ロッテが競り勝った。6−7と逆転された8回に代打清田の適時打で追い付き、マーティンの来日初本塁打で2点を勝ち越した。4番手の唐川が5勝目を挙げ、益田が18セーブ目。楽天は3度のリードを奪いながら逃げ切れなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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東北楽天 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 2 | 0 | 7 |
千葉ロッテ | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 3 | x | 9 |
最高の2番…、いや、エンターテイナーが躍動した。ロッテの新外国人レオネス・マーティン外野手(31)が決勝2ランを含む2安打3打点の大暴れした。
幕張の夜空にでっかい花火をぶち上げた。同点の8回2死一塁。着火剤は楽天森原の外角高めに抜けたフォークだった。振り抜いて点火させると、風速8メートルの風を切り裂いて左中間席へ放り込んだ。「レアードと話して投手の特徴を教えてもらった。2日の短い間でいいコミュニケーションが出来たよ」と“すしボーイ”に積極的に助言を仰ぎ、見事な1発。出場2試合目の来日初アーチはファン総立ちの決勝弾だった。
一挙手一投足で球場を盛り上げまくった。まずは5回の右翼守備。楽天茂木の正面に来たライナー性の打球をまさかのポロリ。「スピンもかかって、風もあって…びっくりしてしまった」。それでも、めげなかった。失策から3点を奪われた後の2死二塁。和田の右前打を捕球すると、小さなテークバックで本塁へノーバウンド送球。走者を刺して追加点を防いだ。「17歳の時にセンターから投げて、98マイル(約158キロ)を出したよ」という強肩でミスを取り返した。
ファンの心をつかむと、勢いにのるだけ。6回には来日初安打となる適時打も放ち「マーティン」コールを受け続けた。7回攻撃前の花火大会など日本特有の文化も「アメリカは早く試合を進めようとするから、演出が短い。日本はファンを楽しませようとやっているから好きだな」と堪能した。でも、最も沸かせたのは自身のプレー。楽しませて、魅せる男がロッテにやってきた。
新外国人も初体験!ロッテは8月1日のオリックス戦(ZOZOマリン、午後6時15分開始予定)と6日からのソフトバンク3連戦(ZOZOマリン、午後6時15分開始予定)の4試合でロッテアイスのクーリッシュバニラを来場者に配布すると、27日に発表した。先着順で1試合5000個、計2万個を配る。無くなり次第終了。
試食した新外国人レオネス・マーティン外野手(31)は「初めて食べるよ。夏は暑いからピッタリだね。体中が涼しくなりそうだね。いただきマーティン!」とコメントした。
来日から9打席目で待望の一発が飛び出した。ロッテに新加入のレオネス・マーティン外野手(31)=前インディアンス=が同点の8回2死一塁で決勝の1号2ラン。打球の行方を確認すると、誇らしげに右腕を突き上げた。
「選手やコーチ陣が喜ぶ姿に興奮した。2試合目で勝利に貢献できて嬉しい」。
5回には右翼守備で致命的なミスを犯していた。先頭打者の茂木が放った正面へのライナーをグラブに当てながら落球。3失点のきっかけをつくってしまったが、2死二塁での右前打に、二塁から本塁を狙った渡辺佳を自慢の強肩でアウトにした。
キューバ出身。米大リーグのレンジャーズ時代の2013、14年に2年連続で30盗塁以上をマーク。16年はマリナーズで15本塁打を放った。経験豊富な新助っ人の一打に井口監督は「マーティンが来て、みんなの競争意識が高まっている」と目を細めた。
ロッテの清田が6−7の8回1死二塁で、左前に同点打を放った。右翼のレギュラーを務めてきたが、マーティンが新加入したことで2試合連続で先発を外れた。「1打席でどうやって自分の打撃ができるか。結果を残して、また先発で出たいと思っている」と対抗意識を口にした。
チームにとっては経験豊富な打者が代打に控えていることは大きい。井口監督は「マーティンが来て、みんなの競争意識が高まっている」と目を細めた。
ロッテに新加入したマーティンが7−7の8回2死一塁から左翼に勝ち越し2ランを放った。来日9打席目での初アーチが二転三転した打撃戦を制する殊勲打となり、お立ち台で「2試合目で勝利に貢献できて嬉しい。こんなに興奮するとは思わなかった」と声を弾ませた。
6回2死一、二塁では来日初安打初打点となる右前適時打。「レアードから投手の特徴を教えてもらった。本当にいい関係」。好きな日本食は寿司でマグロ好き。「寿司ボーイ」から得たヒントを結果につなげる実践力を証明した。
5回には右翼守備でミスを犯した。先頭・茂木のライナーをグラブに当てながら落球。3失点のきっかけに「ファンに申し訳ない」と頭を下げたが「まだ5回」と集中し直した。2死二塁から右前打を打たれた場面では、本塁を狙った二塁走者の渡辺佳を矢のような送球で刺した。「17歳の時、センターから投げて98マイル(約158キロ)を出したんだ」。17年にメジャーで登板経験もあり95マイル(約153キロ)をマークした強肩は本物だった。井口監督も「途中色々あったけど最後に一発で」と切り出すと「ライトに(チームで)1番肩の強い選手は必要」とうなずいた。
9回2死からの右飛をつかみ、ウイニングボールも手にした。初ヒットのボールと2つの記念球を抱えた助っ人は「1日で2個もボールをもらえるとは。次も頑張りマーティン」と笑った。
ロッテの5回の攻撃で珍しいプレーがあった。1死満塁で鈴木が右翼前方へ飛球を放った。
右翼手近くまで打球を追った二塁手・山崎が捕球した直後、三走・三木がタッチアップし生還。野球規則(9・09d)では内野手が外野の方まで回り込んで捕球し、走者が得点した場合、犠飛を記録するとあるが、今回は内野飛球で犠飛にならず。鈴木は二飛で打点1がついた。
ロッテは8月1日のオリックス戦(ZOZOマリン、18時15分)と同6日からのソフトバンク3連戦(同)計4試合にロッテアイス「クーリッシュ バニラ」を1試合5千個ずつ(計2万個)来場者に配布すると発表した。
前日入団会見したレオネス・マーティン選手(31)は「初めて食べるよ。夏は暑いからピッタリだね。体中が涼しくなりそうだね。いただきマーティン!」とコメントした。 配布場所は球場外周特設テント。なくなり次第終了となる。
第101回全国高校野球選手権の西東京大会決勝は「国学院久我山−創価」のカードで28日午前10時から神宮で行われる。
91年夏の甲子園に「3番・遊撃」で出場したロッテ井口資仁監督(44)も母校の進撃をしっかりチェックしていた。
「準々決勝(VS早実)のサヨナラ(満塁)ホームランから勢いに乗っている」。嬉しそうに切り出すと「ぜひ明日(27日)も勝って、甲子園では僕らができなかった“1勝”を上げて欲しい」とエールを送った。同校は春夏合わせ計5度甲子園に出場しているが、全て初戦敗退している。
ロッテの新外国人、レオネス・マーティン外野手(31)が来日初安打、初打点、8回には来日1号となる決勝2ランを放つ活躍でチームを勝利に導いた。
幕張の夜空に大きな弧を描いた。マーティンが放った打球は左翼のホームランラグーンに吸い込まれた。7−7の8回2死一塁で高めに浮いたフォークを仕留めた。来日1号が決勝2ラン。お立ち台では「こんなに興奮するとは思わなかった。来日2試合目でチームの勝利に貢献できて嬉しい」と声を弾ませた。
戦犯からヒーローへ。まさに“マーティン劇場”だった。2―1の5回。先頭の茂木のライナーを落球し逆転を許すきっかけをつくってしまった。「正直、厳しいなと思っていたけど、ファンの声援で気持ちを切り替えられた」とファンに感謝し、必死に前を向いた。続く2死一、二塁のピンチでは和田の打球をワンバウンドで捕球し素早く本塁へノーバウンド送球。キューバにいた17歳の時には中堅から本塁へ投げた送球が98マイル(157キロ)を計測したというほどの強肩で二塁走者の生還を防いでみせた。
5−5の6回2死一、二塁では右前に初安打を放ち初打点をマーク。本塁打と合わせ2つの記念球を手にした助っ人は「1日で2個ももらうと思っていなかったよ」と満面の笑みを浮かべていた。
ロッテ・佐々木千隼投手(25)が5回7安打4失点(自責2)で2勝目を逃した。
2回1死二塁で和田に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びて先取点を献上。逆転に成功した5回には先頭の茂木のライナー性の打球を右翼手・マーティンがまさかの落球。これがきっかけでリズムを崩すと、この回4本の長短打を浴びて3失点し降板した。
右腕は「少しコースを狙いすぎて腕が振れていなかったのかなと思う。粘り切れなかった。そこです」と悔しさをにじませていた。
ロッテの新外国人、レオネス・マーティン外野手(31)が来日初安打、初打点をマークした。
3−5の6回。同点に追いつき、なおも2死一、二塁のチャンスでブゼニッツのチェンジアップを右前に運んだ。貴重な勝ち越し適時打が来日8打席目での初安打となり、記念のボールも回収された。
ベンチに戻ると仲間と首脳陣からハイタッチで祝福され笑みを浮かべた。
ロッテは8月1日のオリックス戦(ZOZO)と同6日からの福岡ソフトバンク3連戦(ZOZO)の合計4試合にてロッテアイスのクーリッシュバニラを1試合5000個、合計2万個を来場者に先着順で配布すると27日、発表した
。新加入したロッテ・マーティンが7−7の8回2死一塁で左翼に勝ち越し2ランを放った。
来日から9打席目で飛び出した初本塁打が殊勲の一打。打球の行方を確認すると、誇らしげに右腕を突き上げ「選手やコーチ陣が喜ぶ姿に興奮した。勝利に貢献できて嬉しい」と声を弾ませた。5回に右翼守備でミスを犯していたが、取り返した。