ロッテが土壇場で逆転した。2−3の9回に鈴木の適時打で同点。中村奨の中前打で1点を勝ち越し、続く菅野の2点二塁打でリードを広げた。4番手の田中が2勝目。巨人は中川がセーブに失敗し、プロ4年目で初黒星を喫した。
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 |
巨人 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 5 |
ロッテは8日、吉田裕太捕手(27)が都内の病院を受診し左大腿二頭筋肉離れと診断されたと発表した。全治は4週間から6週間の見込み。
7日の巨人1回戦(東京ドーム)で2点を追う8回1死一塁、遊撃深くへのゴロを放ち、併殺を免れようと一塁まで全力疾走した際に痛めていた。
また、8日の同2回戦の5回に左肘に死球を受け、途中交代したブランドン・レアード内野手(31)は左肘打撲と診断されたが、9日の同カードは出場する方向。
みんなの思いを乗せた強い打球が、前進守備の一、二塁間を破った。
ロッテ鈴木大地内野手(29)が、1点を追う9回1死三塁、試合を振り出しに戻す右前適時打を放った。抜けた打球を確認すると無意識に右の拳を突き上げ「(岡)大海が出て、オギさん(荻野)が1球で送ってくれていい流れを持ってきてもらった。結果が出てくれたことは嬉しいです」。仲間も次々とベンチから飛び出し、我が事のように喜んだ。
暗い空気を吹っ飛ばした。ケガによる登録抹消が相次ぐ中、主砲の井上が右足裏痛で2試合連続の欠場。代わりに4番に座ったレアードも左肘に死球を受け、途中交代した。「本当は欠けないでみんなでやれることが1番だけど、長いシーズンこういうこともある。(レアードに)今まで打ってもらってたゲームが多かったので、いない状況でひっくり返せたのは自信になります」。ベンチスタートが多かった開幕当初も腐らず、まさに自力でスタメンをつかみ取ったチームリーダー。気持ちを背負っての逆転勝ちだった。
劣勢に待ったをかけたのも鈴木だ。1点を先制された中、巨人先発山口に3回まで無安打投球を許した。嫌な空気が漂い始めた4回の先頭。迷わずに強振し、右翼席上段に放り込み同点に追いついた。「山口さんにやりたい投球をやられていた。少しは流れを変えられたかなというのはある」と手応え十分だった。
インパクト十分の逆転勝ち。井口監督は「大地はいいところで打ってくれている。明日からもそういうところで打ってくれたら」と言った。ケガ人がいても心配はない。ロッテには大地がいる。
プロ4年目のロッテ柿沼友哉捕手が今季初のスタメン起用に応えた。打ってはプロ初安打となる左前打、守っても同じく今季初登板の土肥を好リード。
ともにイースタン・リーグで1軍を目指し切磋琢磨してきた相棒と結果を残した。「ほっとしてます。2年前、東京ドームの交流戦でプロ初出場して、2年たって1本が出たのは嬉しい。(リードは)想定してた感じでできた」と笑顔を見せた。
ロッテ中村奨吾内野手が決勝の適時打を放った。同点に追いつき、なお2死一、二塁で中前にはじき返した。「散々チャンスをつぶしてきたので、みんなが回してくれたチャンスで1本打ててよかった」。
5回2死満塁では、三ゴロに倒れており「もっと早い回で出ていたら展開も違った」と自分に厳しかった。
今季初先発のロッテ土肥星也投手(23)が5回2失点で降板し、白星を手にすることはできなかった。
最速143キロの直球と決め球の110キロ台のチェンジアップを武器に7三振を奪うなど好投を見せた。しかし、2回には142キロの直球を陽岱鋼に、5回には119キロのチェンジアップを坂本勇にスタンドに運ばれ2点を失った。6回の攻撃で代打を送られ交代となった。
土肥は「ランナーを出しながらのピッチングでしたが、何とか粘り強く投げられたとは思います。しかし5回の坂本さんに打たれた本塁打は防ぎたかったです」と肩を落とした。
今季はこれまでイースタン・リーグで11試合で先発し、リーグトップの7勝を挙げ(1敗)、防御率2.94の成績を残し満を持しての登板だった。
ロッテ・ブランドン・レアード内野手(31)が死球を受け途中交代した。5回に1点を勝ち越し、なお2死一、三塁。巨人先発山口の147キロの直球が左肘に直撃。
顔をゆがめながらプレーを続行したが、裏の守備からベンチへ引いた。
この日のイースタン・リーグ巨人戦で田村、藤岡が実戦復帰を果たしたが、角中、松永は故障による抹消中。吉田も前日7日の走塁中に左太ももを痛め抹消されたばかり。さらに4番井上が右足裏を痛めて、2試合連続スタメンを外れるなど相次ぐケガに悩まされている。
ロッテが8日、ピンストライプユニホーム25年目を記念して「PINSTRIPE PRIDEデー」として開催する8月31日のオリックス戦(ZOZOマリン=午後5時開始)で、ピンストライプタオルを先着2万人に配布すると発表した。
イベント担当者は「選手サインがプリントされた限定配布のオリジナルタオルです。当日は7回表終了後には花火も打ち上がります。ペナント争いも熾烈になる時期ですので、ぜひご観戦にお越しいただき、選手達に熱い応援をよろしくお願いします」と呼びかけた。
ロッテ種市篤暉投手(20)が8日、野球殿堂博物館に展示されている平成最後の勝利球にサインをした。
他球場の勝利球は勝利チームの監督と試合終了時の投手のサインのみだが、ロッテの平成最後の試合となった4月29日楽天戦で、種市がプロ初勝利を挙げたため、特別にサインすることとなった。「家に置いておくより、こちらに飾ってもらえる方が光栄です。サインが書けてよかった」と笑顔を見せた。
ちなみに種市には、5回を投げきり勝利投手の権利を得てマウンドを降りた際のボールが届けられている。
ロッテは8日、巨人2回戦(東京ドーム)に6−5で逆転勝ちし、連敗を2で止めた。1点を追う9回、中村奨吾内野手(27)が決勝の中前適時打を放つなど一挙4得点で試合をひっくり返した。巨人は、9回に登板した守護神の中川皓太投手(25)がプロ初黒星。直近7試合で6登板とフル回転してきた左腕が崩れた。
全員の思いを乗せた打球が中前に弾んだ。2−3で迎えた9回、鈴木の適時打で追い付き、なお2死一、二塁。中村奨は甘く入った直球を捉え、勝ち越し打を運んだ。総立ちのベンチと対照的に、ヒーローはクールな表情で一塁に達した。
「何とか落ちてくれと。何度もチャンスをつぶしていたので、みんながつないでくれたチャンスを最後にかえせてよかった」。
雪辱の思いを一振りに込めた。5回、前打者のレアードが左肘に死球を受け、直後に途中交代するほどの痛みに耐えて一塁に歩いた。2死満塁の第3打席。鋭い当たりは三ゴロとなり、絶好機を逸した。そして、迎えた9回の第5打席。17打席ぶりの安打が決勝打となった。
4月上旬は打率が4割を超えるほどの好スタートを切ったが、同21日の試合前練習で清水バッテリーコーチと激突。左目の下を10針縫うけがを負った。試合には出続けたが「(翌日の)月曜は1番痛みがきつくて寝られなかった」という。
本人がその影響を口にすることはないが、昨季全試合に出場して.284をマークした打率は下降線をたどり、5月中旬には1割台まで低迷した。現在も患部には傷痕が残り「日に当たるとよくない」と屋外球場では絆創膏が欠かせない。
復調のきっかけになりそうな活躍にも「一時期よりはよくなったけど、まだまだ」と中村奨。井上が右足裏痛で2試合続けて欠場するなど、故障者が相次ぐチームで全試合出場を続ける“鉄人”が、意地の一打でチームの連敗を止めた。
4月21日の日本ハム5回戦(ZOZOマリン)の試合前、清水バッテリーコーチの打ち上げたノックの飛球が、近くで練習していた中村奨の付近へ上がったため、2人がそれぞれ打球を追いかけて激突。中村奨はそのまま担架で運ばれ、顔面挫創の診断を受けて左目の下を10針縫った。患部に大きな絆創膏を貼って試合開始前にベンチへ戻り、先発出場を志願したが、首脳陣の判断で先発を外れ、2017年から続いていた連続フルイニング出場が188試合でストップ。8回に代打で出場したが空振り三振に倒れた。
鈴木が1点を追う4回に同点の7号ソロを放つと、再び1点を追う9回に右前へ同点適時打。「いい場面で回ってくることが多いので、今年はより一層強い気持ちで打席に入っている」と力を込めた。故障者が相次ぐチームで「ずっとチームを救ってくれていたレアードが、途中から(死球で)いなくなった状況でひっくり返せたことは自信にもなる」と選手会長は、巻き返しを誓った。
ロッテのブランドン・レアード内野手が5回の第3打席で死球を受け、その裏に途中交代した。球団は、東京都内の病院で左肘の打撲と診断され、9日の試合は出場する見込みと発表した。また、吉田裕太捕手が左大腿二頭筋肉離れで全治4〜6週間と診断されたと発表。7日の巨人戦で負傷した。
ロッテの吉田裕太捕手(27)が8日、都内の病院で診察を受け、左大腿二頭筋肉離れと診断された。全治は4から6週間かかる見込み。
吉田は前日7日の8回1死一塁、遊撃へのゴロを放ち、併殺を免れようと一塁を全力で駆け抜けたところで左太ももを負傷した。
これでロッテは、正遊撃手の藤岡、主軸の角中に続いて1軍選手が3人目の肉離れでの離脱。このほかにも、正捕手の田村が右ハムストリングス筋損傷、左のセットアッパーの松永が左肘の炎症など、故障者が相次いでいる。
ロッテのブランドン・レアード内野手(31)が巨人戦に「4番・三塁」で出場。5回に巨人先発・山口から左肘に死球を受け、その裏の守りでベンチに退いた。
球団は、レアードはその後、都内の病院で診察を受け、左肘の打撲と診断され、9日の巨人3回戦(東京ドーム)は出場する方向と発表した。
ロッテ・土肥星也投手(23)が巨人に今季初先発。2本塁打を浴びて2点を失ったが、強力打線を相手に5回7安打7奪三振の力投を見せた。
「走者を出してからヒットを打たれなかった。本塁打も両方ソロだったので、大量失点は防げた。四球も1つ。そこはよかった」。
毎回走者を背負う展開にも、140キロ台前半の直球に、「低めに決まって、三振も何個も取れた」という110キロ台のチェンジアップとスライダーをうまく配球し、巨人打線を翻弄した。
イースタン・リーグトップの7勝をマークし、1軍登板のチャンスを得た。2軍でバッテリーを組み、ともに汗を流してきた柿沼も今季初スタメン。2人合わせても推定年俸1670万円のバッテリーが、1番から9番までのスタメンの同合計が18億円を超える重量打線を相手に堂々のピッチングを展開した。
「坂本さんとか、丸さんとか、気持ちで負けたら絶対抑えられないと思ったので、そこは自分でしっかり投げれば大丈夫だと強い気持ちを持って投げた」と土肥。予定通り、再び登録を抹消され、1軍での登板機会をうかがうことになるが、4万4443人の大観衆の中での粘投に「ジャイアンツの応援はすごいなと思いました。こういう大歓声で投げられて嬉しい」と財産にした。
ロッテのレアードが5回の打席で左肘に投球を受け、その裏の守備からベンチに退いた。東京都内の病院で検査を受けた結果、左肘の打撲と診断された。9日は試合に出場する方向。
ロッテの3年目の土肥は今季初登板で先発し、2本塁打を浴びながらも5回2失点と踏ん張った。チェンジアップを低めに集めて、毎回の7三振を奪う力投に「自分の思ったところに投げられた。走者を出してから安打されなかった」と収穫を口にした。
2軍で7勝を挙げ、ようやく巡ってきたチャンスで好結果を出した。先発陣が右投手ばかりで、左投手はチームにとっても貴重な存在だ。井口監督は「しっかり5回を投げてくれた」と評価した。
ロッテは8日、吉田が左大腿二頭筋肉離れで全治4〜6週間と診断されたと発表した。7日の巨人戦で負傷した。
ロッテの鈴木大地内野手(29)が8日、巨人2回戦(東京ドーム)に「2番・一塁」で出場。1点ビハインドの9回に同点タイムリーを放った。
2−3の土壇場9回、巨人の4番手・中川の初球を先頭の岡が左中間へ運ぶ二塁打で出塁。続く1番・荻野が犠打を成功し、1死三塁とし、前進守備をしいた巨人内野陣に対して、しぶとく一、二塁間を破った。
鈴木は0−1の4回にも、先発の山口からチーム初安打となる同点の7号ソロ。頼れる選手会長が、抜群の勝負強さを発揮している。
ロッテのブランドン・レアード内野手(31)が8日、巨人2回戦(東京ドーム)に「4番・三塁」で出場。5回に死球を受け、途中交代した。
同点の5回、清田の適時打で1点を勝ち越した直後、巨人先発・山口の内角へのボールがレアードの左肘付近を直撃した。
左翼席のマリーンズファンから、山口への大ブーイングが起こる中、レアードは険しい表情を浮かべながらゆっくりと一塁へ。駆けつけたトレーナーを戻し、何とかプレーを続行したが、続く中村奨が三ゴロに倒れ、攻守交代となったその裏の守りからベンチへ下がった。代わって一塁の鈴木が三塁へ回り、一塁に香月が入った。
ロッテはここまで、正捕手の田村、正遊撃手の藤岡、中軸を打つ角中が相次いで肉離れを起こして離脱。前日には田村に代わってマスクをかぶっていた吉田までもが、走塁中に左足を痛めてこの日、登録を抹消。主砲の井上もスタメンを外れる中、ここまでチームトップ17本塁打の助っ人砲も離脱となれば、大きな痛手となる。
ロッテの鈴木大地内野手(29)が9日、巨人2回戦(東京ドーム)に「2番・一塁」で出場。0−1の4回に右翼席中段へ同点の7号ソロを放った。
「打ったのはストレート。昨日負けているので、今日は絶対負けられない。最後まで全力で戦います」。
1点を追う4回先頭、ここまで打者10人を無安打に抑えられていた巨人先発・山口に対して、カウント2−1からの高めの直球を完璧に捉えた。
昨季は全143試合に出場し、8本塁打。8年目の今季は、レアードの加入もあり、開幕戦は出番なし。2015年から続いていた連続試合出場が「532」で止まったが、内野は全ポジションに加えて左翼も守るなど与えられた出場機会でしっかり結果を残し、57試合目で早くも7本塁打をマークした。
ロッテは8日、ピンストライプユニホーム25年目を記念して「PINSTRIPE PRIDEデー」として本拠地・ZOZOマリンスタジアムJで行う8月31日のオリックス戦(午後5時試合開始)にて、PINSTRIPE PRIDEのロゴに選手サインが印刷されたピンストライプタオルを先着2万人にプレゼントすることを発表した。
配布時間は午後1時から試合終了後30分まで。※無くなり次第配布終了。当日の観戦チケットを持った来場者、先着2万人が対象となる。配布場所は球場外周ステーション。
イベント担当者は「選手サインがプリントされた限定配布のオリジナルタオルです。当日は7回表終了後には花火も打ち上がります。ぜひご観戦にお越しいただき、選手達に熱い応援をよろしくお願いします」とコメントした。
ロッテの種市篤暉投手(20)が8日、野球殿堂博物館(東京・文京区)に「平成最後の勝利球」として展示されている自身のプロ初勝利の記念球にサインを入れた。
3年目の右腕は、平成最後の試合として行われた4月29日の楽天戦(楽天生命パーク)でプロ初勝利を挙げた。通常であれば、手元に渡るはずの勝利球は、事前に全6球場の「平成最後の勝利球」として同博物館への展示が決まっていた。
他の5球は、勝利監督とその試合の最後の一球を投じたサインがすでに書き入れられていたが、この日、同博物館の厚意もあり、ロッテの記念球には井口監督、益田に加えて、種市のサインも書き加えられた。
種市は「もう触れないですもんね」とヒーローインタビュー後に回収されたという記念球との久々の“再会”を楽しんだ後、「家に飾られているより、こっちに置いてある方が自分としては名誉なこと」と感謝の言葉を述べた。
ロッテ・中村奨のバットが緊急事態を救った。9回だ。鈴木が同点打を放ち、なお2死一、二塁。田原の139キロ直球を中前にはじき返し「ずっとチャンスをつぶしていた。最終回もみんなが回してくれた」と安どした。
昨季は打率.284と飛躍したが、4月の試合前練習でコーチと激突し、顔面挫傷と左目横を10針縫う裂傷を負った。その影響もあって同.214と、調子が上向かない中で、17打席ぶりの安打が決勝打となった。
17本塁打のレアードが5回に山口から左肘に死球を受けて途中交代するなど、チームはアクシデント続きだ。角中、田村、松永、藤岡らに加え、前日には捕手の吉田が左大腿二頭筋の肉離れで離脱。右脚痛の井上も2試合連続で欠場した。
負ければ、3連敗で借金4となる危機だったが、井口監督も「(中村)奨吾は調子を落としているけど、ああいうところで打ってくれる」と称えた。「チームも苦しいけど、できることをやるしかない」。5年目の二塁手はしっかり前を向いた。
ロッテ・中村奨のバットが緊急事態を救った。1点を追う9回、鈴木の右前打で同点とし、2死一、二塁で打席が回ると中川の139キロの直球を中前に弾き返す決勝打を放った。
「チャンスを潰していた。最終回もみんなが回してくれたので、1本打ててよかった。本当はもっと早く打っていれば展開も変っていた」。
5日の阪神戦(ZOZOマリン)の第1打席で右前打して以来、17打席ぶりの快音がチームを救った。
レアードが5回に山口から左肘に死球を受け、途中退場と連日のアクシデント。角中、田村、松永、藤岡ら主力に負傷離脱が相次ぎ、この日は前日に左脚を痛めた吉田が出場選手登録を抹消された。右脚の状態がよくない井上は2試合連続でスタメンを外れるなど、戦力的にも苦しい状態に追い込まれていた。
井口監督も「(中村)奨吾は調子落としているけど、ああいうところで打ってくれる」と頼もしげ。負ければ4月27日以来の借金4となる寸前。中村奨の一打は値千金の輝きを放った。
巨人・山口から死球を受けて途中交代したロッテのレアードは都内の病院で検査の結果、左肘の打撲と診断された。大事ではなく、9日以降の試合は出場する方向で調整している。
レアードは5回の第3打席で、山口から左肘に死球を受けた。プロテクターを付けていない部分で、場内が騒然とする中、その裏の守備から途中交代。試合中に病院に向かっていた。
また前日の試合中に左脚を痛めた吉田は、都内の病院で左大腿二頭筋肉離れと診断。全治には4〜6週間を要する見込み。
ロッテのレアードが5回の第3打席で、山口から左肘に死球を受けた。プロテクターを付けていないため、直球が直撃。膝を突いて痛がり、塁にはそのまま残ったが、その裏の守備から途中交代。三塁は鈴木が入った。
ロッテは角中、田村、藤岡らが負傷離脱。吉田が左太腿を痛めてこの日出場選手登録を抹消され、右脚の裏を痛めている井上は2試合連続でスタメンを外れるなどケガ人が続出している。
ロッテがピンストライプユニホーム25年目を記念して、8月31日のオリックス戦(ZOZOマリン)を「PINSTRIPE PRIDEデー」として行う。先着2万人にPINSTRIPE PRIDEのロゴに選手サインが印刷されたピンストライプタオルをプレゼントする。
配布対象は当日の観戦チケットを持参の先着2万人。配布場所は球場外周ステーション。
ロッテ・種市が8日、野球殿堂博物館に展示されている自身の「平成最後の勝利球」にサインした。
種市は平成時代最後の試合だった4月29日の楽天戦(楽天生命)に先発し、5回6安打2失点でチームを勝利に導いた。これが自身のプロ初勝利だった。
全6球場での平成最後の勝利球と令和最初の勝利球が展示されているケースから直接手に取って筆をいれた種市は「(初勝利の記念で)家に置いておくより、飾られた方が光栄。サインを書けて嬉しい」と、満面の笑みを浮かべた。
痛快な逆転劇に井口監督の声も弾んだ。「最後に全員がつないで引っ繰り返してくれた。昨日も点を取っている投手だったので、いけるという雰囲気はあった」と守護神・中川を打ち崩したナインを称賛した。
先発メンバーの総年俸は巨人の約19億円に対し、4分の1以下の約4億3000万円。右足負傷の4番・井上が欠場し、代役のレアードが5回に左肘の死球で途中交代した手負いの“雑草軍団”がジャイアントキリングだ。
合計1670万円の土肥−柿沼バッテリーが5回2失点と試合を作ると、打線が1点を追った9回に爆発した。先頭の岡が左中間二塁打で出塁。荻野が送りバントを決めて1死三塁と流れを作ると、鈴木が右前に同点打。さらに2死から香月が中前打でつなぎ、中村奨が中前に勝ち越し打。菅野にも左翼線への2点二塁打が生まれ、5安打で4点を奪い突き放した。
4回には7号同点ソロを放った鈴木が「ケガ人がいる状況で勝てたのは大きい」と喜べば、V打の中村奨も「チーム的にも苦しい中でみんな頑張っている。最終回にそれが出て自分も続くことができてよかった」と噛み締めた。チーム一丸となってつかんだ白星の価値はプライスレスだった。
ロッテが9回に逆転し連敗を2で止めた。井口資仁監督(44)は「最後に全員がつないでくれて引っ繰り返してくれた」と粘りを見せた打線を称賛した。
2−3の9回。先頭の岡が左中間への二塁打で出塁すると、荻野が送りバントを決めて1死三塁とした。ここで鈴木が右前に同点打を放った。清田が右飛に倒れて2死となったが、続く香月が中前打でつなぎ、中村奨が中前に勝ち越し打を放った。さらに菅野にも左翼線への2点二塁打が生まれ、5安打で一挙4得点。主砲・井上を右足の負傷で欠き、レアードは左肘の死球で途中交代。主軸が不在の“雑草軍団”が守護神・中川を打ち崩して価値ある白星をつかんだ。
ロッテ・土肥星也投手(23)が5回7安打2失点で今季初勝利を逃した。2回先頭の陽にソロを、2−1の5回には坂本勇に同点ソロを被弾したが、粘りの投球を見せた。「ランナーを出しながらのピッチングでしたが、何とか粘り強く投げれたとは思います。しかし5回の坂本さんに打たれた本塁打は防ぎたかったですね」と悔しがった。
ロッテのブランドン・レアード内野手(31)が途中交代した。
5回2死一、三塁で山口の直球が左肘に当たった。防具をつけていなかったため、苦悶の表情を浮かべながら一塁へ。5回の守備からベンチへと下がった。
チームは井上が右足かかとの負傷で2戦連続スタメンを外れている。
田村、藤岡、角中に続き、この日は7日の試合で左太ももを痛めた吉田が出場選手登録を抹消。危機的状況で主砲を欠くことになれば大きな痛手となる。
ロッテの鈴木大地内野手(29)が7号ソロを放った。
0−1の4回先頭。チームがここまで無安打に抑えられていた相手先発・山口の高めの直球を右翼席上段まで運んだ。6試合、29打席ぶり一発で同点に追いついた。「昨日負けているので、今日は絶対負けられない。最後まで全力で戦います」と決意を体現したアーチだった。
ロッテ・柿沼友哉捕手(26)がプロ初安打を放った。1−1の5回先頭で山口の直球を左前に運んだ。この日は地元・茨城から父・孝一さんと母・真由美さんが観戦。「今日はスタメンがあるかもしれなかったので」と前日に連絡しており、最愛の両親の前で記念の一打となった。
試合前には「今日は地上波放送がありますからね」と日本テレビのテレビ中継があることを事前にチェックするなど、ユニークな性格も愛される理由だ。
日大国際関係学部から16年の育成ドラフト2位で入団。17年シーズン途中で支配下登録をつかんだ苦労人がプロでの第一歩を記した。
ロッテは8日、ピンストライプユニホーム25年目を記念して「PINSTRIPE PRIDEデー」として行う8月31日のオリックス戦(ZOZO)でPINSTRIPE PRIDEのロゴに選手サインが印刷されたピンストライプタオルを先着2万人にプレゼントすると発表した。
ロッテ・種市篤暉投手(20)が8日、都内の野球殿堂博物館を訪問。パ・リーグ平成最後の試合となった4月29日の楽天戦(楽天生命)でプロ初勝利を挙げたウィニングボールが同博物館に寄贈されており、自身のサインを書き込んだ。
記念球が名だたる名プレーヤー達が残してきた記念の品々と一緒に同博物館に展示されることになり、右腕は「家に置いておくより、こっちに飾られた方が光栄。サインできてよかった。両親は欲しいと思ってたかもしれませんが、僕はこっちに飾られて名誉です」と笑顔。「運がよかった。益田さん、ありがとうございました」と試合の最後を締めた守護神への感謝も口にした。
1点ビハインドで迎えた9回、巨人・中川が登板すると、ロッテベンチが活気づいた。前日には9回に1点を奪い、苦しめている。井口監督は「何とかいける」という雰囲気を感じ取った。
代打・岡の二塁打から荻野が送った。1死三塁。鈴木が「いいとこ取りですよ」という右への同点打だ。
「散々チャンスをつぶしてきた」と苦笑いの中村奨が急遽マウンドに上がった田原から逆転打。菅野がダメ押しの2点二塁打を左翼線に運んだ。
ケガ人続出だ。この試合でもレアードが死球で途中退場したが、代役の香月もチャンスを拡大する安打を放っている。「今いる戦力でやるしかない」(井口監督)。チーム一丸で、最後は益田が1点差に迫られても「信頼して送り出した投手」と言い切っていた。
ロッテ・レアードが左肘に死球を受け、途中交代した。
5回、2死一、三塁で山口が投じた147キロが左肘を直撃。苦悶の表情を浮かべ、トレーナーが駆け寄った。
そのまま一塁走者として出場したが、次打者の中村は三ゴロ。その裏の守備から交代となった。
ロッテ・鈴木が同点弾を放った。1点を追った4回。先頭打者として打席に入り、2−1から山口の149キロ真っ直ぐを振り抜いた。
打球が右翼方向に伸びると、ドームは一瞬静まり返り、次に左翼席に陣取ったロッテファンを中心に大歓声が起こった。右翼席上段への7号ソロ弾だ。
1日の西武戦(ZOZO)以来の一打を鈴木は「昨日負けているので、今日は絶対に負けられない」と振り返った。
続く清田も中前打を放って出塁。レアードの打席で二盗を試みたが失敗。そのレアードが歩き、2死後に菅野が左中間を割る二塁打で二、三塁。勝ち越し機をつかんだが、三木が遊ゴロに倒れた。
だが5回2死一、三塁から清田が中前に勝ち越し打を運んだ。
ロッテは8日、ピンストライプユニホーム25年目を記念して「PINSTRIPE PRIDEデー」として開催する8月31日(土)のオリックス戦(ZOZOマリン・17時試合開始)で、PINSTRIPE PRIDEのロゴに選手サインが印刷されたピンストライプタオルを先着2万人にプレゼントすると発表した。
イベント担当者は「選手サインがプリントされた限定配布のオリジナルタオルです。当日は7回表終了後には花火も打ち上がります。ペナント争いも熾烈になる時期ですので、ぜひご観戦にお越しいただき、選手達に熱い応援をよろしくお願いします」と熱く呼びかけていた。