフトバンク戦(ZOZOマリン、午後2時開始)のチケットが、7日午後10時までに販売予定枚数を完売したと発表した。
この日は岡田幸文外野手の引退セレモニーを行う。
今季限りでの現役引退を表明したロッテ・岡田幸文外野手(34)は8日、自身の引退試合となったソフトバンク最終戦(ZOZOマリン)に「1番・中堅」で先発出場。59打席連続無安打で野手ワースト記録を更新した直後に、約2年ぶりの安打を含む3安打をマークした。育成からはい上がって苦節10年、充実の涙を浮かべてプロ生活に別れを告げた。
涙があふれても、気持ちは晴れやかだった。
「打者は気持ちなんですね。1本出ると球が見えて余裕が出るのかな。もっと早く気付けばよかった」。
岡田が苦笑いを浮かべた。第1打席は二飛。桜井輝秀(南海)が持つ野手ワースト記録の58打席連続無安打に並ぶと、3回は遊撃への痛烈な当たりを好守に阻まれて記録更新。スタジアムがため息に包まれた。
しかし、ここから“ドラマ”が始まる。5回の第3打席で三塁線を破り、2016年10月4日の楽天戦以来734日ぶりに「H」マークを灯すと、7回は中前打、9回にも右前打で猛打賞(1試合3安打以上)。通算142盗塁目となる二盗にも成功して、たまらず塁上で感極まった。
育成契約からのスタート。2501打席連続本塁打なしのプロ野球記録も持つ。一方で、リーグ3位から進出し、日本一となった2010年の日本シリーズ第7戦での決勝打など、記憶に残る1打も放った。
武器は足の速さと守備範囲の広さ。球団に獲得を進言した山森雅文スカウトは、ゴールデングラブ賞を2度受賞するなど球界に名を刻んだ“守備職人”に「左肘も右膝の半月板もぼろぼろ。本当によくやった」と目を細めた。岡田も「本塁打が打てなくてもプロでやっていける。そんな姿を見せることができた」と胸を張った。
最後は中前打を処理しただけで、守備での見せ場こそなかったが「寂しいけど後悔はない。この球場のセンターからの景色は最高でした」と目を潤ませた。その“定位置”近くで胴上げされ、6度宙に舞った岡田。今後は未定だが「次は恩返しのために守備範囲の広い選手を育てたい」と、第2の野球人生を見据えた。
引退セレモニーでは井口監督や家族からの花束のほか、選手会からワインが贈られた。角中選手会長によると「岡田さんの入団年と同じ2009年産です。詳しいことは知らないけど、当たり年らしいです」と同じ歩みで熟成されてきた1本。「そこそこ言い値段」というワインが仲間からのはなむけとなった。
通算2000安打を達成したロッテ・福浦の表彰式が8日行われ、連盟表彰や出身地の習志野市民栄誉賞などの授与式に続き、名球会のブレザーが元巨人の柴田勲氏から贈られた。福浦は「ブレザーはズシリと重みを感じました。色々な方の支えがあったから。改めて感謝の気持ちでいっぱいです」と感無量の表情だった。
ロッテが本拠地で泥沼の13連敗を喫した。先発の土肥がデスパイネに2打席連続本塁打を浴びるなど4回6失点。打線は11安打しながら犠飛による1点だけに終わり、井口監督は「ここぞの1本が出ない」と肩を落とした。
最近は序盤に水をあけられてしまうゲームばかりで、試合途中でもブーイングが飛んでいる。本拠地では残り1試合。「最終戦は何とかしたい。その前の札幌2連戦も含めてしっかり戦う」と自らを鼓舞した。
今季限りで現役を引退するロッテ・岡田幸文外野手(34)が、本拠地で行われた引退試合となるソフトバンク戦に「1番・中堅」で先発出場。60打席ぶりの安打を放つなど猛打賞で10年間のプロ生活を締めくくった。
岡田は第1打席、第2打席ともに凡退し、59打席無安打で野手のプロ野球ワースト記録を更新。しかし5回、先頭で打席に立つと、東浜から三塁線を破る一打を放ち、2016年10月4日の楽天戦以来2年ぶりの安打をマーク。7回の第4打席は、再び武田から中前にポテンヒットを放ち出塁。9回の第5打席は、森から右前打を放ち猛打賞。続く藤岡の打席では二盗を決め、プロ通算142個目の盗塁を記録した。
岡田は引退セレモニーで「正直、こんな日が来るとは思いませんでした。ただがむしゃらに、ボールを追いかけ、グラウンドを駆け回るそういったプレーでした。ホームランを打ったこともありません。なのに10年間も出来ました。10年間、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
今季限りで現役を引退するロッテ・岡田幸文外野手(34)が本拠地で行われた引退試合となるソフトバンク戦に「1番・中堅」で先発出場し、60打席ぶりに安打を放った。
岡田は5回、先頭で打席に立つと、東浜の139キロ外角真っ直ぐを捉えた。三塁線を破る一打は、2016年10月4日の楽天戦以来2年ぶりの安打となった。さらに二盗を仕掛けたが失敗した。
岡田は第1打席、第2打席ともに凡退し、59打席無安打で野手のプロ野球ワースト記録を更新した。
岡田は2011年に主に中堅のレギュラーを獲得。シーズンの連続守備機会無失策359のリーグ新記録をマークするなど、11、12年と2年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。
通算2000安打を達成したロッテ・福浦和也内野手(42)に8日、ロッテ本社から「ブラックブラックガム」2000個と90センチの特大ガムが贈られた。
同日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)前にロッテの河合克美オーナー代行から贈呈された福浦は「いつも試合中に噛んでいるので非常にありがたいです。リラックス効果はもちろん、集中したいときに噛んだりします。ガムを噛むことが習慣になってから、力が出しやすくなったという実感もあります。チームメートと一緒に大事に噛ませていただきます」。
今季限りでの現役引退を表明したロッテ・岡田幸文外野手(34)が8日、引退試合として臨んだソフトバンク戦(ZOZOマリン)でプロ野球新記録を更新した。
「1番・中堅」でスタメン出場すると、1打席目は二飛に倒れ、2016年10月4日の楽天戦以来安打がなく、野手では桜井輝秀(南海)の連続58打席無安打に並んだ。さらに3回の第2打席では、痛烈な打球を放ったが惜しくも遊撃の高田の好捕で安打にならず、59打席連続無安打の記録が刻まれた。当たりがよかっただけにスタンドはどよめき、捕球した高田も一瞬ばつの悪そうな表情をみせた。岡田は苦笑いするなど、球場は妙な雰囲気に包まれた。
試合前には「最後も自分らしく」と臨んだ岡田。井口監督も「記録を更新するか、打破するかは本人次第」と話していたが、最後の試合で記録を更新することになった。
通算2000安打を達成したロッテ・福浦和也内野手(42)の表彰式が8日、ソフトバンク戦前のZOZOマリンで行われた。
日本野球機構(NPB)の斉藤惇コミッショナーによる連盟表彰や出身地の習志野市からの市民栄誉賞の授与に続き、名球会の表彰では元巨人の柴田勲氏からブレザーが贈られた。
福浦は「これまで以上に2000安打を達成したという実感が湧きました。ブレザーはズシリと重みを感じました。これがあのブレザーなのだと感じました。色々な賞をいただき、名球会ブレザーに袖を通すことができたのも色々な方の支えがあったから。改めて感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。
今季限りで現役を引退するロッテ・岡田幸文外野手(34)が本拠地で行われた引退試合となるソフトバンク戦に「1番・中堅」で先発出場し、2打席凡退で59打席無安打となり野手のプロ野球ワースト記録を更新した。
1回の第1打席はカウント1−2から東浜の142キロ真っ直ぐを打ち上げ二飛に倒れた。3回の第2打席は、カウント1−2から東浜の142キロ真っ直ぐをうまく捉えた。しかし鋭い打球を、遊撃手の高田がジャンピングキャッチする好プレーに阻まれた。これで16年10月5日の楽天戦から59打席無安打になった。
岡田は2011年に主に中堅のレギュラーを獲得。シーズンの連続守備機会無失策359のリーグ新記録をマークするなど、11、12年と2年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。
ロッテは8日、岡田幸文外野手(34)の引退記念グッズの緊急発売を開始した。
「記念フェースタオル」(税込み1300円)、「引退記念Tシャツ」(3500円 S、M、L、XL)、「引退記念パーカー」(5000円 S、M、L、XL)、「引退記念キーホルダー」(700円)、「引退記念トートバッグ」(1800円)、「引退記念サインボール」(1000円)、「引退記念フォト色紙」(600円)、「引退記念フラッグ」(1000円)。
ロッテは8日、岡田幸文外野手(34)の引退セレモニーが行われる同日に1日限定で「岡田選手ふるさとの味・じゃが焼きそば」(700円)を100食発売すると発表した。販売店舗は「選手の台所」(フロア2 内野3塁側211・212通路の間)。
岡田選手の出身地、栃木県で人気のじゃがいも入り焼きそばは、ソースが染みた焼きそばにジじゃがいものホクホクとした食感がマッチしている。なくなり次第販売終了、1人につき1食まで。
ロッテは8日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)のチケットが前日7日の午後10時までに完売したと発表した。当日券の販売も行わない。
同日は試合前に福浦和也内野手(42)の2000安打達成セレモニー行われるほか、試合後には岡田幸文外野手(34)の引退イベントも行われる。
オカダコールに包まれてグラウンドを1周するとロッテ・岡田の目に涙が浮かんだ。
「こんな日が来るとは思わなかった。がむしゃらにボールを追いかけてグラウンドを走ってきた」。
胴上げでは6度宙を舞った。最後は帽子を取って一礼すると見事なバック宙を披露。岡田の魅力が詰まった引退試合だった。
「1番・中堅」で先発出場し、5回の第3打席で16年10月4日の楽天戦以来、60打席ぶりの安打を放った。第2打席の凡退で野手として59打席連続無安打のワースト記録を更新したが「野球選手はHがつくと“次も”ってなる」と3打席連続安打で安打が途切れた16年10月4日の試合以来2年ぶり猛打賞を記録。9回は通算142個目の盗塁にも成功した。
「悔いはないです。最高の野球人生でした」。08年の育成ドラフト6位で入団。いつ解雇されるか分からないと家族を地元・栃木に残しての単身赴任が10年も続いた。3人の娘と引退試合を見守った由美子夫人は「大変だったのは彼。よく頑張った」とねぎらった。
2501打席本塁打なしのプロ野球記録を持つ一方で、2度のゴールデングラブ賞獲得の守備では1519個の刺殺を重ねた。「ホームランを打ったこともないのに10年間できた。中堅、右翼からの景色は最高だった。いつか守備範囲の広い名手を育てたい」。次の夢は指導者となってかなえる。
今季途中、足かけ3年間、安打のなかったロッテ・岡田は人知れず、重圧と戦ってきた。「毎日、夢を見るんですよ。安打を打っている夢です。だけど、目が覚めたら夢だった、と分かる。ボテボテでもいいんです。ヒットが打ちたい」。栃木県内の自宅を離れ、単身赴任生活は10年目。朝、誰もいない部屋で天井を見上げては、ため息を繰り返した。毎朝、歓喜が落胆へ変わった。
プロ入り前に結婚した由美子夫人には「仕事を辞めて(東京へ)来たら」とそれとなく聞いたこともあるが「子供達も友達がいる」との言葉に黙って笑顔を向けた。孤独との戦いもあったかもしれない。ただ、愛した家族に見守られての猛打賞。耐え忍んだ分、どれだけ幸せだったろうと想像に難くない。
岡田(ロ)が第3打席で左翼線安打を放ち16年10月5日楽天戦から続いていた連続打席無安打を59で止めた。連続59打席無安打は野手としては76〜77年に桜井輝秀(南海)が記録した58打席を抜きプロ野球ワーストとなった。なお、投手を含めた連続打席無安打のワースト記録は嵯峨健四郎(東映)が54〜55年にマークした90打席。
岡田は第3打席から3打席連続安打。1試合3安打以上は16年10月4日楽天戦以来2年ぶりで通算41度目。
史上52人目の通算2000安打を達成したロッテ・福浦の表彰式がZOZOマリンスタジアムで行われた。
名球会の柴田勲副理事長から名球会入りの証である緑のブレザーを贈られ、袖を通した福浦は「ずしりと重みを感じた。これまで以上に(記録)達成を実感した」と感無量の表情だった。また、高校時代までを過ごした千葉県習志野市の宮本泰介市長からは「習志野市民栄誉賞」が贈られた。
今季限りで引退するロッテの岡田幸文外野手(34)が8日、引退試合となる本拠地でのソフトバンク戦に「1番・中堅」で先発出場し、5打数3安打と大活躍を見せた。第2打席まで凡退し、野手として単独ワーストとなる59打席連続無安打となったが、第3打席から意地の3打数連続安打を放った。
16年10月4日の楽天戦(QVCマリン)の第4打席で美馬から三塁打を放って以来、57打席連続で安打が出ていなかった岡田。第2打席まで凡退し、野手としては桜井輝秀(南海)が77〜78年に記録した58打席連続無安打のプロ野球ワースト記録を更新したが、直後の第3打席から3安打猛打賞。盗塁も決め、ファンを沸かせた。
試合後の引退セレモニーで岡田は「正直、こんな日が来るとは思いませんでした。ただがむしゃらにボールを追いかけ、グラウンドを駆け回るプレーをしてきました」と10年間を回顧。プロ入り以来2451打席本塁打なしのプロ野球記録も持つが、「ホームランを打ったことがありません」と観客を笑わせた後に「だけど10年間プレーできました」と守備の名手としてのプライドをのぞかせると、ファンからは大きな拍手が起きた。
最後には「良いときも悪いときも熱い声援をくださったファンの皆様本当に感謝でいっぱいです。今日でユニフォームを脱ぎます。マリーンズはまだまだ強くなります。これからもマリーンズをよろしくお願いします」とファンに挨拶。井口監督、家族から花束を受け取り、目に涙を浮かべながらナインと別れの握手。最後は「エリア66」と称された守備位置のセンター付近で胴上げされた。
今季限りで引退するロッテの岡田幸文外野手(34)が8日、引退試合となる本拠地でのソフトバンク戦に「1番・中堅」で先発出場し、5回の第3打席に左翼線へ60打席ぶりとなる安打を放った。2016年10月以来、実に2年ぶりに安打を記録。第2打席まで凡退し、野手として単独ワーストとなる59打席連続無安打となっていた。
第1打席はソフトバンク先発の東浜と対戦。1ボール2ストライクと追い込まれた5球目を打って二飛に倒れた。東浜は全球ストレートで真っ向勝負した。続く第2打席は1ボール2ストライクからの4球目をとらえ、会心の当たり。しかし、これを遊撃手の高田がジャンプ一番、好捕。ファンの歓声は一転、悲鳴に変わった。
ワースト記録を更新した直後の第3打席。東浜の初球139キロの直球をとらえた打球は三塁線を破る安打に。実に60打席ぶりの快音に一塁ベース上で笑顔を見せた岡田に地元ファンからは大きな拍手が送られた。さらに第4打席に武田から中前打、第5打席に森から右前打を放ち、3安打とした。
岡田は育成選手出身で、1年目の09年から支配下登録された。俊足を生かした守備で11、12年にゴールデングラブ賞を獲得するなど1軍で活躍したが、その一方でプロ入り以来2496打席(試合前時点)本塁打なしのプロ野球記録も持つ。
岡田にとっては16年10月4日の楽天戦(QVCマリン)の第4打席で美馬から三塁打を放って以来、60打席ぶりの安打。第2打席で桜井輝秀(南海)が77〜78年に記録した58打席連続無安打のプロ野球ワースト記録を更新していた。
今季限りで引退するロッテの岡田幸文外野手(34)が8日、引退試合となる本拠地でのソフトバンク戦に「1番・中堅」で先発出場し、初回の第1打席、3回の第2打席ともに凡退。これで、2016年10月から59打席連続無安打となり、野手としては桜井輝秀(南海)の58打席を超え、プロ野球ワースト記録となった。
第1打席はソフトバンク先発の東浜と対戦。1ボール2ストライクと追い込まれた5球目を打って二飛に倒れた。東浜は全球ストレートで真っ向勝負した。
続く第2打席は1ボール2ストライクからの4球目をとらえ、会心の当たり。しかし、これを遊撃手の高田がジャンプ一番、好捕。ファンの歓声は一転、悲鳴に変わった。これにはこれまで幾度も好守で相手選手の安打を防いできた岡田も苦笑いを浮かべていた。
なお、第3打席に東浜から三塁線を抜く岡田らしい安打を放ち、記録は59打席でストップした。さらに第4打席も武田から中前打を放ち、マルチ安打とした。
岡田は育成選手出身で、1年目の09年から支配下登録された。俊足を生かした守備で11、12年にゴールデングラブ賞を獲得するなど1軍で活躍したが、その一方でプロ入り以来2496打席(試合前時点)本塁打なしのプロ野球記録も持つ。
近年は打撃不振に陥り、16年10月4日の楽天戦(QVCマリン)の第4打席で美馬から三塁打を放って以来、59打席無安打。くしくも引退試合で、桜井輝秀(南海)が77〜78年に記録した野手ワースト記録を更新した。
今季限りで引退するロッテの岡田幸文外野手(34)が8日、引退試合となる本拠地でのソフトバンク戦に「1番・中堅」で先発出場し、初回の第1打席は二飛に倒れた。これで、2016年10月から58打席連続無安打となり、野手としては桜井輝秀(南海)のワースト記録に並んだ。
第1打席はソフトバンク先発の東浜と対戦。1ボール2ストライクと追い込まれた5球目を打って二飛に倒れた。東浜は全球ストレートで真っ向勝負した。
岡田は育成選手出身で、1年目の09年から支配下登録された。俊足を生かした守備で11、12年にゴールデングラブ賞を獲得するなど1軍で活躍したが、その一方でプロ入り以来2496打席(試合前時点)本塁打なしのプロ野球記録も持つ。
近年は打撃不振に陥り、16年10月4日の楽天戦(QVCマリン)の第4打席で美馬から三塁打を放って以来、58打席無安打。くしくも引退試合で、桜井輝秀(南海)が77〜78年に記録した野手ワースト記録に並んだ。
22日の西武戦(ZOZOマリン)で通算2000安打を達成したロッテ・福浦和也内野手(42)が、8日のソフトバンク戦前に「習志野市民栄誉賞」の授賞式、連盟表彰式などに臨んだ。
表彰式では斉藤惇コミッショナーから連盟表彰、出身地である千葉県習志野市から「市民栄誉賞」が授与された。
また、日本プロ野球名球会副理事長の柴田勲氏からは名球会入りの証である緑のブレザーを授与され、グラウンドで袖を通して記念写真に収まった。
ロッテはマリーンズストアミュージアム店で岡田の引退記念グッズを8日から緊急発売すると発表した。
グッズは
の7種類。
グッズ担当者は「鉄壁かつ広すぎる守備範囲で『エリア66』と恐れられ、今もそのプレーが脳裏に焼き付いている岡田選手をデザインしたアイテムを取り揃えました。プレーの数々を想い出せてくれるアイテムの数々を、この機会にぜひお買い求めください」とコメントした。
今季限りで現役引退するロッテ・岡田が8日、ソフトバンク戦前のZOZOマリンで最後の守備練習を行った。背番号にちなみ、「エリア66」と謳われた中堅の守備位置でノックを1球、1球、心を込めて捕球し続けた。
練習後に「寂しくなる」と関係者に声をかけられると、「後輩達が頑張っているので、見守ってください」と岡田らしい誠実さで応えていた。
球団は引退セレモニーに合わせ、1日限定で岡田の出身地・栃木県で人気のあるジャガイモ入り焼きそばの販売を行う。商品は「岡田選手ふるさとの味・じゃが焼きそば」で、700円(税込)。100食限定で、球場内のフロア2、内野3塁側211・212通路の間にある「選手の台所」で購入できる。
球史に残る沈黙を引退試合で打ち破った。「いや〜、嬉しい。やっぱり、Hがつくと。悔いはない。最高の野球人生でした」。ロッテ・岡田が、16年から59打席連続無安打で野手ワースト記録を更新しながら、直後に猛打賞。“三本締め”で10年間の現役生活にピリオドを打った。
三塁線を破ると、734日ぶりの歓声が響いた。「1番・中堅」で出場。5回先頭で初球の外角球を仕留めた。「気持ちでしょうね。もうちょっと早く気づけばよかった。1本出ると、球が見えて余裕が生まれる」。7回に中前ポテン。9回2死では右前安打を放ち、二盗も決めた。16年10月4日の楽天戦(QVC)以来、60打席ぶりの安打から、これも同日以来の猛打賞。記録にも、記憶にも焼き付けた。
3回の安打性のライナーは遊撃がジャンピングキャッチ。好守に阻まれ、76〜77年の南海・桜井輝秀の58打席を上回り、野手の連続打席無安打を41年ぶりに更新。ゴールデン・グラブ賞2度の名手は「自分らしい。あれがあったから安打につながった」とうなずいた。
育成から駆け上がり、もう1つの日本記録を添えた。10年のプロ初打席から2501打席連続ノーアーチ。「ただガムシャラに球を追いかけ、グラウンドを駆け回る。ホームランは打てません。なのに10年間できた。(今後は)守備範囲の広い選手を育てたい」。井口監督、3人のまな娘に花束を渡され、涙があふれた。チームは本拠で13連敗。それでも、エリア66と称された中堅の位置でナインに6度胴上げされると、本塁では側転からバック宙で舞った。岡田にしか描けない、美しい円弧だった。
岡田(ロ)が2打席目まで凡退。これで16年10月5日楽天戦の1打席目から、通算59打席連続ノーヒット。連続シーズンでの連続打席無安打のプロ野球記録には、64〜65年に投手・嵯峨健四郎(東映)の90打席があるが、野手では76〜77年桜井輝秀(南海)の58打席を抜く最長記録になった。
この試合では3打席目から3安打(16年10月4日楽天戦以来の猛打賞)したものの、本塁打はなし。プロ入り通算2501打席本塁打0で現役生活を終えた。連続打席本塁打なしの記録は(★は初打席から)
岡田が赤星に次ぎ2番目、初打席からは最長記録。通算2000打席以上で本塁打0は岡田だけだ。なお、現役最終試合に3安打の猛打賞は、最近では13年10月8日阪神戦で、小池正晃(D)が2本塁打を含む3安打をマークしている。
ロッテの岡田幸文外野手(34)が引退試合で60打席ぶりの安打を含む3安打を放った。しかし、ついに本塁打は出ず。初打席から2501打席連続ノーアーチと自らのプロ野球記録を更新し、育成からはい上がった10年間の現役生活を終えた。
5回に三塁線を破り、7回は中前にポテン。9回2死では一、二塁間を破った。16年10月4日の楽天戦(QVC)で3安打を放って以来、2年ぶりの猛打賞で沸かせた。
初回に二飛、3回には遊直で、59打席連続無安打。野手では76〜77年の南海・桜井輝秀の58打席を上回るプロ野球ワースト記録を塗り替えたが、直後の打席から快音を続けた。
この日は「1番・中堅」で5打数3安打。9回2死一塁では、プロ通算142個目の盗塁となる二盗を決めた。プロ通算2501打席ではノーアーチ。初打席からの連続打席本塁打なしの日本記録を更新して、本拠で別れを告げた。
ロッテ・福浦和也内野手(42)が8日、ソフトバンク戦(ZOZO)の試合前に通算2000安打達成を祝して、愛用のブラックブラックガム2000個を贈呈された。
河合オーナー代行から贈られたのは、長さ90センチのビッグサイズのブラックブラックガムとブラックブラックガム2000個。福浦は「ブラックブラックガムはいつも試合中に噛んでいるので、非常にありがたいです。リラックス効果はもちろん、集中したいときにかんだりします。ガムを噛むことが習慣になってから、力が出しやすくなったという実感もあります。チームメートと一緒に大事に噛ませていただきます」とコメントした。
ロッテの岡田幸文外野手(34)が引退試合で60打席ぶりの安打を放った。
5回先頭の第3打席で初球の外角球をとらえ、三塁線を破る安打。16年10月4日の楽天戦(QVC)で三塁打を放って以来、2年ぶりの安打をマークした。
初回に二飛、3回には遊直で、59打席連続無安打。野手では76〜77年の南海・桜井輝秀の58打席を上回るプロ野球ワースト記録を更新したが、直後の打席で記録を食い止めた。
今季限りで現役引退するロッテの岡田幸文外野手(34)が、59打席連続無安打で野手のプロ野球ワースト記録を41年ぶりに塗り替えた。
引退セレモニーを行うソフトバンク戦に「1番・中堅」でスタメン出場し、初回先頭で二飛。3回先頭では逆方向に安打性のライナーを放ったが、遊撃・高田にジャンピングキャッチされ、遊直となった。
これで16年10月5日の楽天戦(QVC)から59打席連続無安打。野手では最長だった76〜77年の南海・桜井輝秀の58打席を上回った。また、10年の初打席から連続打席本塁打なしのプロ野球記録は、2498打席に伸びた。
通算2000安打を達成したロッテ・福浦和也内野手(42)の名球会ブレザー授与式が8日、ソフトバンク戦(ZOZO)の試合前に行われた。
連盟表彰式、習志野市民栄誉賞授与式と続いたトリプルセレモニーの締めくくり。福浦は、名球会の柴田勲副理事長にブレザーを着せられた。場内の「福浦」コールに包まれながら、ベンチ前の首脳陣、ナイン1人1人と笑顔で握手を交わした。
ロッテの岡田幸文外野手(34)が、引退セレモニーを行う8日のソフトバンク戦(ZOZO)に「1番・中堅」でスタメン出場する。
10年の初打席から2496打席連続本塁打なしはプロ野球記録で、16年途中からは57打席連続無安打が続く。井口監督は試合前に「色んな記録を作るか、打破するか、本人次第です」と語った。
球団はこの日、岡田の出身地・栃木の地元グルメであるジャガイモ入り焼きそばを1日100食限定で販売。「岡田選手ふるさとの味・じゃが焼きそば」(税込み700円)で、選手の台所(フロア2 内野三塁側211・212通路の間)で購入できる。
“自作自演”のロッテ・岡田幸文外野手(34)が笑いながら振り返った。「Hが付くとやっぱり嬉しいね」。
5回の第3打席だ。東浜の初球、139キロのストレートを捉えると、打球は三塁線を突破した。実に60打席ぶりの安打だ。
この試合前までの連続打席無安打は57。1回の第1打席は二飛で58打席連続となり、野手では桜井輝秀(南海)のプロ野球ワースト記録に並んだ。
3回の第2打席は遊直。いい当たりだったが、高田がジャンプ一番好捕。59打席連続となり、ついにワースト記録となった。
5回。自分が作った記録に自ら終止符を打った。吹っ切れた。7回に中前打、9回は2死から右前打だ。引退試合で丸2年ぶりの猛打賞。「(打撃は)気持ちですね。もっと早く気づけばよかった」。
08年度育成ドラフト6位で入団。俊足を生かした広い守備で「エリア66」と呼ばれ一時代を築いた。だが、近年は打撃不振に陥り、出番が減っていた。
9回には両軍の後押しもあって二盗を決めた。グッとこみ上げるものがあった。
10年間のプロ人生に「悔いはない。最高の野球人生でした」と言いながら、「終わっちゃった。寂しい…」。
連続打席無安打のワースト記録にもう1つ、2500打席連続本塁打0もワースト。守備を武器に生きた男の勲章だ。
引退試合となったロッテの岡田幸文外野手は「1番・中堅」でフル出場し、5打数3安打の猛打賞で10年間の現役生活を締めくくった。
試合後、引退セレモニーに臨んだ岡田は井口監督から花束を贈られ、「正直、こんな日が来るとは思いませんでした。がむしゃらにボールを追いかけ、ホームランも打ったことはありません。なのに、10年間もできました。マリーンズファンの皆さま、いい時も悪い時も熱い声援ありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。今日でユニホームを脱ぎます。マリーンズはまだまだ強くなります。10年間、本当にありがとうございました」と挨拶した。
岡田は2打席凡退で迎えた5回の第3打席で三塁線を破る単打を放つと、7回の第4打席では中前にぽとりと落ちる中前打を放った。
プロ初打席からの連続打席無本塁打は、2501となり自身のワースト記録を更新した岡田だが、第3打席のヒットで野手の連続打席無安打はプロ野球ワーストの59でストップした。
9回2死走者なしで迎えた最後の打席では、ソフトバンクの守護神・森から一、二塁間をゴロで破る右前打を放つと、二盗も決めた。
ロッテ・岡田幸文外野手(34)が自身の引退試合で2016年以来、60打席ぶりのヒットを放った。ソフトバンクの東浜から5回の第3打席。初球139キロのストレートを捉えた打球は三塁線を破った。一塁に立った岡田にファンから歓声が起こった。
初回の第1打席は1−2から東浜の142キロストレートをたたいて二飛だった。
これで連続打席無安打は58となり、野手として桜井輝秀(南海)のプロ野球ワースト記録に並び、連続打席本塁打0は2497となり自身のワースト記録を更新した。
3回の第2打席では1−2から142キロストレートを振り抜いた。打球はいい当たりのライナーとなったが、遊撃・高田がジャンプ一番好捕。
第3打席のヒットで連続打席無安打59のプロ野球ワースト記録をストップした。
7回の第4打席は、3番手の武田から中前にポトリと落ちる単打。マルチヒットを放ち、ファンの大歓声を浴びていた。
プロ野球で史上52人目の通算2千安打を達成したロッテの福浦和也内野手の表彰式が8日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。名球会の柴田勲氏から贈られたブレザーに袖を通し「ずしりと重みを感じた。これまで以上に2千安打達成を実感した」と感無量の様子だった。
高校時代までを過ごした千葉県習志野市の宮本泰介市長からは習志野市民栄誉賞が贈られた。43歳で迎える来季も現役を続ける。「これからも賞に恥じないプレーをしていきたい」と意欲を新たにした。
ロッテの「ブラックブラックガム」を愛用している福浦和也内野手(42)に河合克美オーナー代行から通算2000本安打達成を祝って、長さ90センチのビッグサイズの「ブラックブラックガム」と「ブラックブラックガム」2000個が試合前に贈呈された。
福浦「ブラックブラックガムはいつも試合中なのに噛んでいるので非常にありがたいです。リラックス効果はもちろん、集中したい時に噛んだりします。ガムを噛むことが習慣になってから、力が出しやすくなったという実感もあります。チームメートと一緒に大事に噛ませていただきます」と大喜びだった。
2000本安打を達成したロッテ・福浦和也内野手(42)が8日、ソフトバンク戦の試合前に名球会の入会セレモニーとして「ブレザー授与」、「習志野市民栄誉賞授与」、「連盟表彰授与」とそれぞれの式に臨んだ。
福浦は「様々な賞を頂き、大変光栄に思います。これまで以上に2000本安打を達成したという実感が湧きました。ブレザーは重かったですね。ズシリと重みを感じました。これがあのブレザーなのだと感じました。色々な賞を頂き、このように名球会ブレザーに袖を通すことができたのも色々な方の支えがあったからだと思います。改めて感謝の気持ちで一杯です。これからもこれらの賞に恥じないプレーをお見せしたいと思います」と気持ちを新たにしていた。
9月26日に今季限りでの現役引退を表明した岡田幸文外野手(34)の引退試合。
井口監督が「スタメンでフルに使います」と話した通り、「1番・中翼」での先発出場となった。
井口監督、さらに「色々(記録が)かかっていますから」と付け加えた。
本人は「寂しいけど楽しんでやります」と話していた。
作新学院(栃木)−日大(中退)−全足利クラブを経て08年の育成ドラフト6位で入団した。俊足を生かした守備範囲の広さには定評があった。
11、12年にはゴールデングラブ賞を2年連続で獲得している。
10年、中日との日本シリーズ。第7戦の延長12回、日本一を決める決勝の三塁打を放った。「いまでも鮮明に覚えている」。
一方、ここ数年は打撃不振に陥っていた。
今季もこの試合まで13打席無安打で連続打席無安打は57。また、2496連続打席本塁打は0だ。
1回の第1打席は1−2から東浜の142キロストレートをたたいて二飛だった。
これで連続打席無安打は58となり、野手として桜井輝秀(南海)のプロ野球ワースト記録に並んだ。
連続打席本塁打0は2497となり自身のワースト記録を更新した。
3回の第2打席では1−2から142キロストレートを振り抜いた。打球はいい当たりのライナーとなったが、遊撃・高田がジャンプ一番好捕。ロッテファンのため息に、高田も申し訳なさそうな表情を浮かべていた。
ついに連続打席無安打は59となり、プロ野球ワースト記録となった。また連続打席本塁打0も更新した。
ロッテが8日、マリーンズストアミュージアム店で岡田幸文選手の引退記念グッズを緊急発売する。
「岡田幸文引退記念フェイスタオル」(販売価格1300円、税込)、「岡田幸文引退記念Tシャツ」(販売価格3500円、税込、サイズS・M・L・XL)、「岡田幸文引退記念パーカー」(販売価格5000円、税込)、サイズS・M・L・XL)など岡田関連グッズがメジロ押しだ。
グッズ担当者は「鉄壁かつ広すぎる守備範囲で『エリア66』と恐れられ、今もそのプレーが脳裏に焼き付いている岡田選手をデザインしたアイテムを取り揃えました。プレーの数々を想い出させてくれるアイテムの数々を、この機会にぜひお買い求めください」と呼びかけていた。
ロッテは8日、岡田幸文外野手の引退セレモニーに合わせ、1日限定で岡田選手の出身地・栃木県で人気のあるジャガイモ入り焼きそばの販売を行う。
飲食担当者は「岡田選手の出身地、栃木県で人気のあるジャガイモ入り焼きそばを再現しました。ソースがしっかり染みた焼きそばに、じゃがいものホクホクとした食感がとても合います。じゃがいもとソースの相性も抜群です」とPR。
なくなり次第販売終了となる、1人につき1食までの販売。