1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 4 |
東京ヤクルト | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 6 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 指 | 藤原 | 5 | 2 | 0 |
2 | 二 | 西巻 | 3 | 1 | 1 |
3 | 遊 | 鳥谷 | 4 | 1 | 1 |
走遊 | 高濱 | 0 | 0 | 0 | |
打 | 香月一 | 0 | 0 | 0 | |
4 | 一 | 井上 | 2 | 2 | 1 |
走一 | 宗接 | 1 | 0 | 0 | |
5 | 三 | 安田 | 4 | 1 | 0 |
6 | 左 | 山口 | 3 | 1 | 0 |
7 | 中 | 平沢 | 4 | 0 | 0 |
8 | 右 | 高部 | 3 | 1 | 0 |
打 | 三木 | 1 | 0 | 0 | |
右 | 三家 | 0 | 0 | 0 | |
9 | 捕 | 柿沼 | 2 | 0 | 0 |
打 | 細谷 | 1 | 0 | 1 | |
捕 | 江村 | 1 | 0 | 0 |
名前 | 回 | 安 | HR | 振 | 球 | 失 | 責 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
岩下 | 4 1/3 | 6 | 1 | 2 | 3 | 6 | 6 |
永野 | 0 2/3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
大嶺祐 | 2 | 1 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 |
土居 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
2.3キロが進化の証し!ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が24日、プロ入り後初の「対打者」を経験した。同5位の福田光輝内野手(22)らのフリー打撃で直球のみ25球。安打性の打球は4本だった。最速は157キロで、投球練習では158キロも計測した。1年前、岩手・大船渡高時代の初投げから平均球速を上げ順調な成長ぶりを見せる右腕に、井口資仁監督(45)は4月中の実戦デビューを示唆した。
投球練習時点で「158」を表示させても、佐々木朗に特段のたかぶりはなかった。「打者相手ですごく楽しかった。風とか、この球場の特徴を感じながらできました」と6分間で25球、本拠地ZOZOマリンのマウンドを味わった。
風を感じられるほどの落ち着きは、本人だけだったかもしれない。150キロ台連発に周囲はあぜん。1球目で場を制した。157キロ速球に、福田光がフルスイングで応じた。振り遅れ、打撃ケージ内の三塁側に直撃。「左手で押し込まないと、前に飛ばないなと」。オープン戦3発の左の強打者が、即座に引っ張る意識を消すほどだった。
気温10度、風速10メートルの3月24日に投げる球ではなかった。投球練習も含め、マウンドで36球を投げた。未計測・誤計測を除き、力を入れた29球の平均球速は、153.2キロに達した。球速帯は145〜158キロ。「球速にばらつきがあったので、安定して良い球を投げられるように」とより高いレベルを己に課す。
1年前の3月31日、作新学院(栃木)との練習試合を、大船渡(岩手)時代のベストピッチと自覚する。「直球も変化球も思うように操れたので」。同じように冷え込む中、当日の最速は156キロ、直球平均は150.9キロだった。
1年間での「2.3キロ増」は本人の努力に加え、吉井投手コーチらの育成プログラムの成功に他ならない。井口監督も「素晴らしい球。変化球が入ると直球がさらに脅威になる」とベタ褒め。来週にはシート打撃予定で、指揮官は「4月に実戦?その方向で考えてます」と明かした。
佐々木朗は「もう少し良くなると思います」と上積みを予感させた。最速163キロの計測は作新学院戦の1週間後、高校日本代表候補合宿の紅白戦。平均球速は156.4キロで、前週から一気に5.5キロも上げた。さて、今年は。重い話題が多い今、春の夢を託したくなる。
2.3キロが進化の証し!ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が24日、プロ入り後初の「対打者」を経験した。同5位の福田光輝内野手(22)らのフリー打撃で直球のみ25球。安打性の打球は4本だった。最速は157キロで、投球練習では158キロも計測した。1年前、岩手・大船渡高時代の初投げから平均球速を上げ順調な成長ぶりを見せる右腕に、井口資仁監督(45)は4月中の実戦デビューを示唆した。
“ガチ勝負”ではないフリー打撃で、佐々木朗に1球だけスイッチが入った。福田光に本塁打を許した直後だ。「いい気持ちではなかったです」というコメント通り、植田将太捕手(22)に「インコース、いきます」と伝えた。実際に内角に153キロを投げ、福田光を詰まらせた。
被本塁打は大船渡のエースだった昨年7月7日以来8ヶ月半ぶり。盛岡一との練習試合の7回、高橋怜大選手(2年)に甘いスライダーを運ばれた。直後から一気に球速を上げ、150キロ台中盤を連発。9回20奪三振の快投につなげた。プロ野球選手になっても、自他共に認める「負けず嫌い」は健在だ。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が24日、プロ入り後初の「対打者」を経験した。同5位の福田光輝内野手(22)らのフリー打撃で直球のみ25球。安打性の打球は4本だった。最速は157キロで、投球練習では158キロも計測した。
“ガチ勝負”ではないフリー打撃で、佐々木朗に1球だけスイッチが入った。福田光に本塁打を許した直後だ。「いい気持ちではなかったです」というコメント通り、植田将太捕手(22)に「インコース、いきます」と伝えた。実際に内角に153キロを投げ、福田光を詰まらせた。
被本塁打は大船渡のエースだった昨年7月7日以来8ヶ月半ぶり。盛岡一との練習試合の7回、高橋怜大選手(2年)に甘いスライダーを運ばれた。直後から一気に球速を上げ、150キロ台中盤を連発。9回20奪三振の快投につなげた。プロ野球選手になっても、自他共に認める「負けず嫌い」は健在だ。
2.3キロが進化の証し!ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が24日、プロ入り後初の「対打者」を経験した。
同5位の福田光輝内野手(22)らのフリー打撃で直球のみ25球。安打性の打球は4本だった。最速は157キロで、投球練習では158キロも計測した。1年前、岩手・大船渡高時代の初投げから平均球速を上げ順調な成長ぶりを見せる右腕に、井口資仁監督(45)は4月中の実戦デビューを示唆した。
投球練習時点で「158」を表示させても、佐々木朗に特段のたかぶりはなかった。「打者相手ですごく楽しかった。風とか、この球場の特徴を感じながらできました」と6分間で25球、本拠地ZOZOマリンのマウンドを味わった。
風を感じられるほどの落ち着きは、本人だけだったかもしれない。150キロ台連発に周囲はあぜん。1球目で場を制した。157キロ速球に、福田光がフルスイングで応じた。振り遅れ、打撃ケージ内の三塁側に直撃。「左手で押し込まないと、前に飛ばないなと」。オープン戦3発の左の強打者が、即座に引っ張る意識を消すほどだった。
気温10度、風速10メートルの3月24日に投げる球ではなかった。投球練習も含め、マウンドで36球を投げた。未計測・誤計測を除き、力を入れた29球の平均球速は、153.2キロに達した。球速帯は145〜158キロ。「球速にばらつきがあったので、安定して良い球を投げられるように」とより高いレベルを己に課す。
1年前の3月31日、作新学院(栃木)との練習試合を、大船渡(岩手)時代のベストピッチと自覚する。「直球も変化球も思うように操れたので」。同じように冷え込む中、当日の最速は156キロ、直球平均は150.9キロだった。
1年間での「2.3キロ増」は本人の努力に加え、吉井投手コーチらの育成プログラムの成功に他ならない。井口監督も「素晴らしい球。変化球が入ると直球がさらに脅威になる」とベタ褒め。来週にはシート打撃予定で、指揮官は「4月に実戦?その方向で考えてます」と明かした。
佐々木朗は「もう少し良くなると思います」と上積みを予感させた。最速163キロの計測は作新学院戦の1週間後、高校日本代表候補合宿の紅白戦。平均球速は156.4キロで、前週から一気に5.5キロも上げた。さて、今年は。重い話題が多い今、春の夢を託したくなる。
ロッテの球団公式インスタグラムで「Q&A」第3弾が募集開始になった。24日から、益田直也投手(30)がファンからの質問を募っている。
益田は「開幕が延期するなど、なかなかファンの皆様の前で投げる姿をお見せすることができない日々が続いています。こんな時だからこそ、球団公式のSNSを通じてファンの皆様と交流ができればと思っています」と名乗りを上げ「全部は無理ですけど(中村)奨吾や(藤岡)裕大よりもたくさん、回答します」と笑った。
同企画は中村奨吾内野手(27)が球団の広報担当者と企画・実行し、藤岡裕大内野手(26)が続いた。中村奨は、田中靖洋投手(32)がケガをして困っている時に大浴場でシャンプーでの洗髪を手伝ってくれた秘話をQ&Aで披露。「シャンプー田中さん」は、ファンの間で一躍話題になった。
藤岡は「ドラえもんを描いてください」のファンからのリクエストに、前歯が2本生えたドラえもんを描き、ファンをざわつかせた。シャンプー田中さんに、前歯のドラえもん…選手会長も伝説を作るのか!?質問の応募締め切りは3月25日午前11時となっている。
ロッテのドラフト5位・福田光輝内野手(22)が、同1位の佐々木朗希投手(18)と初対決した。「高めのボールは、今まで見たことないくらい小さく見えました」と衝撃を受けていた。
朝のロッカールームでも、佐々木朗の気合を感じていたという。対決は直球のみ15球で、安打性は4、5本。149キロ外角速球を左翼テラス席へ運んだ。
「たまたま芯に当たったのが、向こうに行っただけです」と苦笑い。フルスイングが魅力の強打者であっても、引っ張った打球はほとんどなかった。「左手で押し込んでいかないと、前に飛ばない。ほとんどケージに当たる」とその球威に驚いていた。
ロッテ井口資仁監督(45)が、佐々木朗希投手(18)のフリー打撃初登板を視察し「素晴らしい球を投げていました」と振り返った。
この日は直球1本だったため「(打者の福田)光輝なんかは結構入っていけていたけれど、変化球が入ってくると直球がさらに脅威になるのかなと思います」と、変化球も交える予定の次回27日のフリー打撃にさらに期待を高めていた。
吉井理人投手コーチ(54)らと進めてきた育成プログラム通り、順調に進んでいる。今後はシート打撃、実戦へと段階を進めることになる。井口監督は「4月の実戦登板?その方向では考えています」と現時点での見通しを話した。
24日に東京オリンピック(五輪)が延期が決まったことを受け、143試合とCS、日本シリーズを含めたシーズン完全消化が見えてきた。
23日に4月24日の開幕を目指すことで一致。当初は同日の開幕だとCSの短縮を強いられることが濃厚だったが、五輪中断期間の7月21日〜8月13日を活用できることになった。開幕は現状、4週間遅れだが、3週間程度は同期間で補えそうだ。
幾重の制限がかかる4月24日の開幕へ、球界では困惑の色が広がった。
密集、密接を避けるために一定の入場制限を23日に専門家から提言された。一夜明け、阪神は甲子園球場で実際にスタッフを立たせて、座席の間隔を確認。中日加藤代表は「各球団で考え方が違う。政府の指針だと2メートル、空けないといけない。4席で1人になると満席4万人が1万人になる。株式会社として、年間売り上げが半分以下になる」と危機感を示した。
ソフトバンクも慎重に検討を続けている。井上広報室長は「観客を何%入れられるかは、次回の政府の方針、新型コロナウイルス対策連絡会議で決定されるだろうから、それに向けて準備していく。お客さんには不便な思いはさせるが、安全第一ですので」と話した。広島鈴木球団本部長は現在の感染状況では「(同24日に全席に客を入れる)通常開催は難しい」と受け止め、無観客試合については「安全策が取れないと判断されればしょうがない」と覚悟をのぞかせた。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=が24日、ZOZOマリンスタジアムでプロ入り後、初めてフリー打撃に登板した。高校球界最速の163キロをマークした右腕は打者2人に対し、直球のみ25球を投げ、安打性の当たりは5本。最速157キロを計測した。一方、ヤクルトの同1位・奥川恭伸投手(18)=星稜高=は8度目のブルペン入り。初めて変化球を披露するなど、最多の63球を投げた。
令和の怪物が、ついに本拠地のマウンドでベールを脱いだ。風速10メートル以上の強風が吹き荒れる中で、佐々木朗が自慢の剛速球を投げ込んだ。
「バッター相手に投げることができて、すごく楽しかった。風とかこの球場の特徴も感じることができた。球速にばらつきがあったので、そこを修正していきたい」。
昨年4月のU18日本代表候補合宿で163キロをマークした右腕にとって、プロ初となる打者との対戦。オープン戦で3本塁打を放ったD5位・福田光(法大)への1球目にいきなり、157キロを出した。
大阪桐蔭高、法大と野球エリートの22歳も「高めのボールは今まで見たことないぐらい速い。ボールが小さく見えた」と目を丸くするほどの速球で押した。福田と5年目内野手の茶谷を相手に全て直球で25球。157キロを3度マークし、13球が150キロ超だった。
22球目は福田光に左翼席への柵越えを浴び、18歳は「いい気持ちではなかったです」と負けん気の強さものぞかせた。安打性はわずか5本。フリー打撃前の投球練習では電光掲示板に158キロと表示され、先輩たちからどよめきが起こった。
順調にいけば、次回のフリー打撃登板は27日で、変化球も解禁する予定だ。その次のステップとなるシート打撃をクリアすれば、いよいよ実戦も見えてくる。投球を見守った井口監督は「その方向でいる」と4月中の実戦デビューを示唆した。
新型コロナウイルスの感染拡大で開幕日すらはっきりと見えない状況で、ゴールデンルーキーが明るい話題を提供する。
ロッテは24日、公式インスタグラムで選手会長の益田直也投手(30)への質問の募集を開始した。ファンからの質問企画第3弾でこれまでに中村奨と藤岡が登場し、多くの質問が寄せられ大好評だった。
益田は「開幕が延期するなど、なかなかファンの皆さまの前で投げる姿をお見せすることができない日々が続いています。こんな時だからこそ、球団公式のSNSを通じてファンの皆さまと交流ができればと思っています。皆さま、色々な質問をください。全部は無理ですけど(中村)奨吾や(藤岡)裕大よりもたくさん、回答します」とコメント。益田への質問は25日午前11時まで受け付ける。
東京五輪が1年程度の延期となったことを受け、前日23日の12球団代表者会議で4月24日の開幕を目指すことを決定した日本野球機構(NPB)は、今季の公式戦日程を練り直す。
セ、パ両リーグは7月21日〜8月13日を五輪に伴う公式戦の中断期間として日程づくりを行ってきた。セはすでに4月24日開幕を想定した作業を終え、パはこの日の営業担当者会議で協議。保科求己パ・リーグ統括は「まだ微調整はあるが、詳細を詰めた」と語った。
中断期間を設ける必要がなくなることで、延期になった試合を組み込むことが可能になる。五輪開催球場の横浜スタジアムや資材置き場となる予定だった神宮球場も使える。関係者は「開催球場の調整は必要だが、中止になった分がすっぽり入る。11月21日開幕に繰り下げた日本シリーズも、1週間前倒しできるかもしれない」と見通しを示した。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が24日、ZOZOマリンで行われた全体練習で打撃投手を務め、プロで初めて打者相手に投球した。ドラフト5位・福田光輝内野手(22)に左越えソロを浴びたが、最速157キロを3度マーク。打者2人に対して計25球中13球が150キロの大台を超えた。27日にもフリー打撃に登板予定。4月中の実戦デビューへ、着実に歩を進める。
ピンストライプのユニホーム姿で本拠のマウンドに立った。風速10メートル。佐々木朗の背中を名物の潮風が押す。
「打者に初めて投げるので、特に細かいテーマは持たなかった。しっかりストライクを、自分の思うような球を投げられるようにと考えた」。
同期入団の福田光に対しての初球、外角直球はファウルとなったが、いきなり157キロを計測した。「球速のバラツキがあった」と振り返るが、左の福田光、右の茶谷に対し、オール直球で計25球中13球が150キロの大台を超え、安打性は5本に抑えた。ボール球も6球だけ。プロに入って初めての打者相手の投球でも、最速163キロの剛腕は存分にポテンシャルを見せつけた。
ウオーミングアップで投じた1球は球場表示で158キロ。参考ではあるが伊良部秀輝の球団最速記録に並んだ。鳥越ヘッドコーチは「細工しすぎやろ!」と笑わせたが、球団の手動スピードガンでも155キロだった。最初から打たせる気はなかった。だからこそ「僕の練習でもあるので…」と悔しさをのぞかせたのが高めに浮いた149キロを福田光に左翼席まで運ばれた1球だった。捕手を務めた育成2位の植田は「直後はムキになっていたようで“内角いきます”と言っていた」と明かす。だが投球後は「いい気持ちじゃなかったけど、打撃投手だったので。変化球だったり配球が変わればまた違う。速い球だけでは打たれてしまうので、工夫もしていきたい」とすぐに気持ちに整理をつけた。
井口監督は「素晴らしい球を投げていた。(新型コロナウイルスの影響で)開幕が延びてマリンでこうやって打撃投手ができる。(次の)シート打撃登板もマリンでと思っている」と目を細め、4月中の実戦デビューに「その方向で考えています」と語った。
「凄く楽しかった。これからここで投げることはたくさん、増えてくる。もっと慣れていかないといけない」。
早く実戦で投げる姿を見たい。誰もがそう思える5分間だった。
ロッテ・佐々木朗とのドラフト同期対決で一発を放った福田光は「引っ張れるようなイメージはなかった。たまたま芯に当たった」と振り返った。
打席に入る前の練習球で158キロを目の当たりにし「怖いな、当てられたら嫌だな、と…。バットに当たるかなとも思った」。13スイングで安打性は5本。オープン戦3本塁打の実力を発揮したが「高めの球とか、今まで見たことがない速さだった。ボールが小さく見えた」と驚きの表情だった。
佐々木朗の初球、157キロの直球は打撃ケージ内へのファウルになった。打席の福田光は「押し込まれている」と思っただろうし、佐々木朗も打者の反応を肌で感じたはずだ。ファウルは計8本。ボールに指が掛かっていたからこそだが、ブルペン投球では分からないこの感覚が次への大きな一歩になる。
私も現役時代、フリー打撃登板の際は「打撃ケージから出ないファウルが何本あるか」を重視していた。これがボールに指が掛かっているかの目安。佐々木朗ほどの球威があれば、真ん中に投げても指に掛かったスピンの利いたボールならファウルになる。試合では1番カウントが稼げるボールで、投球が物凄く楽になる。
相手は味方で、当ててはいけない、という意識もあったのだろう。右打者の茶谷の際にはボール球がやや多かったが、内容的には十分。得たもの、感じたものは多かったはず。今後も打者との対戦で感覚を磨き、指に掛かったボールの割合を増やしていくことが大切だ。
ロッテはファンサービスの一環として、公式インスタグラムで益田直也投手への質問を募集する。
新型コロナウイルスの感染防止などのためにプロ野球のシーズン開幕が延期に。ファンサービスとして質問を募集し。益田がインスタグラム上で回答する。募集は24日から25日午前11時まで。
この企画では中村奨が1回目に登場。379件の質問に15件回答し、ファンからも好評だった。第2回は藤岡で、670件の質問のうち22件に回答した。
益田は「開幕が延期になるなど、なかなかファンの皆様の前で投げる姿をお見せすることができない日々が続いています。そんな時だからこそ、球団公式のSNSを通じてファンの皆様と交流ができればと思っています。皆様、色々な質問を下さい。全部は無理ですけど(中村)奨吾や(藤岡)裕大よりもたくさん、回答します」とコメントした。
2軍調整中のロッテ・鳥谷敬内野手(38)が24日、ヤクルトとの練習試合(戸田)に「3番・遊撃」で出場。4打数1安打1打点だった。
初回の第1打席は空振り三振に倒れ、第2、3打席も凡退。しかし7回2死二塁で、3年目右腕・金久保の初球を捉え、右前に運んだ。38歳の適時打にベンチも盛り上がった。直後に代走を送られ、交代となったが存在感を残した。開幕へ向けて状態を上げていく。
ロッテ・福田光が、佐々木朗とのドラフト同期対決で一発を放った。
ドラフト1位右腕にとって初のフリー打撃登板。相手を務めた同5位の福田光だったが、打席に入る前の練習球で158キロを見せられ「ちょっと怖いな、当てられたら嫌だな、と…。真っ直ぐだけだけど、バットに当たるかなと思った」。
初球は157キロをファウル。グッと押し込まれ「ちゃんと左手で押し込まないと前に飛ばない」と感じたという。
本塁打は佐々木朗の投じた22球目。149キロの直球を左翼に叩き込み「引っ張れるようなイメージはなかった。たまたま芯に当たった」と振り返ったが、オープン戦で3本塁打を放っている実力の片鱗を怪物右腕を相手に披露した。
13スイングで安打性の打球は5本。福田光は「高めの球とかは、今まであまり見たことがないような速いボールだった。元々速いっていうのは知っていたけど、ホンマに速かった。今まで見たことがないくらい、ボールが小さく見えた」と驚きの表情で振り返っていた。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が24日、本拠のZOZOマリンでプロ入りしてから初めての打撃投手を務めた。福田光と茶谷を相手に25球を投げ込み、最速は157キロをマークした。
22球目には福田光に左翼席へ運ばれる場面もあったが、茶谷から外角高めの直球で空振りも奪った。打たれた安打性の当たりは5本だった。
この日は、ZOZOマリン特有の風が吹きながらのマウンド。投球を終えた佐々木は「ストライクを投げられたし、球場の特徴を感じながらできた」を振り返った。
最速163キロを誇る怪物右腕は、2月13日にブルペン投球を開始し、ここまでじっくりとフォームを固めてきた。打者との対戦は昨年9月のU18ワールドカップ韓国戦以来。21日の投球練習後には「しっかりと準備はできている。打者相手に投げられるようにしたい」と話していた。
東京五輪の21年への延期で、プロ野球は今季レギュラーシーズン143試合とCS、日本シリーズを含めたポストシーズンの完全消化の可能性が高まった。
4月24日の開幕を目指す上で、当初はCSファーストS1試合制、CSファイナルSの4試合制など、短縮が必要となっていたが、五輪中断期間の7月21日から8月13日を活用できる。ある球団幹部は「五輪がなければ(試合を)入れられるということもあるのでは」と話していた。
日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長は24日、新型コロナウイルス感染拡大によりポストシーズンが参稼報酬期間外にあたる12月にずれ込むケースについて「そういう話が来たら選手に相談して話を聞かないといけない」と柔軟に応じる姿勢を示した。
近日中に行う事務折衝では開幕延期に伴い結果的にシーズン日数が短縮された場合には、FA取得への日数の短縮を求める考え。また今季中の導入を目指す現役ドラフトに関しては、12球団からの返答を待っており「こういう状況なので。期限は設けず話し合っていきたい」と早急な結論は求めずに、場合によっては来季以降となる可能性も出てきそうだ。
今夏の東京五輪の延期が確実となったことを受け、全日本野球協会の山中正竹会長は24日、「延期はやむを得ないこと。色々な状況の中、そういうことなのかなと判断します」と話した。
野球は08年北京五輪以来、12年ぶりに競技復帰する予定だった。次回24年予定のパリ五輪からは、再び実施されないことが決定している。
野球日本代表の侍ジャパンは、稲葉監督の指揮の下で金メダル獲得を目指していた。侍ジャパン強化本部は稲葉監督へ、来年の五輪後までの契約延長を要請する方針を固めている。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が4月9日の2軍練習試合・日本ハム戦(ロッテ浦和)で実戦デビューする方針であることが24日、分かった。
この日、ZOZOマリンでの練習で打撃投手を務め、プロで初めて打者を相手に直球を25球投げた。球場表示で最速157キロ、直前の投球練習では158キロをたたき出した。
このまま順調に調整を続ければ、1軍の開幕ローテに入る可能性もゼロではない。
風速10メートル。マリン特有の海風がスタジアムに吹き込み、背番号「17」のユニホームを揺らした。“令和の怪物”がついに本拠地のマウンドへ上がった。
打者2人に対し5分間、直球のみを25球。157キロを3度マークし、13球が150キロ超だった。
「ボールが多かったけどストライクも投げられたし、風とか、ここの球場の特徴を感じながら投げられました」。
この日対戦した打者は、法大出身のドラフト5位内野手で左打ちの福田光と、5年目内野手で右打ちの茶谷。安打性は福田光が5本、茶谷はなかった。
「目立っていい球はなかった。(でも)とても楽しかったし、これからもっと実戦的になってくると思うので状態を上げていきたい」。
福田光への12球目を左翼席へと運ばれ「良い気持ちではなかった」と苦笑い。
育成ドラフト2位で女房役の植田は「福田に打たれて悔しかったのか、(サイン出す前に)朗希からインコースで、と言われました」。負けず嫌いな一面ものぞかせた。
福田光は新人とはいえ、オープン戦でスタメン出場するなどここまで多くのプロの投手と対戦している。「158キロ見て怖いなと思った。左手で押し込まないと、前へ飛ばない。高めは今まで見たことないくらい速い。(速すぎて)ボールが小さく見えました」と驚いていた。
27日には再び打撃投手を務める。変化球も投げ、時間も8分間に増やす予定だ。
関係者によると、その後は4月3日にシート打撃を行い、同9日のロッテ浦和での2軍・日本ハム戦で実戦初登板する青写真が描かれている。
もし、ここでも一定の成果を挙げれば−。4月24日の開幕を目指している1軍公式戦での開幕ローテ入りさえ、夢ではなくなってくる。
ロッテは24日、公式Instagramで選手会長の益田直也投手(30)への質問を募集開始したと発表した。
この企画は新型コロナウィルスなどの感染症予防の観点から開幕戦が延期となり練習試合も中止となっている状況下でのファンサービスの一環で、今回で第3弾。25日11時まで質問を受け付ける。
3月11日に中村奨吾内野手(27)が第1回目を行い、379件の質問が届き、15件に回答するなど大好評だったこの企画。第2回目は藤岡裕大内野手(26)が3月15日に実施し、670件の質問が届き22件の質問に回答した。
益田は「開幕が延期するなど、なかなかファンの皆様の前で投げる姿をお見せすることが出来ない日々が続いています。こんな時だからこそ、球団公式のSNSを通じてファンの皆様と交流が出来ればと思っています。皆様、色々な質問をください。全部は無理ですけど(中村)奨吾や(藤岡)裕大よりもたくさん、回答します」とファンからの質問を心待ちにした。
ロッテのドラフト5位・福田光輝内野手(22)が24日、ZOZOマリンで同期の佐々木朗希投手(18)とフリー打撃で対戦。「すごいピッチャーだと思っていたので、自分も向かって行く気持ちで(打席に)入りました」と15球のうち安打性は5本。そのうちの1本はレフトスタンドに運ぶ豪快な1発だった。
小・中・高で日本一を経験し、大学では主将を務めた福田光はオープン戦でスタメン出場をするなど、プロの投手との対戦も多く経験してきたが「高めのボールはほんまに今まで見たことないくらいのボール。(球が速すぎて)ボールが小さく見えました」と目を丸くした。
朗希はこれまで6度の本格ブルペンを行ってきたが、ブルペンに行くことのない福田光を含め野手陣は、朗希の“生ピッチング”を見るのはこの日が初めてと言っていいほど。投球練習で最速158キロをマークした瞬間を見ていた福田光は「怖いな…。当てられたら嫌やなと思いながら見てました(笑)」と恐怖を感じていたことを明かした。
それでも最速163キロ右腕相手に、打撃のセンスを見せたドラ5ルーキー。開幕は延期となったが、開幕1軍へ向け、アピールを続けて行く。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が24日、本拠地のZOZOマリンでプロ入り後初の打撃投手を務めた。
「バッター相手に投げられてすごく楽しかったです」。5分間で打者2人に計25球を投げ、本拠地の初マウンドをかみ締めた。対戦した同期入団の左打者、福田光輝内野手(22)には15球を投げ、初球から157キロをマーク。「同期とかは関係なく投げたけど、力みはあったかな」と福田への12球目、149キロの直球をレフトスタンドへと運ばれた。「良い気持ちではなかったです」と苦笑いしたが「これから変化球とか配球とか違うと思う。速い真っ直ぐだけじゃ打たれてしまうので、そういうところを工夫していきたい」と意気込んだ。
無事にプロ入り後初の打撃投手を終えた朗希。「悪くはなかったけどもっと良くなると思うので、もっと改善していきたい」。次回は27日に打撃投手を務める予定で、4月中の初実戦へ向け、徐々にギアを上げていく。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が24日、本拠地ZOZOマリンでフリー打撃登板を行った。
“令和の怪物”が本拠地のマウンドを独占した。5分間、2人の打者に対して計25球を投じ、投球練習から最速158キロを叩き出すなど首脳陣をざわつかせた。
左の打者・福田光に対しては15球を投げ、安打性は5本。12球目は149キロのストレートをレフトスタンドに運ばれた。右の打者・茶谷には10球を投げ、安打性はなし。
打者との対戦では最速157キロをマークし、プロ入り後初の打撃投手を終えた。
4月24日の開幕を目指すプロ野球が新型コロナウイルスの感染予防策として公式戦の入場制限を行う見通しとなったことに伴い、専門家の見解を順守した場合、球場によっては観衆1万人以下で公式戦を実施する可能性が出てきた。球界関係者は24日、「政府の指針では(間隔を)2メートル空けないといけない。4席に1人だと、満席で4万人が1万人になる」と話した。
政府の専門家会議は、対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(目安として2メートル)で一定時間以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられる−としている。リスクを下げるため、観客同士の間隔を2メートル空けると、おおよそ4席に1人になる。
球場の条件やチケットの販売状況は異なるため、対応は球団ごととなるが、入場規制をかけた場合、観衆1万人割れとなる球場も出てくる。
出場機会が少ない選手の移籍活性化を目的とした「現役ドラフト」(仮称・ブレイクスルードラフト)の導入が、来季に持ち越される可能性が出てきた。4月1日に日本野球機構(NPB)と事務折衝に臨む日本プロ野球選手会の森事務局長は24日、新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となっている現状を受け、「それによってどうなるかという現状把握が優先」と説明。現役ドラフトについては「こういう状況でせかすのはどうか。期限を設けずにやっていく」と話した。
選手会が導入を要望した現役ドラフトは、今季から実施する方向でNPB側と一致していた。森事務局長は「(現役ドラフトを)やらない、とはならないでしょう」と導入の方向性は不変としたが、新型コロナの感染拡大による現況を踏まえ、時期に関しては柔軟に対応する姿勢を示した。
今季は開幕延期による過密日程が避けられない。出場選手登録145日で1年とするFA日数の今季に限った短縮や、ダブルヘッダー実施の際に2日とカウントするなどの対応を求める可能性も示唆した。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が24日、ZOZOマリンスタジアムでプロ入り後初めてフリー打撃に登板した。その直前の投球練習でいきなり158キロを計測。打者2人との対戦では計25球を投げ、最速157キロをマークし、安打性は5本だった。このまま順調に進めば、シート打撃登板を経て、4月中の実戦デビューが見えてきた。
豪腕ショーを披露した。井口監督ら首脳陣やナインから熱い視線が本拠地のマウンドに上がった佐々木朗に注がれた。フリー打撃登板直前の投球練習で158キロを2球計測し、周囲の度肝を抜いた。
「しっかりストライクを投げて」と決め、プロで初めて打者と“対戦”。緊張し、力みもある状況の中で初球、ドラフト5位・福田光(法大)に対し、157キロをマークした。打者の手元で浮き上がるような白球。高めのボール球でも打者が思わず手を出してしまうほど球威があった。
闘争心をむき出しにした。22球目、福田光に149キロ直球を左翼席に運ばれた。佐々木朗は「(次は)インコースいきます」と捕手に予告。それほど悔しかったのだろう。「いい気持ちじゃなかったです。真っ直ぐだけだと打たれてしまう。(配球の)工夫もしたい」と率直な感想を語った。
福田光と茶谷の打者2人に対し、約5分間でオール直球を25球。ヒット性の当たりは5本だった。最速は157キロで3球、150キロ超えは13球あった。それでも投球後に吉井投手コーチから感想を聞かれると「全然ダメでした」と答えたという。「目立っていいボールはなかった。球速にばらつきがあった。そこを修正して、安定していい球が投げられるようにしたい」。意識の高さも見せた。
「すごく楽しかったです」と背番号17。今後は27日に変化球も交えてプロ2度目の打撃投手を務め、その後はシート打撃に初登板する見込み。調整が順調に進めば、4月中に実戦で初登板するプランがあり、井口監督は「その方向で考えてます」と説明した。
「状態は上がってきていると思う。もっと投げていけば、状態は上がっていくと思う」と佐々木朗。最速163キロ右腕の実戦デビューが待ち遠しい。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が24日、ZOZOマリンスタジアムでプロ入り後初めてフリー打撃に登板した。その直前の投球練習でいきなり158キロを計測。打者2人との対戦では計25球を投げ、最速157キロをマークし、安打性は5本だった。このまま順調に進めば、シート打撃登板を経て、4月中の実戦デビューが見えてきた。
佐々木朗が、首脳陣やナインに衝撃を与えた。プロ初のフリー打撃登板に熱視線を送った井口監督は「しっかりと素晴らしい球を投げていた」と目を細めた。この日は全球ストレートだっただけに「変化球が入ってくると真っ直ぐが、さらに脅威になる」と大きな期待を言葉に込めた。
春季キャンプから1軍に帯同していた右腕に英才教育を施してきた吉井投手コーチは、驚きの表情を浮かべた。自身の1年目と比較して「(自分は)ストライクが全然、入らなかった。初めてバッター相手の投球で、注目されている中で、ほとんどストライクだった。素晴らしいなと思いました」と手放しで褒めた。
佐々木朗から左翼に柵越えを放った福田光は「たまたま芯に当たった」と苦笑いを浮かべた。投球については「高めのボールは、今まで見たことがないくらい小さく見えました」と舌を巻いていた。
ロッテは24日、公式インスタグラムで選手会長・益田直也投手への質問の募集を開始した。締め切りは25日11時まで。新型コロナウイルスなどの感染症予防の観点から開幕戦が延期となり練習試合も中止となっている状況下でのファンサービスの一環として行っている。
好評のインスタ企画は今回が3回目。第1回は11日に中村奨吾内野手が行い、379件の質問に対し15件に回答。第2回は15日に藤岡裕大内野手が実施。670件の質問に対し22件に回答した。
益田は「開幕が延期するなど、なかなかファンの皆さまの前で投げる姿をお見せすることができない日々が続いています。こんな時だからこそ、球団公式のSNSを通じてファンの皆さまと交流ができればと思っています。皆さま、色々な質問をください。全部は無理ですけど(中村)奨吾や(藤岡)裕大よりもたくさん、回答します」とコメントした。
ロッテのドラフト1位新人、佐々木朗(岩手・大船渡高)が24日、ZOZOマリンスタジアムで行われた練習で打撃投手を務め、プロで初めて打者相手に投球した。直球を25球投げ、球場表示で最速157キロを3度マーク。安打性の当たりは5本に抑え「すごく楽しかった。もっと状態を上げていきたい」と気持ちを新たにした。
風速10メートル以上の強風が吹きつける中、投球練習では158キロも。25球のうち、13球で150キロを超えた。ただ、140キロ台中盤の球もあり「目立っていい球はなかった。球速にばらつきがあったので、安定していい球を投げられるようにしたい」と課題を挙げた。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が24日、ZOZOマリンスタジアムでプロ入り後初めてフリー打撃に登板した。
井口監督ら首脳陣も見守る中、本拠地のマウンドに上がり、プロの打者と“初対決”。打者が打席に立つ前の投球練習ではいきなり157キロを連発し、158キロも計測した。福田光と茶谷の打者2人に5分間、投げた投球は以下の通り。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が24日、ZOZOマリンスタジアムでプロ入り後初めてフリー打撃に登板した。
井口監督ら首脳陣も見守る中、本拠地のマウンドに上がり、プロの打者と“初対決”。打者が打席に立つ前の投球練習ではいきなり157キロを連発し、158キロも計測した。
ドラフト5位・福田光(法大)と茶谷の打者2人を相手に5分間で25球を投げ、最速157キロをマークするなど剛速球を披露。福田光に左越えに“プロ初被弾”も浴びたが、堂々の投球を見せた。
最速163キロ右腕は2月13日に初めてブルペン入りし、その後は捕手を座らせ変化球を解禁するなど段階を踏んできた。じっくり育成された中、ついに打者を相手の投球を解禁。“令和の怪物”がやっとベールを脱いだ。
東京五輪の延期が決定的になったことを受け、プロ野球は日程の再編に着手する。
元来の中断期間だった7月21日〜8月13日に試合を組み込めることになったことで、開幕延期の影響が少なくなる。また、五輪開催における球場使用の関係でDeNAとヤクルトは東京ドームで主催試合を行うことになっていたが、それぞれの本拠地開催に変更となる可能性もある。
プロ野球は新型コロナウイルスの感染拡大で延期している公式戦開幕について、4月24日を目指すことを決めた。開幕日が1ヶ月後に設定されたことに対し、巨人の原辰徳監督は24日、「日にちが出たということで、これからの時間を費やす上で目標ができた」と前向きに捉えた。
セ・リーグは25日の練習試合を終えた後しばらく試合を休止し、4月14日に再開して開幕に備える。就任1年目の広島の佐々岡真司監督は「調整できると、いいように考えていきたい」と受け止めた。DeNAのラミレス監督は「色々な意見を聞きながらベストな決断を下した。しっかり準備したい」と話した。
パ・リーグは4月10日の再開まで練習試合を取りやめた。ロッテの井口資仁監督は「紅白戦をやったり、2軍の試合に1軍の選手を送り込んだりしたい」と調整方法を思案する。当初は3月20日が開幕予定だっただけに、楽天の三木肇監督は「キャンプから気持ちをつくってきたし、オープン戦もやった。仕上がっているので難しかったりもする」と本音を語った。
ただ、1ヶ月後に感染の状況が改善しているかどうかは見通せない。阪神の矢野燿大監督は「世の中的に、そこでできるか。複雑というところ」と神妙な面持ちで話した。