1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 1 | 0 | 6 |
東京ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 指 | 藤原 | 4 | 2 | 0 |
打指 | 平沢 | 1 | 1 | 1 | |
2 | 遊 | 藤岡 | 3 | 1 | 3 |
二 | 三木 | 1 | 1 | 0 | |
3 | 三 | 鳥谷 | 4 | 0 | 0 |
三 | 高濱 | 0 | 0 | 0 | |
4 | 一 | 井上 | 3 | 1 | 0 |
一 | 細谷 | 1 | 0 | 0 | |
5 | 捕 | 佐藤 | 4 | 1 | 0 |
捕 | 江村 | 1 | 0 | 0 | |
6 | 右 | 和田 | 2 | 0 | 0 |
7 | 左 | 山口 | 5 | 0 | 0 |
8 | 中 | 高部 | 1 | 0 | 0 |
打 | 香月一 | 0 | 0 | 0 | |
走中 | 三家 | 1 | 1 | 0 | |
9 | 二遊 | 茶谷 | 4 | 1 | 2 |
名前 | 回 | 安 | HR | 振 | 球 | 失 | 責 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
小島 | 3 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 |
唐川 | 4 | 3 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 |
内 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 |
アコスタ | 1 | 3 | 1 | 1 | 0 | 2 | 2 |
NPB井原事務局長は来年の国際大会日程が不透明な状況であることを25日、指摘した。「WBCもどうなるか分からない」。来年3月予定のWBCは今年3月上旬の予選が延期となり、20チーム中16チームの出場しか確定していない。いつ予選を実施できるか見通しが立たない。
17年に第1回が行われたアジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)は来年11月に第2回大会を行う予定になっていたが「(韓国の)KBOも(台湾の)CPBLも大変な状況。今度はオーストラリアも入りたがってたが、それぞれが大変。その後は一切話してない」と現状を説明した。WBCが予定通り行われれば、今年の当初予定のようにプロ野球開幕を早めることができない。五輪で再び中断期間を設けるため、APBCの11月の実施は難しい状況だ。
4月24日の開幕を目指すNPBもオリンピック(五輪)延期を受け、シーズン日程作成を急ピッチで進める。五輪中断期間だった7月21日〜8月13日の活用に井原事務局長は「球場事情とかいろいろある。フルに中断期間を使えるのかどうかはまだ微妙なところ」と球場の空き状況の確認を進めている。
開幕は現状、5週間遅れだが、3週間前後を補える可能性がある。一方で中断期間を利用できる分、5月開幕を検討するかと聞かれ「今の時点では考えてないけど、シミュレーション的には頭の体操をしている」と含みを持たせた。
ロッテのレオネス・マーティン外野手(32)が成田空港着の米国機で再来日。第4子誕生のため一時帰国していた。
ロッテは25日、オークリーとコラボしたサングラスを4月4日からオンラインストアで販売すると発表した。
価格は3万800円(税込)でロゴマイクロバッグ付き。グッズ担当は「スポーツサングラスとして、多くのアスリートから圧倒的に支持されているオークリーさんとコラボしたサングラスを販売することになりました。レンズにはマリーンズのロゴがワンポイントで入っており、とてもカッコイイ一品となっています」とアピールした。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が、フリー打撃登板から一夜明けた25日、ZOZOマリンでアップ、軽めのキャッチボール、ストレッチ、ポール間ダッシュで汗を流した。
練習後は「体が少し張っているくらい」と語り、井口監督も「大丈夫でしょう。予定通りに次回投げさせます」と話した。27日のフリー打撃登板では初めて変化球を解禁する。実戦デビューは4月中に予定されているが「登板日は決まっていない。フリー打撃登板が終わったらシートという流れ。段階を踏んでから」と話すにとどめた。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は25日、東京五輪の1年程度の延期が決まったことを受け、公式戦を中断する予定だった期間(7月21日〜8月13日)に試合を組み込むことを前提に、近く12球団の営業担当者による会議を開く意向を示した。
NPBは23日の12球団代表者会議で、4月24日の開幕を目指すことを決めた。同会議では五輪の延期を想定した議論はなく、中断期間を設けたまま11月中に日本シリーズを終了させる日程を作成していた。24日に五輪の延期が正式に決まったことにより、日程を練り直す。4月24日に開幕できても、中断期間を設けたままではファーストステージを3試合制から1試合制にするなどクライマックスシリーズ(CS)の試合数削減をせざるをえない懸念があった。中断期間を公式戦開催に充てられるめどが立ったことで、CSを通常通りに行った上で第1戦を11月21日に繰り下げていた日本シリーズを1週間前倒しする可能性も出てきた。
また、井原事務局長は、開幕が5月にずれ込む可能性については「今の時点では考えていない」とした。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=は25日、ZOZOマリンスタジアムで軽めのキャッチボールなどで汗を流した。前日にはプロ入り後初めてフリー打撃に登板し最速157キロを計測。「体は張っている」と口にしたが、27日には予定通り2度目となるフリー打撃に登板し、変化球も解禁する。
井口資仁監督(45)は東京五輪開催が延期されることになったことを受け「1年後(の開催)ならあるんじゃないですか」と、佐々木の日本代表入りに期待した。2月の石垣島キャンプでは視察した日本代表・稲葉監督が「(五輪まで)半年ある。しっかり見ていく」と明言している。
最速163キロ右腕は、順調なら4月中にも2軍で初の実戦登板を果たす見通しだ。
ロッテは25日、マーティンが第4子となる男児が誕生したために一時帰国していた米国から再来日したと発表した。
ロッテは25日、スポーツサングラスとして多くのアスリートから支持されているオークリーとコラボしたサングラスを、来月4日からオンラインストアで販売すると発表した。
商品名は「RADARLOCK PATH Marines ver.」で、価格は3万800円(税込)。球団ロゴマイクロバッグが付いてくる。
グッズ担当者は「スポーツサングラスとして、多くのアスリートから圧倒的に支持されているオークリーさんとコラボしたサングラスを販売することになりました。レンズにはマリーンズのロゴがワンポイントで入っており、とてもカッコイイ一品となっています」とコメントした。
東京五輪の1年程度の延期が決まったことで、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は25日、公式戦を中断する予定だった7月21日から8月13日に試合を組み込むことを前提に、近く12球団の営業担当者による会議を開く意向を示した。
NPBは23日の12球団代表者会議で、4月24日の開幕を目指すことを決定。中断期間を設けたまま、11月中に日本シリーズを終了させる日程を作成していた。五輪の延期が正式に決まったことにより、日程を練り直す。
4月24日に開幕できても、中断期間を設けたままではクライマックスシリーズ(CS)を短縮せざるをえない懸念があった。公式戦を中断期間に組み込むことにより、CSを通常通りに行った上で、第1戦を11月21日に繰り下げていた日本シリーズを1週間前倒しする可能性も出てきた。
同事務局長は、開幕が5月にずれ込む可能性については「今の時点では考えていない」とした。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は25日、東京五輪の1年程度の延期を受け、公式戦を中断する予定だった期間に試合を組み込むことを前提に、近く12球団の担当者による会議を開く意向を示した。
プロ野球は今季、五輪に合わせて7月21日から8月13日まで公式戦を中断することになっていた。開幕延期に伴う日程再編でも中断期間には手を付けなかったが、五輪の延期が正式に決まったことで公式戦開催に充てられるめどが立った。
開幕は早くても4月24日で、現状ではクライマックスシリーズ(CS)が短縮される可能性がある。中断期間を利用できれば、日程の厳しさが相当程度緩和できる。
ロッテは31日までの期間限定で、マリーンズオンラインストアで鳥谷敬内野手(38)の入団記念グッズと定番グッズの受注販売を行っている。商品は以下の通り。
東京五輪の延期と21年開催が決まったことで、プロ野球は今季日程の再編成をはじめ、様々な変更点が出てくる。中断期間の扱い、ポストシーズン、使用球場、WBCとの兼ね合いなど、現状の課題と見通しに迫った。
東京五輪に合わせ、プロ野球は7月21日〜8月13日の24日間を中断期間としていた。五輪延期で空いたこの期間には、3月20日に予定した開幕から延期となった試合を入れていく。ただ高校野球の地方大会やイベントなどが入り、すぐに使用できない球場もある。地方球場の使用は想定していない。営業担当者らで再編成するが、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「球場の事情などがある。フルに中断期間を使えるかどうかは微妙なところ」と説明した。
当初は11月7日開始だったが、同21日開始へ繰り下げが決定的だ。現在目指している4月24日開幕だと、本来の3月20日開幕から5週間の遅れ。シリーズ繰り下げ分の2週間と、空いた五輪中断期間の約3週間で、その分を補う。これにより公式戦143試合と、短縮も議論されたクライマックスシリーズを含めた従来通りの全日程消化を目指す。ただ4月24日に開幕できるかは、今後の感染状況次第でもあり不透明。日本シリーズは11月末に固定することで、開幕がそれ以降、5月にずれ込んでも対応に幅を持たせられる。開幕がなおずれ込むことについて井原事務局長は「今の時点では考えてないが、シミュレーション的には頭の体操はしています」と答えた。
会場の横浜スタジアム、資材置き場となる神宮は五輪期間とその前後は使用できず、DeNAは東京ドームで6試合、ZOZOマリンで2試合、ヤクルトは東京ドームで11試合のホームゲームが組まれた。これを本拠地開催に戻す可能性はあり今後検討される。DeNAの三原一晃球団代表は「日程は今まさに考え始めること。決定してお伝えすることはない」とした。また、東京都高野連は五輪延期に伴い、夏の全国高校野球選手権東西東京大会で神宮開催試合を増やせないか要望を出した。
21年は3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を予定する。短期間で2つの国際大会が続くことで、負担増を考慮して選手会や供出する12球団との協議は必要となる。米国では感染が爆発的に広がっており、WBCが無事開催されるかも未知数だ。3月にアリゾナ州で予定していたWBC予選は延期されたまま。井原事務局長は「WBCもどうなるのか分からない」と漏らす。また、21年11月には第2回アジアプロ野球チャンピオンシップを予定する。韓国と台湾に加え新たにオーストラリアも出場へ意欲を示していたが、今回の騒動で協議は止まったまま。WBCと五輪が重ねて行われるとシーズン終了が遅くなることが予想され、大会の開催自体が難しくなってくる。
東京五輪の延期を受け、ロッテの井口監督はドラフト1位・佐々木朗の侍ジャパン入りを期待した。「侍には金メダルを獲ってもらいたい。1人でも多くメンバーを送り出したい。(朗希も)1年後ならばあるんじゃないか」と、前日にプロ入り後初の打撃投手を務めて157キロを計測した18歳の成長と飛躍を願った。
この日の佐々木朗はZOZOマリンでの全体練習に参加し、キャッチボールなどを行った。周囲には「体は張っている」と明かしたが、その動きをチェックした井口監督は「大丈夫ですね」と27日に行う2度目のフリー打撃登板にゴーサインを出した。
ロッテは4月4日から、スポーツサングラスとして、多くのアスリートから圧倒的に支持されているオークリーとコラボしたサングラスをマリーンズオンラインストアにて販売開始する。
商品名は「RADARLOCK PATH Marines ver.」で球団ロゴマイクロバッグ付き。価格は3万800円(税込)。
球団のグッズ担当は「レンズにはマリーンズのロゴがワンポイントで入っており、とてもカッコイイ一品となっています」とPRした。
ロッテの井口資仁監督(45)が25日、ドラフト1位ルーキー・佐々木朗希投手(18)の東京五輪代表入りに期待を寄せた。
開催が1年程度延期されることが決まり、代表メンバー選考にも影響が予想される中、昨秋のプレミア12に自軍の選手を送り出せなかった指揮官は、「金メダルを取ってもらいたいし、一人でも多くの選手を送り出したいと思ってます」と、96年アトランタ五輪銀メダリストの自身に続く侍戦士の育成に意欲。もちろん、令和の怪物・佐々木朗も候補の1人。「可能性はあるんじゃないですか?1年後なら」と、プロ1年目からの活躍で一気に代表抜擢という青写真を描いている。MAX157キロをマークした前日のフリー打撃登板で、改めて能力の高さを確信した指揮官。「(状態は)大丈夫そうだね」と、27日の2度目のフリー打撃登板にゴーサインを出した。
カブス・ダルビッシュが「令和の怪物」の剛腕に反応した。24日にロッテ・佐々木朗がプロ入り初の打撃投手を務め、最速157キロを叩き出したことを受け「もうまじで170km/h投げるんちゃうか。吉井コーチもいるし安心」とツイッターに書き込んだ。
ロッテは25日、スポーツサングラスの有名ブランド「オークリー」とコラボしたサングラス「RADARLOCK PATH Marines ver.」を、4月4日からマリーンズオンラインストアで販売開始すると発表した。球団ロゴマイクロバッグ付きで、レンズにも球団ロゴをワンポイントでデザイン。フレーム部分はホームユニホームと同じ白と黒の配色になっている。価格は3万800円(税込み)。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が、東京五輪の野球日本代表のメンバーに加わる可能性が25日、一気に膨らんだ。井口資仁監督(45)が「1年後なら、あるんじゃないですか」と代表要請があった場合に喜んで送り出す考えを示唆した。
佐々木朗は24日にようやくフリー打撃に初登板。4月中に2軍戦で実戦デビューする見通しだ。それでも高卒1年目ルーキーとしてプロでの実績を全く残しておらず、東京五輪が計画通りに7月開幕の場合は招集されないとの見方が強かった。
井口監督は「1人でも多く送り込めるようにと思っている。侍として金メダルを取ってもらいたい。いい選手をマリーンズから送り出したい」。指揮官自身も青学大4年時の1996年に出場したアトランタ五輪で銀メダル獲得に貢献しており、有能な人材の国際試合派遣には協力的。
五輪の1年先延ばしが確実になったことで降って湧いた侍ジャパン入りのチャンス。佐々木朗が加勢すれば、金メダルは間違いなしだ。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は25日、東京五輪が1年程度延期することを受け、公式戦を中断する予定だった期間に試合を組み込むことを前提に、近く12球団の担当者による会議を開く意向を示した。
元来、五輪による中断期間は7月21日から8月13日までの3週間。現状での最短開幕は当初より5週間遅れの4月24日で、中断期間に試合を入れることで、計算上は2週間遅れで公式戦の最終戦を迎えることになる。
ただ、球場事情などに課題があり「フルに中断期間を使えるかは、まだ微妙なところ」と同事務局長。そのため、11月21日開幕を想定している日本シリーズについては「決められるところだけは決めておかないと」と動かさない方向だ。
また、4月24日からさらに後ろ倒しにしての5月開幕の可能性には「今の時点では考えてないけど、シミュレーション的には頭の体操をしている」と独特の言い回しで、含みを持たせた。
ロッテは25日、4月4日からスポーツサングラスとして多くのアスリートから圧倒的に支持されている「オークリー」とコラボしたサングラスをマリーンズオンラインストアで販売開始すると発表した。
価格は3万800円(税込み)。商品名は「RADARLOCKPATH Marines ver.」で球団ロゴマイクロバッグ付き。グッズ担当は「レンズにはマリーンズのロゴがワンポイントで入っており、とてもカッコイイ一品となっています」とコメントした。
昨季限りで阪神を退団してロッテに入団した鳥谷敬内野手(38)が「3番・三塁」でスタメン出場した。
5回1死一、三塁の場面で遊飛に倒れるなど4打数無安打で途中交代したが、足で魅せた。3回2死後に一走として迎えた場面。4番・井上がフルカウントから中前打を放つと好スタートを切り、快足を飛ばして一気に三塁に到達した。
“実戦デビュー”となった17日の2軍練習試合・巨人戦から8試合連続でスタメン出場した鳥谷。走攻守で徐々に感覚を取り戻しつつある。
野球選手には釣りを趣味とする人物が多い。ロッテの若き右腕、種市篤暉もその1人だ。生まれ育ったのは青森県東部、太平洋に面した三沢市。自転車で数分走れば、そこは海という環境で育った。野球が大好きで、食事に出掛けても「ずっと野球の話をしている」という21歳だが、唯一野球を忘れさせてくれるのが釣りをしている時間。「釣りはもう、めちゃくちゃ好きですね」と目を輝かせながら、釣りが持つロマンについて語ってくれた。
釣りに出会ったのは、小学3年生の頃。父の知り合いでもある釣り好きが、海釣りに連れ出してくれたという。「その時、めちゃくちゃ小さい魚だったんですけど、すごく楽しくて」と、あっと言う間に魅せられてしまった。小学6年生、中学1年生と学年が上がっても、野球と同じくらい釣りが楽しい。時には、知り合いになった漁師が無料で船に乗せてくれ、沖に出て釣ることもあった。また、仲間が釣りに行けない時は、意外な人物を誘ってまで没頭したという。
「お母さんを無理矢理連れ出して、釣りに行っていました。本当に申し訳なかったなって、今考えたら(笑)。4、5時間とか、ずっと釣りをしていたんで、お母さんはむっちゃつまらなかっただろうと。お母さんは釣っている訳じゃなくて、餌とか買ってくれて、僕が1人で釣りをして(笑)。それが何回もあったんですよ。申し訳なかったなって思います」。
思い返して“反省”するが、息子が趣味に打ち込む姿を間近で見た思い出は、今ではお母さんにとってかけがえのない宝物になっているのではないだろうか。
シーズン中はなかなか釣りに行けない。だが昨シーズン、ロッテは最終戦まで競りながらも、楽天との3位争いに敗れ、クライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。少し早く訪れたオフシーズン。悔しい気持ちを抱えていた種市は、その気持ちを振り払うために、すぐさま故郷へ帰り、友達と釣りに向かった。
「最終戦の9月24日に西武に負けて、次の日から10日間オフだったんです。その次の日くらいには地元に帰って、友達と3日連続で釣りを1日中やっていました。餌じゃなくてジグ(ルアーの一種)で釣って、すっごく楽しかったです」。
何がそこまで楽しいのか。そう質問すると、少し背筋を伸ばしながら、釣りの楽しさを説いてくれた。
「釣れないから楽しくない、じゃなくて、釣れない時間が楽しいというか。(魚が)来るあのゾクゾク感が好きなんですよ、僕の中で。嫌いな人はそれが嫌いだと思うんですけど。デカイ魚が来た時の、あの振動がすごいんです。あの振動が好きな人が、すごい釣り好きになるんじゃないかと思っています」。
バス釣りではなく海釣りが好きなのは「自分で釣って捌くのも楽しいので」。料理人・種市の腕前はというと…。
「料理ががっつりできる訳ではないですけど、捌く分にはできます。きれいに捌くとかはできないですけど、三枚下ろしくらいなら。手順を知っていれば。みんなできると思うんですけど(笑)」。
これまでの釣果で最も大きかったのは「アイナメっていう魚がいるんですけど、アブラメとも言います。それで50センチオーバーくらい」だという。しかも、初めて船で沖に出た時で「竿が折れるんじゃないかなってくらい曲がって。いや、本当に楽しかったですね」と満面の笑みだ。
もちろん、船釣りに出掛ければ船酔いに苦しめられる。「船酔いはこの世界で1番の地獄だと思います」という表情は、曇りがちだ。
「むっちゃ吐くんですけど、吐いた後が地獄。すごく揺れて、吐く物もなくて、胃液を吐いて。(船釣りには)2度と行かないって思うんですけど、また行ってしまうという(笑)。毎回その繰り返し。もう何回も言ったら(船酔いに)強くなるんじゃないかと思って行くんですけど、波が高かったら毎回吐くという…」。
チームの先輩とも釣りに出掛けたことがあるという。
「石川(歩)さんと一緒に行きましたし、大嶺(祐太)さんとか二木(康太)さんとも行きました。細川(亨)さんは青森の同様で、一緒に釣りに行こうって言っていて、まだ行ってません。でも、行きたいですね」。
いくら釣りが好きだとは言え、今は野球が中心の生活。今年はCSに出場し、釣りに出掛ける暇がない状態を目指している。
「あまり野球をしていると釣りに行くことはできない。特に、青森は冬になると寒くて行けないんで。野球人生が終わったら釣りにかけたいなと思います。釣りに人生をかけたいと思います」。
今年でプロ4年目。第2の人生で釣りを存分に楽しむためにも、始まったばかりの野球人生を最高のものにするべく、マウンドで腕を振り続ける。