わたしはかもめ2020年鴎の便り(3月)

便

3月9日

ロッテが佐々木朗希トレ動画、休校になった君達へ[ニッカン]

#休校になった君達へ−。ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)の、子供達への思いが形になった。

10日、球団公式YouTubeチャンネルに「佐々木朗希選手も実践している、家でもできる簡単トレーニング」の動画がアップされる。モデルはもちろん佐々木朗。手のひらの上、スマホやタブレットの中で、運動好きな少年少女の手本になる。


佐々木朗は3月4日、休校になった子供達へメッセージを発信した。

「自分が(実際に)できなくても、今の時代、テレビやスマホ、インターネットで色々なものを見られると思うので。“見て学ぶ”こともこれから必要になってくると思うので、そういうふうに使って欲しいなと思います」。

18歳の思いに、大人達が共鳴した。球団のコンディショニング部門で話し合った結果、室内でも実践可能な1分間程度のトレーニング動画が、球団公式YouTubeチャンネルにアップされることが決まった。菊地1軍ストレングスコーチは「なかなか外で思い切り体を動かせない状況ですので、家でも子供が簡単にトレーニングできるものをチョイスしました」と今回、多種多様なトレーニングメニューの中から5つを選択。10日から5日間連続で公開する。

動画のモデルには佐々木朗が選ばれた。例えば2人1組になって片足を上げ、相手に片方の手をもってもらい、四方に動かすことでバランス感覚を養う−。短時間でも汗をかく、こんなメニューが動画で紹介される予定だ。

佐々木朗は「ちょっとしたトレーニングは家でもできるんだよ、というのを分かってもらえるきっかけになれば」と願う。自身も高校時代から時間を見つけてはストレッチを行い、抜群の柔軟性を身につけた。「今できることを見つけて、自分のために時間を使って欲しい」と、あらためて未来を担う子供達へ発信した。

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阪神の“引退勧告”に退団選択/鳥谷のこれまで経過[ニッカン]

昨季限りで阪神を退団した鳥谷敬内野手(38)が、ロッテと入団交渉を行い、合意したことが9日、分かった。10日に発表される。鳥谷は昨季、阪神から“引退勧告”を受けたが、現役続行を選択して他球団移籍の道を模索。一方ロッテは数カ月間に渡って獲得調査を続け、経験豊富な遊撃手がいないチーム状況も踏まえ、虎のレジェンドの力が必要と判断。3月上旬という異例のタイミングで獲得を決めた。

◇鳥谷ここまでの経過

出番激減
昨季は遊撃復帰で勝負をかけたが、開幕から不振で苦しんだ。
これが最後
8月25日のヤクルト戦とのビジター最終戦で「これが最後(の神宮)になるかも」と意味深発言。これを受け翌26日に谷本球団副社長が会談設定の意向を示す。
“引退勧告”
同29日に球団から「引退勧告」を受けていたことが判明。同30日にその事実を認めた。
退団
同31日に自ら会見し「タイガースのユニホームを着てやるのは今シーズンが最後になります」と退団を表明した。
タテジマ最後
10月13日のCSファイナルステージ3戦目の巨人戦で、代打で二ゴロに倒れたのが阪神で最後の打席となった。
自由契約
12月2日に保留者名簿が公示。名簿から外れ自由契約選手に。
現役に意欲
同30日、関西ローカルのテレビ番組に出演し「他の球団から声がかかるのを待っている状況」と現状を説明した。
鳥谷敬(とりたに・たかし)
1981年(昭56)6月26日生まれ、東京都出身。聖望学園で3年夏に甲子園出場。早大に進学し、2年春に東京6大学史上最速タイで3冠王に輝くなど活躍。03年ドラフト自由枠で阪神入団。2年目の05年に遊撃の定位置を獲得し、1939試合連続出場はプロ野球2位、全イニング連続試合出場667は同5位。17年9月に通算2000安打を達成。180センチ、79キロ。右投げ左打ち。

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鳥谷がロッテ入団決定!10日発表、昨季阪神退団[ニッカン]

昨季限りで阪神を退団した鳥谷敬内野手(38)が、ロッテと入団交渉を行い、合意したことが9日、分かった。10日に発表される。鳥谷は昨季、阪神から“引退勧告”を受けたが、現役続行を選択して他球団移籍の道を模索。一方ロッテは数カ月間に渡って獲得調査を続け、経験豊富な遊撃手がいないチーム状況も踏まえ、虎のレジェンドの力が必要と判断。3月上旬という異例のタイミングで獲得を決めた。


鳥谷の新天地がついに決まった。水面下で獲得調査を続けていたロッテがこの日までに獲得オファーを出し、入団交渉が合意に達した。10日に発表される。一般的なチーム編成のタイミングは過ぎ去り、2月のキャンプ期間も終了。3月も中旬に差し掛かろうかという異例のタイミングで、スタープレーヤーの現役続行が決まった。

ロッテは当初から鳥谷の動向をチェックする複数球団の1つとして注目されてきた。井口監督と鳥谷が長年1月沖縄自主トレを共にしていた縁もあり、昨年10月中旬には指揮官が実際に「これからそういう(鳥谷の)話も出てくると思う」と公言したこともあった。一方で、球団はすでに名球会入りしているレジェンドが若返りを進めるチームにフィットするかどうか、慎重に調査を続けてきた。

遊撃候補を見れば、レギュラー筆頭候補の藤岡は昨季、右太もも痛など故障に泣き81試合出場どまり。平沢は昨季痛めた右肘が完治しないまま2軍キャンプスタート。昨季89試合出場のユーティリティー三木も昨年10月に右膝を手術し、まだ2軍調整中だ。ドラフト5位福田光が2月から実戦でアピールを続けているとはいえ、選手層に不安が残る。そこで鉄人としても知られるベテランに白羽の矢が立った。

鳥谷は阪神退団後のオフも「まだ終われない」と現役続行に強い意欲を示し、例年通りハードなトレーニングを継続。1月はハワイで体をいじめ抜き、無所属のまま迎えた2月のキャンプ期間中も鳥取市内のトレーニング施設「ワールドウィング」などで地道に体を鍛え続けていた。ロッテは戦力としてはもちろん、球界屈指の練習量を誇る姿勢も若手に好影響を与えると判断した可能性が高い。

年俸は1軍最低保証の1600万円クラスとみられる。ポジションや1軍の確約は一切ない。ライバルとの勝負に勝てばプレーできるが、敗れれば2軍生活が続く可能性もある。シンプルな構図は望むところだ。「もう1度、勝負したい。それだけ」。覚悟を決めていた鳥谷に、新たな舞台が用意される。

鳥谷敬(とりたに・たかし)
1981年(昭56)6月26日生まれ、東京都出身。聖望学園で3年夏に甲子園出場。早大に進学し、2年春に東京6大学史上最速タイで3冠王に輝くなど活躍。03年ドラフト自由枠で阪神入団。2年目の05年に遊撃の定位置を獲得し、1939試合連続出場はプロ野球2位、全イニング連続試合出場667は同5位。17年9月に通算2000安打を達成。180センチ、79キロ。右投げ左打ち。
3月以降に復帰した主な選手
11年中村紀洋は前年に楽天を戦力外となり無所属のまま開幕。独立リーグから獲得の申し出はあったが、NPBからのオファーにこだわり、5月24日に横浜と契約した。18年上原浩治はカブスからFAとなったが、メジャー球団との契約に至らず。メジャー以外は引退する決意だったが、3月9日に巨人と契約し、10年ぶりの古巣復帰となった。

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プロ野球2軍戦も3月中は中止、無観客の練習試合に[ニッカン]

日本野球機構(NPB)は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月20日からのプロ野球のシーズン開幕を延期することを9日、決定した。

Jリーグと行った第2回の対策連絡会議で専門家から感染拡大傾向が続き、感染予防への球場の準備態勢が必要であることから延期を提言された。

その後の12球団の代表者会議で延期を決め、12日にも日程再編の代表者会議を再度、行うことを決めた。4月中旬の再開を目指す案で協議しているが、オリンピック(五輪)イヤーで全143試合を通常開催で消化するためのハードルは高い。


13日に開幕するウエスタン・リーグ、14日に開幕するイースタン・リーグも3月中は中止となり、無観客の練習試合として行われることになった。1軍の中止になった試合は一部、そのまま練習試合として行われる可能性がある。また2軍戦に1軍選手が調整の場として出場するケースも増えそうだ。

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プロ野球4月10日開幕を軸、再度代表者会議で協議[ニッカン]

開幕の球音が3月20日に聞かれることはなくなった。新型コロナウイルス対策連絡会議で専門家から延期を提言され、受け入れるしかなかった。11年の東日本大震災以来となる緊急事態。斉藤コミッショナーは「今回はそれ(オープン戦無観客)以上に大変苦しい判断であった。選手はもとより、スタッフや家族を守り、何よりもファンの方々のご理解、同時にプロ野球の文化も守らなければならない。そのための決断であることをご理解いただきたい」と苦渋の決定を語った。

開幕を現状、通常開催できない理由は2点だった。専門家の三鴨氏は「基本再生産数が一定のレベル以下になる。もう1つは各球団の準備状況。教育、啓発、物品準備、それも含めた2つがキーになる」と説明。基本再生産数は1人の感染患者が罹患中に何人の未感染者に伝染させるかの目安。この数値が高い数字を示し、拡大傾向が続いているという。さらに球場が開催にあたり、数万人の来場者の検温を行い、37度5分以上なら入場を規制し、大量の消毒液も準備する必要性が指摘された。残り約10日間での準備は極めて困難と判断された。

緊急で日程を再編する。斉藤コミッショナーは「4月中に開幕できることを一応、目指している」と話した。ペナントの143試合制の維持は12球団の指針。その中でNPBが複数の新開幕日程案を提示している。3週間後の4月10日を軸にリスタートを探るとみられる。

オープン戦は無観客で行っているが、シーズンでの敢行は球団経営への影響も大きく、斉藤コミッショナーは「個人的な感覚だが、最後の最後の選択、ほとんどありえないに近い」と否定的。12日の第3回の対策連絡会議で専門家からの最終的な答申書を受け、再度の代表者会議で日程再編について再協議する。終わりの見えないウイルスとの闘いの中、難しいかじ取りを迫られる。

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22年ぶりダブルヘッダーも/開幕延期アラカルト[ニッカン]

臨時の12球団代表者会議が9日、都内で開催され、3月20日のプロ野球開幕の延期が決まった。

過去最遅は4月14日
2リーグ制後、最も遅い開幕日は73年の4月14日。セとパ(前後期制の前期)が同時に開幕した。当時は両リーグともシーズン130試合制。
開幕権消滅も
セは2年前、パは3年前のAクラス(1〜3位)が開幕試合を主催できる。今季は広島、ヤクルト、巨人、ソフトバンク、西武、楽天がホームの予定だった。東日本大震災のため開幕が延期された11年は、延期後の初戦が開幕権通りに開催されなかった。
ダブルヘッダーは
日程が詰まるとダブルヘッダーを行う可能性も考えられる。両リーグで最後に行われたダブルヘッダーは、98年10月10日の横浜−中日戦(横浜)。
シリーズは
日程が全体的にずれると、11月7日開幕予定の日本シリーズもどうなるか。過去最も遅い開幕は、毎日が松竹を下して初代日本一となった50年の11月22日。

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プロ野球難しい日程再編、東京五輪がネックに/解説[ニッカン]

日本野球機構(NPB)は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月20日からのプロ野球のシーズン開幕を延期することを9日、決定した。

Jリーグと行った第2回の対策連絡会議で専門家から感染拡大傾向が続き、感染予防への球場の準備態勢が必要であることから延期を提言された。その後の12球団の代表者会議で延期を決め、12日にも日程再編の代表者会議を再度、行うことを決めた。4月中旬の再開を目指す案で協議しているが、オリンピック(五輪)イヤーで全143試合を通常開催で消化するためのハードルは高い。


日程再編が難しいのは五輪が、しかも自国で開催される特殊な年だからだ。7月21日から8月13日までが中断期間。まとまった空白の日程も少ない。レギュラーシーズンの予備日として確保されている10月中旬以降の約10日間はあるが、天候不順も考慮しなければならない。近年、シーズン終盤までの白熱したAクラス争いの根本であるクライマックスシリーズの短縮、または中止になれば、十分な代替の日程を確保できる。議論に挙がっている模様だが、興行面でのデメリットも大きい。 中断期間中の実施も難しい。五輪に選手を派遣するチームの戦力不均衡を生むことになる。中日加藤球団代表は「五輪期間中にやれるところがあるなら、やるべきじゃないかと個人的に思う」という声も上がったが、12球団の足並みがそろうかは疑問だ。 11月7日開幕の日本シリーズを繰り下げる案も浮上している。全球団が球場の確保をできるかは微妙で、中立地での開催も選択肢に入ってくる。12月まで日程をずらすには、選手と球団が交わす統一契約書に表示された参稼報酬期間(11月30日まで)を越えるため、選手会への同意が必要になる。いずれにせよ、見えない病原体により、何かが「犠牲」になってくる。

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「現役ドラフト」選手会側との事務折衝も無期限延期[ニッカン]

選手関係委員長の阪神谷本球団副社長は、12日に予定されていた選手救済策の「現役ドラフト」(仮称ブレークスルードラフト)導入に関する選手会との事務折衝について「(選手会とは)期限を設けず延期することになった」と語った。

すでに各球団の意見を集約して骨子を固めた矢先だったが「現時点での判断としてはやむを得ない」と先延ばしを余儀なくされた。今後は7月20日前後の同制度の導入にも影響を及ぼしそうだ。

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開幕延期のプロ野球「1軍は4月中の開幕目指す」[ニッカン]

臨時の12球団代表者会議が9日、都内で開催され、3月20日のプロ野球開幕の延期が決まった。延期の期間などについては決まっていない。斉藤コミッショナーは「2軍は3月いっぱいは無観客の練習試合とする。1軍は4月中の開幕目指す」と話した。

この日行われた日本野球機構(NPB)とJリーグの合同の第2回新型コロナウイルス対策連絡会議では、専門家から「プロ野球の開幕について延期が望ましい」との提言がされていた。

2リーグ制後、リーグ全体で意図的に開幕延期を決めた例は、東日本大震災が起きた11年だけ。11年は3月11日の震災を受け、同25日に予定されたセ、パ両リーグ開幕戦が4月12日に延期となった。3月17日にはセが予定通り強行、パだけ延期する分離開幕として発表されたが、選手会の要望や世論の反発もあり、最終的に両リーグとも延期が決まった。両リーグの延期分は89試合。日本シリーズ開幕を当初の10月29日から11月12日へ2週間遅らせるなど、日程を組み直した。

1リーグ時代の45年は、太平洋戦争激化のためリーグ戦を開催できなかった。51年セ・リーグは開幕時に広島が解散危機にあり、広島以外の球団だけで開幕。53年セ・リーグは米国サンタマリアでキャンプを行っていた巨人を除いて開幕した。

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斉藤コミッショナー「とても開催できない」一問一答[ニッカン]

日本野球機構(NPB)とJリーグは9日、都内で第2回新型コロナウイルス対策連絡会議を行い、専門家チームから20日のプロ野球開幕と18日のJリーグ再開をさらに延期するよう答申されたことを明らかにした。

基本再生産数(感染者1人から生じる2次感染者数)の問題に加えて、各球場やスタジアムでのサーモメーターやアルコール消毒などの完備が難しいことも理由にあげられた。

NPBの斉藤惇コミッショナー(80、以下斉藤)の一問一答は以下の通り。

≫延期は致し方ないという考えか。
斉藤コミッショナー
「基本再生産数の減少がまず見えない。2人、3人と罹患者が増えていく状況では、とても開催できない。開催するにしても、最善の努力をした体制を引かないといけない。結論としては今の段階では、個人的には延期はやむをえないと思っている。このあと全球団と協議をしてご報告します。」
≫日程調整の見通しは。
斉藤コミッショナー
「延長するかどうか含めて決めていく。(試合数)143という数字は、色んな人がやりたいと思っているし、我々もそう思っている。例えばどういう条件がそろえば、何週間くらいずらせば、143試合がいつまでに可能か、非常に難しい算数を解かなければいけない。いくつかのイベントをやらないでやるとか、あるいは寒くなっても少し伸ばすとか、色々あると思う。普通に考えれば、5月前あたりにスタートできない状況が日本にあるとすれば、オリンピック(五輪)そのものにも影響してくる。基本は143試合をどうやるかを考えながら、検討していきたい。」
≫再開時は会議で判断するのか、専門家の判断を受けて決断をする流れになるのか。
斉藤コミッショナー
「(専門家の)賀来先生から、全国にアドバイザーを8人くらいご推薦いただき、名前も具体的に頂いた。この方々ともお話ししながら、最終的には場合によっては(専門家の)3先生方のご意見を聞きながら、結論を出していくことになる。」
≫無観客試合への考えは。
斉藤コミッショナー
「12球団と話すことになるが、個人的な感覚でいうと、最後の最後の選択、ほとんどありえないに近い選択ではないかと思う。」

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3・20プロ野球開幕の延期決定、専門家から提言[ニッカン]

臨時の12球団代表者会議が9日、都内で開催され、3月20日のプロ野球開幕の延期が決まった。会議後に会見に臨んだNPB斉藤コミッショナーは「2軍は3月いっぱいは無観客の練習試合とする。1軍は4月中の開幕目指す。現状、患者がどんどん増えている。20日で開催するには時間がない」と話した。

開幕延期以外の詳細は決まっておらず、12日に再び話し合いの場を持つ。同コミッショナーは「143試合やるために、12日にCSなどの日程について決める」とし、延期期間の目安については「12日にそれを話し合うが、いくつかたたき台はある。球団からは、準備があるので、開幕する10日前までには決めてほしいと言われている」と話した。

この日行われた日本野球機構(NPB)とJリーグの合同の第2回新型コロナウイルス対策連絡会議では、専門家から「プロ野球の開幕について延期が望ましい」との提言がされていた。

2リーグ制後、リーグ全体で意図的に開幕延期を決めた例は、東日本大震災が起きた11年だけ。11年は3月11日の震災を受け、同25日に予定されたセ、パ両リーグ開幕戦が4月12日に延期となった。3月17日にはセが予定通り強行、パだけ延期する分離開幕として発表されたが、選手会の要望や世論の反発もあり、最終的に両リーグとも延期が決まった。両リーグの延期分は89試合。日本シリーズ開幕を当初の10月29日から11月12日へ2週間遅らせるなど、日程を組み直した。

1リーグ時代の45年は、太平洋戦争激化のためリーグ戦を開催できなかった。51年セ・リーグは開幕時に広島が解散危機にあり、広島以外の球団だけで開幕。53年セ・リーグは米国サンタマリアでキャンプを行っていた巨人を除いて開幕した。

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ロッテD1・佐々木朗、自宅待機の子供達へトレーニング動画配信「時間を有効活用して今できることを」[サンスポ]

ロッテは9日、ドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=を起用した「佐々木朗希も実践している家でも出来る簡単トレーニング」と題した動画を、10日から5日間にわたって「マリーンズ公式YouTubeチャンネル」で公開すると発表した。

今回の企画は、佐々木が4日に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で学校が休校になり、自宅待機を強いられている子供達に「こういった時間を、テレビやスマホで見て学ぶことにも使って欲しい」とメッセージを送ったことをヒントに実現。スクワットや、体幹を鍛えるトレーニング法が紹介されている。家でもできる1分間程度のもので、父親や母親と2人一組になって体のバランスを取るメニューなどもある。

菊地トレーニングコーチの指導のもと、モデルを務めた最速163キロ右腕は「自分でよければ、という気持ちでやりました。時間を有効に活用して、今できることを見つけて、自分のために時間を使って欲しいと思います。子供達に、実はちょっとしたトレーニングは家でもできると分かってもらえるきっかけになれば」と呼びかけた。

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プロ野球、開幕延期でCS中止へ…143試合維持を最優先「4月中目指す」[サンスポ]

プロ野球は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、20日の公式戦開幕を延期することを決めた。Jリーグと連携した新型コロナウイルス対策連絡会議で専門家チームから「延期が望ましい」との見解が出されたことを受け、決定。4月中の開幕を目指す新たな日程について12日に協議するが、レギュラーシーズン全143試合を実施するため、クライマックスシリーズ(CS)を中止する方向で最終調整に入ったことが分かった。

新型コロナウイルスの感染拡大で、秋の短期決戦が消滅する。関係者の話を総合すると、20日に予定していた開幕の延期の決定にともない、2004年、パ・リーグのプレーオフ制度導入から始まったCSを初めて中止にする方向で最終調整していることが判明した。

Jリーグとともに立ち上げた新型コロナウイルス対策連絡会議で専門家から「開幕戦の延期が望ましい」という声が出たことで、日本野球機構(NPB)は緊急の12球団代表者会議を開催。20日の開幕戦の延期を全会一致で決めた。開幕延期は東日本大震災があった11年以来になる。

NPBの斉藤コミッショナーは開幕の目安について「遅くとも4月中を目指したい」と語り、「143という数字はやりたい」と、レギュラーシーズン143試合制の維持を最優先させる意向を示した。開幕を遅らせた分の試合数を、どこに入れるか。協議した結果、CS中止の方向性が大筋でまとまった。

今季は東京五輪期間中に公式戦を約4週間中断するため、例年より開幕を1週間早め、全日程終了を約1週間遅らせていた。CSもセ、パ両リーグともに10月24日にファーストステージを開幕させる予定だった。現状ではレギュラーシーズンは10月17日に終了するため、CSそのものを取りやめれば、11月7日の日本シリーズ開幕まで約3週間の猶予ができる。

CSは07年にセ・リーグも導入。3位で出場できるため、終盤まで順位争いが盛り上がり、消化試合が激減。昨季は阪神がシーズンを6連勝で終えて3位に滑り込み、ファイナルステージで1位・巨人と戦った。10年にはシーズン3位のロッテが日本一になる下克上。ドラマチックで、ファンにも定着した短期決戦は、主催権がある1、2位の上位チームにとっても興行的メリットが大きかった。まさに苦渋の決定。12日の会議で正式に決まれば、今季はシーズンで優勝したチームが、そのまま日本シリーズに出場することになる。

斉藤コミッショナーは「窮屈なスケジュールの中で延ばすところは延ばし、カットするところはカットする」と示唆した。五輪期間に試合を行う案については「使うというのは最悪の場合、ないことはない」と含みを持たせた。ダブルヘッダーの開催や、オールスター戦(7月19、20日)、日本シリーズ(11月7日開幕)の日程見直しなども今後検討していく。

NPBはこの日、12球団に複数の案を提示。13、14日にそれぞれ開幕する予定だったウエスタン、イースタン両リーグは3月中、無観客で練習試合を行い、1軍開幕後に公式戦を行う。

斉藤コミッショナーは「複雑な方程式を解かなければいけない」と表情を険しくした。その答えがCS中止。断腸の思いで決断する。

◇2011年東日本大震災発生後のプロ野球

3月11日に発生した震災により、セ、パ両リーグの開幕は当初の同25日から4月12日に延期となった。レギュラーシーズンは7月20日に前半戦を終え、10月25日に全日程終了。従来通りにレギュラーシーズン144試合(1球団)を実施するため、クライマックスシリーズを10月29日から、日本シリーズを11月12日からと、2週間遅らせて開催した。日本シリーズは第7戦まで行われ、閉幕したのは11月20日だった。

クライマックスシリーズ
パ・リーグで2004年から06年まで実施されていたプレーオフをセ・リーグも導入することを決定したため、セ、パ両リーグで実施方式や名称を統一した。07年から開催。開催当初はアドバンテージ制がなかったが、翌08年からリーグ優勝球団に1勝のアドバンテージが与えられるようになった。09年までは「第1ステージ」「第2ステージ」と称していたが、10年から「ファーストステージ」「ファイナルステージ」と名称変更された。

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開幕「延期が望ましい」専門家チームの見解「観客への感染ゼロ対策…あと1週間では足りない」[サンスポ]

第2回新型コロナウイルス対策連絡会議に出席した3人の専門家チームは9日の会見で、「(試合開催は)延期が望ましい」との見解を示した。

理由として、座長の賀来満夫・東北医科薬科大医学部感染症学教室特任教授(東北大名誉教授)は「感染患者の増加を抑制できるか、見通しが立っていない状況。まずチームや家族をどう守れるか。とともに、観客への感染をゼロに近づける対策をしていただきたいが、あと1週間では足りない」。新たな日程については「しっかり対応した上でリスクを限りなく低くすること」とし、具体的なめどは避けた。

三鴨廣繁・愛知医科大大学院医学研究科臨床感染症学教授は「暗いニュースしかないので、明るいニュースにするにはどうしたらいいかと考えたが、時間が足りない。断腸の思いの結論に至った」と語り、開催への条件に「(疫病の感染力を数値で表す)基本再生産数の減少と、各球団による(検温計や消毒用アルコールなどの)物品の準備」を挙げた。

舘田一博・東邦大医学部微生物・感染症学講座教授は「このウイルスに関しては暖かくなれば消えていく感染症ではありません。数ヶ月なのか、半年なのか、1年なのか、もう少し続くのか。こういうタイムスパンで考えていく必要があります」と指摘した。

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[公式戦開幕延期 各球団の反応]ヤクルト・江幡専務「何十年に1回の大きな衝撃的な出来事」[サンスポ]

プロ野球は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、20日の公式戦開幕を延期することを決めた。Jリーグと連携した新型コロナウイルス対策連絡会議で専門家チームから「延期が望ましい」との見解が出されたことを受け、決定。

巨人・今村球団社長
「社会的な状況、医学的な見地から総合してやむを得ない。やはりプロ野球はファンとともにあるので、それにこだわってやっていきたい。」
巨人・大塚球団副代表
「状況が刻一刻と変わるから、(専門家チームから答申が出る12日も)そこで日付が決まるということは多分ない。僕らにも分からない。」
広島・鈴木球団本部長
「代わりの日程は決まっていない。(143試合実施は)その前提です。」
阪神・谷本球団副社長兼本部長
「開幕延期となった時点でそれなりに課題はいっぱい出てくるので、それに向けて12球団でやっていきましょうという意志を固めた。」
中日・加藤球団代表
「143試合を通常開催するという中で、もし五輪期間中にできる期間があるなら、やるべきではないかというのは個人的には思っている。」
ヤクルト・江幡専務取締役連盟担当
「(日程調整の)選択肢としてはダブルヘッダーもあるだろうし、それこそ10何連戦もやらないことはないだろうし、どれが現実的かというのはこれから決めていかないといけない。東日本大震災に匹敵するような何十年に1回の大きな衝撃的な出来事だから。球界一体となって対応していかないといけない。」
西武・飯田球団本部長
「(開幕日は)NPBがいくつかたたきだいがあると言っていて、どれにしていこうかというのは、世の中の動きを見ながら検討というか…。今の時点でピンポイントでここというのは決められない、分からないです。」
ソフトバンク・三笠ゼネラルマネジャー
「今までもやっている予防策をしっかりやる。開幕に向けては、スタジアムの感染予防対策を自分達もそうだし、12球団一致してやるしかない。」
オリックス・湊球団社長
「オープン戦の無観客で何とか(開幕を)20日にと頑張ってきたが、断腸の思い。延期に関してはパ6球団に異論はなかった。プロという以上は、見に来ていただいてプレーするのが1番。最大限の努力をするのが使命。」

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現役ドラフト協議持ち越し、12日の事務折衝も延期[サンスポ]

日本野球機構(NPB)は9日に理事会と12球団による実行委員会を開く予定だったが、開幕延期を協議する12球団代表者会議を最優先させたため持ち越しとなった。このため、日本プロ野球選手会の要望で今季中の導入を目指す新制度「ブレークスルードラフト(現役ドラフト)」についての協議は行われず、協議の内容を選手会に伝える予定だった12日の事務折衝も延期された。

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1試合当たり1億円の減収…斉藤コミッショナー、無観客試合は「あり得ない選択」[サンスポ]

プロ野球は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、20日の公式戦開幕を延期することを決めた。Jリーグと連携した新型コロナウイルス対策連絡会議で専門家チームから「延期が望ましい」との見解が出されたことを受け、決定。

専門家チームからは、まず無観客で始めて段階的に人数を増やすという選択肢も示された。しかし斉藤コミッショナーは無観客試合に関し、プロとして「最後の最後、ほとんどあり得ないに近い選択」と否定的な立場を示した。昨季の1試合平均観客動員は3万人超。入場料の単価が3000円とすると、1試合当たり約1億円の収入を失う計算となる。

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斉藤コミッショナー、延期後の各球団の対応「結論に至らなかった」[サンスポ]

プロ野球は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、20日の公式戦開幕を延期することを決めた。Jリーグと連携した新型コロナウイルス対策連絡会議で専門家チームから「延期が望ましい」との見解が出されたことを受け、決定。

開幕が延期された後の各球団の対応について、斉藤コミッショナーは「(会議で)いくつか意見がありましたが、結論に至らなかった。(第3回会議が開かれる)12日には何らかの答えが出ると思います」と語るにとどまった。DeNAの三原一晃球団代表は「(選手は)体を動かさないと。急に試合だ、とはできないから、準備をさせる機会は必要になってくると思います」と練習試合など、何らかの対応を求めた。

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球界幹部ら、開幕延期に沈痛「断腸の思い」「仕方がない」[サンスポ]

プロ野球は新型コロナウイルスの感染拡大により開幕延期に追い込まれた。9日、臨時12球団代表者会議を終えた後に東京都内で記者会見に臨んだ球界幹部らは一様に沈痛な表情を浮かべ、ショックの大きさをうかがわせた。斉藤惇コミッショナーは「何よりもファンの皆さんを守りたい」と苦渋の決断だったことを訴えた。

東京ドームでDeNAとの開幕戦を迎えるはずだった巨人の今村司社長は「20日の開幕を目指していたので残念」と言葉を絞り出した。巨人は先月、主催するオープン戦を無観客試合とすることをいち早く発表。早い対応で通常の開幕にこぎつけたいという姿勢の表れだったが、事態の悪化は想定を超えていた。

オリックスの湊通夫球団社長も「何とか20日に(開幕)しようとみんなで頑張ってきたが、断腸の思い」と唇をかんだ。公式戦での無観客試合については「プロである以上は見に来ていただいてプレーするのが1番」と否定的な見解を示し、通常の形での再開へ向け「そこまで最大限努力するのが使命」と力を込めた。

矢野燿大・阪神監督の話
「この判断は仕方がないことだと思う。だからこそ、何かできることがあるのか考えながら、何かそういう姿を見せていけるような時間にできれば。(開幕日が)決まることが待ち遠しい。」
与田剛・中日監督の話
「感染を防ぐためにプロ野球界として最善の措置を取っているので、我々もそれに対応していく。1日でも早く終息することを願う。」
三笠杉彦ゼネラルマネジャーの話
「従わないことはできない。12球団一致団結してやるしかない。残念だとかは似つかわしくない。今までもやっている予防策をしっかりやる。開幕に向けては、スタジアムの感染予防対策を自分達もそうだし、12球団一致してやるしかない。」
井口資仁ロッテ監督の話
「安全面を考慮しての決断なので、仕方がないとしか言いようがない。我々は気持ちを切らさず、新たに設定される開幕日に向けて備えていくだけ。こういうときだからこそ、プロ野球は明るい話題をファンの皆さまに提供しなくてはいけない。」
辻発彦・西武監督の話
「20日に向けて調整を続けていたが、このような状況だし、延期は仕方ないことだと思う。楽しみに待っているファンの方々もたくさんいらっしゃると思うので、1日も早く開幕を迎えられることを願っている。」
西武・源田壮亮の話
「開幕がいつになるか、まだ分からない状況ですが、開幕したときに最高のプレーを皆さんに見せられるように準備する。」
オリックス・山岡泰輔の話
「しょうがない。調整の難しさはない。いつ開幕してもいい。(開幕戦や延期された試合の)チケットを買っていたお客さんには配慮して欲しい。」

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プロ野球の開幕延期、正式決定、12日に新たな日程を協議[サンスポ]

プロ野球は9日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、20日に予定されていた開幕戦の延期を決めた。日本野球機構(NPB)が同日、臨時の12球団代表者会議を開いて、正式決定した。

新たな開幕日について、斉藤惇コミッショナー(80))は「遅くとも4月中に開幕できることを目指す」と話した。12球団は12日に、日程の組み直しや開幕までのスケジュールをあらためて協議する。オープン戦は無観客のまま、予定通り15日まで行う。

ファームは、13日開幕のウエスタン、14日開幕のイースタン両リーグとも3月中は無観客で練習試合を行う。

代表者会議に先立ち、NPBとサッカーJリーグが設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会合が開かれた。感染症の専門家チームから「開幕の延期が望ましい」との中間答申が出され、NPBは臨時の12球団代表者会議を開催した。

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NPB斉藤コミッショナー、無観客開催「最後の最後の選択」J村井チェアマンも「日程調整で」[サンスポ]

新型コロナウイルスの感染拡大に対応するためプロ野球とサッカーのJリーグが設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会合が9日、東京都内で開かれた。会議後の合同会見で、専門家チームは、18日のJリーグの公式戦再開と、20日のプロ野球の開幕は延期が望ましいと助言した。

会見に同席したJリーグの村井満チェアマンは「18日の再開は難しいと考えている」と述べ、NPBの斉藤惇コミッショナーも「(公式戦を)開催するにしても、相応の態勢を敷かなければならない。個人的には延長もやむをえないと考えている」と開幕延期に言及。いずれも延期は必至となった。

無観客での開催について、村井チェアマンはサッカーの競技性を前提に「観戦者の声援がものすごく後ろ盾になっている」とし、「今日の見解は無観客も含めて延期すべきという助言だと理解している。なるべく無観客ではなく、日程調整という形で進めたいと考えている」と見解を示した。斉藤コミッショナーも「個人的な感覚で言うと、最後の最後の選択。ほとんどあり得ない選択ではないかと思う」とした。

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先が見通せない新型コロナ禍…苦渋の延期決断も開幕日決定はより難しいものに[スポニチ]

NPBからは専門家チームへ特効薬についての質問も飛んだ。環境整備以上に、開幕へは、世間での新型コロナウイルス感染症の「基本再生産数(1人の感染者から生じうる2次感染者数)」の減少が不可欠。斉藤コミッショナーは「薬がないと(基本再生産数が)収まっても不安定」とこぼす。

専門家チームの舘田一博氏は「連日世界から新しい情報が入る。暖かくなれば消えていく感染症では恐らくない。半年、1年というタイムスパンで考える必要がある」と指摘する。終息に関して、先が全く見通せない。感染力の高さに加え、そこが最大の難点。無理に開催して球場で感染が拡大する事態になれば、プロ野球にとって計り知れないダメージとなる。延期は苦渋の決断。だが次の決断こそ、より難しいものとなる。12球団最優先の143試合通常開催にこだわった延期も限度がある。

空白期間は練習試合などが行われる見込みだが、お茶の間からプロ野球が遠ざかるのは確か。専門家チームからは無観客で始め、段階的に入場者を増やす案も提示された。無観客試合に「最後の最後、ほとんどあり得ない選択」と斉藤コミッショナーは話すが、腹をくくらなければならない時期が今後、訪れるかもしれない。

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ロッテ・朗希“ユーチューバー”!野球キッズに「自宅で簡単トレ」指南[スポニチ]

朗希先生が少年少女のため に、球団を動かした。新型コロナウイルスの影響で、全国の小中学校などが休校 になったことを受け、ロッテが10日から 5日連続で「マリーンズ公式YouTubeチャンネル」に、自宅でもできる1分間程度のトレーニングメニューをアップすることが9日、分かった。

きっかけはドラフト1位・佐々木朗(大船渡)の言葉だ。4日の練習後、休校になった子供達に向け「こういった時間をテレビやスマホで見て学ぶことにも使って欲しい」とエール。これに反応した球団が、コンディショニング部門と話し合いを行った。

タイトルは「佐々木朗希選手も実践している家でもできる簡単トレーニング」。モデル役も佐々木朗が務めた。「結構、汗をかくし、体幹も鍛えられる。ちょっとしたトレーニングは家でもできると分かってもらえれば」と満足な出来だという。好評ならば、第2弾も検討されそうだ。

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プロ野球開幕を延期…最遅4・24案、CS、球宴“消滅”の可能性も[スポニチ]

プロ野球は9日、臨時の12球団代表者会議を開き、20日に予定していた開幕を延期することを決めた。その直前にはJリーグと合同で設置した新型コロナウイルス対策連絡会議の第2回会議を行い、専門家チームから延期を勧められた。今後は143試合の全日程消化を第一に4月中の開幕を目指しているものの、感染拡大の行方は依然、不透明。開幕が4月24日までずれ込むことも想定しているが、最悪の場合、オールスター戦やクライマックスシリーズ(CS)が消滅する可能性もある。

プロ野球界が苦渋の決断を下した。午前中の対策連絡会議で専門家チームから

(1)
感染拡大が止まっておらず
(2)
各球団で啓発や物品準備などの時間が足りない

との現状を鑑みて「延期が望ましい」と中間答申を受けた。12球団全会一致で延期を決定し、険しい表情で斉藤惇コミッショナー(80)が語った。

「オープン戦の無観客も苦しかったが、それ以上に大変苦しい判断だった。お客さまを入れて143試合行う、これを最優先したい。遅くとも4月中の開幕を目指している」。

東日本大震災が起きた11年以来、9年ぶりの開幕延期。斉藤コミッショナーは「選手、スタッフや家族を守り、何よりファンを守りたい。同時にプロ野球の文化を守らなければならない」と述べ、最善の準備と同時に開幕日を複数想定し、日程調整を本格化させた。

4月中の開幕候補日はカード頭で週末も重なる金曜日の3、10、17、24日が挙がる。ただ開幕への準備も含め「球団からは10日くらい前までには(決めて欲しい)と言われている」と斉藤コミッショナー。3日は現実的には難しい状況だ。逆に最も開幕へ日数を要する24日だと、日程の再編作業が至難となる。

4・3開幕なら延期分の70試合、4・24なら168試合を組み込む。今季は東京五輪の中断期間が7月21日〜8月13日にあり、日程がタイト。日本シリーズは11月7〜15日を予定する。同20日開幕の明治神宮大会が神宮で、同22日開幕の都市対抗が東京ドームで組まれており、大幅な後ろ倒しも容易ではない。

昨季の1試合平均観客動員は3万人超。入場料の単価が3000円とすると、1試合当たり約1億円の収入を失う。143試合開催を最優先することで12球団は意見が一致し、オールスター戦、CSの優先順位は下。短縮や中止を余儀なくされる可能性が生じる。戦力均衡をはかる意味で中断される五輪期間の開催や、ダブルヘッダーも選択肢として議論される余地はある。

斉藤コミッショナーは「143試合のために、難しい算数を解かないといけない。いくつかのイベントをやらないとか、寒くなっても延ばすとか、色々あると思う」と話した。開幕日のメドや20日以降の予定などは、12日に再び12球団代表者会議で協議する。「病気での重い空気を振り払う意味でも、スポーツに課せられた使命を受け止め、国民に元気を与えるべくやっていきたい」。前例のない苦境で、あらゆる手段を模索する。

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史上2度目のプロ野球開幕延期…11年東日本大震災以来[スポニチ]

プロ野球は9日、臨時の12球団代表者会議を開き、20日に予定していた開幕を延期することを決めた。その直前にはJリーグと合同で設置した新型コロナウイルス対策連絡会議の第2回会議を行い、専門家チームから延期を勧められた。今後は143試合の全日程消化を第一に4月中の開幕を目指しているものの、感染拡大の行方は依然、不透明。開幕が4月24日までずれ込むことも想定しているが、最悪の場合、オールスター戦やクライマックスシリーズが消滅する可能性もある。

プロ野球の開幕が延期されるのは、東日本大震災が起こった11年以来史上2度目。同年はセ、パともに3月25日の開幕を予定していたが、両リーグとも4月12日へと変更された。

セは延期した開幕直後の45試合と、中止が決まった4月22〜24日巨人−中日3連戦を9月20日以降に追加。パは延期した44試合などを当初の移動日や予備日に組み込むとともに、9月19日以降の日程を再編成し全144試合を開催した。CSはパが10月14日、セが同15日からだったが、同29日からとし、同日が開幕予定だった日本シリーズは11月12〜20日に行われた。

なお、2リーグ制以降、最も遅く開幕したのは、73年セ、パの4月14日。今季が17日以降となった場合は最も遅い開幕となる。

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どうなるプロ野球、Jリーグ開催…専門家チーム3医師が語る“課題と見解”「もう少しリスク排除を」[スポニチ]

「新型コロナウイルス対策連絡会議」に専門家チームとして参加している賀来満夫氏、三鴨広繁氏、舘田一博氏の3医師が、記者会見でプロ野球、Jリーグ開催にあたっての課題や見解を語った。

賀来満夫医師(東北医薬大医学部感染症学教室特任教授・東北大名誉教授)
「Jリーグ再開とプロ野球開幕があと1週間と迫った段階で、家族や選手の健康問題対策、観客への検査態勢について、まだ準備する必要がある。危機管理の面で、もう少しリスクを排除した方がいいのではないかということ。感染のリスクをゼロにするのは難しい。入場時に体温が37.5度以上の観客を断るとしても、サーモメーターを全ての球場、スタジアムに導入するのは難しい。トイレも消毒がない時に石鹸をどうするか。入場の段階で、観客の方の意思もある。入場時のチェック態勢などが整えば再開に近づくが、それが1週間では難しい。プロ野球もJリーグもリスク管理を徹底しているが、今、患者が増えている中では難しいという判断。」
三鴨広繁医師(愛知医大大学院医学研究科臨床感染症学教授)
「このウイルスは接触感染が極めて重要。48時間はウイルスが生存すると報告されている。不特定多数が来る中での環境、トイレや客席への清掃もしっかりしないといけない。もちろん、選手のベンチ、ロッカーの清掃も。18日(Jリーグ再開)、20日(プロ野球開幕)に向けて準備する上では時間が足りないのではないか。スタジアムには3万〜5万人が来る。マスクや消毒薬をそろえるのも困難で、プロ野球は連戦にもなる。経済不況で、明るいニュースを届けるために、再開への可能性を探ったが時間が少ない。観客を間引く、距離を取るのも難しいので、断腸の結論に至った。感染が下火になったとしても、観客から感染者が出ることをゼロにするのは難しい。」
舘田一博医師(東邦大医学部微生物・感染症学講座教授)
「我々、感染症の専門家としては観客を守るのが第一で、さらにチーム、選手、そして2つのスポーツ文化を守ることで議論を始めた。1日1日、治療や診断についての情報が変わりつつある中で、再開するのはリスクが大きいというコンセンサスになった。今後、より良い対策が出てくるのではないかと期待している。アルコール消毒、マンパワーによる準備をするための時間が必要という結論。インフルエンザのように暖かくなれば消えていくような感染症ではおそらくない。1年続くのか、というタイムスパンで、賢く対策を取っていけるか。今の時点では、どの時点に再開するのかというのを判断するのは難しい。」

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プロ野球開幕延期…各球団指揮官、異口同音に「仕方がない」[スポニチ]

◇各球団監督の話

DeNAラミレス監督
「リーグ優勝、日本一を獲得するという目標は変わりません。チームとしては、来るべき開幕に向けて変わらず、準備をしていきます。」
阪神・矢野監督
「この判断は仕方がないことだと思う。だからこそ、何かできることがあるのか考えながら、何かそういう姿を見せていけるような時間にできれば。(開幕日が)決まることが待ち遠しい。」
広島・佐々岡監督
「こういう状況なので決められたところでやるしかない。うちだけのことではないので、しっかりと準備をしたい。」
中日・与田監督
「感染を防ぐためプロ野球界として最善の措置を取っているので我々もそれに対応していく。1日でも早く終息することを願う。」
西武・辻監督
「延期は仕方ないことだと思う。楽しみに待っているファンの方々もたくさんいらっしゃると思うので、1日も早く開幕を迎えられることを願っている。」
楽天・三木監督
「やれることは全力で協力したい。延期に対しては、選手が少しでも良い形で開幕を迎えられるよう、修正や調整、対応に努めていきたい。」
ロッテ・井口監督
「安全面を考慮しての決断なので仕方がないとしか言いようがない。我々は気持ちを切らさず、新たに設定される開幕日に向けて備えていくだけ。」

◇各球団首脳の話

巨人・今村司球団社長
「国難なので、費用などと言っている場合じゃない。みんな野球をしたいし、野球を見たい。そこは一致している。そのためにいかに安全性を保つか。」
DeNA三原一晃球団代表
「延期への異論は全くない。通常の状態で143試合やることがベース。日程は12日に詳細なものを持って、みんなで話そうということ。」
広島・鈴木清明球団本部長
「それ(143試合)を行う前提で話している。(延期された)間をどうするかは決まっていない。」
中日・加藤宏幸球団代表
「やむを得ない。143試合は開催する方向でいくと思う。そのためにオープン戦を無観客にしたので。」
ヤクルト・江幡秀則球団専務
「(延期分の試合消化について)ダブルヘッダーとか、十何連戦とかやってやれないことはないけど、どれが現実的か、これから決めていかないと。」
西武・飯田光男球団本部長
「辻監督には決定後、すぐに伝えた。やむを得ないことだが残念。色々な考えを持ってやっていくことになっている。(ダブルヘッダー開催については)議論はしていない。」
オリックス森川秀樹球団本部長
「苦渋の決断。収入面は入場料、放映権料、グッズと色々とあるが、ウイルスの感染拡大が沈静化しないと影響は出てくる。だが、このままでは開幕できないという判断となった。」

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ウエスタン、イースタンも開幕延期…3月中は無観客練習試合[スポニチ]

13日開幕予定だったウエスタン・リーグ、14日開幕予定だったイースタン・リーグは延期され、3月中は無観客の練習試合として従来予定のカードを行うことが決まった。

4月1日以降については、プロ野球開幕の可否と合わせて再協議される。延期分の試合を予備日などに組み込むことはせず、その分だけ公式戦が減少する。

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今季から導入目指す「現役ドラフト」議論行われず[スポニチ]

臨時の12球団代表者会議が行われたために、予定した両リーグ理事会や実行委員会は議案確認にとどまった。

今季からの導入を目指しているブレークスルードラフト(現役ドラフト)についての議論は行われなかった。12日に予定した、選手会との事務折衝も延期に。

選手関係委員会の谷本修委員長(阪神球団本部長)は「事前に選手会にも“こんな時期なので。3月中に絶対決めないと、とは思っていない”と言ってもらった」と話した。

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鳥谷加入のロッテ、内野事情は…手薄な二遊間、バックアップ要員も未知数[スポニチ]

昨季限りで阪神を退団し、自由契約となった鳥谷敬内野手(38)がロッテに入団することが9日、分かった。近日中にも発表される。鳥谷は現役続行を目指していたが、移籍先が決まらず去就が注目されていた。通算2085安打を誇る阪神のスター選手が、プロ17年目となる今季もユニホームに袖を通すことが決まった。

◇ロッテの内野事情

2年連続24本塁打を放った4番・井上が一塁手に座り、三塁手には16年本塁打王のレアードがいる。そこに3年目の安田が割って入れ るかが注目される。一方で二遊間は手薄な状況だ。二塁手・中村奨、遊撃手・藤岡がレギュラーとなるが、平沢、三木は故障で出遅れている。バックアップ要員は 楽天から移籍してきた20歳の西巻、ドラフト5位・福田光(法大)の若手で未知数といった印象だ。

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鳥谷、ロッテ入り!阪神退団、自由契約から3ヶ月…38歳、千葉で17年目シーズンへ[スポニチ]

昨季限りで阪神を退団し、自由契約となった鳥谷敬内野手(38)がロッテに入団することが9日、分かった。近日中にも発表される。鳥谷は現役続行を目指していたが、移籍先が決まらず去就が注目されていた。通算2085安打を誇る阪神のスター選手が、プロ17年目となる今季もユニホームに袖を通すことが決まった。

完全に閉ざされていたと思われた現役続行の道が開けた。3月を迎え、引退の危機に直面していたところでロッテとの交渉が成立。鳥谷がセ・リーグからパ・リーグに戦いの場を移し、プロ17年目を迎える今季もプレーすることになった。

5年契約の最終年を迎えた昨季は主に代打で起用され、8月29日に球団首脳から戦力構想外とともに引退勧告を受けた。しかし、本人は拒否し、現役続行の意思を伝えた。2日後の31日には「タイガースでユニホームを着てやるのは今シーズンで最後」と退団を決意し、移籍先がなければ「そのまま終わるという形になる」と現役引退の覚悟も示していた。阪神一筋16年。巨人に敗れたCSファイナルステージで、タテジマのユニホーム姿は見納めになった。

12月2日に阪神の保留選手名簿から外れ、自由契約選手に。退団後は現役続行一本に絞り、他球団からのオファーを待った。しかし、本格的に獲得に乗り出す球団はなかなか現れなかった。それでもトレーニングを続け、年明けも恒例のハワイ自主トレを行った。帰国後も兵庫県内を拠点に、コンディショニングに努めてきた。

そして、内野の層を厚くしたかったロッテから声が掛かった。内野のユーティリティープレーヤーで、精神的支柱だった鈴木大が楽天にFA移籍。鳥谷も遊撃、二塁、三塁を守れ、若手の手本ともなる。さらに鳥谷にとって、井口監督は背中を追いかけてきた存在だ。早大時代にダイエー(現ソフトバンク)の春季キャンプに参加したときから交流を深め、プロ2年目の05年から沖縄で合同自主トレを行ってきた。運命的に「師匠」の下で第二のプロ野球人生をスタートさせる。

通算2085安打を放ち、プロ野球歴代2位の連続試合出場(1939試合)を記録した鉄人。現役を諦めなかった38歳が千葉で雄姿を見せる。

◇鳥谷の去就経緯

19年8月25日
ヤクルト戦(神宮)の9回に代打で内野安打。試合後、早大時代から慣れ親しんだ神宮最終戦に「自分も最後になるかもしれないので、いい打席になりました」と発言。
29日
球団首脳との会談で揚塩健治球団社長から「阪神のスターとして引退」を要望されて態度を保留。
31日
巨人戦(甲子園)の試合前に自ら取材の場を設け、今季限りでの退団と現役続行の意思を表明。
10月13日
巨人とのCSファイナルS第4戦(東京ドーム)の9回に代打で二ゴロ。チームの敗退が決まり、阪神での16年間を終える。
20日
東京都三鷹市でイベントに出席。現状を「ピンチではなくてチャンス」と語り、子供達に夢を持つ大切さを伝える。
12月2日
阪神の保留選手名簿から外れ、自由契約選手となる。
14日
大阪市内で行われたシンポジウムに参加。去就について「本当に全然決まってなくてですね。野球ができるのか、やめるのか、自分が聞きたいぐらい」。
20年2月1日
春季キャンプがスタート。2月中はどの球団にも所属せず。
鳥谷敬(とりたに・たかし)
1981年(昭56)6月26日生まれ、東京都出身の38歳。聖望学園(埼玉)で3年夏に甲子園出場。早大では2年春にリーグ3冠王を獲得するなどベストナイン5度。03年ドラフト自由枠で阪神入り。04年9月9日から18年5月27日までプロ野球歴代2位の1939試合連続出場。17年に通算2000安打達成。ベストナイン6度、ゴールデングラブ賞5度(遊撃4、三塁1)受賞。13年WBC日本代表。1メートル80、79キロ。右投げ左打ち。

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ロッテ・井口監督、開幕延期に「仕方ない。開幕した時に最高のパフォーマンスを」 [スポニチ]

プロ野球の開幕延期が決定し、ロッテの井口資仁監督が9日、コメントを発表した。

「安全面を考慮しての決断ですので、仕方がないとしかいいようがありません。開幕が延期となるのは非常に残念ですが、我々は気持ちを切らさず、新たに設定されることになる開幕日に向けて備えていくだけです。こういう時だからこそプロ野球は明るい話題をファンの皆様に提供しなくてはいけないと思いますので、開幕した時には最高のパフォーマンスをお見せできるように選手、スタッフと一丸となって頑張っていきます。」

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プロ野球、開幕延期決定、斉藤コミッショナー「遅くとも4月中に開幕できることを目指す」[スポニチ]

プロ野球の4月以降の開幕延期が9日、決まった。3月20日にセ・パ両リーグで同時開幕する予定だったが、斉藤惇コミッショナーが東京都内で会見を開き「開幕を延期することを決定した。イースタン・リーグ、ウエスタン・リーグは3月いっぱいは無観客での練習試合とする」と話した。3月15日までのオープン戦は予定通り無観客試合で行う。

日本野球機構(NPB)とJリーグの両団体が設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」は9日に都内で第2回会議を行い、専門家チームからは「延期が望ましい」と助言を受けた。それを受けてプロ野球は臨時12球団代表者会議を開催し協議し、全会一致で延期を決めた。開幕時期について、斉藤コミッショナーは「日程のシミュレーションをしている。遅くとも4月中に開幕できることを目指す」と話した。

12日に新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家チームの答申を受け、再度協議する。観客を入れた形の143試合制を維持を目指す中で、クライマックスシリーズなどの開催の有無や、中断期間としている東京五輪期間中の試合開催は最悪の場合できるのかも含め、検討していく。「延ばすところを延ばす、カットするところはカットする話になると思う」と斉藤コミッショナーは説明した。

斉藤コミッショナーは「4月中といったのはあくまで希望。(感染者が)増加している状況であれば、なかなか難しい。お客さんへの(感染予防の)対応の部分でも、どの程度まで皆さまのご理解、納得していただけるのか」と話した。

開幕延期は東日本大震災で3月25日から4月12日に変更された2011年以来。

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NPB&Jリーグ、開催延期が決定的な状況に「再開は難しい」「やむを得ない」[スポニチ]

Jリーグの公式戦の18日からの再開と、プロ野球の20日からの開幕は、延期となることが決定的な状況となった。

両団体が設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」は9日、都内で第2回会議を行い、専門家チームからは「延期が望ましい」と助言を受けた。それを受けて両団体トップは「個人的な意見」と前置きして、延期やむなしという考えを明かした。

村井満チェアマンはこの日夕方、Jリーグの各クラブと連絡を取った上で最終決断を下すとした。その上で「現時点で18日の再開は難しいと思っている」と話した。

プロ野球はこの日午後に各球団の代表者が出席する代表者会議を行う。斉藤惇コミッショナーは「個人的には今の段階では延長やむを得ないと思っています。もちろんこの後、12球団と協議してご報告致します」と話した。

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ドラ1佐々木朗希、練習行けない子供達へ家トレ「時間を有効に活用して」[報知]

ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が9日、新型コロナウイルス拡大防止のため休校になった子供達へ“朗希流簡単トレーニング”を発信した。大船渡高時代から自分で考えて練習することを重要視してきた右腕は「時間を有効に活用して、今できることを見つけて、自分のために時間を使って欲しい」と語った。

今回、球団のコンディショニング部門で話し合い、家でも簡単にできる1分間程度のトレーニングメニューを考案した。タイトルは「佐々木朗希選手も実践している家でもできる簡単トレーニング」―。スクワットや体幹トレなど約5種類のトレーニングを10日から5日間連続で「マリーンズ公式YouTubeチャンネル」にアップする。部活動も満足に行えない子供達に「こういった時間をテレビやスマホで見て学ぶことにも使って欲しい」とさしのべた。

モデルを務めた朗希は「簡単なメニューで時間も短いのですが、結構汗をかきますし体幹も鍛えられている実感があると思います。子供達にちょっとしたトレーニングは家でもできるというのを分かってもらえるきっかけになれば」とメッセージを送った。

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プロ野球公式戦開幕延期、CS中止も…20日断念「4月中を目指す」[報知]

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月20日に予定されていたプロ野球の公式戦開幕が延期されることが9日、決まった。今後は4月中の開幕を目指し、感染防止策などを進める。延期に伴う日程再編を巡っては、斉藤惇コミッショナー(80)が、「お客さんを入れて143試合行うことを最優先したい」と明言。レギュラーシーズン全試合の実施を目標に、クライマックスシリーズ(CS)を中止して延期分の日程を確保する案が急浮上した。

終息の気配が見えない新型コロナウイルスの猛威を受け、プロ野球が開幕延期を決断した。NPBとJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会議で、専門家チームから「開催延期が望ましい」という見解が示され、直後に12球団代表者会議を招集。全会一致で「3・20」からの延期を決めた。

専門家が延期を提言した理由は、感染拡大が続く現状と、各球団の準備期間不足の2点。感染拡大防止策として12球団はオープン戦を無観客試合で実施してきたが、開幕まで2週間を切っても終息の見通しは立たなかった。東日本大震災が起きた11年以来の開幕延期が決まり、斉藤コミッショナーは、「選手、スタッフ、家族を守り、何よりファンの皆さまを守りたい。同時にプロ野球という文化も守らなければならない。そのための決断」と、断腸の思いを言葉にした。

開幕のタイミングは今後の状況次第だが、斉藤コミッショナーは「遅くとも4月中にはできることを目指している」と話し、6試合が予定されている4月10、14日が候補に挙がりそうだ。延期に伴う日程再編については、「お客さんを入れて143試合行うことを最優先したい」と、公式戦全試合の実施が12球団共通の考えと説明。その場合11年と同様、未消化の試合をシーズン終盤などに振り替えて行う可能性が高い。無観客試合は「最後の最後の選択。ほとんどあり得ないに近い選択」とした。

143試合実施に向けては、CSを中止して延期分の公式戦を実施するプランが有力視される。今季は東京五輪開催に伴い7月21日から8月13日が公式戦中断期間。例年に比べ開幕が1週間早く、日本シリーズ終了は2週間遅い。雨天中止などに備えて10月中旬に約10日間の空白があるが、延期が一定期間に及んだ場合全試合の消化が厳しくなる。

今季のCSは第1ステージ(S)が10月24日開幕、最終Sが同28日開幕を予定。開催を断念した場合、同期間に各球団が公式戦を10試合以上消化できる。10月中旬から11月上旬にかけて20日以上の余裕が生まれるため、143試合実施へ実効性のあるプランと言える。

窮余の策としては、日本シリーズの日程を遅らせる案や、五輪休止期間で競技が行われない序盤と終盤に公式戦を行うプランも浮上。代表者会議の出席者からは、選手会の了承が必要と前置きした上で、「12月までやってもいいのでは」という声も上がった。「窮屈なスケジュールの中で、延ばすところは延ばす、カットするところはカットする、となってくる」と、斉藤コミッショナーは話した。

12日には専門家チームから意見書を受け取り、12球団で開幕までのスケジュールなども話し合う予定。CS中止案を中心に据えつつ、非常事態を乗り越えるべく、知恵を出し合う。

◇開幕へのハードル

感染者が減る
専門家チームは開幕延期を提言した理由として、「現段階で感染者数が増加しており、増加を抑制できる見通しも立っていない」ことを挙げた。感染者の増減を判断する目安の1つとして提示されたのが、WHO(世界保健機関)でも用いられている「基本再生産数」。1人の感染者が何人に感染させるかを数値化したもので、一般的には「1」を下回れば感染は拡大しないとされる。
ファンを守る
球場、スタジアムに集まる観客の感染リスクを減らすことが必要。しかし、全国的に品不足が続くマスクや消毒液、センサーを使って体温を自動的に検出する装置などの物資の調達や、消毒作業を行う人員の確保など、一定の準備期間が必要だ。態勢を整えても感染リスクがゼロになることはないが、斉藤コミッショナーは「『我々はベストを尽くしている』と言える状況」を目指すとした。
チームを守る
専門家チームは、ファンだけでなく選手、スタッフ、家族を感染から守ることを求めている。そのためにはファンとチーム関係者に対する感染予防策の周知徹底が必要で、物資や人員調達と同様に20日までの10日あまりでは時間が足りないと指摘した。

◇プロ野球の開幕延期

1950年の2リーグ制施行以降、悪天候など以外で意図的に開幕日を延期するのは、東日本大震災が発生した2011年以来2度目。11年は当初の3月25日から4月12日に延期され、未消化となった14〜15試合をシーズン終盤などに振り替え。日本シリーズの開幕日も11月12日へ2週間延期された。

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阪神退団の鳥谷敬を獲得へ…井口監督と師弟関係、大筋合意[報知]

ロッテが、昨季限りで阪神を退団した鳥谷敬内野手(38)を獲得することが9日、分かった。15年ぶりのリーグ制覇へ、通算2000安打を達成した経験豊富なベテランに白羽の矢が立った。師弟関係にある井口資仁監督(45)のもと、若手の多いチームの生きた教材としても期待がかかりそうだ。

井口ロッテが05年以来となるリーグ制覇に向けて“切り札”を獲得する。これまで球団幹部は鳥谷獲得に否定的だったが、2月下旬頃には獲得の可能性に含みを持たせていた。その後、水面下で球団と鳥谷サイドの間で具体的な話し合いがもたれ、関係者によるとこの日までに大筋で合意に達した。

チームの内野手は平均年齢が25.6歳と若く、故障者が出た時の層の薄さが“不安材料”だった。実際に石垣島キャンプ中には、二塁・中村奨と遊撃・藤岡のレギュラーコンビがともにコンディション不良で一時、別メニュー調整。主力離脱時の選手層に不安を抱えていた。内野陣に厚みを増すためにも遊撃、二塁、三塁と複数ポジションを守れる鳥谷の存在は頼もしい。

鳥谷は阪神時代の昨年の8月31日に球団から「後進に道を譲って欲しい」と事実上の“戦力外通告”を受けたことで退団を決意。現役続行に意欲を見せて、退団後も独自でトレーニングを積んできた。昨年末にテレビ出演した際には「(オファーを)待っている状況。声が掛からなかったらやめる、という感じですね」と話す一方で「まだ体が元気なので。元気なうちはやりたいという思いはある」と現役への未練を明かしていた。キャンプ前に新天地が決定することはかなわなかったが、年明けから米ハワイで自主トレを行うなど、体づくりを続けていたところに吉報が届いたようだ。

井口監督とは現役時代に合同自主トレを行うなど、師弟関係ともいえる間柄で、鳥谷の人間性や練習に取り組む姿勢などを熟知している。今季で39歳を迎えるベテランには若手の「手本」としてもかかる期待は大きい。

チームは現在3年連続Bクラス。井口政権が3年目を迎えるにあたり、FAで楽天から美馬、ソフトバンクから福田秀を獲得し、ジャクソンやハーマンら救援陣も整備した。さらに阪神で球団歴代最多の2085安打を放った“レジェンド”の獲得で補強の最終章が完結する。近日中にも発表される見込みだ。

鳥谷敬(とりたに・たかし)
1981年6月26日、東京都生まれ。38歳。埼玉・聖望学園高から早大に進み、2001年春に東京六大学リーグで3冠王を獲得した。03年のドラフト自由獲得枠で阪神に入団し、2年目から遊撃のレギュラーに定着。04〜18年にはプロ野球歴代2位の1939試合連続出場を果たした。19年限りで阪神を退団。獲得タイトルは11年の最高出塁率、ベストナイン6度、ゴールデン・グラブ賞5度。180センチ、79キロ。右投左打。昨季の年俸は4億円。

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阪神戦力外から半年、鳥谷敬ロッテ入りへ…移籍までの経緯[報知]

ロッテが、昨季限りで阪神を退団した鳥谷敬内野手(38)の獲得へ乗り出す方針であることが9日、分かった。15年ぶりのリーグ制覇へ、通算2000安打を達成した経験豊富なベテランに白羽の矢が立った。師弟関係にある井口資仁監督(45)のもと、若手の多いチームの生きた教材としても期待がかかりそうだ。

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3月20日のプロ野球開幕を延期、オープン戦残り試合は無観客で実施[報知]

プロ野球12球団の臨時代表者会議が9日、都内で行われ、新型コロナウイルスの感染拡大により3月20日に予定されていたセ・パ両リーグ公式戦の開幕を延期することを決めた。

プロ野球12球団の臨時代表者会議が9日、都内で行われ、新型コロナウイルスの感染拡大により3月20日に予定されていたセ・パ両リーグ公式戦の開幕を延期することを決めた。

この日午前、日本野球機構(NPB)とJリーグの合同で行われた第2回新型コロナウイルス対策連絡会議では、医療専門家チームからプロ野球の開幕について、延期が望ましいとの提言がされた。

これを受けて開かれた代表者会議で開幕延期を決定。延期の期間は未定だが、斉藤惇コミッショナーは「4月中の開幕を目指したい」としている。15日までのオープン戦については、これまで通り無観客で実施する。また、13日に開幕予定だった2軍のイースタン、ウエスタン両リーグについては、当面3月いっぱいを無観客の練習試合として行うことも決まった。

延期された試合の扱いなど日程変更の詳細や、延期期間中の実戦(練習試合)の実施の可否などについては、専門家チームからの正式答申がある12日に改めて臨時代表者会議を開いて検討する。

プロ野球の開幕が延期されるのは、2011年に東日本大震災の影響で3月25日から4月12日に延期されて以来となる。

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3・18Jリーグ再開&3・20プロ野球開幕「延長(延期)が望ましい」…第2回新型コロナ対策連絡会議で専門家チーム指摘[報知]

日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会議が9日、都内で行われた。

議長を務めたJリーグの村井チェアマンによると、3月18日のJリーグ再開、3月20日のプロ野球開幕について、専門家チームから「延長(延期)することが望ましい」という意見が出された。斉藤コミッショナーは「日本のため、個がどの程度身をていして尽くすか、という場面に遭遇している」と話した。

プロ野球は、専門家チームの見解を受け、この日の午後に12球団の代表者会議を行う予定。早ければこの日のうちに開幕延期の方向性が決まる可能性がある。

オープン戦を無観客試合で行っているプロ野球は、20日の開幕戦実施を目指す一方、開幕延期に伴う日程変更も検討していた。15日までの公式戦94試合を延期したJリーグは18日の再開を目指している一方、3月いっぱいは延期とする案も浮上していた。

◇新型コロナウイルス対策会議構成メンバー(29人)

専門家チーム(3人)
賀来満夫(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授)
三鴨廣繁(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)
舘田一博(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)
NPB(13人)
斉藤惇コミッショナー
12球団代表者12人
Jリーグ(13人)
村井満チェアマン
反町康治特任理事
播戸竜二特任理事
理事7人
日本サッカー協会3人

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プロ野球・斉藤コミッショナー、開幕延期「今の段階ではやむを得ない」[報知]

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が歴史的タッグを組んで設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会議が9日、都内で行われた。

専門家から「18日のJリーグ再開、20日のプロ野球開幕は延期が望ましい」との助言が行われた。

正式にはこの日午後のNPBでの会議で12球団で議論して決められるが、NPBの斉藤コミッショナーは「開催する条件として先生方のお話がありましたように、1人の患者さんから罹患する率ですよね。これが1以下、段々マイナスになっていく姿が見えないとですね、たくさんお客さんが集まったら2とか3で罹患者が増えていく状況ではとても開催できない。開催するにしても最善の努力をした態勢を引かないといけない。体温を測る、球場を清潔にする人や用具、そういうものがある程度そろう条件がそろわないとベストを尽くしていますとは言えない。個人的には今の段階では延長やむを得ないと思っています」と話した。

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ロッテ・ドラ1朗希先生がYouTubeでトレーニング伝授、休みの子供達のために[デイリー]

ゴールデンルーキーがチームを動かした。ロッテが、子供達に向けたトレーニングメニューを10日に「マリーンズ公式YouTubeチャンネル」でアップする。ドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=がモデル役を務める。

粋なアイデアだ。きっかけは佐々木朗の発言。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、臨時休校となっている子供達に向けて4日に「こういった時間をテレビやスマホで見て学ぶことにも使って欲しい」とメッセージを発信。これがヒントになり、球団内で話し合った結果、実現が決まった。

タイトルは『佐々木朗希選手も実践している家でも出来る簡単トレーニング』で10日から5日連続でアップ予定。メニューは、スクワットや腕立て伏せなど1分程度で、できるもの。子供が父親や母親などと2人一組で行うバランストレーニングもある。佐々木朗は「結構、汗をかきますし体幹も鍛えられている実感があると思います」とコメントした。

学校に行けない子供達のために一肌脱いだ“最速163キロ右腕”。閲覧はマリーンズ公式YouTubeチャンネル(http://www.YouTube.com/user/marinesTVOfficial)。

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プロ野球開幕延期、4月中の開幕目指す、最短は4・3有力…12日にも決定[デイリー]

日本野球機構(NPB)は9日、都内で臨時の12球団代表者会議を開き、20日予定のセ・パ両リーグの開幕を延期することを決定した。開幕延期は東日本大震災が起きた2011年以来、9年ぶり。午前中に開かれた「第2回新型コロナウイルス対策連絡会議」で、専門家チームから「延期が望ましい」という見解を受けて協議。斉藤惇コミッショナー(80)は「遅くとも4月中の開幕を目指す」とし、最悪の場合には五輪期間中の公式戦実施の可能性を示した。また、イースタン、ウエスタン両リーグは3月いっぱいを無観客の練習試合にすることも決まった。

国難とも言える事態を前に、苦渋の決断となった。実行委員会前に急遽行われた代表者会議後に、会見に臨んだ斉藤コミッショナー。専門家からの見解を受け「ここは時間感覚を持って判断すべきというふうに考え、開幕を延期することにした」と表明した。

プロ野球の開幕延期は、東日本大震災に見舞われた11年以来、9年ぶり2度目。現状で最短の開幕日は4月3日が有力となった。

ただ、先の見えない戦いは続く。斉藤コミッショナーは「我々の一致した考え方は、お客さんを入れて143試合を行うこと。これを最優先したい」とした上で「現在、あらゆる想定をして日程をシミュレーションしている」と話した。

開幕時期などについては、再度、12日に臨時の12球団代表者会議を開き決定する予定。斉藤コミッショナーは「遅くとも4月中に開幕できることを目指している」と、1ヶ月以上の延期も想定する。一方で「4月中と言ったのは、あくまで希望」と話すなど、先行きは不透明なままだ。

その状況下で143試合のレギュラーシーズン開催へ、様々な方策が検討されている。今季は東京五輪での中断期間が設けられているため、予備日程の10日間を含めても余裕はない。そのため「延ばすところは延ばし、カットするところはカットする」とCS中止など大きな決断も迫られる。

さらに「最悪の場合、ないことはない」と斉藤コミッショナーが話す、東京五輪の中断期間での公式戦開催も視野に入れることになる。

また、当初の開幕予定だった20日から開幕までは、イースタン、ウエスタン両リーグの練習試合を1軍の調整の場とする案が浮上している。

オープン戦を無観客試合としたが「それ以上に大変苦しい判断だった」と斉藤コミッショナー。それでも「スポーツに課せられた使命を受け止め、国民に元気を与えられるようにやっていきたい」と決意を示した。答えの見えない難問に議論を尽くし、知恵を絞り、最善策を探し続ける。

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お客さんを入れて143試合を行うこと最優先[斉藤惇コミッショナー一問一答][デイリー]

日本野球機構(NPB)は9日、都内で臨時の12球団代表者会議を開き、20日予定のセ・パ両リーグの開幕を延期することを決定した。開幕延期は東日本大震災が起きた2011年以来、9年ぶり。午前中に開かれた「第2回新型コロナウイルス対策連絡会議」で、専門家チームから「延期が望ましい」という見解を受けて協議。斉藤惇コミッショナー(80)は「遅くとも4月中の開幕を目指す」とし、最悪の場合には五輪期間中の公式戦実施の可能性を示した。また、イースタン、ウエスタン両リーグは3月いっぱいを無観客の練習試合にすることも決まった。斉藤コミッショナーの一問一答は次の通り。


≫今回の決定は全会一致か。
斉藤コミッショナー
「延期については全会一致。今後については意見が色々あるので、12日の会議で決める。」
≫専門家チームからの最終的な答申が出ない段階での決定。その理由は。
斉藤コミッショナー
「我々の一致した考え方は、お客さんを入れて143試合を行うこと。3月20日に開幕する1週間前には決めないといけないので、時間がもうない。今日、延長が望ましいという言葉をいただいたので、決めた。」
≫143試合を行う上での延期の期限のメドは立てているか。
斉藤コミッショナー
「もちろんいくつかの考えを持っている。五輪もあるので窮屈なスケジュールになる中でどうするか。延ばすところを延ばし、カットするところをカットする。そういうことになってくる。」
≫4月中には開幕したいとのことだが。
斉藤コミッショナー
「あくまで希望。野球としてここまでしっかり努力をして、それでやらせていただきますということで納得していただけるかどうか。それだったらしょうがない、やってみようかとご理解をいただけたらやれるんじゃなかろうかということ。」
≫五輪中断期間はどうする。
斉藤コミッショナー
「五輪期間中を使うというのは、最悪の場合はないことはない。相当最悪の場合だが。」
≫新たな開幕までチームはどうする。
斉藤コミッショナー
「色々な考え方があっていくつか意見は出たが、12日には何らかの形でお伝えできるのでは。」

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プロ野球開幕延期で前例なき対策検討へ、「最悪」五輪中も実施[デイリー]

日本野球機構(NPB)は9日、都内で臨時の12球団代表者会議を開き、20日予定のセ・パ両リーグの開幕を延期することを決定した。開幕延期は東日本大震災が起きた2011年以来、9年ぶり。午前中に開かれた「第2回新型コロナウイルス対策連絡会議」で、専門家チームから「延期が望ましい」という見解を受けて協議。斉藤惇コミッショナー(80)は「遅くとも4月中の開幕を目指す」とし、最悪の場合には五輪期間中の公式戦実施の可能性を示した。

斉藤コミッショナーは五輪期間中の公式戦実施について「最悪の場合はないことはない。相当最悪の場合ですが」とした。中断期間は7月21日〜8月13日の23日間。日程を再編する上では、これ以上ない“空白期間”となる。だが、五輪出場選手の多寡により各球団間で戦力不均衡が起きることなどから「相当最悪」の一手となる。

この決断に行き着かないために、同コミッショナーの「延ばすところは延ばし、カットするところはカットする」との言葉通りに、様々な対処を尽くす必要がある。検討されるのはクライマックスシリーズ(CS)の中止や日本シリーズなどの日程の後ろ倒し。そしてダブルヘッダーや、球宴の短縮や中止も視野に入りそうだ。

仮に開幕が1ヶ月遅れた場合、現実的に考えられるのはCSを中止した上で、日本シリーズを後ろ倒しにすることだろう。今年は11月に侍ジャパンの試合がない。7日予定のシリーズ開幕を2週間遅らせ、さらにCS中止となれば、レギュラーシーズン最終戦から1ヶ月近い空白が生まれる。どの選択をしても、課題は残る。ただ、五輪中という“聖域”を守るために、前例のない対策が検討されそうだ。

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プロ野球開幕延期、患者数の増加、準備期間の短さから判断、専門家チーム答申[デイリー]

日本野球機構(NPB)は9日、都内で臨時の12球団代表者会議を開き、20日予定のセ・パ両リーグの開幕を延期することを決定した。開幕延期は東日本大震災が起きた2011年以来、9年ぶり。午前中に開かれた「第2回新型コロナウイルス対策連絡会議」で、専門家チームから「延期が望ましい」という見解を受けて協議。斉藤惇コミッショナー(80)は「遅くとも4月中の開幕を目指す」とし、最悪の場合には五輪期間中の公式戦実施の可能性を示した。

専門家チームが公式戦の再開、開幕は「延期が望ましい」とした理由は大きく分けて2つある。1つ目は患者数が依然として増えていること、そして2つ目は予定通り開催するまでの準備期間が短いこと。

患者の程度を示す指標として専門家は「基本再生産数」を挙げた。「基本−」とは感染症の広がりを推計する尺度となる数値で、感染者1人が他の人への感染性を失うまでの間に、2次感染させる人の平均数で表す。愛知医科大学大学院の三鴨教授は「これが一定のレベル以下になる、減少すること」を再開の条件の1つとした。

もう1つの「準備期間」について、東北医科薬科大学の賀来特任教授は「入場の際のチェック体制や環境整備。また家族を含めた選手方への健康管理態勢の構築。そういったことにまだ準備する必要があるのではないか」とした。

開催には観客に配るマスクや、消毒液の確保、熱を測るサーモメーターなどが必要になる。それらの確保が難しくなっている現状、そして厳格なチェック体制を敷く際の人員の確保、さらにはベンチ、ロッカーを含むスタジアム内の清掃手順の再構築など、課題は次々と挙げられた。

まずは感染者が減少し、その上で、いかにリスクを抑える対策を図れるか。専門家チームは、そのための時間がまだ必要と判断した。

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プロ野球開幕延期、全試合消化のリミットは4月中旬か[デイリー]

日本野球機構(NPB)は9日、都内で臨時の12球団代表者会議を開き、20日予定のセ・パ両リーグの開幕を延期することを決定した。開幕延期は東日本大震災が起きた2011年以来、9年ぶり。午前中に開かれた「第2回新型コロナウイルス対策連絡会議」で、専門家チームから「延期が望ましい」という見解を受けて協議。斉藤惇コミッショナー(80)は「遅くとも4月中の開幕を目指す」とし、最悪の場合には五輪期間中の公式戦実施の可能性を示した。


斉藤コミッショナーは「遅くとも4月中に開幕できることを目指している」と表明したことについて「あくまでも希望」とした。新たな開幕のメドを示せないところに、先が見通せない苦しさがうかがえた。

午前中の会議後の会見。専門家チームの1人からは「インフルエンザのような、暖かくなれば消えていくような感染症では恐らくありません」という発言があった。その言葉通り、終息の気配が見えなければ、延期の延期という可能性は十分に考えられる。

その場合、5月以降の開幕という選択をするのか、もしくは開幕に踏み切るのか、その場合どういう形を取るのか。ある球団幹部は「相手は目に見えないウイルス。言い出したらキリがない」と苦しい胸中を口にした。

開幕を延期しても143試合を維持するという前提は変わっていない。ただ、どの結論を下すにせよ、相応の根拠が必要になる。全試合を消化するためのリミットは4月中旬とみられる。今後はより重い決断を迫られることになる。

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ロッテ・井口監督、開幕延期で「非常に残念ですが、我々は気持ちを切らさず」[デイリー]

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月20日に予定されていたセ・パ両リーグの開幕延期が決まったことを受け、ロッテ・井口資仁監督は「安全面を考慮しての決断ですので、仕方がないとしか言いようがありません」とコメントした。

今季、ロッテは悲願のリーグ制覇を目指している。「開幕が延期となるのは非常に残念ですが、我々は気持ちを切らさず、新たに設定されることになる開幕日に向けて備えていくだけです」と決意を込めた。

そして「こういう時だからこそ、プロ野球は明るい話題をファンの皆さまに提供しなくてはいけないと思いますので、開幕した時には最高のパフォーマンスをお見せできるように選手、スタッフと一丸となって頑張っていきます」と力強く約束した。

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プロ野球、開幕延期を決定感染拡大、4月中の公式戦目指す[デイリー]

プロ野球は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、20日に予定されていたセ、パ両リーグの公式戦の開幕延期を決めた。4月中の開幕を目指す。9日にサッカーのJリーグと連携した「新型コロナウイルス対策連絡会議」で専門家チームから延期を助言されたことを受け、臨時の12球団代表者会議で決定した。

開幕が延期されるのは、2011年の東日本大震災以来。プロ野球は感染防止のために先月29日からオープン戦を無観客で行う一方、Jリーグと対策連絡会議を設置。予定通りのシーズン開幕を目指して協議してきたが、感染の広がりが収まらず断念せざるを得なかった。

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プロ野球、3・20の開幕延期が決定、11年の東日本大震災以来9年ぶり[デイリー]

日本野球機構(NPB)は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて都内で臨時の12球団代表者会議を開き、3月20日に予定されていたセ・パ両リーグの開幕延期を決定した。延期の期間などについては、12日に行われる会議で話し合うという。

この日の午前中にJリーグと合同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」で、専門家から延期が「望ましい」と意見された。これを受け、斉藤コミッショナーは観客が集まった際に、感染者が増えるリスクなどを念頭に、「個人的には延長もやむを得ない」との見解を示し、午後から12球団で検討に入っていた。

2リーグ制後、リーグ全体で開幕延期を決定したのは東日本大震災が起きた11年以来、9年ぶり2度目。11年は3月11日に発生した震災を受け、同25日に予定されていた開幕戦が4月12日に延期となった。

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