ロッテは西野が5回を1失点で粘った。福田秀は初回先頭打者本塁打、二塁打に2四球と好調で、レアードは1号満塁本塁打を含む2安打。ヤクルトは開幕投手の石川が4回1失点と順調。塩見は2号ソロなど2安打に好守も光った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 |
東京ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 |
ロッテ福田秀平外野手(31)が突っ走っている。7日、ヤクルト戦(神宮)でオープン戦2本目となる先頭打者本塁打を放った。
ロッテ福田秀が2月29日楽天戦(ZOZOマリン)の1回裏に松井から放って以来、オープン戦2本目の先頭打者本塁打。
オープン戦で先頭打者本塁打をシーズン2本は宗(オリックス)が18年3月3、4日DeNA戦で記録して以来。オープン戦の古い記録は不明だが、ロッテの選手では65年以降初めて。オープン戦での対左投手はこれで4打数4安打、2本塁打、2四球と全6打席とも出塁している。
ロッテ福田秀平外野手(31)が突っ走っている。7日、ヤクルト戦(神宮)でオープン戦2本目となる先頭打者本塁打を放った。オープン戦5試合を終え、13打数8安打の打率6割1分5厘で首位打者に君臨する。オフにソフトバンクからFA移籍で加入し、「打」「足」「声」の3つでロッテ打線を牽引。シーズンでも大きな期待がかかる。
「1番センター福田秀」が板についてきた。「どの打順でも自分の打撃ができるように」とこだわりはない。井口監督は「上位で打って欲しい」と2番、3番起用も視野に入れる。それでもトップを任せたくなる存在感を示す。
ロッテ西野勇士投手が開幕ローテーション入りをほぼ手中に収めた。
5回を投げ、毎回安打を許しながら、1失点でまとめた。直球主体をテーマにした投球に「打者の反応を見ても(直球に)刺されている感じがあったので、悪くなかったと思います」と手応え十分の様子だった。
6日は29歳の誕生日。「いいシーズンにしたいです」と笑った。
ロッテのブランドン・レアード内野手(32)が、オープン戦1号となる満塁本塁打を放った。
4回にオープン戦初安打をマークして迎えた、5回2死満塁での第3打席。ヤクルトの左腕高橋の低め147キロ直球をうまくすくい、左翼席へ運んだ。「いい感触で打てたよ」と喜んだ。今季もシーズン30発以上を目標に設定する。
ベンチで祝福されると、最後は誰もいないスタンドへいつものスシポーズ。ドラフト2位・佐藤都志也捕手(22=東洋大)が「食べる役」だった。「ファンも皆さんもスタジアムに来られなくて、歯がゆいと思う。みんながボールパークに来られることを願っている。みんなで戦っていきましょう」と、ファンへメッセージを贈った。
フリーエージェントでソフトバンクからロッテへ移籍した福田秀平外野手(31)がヤクルト戦で、オープン戦2本目の先頭打者本塁打を含む2安打&2四球と、全4打席で出塁。オープン戦の打率.615(13打数8安打)で12球団トップと、好調だ。
1回、フルカウントから171勝左腕・石川の内寄りの変化球を捉えた打球は、無人の右翼席ポール際に飛び込んだ。
「オープン戦でも、200勝目前の大投手からホームランを打つことができてよかった」。
5回にも左翼への二塁打で、3試合連続のマルチ安打。「タイミングが大きく取れている」と好調の要因を明かした。
1番打者として結果を出し続ける新戦力。井口監督は「上位で打ってもらうことは間違いない」と、シーズン開幕に向けて絶大な信頼を寄せた。
移籍2年目のレアードが、オープン戦1号となる満塁弾を含む2安打。第2打席で左前へ今季実戦初安打を放つと、続く5回の2死満塁で、高橋の真っ直ぐを捉えて左翼席に運んだ。「いいタイミングで打てた。(第2打席で)一本出て、気持ち的にも楽になった」。恒例の“すしポーズ”も披露し、井口監督も「ようやく(すし店の)暖簾が出ましたね」と笑顔だった。
開幕ローテーション入りが濃厚なロッテの西野は5回を5安打1失点と安定した内容だった。速球を主体とすることをテーマに投げ「ファウルでカウントを取れたし、打者の反応も差し込めている感じがあった」と手応えを口にした。
寒空の下、半袖姿で熱投。前日6日に29歳の誕生日を迎え「毎年思っているけれど、いいシーズンにしたい」と意気込んだ。井口監督は「しっかりした投球をしてくれた。調子を上げてきてくれている」と満足そうだった。
ロッテの福田秀平外野手(31)が7日のヤクルト戦で先頭打者弾を放った。オープン戦2本塁打がいずれも先頭打者弾。2打数2安打で打率.615とし、オープン戦の首位打者に躍り出た。出場機会を求めてソフトバンクからFA移籍した14年目の31歳。新天地で4年ぶり2度目の開幕スタメンを勝ち取り、リードオフマンとして出場することが有力だ。
狙い澄ました一発だった。初回、1番の福田秀に立ちはだかったのは、ヤクルトの開幕投手で通算171勝を誇る左腕の石川。フルカウントとなった。
「プロで170勝以上されている大投手なので積極的に決め球を絞っていこうと思った」。ヒッティングゾーンを上げた。「(ゾーンより)低めに来たら三振でも仕方ない」。割り切ることで気持ちを軽くした。6球目、石川が外角を狙った得意のカットボールが内寄りに来ると、強振して右翼席に運んだ。
2月29日の楽天戦で放った移籍1号も先頭打者弾。相手も松井とこの日と同じように一線級の左腕から打った。左打者は昨季、右投手の打率.295に対し、左投手には.135と苦にしていた。それでも、過去に巨人・菅野や日本ハム・大谷(現エンゼルス)から本塁打を放った「エースキラー」。今季は「サウスポーキラー」の称号も加わりそうだ。
試合後、鳥越ヘッドコーチから「多摩大聖ケ丘以来やな」と声を掛けられた。同じ神宮球場で行われた06年夏の西東京大会準決勝・日大三戦。敗れたが、当時両打ちだった福田秀は8回に右打席から左翼へ本塁打を放った。実際にはプロ入り後の18年3月18日のヤクルトとのオープン戦でも本塁打を放っているが、高校時代の一発の方が思い出は深い。
5回にも同じ左腕の高橋から左翼線二塁打。2四球も含め4打席4出塁と1番打者の役割を全うした。13打数8安打で打率.615とし、オープン戦打率トップに浮上。荻野が左膝の違和感で出遅れていることもあり、20日の古巣・ソフトバンクとの開幕戦(ペイペイドーム)では「1番・中堅」で移籍デビューすることが有力で、井口監督も「(1番起用は)あり得る。上位で打ってもらうのは間違いない」と話した。
4年ぶりの開幕スタメン。福田秀は「ケガだけ注意して状態を上げていきたい」と開幕を見据えた。
ロッテ・レアードが5回に左中間へオープン戦1号となる満塁本塁打を放った。「いい感触で打てた」と高橋の147キロ直球を捉えた。移籍1年目の昨季は32本塁打。来日6年目の助っ人は「30本塁打は打ちたい数字」と目標を設定した。
無観客試合で無人のスタンドに戸惑いながらも好物の寿司を握るパフォーマンスも披露し「観客がいないのでためらいながらだけどね」と苦笑いしていた。
ロッテの2年目助っ人・レアードが5回2死満塁でオープン戦1号となる左越え本塁打を放った。高橋の147キロ直球を捉えた一発だった。
「いい感触で打てた。観客がいないので、いつものパフォーマンスはためらいながらだけどね」。
無観客試合のため、ベンチ前で好物のすしを握るパフォーマンスも控えめ。握った寿司は、いつも食べる役の三木がいないため「新人の佐藤サンに食べさせた」と、ドラフト2位の佐藤都(東洋大)に手渡していた。
ロッテは2年目、来日は6年目になる。「ケガなく1年間乗り切ることが目標」というレアード。数字的な目標は「ずっとホームラン30本を打っているので、そこは目標」と明るい表情だった。
待ちに待った「すしポーズ」のお披露目だ。ロッテはマーティンの一打で3−1と勝ち越しに成功した直後の5回2死満塁。昨季32本塁打の主砲・レアードが2球目の直球を左翼席へ運んだ。オープン戦第1号はド派手な満塁弾だ。「感じよく打てたし、1本出てよかったよ」。ここまでオープン戦3試合に先発出場も無安打。4試合目にして2安打4打点の活躍を見せ「チームに貢献できた」とうなずいた。
ベンチに帰ると、お決まりの「すしポーズ」を無観客のスタンドへ披露。「いつもファンの応援で、いかに後押しされているかが分かったよ。こんな現状だけど、みんなが球場に来て応援できることを願ってる。みんなで戦っていこう」と誓った。いつもはすしを食べる役の三木が不在だったため、ドラ2ルーキー・佐藤が代役となった。
今季目標とする日本通算200本塁打まであと37本。井口監督も「ようやく(すし店の)暖簾が出ました」と目を細める幕張の“すし職人”が徐々に調子を上げてきた。
「寿司パフォーマンス」のお披露目だ。ロッテは同点で迎えた5回、2死満塁からマーティン外野手(32)の右中間適時打で2点を追加し、勝ち越しに成功。続く中村奨吾内野手(27)が四球で出塁し再び2死満塁とすると、レアード内野手(32)がレフトスタンドへオープン戦1号となる豪快な一発を放った。
ベンチへ戻ると無観客のスタンドへお決まりの「寿司パフォーマンス」。
この日パフォーマンスでレアードが握った寿司を食べたのはドラフト2位ルーキーの佐藤都志也捕手(22)。
今季日本通算200本塁打を狙うロッテの主砲が徐々に調子を上げてきた。
ロッテの福田秀平外野手(31)がオープン戦2号となる初回先頭打者本塁打を放ち、ロッテが1点を先制した。
ヤクルトの先発・石川の6球目をしっかり捉えると、打球は大きく弧を描きライトスタンドへ。2月29日のオープン戦初戦でも楽天の先発・松井から右翼席への初回先頭打者本塁打を放っており、打撃好調。新戦力がチームを勢い付けている。
ソフトバンクからFAで加入したロッテ・福田秀がヤクルトとのオープン戦(神宮)に「1番・中堅」で先発出場し、初回にオープン戦2本目の先頭打者本塁打など2打数2安打1打点の活躍だ。
強烈な先制弾を「体がうまく反応してくれた」と振り返る福田秀。現役最多の通算171勝を誇る石川から放っただけに「200勝目前の大投手。オープン戦ですけど、本塁打打つことができてすごくよかった」と声を弾ませた。
この日は2四球も選び出場した4打席すべてで出塁。オープン戦打率6割1分5厘は12球団単独トップだ。「タイミングを大きく取れている。1日1日いいコンディションでやることが大事」。開幕戦でのスタメンは当確だけに、さらに状態を上げていく。