わたしはかもめ2018年鴎の便り(12月)

便

12月17日

契約更改

名前年俸(万円)前年比
松永7000△1000

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ロッテ松永1000万増、2・1紅白戦へ追い込む[ニッカン]

ロッテ松永がZOZOマリンで契約を更改し、1000万円増の7000万円で合意した。自己最多の60試合で、3年連続の50試合以上登板をクリア。蓄積疲労から左肩痛を発症して秋には侍ジャパン入りを辞退したが、14日にキャッチボールを再開した。

石垣島キャンプは2月1日から紅白戦が予定されている。「ケガではないのでどうにかなると思う。2月1日に合わせたい。それであかんかったら2軍」と、1ヶ月半で追い込み調整する覚悟。来季は「もっと(試合数を)投げられる」とさらなるフル回転を予告した。(金額は推定)

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ロッテ安田ら台湾組が帰国、本格挑戦の三塁に手応え[ニッカン]

アジア・ウインターリーグ(台湾・台中)に出場していたロッテ安田尚憲内野手(19)が17日夜、羽田空港着の航空機で帰国した。

安田は19試合に出場して打率5位の3割5厘をマーク。1本塁打13打点の好成績を残してイースタン選抜の優勝に貢献した。

来季本格的に挑戦する三塁も11試合で守った。実戦の中で「色々試しながら、来季に向けていい挑戦ができた。対左投手でもいい勉強をさせてもらった。これから1軍の投手はもっとレベルが高くなる。ウインターリーグのレベルで満足せずに12月、1月としっかり準備して(2月の)キャンプに行けたら」と充実の表情を浮かべた。

ロッテからは和田康士朗外野手(19)森遼大朗投手(19)も帰国した。

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ロッテ松永7000万更改、キャッチボールも再開[ニッカン]

ロッテ松永昂大投手(30)が17日、ZOZOマリンで契約を更改し、1000万円増の7000万円で合意した。

プロ6年目で自己最多の60試合に登板し2勝5敗、防御率3.15をマーク。3年連続の50試合以上登板をクリアした。

蓄積疲労による左肩痛で秋には侍ジャパン代表入りを辞退。「交流戦までは良かったんですけど、それ以降は試行錯誤。朝起きて(肩が)どうか、という状態だった」。11月後半からネットに向かってボールを投げ始め、14日にキャッチボールを再開した。

チームは2月1日から石垣島キャンプで紅白戦を予定している。「ケガではないのでどうにかなると思う。2月1日に合わせたい。それであかんかったら2軍。そういう世界じゃないですか」と話し、来季の登板試合数について「もっと投げられると思う」とさらなるフル回転を予告した。(金額は推定)

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ロッテ、台湾ラミゴとZOZOマリンで交流戦[ニッカン]

ロッテは17日、台湾プロ野球のラミゴと19年3月に交流試合を行うと発表した。「Power Series 2019 in CHIBA」と題して3月14日、15日にZOZOマリンで行う。

球団では14年からラミゴと台湾・桃園市や沖縄・石垣市で交流戦を行い、マスコットキャラクターを台湾に派遣するなどしてきたが、本拠地ZOZOマリンでの試合開催は初めて。またZOZOマリンで海外のチームと試合を行うのも初となる。 ここまで交流戦12試合の通算成績は7勝5敗。

ラミゴの劉〓(王ヘンに介)廷球団社長兼GMは「今回、千葉ロッテマリーンズの本拠地であるZOZOマリンスタジアムにて交流試合を開催できることを大変楽しみにしております。千葉の皆さまにもラミゴのパワフルな野球や応援パフォーマンスをご覧いただきたいと思います。また、交流試合実現へご尽力いただきました千葉ロッテマリーンズの皆さまに感謝申し上げます」とコメント。

ロッテ山室晋也球団社長は「ラミゴモンキーズとの交流試合をZOZOマリンスタジアムでも行えることを大変嬉しく思っています。ファンの皆さんによる応援合戦やパフォーマーの技の見せ合い、熱気あふれる雰囲気は両チームのシーズンスタートに勢いを与えてくれます。来年も多くの方々に交流試合を盛り上げていただき、また球場だけではなく、地元千葉市の魅力に触れていただけたらと思っています。皆さまのお越しを心よりお待ちしております」。

井口資仁監督も「2019年シーズンを前に、ラミゴモンキーズとの交流試合を行えることを嬉しく思います。海外のチームとの対戦は日本のプロ野球チームとの対戦とは違う独特の雰囲気があります。地元千葉のファンの皆さまにもぜひ応援にお越しいただき、楽しんでもらいたいと思いますので、ぜひZOZOマリンスタジアムにお越しください」とコメントした。

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ロッテ・松永、1000万円増で更改、今季は一時離脱も来季フル回転[サンスポ]

ロッテ・松永が17日、1000万円増の7000万円で契約を更改した。今季は自己最多の60試合に登板したが、左肩の違和感で離脱するアクシデントもあった。「疲労が原因、あとはつきあい方。どうにかなる」と前向きに捉えている。すでに投球練習も開始しており、「目標は年が明けてから考えますが、もっと(試合数は)投げられると思う」と来季もフル回転する意欲を示した。

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ロッテ、来年3月にラミゴ戦[サンスポ]

ロッテは17日、来年3月14、15日に台湾プロ野球ラミゴとZOZOマリンで交流試合(開始時間未定)を行うと発表した。同球場で海外チームと試合を行うのは球団初。

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ロッテ・安田、アジア・ウインターリーグで「いい挑戦ができた」[サンスポ]

台湾で約3週間に渡って行われた、アジア・ウインターリーグで、2年連続2度目の優勝を飾ったイースタン選抜の一員としてプレーした、ロッテの安田尚憲内野手(19)、和田康士朗外野手(19)、森遼大朗投手(19)が17日、航空機で羽田空港に帰国した。

初参加の安田は19試合に出場し、リーグ5位の打率.305、同4位の13打点、1本塁打の好成績をマーク。「色々と試す中で、この時期に日本ではできないことができて、来シーズンに向けていい挑戦ができた」と胸を張った。

打席では左投手との対戦も多かったといい、「いい勉強になった。1軍の投手はもっとレベルが高くなるので、ウインターリーグで満足することなく、しっかり鍛えてキャンプを迎えたい」と早くも来季を見据えた。

守りでも、同級生で同じ左打ちの大砲候補のヤクルト・村上と入れ替わりで一、三塁両方の守備をこなし「色々なポジションを経験できてよかった」と収穫を口にした。

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ロッテ、3月に台湾ラミゴ戦、ZOZOマリンで初の国際試合[サンスポ]

ロッテは17日、来年3月14、15日に本拠地のZOZOマリンで「Power Series 2019 in CHIBA」として台湾プロ野球のラミゴと交流試合(試合時間未定)を行うと発表した。

これまでラミゴとは2014年から沖縄・石垣島や台湾・桃園市などでも交流試合を行ってきたが、ZOZOマリンでは初めて。同球場で海外チームと試合を行うのも球団初となる。

ラミゴ・劉●(=王へんに介)廷球団社長兼ゼネラルマネジャー
「千葉の皆さまにも、ラミゴのパワフルな野球や応援パフォーマンスをごらんいただきたいと思います。」
ロッテ・山室晋也球団社長
「来年も多くの方々に交流試合を盛り上げ、球場だけではなく、千葉市の魅力に触れていただけたらと思っています。」
ロッテ・井口資仁監督
「海外チームとの対戦は日本のチームとは違う独特の雰囲気があります。ぜひ、ZOZOマリンにお越しください。」

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ロッテ・松永、1000万円アップの7000万円で更改[サンスポ]

ロッテの松永昂大投手(30)は17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み1000万円増の7000万円でサインした。

今季は中継ぎ左腕として自己最多の60試合に登板したが「交流戦まではよかったが、朝起きてどうかという状態。よくもったと思う」と左肩の違和感と戦いながらのシーズンだった。それでも、すでに投球練習も開始しており「疲労が原因とは思うが、あとは(痛みとの)つきあい方」と不安を払拭した。来季の目標は「年が明けてから考えます」と笑ったが、「もっと投げられると思う」と来季もフル回転を誓った。

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ロッテ松永、終盤を反省、左肩痛で「試行錯誤でした」[スポニチ]

左腕セットアッパーのロッテ・松永はZOZOマリンで契約更改を行い、1000万円増の年俸7000万円でサインした。

6年目で最多60試合に登板したが「交流戦まではよかったけど、それ以降は試行錯誤でした」と左肩痛で終盤は打ち込まれた。11月の日米野球も辞退したが、現在はキャッチボールを再開。「2月1日のキャンプインには(紅白戦で)投げるつもり。(登板数は)もっと増やせる」と意気込んだ。

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ロッテ、来年3月に台湾ラミゴと交流試合、本拠地で海外チームと試合は球団初[スポニチ]

ロッテは来年3月14日、3月15日に台湾ラミゴと「Power Series 2019 in CHIBA」(ZOZOマリン)と題した交流試合を行うと発表した。

ラミゴとは2014年以来、台湾・桃園市や石垣市で交流試合(通算7勝5敗)を行ってきたが、ZOZOマリンでは初開催。本拠地で海外チームと試合を行うのも球団初となる。

ロッテの山室晋也球団社長は「ファンの皆さんによる応援合戦やパフォーマーの技の見せ合い、熱気あふれる雰囲気は両チームのシーズンスタートに勢いを与えてくれます」とコメント。井口資仁監督も「海外のチームとの対戦は、日本のプロ野球チームとの対戦とは違う独特の雰囲気があります。地元千葉のファンの皆様にもぜひ応援にお越しいただき、楽しんでもらいたいと思います」と話した。

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ロッテ・松永は1000万円増、今季は自己最多60試合登板も「もっと増やせる」[スポニチ]

ロッテの松永昂大投手(30)は17日、ZOZOマリンで交渉し、1000万円増の年俸7000万円で契約を更改した。

「交流戦まではよかったけど、それ以降は試行錯誤でした」。

今季は6年目で最多の60試合に登板したが、蓄積疲労による左肩痛もあり、終盤は打ち込まれる機会は目立った。

11月に行われた日米野球に出場する侍ジャパンにも選ばれたが、左肩のコンディション不良で辞退。ただ、現状はキャッチボールは再開しており「2月1日のキャンプインには(紅白戦で)投げるつもりでやっている。(登板数は)もっと増やせる」と話した。

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安田、台湾WLから帰国、打率3割超にも貪欲「満足することなく」[報知]

台湾でアジアウィンターリーグ(WL)に参加していたイースタン選抜とウエスタン選抜が17日、羽田空港などに帰国した。14勝5敗で2連覇を果たしたイースタン選抜に、ロッテからは森遼太朗投手(19)、安田尚憲内野手(19)、和田康士朗外野手(19)の3選手が参加した。

安田は19試合に出場し打率3割5厘、1本塁打、13打点をマーク。「来季に向けていい実戦(経験)ができた。この時期になかなかできないことをこの1ヶ月でできた。ほとんど先発が左投手だったので、勉強させてもらえた」と収穫を口にした。

ただ、好成績を残しても満足感はなく「1軍の投手はもっとレベルが高くなる。ウィンターリーグのレベルで満足するのではなく、12月、1月としっかり準備をしてキャンプに臨みたい」と今後を見据えた。

育成右腕の森は8試合に登板し、1勝0敗、防御率3.27の成績。育成・和田は18試合で打率1割8分6厘、1本塁打、3打点、チームトップの8盗塁をマークした。

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来年3月台湾ラミゴと交流戦、海外チームとの本拠地対戦は初[報知]

ロッテは17日、CPBL(中華職業棒球大聯盟)のラミゴとの交流試合(ZOZO)を2019年3月14、15日に「Power Series 2019 in CHIBA」として開催すると発表した。

ロッテは2014年よりラミゴと台湾・桃園市や石垣市にて交流試合を行うなど交流を深めてきたが、初めてZOZOマリンスタジアムで試合を行うことになった。チームが本拠地で海外のチームと試合を行うのは球団初となる。

2014年からの交流戦は12試合で通算7勝5敗。

山室晋也球団社長
「ラミゴモンキーズとの交流試合をZOZOマリンスタジアムでも行えることを大変嬉しく思っています。ファンの皆さんによる応援合戦やパフォーマーの技の魅せ合い、熱気溢れる雰囲気は両チームのシーズンスタートに勢いを与えてくれます。来年も多くの方々に交流試合を盛り上げて頂き、また球場だけではなく、地元千葉市の魅力に触れて頂けたら思っています。皆様のお越しを心よりお待ちしております。」
井口資仁監督
「2019年シーズンを前に、ラミゴモンキーズとの交流試合を行えることをうれしく思います。海外のチームとの対戦は日本のプロ野球チームとの対戦とは違う独特の雰囲気があります。地元千葉のファンの皆様にもぜひ応援にお越しいただき、楽しんでもらいたいと思いますので、是非ZOZOマリンスタジアムにお越しください。」

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松永、60登板も1000万円増止まり…中継ぎ陣の待遇改善要求[報知]

ロッテ・松永昂大投手(30)が17日、ZOZOマリンで契約更改し、1000万円増の7000万円プラス出来高でサインした。

今季は自己最多60試合に登板し2勝5敗、防御率3.15をマーク。蓄積疲労による左肩痛を抱えながらも1シーズンを戦い抜いた。

交渉の席では中継ぎ陣の待遇改善を要求。「中継ぎの評価について話しました。野手に比べてきついんじゃないかと。僕とか益田が言わないといけない。僕らがいなくなってもチームは続いていく。より良い環境にもっていければと思います」と後輩達のことも考えて球団と話し合いを行ったことを明かした。

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ロッテ・安田尚憲「いい勉強になりました」台湾から帰国、手応え語る[デイリー]

台湾で開催されていたアジアウインター・ベースボールリーグに参加していたロッテ・安田尚憲内野手(19)が17日、羽田空港着の日航機で帰国した。

「守備、走塁、そして打撃…この時期にできなかった実戦をすることができた。いい勉強になりました」。

10月30日からの鴨川秋季キャンプに参加し、11月9日から11日まで台湾での国際親善試合ラミゴ3連戦。鴨川に帰って、17日に初の契約更改を終えると、ウインター・リーグのため20日過ぎに再び渡台していた。

「1年中野球を続けて体力をつけたい。1試合1試合、丁寧にやっていきたい」。“野球漬け”を宣言していたが、まさにこの言葉通りの日々を過ごした。その表情に充実感が漂う。

守備でも「基本です。(打球を)正面で捕って、しっかりと投げ返す」と基本の大切さを思い返しては取り組んだ。

「12月、1月は基本からやっていきます。2、3日したら(実家のある)大阪に帰ります」と話すが、もちろん、練習場所を見つけて汗を流す。

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ロッテ、台湾・ラミゴと本拠地・ZOZOで初試合[デイリー]

ロッテは17日、CPBL(中華職業棒球大聯盟)のLamigoモンキーズとの交流試合を19年3月14日(木)、15日(金)にZOZOマリンスタジアムで「Power Series 2019 in CHIBA」として開催すると発表した。

ロッテは14年からLamigoモンキーズと台湾・桃園市や石垣市で交流試合を行ってきた。また、ロッテのマスコットキャラクターを台湾・桃園市に派遣する等の交流を重ねてきたが、初めて本拠地で試合を行う。

なお、ロッテがZOZOマリンスタジアムで海外のチームと試合を行うのは球団初。 Lamigoモンキーズはチーム名を「Lanew ベアーズ」から11年に現在の球団名に変更。ロッテは派遣コーチとして球団OBの荘勝雄氏を11年から13年に派遣してきた。14年から台湾・石垣島で交流戦を12試合行っており通算成績は7勝5敗。

Lamigoモンキーズ・劉球団社長兼GMコメントは「今回、千葉ロッテマリーンズの本拠地であるZOZOマリンスタジアムにて交流試合を開催できることを大変楽しみにしております。千葉の皆さまにもラミゴのパワフルな野球や応援パフォーマンスをご覧いただきたいと思います。また、交流試合実現へご尽力いただきました千葉ロッテマリーンズの皆さまに感謝申し上げます」とコメントした。

井口資仁監督は「19年シーズンを前に、Lamigoモンキーズとの交流試合を行えることを嬉しく思います。海外のチームとの対戦は日本のプロ野球チームとの対戦とは違う独特の雰囲気があります。地元千葉のファンの皆さまにもぜひ応援にお越しいただき、楽しんでもらいたいと思いますので、ぜひZOZOマリンスタジアムにお越しください」と呼びかけていた。

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[千葉魂]スタンド観戦で気付いたこと、鈴木、母校の試合で見た原点[千葉日報]

悩んだ結果、車に乗り込んだ。秋晴れとなった10月23日。鈴木大地内野手は車のハンドルを握っていた。中央自動車道に入り、甲府南インターで降りた。約2時間のドライブ。目的地は山梨県内の小瀬スポーツ公園山日YBS球場だった。自分でチケットを買ったが入り口が分からずスタッフに聞き、ようやくスタンドに入ると、ちょうどシートノックが始まる時間だった。三塁側の最上段。そこから試合を観戦した。秋季関東地区高校野球大会準々決勝、桐蔭学園対佐野日大戦。鈴木は母校の後輩達を応援した。

「ずっと行こうかどうか悩んでいて。その日の朝まで決めかねていた。最後は奥さんから『悩んでいるなら、行ってくればいいじゃん』と背中を押してくれたことで、ようやく決意したんです」。

スタンドに座ってすぐにこの決断が正しかったことに気が付いた。いつもグラウンドでプレーをしている立場の男にとってスタンドから見るグラウンドの景色は新鮮だった。試合は8−1で母校が快勝し春の選抜出場が有力となった。「カッコいいなあ」。躍動する後輩達の姿に思わず独り言が口から出た。

「スタンドから野球を普段見ることがないので新鮮でした。一生懸命にガムシャラにプレーをしている選手達の姿がとてもカッコよく感じました。キラキラと輝いていた。応援も盛り上がっていて本当に感動した」。

いつしかスタンドで試合観戦をしながら、自問自答を繰り返していた。果たして2018年シーズンの自分の姿はチケットを買ってスタンドで見てくれていたファンの人達にとってカッコいいものだったのだろうか。答えは否。後輩達を応援する野球観戦は自分を見つめ直す時間に変わっていた。

「打てなかったり、ミスをしたりしてクヨクヨしたり、自信がなくなり不安そうにプレーをしている自分の姿はきっとファンの人にとっては面白くなかっただろうなあと思いました。こうやって自分の足で遠くまで野球観戦に来て、自分でチケットを手に入れて、スタンドから見ていて、それを痛感しました。よく子供達に夢や希望を与えたいと言うけど、試合観戦をしたこの自分の気持ちの高揚に、ああ、あれって試合観戦している人達に、こういう気持ちにすることを言うのだろうなあと思いました。今年の自分のプレーに心が動かされた人は少ないと思う」。

今季は3年連続5度目の全試合出場を果たし、打率2割6分6厘、8本塁打、49打点。成績こそ昨年と遜色はないものの試合途中に代打を出されることが増え、ここぞというチャンスで凡打をするなど不完全燃焼の苦しい一年となった。いつしかトレードマークの笑顔は消え、下を向くことが多くなっていた。シーズン後、全試合出場したこともあり秋季練習と秋季キャンプへの参加の免除が決定。首脳陣からは「自分で考えて、しっかりと調整をして欲しい」と言葉をかけられた。

1人、今年の欠点を補うように自主練習を行っていた時に母校が順調に勝ち進んでいるという一報を耳にした。練習をするか、滅多にない機会なので、ここは気分転換を兼ねて試合を見に行くべきか。導き出した先に答えはあった。

「秋季練習が免除だったから見に行くことができた。行って自分の原点を思い出すことができた。プロでやれている幸せも感じたし、自分がどういう姿をスタンドにいるファンに見せないといけないのかも気付かされた。今年は弱い自分に負けていた。来年はカッコいい自分を見せたいと思いました」。

帰りの車中。そこには前向きな気持ちを取り戻した鈴木がいた。行きと同じ中央自動車道。同じ景色のはずだが不思議とまったく違って見えた。秋の夕焼けは、何とも言えない程きれいで身に染みた。来る2019年シーズン。新たに選手会長に就任した背番号「7」は奮い立つその姿でファンの心を動かす。もう下は向かない。ただ上だけを見つめ、上を目指す。スタンドで見届けるファンをプレーで魅了する。秋の空に鈴木は誓った。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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