わたしはかもめ2020年鴎の便り(1月)

便

1月1日

ロッテ二木、今年の漢字は「進」背番18で進化誓う[ニッカン]

ロッテ二木康太投手が今年の目標に「進」を掲げた。今季は背番号を18に変更して臨むシーズン。

6日からはチームメートの益田と自主トレを行い、16日からは楽天に金銭トレードで移籍した涌井に弟子入りする。「去年(米シアトルのトレーニング施設)ドライブラインにも行かせてもらって、自主トレも変えて、やることも変わる。成績もがらりといい方に変わる年にしたい」と力を込めた。「変」と迷ったが「ここ最近成績も伸びずに立ち止まっているような状況。どんどん進歩、進化していきたい」と新年の誓いを立てた。

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令和の怪物、佐々木朗希「速いだけと言われないように」、高校野球生活は「99点」[スポニチ]

高校生史上最速となる163キロをマークしたロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)がスポニチ本紙の単独インタビューに応じた。

≫19年4月の高校日本代表合宿で、エンゼルス・大谷投手が花巻東時代に記録した160キロを超える高校生史上最速となる163キロを出し、「令和の怪物」と呼ばれた。
佐々木
「まだ(プロでは)何もしていないので…。これから僕以外でもっと相応しい人が出てくると思う。僕は僕のペースでやりたい。自分なんかよりも(令和の怪物に)相応しい人はいると思います。」
≫あの1球のことを教えてください。
佐々木
「納得いくか、いかないかといえば難しいところなんですが、力が入りすぎてしまったと思います。」
≫佐々木朗希にとって直球とは?
佐々木
「打ち取れる球、空振りが取れる球。同じ質だったら、ボールが速いに越したことはない。球速だけを求める訳ではないけど、球速も大切な武器だと思うので、そこは大切にしていきたいと思います。それだけを求める訳ではないですけど、モチベーションにすることは悪いことではない。速いだけと言われないようにしたいですね。」
≫160キロを18歳で出したいと誓っていたと聞いたが?
佐々木
「高校1年の時に、その目標を立てました。」
≫走り込みなど中心で筋力トレーニングもそれほど、しなかったと聞いた。
佐々木
「自分の知らないことはやらないようにしていました。筋力トレーニングを始めたのは高校2年の冬。ペースもシーズン中は週1回、オフは週2回くらいですね。」
≫160キロの目標は見事、クリアした。ただ、甲子園という夢はあと一歩、届かなかった(※注)。
佐々木
「甲子園は素晴らしい場所で、高校球児の夢だと思うけど、甲子園に行ける学校は毎年、49校くらいしかない。行けなかったから悪いではない。目指して頑張る過程が、高校野球の意義だと思います。その中で自分の思うような成長ができたから、よかったと思います。」
≫では、高校野球生活は何点ぐらい?
佐々木
「99点ですね。残りの1点はやっぱり、最後に(甲子園へ)行けなかったこと。」
≫ライバルはヤクルトのドラフト1位で、高校日本代表で同僚だった星稜・奥川投手だと語っている。
佐々木
「(甲子園で準優勝する活躍に)うらやましいなと思っていました。あれくらいの能力を持って、それくらいいい投手になりたかった。(現時点では)負けています。」
≫奥川とはLINEで連絡も取り合っている?
佐々木
「たまにやっています。あっちから来ることは、あまりないです。内容は“練習どんな感じ?”とかですね。」
≫高校生活で得たものは?
佐々木
「高校野球を始めた時は、高校で野球は終わろうと思っていました。3年間しっかり、みんなと野球ができた。成長できたと思います。」
≫それは意外。高校卒業後、どうするつもりだった?
佐々木
「勉強して、大学に入って、静かに暮らすつもりでした。東北とか、静かなところで暮らしたかった(笑)。周りより、少しは得意なことを仕事にして、何となく、生きていこうと思っていました。」
≫体重は昨年9月のU18ワールドカップから7キロ増の87キロになった。
佐々木
「栄養をバランスよく、取るようにしています。U18の時、(食事について)学ぶ機会があった。体重はもう少し、増えても大丈夫と思う。」
≫プロ入りしてからは、自分がどんな道を歩みたいとイメージしているか?
佐々木
「プロ初勝利は1年目でできればいいなと思います。初タイトルは防御率です。いつ、どうなるか分からないので獲れる時期に獲りたい。」
≫背番号17にも願いを込められたように、人類最速となる170キロの期待がかかる。
佐々木
「若い方が可能性としては高いと思う。20代前半くらいで出せればと思います。スピードはついてくるものだと思うので、求めずにやりたいです。」
≫その先にメジャー挑戦の夢もある?
佐々木
「それはタイミングを見ながらだし、結果次第と思うので、最終的な目標にはしたいなと思います。」
≫引退は何歳ぐらいか。逆に言うと、何歳まで現役で野球をやりたいか?
佐々木
「40歳くらいまでは野球をやりたいです。(直球が)通用しなくなれば、通用するように、自分なりに変化していければいいのかなと思います。」
≫11年には、東日本大震災に遭った。父・功太さんは37歳の若さで命を落とした。プロ野球選手としてどう、あの出来事と向き合っていくのか?
佐々木
「震災の時は(岩手県)陸前高田市にいました。この(大船渡市も含めた)気仙地区は今まで色んな人に、岩手だけじゃなくて、日本や世界中から支えていただいた。これからその分、恩返しできるような活躍をできればいいなと思います。しっかり、元気を届けられる選手になりたいなと思います。」
≫それが亡き父への恩返しにもなる。
佐々木
「(父は)好きに野球をやらせてくれた。キャッチボールもしてくれた。活躍すれば、恩返しできると思います。」

※注[高校時代の佐々木朗希]1年夏からベンチ入りし、147キロをマーク。2年秋からエースとなり、県4強で157キロを計測した。3年春の高校日本代表候補による研修合宿では163キロを記録し、花巻東時代にエンゼルス・大谷翔平が出した160キロの高校日本最速記録を更新した。3年夏の県大会では盛岡四戦で160キロを計測し、延長12回を投げ切り、21奪三振。準決勝の一関工戦で完封したが、花巻東との決勝では「故障予防」を理由に欠場し、チームも敗退。3年間で甲子園出場はならなかった。

◇佐々木朗希に5つの質問

≫10年後の自分を想像してください。
佐々木
「その頃まで野球を続けていたいなと思います。プロの世界でやったことがないので、自分がどれだけ通用するか分からない。プロフェッショナルの舞台で野球を続けていることが最低限かなと思います。」
≫タイムマシンがあったら対戦したい打者は?
佐々木
「イチロー選手です。日本でもアメリカでも活躍されて、ヒット数は世界で1番、打っていると思うので、思いっきり打たれてみたいです。」
≫あなたの弱点。
佐々木
「幽霊です。(幽霊が出てきそうな怖い)映画も全然、見ないです。(幽霊が)出そうな場所には近づきません。」
≫最近のマイブームは?
佐々木
「野球です。特にプロに入って(練習などを)どうしようかとか(将来的には)どういうふうになろうかと考えている自分がいます。考えることは野球全般のことです。最近、授業中も考えてしまいます。」
≫無人島に持っていくものは?
佐々木
「実際にないものでもいいんでしょうか?それなら(ドラえもんの)四次元ポケットですね。」

◇佐々木朗希(ささき・ろうき)

生まれ&サイズ
2001年(平13)11月3日生まれ、岩手県陸前高田市出身の18歳。1メートル90、87キロ。右投げ右打ち。
球歴
陸前高田市立高田小3年から野球を始める。11年の東日本大震災で父・功太さんを亡くし、大船渡市へ転居。大船渡一中では投手。大船渡高では1年夏からベンチ入りし、2年秋から背番号1。3年夏は岩手大会決勝に登板しないまま、チームは敗退。甲子園出場なし。
野球以外の特技
バスケットボール。「ダンクシュートはできません」。
音楽
あいみょんら、Jポップを幅広く。
お笑い好き
サンドウィッチマン推し。「くだらないところが好き」。年末恒例の「ダウンタウンの“絶対に笑ってはいけない”も見ます」。
女性のタイプ
優しい人。結婚観は「おおざっぱに20代ではしたいです」。
気になる社会問題
地球温暖化。「(大船渡も)春と秋がなくなっている気がします」。
得意科目
数学。「計算するのが得意。苦手なのは国語」。

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[担当記者が見た]種市が覚醒の瞬間…筒香3連続K[報知]

“令和の怪物”と評されるドラフト1位・佐々木朗希よりも先に海を渡るのはこの男かもしれない。種市が高卒3年目でチームトップタイの8勝(2敗)を挙げ、開花した。飛躍のターニングポイントは昨年6月13日の交流戦DeNA戦(ZOZO)だった。

筒香を3打席連続三振に仕留めるなど7回1失点で4勝目をマーク。「筒香さんは調子が悪かったので、たまたまだと思います」と謙遜しつつ「めちゃめちゃ打線がすごかったですけど抑えることができて、自信がついた。自分も投げられるんだなと思えた」。レイズと2年契約を結んだ侍ジャパンの主砲と43発を放ったセ界の本塁打王ソトとの対戦で手応えをつかんだ。

疲れが見え始めた7月には胃腸炎を発症し離脱したが、転んでもただでは起きなかった。2軍でフォームを見直す時間が増え「スライダーの感覚がよくなった。そのまま1軍で投げたら空振りが取れるようになった」。ベースの端を狙ったスライダー、フォークも「ワンバンを投げるイメージ」と右腕を振った。規定投球回未満ながら奪三振率10.41はパ・リーグの先発陣ではソフトバンク・千賀に次ぐ数字だ。「三振へのこだわりはない」というが「可能性があるなら奪三振ですよね」。来季は千賀や楽天・則本昂らと最多奪三振のタイトルを争う。

すでにメジャー数球団のスカウトも注目。近い将来、ポスティング移籍を夢見る若き才能はメジャーで活躍する投手の投球を動画サイトで研究するのが日課。アストロズで昨季20勝を挙げたゲリット・コールがお気に入りで「見ていて楽しいし、勉強にもなる」と目を輝かせる。

勝ちがついても早いイニングで降板するなど、納得のいかない投球内容だとベンチ裏で悔し涙を流すこともある。その負けん気の強さが成長の源だ。「まずは日本で活躍しないといけない」。数年後、メジャーのマウンドに立つ姿を楽しみに待ちたい。

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