1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 | 13 |
ラミゴ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
国内FA権を保有するロッテ角中勝也外野手(31)が、権利を行使せずに残留する意向であることが10日、分かった。13日のFA申請締め切りを前に、球団と来季に向けた交渉を続けている状況だが、近しい関係者には、来季もロッテでプレーする意思を示しているという。追い込まれた状況でもノーステップ打法で高打率を残す打撃は、球界でも高く評価されていたが、2年目を迎える井口監督にとって朗報となる。
台湾遠征中のチームを離れ、角中はZOZOマリンなどで自主トレ中。来季に向けて静かに動きだしている。改修される本拠地球場についても「約4メートル、外野フェンスが前に来るので、逆方向にもホームランが打てるかもしれない」と話していたように、成績向上が見込める。今季は2割6分5厘、7本塁打、57打点と振るわなかったが、過去2度の首位打者を誇るリーグ屈指のバットマンは、巻き返しを誓う。新装される本拠地での本領発揮が見られるはずだ。
ロッテの安田が、2試合連続適時打で来季の定位置獲得をアピールした。2試合連続の「5番・三塁」で先発し、1−0の3回2死一、二塁で直球をフルスイングした打球は左前に落ちた。
「落ちたところがよかったけど、いいスイングができた」と納得。9回には押し出し四球など2打点で13得点の大勝に貢献。午前中は桃園市内の寺院「青昇宮」を訪れ「ケガなく、健康第一」と祈願し、おみくじは日本の中吉にあたる「上」だった。「開幕から1軍で出られるように頑張る」と19歳の夢は一歩ずつ、現実へと近づいている。
ロッテは10日、台湾ラミゴとの国際親善試合(台湾・桃園国際棒球場)に13−0で大勝し、2連勝。「日台バトルカップ」と銘打たれた今シリーズの勝ち越しを決めた。
2回2死二塁、菅野の左中間二塁打で先制すると、3回には2死一、二塁からドラフト1位ルーキー・安田の2試合連続となる左前適時打などで2点追加。「落ちたところがよかったけど、いいスイングができている証拠ですね」と19歳は手応えの一打だった。
ただ、中盤から終盤にかけては大味な展開。4回は相手の4四死球などで2点追加。7回も4四死球があり、3得点。極めつきは9回だ。記録した安打は1だったが、7四死球がからみ、5得点した。井口監督は「しっかりとボールを見逃せたのが、大きかった。相手どうこうより、自分達の打撃をすることが大切ですからね」と納得の様子だった。
ロッテ・安田が“台湾ロード”からの成長を誓った。この日はスポーツ選手ら有名人も多く参拝に訪れる「青昇宮」を訪問、おみくじでは中吉にあたる「上」を引き当てた。
宮司からは「来年も順調な1年になります。チームも個人も順調にいきます。春夏秋冬、いつも通りにやっていけば大丈夫」と太鼓判を押されると、ルーキーは「本当ですか!?じゃあ、いつも通り頑張っていきます」と笑みをこぼした。
ロッテ・清田が10日、本塁打2本、三塁打1本、二塁打10本に終わった今季を「本塁打はともかく長打が少なかった」と反省した。出場も96試合で「途中から出ることが少なくなって悔しかった」。
プロ10年目を迎える来季へ向けて、浦和での秋季練習で大粒の汗を流し「振り込むのではなくて、遠くへ飛ばすコツをつかみたい」と燃えていた。
来季、プロ10年目の節目を迎えるロッテ・清田育宏外野手(32)が黙々とバットを振っている。
台湾遠征、鴨川キャンプを尻目に中堅、故障組が浦和球場で連日、汗を流している。
清田もその1人だ。今季は96試合で打率.226、2本塁打、27打点に終わった。
「途中から出ることが少なくなって悔しかった」と振り返り、現状を「いちどきに比べると少しずつよくなっている」と話した。
2月末に左ふくらはぎを故障して出遅れ、開幕メンバーから漏れた。それでも復帰すると5月度の「スカパー!サヨナラ賞」を初受賞するなど打撃が上向くと思われた。
しかし、夏場を過ぎたあたりから徐々に出場機会が減り、清田らしい打撃を取り戻すことはできなかった。「本塁打はともかく長打が少なかった」。三塁打1本、二塁打10本だった。
「こうやって外でやらせてもらっているので、振り込むのではなくて、遠くへ飛ばすコツをつかもうと思っている。ちょっとずつ、つかみかけている」。
長時間のロングティーで大粒の汗をかく清田の姿があった。
「12、1月と振り込んでキャンプを迎えたい」。清田が節目の年を前に静かに燃えている。