2月7日2月7日雨音をかき消すように、ミットの音が響き渡った。ロッテのドラフト1位、佐々木朗希投手（18＝大船渡）が、今キャンプ初めて捕手を相手にキャッチボールを行った。練習開始直後の大雨で室内に移動。捕手を立たせ「投げていて気持ちよかった」と、力強く24球を投げ込んだ。キャッチボールながら、球を受けた前里ブルペン捕手が「145キロは出ていた」と証言するほど迫力があった。
その剛球の要因に「噛む力」がある。練習後、新人7選手を対象に咀嚼能力チェックが行われ、佐々木朗は1027.4N（ニュートン）を記録し、7人中5位。自分の体重を支える力（体重85キロの佐々木朗は約850N）があれば十分とされる中で、まずまずの数値だ。かみ合わせの割合は左48.4％（497N）右51.6％（530.4N）とほぼ均等。検査をした東京歯科大の武田友孝教授は「バランスがいい。踏ん張る瞬間にうまく噛めているから、いいボールが投げられる」と絶賛した。ただ1916.5Nで1位だった、育成ドラフト2位の植田将太捕手（22＝慶大）とは大きな差が開いた。「普段からガムや固いものを噛めば、さらに鍛えられる」と、伸び代は未知数。アドバイスを咀嚼し、さらに成長する。
練習後、チーム宿舎では口腔健康セミナーが開かれ、藤原や安田ら約25人が歯や咀嚼と運動動作の関係について学んだ。
引き続き講師を務めた武田教授は、バレーボールでジャンプの瞬間に力を入れて噛むと3センチほど伸びる事例を紹介。野球ではインパクトの瞬間に力を入れることが重要だと説明すると、選手達も納得した様子だった。
ロッテは8日の今季初対外試合で、ドラフト2位・佐藤都志也捕手（22＝東洋大）ら大卒新人野手3人がスタメン出場する。
井口監督が明言した。佐藤は「いい結果が出るように」と意気込んだ。台湾楽天との練習試合連戦となり、8日は2年目右腕の古谷、9日は左腕小島が先発する予定。それぞれ2イニングを任される見込みだ。
日刊スポーツではロッテの怪物ルーキー佐々木朗希投手（18）のキャンプ密着企画「ROKI MANIA」を連日お届けします。数字に特化したミニコーナー。今日の数字は「45分間」です。
ロッテ石垣島キャンプは午後の個別練習終了後、各自でタクシーでホテルへ戻る。朗希は7日、1学年先輩の右腕・古谷を「一緒に帰りましょう」と誘った。しかし朗希には直後、テレビ局の取材が。30分後、ようやく戻った朗希は古谷に「ここまで来たら待ってくださいよ〜」と懇願。実はその後も取材などが入っていた。古谷が待ち始めてから45分、ようやく朗希が任務終了。2人はニーッと笑い合い、種市も含めた3人で仲良く帰っていった。
今季ロッテに加入したジェイ・ジャクソン投手（32）が7日、沖縄・石垣島キャンプで熱のこもった投球練習を行った。
正捕手の田村龍弘捕手（25）を相手に24球。150キロ近い球を投げ込んだ。ジャクソンの依頼で、田村がホームベースの真上にしゃがみ捕球することも。田村は「外国人投手からはたまにホームの上で、とお願いされることがあるんです。グライシンガーとかもそうでした。ジャクソンは荒れ球なイメージでしたが、実際は結構器用なタイプでした」と初めて球を受けた印象を話した。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手（18）＝大船渡高＝が7日、沖縄・石垣島キャンプで初めて、プルペン捕手を相手にキャッチボール。マウンドから本塁までを想定した約18メートルで力強い投球を披露した。
「1日1日、成長を実感しながら、取り組めているかなと思います」。
最速163キロ右腕のボールを受けたのは前里ブルペン捕手。「回転が素晴らしい。145キロは超えていたんじゃないか」と驚いた。ロッテ入団前はソフトバンクでブルペン捕手を務めていた同氏は、「ああいう縦から投げるのは斉藤和巳とか、あの辺のクラス」と2003年に20勝を挙げた鷹の元エースに例えて、絶賛した。
練習後は、噛む力を測定する咀嚼能力チェックにも挑戦。新人7人中5位の1027.4ニュートン（1位は育成D2位・植田）だったが、検査を担当した東京歯科大の武田教授は「口の中のバランスがすごくいい。18歳という若さだが奥までしっかり噛んでいる。プレーにかなりいい影響が出ると思う」と感心した。
「普段からガムや固いものを噛めば、さらに鍛えられる」と佐々木。早速“お口の恋人”ロッテが開発したトレーニング用のガムを試した
。今季初実戦となる8日の台湾楽天との練習試合（沖縄・石垣市）に、D2位・佐藤（東洋大）ら新人野手3人が先発する。強打の捕手として期待が高い佐藤は「打つことよりまずはリードでアピールしたい」と武者震い。大学3年時には侍ジャパン大学代表として国際大会で台湾戦に出場しており、「台湾の打者のイメージはある。自分の国際経験も生かしたい」と意気込んだ。
ロッテが石垣島春季キャンプ中の7日、練習後の宿舎で若手選手を対象に“健口講義”を行った。東京歯科大学スポーツ歯学研究室の武田友孝教授を招き、「口腔健康セミナー」を開催したもの。
安田、藤原、種市ら選手20人は、歯の健康や「噛む力」がスポーツにおけるパフォーマンスに影響することや、ガムを噛むことの効果などの話に真剣な眼差しで聞き入った。
武田教授は「今日のお話が皆さんの今後に少しでも役に立てば。体の筋肉を鍛えるのと同じように、顎の周りにも気を配ってください」とエールを送っていた。
ロッテのドラフト2位・佐藤都志也捕手（東洋大）が、今季初実戦となる8日の台湾プロ野球・楽天モンキーズとの練習試合（沖縄・石垣市）に先発する。
初マスクを前に佐藤は「緊張するとは思うけれど、投手としっかりコミュニケーションをとっていきたい」と武者ぶるい。強打の捕手として期待高まるが「（アピールポイントは）まず打つことよりもリードです」と気を引き締めた。
対戦相手は、昨秋に台湾・ラミゴを楽天が買収した新生チームだ。佐藤は東洋大3年時に侍ジャパン大学代表に選出され、「ハーレムベースボールウイーク」に出場。台湾戦には野手として2試合出場しており「台湾の打者のイメージはある。自分の国際経験も生かしたい」と意気込んだ。
ドラフト1位ルーキー佐々木朗（岩手・大船渡高）が剛球を披露した。今キャンプで初めてブルペン捕手を相手にキャッチボールを行い、前里ブルペン捕手は「いいボール。回転が素晴らしい。145キロは超えていたんじゃないか」と驚きの表情を浮かべた。
マウンドからはまだ投げておらず、吉井投手コーチの指導の下、少しずつ投げる球の強度を上げている。最速163キロを誇る佐々木朗は「順調にここまできて、とてもいい状態にあるかなと思う。投げていてとても気持ち良かった」と手応えを口にした。
佐々木朗がまた1つ、人生初体験をした。新人7選手を対象に、噛む力を示す「咬合力」の測定が行われた。一般男性の平均は600〜700ニュートン（N）。1027.4Nで7人中5番目だったが、意外なところに163キロ右腕の凄みが出た。左右の偏りがほとんどなかったからだ。
東京歯科大の武田友孝教授は「体もバランスが良さそうだが、口の中のバランスも凄く良い」と絶賛。佐々木朗は「興味深かった。噛む力はアスリートとして大切だと思うのでバランスをこれからも意識していきたい」と向上心を見せた。
顎の筋肉を左右バランス良く使うことで首も鍛えられ、頭が安定。ボールに力が伝わりやすくなるという。説明を聞き「ガムを噛む機会を増やしていければ」と笑顔で話した。
誰もが驚いた。最速163キロを誇るロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手（18＝大船渡）が7日、平地でのキャッチボールで力を入れた。ミットに吸い込まれた瞬間「スパーン！」という乾いた音が鳴り響いた。
「やっぱり捕手ミットの方がいい音が出るし、気持ちよく投げられました。力を入れたし、しっかり伝わっていたと思います」。
プレートから本塁と同じ18.44メートルで、計23球。最初はドラフト4位・横山（専大松戸）が受けたが、あまりの剛球に前里史朗ブルペン捕手と交代。驚きの投球は続いた。
前里ブルペン捕手 145キロは超えていたと思う。縦回転で浮き上がる。斉藤和巳みたいだった。
かつて在籍したソフトバンクでは、ブルペン捕手として沢村賞に2度輝いた斉藤氏の球を受けてきた。そんな職人の言葉だけに説得力がある。
石垣島は突然のスコール。全体練習が室内練習場で行われた。ここまで怪物ルーキーは別メニュー。メイン球場やブルペンで練習しないだけに、他球団の偵察部隊は初めて目の当たりにした。
賛辞の嵐にも、佐々木朗は「1日1日、成長を感じながら取り組めているかな」と表情を引き締めた。吉井投手コーチは「まだ5割くらい」と言った。この18歳には、どれだけの力が眠っているのだろう。
ロッテは7日、沖縄・石垣島の選手宿舎で藤原、安田ら若手選手20人を対象に「口腔健康セミナー」を実施した。
東京歯科大学スポーツ歯学研究室の武田友孝教授が、特にスポーツにおける歯、咀嚼、噛しめ、マウスガードの重要性について約30分講義した。「ガムを噛むことで脳の血流がよくなり集中力が高まる」と説明。健康な口を保つために「怪我をしない、虫歯にならない、歯槽膿漏にならない」と呼びかけた。選手達は真剣に耳を傾けていた。
ロッテが7日、ドラフト1位・佐々木朗ら新人7選手を対象に噛む力（咬合力）を測定する咀嚼能力チェックを実施した。最も数値が高かったのは育成2位の植田で1916.5ニュートン（N）。佐々木朗は7人中5番目の1027.4Nで、左右のバランスを絶賛された。
佐々木朗は「噛む力を測定したのは初めてだったので興味深かったです。ガムを噛むことで噛む力も上がるし、リラックス効果もあると聞いたので、これを機にガムを噛む機会を増やしていければと思います」とコメントした。
ロッテ・佐々木朗希投手（18）が7日、沖縄・石垣島の春季キャンプで初めて捕手相手に投げ込んだ。前日に続きマウンドからの正規距離の18.44メートルで、ブルペン捕手へ約4分間、計23球を投じた。まだ全力ではないが、威力は十分でキャッチャーミットの音が心地よく響いた。「順調にここまで来て、良い状態にある。とても気持ちよく投げられた」と汗を拭った。
見守った吉井投手コーチは「昨日より良かった。素晴らしかった」と評した。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手（18）＝大船渡高＝が7日、沖縄・石垣島キャンプで、初めてブルペン捕手を相手にキャッチボールを行った。バッテリー間を想定した距離で球を受けた前里史朗用具兼1軍ブルペン捕手（44）は、その球質を、ソフトバンクで79勝を挙げた斉藤和巳に例えた。
石垣は、土砂降りの雨。薄暗くなった室内練習場に、ミットをたたく音が響き渡った。佐々木朗が、バッテリー間と同じ18.44メートルの距離で強めのキャッチボール。4分間、計23球を投げ「18.44（メートル）なのでとても気持ちよく投げれてます」と充実した表情を見せた。
球を受けた前里ブルペン捕手は、驚きを隠せなかった。「素晴らしい縦回転。キレがある時は突き上がるようなボールを投げている。あんな風に縦から投げるというのは斉藤和巳タイプ」。
前里捕手は、ホークスのブルペン捕手だったころに球を受けていた名投手と、身長190センチの「令和の怪物」を重ね合わせた。
朗希はこの日も吉井投手コーチによる「スロートレーニング」を受けた。これまではドラフト4位右腕・横山＝専大松戸＝とキャッチボールを行ってきたが、強度を一段上げるべく、相手がブルペン捕手に代わった。
吉井投手コーチは「（力の入れ具合は）5割くらいじゃないですかね。すごかったです。バランスがいい」と目を細めた。前里捕手は「いいボール。145キロは超えてる」と絶賛した。今の朗希は“5割の力で145キロ”の状態と言っていいかもしれない。視察した楽天・関口スコアラーも「160キロもそりゃ出るだろう。しなやかで投手らしい投手。本物だね」と確信した。
ここまで順調な調整を続けている最速163キロ右腕。「1日1日、成長を実感しながら取り組めている」と表情を引き締めた。今後も徐々に強度を上げ、2月末のブルぺン入りと4月上旬の初実戦を目指してペースを上げていく。
全体練習終了後、新人7選手を対象に東京歯科大学スポーツ歯学研究室の武田友孝教授による「咬合力（噛む力）測定」が実施された。1位は育成2位の植田で1916.5ニュートン（N）。成人男性の平均値は600〜700Nでその3倍にも及ぶ咬合力だった。
佐々木朗は1027.4Nで4位。「バランスがいいと言っていただけて嬉しかった。ガムを噛むことで噛む力も上がるしリラックス効果もあると聞いたのでガムを噛む機会を増やしていければ」と初めての測定に興味深そうだった。
ロッテは7日、石垣島キャンプ宿舎で種市、安田、藤原ら選手20人が参加し、東京歯科大学スポーツ歯学研究室の武田友孝教授による口腔健康セミナーを行った。「歯・咀嚼・噛みしめ、マウスガードの重要性―特にスポーツにおいて」と題されたセミナーでは、噛むことの重要性とスポーツへの影響などが講義された。
日本オリンピック委員会で強化スタッフなども務める武田教授は「ガムを噛むことで脳の血流がよくなって集中力が高まる。またストレスが緩和されるので、緊張する状況にも効果がある」とガムの効能を説明。多くのデータを示しながら、マウスガードの有効性なども解説していた。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手（18）＝大船渡高＝が7日、初めて捕手を置いてのキャッチボールを行った。
この日は球場で練習開始後、突如降り出した土砂降りの雨により室内に移動。ウォーミングアップ、キャッチボールを終えた佐々木朗は吉井投手コーチによる「スロートレーニング」で約5分間、30メートルのキャッチボールを終えた後、初めてブルペンキャッチャーを相手に約4分間26球。立ち投げではあるが、マウンドと同じ距離で投げ込んだ。室内練習場にはミットを刺すような音が響き渡った。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手（18）＝大船渡＝が、今キャンプ初めてブルペン捕手を相手にキャッチボールを行って豪腕を披露。“最速163キロ右腕”が実力の片鱗を示した。
「バシッ！」。小気味いい捕球音が室内練習場に響いた。ダイナミックな投球フォームから腕を振り抜き、力強いボールを23球。「力を入れてますし、それがしっかり伝わっていると思います」と語った。
キャッチボールの相手を務めた前里ブルペン捕手は「いいボール。縦回転で回転が素晴らしい。ボールが浮き上がる。145キロは超えていると思う」と驚いた。見守った吉井投手コーチは力の入れ具合が「5割ぐらいでしょう」。底知れぬ潜在能力がある証しだ。
ソフトバンクに在籍していた前里ブルペン捕手は「縦（回転）で斉藤和巳みたいですね」と舌を巻き、ダイエー、ソフトバンクで活躍し、03、06年には沢村賞を獲得した右腕に重ね合わせた。
ブルペン投球はまだ行っておらず、フォーム固めに取り組み、徐々に投げる球の強度を上げている。佐々木朗は「順調にここまできて、とてもいい状態にあるかなと思う」と充実の表情を浮かべた。
練習終了後に石垣市内のホテルで東京歯科大学スポーツ歯学研究室の武田友孝教授による「口腔健康セミナー」を行った。
4年目の種市篤暉投手、3年目の安田尚憲内野手や2年目の藤原恭大外野手ら若手選手が参加。“お口周り”はプロ野球選手としてのプレーにつながり、歯がしっかりしていないと大事な食事を取ることができない、ことなどを学んだ。ナインは熱心に聞き入り受講した。
ドラフト1位・佐々木朗希投手（18）＝大船渡＝ら新人7選手が、歯の噛む力を示す咬合力の測定を行った。
佐々木朗は1027.4ニュートンでルーキー7人の中では5位だった。1位は育成ドラフト2位・植田将太捕手（慶大）の1916.5ニュートンだった。
佐々木朗は「噛む力の測定をしたのは、初めてだったので興味深かったです。左右のバランスが、非常に良いと言っていただけて嬉しかったです」とコメント。「ガムを噛む事で噛む力も上がるし、リラックス効果などもあると聞いたので、これを機にガムを噛む機会を増やしていければと思います」と意欲を示した。
ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木朗（岩手・大船渡高）が剛球を披露した。今キャンプで初めてブルペン捕手を相手にキャッチボールを行い、前里ブルペン捕手は「いいボール。回転が素晴らしい。145キロは超えていたんじゃないか」と驚きの表情を浮かべた。
マウンドからはまだ投げておらず、吉井投手コーチの指導の下、少しずつ投げる球の強度を上げている。最速163キロを誇る佐々木朗は「順調にここまできて、とてもいい状態にあるかなと思う。投げていてとても気持ち良かった」と手応えを口にした。