わたしはかもめ2020年鴎の便り(1月)

便

1月19日

「という」「らしい」重光氏逸話は都市伝説で広がる[ニッカン]

ロッテの重光武雄オーナーが19日、老衰のために韓国・ソウル市内の病院で死去した。98歳だった。

韓国出身の同氏は、1948年(昭23)にロッテを創業。ガム、チョコレート、アイスクリームなどの販売で成功を収めた。69年に岸信介元首相の仲介で球界進出し、ロッテオリオンズ、現在の千葉ロッテマリーンズのオーナーを務めた。2015年にロッテホールディングスの名誉会長に就任。グループの不正経営をめぐり、19年には自身の実刑判決も確定した(健康上の理由で収監はされず)。18日に体調が急激に悪化。最期は家族が看取ったという。葬儀は韓国で行われ、ロッテグループが後日「お別れの会」を行う予定。


驚くロッテのCMがテレビに流れた。「ガムはロッテ、野球は巨人」。現役選手の長嶋茂雄氏が画面に登場した。東京オリオンズからロッテ・オリオンズに球団名が変わったのは69年。CMはロッテ球団がすでに存在する70年代中盤だった。

ロッテは70年パ・リーグを制し、日本シリーズで巨人と対戦。球団名はロッテも、今で言うネーミングライツ的なもので重光武雄氏はオーナーではなかった。日本シリーズでは1勝4敗で日本一を逃したが、重光氏は「このままロッテが強くなって、人気が出たら(やっかみで)ガムが売れなくなる」と心配していたという。CM誕生の秘話? 

逸話は事欠かないが「という」「らしい」がつく。74年球団オーナー就任後、オーナー会議にも球場にも姿を見せることは皆無。言動は多くの野球関係者の間では「都市伝説」で広がっている。千葉移転決断は初めて足を踏み入れた川崎球場のあまりの老朽ぶりにがくぜんとし、次男に球団運営を託したからだ、という。「野球よりサッカー好きで野球にのめり込んだら本業が疎かになるから」ともらした、という。オーナー就任から10年以上たっての話。いい意味でも悪い意味でも「独裁者」に都合の悪い話は届かなかった。

「野球は巨人」CMには当時のロッテ金田正一監督が登場し「何、なに〜」とぼやき、「ロッテのガムは一段と美味しくなりましたねえ」と言う長嶋氏に「分かるかねえかねえ〜」と笑みを返した。その金田氏は21日、都内でしのぶ会が行われる。重光オーナーへの直撃取材時、本題に近づくと「日本語は難しい…」とかわされた。「野球は巨人」も「東京球場買収」「国内ロッテワールド建設」も“伝説”のままになった。(88、89年ロッテ担当=井元秀治)

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[プロ野球番記者コラム]佐々木朗希、再会U18侍に「みやぞんに似てるな」[ニッカン]

◇とっておきメモ

佐々木朗希が“侍仲間”との再会を喜んだ。「見に来てよ」と誘っていた相手は、U18高校日本代表として韓国でのワールドカップ(W杯)をともに戦った飯塚脩人投手(17)。昨春センバツでは習志野(千葉)を準優勝に導いた最速152キロ右腕だ。

早大進学予定で、週末は自主トレ中。その合間に、地元の友人とZOZOマリンを訪れた。球場到着後、新人選手とのハイタッチ会開催を知ったが「球場のどこから入っていいのか分からなくて」と、サプライズは失敗。大勢のロッテファンとともに、バスの前で侍仲間を待っていた。

束の間の再会を楽しんだ2人。W杯合宿期間は、誰よりもグイグイと佐々木朗に話しかけ、12月にも東京で会うなど、今では大の仲良しだ。「朗希ですか?何も変わってないですよ」と話す顔も嬉しそう。お笑いファンの佐々木朗からはこの日、「みやぞんに似てるな」とストレートが飛んできて、笑い合ったという。

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記者に逆取材も、第三者の声聞く柔軟さ/重光氏悼む[ニッカン]

ロッテの重光武雄オーナーが19日、老衰のために韓国・ソウル市内の病院で死去した。98歳だった。 韓国出身の同氏は、1948年(昭23)にロッテを創業。ガム、チョコレート、アイスクリームなどの販売で成功を収めた。69年に岸信介元首相の仲介で球界進出し、ロッテオリオンズ、現在の千葉ロッテマリーンズのオーナーを務めた。2015年にロッテホールディングスの名誉会長に就任。グループの不正経営をめぐり、19年には自身の実刑判決も確定した(健康上の理由で収監はされず)。18日に体調が急激に悪化。最期は家族がみとったという。葬儀は韓国で行われ、ロッテグループが後日「お別れの会」を行う予定。


表には出なくても球団のことはいつも気にかけていた。筆者が知る90年代以降の重光オーナーは、12球団オーナー会議を含めプロ野球公式行事に出席せず、球場を訪れることもなかった。

そんな姿勢を疑問視する声が球界の内外から挙がったこともある。だが、この姿勢は大企業トップの哲学の表れのようだった。「昭夫くん(オーナー代行)に任せているので」と話したものだった。こちらの質問をかわす言い訳の面もあったかもしれないが、次男に「くん」付けしたところにシビアさと、任せた以上は余計な口出しをしないとの意図を感じたものだ。一方で「監督は私が決めます」とはっきりと線をひいていた。そういえば、お菓子の新商品発売の過程で、最後に試食してゴーサインを出すかどうか決めるのは重光社長、という話を聞いたことがある。

取材陣にとって重光オーナーと直接話ができる取材場所は、深夜の都内の自宅前だった。夜10時過ぎ、自分の運転で帰宅すると、車を置いてから2回に1度ほどの割合で記者の待つ門の外へ戻ってきたものだった。こちらは取材が目的だが「担当記者としてはどう思いますか?」「どうすべきだと考えますか」と逆取材されることも少なくなかった。

チームのことは球団内から詳しく報告が挙がっているはず。それでも第三者ともいえる担当記者の声を聞くことで、最後のジャッジに備えていたのだろう。

公の場での接点はゼロに近いが、それでいて距離が近いと感じさせてくれる珍しい球団オーナーだった。(94〜96年ロッテ担当=森田久志)

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佐々木朗希は骨格も怪物級、大谷、マー君と同じB2[ニッカン]

163キロを出す骨格メカニズムは、怪物投手達と同じだった!19日、ロッテの新人合同自主トレで「4スタンス理論」の提唱者・広戸聡一氏(58)の講義が行われた。体の使い方を4分類する理論で、ドラフト1位の佐々木朗希投手(18=大船渡)は「B2」に分類された。

ヤンキース田中将大投手(31)やエンゼルス大谷翔平投手(25)もB2。体力測定で明らかになった筋力に続き“令和の怪物“の謎が解き明かされていく。


令和の怪物は、B2タイプと診断された。かかとの外側にバランスの重心を置き、体の動きを連動させるタイプだ。広戸氏はB2の代表例として「大谷選手がそうですね。田中選手も」と、くしくも佐々木朗があこがれる2人のメジャーリーガーの名を挙げた。

「どの順番で骨格が動くかの設定が、人それぞれ脳によって決まっている。それに従って体を動かすのがすごく重要なこと」と主張する。163キロをマークした骨格のメカニズムは、大谷や田中と同じ−。ロマンを感じる結果だが、佐々木朗は「少し、知っていたので」と明かした。

小学校高学年の時に高校野球漫画「グランドスラム」で4スタンス理論を学び、B2と自覚した。同じB2の田中の大ファンになったのも「小学生の時なので、それもあったのかなと思います」と振り返る。

球界を代表する速球派3人がそろってB2なのは、偶然なのか。広戸氏はB2の特徴として「肩甲骨周りの可動域が広い。体幹や胴体の使い方がすごくうまいので、腕を振り下ろしていくスペースを作れる」と挙げ「無理のない腕の振り方になっているのではないか」と推測した。

投球時、打者に向けたグラブに対し

(1)
グラブと体を入れ替えて腕を振る
(2)
グラブに近づき上半身のたたみで腕を振る

の2タイプがいるという。佐々木朗は(2)で「大谷君に近いと思います」と広戸氏は分析した。グラブを強く抱え込み、生まれたスペースに腕を振り抜く−。この動きこそ、B2投手の特徴だという。

肩の可動域が広くなっても筋力が落ちない“怪物の源”が、18日に明らかになったばかり。佐々木朗は「自分に合った理論を見つけて実践していければ」と話す。次々と可視化する成長へのヒントが、未来のスケールをどんどん大きくしていく。

4スタンス理論とは
人にはそれぞれ骨格や運動のメカニズムがあり、それぞれに合った体の使い方がある、という理論。バランスの重心となる足裏のポイントによってA1、A2、B1、B2の4つに分類する。ゴルフスイング分析に用いられ話題になった。

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ロッテ重光武雄オーナー死去、本社創業、98歳[ニッカン]

日本、韓国にまたがるロッテグループを創業したロッテホールディングス(HD)名誉会長の重光武雄(しげみつ・たけお、本名・辛格浩=シンギョクホ)氏が19日午後4時半(日本時間同)ごろ、死去した。韓国の聯合ニュースが報じた。98歳。韓国出身。

1940年代前半、日本の植民地統治下にあった朝鮮半島から日本に渡った。第2次大戦後に東京で化粧品の製造に乗りだし、稼いだ資金でロッテを設立。ガムの販売で成功を収め、チョコレートやアイスクリームなど菓子の国内大手に育てた。プロ野球にも進出し、ロッテオリオンズと後身の千葉ロッテマリーンズのオーナーを務めた。

日本では2009年にロッテHD社長から会長に就き、経営の一線から退いた。15年から名誉会長だった。

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ロッテ佐々木朗希「頑張る理由」地元から声援に感謝[ニッカン]

ロッテのドラフト1位、佐々木朗希投手(18=大船渡)に地元・岩手からの声援が届いた。

19日のZOZOマリンでの新人合同自主トレ後、即席のハイタッチ会が行われた。約14分間で593人のファンとハイタッチを交わし「ファンの方々と触れ合って、それであらためて頑張る理由が増えたのかなと思います」と嬉しそうに話した。

593人の中には、地元・岩手から応援にやって来たファンもいた。「大船渡から来ました」「(夏の岩手大会準々決勝の盛岡)四高戦、最高でした」などと続けざまに声をかけられていた。大船渡高野球部の帽子ロゴをデザインしたリストバンドをするファンもいた。佐々木朗は「ここまで遠かったと思うので、ありがたいです」と感謝していた。

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佐々木朗希は大谷と同じ「B2」4スタンス理論学ぶ[ニッカン]

ロッテの新人合同自主トレ第3クールが19日、ZOZOマリンで始まった。

ドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)ら新人7選手は、練習前に「4スタンス理論」の提唱者・広戸聡一氏から体の使い方についての講習を受けた。

4スタンス理論は、バランスの中心が足裏のどこにあるかなどの観点から、体の使い方のタイプを4つに分類している。佐々木朗は「B2」タイプと診断された。B2タイプはかかと寄りの外側に基点があるタイプとされる。

広戸氏によると、プロ野球選手ではヤンキース田中将大投手(31)やエンゼルス大谷翔平投手(25)もB2タイプだという。広戸氏は「グラブの使い方なども大谷君に近いと思います」と話していた。

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判明!ロッテD1・佐々木朗は大谷&マー君タイプ、「4スタンス理論」廣戸氏が分類[サンスポ]

ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=が19日、ZOZOマリンスタジアムで「4スタンス理論」を提唱する廣戸(ひろと)聡一氏(58)の講義を受講。重心の位置を4つに分ける理論で『B2』(かかと・外側型)に分類された。米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(31)やエンゼルスの大谷翔平投手(25)もB2。廣戸氏からは、最速163キロの速球を生み出すメカニズムが明かされた。

令和の怪物に新たな一面が発見された。画期的な身体理論「4スタンス理論」を提唱する廣戸氏の講義で、かかとの外側に重心を置くB2と診断された佐々木朗。廣戸氏が特徴を挙げた。

「基本的に膝と肘が柔らかい。(重心移動の際に)しっかりと、ためを作れる」。

この理論は重心の位置を4つ(A1、A2、B1、B2)に分け、体に合った動作をすることでパフォーマンスの効率を上げる考え方。佐々木朗が憧れ、日米通算174勝を挙げているヤンキース・田中や、同じ岩手県出身のエンゼルス・大谷もB2。いずれも速球派投手だ。

これまでプロ、アマチュアを問わず、約30万人のアスリートをケアしてきた廣戸氏。右腕のキャッチボールを視察した上で、最速163キロの速球を投じる秘訣を明かした。

「無理のない腕の振り方。肩甲骨周りの可動域が広い。グラブを抱え込んでから、できたスペースに腕を振りぬいていける。(この動きは)大谷選手に近い」。

日本選手最速の165キロを誇る大谷に似た体の使い方だと指摘された18歳。実は小学校高学年のときに高校野球を題材にした漫画『GRAND SLAM』(グランドスラム)を読み、B2であることを知ったという。この漫画には廣戸氏が関わっており、既に4スタンス理論を学んでいた。

16日に行った体力測定の垂直跳びで、米バスケットボール・NBAの平均値約70センチを超える73センチをマーク。ハムストリングや大腿四頭筋などの筋肉の測定では、100メートルを10秒3で走るスプリンターと同等の数値をたたき出した(佐々木朗は50メートル走5秒9)。驚異的な身体能力を持ち、この日はメジャーで活躍する2人との共通項が見つかった。

ZOZOマリンでの新人合同自主トレーニングはこの日で終了。初日から徐々に強度を上げてきたキャッチボールの球は、うなりを上げていた。

20日からは2軍本拠地のロッテ浦和に練習場所を移す。「(ZOZOマリンは)1軍にいないと来られないので練習できてよかった。ここでプレーしたいし、しなければいけない」と佐々木朗。プロのマウンドで衝撃の投球を披露する日はそう遠くない。

4スタンス理論
施術家で、JOC(日本オリンピック委員会)強化スタッフでもある廣戸聡一氏が創案。30万人を超すケア実績から身体特性には4種類あり、それぞれのタイプに合った身体の動かし方をすることでパフォーマンスの効率が上がると提唱している。生まれ持った重心の位置によりA1(つま先・内側)、A2(つま先・外側)、B1(かかと・内側)、B2(かかと・外側)の4タイプに分けられる。AとBは動作に大きな違いがあり、Aは伸び上がり、Bは沈み込むのが特性。
廣戸聡一(ひろと・そういち)
1961(昭和36)年6月13日生まれ、58歳。東京都出身。スポーツ整体『廣戸道場』主宰。人間の身体特性を4種類に分類する『4スタンス理論』を含む、動作における軸などを解明した総合身体理論『レッシュ理論』を提唱。日本ゴルフツアー機構(JGTO)のアドバイザーとして強化合宿などで指導し、2010年からJOC(日本オリンピック委員会)強化スタッフも務める。

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ロッテD1・佐々木朗、練習後“神対応”600人とハイタッチ[サンスポ]

ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=は19日、ZOZOマリンでの新人合同自主トレ後、15分間で約600人のファンとハイタッチで触れ合い、「期待しています」「沢村賞を取ってください」などと多くの声援を受けた。地元の岩手・大船渡市から駆け付けたファンもおり「遠かったと思う。ありがたいです」と感謝。「あっという間だった。改めて頑張る理由が増えたのかなと思います」と表情を引き締めた。

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ロッテ・ドラ1朗希、大器の証明“マー君&大谷型”だった!「4スタンス理論」受講で判明[スポニチ]

憧れの先輩達と同タイプだ。ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が19日、ZOZOマリンで新人合同自主トレを行い、練習前に体の使い方を4種類に分類する「4スタンス理論」を受講。エンゼルス・大谷翔平投手(25)、ヤンキース・田中将大投手(31)と同じ「B2」であることが判明した。最速163キロの「令和の怪物」は、しなやかな腕の振りを武器に先輩に追いつき、追い越す。

仰向けになった佐々木朗は上体を起こせなかった。「4スタンス理論」を提唱する球団アドバイザーでスポーツ整体師の広戸聡一氏(58)から「腹筋、1回ぐらいできる?」と言われてトライ。足首を動かしてから、両膝を固められての腹筋運動は1回もできなかった。

「多分、話の流れから“できないんだろうな”と思った」。

人の体の使い方は4種類に分けられる。この理論で、163キロ右腕は「B2」に分類された。膝から始動するタイプで、怪物といえども順番を変えられると何もできない。

そんな「B2」は、佐々木朗にとって故郷・岩手県の先輩である大谷と、楽天時代に24勝無敗を達成するなど少年時代から憧れた田中と同じだ。「膝、肘が柔らかく動かせる。タメをつくって投げられる」のが特長で、広戸氏は「グラブを(前に)出してから入れ替えるタイプと抱え込むタイプがいるが(佐々木朗は)後者。大谷君に近い」と説明。日本人最速165キロを誇る二刀流に最も似ていると明かした。

球団が託した背番号「17」には「170キロを投げて欲しい」との願いが込められている。18歳の体に触れた広戸氏は「肩甲骨周り、体幹部分の可動域が広い。腕を振り下ろすスペースがつくれる。このしなやかさをどれだけ維持できるか」と今後に期待を寄せた。

ただ、大谷、田中と同タイプと分かっても、佐々木朗は驚かなかった。「自分がB2だと知っていたので…」。実は小学時代に読んでいた野球漫画「GRAND SLAM」でこの理論が取り上げられていたことで、まさかの「予習済み」というオチもあった。

とはいえ、詳しく学んだことで「人それぞれ動きが違うことが分かった。自分に合ったものを見つけて、実践していきたい」と得るものは多かった様子。この日のキャッチボールでの距離は、新人合同自主トレ開始後の最長となる50メートルまで伸びた。「誰かと同じタイプでなくてもいい。(田中、大谷よりも)もっと凄い投手になってもらわないと困る」。大リーグで世界一を経験した井口監督の表情も柔らかかった。

4スタンス理論
人の身体特性に応じた適切な体の使い方は、生まれつき4種類存在するという理論。スタンス(立ち方)は自然に重心位置が異なり、それを「爪先側(A)」「かかと側(B)」「内側(1)」「外側(2)」のA1、A2、B1、B2タイプに分類。広戸聡一氏が提唱して広まった。立ち方や体の形、動かす各部位の順序などで選別。4タイプにスポーツのパフォーマンスにおける優劣はなく、個々の特性を理解して体を動かすことで最大限の力を出すことを目指す。

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[20年版球界新士録]ロッテ3位・高部、恩師、亡き弟、朗希に「感謝」新人王へひた走る[スポニチ]

これも縁、そして運命なのか。プロでも、恩師がプレーをしたユニホームに袖を通すことになった。東都大学リーグ2部で歴代最多の129安打をマークした高部は「監督さんにずっと教えてもらって、使ってもらった」と感謝する。

国士舘大・辻俊哉監督はプロ初本塁打を満塁弾で飾った元ロッテ捕手。05年に日本一も経験している。教え子は恩師の現役時代を知らない。YouTubeを見て「プロ野球選手だったんだな」と感じたぐらい。「ファンが温かくてやりがいのある球団。素晴らしい環境があるよ」。そんなエールをもらった。

昨秋のドラフト会議でロッテから3位指名を受けた瞬間は「嬉しいよりもホッとした」と振り返る。「自分の中では、プロ一本に絞って活躍すると決めていた。そのスタートラインに立てた」。16年に弟・晴斗さんが白血病で死去。まだ16歳だった。弟が闘病生活の中で力強く生きる姿に勇気をもらい、プロ野球選手になることを誓った。

新人合同自主トレでは、ドラフト1位・佐々木朗(大船渡)に注目が集まる。「あいつは、そんな環境にも対応できて尊敬に値する。自分は無名の選手なので、逆に野球に集中できる」と同期入団の後輩にも感謝した。

目標は新人王。将来的には首位打者、盗塁王も狙っていく。「自分の魅力は足だったり、ヒットを打つことだと思う。1人でも多くの人にプレーする姿を見てもらいたい」。50メートル5秒8の快足を誇る。荻野、福田秀、マーティン、角中らとの勝負。「感謝」を胸に、1年目から外野争いに加わっていく。

高部瑛斗(たかべ・あきと)
1997年(平9)12月11日生まれ、神奈川県出身の22歳。小3で野球を始める。東海大甲府では3年夏に甲子園出場し、3回戦進出。国士舘大では1年春からリーグ戦出場を続け、2部リーグで通算129安打の最多記録をマークした。リーグ戦通算8本塁打。1メートル78、72キロ。右投げ左打ち。

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ロッテ・ドラ1朗希「ここでプレーを」1軍でZOZO“帰還”誓った、20日からはロッテ浦和でトレ[スポニチ]

20日からは終日ロッテ浦和で行われるため、ZOZOマリンでの新人合同自主トレは最終日となった。

ここまでスロー調整を貫いている佐々木朗は「ブルペンには強度を高めてから入りたい」とキャンプ地・石垣島入り後の本格投球を見据えた。また、練習後には左翼グラウンドで「ハイタッチ会」が行われ、「ファンと触れ合って、改めて頑張る理由ができた」と593人と手を合わせた。「1軍にいないと、ここに戻って来られない。ここでプレーしたいし、ここでプレーしなければいけない」と、1軍選手として本拠地に戻って来ることを誓った。

◇U18同僚の習志野・飯塚も来た

昨年のU18W杯に出場した高校日本代表で、佐々木朗と同僚だった飯塚脩人投手(習志野)が球場を訪問。約50人の地元ファンに囲まれた。今春から早大に進学する150キロ右腕は「前夜、朗希から“球場に来てよ”と誘われたけど、ハイタッチ会に並ぶ場所が分からなくて…」と苦笑。それでも、関係者の配慮もあって無事に対面を果たしていた。

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ロッテと巨人が25日のe日本シリーズ進出、eBASEBALL プロリーグ[スポニチ]

日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメントが共催する「eBASEBALL プロリーグ」の「コカ・コーラeクライマックスシリーズ」のファイナルステージが19日、東京都中央区のesports銀座studioで開催され、ロッテと巨人が25日に行われる「SMBCe日本シリーズ」進出を決めた。

パ・リーグ優勝のロッテは、2位から勝ち上がってきたオリックスと対戦。第1戦を5−2でものにすると、第2戦は6−5と1点差で逃げ切り勝利。2連勝で相手を下した。

ゲスト解説を務めた元ロッテの黒木知宏さんは「マリーンズの選手は実力があって、全体的なトータルバランスが取れているチームということは感じましたね。さすがリーグを制覇したチーム」とコメントした。

セ・リーグは2位から勝ち上がった巨人と、リーグ覇者のヤクルトの対戦。第1戦は巨人打線が爆発して10−3と大勝。第2戦も6−0と投打で圧倒し、2連勝の「下克上」でe日本シリーズ進出を決めた。

元ヤクルト監督で、ゲスト解説を務めた「eBASEBALLプロリーグ応援監督」の真中満さんは「ジャイアンツが強かったですね。落ち着いて力を出し切っていました」と熱戦を振り返った。

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ロッテ、朗希、体の使い方は“マー君タイプ”[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗希投手(18=大船渡)は19日、ZOZOマリンスタジアムで新人合同自主トレを行う前に、「4スタンス理論」を提唱する廣戸聡一氏の講習を受けた。人の体の使い方は4種類のタイプに分かれるというもので、最速163キロ右腕は「B2」タイプと分類された。

「B2」は、佐々木朗が少年時代から憧れてきたヤンキース・田中将大投手と同じタイプとなる。

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ドラ1佐々木朗希、170キロ目指せる、4スタンス理論で大谷と同じ「B2」[報知]

ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=が19日、ZOZOで行われている新人合同自主トレで「4スタンス理論」の講義を受けた。佐々木朗は、憧れの田中将大(ヤンキース)や大谷翔平(エンゼルス)と同じ、かかとの外側に重心がかかる「B2タイプ」。同理論を提唱する整体施術家・広戸聡一氏は、未来のエースの身体的特徴として「肋間(ろっかん=肋骨と肋骨の間)の柔らかさ」を指摘。夢の170キロへ、大器が秘めたポテンシャルがまたひとつ明らかになった。

立った姿勢で、重心が足の前後、内外のどちらにかかっているかで4つのタイプに分類し、それぞれに適したトレーニング法や体の動かし方があるとする「4スタンス理論」。佐々木朗はかかとの外側に重心がかかる「B2タイプ」で、日本人投手の頂点に君臨する田中や大谷と同じ。広戸氏によると、同タイプは「膝や肘を柔らかく使えて、しっかりタメを作ってからキレのある動きができる」という。

講義の中でB2タイプと判定された佐々木朗だが、実は自分がB2であることを「少し知ってました」。小学校の時に同理論を題材にした野球漫画「GRAND SLAM」を読んで自己診断したという。当時から同じタイプのマー君の投球フォームを参考にするなど探究心が旺盛だった右腕。講義で改めて理論を学び、「人それぞれで動きが違うことが分かった。自分に合った理論を実践していきたい」と、今後も参考にしていく考えだ。

球団が提携している順大での体力測定では、全体的に筋力不足ながら、下半身の瞬発力や肩関節の可動域の広さなど、MAX163キロを生む身体能力の一端が明らかになった。さらにこの日、佐々木朗の体に初めて触れた広戸氏は、整体施術家の視点から「肋間が非常に柔らかい」と、未完の18歳の身体的特徴を指摘した。

同氏によると肋骨間を連絡する筋肉がある肋間など、体幹部に柔軟性があることで「胴体をすごくうまく使うことができ、(体をたたんで)腕を振り下ろすスペースを作れる」という。これらの特徴から「投げる時にグラブをグッと引きつけて右腕と体を前に持っていく、大谷投手と同じような投げ方ができる」と分析した。

日本ハム時代の16年に日本人最速記録の165キロをマークしている世界の二刀流との共通点。夢の170キロへ、期待はますます膨らむばかりだ。

4(フォー)スタンス理論
人間の体の使い方は先天的に4種類あり、それぞれ立った姿勢で重心がかかる部位に応じて「A1=つま先の内側」「A2=つま先の外側」「B1=かかとの内側」「B2=かかとの外側」に分類されるという理論。それぞれに優劣はないが、タイプによって、より効率的な体の動かし方や強化法があり、日本人投手ではダルビッシュがA1、松坂がA2、野茂らがB1とされている。ゴルフのスイング矯正など各種スポーツに取り入れられており、提唱者の広戸聡一氏は同理論を含む総合身体理論「レッシュ理論」を用いた整体施術院「廣戸道場」を都内などで運営している。
「GRAND SLAM(グランドスラム)」
「週刊ヤングジャンプ」(集英社)などで11〜14年に連載された野球漫画。作者は河野慶。野球経験がほとんどない主人公・世界一心が美咲高の野球部に入部。捕手の蔵座直哉とバッテリーを組み、4スタンス理論を取り入れたチーム作りで甲子園を目指す。単行本は全14巻。

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ドラ1佐々木朗希らルーキー7選手がファン約600人とハイタッチ会[報知]

ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=ら新人7選手が19日、本拠地ZOZOマリンでファン約600人とハイタッチ会を行った。

この日はZOZOでの新人合同自主トレ最終日。キャッチボール、ノックなどのメニュー終了後、ルーキー全員が左翼席前の人工芝に立ち、笑顔でファンとハイタッチを交わした。自主トレ初日の11日に行ったサイン会に続くファンサービス。佐々木朗は「ファンと触れて、改めてプロとして頑張る理由が増えたなと思いました」と話していた。

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ロッテグループ創業者・重光武雄氏が死去、チューインガムで成功、後日日本でお別れ会[デイリー]

日本、韓国にまたがるロッテグループを創業したロッテホールディングス(HD)名誉会長の重光武雄(しげみつ・たけお、本名・辛格浩=シン・ギョクホ)氏が19日午後4時半(日本時間同)ごろ、老衰のためソウル市内の病院で死去した。98歳。同グループが発表した。葬儀はソウルで行われ、後日日本でもお別れの会を開く予定。

戦後日本で、チューインガムの成功をスタートにロッテを菓子業界大手に育て上げた。韓国にも逆上陸し、製菓にとどまらずホテルや流通業に進出。ワンマンのオーナー経営者として知られ、日韓を往復し多くのグループ企業を率いた。

1921年、韓国南東部・蔚山市生まれ。40年代前半に日本へ渡った。終戦後に東京で化粧品の製造に乗りだし、稼いだ資金で48年にロッテを設立。ファストフードのロッテリアなど多数の事業を起こした。プロ野球ではロッテオリオンズと後身の千葉ロッテマリーンズのオーナーを務めた。

日本で築いた資金を元手に、67年に母国の韓国に進出。製菓や百貨店、建設業のほか、ホテルやアミューズメントパークのロッテワールドなどの観光業を成功させ一代で有力財閥を築き、日韓の政財界に強い影響力を持った。

日本では2009年にロッテHD社長から会長に就き、経営の一線から退いた。15年から名誉会長だった。

ただ後継を巡り息子2人が争いを繰り広げ、経営が混乱する事態となった。自身は19年10月、ロッテグループの不正経営に絡む事件で、韓国最高裁で懲役3年の実刑判決が確定。健康上の理由で収監は見送られた。

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ロッテ・ドラ1佐々木朗希は“大谷級”!4スタンス理論の広戸氏が絶賛[デイリー]

ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が19日、ZOZOマリンでの新人合同自主トレに参加。講演を行った4スタンス理論の提唱者・広戸聡一氏から“大谷級”と絶賛された。

人間の身体特性を4種類に分ける4スタンス理論。佐々木朗はかかとの外側に重心を置く「B2」タイプで、憧れの存在・田中将大(ヤンキース)や大谷翔平(エンゼルス)も同じだという。B2は肩甲骨の可動域が広いなどの特性があり、佐々木朗の体の使い方について広戸氏は「日本ハム時代の大谷選手に近い。グラブをしっかり抱え込んで、腕をできたスペースに振り抜く」と説明した。

小学時代に4スタンス理論についても描かれた野球漫画「GRAND SLAM」を読んでいた佐々木朗は、大谷に近いと評されると「タイプが一緒なので」と恐縮しつつ笑みを浮かべた。高校球界最速163キロの令和の怪物。大谷がマークした日本最速165キロ超えも夢ではない。

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ロッテ、重光武雄オーナーの死去を発表、後日「お別れの会」[デイリー]

プロ野球のロッテは19日、ロッテグループ創業者でオーナーの重光武雄氏が同日午後4時29分、韓国ソウル市内の病院で死去したことを発表した。98歳だった。

通夜葬儀の儀は韓国ソウルで執り行われる。ロッテグループとして後日「お別れの会」を行う予定という。

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ロッテ・ドラ1佐々木「ハイタッチ会」を開催「頑張る理由が増えた」[デイリー]

ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が19日、ZOZOマリンでの新人合同自主トレに参加。練習後には新人7選手が、“ハイタッチ会”を実施した。

この日は球場の外野席がファンに開放された。佐々木朗も約20分間、グラウンドで丁寧に対応し、ファンから激励された。「ファンの方々に触れて、改めて頑張る理由が増えたのかなと思います」と力を込めた。

この日でZOZOマリンでの新人合同自主トレは終了し、20日からさいたま市のロッテ浦和球場に場所を移してトレーニングを行う。最速163キロの“令和の怪物”は「しっかり練習についていくことができた。最後までメニューをこなせたのが1番の収穫」と充実の表情を浮かべ、先を見据えた。

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