オリックスが競り勝った。2−2の5回に福田の適時三塁打、吉田正の2本目となる適時打で2点を勝ち越した。田嶋は5回2失点で2勝目。6回以降は救援陣が無失点でつなぎ逃げ切った。ロッテは新人の小島が6回4失点と崩れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
オリックス | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | x | 4 |
2度目の先発となったロッテ小島和哉投手が粘投を見せたが、初勝利とはならなかった。同点に追いついた直後の5回、福田に適時三塁打を浴び勝ち越しを許すなど6回4失点。
「自分の中でもったいない点が多かった。走者がいない時はテンポよく投げられたが、得点圏で抑えられなかった」と課題も見つかった。登板機会がないため抹消され、左大腿直筋肉離れで離脱中の角中が復帰する見込み。
ロッテ井口資仁監督(44)が、阪神へ移籍が決まった高野へエールを送った。
「キャンプからずっと頑張ってくれてて、なかなか上に上げる機会はなかったですけど、彼もストレートが持ち味のピッチャーですので、今年開幕当初は抑えにしてもいいかなというくらいの選手なので、チャンスはなかったですけど、他の球団に行っても今までやってきたことを出して欲しいなと思います」。
阪神から獲得した石崎については「スピードのあるピッチャーなので、サイド気味ですしバッターからしたら嫌なピッチャー」と印象を口にした。まずは2軍に合流する見込み。
阪神石崎剛投手(28)とロッテ高野圭佑投手(27)の交換トレードが合意に達し、4日に両球団から発表された。
DeNA戦を控えた矢野燿大監督(50)は横浜スタジアムに到着後、対応した。石崎について「俺もトレードで人生が変わった。どっちにもチャンスはあると思う。そういうトレードだと思う」と話した。新加入する高野について、現時点ではリリーフで起用する方針だ。「真っすぐも速いし、フォークがいい感じ。どっちかというと中継ぎタイプなのかなと思うけど、1イニングをしっかり抑えていく場面に入ってこれる力は持っているんじゃないかなという印象」と説明した。
ロッテから阪神に移籍することとなった高野圭佑投手(27)は3年目の昨季、全て中継ぎで自己最多の17試合に登板し防御率4.15の成績を残した。10月に登板した4試合では5回を投げ無失点といい形でシーズンを終えた。そんな中迎えた今季。期待を込められ、開幕1軍の切符を手にした。
開幕1軍メンバーが参加した3月21日、千葉・幕張のホテルで行われた出陣式では、今年の目標として色紙に「要」と書き込んだ…つもりだった。「しっかり投げて、ピッチャーの要になれるように頑張ります。えっ?(色紙の)持ち方がおかしいですか?」。色紙を持った左手をずらすと不自然に小さく書かれた「潤」の文字が。
「俳優の要潤さんのことかと思うのですが、僕が書いた訳ではないんですよ。多分いたずらされたんですけど、犯人は…」と前に座る涌井に視線を落とした。とまどいながらも「俳優の要潤さんのようにクールでかっこいいピッチングもできるように頑張ります」と対応力を見せ、笑いに変えた。
シーズンが始まると開幕2戦目、3戦目に連投。3戦目の3月31日の楽天戦で2本塁打を浴びるなど1回2失点で登録抹消となった。2軍降格後は4月12日のイースタン・リーグ日本ハム戦で打球が頭部に直撃し緊急搬送されるアクシデントに見舞われたが、幸いボールは帽子のつばに当たっており、大事に至らず。5月6日の日本ハム戦で実戦復帰を果たしてからは12試合で防御率2.79と本来の調子を取り戻していた。
ロッテが4日、高野圭佑投手(27)と阪神石崎剛投手(28)の交換トレードが合意に達したと発表した。
高野は「朝、連絡を受け、自分でもビックリしています。マリーンズファンの皆様、首脳陣の皆様、チームメートが大好きだったので寂しい気持ちはありますが、せっかくこのようないい機会をいただいたのでタイガースで結果を出せるように頑張りたいと思います。1年目の時から『高野の持ち味はストレートでドンドン押すことだ』とアドバイスを頂いていたので環境が変わっても自分の持ち味であるストレートでしっかりと勝負する投手でありたいと思います。最後になりますが3年半の間、熱い応援ありがとうございました。マリーンズファンの皆様の応援にすごく後押しをしてもらいました。大好きでした。これからチームは変わりますが、熱く冷静に精一杯、頑張ります」と話した。高野は15年ドラフト7位で入団。1年目から14試合に登板すると、昨季は自己最多の17試合に登板した。4年目の今季は開幕1軍を勝ち取るも2試合に登板し防御率13.50とふるわず。通算41試合に登板し2勝防御率6.85。
阪神石崎剛投手(28)とロッテ高野圭佑投手(27)の交換トレードが合意に達し、4日に両球団から発表された。
愚直に、憧れを追う日々だった。
「動作1つ、言葉1つ、全てが勉強になる。改めて、やっぱりすごい人なんだなぁと思いました」。
今年1月の沖縄自主トレ。半袖姿の石崎が笑って話した。2年連続で「球児塾」に入門。藤川から、貪欲に学んだ。「球児さんは、食事であったり、車の中での会話であったり…。本当に全てが野球につながっているんです」。グラウンドにいるときだけが、野球選手じゃない。24時間365日、野球のことを考える。それこそが、プロフェッショナル−。野球人として吸収すべきことが、たくさんあった。
投げることのできない日々も、焦ることなく前進してきた。昨年6月に右肘クリーニング術を受けた。キャッチボールを再開した際に使用した、ザナックス社のグラブには「1歩ずつ」と刻んでいた。
実績があっても慢心はなかった。17年には26試合に登板して1勝1敗、防御率1.17をマーク。翌春には侍ジャパンメンバーにも選出された。だが、今季の開幕前には「ケガもしたので、現実的には敗戦処理から。また下積み段階で、結果を残していかないと。それが目の前の目標なので。結果で信頼度でつかんでいきたい」と再スタートを誓っていた。
今季2軍では18試合に登板して防御率は1.10と好調をキープしていた。1軍再昇格を目指して、主に7回を任されて奮闘。8回を左腕飯田、守護神・福永へのリレーをつないできた。
1軍再昇格で、憧れの藤川と「勝利の方程式」を組むことはなかった。だが、背中を追った日々は新天地でも生きるはずだ。
阪神石崎剛投手(28)とロッテ高野圭佑投手(27)の交換トレードが合意に達し、4日に両球団から発表された。
兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場を訪れた石崎は球団を通して「突然のことで本当に驚いています。タイガースでの4年半はケガばかりで思うような活躍はできませんでしたが、ロッテ球団でしっかり投げている姿を見せることで、タイガース球団にも、応援してくれたタイガースファンの方々にも恩返しをしていきたいと思います。また、ロッテ球団の方々からも期待していただいていると思うので、しっかり1軍の戦力になれるように、タイガースで教わったことを生かして頑張っていきたいと思います」とコメントした。
石崎は14年ドラフト2位で入団。5年目の今季は2試合登板にとどまっていた。17年には26試合登板で1勝1敗、防御率1.17と活躍。同年秋、18年春に侍ジャパンメンバーに選出された。
阪神石崎剛投手(28)とロッテ高野圭佑投手(27)の交換トレードが両球団から発表された。
後半戦に向けて救援陣を強化したい思惑が一致した。阪神にとっては矢野新体制で初めてのトレード。ロッテもリリーフ陣が不安定で、18年侍ジャパンメンバーの石崎に白羽の矢を立てた。
ロッテのドラフト3位ルーキー小島はプロ初登板した4月4日以来の先発で6回4失点と踏ん張れず、2敗目を喫した。2回8失点だった前回からは立て直したが、勝負どころで制球が甘くなり「感触は悪くなかった。自分の中でもったいない失点が多かった」と反省した。
味方が同点に追い付いた5回に2点を勝ち越された。それでも6回のマウンドに送り出されたのは期待の表れ。井口監督は「しっかりイニングを投げてくれた」と責めなかった。
小島(早大)が3ヶ月ぶりにプロ2度目の先発マウンドに上がったが、6回6安打4失点。初勝利はならず、2敗目を喫した。「走者がいないときはテンポ良くいけたけど、得点圏で抑えられなかった」と悔やんだ。再び出場選手登録を抹消され、次の機会に向けて再調整。代わって、左太ももの肉離れで離脱していた角中が、5日に合流する。
ロッテの荻野貴司外野手(33)が「1番・中堅」で出場。5回の第3打席で左前打、9回の第5打席でも左前打を放った。5打数2安打で、ロッテでは2015年の清田(23試合)以来、4年ぶりとなる20試合連続安打をマークした。
「1打席目からいい形で入れた。調子がいいかどうかは分からない。ヒットが出るかどうかは相手次第なので、1打席ずつしっかりやることを考えている」。
打率も.340に上昇し、リーグ1位をキープ。頼れるリードオフマンの活躍に、井口監督も「十分よくやってくれている。貴司はケガだけ。去年もこの時期にケガして、チームがガタガタっといってしまったので、1年間ケガのないように頑張って欲しい」と信頼を寄せた。
ロッテのドラフト3位・小島和哉投手(22)=早大=が、プロ2度目の先発。6回6安打4失点で降板し、プロ初勝利はならず、2敗目を喫した。
「最低でも6回3失点と思っていて、内容からしたらもっと少なくいけたと思う。走者がいないときはテンポ良くいけたけど、得点圏で抑えられなかった。1試合1試合が自分にとって勉強なので、次までにしっかり修正していきたい」。
1回から吉田正に決め球のカットボールを鮮やかに左前にはじき返され先制を許すと、2回は7番・西村に5階席へ飛び込むソロを浴びた。
5回に味方が2得点で同点に追いついたが、その裏、福田に右越え適時三塁打、吉田正にもこの日2本目の適時打を打たれ、勝ち越しを許した。
それでも、プロ初登板となった4月4日の西武戦では、2回8失点でノックアウトされたが、この日は4つの三振を奪うなど見せ場もつくって6回96球を投げ抜いた。
「しっかりイニングは投げてくれました。味方が得点したあとは、何とか粘って欲しかった」と井口監督。1度出場選手登録を抹消し、次回の登板機会に向けて再調整させる方針を明かした。
阪神の石崎剛投手(28)とロッテの高野圭佑投手(27)のトレードが4日、両球団から発表された。阪神の谷本修球団本部長は「互いに環境を変えていけば、もっといいパフォーマンスを出すのではないかと(ロッテと)合意した」と説明した。
石崎は茨城・三和高−新日鉄住金鹿島(現日本製鉄鹿島)から2015年にドラフト2位で阪神に入団した。通算58試合に登板して1勝1敗、防御率3.00。高野は広島・呉工高−四国学院大、JR西日本を経て16年にドラフト7位でロッテ入り。通算41試合に投げて2勝0敗、防御率6.85。
阪神・藤川球児投手(38)が4日、ロッテとのトレードが発表された石崎剛投手(28)にエールをおくった。
「よかったし、嬉しいですね。ポテンシャルが高いのに、それを生かすところがないのが選手にとって1番つらいこと。おめでとうですね」。
石崎とは2年連続沖縄での自主トレをともに行うなど、目をかけてきた後輩の1人だった。この日の朝にも連絡を取り、直接激励の言葉をおくったという。「必要な選手だから呼ばれる。これから楽しみですね」と笑顔を見せていた。
ロッテは4日、高野圭佑投手(27)と阪神・石崎剛投手(28)との交換トレードが成立したことを発表した。
石崎は2015年にドラフト2位で阪神に入団。17年には自己最多の26試合に登板し、防御率1.17の好成績をマーク。同年秋、翌18年春と2年連続で侍ジャパンのトップチームにも選出された。
入団会見は7月7日に予定。背番号も会見で発表される。
阪神へ移籍する高野は、16年にドラフト7位でロッテに入団。1年目から14試合に登板すると、昨季も自己最多の17試合に登板した。4年目の今季は150キロを超える直球を武器に、開幕1軍入りを果たしたが、開幕3戦目の3月31日の楽天戦で1イニング2本塁打を浴びて2軍落ち。ファームでは4月12日の日本ハム戦(鎌ケ谷)で打球が頭部を直撃し、救急搬送されるアクシデントもあったが、14試合に登板し再昇格を目指していた。
高野は球団を通じて「朝、連絡を受け、自分でもびっくりしています。マリーンズファンの皆様、首脳陣の皆様、チームメートが大好きだったので寂しい気持ちはありますが、せっかくこのようないい機会をいただいたのでタイガースで結果を出せるように頑張りたいと思います。1年目の時から『高野の持ち味はストレートでドンドン押すことだ』とアドバイスをいただいていたので、環境が変わっても自分の持ち味であるストレートでしっかりと勝負する投手でありたいと思います。最後になりますが3年半の間、熱い応援ありがとうございました。マリーンズファンの皆様の応援にすごく後押しをしてもらいました。大好きでした。これからチームは変わりますが、熱く冷静に精一杯、頑張ります」とコメントした。
阪神・石崎剛投手(28)とロッテ・高野圭佑投手(27)の交換トレードが4日、成立し、両球団から発表された。石崎は阪神球団を通じて「突然のことで本当に驚いています。タイガースでの4年半はケガばかりで思うような活躍はできませんでしたが、ロッテ球団でしっかり投げている姿を見せることで、タイガース球団にも、応援してくれたタイガースファンの方々にも恩返しをしていきたいと思います。また、ロッテ球団の方々からも期待していただいていると思うので、しっかり1軍の戦力になれるように、タイガースで教わったことを生かして頑張っていきたいと思います」とコメントした。
石崎は社会人野球の新日鉄住金鹿島から、2015年にドラフト2位で阪神に入団。17年には26試合で1勝1敗、防御率1.17の成績を残し、侍ジャパンにも選出された。スリークオーター気味の右腕から投げる150キロ近い速球が武器で、救援で通算58試合に登板し、防御率3.00だった。今季は1軍で2試合に登板、0勝0敗0S、防御率6.75で、2軍では18試合に登板し、0勝1敗0S、防御率1.10だった。
高野は広島・呉工高−四国学院大、JR西日本と進み、16年にドラフト7位でロッテに入団した右腕。通算41試合で2勝0敗、防御率6.85。今季は開幕1軍入りを果たしたが、2試合の登板にとどまっていた。2軍では14試合に登板、0勝0敗0S、防御率4.85だった。
阪神の石崎剛投手(28)とロッテの高野圭佑投手(27)のトレードが両球団で合意に達したことが4日、関係者への取材で分かった。同日午後にも発表される。
石崎は茨城・三和高から新日鉄住金鹿島(現日本製鉄鹿島)を経て、2015年にドラフト2位で阪神に入団。17年には26試合で1勝1敗、防御率1.17の成績を残し、日本代表にも選ばれた。救援で通算58試合に登板し、防御率3.00。
高野は広島・呉工高−四国学院大、JR西日本と進み、16年にドラフト7位でロッテに入団した。通算41試合で2勝0敗、防御率6.85。今季は開幕1軍入りを果たしたが、2試合の登板にとどまっていた。
ロッテのドラフト3位・小島は2度目の先発も6回6安打4失点でプロ初勝利を逃した。「悔しいというより、もったいない」。2回まで2失点も3、4回はテンポよく、無失点。しかし同点直後の5回1死二塁、福田に勝ち越し右越え三塁打を浴び、力尽きた。
ただ、井口監督は「イニングは投げた」と評価。5日に1度、出場選手登録を抹消されるが、3度目のチャンスはそう遠くはなさそうだ。
ロッテのドラフト3位ルーキー・小島が、プロ2度目の先発マウンドに上がったが、6回6安打4失点で初勝利はならなかった。
「投げている感触は全然悪くなかったですが、得点圏に走者を背負った際のボールが本当にもったいなかった。同点に追いついてもらった後に失点したことも悔しいです」。
2回までに2失点する不安定な立ち上がりだが、3、4回はスライダーを有効に使い、無安打無失点と立ち直り、5回の援護点につなげた。ただ、同点直後の5回1死二塁とされ、福田に勝ち越し右越え三塁打を浴びるなど2失点が響いた。
「前回の登板は力のなさを感じたし、時間がかかってもいいからゾーンで勝負できる投手になりたいと思った」。プロ初登板初先発だった4月4日の西武戦(メットライフドーム)は2回8失点KOとプロの厳しさを知る。ただ、逃げるのではなく、真っ向勝負する道を進もうと決意。その片鱗は見せたが、また、プロの壁に跳ね返されてしまった。
ロッテ・井口資仁監督(44)が4日、阪神・石崎剛投手(28)との1対1トレードが成立した高野圭佑投手(27)にエールを送った。
「キャンプ時から頑張ってくれていた。直球が持ち味で、開幕当時は抑えにしてもいいかなと思う投手だった。他球団に行っても頑張って欲しい」。
守護神だった内が昨年11月に右肘手術し、抑え候補だったレイビンは右肩違和感を訴え、クローザーには経験のある益田を据えたが、高野も候補の1人だったと明かした。
また、加入する石崎については「スピードがあるし、右のサイド気味で打者は打ちづらいと思う。早く1軍で活躍して欲しい」と期待を込めていた。
ロッテ・高野圭佑投手(27)と阪神・石崎剛投手(28)の1対1の交換トレードが4日、両球団から発表された。
高野は広島・呉工から四国学院大、JR西日本と進み、16年ドラフト7位でロッテへ入団。通算41試合2勝0敗2ホールド、防御率6.85。常時150キロを超える直球が武器で今季は開幕1軍入りを果たしたが、登板は2試合だった。
石崎は茨城・三和−新日鉄住金鹿島(現日本製鉄鹿島)から2015年ドラフト2位で阪神に入団。17年には26試合1勝1敗4ホールド、防御率1.17の成績を残し、18年に侍ジャパン入りしていた。通算58試合1勝1敗9ホールド、防御率3.00。
高野は球団を通じ、長文のコメントを寄せた。「朝、連絡を受け、自分でもビックリしています。マリーンズファンの皆様、首脳陣の皆様、チームメートが大好きだったので寂しい気持ちはありますが、せっかくこのようないい機会をいただいたのでタイガースで結果を出せるように頑張りたいと思います。1年目から『高野の持ち味はストレートでドンドン押すことだ』とアドバイスを頂いていたので環境が変わっても自分の持ち味であるストレートでしっかりと勝負する投手でありたいと思います。最後になりますが3年半の間、熱い応援ありがとうございました。マリーンズファンの皆様の応援にすご後押しをしてもらいました。大好きでした。これからチームは変わりますが、熱く冷静に精一杯、頑張ります」。
セ・リーグ球団と水面下でトレード交渉を続けていたロッテが緊急補強に成功した。高野圭佑投手(27)と阪神・石崎剛投手(28)との交換トレードが4日、成立。救援陣の強化を狙う両球団の思惑が一致した。
石崎は5年目の今季は2試合の登板だが、18年春には侍ジャパンにも選出された実力の持ち主。通算58登板で9ホールドを挙げるなど実績も十分。スリークオーターから繰り出す150キロ超の直球が最大の魅力で、井口監督は「スピードのある投手。サイド気味なので打者からすると嫌だと思う。6、7回にはまれば?そうですね」と勝利の方程式入りを期待。8回に唐川と9回には守護神・益田を起用しているが、6、7回を託す中継ぎ陣が登板過多の傾向にあるため早めに手を打った形だ。
一方の阪神が獲得した高野も27歳と若く、150キロ超の直球を武器に開幕前には抑え候補の1人と期待されていた。互いに戦力整備を行い、勝負の夏に入る。
ロッテのドラフト3位・小島和哉投手(22)=早大=が先発し6回6安打4失点でプロ初勝利を逃した。
初回に内野安打と犠打で1死二塁のピンチを迎えると吉田正に左前に運ばれる適時打で先制点を献上。2回には西村にソロを被弾した。
3、4回は無失点で切り抜けたが、2−2の5回にも2点を失い6回で降板したルーキーは「投げてる感触としては全然悪くなかったのですが、得点圏にランナーを背負った際のボールが本当にもったいなかったと思います。同点に追いついてもらった後に失点してしまったことも悔しいです」と唇をかんだ。
5回2失点だった相手先発の田嶋は96年生まれの同年代。同じ左腕として甲子園を沸かせた同士の対決だったが、プロの“先輩”に敗れた。
ロッテ・井口資仁監督(44)が4日、高野圭佑投手(27)との交換トレードで加入する阪神・石崎剛投手(28)の起用法について語った。
オリックス戦の試合前に取材に応じた指揮官は「中継ぎがだいぶ投げているので、いい補強ができたと思う。何とか早く1軍で活躍してもらいたい」と期待。「投げる姿を見ていないので、確認したい。今日決まった話なので投手コーチと相談しながら決めていきたい」と説明。今後の昇格時期は2軍で数試合を投げた後に判断される見込みだ。
「スピードのある投手。サイド気味なので打者からすると嫌な投手。6、7回にはまれば?そうですね」と印象を語った。
ロッテは4日、高野圭佑投手(27)と阪神・石崎剛投手(28)の交換トレードを発表した。ブルペン陣の強化を狙う両球団の思惑が一致した。
高野のコメントは以下の通り。
セ・リーグ球団と水面下でトレード交渉を続けていたロッテが緊急補強に成功した。高野圭佑投手(27)と阪神・石崎剛投手(28)との交換トレードが基本合意したことが4日までに分かった。ブルペン陣の強化を狙う両球団の思惑が一致した。4日の午後に正式発表される。
石崎は14年ドラフト2位で入団し5年目の今季は2試合の登板だが、18年には侍ジャパンにも選出された実力の持ち主。通算58登板で9ホールドを挙げるなど実績も十分だ。スリークオーターから繰り出す150キロ超の直球が最大の魅力で、ロッテの首脳陣も1軍の戦力として期待。05年以来のリーグ優勝に向けてブルペン強化が急務と判断し、試合終盤を任せられる1軍経験が豊富な石崎にかねてから注目していた。
チームの現状の勝ちパターンは8回に唐川と9回には守護神・益田を起用しているが、6、7回を託す中継ぎ陣が登板過多の傾向にあるため早めに手を打った形だ。戦力整備を行い、上位浮上へ突き進む。
ロッテのドラフト3位・小島和哉投手(早大)は、プロ初登板した4月4日以来の先発で6回4失点と踏ん張れず、2敗目を喫した。
2回8失点だった前回からは立て直したが、勝負どころで制球が甘くなり「感触は悪くなかった。自分の中でもったいない失点が多かった」と反省した。井口監督は「しっかりイニングを投げてくれた」と責めなかった。
阪神の石崎剛投手(28)とロッテの高野圭佑投手(27)のトレードが両球団で合意に達したことが4日、関係者への取材で分かった。同日午後にも発表される。
石崎は茨城・三和高から新日鉄住金鹿島(現日本製鉄鹿島)を経て、2015年にドラフト2位で阪神に入団。17年には26試合で1勝1敗、防御率1.17の成績を残し、日本代表にも選ばれた。救援で通算58試合に登板し、防御率3.00。
高野は広島・呉工高−四国学院大、JR西日本と進み、16年にドラフト7位でロッテに入団した。通算41試合で2勝0敗、防御率6.85。今季は2試合の登板にとどまっていた。
ロッテは4日、高野圭佑投手(27)と阪神・石崎剛投手(28)との交換トレードが成立したことを発表した。
高野は球団を通して「朝、連絡を受け、自分でもビックリしています。マリーンズファンの皆様、首脳陣の皆様、チームメートが大好きだったので寂しい気持ちはありますが、せっかくこのようないい機会をいただいたのでタイガースで結果を出せるように頑張りたいと思います。1年目の時から『高野の持ち味はストレートでドンドン押すことだ』とアドバイスを頂いていたので環境が変わっても自分の持ち味であるストレートでしっかりと勝負する投手でありたいと思います。最後になりますが3年半の間、熱い応援ありがとうございました。マリーンズファンの皆様の応援に凄く後押しをしてもらいました。大好きでした。これからチームは変わりますが、熱く冷静に精一杯、頑張ります」とコメントした。
高野は15年ドラフト7位でロッテに入団した。150キロを超える直球を武器とする右腕で、1年目の16年から14試合に登板。18年は自己最多の17試合に登板した。
石崎は14年ドラフト2位で阪神に入団した右腕。17年に26試合で防御率1.17を記録し、17年秋と18年春に2年連続で侍ジャパン入りも果たした。昨年は6月に右肘の手術を受けて12試合の登板にとどまると、今季は2試合しか登板機会がなかった。
5位に低迷しているロッテは、チーム防御率4.06と投手陣の立て直しが課題となっており、実績もある石崎に白羽の矢を立てた。
阪神のリリーフ陣は、能見、藤川らベテランがフル回転してきた。ジョンソンも疲労蓄積で出場選手登録を抹消され、1軍に復帰したばかり。選手層に厚みを持たせる意味で、27歳で伸びしろもある高野の獲得に至った。
両チームとも借金を抱えており、上位進出への起爆剤として思惑が一致。阪神にとっては矢野体制で初めてのトレードが実現した。