各界のプロフェッショナルの子供時代や競技との出会いなどに迫る「プロに聞く」。ロッテ小島(おじま)和哉投手(23)は小学生のころ、野球よりも水泳に熱中していた時期があった。浦和学院(埼玉)では甲子園優勝投手にもなったエリート選手の意外な告白。新型コロナウイルスの影響でシーズン開幕が遅れる中、先発陣の一角として期待される2年目左腕のルーツを探った。
子供達が外で思い切り遊びづらい日々が続いている。もし、自分が小学生だったら何をしているだろう。小島は「もう、寝るしかないかもしれませんね」と苦笑いする。とにかく動き回った昔があるから、それができない今に対してうまい言葉が出ない。
小学校高学年の頃は、友達と遊ぶ時間さえなかなか作れなかった。埼玉・鴻巣市の「りんどう少年野球」に小2で入団したのと同時期に、両親の意向で水泳教室にも通い始めた。兄雅浩さん(26)も同じように両立していた。「野球の練習も頑張りましたが、水泳の方が練習が多いときもあった。どうしても友達と遊びたくて、水泳をサボったこともあります」と言うほどハードだった。
水に慣れることから始まり、クロール、背泳ぎ…と級が上がる度、水泳帽の色が変わっていく。練習は午後6時半から、長い日は夜9時近くまで。「野球がある日は野球の後に水泳。でも、何か楽しかったんです」。背泳ぎの次の級が平泳ぎで「親からは平泳ぎでやめていいよ、って言われていました」。
そんな時に選手コースに誘われた。多いときで週6回の練習。バタフライが得意になった。素質は水泳でも抜けていた。小学5年生の夏のこと。「自分、誕生日が7月7日の七夕なんです。その1週間後に大会があったんですけれど、そこで泳いだらジュニア・オリンピックのタイムを切れていたんです。もう少し大会が早くあれば(ジュニア・オリンピックに)出られたなと」。
どちらか1つを選ぶ段階になって、野球にした。当時、投手として埼玉県大会でベスト8に進むほどの実力をすでに備えていた。でも、小島は毎日のように泳いだ日々を今でも大事に思っている。「自分はバタフライの選手だったので、心肺機能もとても強くなったと思うんです。肩甲骨周りとかは自然に柔らかくなると思うし、可動域(の大きさ)も自然にできたんじゃないかなと」。
しなやかに腕を振り、右打者ひざ元へクロスファイアを強く投げ込む。その源は、バタフライにあった。「水泳の経験があったから今の自分がある。そう考えると、すごく大事な時期だったんじゃないかなと思います」。そう言いながら「すごく」に力を込める。
時間が許せば、英語も勉強したかった。ピアノも弾いてみたかった。「英語を話せたり、ピアノを弾けたりする人を見ると、かっこいいなって思うんです」。少年時代、やりたいと思ったことは「断られたことは1度もないです」と両親への感謝を忘れない。
何も言わずに見守ってくれた父浩行さん(59)と、いつも元気に応援してくれる母美和子さん(59)。水泳も野球もそうだった。「大変だったら、いつやめてもいいからね」とずっと言われていた。「自分は、そういう感じで言われると、もうちょっと頑張ろうかなって捉える性格なんです」。束縛のないぬくもりに、大きく育てられた。
「一致団結、っていうのは言い方が変かもしれませんが」と前置きしてから、感謝の思いを続けた。「1個のものを極めようとしたら1人じゃ絶対にできないので、それを支えてくれる家族の一致団結というか、家族みんなに支えられたり、応援してもらえたから、自分はプロ野球選手になれたと思っています」。今度は「絶対に」のフレーズを強調した。
プロ1年目の昨季は、シーズン途中から先発マウンドを任され3勝。今季は貴重な先発左腕として、恩返しの思いを存分に表現していく。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が、実戦より先に“デビュー”する。株式会社コナミデジタルエンタテインメントは3日、プレイステーション4などで遊べる野球ゲーム「プロ野球スピリッツ2019」(発売中)の今季版無料アップデートを、4月22日に開始すると発表。最速163キロを誇るドラフト1位右腕のゲームデビューが決まった。
注目の能力設定も明らかになった。やはり直球の最速は163キロだ。変化球ではスライダー、フォーク、サークルチェンジを初期設定で備え、フォークの変化量が「4」で最も大きい(最大数値は7)。先発適性ながら、新人選手とあってかスタミナは低めで「シュート回転」という特殊設定も付いている。
能力設定について、同社担当者は「高校時代の試合結果や練習中の映像などを総合的に判断して、数値化をしております」とコメントした。
佐々木朗特有の、左足を高く上げる投球フォームも再現された。「高校時代から注目度も高く、フォームが特徴的であることが理由です」と担当者。この「固有フォーム」が存在するのはゲーム内に登場する選手でも、一部のみ。ルーキーがいきなり固有フォームで登場するのは、日本ハム斎藤佑樹投手(31)以来9年ぶりのことだという。
同ゲームでは「覚醒」のシステムがあり、特定の条件をクリアすると、選手個人の能力が向上していく。佐々木朗の場合、直球は最速で170キロまで伸びることも明らかになった。
今回の「プロスピ」と双璧の人気を成す「パワプロ」シリーズの最新作、「パワフルプロ野球2020」が7月9日に発売されることも、すでに同社から発表されている。「今後はプロとしての実績で能力設定が行われます。プロ野球が早期に開幕し、佐々木選手が活躍すれば、アップデートでの上方修正が行われる可能性があります」と担当者。シーズン開幕日が決まらない現状で、まずはゲームの世界で160キロ台を連発することになりそうだ。
開幕の再延期を受け、ロッテ井口資仁監督は「いざ開幕となった時に最高のパフォーマンスを見せ、ファンの方を喜ばせるのがプロ野球だと思います」と気持ちを切り替えた。
現在、チームは活動休止中。「(練習再開)初日の動き方で、練習内容も含めて変わる。当然、キャンプに近いようなことになっていくと思う」とイメージしていた。
ロッテ佐々木朗希投手が、実戦より先に“デビュー”する。
株式会社コナミデジタルエンタテインメントは3日、プレイステーション4などで遊べる野球ゲーム「プロ野球スピリッツ2019」(発売中)の今季版無料アップデートを22日に実施すると発表。最速163キロを誇るドラフト1位のゲームデビューが決まった。
特有の左足を高く上げる投球フォームも、ゲームで再現された。「固有フォーム」は一部選手にしか採用されておらず、デビューから早くも注目度の高さを示した。休日の過ごし方の1つに「ゲーム」を挙げる佐々木朗にとっても、嬉しいニュースになりそうだ。
ロッテ井口資仁監督(45)が3日、球団公式インスタグラムでのQ&Aコーナー「井口監督への質問箱」でファンから集まった質問への回答を披露した。企画開始3日目のこの日も、1日で250件以上の質問が寄せられた。
井口監督のプライベートについての質問も多く寄せられている。この日は「好きなテレビ番組はありますか?」という質問に「子供の時は『8時だョ!全員集合』が大好きで毎週楽しみにしていました」と明かした。
同番組に出演し、3月29日に亡くなった故・志村けんさん(享年70)は東京・東村山市の出身。近隣の西東京市出身の井口監督は「実家が近いということもあって、非常に親近感を持たせていただいていました。プロに入ってからどこかで1度お会いしてお話をしてみたいという思いがずっとあったのですが、残念ながらその夢はかなうことはありませんでした。本当にたくさんの笑いを提供していただき、ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします」とインスタグラム上にコメントした。
質問コーナー第4回の募集も開始された。新型コロナウイルスの猛威がプロ野球の開幕を異常事態の「白紙」に追い込んだ。12球団代表者会議を3日、都内で開き、4月24日の開幕を再々延期することを決めた。
感染状況が悪化を続け、先行きが見通せないことから新たな開幕日は設定せず、4月下旬から5月上旬にかけて船出のタイミングを模索する。最短でも5月26日以降とみられ、公式戦の143試合実施は絶望的で交流戦、CSの中止も本格的に検討される流れだ。苦渋の無観客試合も選択肢に入れざるを得ない苦境だ。
3月20日に始まりを告げるはずだった20年シーズン。延期を繰り返す事態にも4月10日以降、24日と目安は設けてきた。だが設定すらできない状況と捉えた。16日に政府の専門家会議、17日に第6回の対策連絡会議を予定。その時の感染状況を鑑みて、4月下旬から5月上旬に開幕日を模索する。「4月下旬か5月上旬に決めるというメッセージは、選手から見ると、やるにしても、このくらい先というのは分かると思う。ぐるぐる延ばすより、状況をしっかり見極めて言った方がいい」と説明した。
開幕は最短でも5月26日とみられ、6月に突入することもありえる。5月中旬までは可能だった143試合とポストシーズンの全日程消化は絶望的だ。「限りなくシーズンの価値を損なわないようにしたい」。同リーグ同士の試合を優先し、交流戦、CSの中止が今後、本格的に協議される。かつて130試合制の時代も長かったが、130試合を割ることになると1953年のパ・リーグの120試合以来。寂しい試合数になる。
さらなる苦境も覚悟しなければならない。これまで5割以下などの入場制限について議論を交わしていたが、専門家からはリスクも踏まえた上で無観客試合への意見も出た。以前は「最後の最後」と表現していた斉藤コミッショナーも「こういう状況ですから、否定できない。無観客も考慮の1つ」と踏み込んだ。NPB井原事務局長も12球団の見解として「今日の時点で無観客もやむを得ない」と示した。
もはや様式にこだわれる状況でもない。かつてない閉塞感が漂う世の中に、どんな形であれ、球音がこだまする日を耐えて待つしかない。
特別ルールの作成に入る。週明けの6日に両リーグ理事会と実行委員会を予定。感染疑いが出た場合の登録抹消の扱いや、シーズン短縮でのFA日数の取り扱いなどが議論されるとみられる。井原事務局長は「試合数も少なくなるとしたら、どういう特例を考えなきゃいけないかという洗い出しをする」と説明した。
日本野球機構(NPB)とJリーグが、厳しい現実を突きつけられた。合同で設立した「第5回新型コロナウイルス対策連絡会議」が3日、ウェブ上で開催された。
専門家チームは感染者数が増加する現状への危険度を強調し、4月から5月にピークが来る可能性を指摘。NPBとJリーグで感染者も出てきているだけに4月の公式戦開催は困難で、5月下旬以降の延期を提案した。会議を受け、両団体はそれぞれ、開幕及び再開日程の白紙を決めた。
過去4度の会議とは、専門家チームの言葉の厳しさが違った。ウェブ上で実施された記者会見で、座長の賀来氏は「プロ野球、Jリーグも選手が感染した。誰もが感染しうる状況で4月の試合開催は難しい」と断言。三鴨氏が「東京で感染者が増え、経路不明者も増え、若者の感染者も増えた。4月の開催は難しい」と続けば、舘田氏も「市中における蔓延期に入ったという認識」と同調。早くても5月下旬の開幕・再開が望ましいと進言した。
これまでは試合開催に向けた備えにウエートを占めてきた。入場時の検温や消毒、感染拡大につながる三密(密閉、密集、密接)を回避するために、収容率を下げる観戦方法や感染拡大を防ぐ応援スタイルなどを模索してきた。だが状況が急速に変化。賀来氏が「ほとんどどこでも感染が見られる状況になってくるのではないか。だから(感染者の)未確認地域でも難しいのではないか」と話すように、全国的危機に直面している状況での開催は不可能と言わざるを得なかった。
現状では無観客試合でもリスクが生じるとの見解も盛り込んだ。試合会場へ移動する選手やチーム関係者、会場周辺のスポーツバーなどでも感染拡大の危険があると指摘。賀来氏は「人数で目安とするのは難しく、これからの状況を見ながらになる」と話し、舘田氏も「2、3ヶ月でこの感染症がなくなるということは考えられない。抑えられている状況であれば、無観客試合、入場を制限した試合ができるのではないかという議論を皆さんとしていくのかなと思っています」との見通しを示した。
開幕及び再開を実現した後でも、チームから感染者が出ることも考えられる。賀来氏は「色んなケースが考えられる。各チームも対応を考えていかないといけない」と訴えた。シーズン中に感染者が出た場合のルール作りなど、両団体とも長期戦への備えにも着手していく。
斉藤惇コミッショナーは阪神で複数の感染者が出たことに「世界に広がっているウイルスでリスクケアをなさっていたと理解しているが、やむを得ず罹患された。お互いに身を引き締めて、今後このケースがでないように努力したい」と語った。
阪神では藤浪、伊藤隼、長坂の3選手が感染して入院中。賀来氏は「今回は関西だったが、今後はどこでも起こる可能性は否定できない」と警鐘をならした。
プロ野球の12球団代表者会議が3日、都内で行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公式戦日程について検討された。
当初の3月20日から、4月10日、同24日と目標を設定して開幕を目指してきたが、感染が増加の一途をたどっており、4月下旬〜5月上旬に、あらためて開幕日を検討することになった。
斉藤惇コミッショナーは「オーバーシュートにはなっていないけど、感染拡大は収まるどころか、ますます厳しくなっている。残念ながら、現在の状況は厳しい。24日の開幕は難しいと判断するしかなかった。推移を慎重に見極めながら、4月下旬、5月上旬に開幕の日程を決められないかなと考えている。ある程度、試合数を減らすことも検討せざるをえない。レギュラーシーズンの公式戦を最優先に。来るべき開幕の際には、国民に元気、勇気を与えたい」と話した。
開幕日を再検討することとした理由については「感染の状況が激変してきた。先の固定的な日にちを、無責任に決めることは難しい。状況は誰も分からないけど、今よりはクリアに見えるのでは」と説明した。
開幕が遅れる状況が続くにつれ、ダブルヘッダーの実施、クライマックス・シリーズ(CS)を行わないなどの選択肢が出てくる。日程の詳細については「今から詰めていくことになる。(レギュラーシーズン)143試合という試合数は難しいかな、と。開幕日を予定した状況で、内容も決めていくと思います」と説明した。
各球団で活動状況に差が出ている状況については「現在は、ばらつきがあることは否めない。段々、トーンは一緒になっていくと思います。今のところ、12球団統一の話にはなっていない」とした。
無観客試合について「こういう状況ですから、否定できない部分なのか考えないといけない。考慮の1つにあると申し上げておきたい」と話し、実施の可能性を示唆した。
セ・リーグの三原一晃理事長(DeNA球団代表)は「(開幕日を)現時点で決定するのは、非常に困難というところ。来るべきタイミングに向けて、12球団が団結して準備をするということで一致している」と話した。
パ・リーグの横田昭作理事長(オリックス球団本部長補佐)は「今こそ、我々12球団が一丸となって難局を乗り越えなければいけない」と話した。
プロ野球の12球団代表者会議が3日、都内で行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公式戦日程について検討された。
当初の3月20日から、4月10日、同24日と目標を設定して開幕を目指してきたが、感染が増加の一途をたどっており、4月下旬〜5月上旬に、あらためて開幕日を検討することになった。
斉藤惇コミッショナーは「オーバーシュートにはなっていないけど、感染拡大は収まるどころか、ますます厳しくなっている。残念ながら、現在の状況は厳しい。24日の開幕は難しいと判断するしかなかった。推移を慎重に見極めながら、4月下旬、5月上旬に開幕の日程を決められないかなと考えている。ある程度、試合数を減らすことも検討せざるをえない。レギュラーシーズンの公式戦を最優先に。来るべき開幕の際には、国民に元気、勇気を与えたい」と話した。
開幕日を再検討することとした理由については「感染の状況が激変してきた。先の固定的な日にちを、無責任に決めることは難しい。状況は誰も分からないけど、今よりはクリアに見えるのでは」と説明した。
開幕が遅れる状況が続くにつれ、ダブルヘッダーの実施、クライマックス・シリーズ(CS)を行わないなどの選択肢が出てくる。日程の詳細については「今から詰めていくことになる。(レギュラーシーズン)143試合という試合数は難しいかな、と。開幕日を予定した状況で、内容も決めていくと思います」と説明した。
各球団で活動状況に差が出ている状況については「現在は、ばらつきがあることは否めない。だんだん、トーンは一緒になっていくと思います。今のところ、12球団統一の話にはなっていない」とした。
セ・リーグの三原一晃理事長(DeNA球団代表)は「(開幕日を)現時点で決定するのは、非常に困難というところ。来るべきタイミングに向けて、12球団が団結して準備をするということで一致している」と話した。
パ・リーグの横田昭作理事長(オリックス球団本部長補佐)は「今こそ、我々12球団が一丸となって難局を乗り越えなければいけない」と話した。
日本野球機構(NPB)とJリーグが連携した「第5回新型コロナウイルス対策連絡会議」が3日、ウエブ会議システムで開催された。都市圏内を中心に感染者が急増している状況で、プロ野球、Jリーグの4月中の開幕及び再開は困難と判断され、ここにきてXデーは見えなくなった。
斉藤コミッショナーは「残念ながら現況は厳しくなっている。現役選手からも感染者がでた。早く回復することを祈るとともに、プロスポーツとして社会の一員としての責任を果たす意味からも、慎重な検討をしたい」と、阪神で藤浪ら複数選手が感染したことを踏まえて厳粛に受け止めた。
専門家チーム座長で、東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授の賀来満夫氏は「プロ野球、Jリーグも選手が感染した。現段階で時間を延ばせるのであれば延ばして欲しい」と開幕、再開の先延ばしを要望した。
プロ野球は4月24日開幕、J1は5月9日、J2が同2日再開、J3は4月25日から開幕をメドに進められていた。しかし、第4回の会議が行われた3月23日から東京、大阪など都市圏で感染者が急増、再び大幅遅れを余儀なくされた。
愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授の三鴨広繁氏は、私見として「新型コロナウイルス感染のピークは4月から5月と考えているので、5月の終わり頃ならば何とかなるのではないかと考える」と述べ、早くても5月下旬の設定を示唆したが、現時点では見えてこない。
また、NPB、Jリーグは「チームを守る」「日本のスポーツ文化を守る」と2点の基本方針を確認していたが、新たにチームの説明責任を含めた「社会的責任」という意義が加えられた。また球場、スタジアムに入場するまでの公共交通機関で起きるリスクも話し合われた。
今後の見通しについて東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授の舘田一博氏は「2、3ヶ月で感染症がなくなるとは考えにくいが、抑えられている状況であれば無観客、入場制限した試合ができるのではという議論をしていくことができる」と説明した。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてJリーグと日本野球機構(NPB)で設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第5回会議が、3日に都内で開催された。
オンライン会議システム「Zoom」で会見が行われ、NPB斉藤惇コミッショナーは「状況は残念ながら非常に厳しい。私としては、このあと12球団と話し合いを持つことになるが、延長は覚悟しなければならないと考えている」と24日を目指していたプロ野球開幕のさらなる延期を示唆した。Jリーグ村井満チェアマンも「丁寧に慎重に準備を進めてきた。一段、厳しさを増していると認識。Jリーグとしても今後のあり方を協議していく。社会的使命を果たしていく存在だと思っている」と同調した。
専門家チームとして参加した東北大学名誉教授と東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授を兼務する賀来満夫氏は「4月に開催することは現段階では非常に難しい。できるだけ開催時期を後に延ばしてもらいたいと話をした」と5月以降の開幕が妥当だとした。愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授の三鴨広繁氏は「4月の開催は不可能。いつになるか、それは分からない。ピークは4〜5月と考えている。5月の終わり頃であれば、何とかなるんではないかと考えさせてもらった。5月末を目指そうとなると思います」と5月下旬での開幕プランを提示した。
また、専門家チームは観客動員についても言及。三鴨氏は「感染がゼロになる事態はしばらくはあり得ない。3密を避ける、無観客、人数制限という認識がある」。賀来氏は「スタジアム、球場に来るまでの公共交通機関、動線で3密は避けられない。そのリスクをいかに避けられるか」と指摘。無観客での開幕する可能性も含ませた。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてJリーグと日本野球機構(NPB)で設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第5回会議が、3日に都内で開催された。
オンライン会議システム「Zoom」で会見が行われた。開幕後に新型コロナウイルスの感染者がチーム内に発生した場合の処置として、東北大学名誉教授と東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授を兼務する賀来満夫氏は「専門家としては色んなケースが考えられる。できるだけ、起こった場合の対応について、今の段階から、チームが試合が出来ない状況なってきたときの対応についても各チームでの話し合い、各リーグでしっかりと色んなシミュレーションをして欲しいという話を申し上げている」と話した。
無観客試合についても慎重な姿勢を見せた。NPB斉藤コミッショナーは「無観客でもスポーツバーで密集、選手の移動のリスクを考えなければいけない。今後、考慮しながら検討した」。開催後の感染者発生については「濃厚接触者の範囲がなかなかつかめない恐れがある。相手チームと自分のチームの両方がある。野球は野球の理解を持ったルールをつくりたいと思う」とも言及した。
日本野球機構(NPB)は3日、東京都内で12球団代表者会議を開き、公式戦開幕を、目指していた4月24日からさらに延期すると決めた。新たな開幕日は設定できず、4月下旬から5月上旬に再検討。開幕は早くても5月下旬になる。クライマックスシリーズ(CS)を開催した上で日本シリーズを11月中に終える予定は変えず、斉藤惇コミッショナー(80)は、レギュラーシーズンを143試合から削減する可能性にも初めて触れた。
新型コロナウイルスの感染拡大で、プロ野球開幕が再び先送りされた。12球団代表者会議後、ウェブ会見に臨んだ斉藤コミッショナーは「各球団は4月24日の開幕に向けて努力を続けてきたが、難しいという判断をせざるを得なかった」と苦渋の表情を浮かべた。
これまでNPBは開幕延期を発表する際、「4月10日以降」「4月24日」と期日も示してきたが、3回目はその設定を見送った。新たな開幕日は今後も開かれる「新型コロナウイルス対策連絡会議」で感染症の専門家チームの意見を聞いた上で、4月下旬〜5月上旬に改めて協議する。
斉藤コミッショナーは「この激変期に、先の日にちを無責任に決めるのは難しい。状況をみながら判断したい。選手に、できるだけはっきりした目標を与えてあげたいので、待ってみようとなった」と説明。横田昭作パ・リーグ理事長(オリックス球団本部長補佐)も「現状を考えると、特定することはできない」と語った。
開幕は早くても5月下旬となり、斉藤コミッショナーは「(レギュラーシーズンは)強く希望していた143試合から、ある程度減らす。シーズンの価値を損なわないようにしたい」と試合数の削減に初めて言及。具体的な数字については「開幕日を予定したところから決める」とし、NPBは6月開幕も想定した日程のシミュレーションを進める。
日本シリーズの12月開催については「全く出ていない」とした。5月下旬以降に開幕しても、11月中に全てを終える方針だ。そこで、各球団が18試合を戦うセ・パ交流戦を取りやめてレギュラーシーズンの試合数を減らす案も出ている。CSはセ、パそれぞれで検討するが、この試合数も削減する可能性がある。
選手は再び目標を失ったまま、練習に取り組むことになる。感染リスクが高い「3密(密閉、密集、密接)」を避けるため、当面は自主練習で、全体練習は各球団の判断に任される。パが10日、セが14日に再開を予定していた練習試合は中止する。横田理事長は「12球団が一丸となって、難局を乗り越えていかないといけないと感じている」と力を込めた。
球団 | 3日 | 今後の予定 |
---|---|---|
巨人 | 紅白戦 | 12日まで個人調整、13日に全体練習再開予定 |
DeNA | 自主練習 | 当面自主練習 |
阪神 | 活動休止 | 当面活動休止 |
広島 | 全体練習 | 6日まで休み、7日から全体練習再開予定 |
中日 | 自主練習 | 当面自主練習 |
ヤクルト | 個別練習 | 4日から全体練習再開 |
西武 | 自宅待機 | 5日まで自宅待機、6日以降は自主練習 |
ソフトバンク | 活動休止 | 5日まで活動休止、6日以降は未定 |
楽天 | 活動休止 | 一時活動休止 |
ロッテ | 活動休止 | 6日に練習再開 |
日本ハム | 自主練習 | 30日まで自主練習、5月1日に全体練習再開予定 |
オリックス | 自主練習 | 5日まれ自主練習 |
ロッテは3日、「井口監督への質問コーナー」と題して、1日から球団公式Instagramで行っている井口資仁監督(45)への質問企画の第3回に253件の質問が寄せられたと発表した。同企画は5日まで5度に渡って行われ、井口監督が毎日10問の質問に答えるというもの。メディアからの質問も1日1問限定で受け付ける。
第3回の主な内容は、以下の通り。
第4回の質問の締め切りは4日午後2時。ここまで3回を終えた井口監督は「本当に毎日、沢山のコメントをいただき嬉しく思います。自分も質問を見ていてファンの方と交流をしている気持ちになり、とても楽しいです。自宅待機の日々の中で質問を読むのが毎日の日課になっています。今回も選ぶのが難しかったですが、本日は10問に回答をさせていただきます。5日まで毎日、回答をしますので今回、選ばれなかった方はまたの応募をお待ちしています」とコメントした。
プロ野球は3日、開幕が延期になったことに伴い、今月中旬から再開する予定だった練習試合の中止を決めた。パ・リーグの理事長を務めるオリックスの横田昭作球団本部長補佐は当面の調整について「自主練習を軸に行う。(密閉、密集、密接の)『3密』をつくらないことを基本に環境を整えることが必要」との認識を示した。
プロ野球の12球団代表者会議が3日に行われ、日本野球機構(NPB)として目指していた4月24日の開幕を断念すると発表した。
新型コロナウイルスの感染状況が流動的ということもあり、開幕日の指標は現時点で発表されていない。感染拡大の影響が広がっていることもあり、斉藤コミッショナーは無観客による開催について「こういう状況ですから可能性的には否定できない。部分的になるのかは考えていきますけど、無観客も考慮の1つにあるということは申し上げておきたい」と語った。
斎藤コミッショナーはこれまでレギュラーシーズンでの無観客開催については否定的だった。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、プロ野球が目指していた4月24日の公式戦開幕を断念することが3日、決まった。新たな開幕日は設定せず、社会状況を見極めた上で、4月下旬から5月上旬にあらためて検討する。
日本野球機構(NPB)はこの日、Jリーグと連携する「第5回連絡会議」で感染症の専門家チームから「感染が市中に広まっている状況で、4月の開催は難しい」との提言を受け、12球団代表者会議を開いて決定した。12球団代表者会議を終え、ウェブ会見に臨んだ斉藤惇コミッショナーは「各球団は開幕に向けて努力を続けてきたが、4月24日は難しいという判断をせざるを得なかった」と苦渋の表情を浮かべた。当面は各球団による自主練習に任せ、パ・リーグが10日、セ・リーグが14日に再開を予定していた練習試合は当面の間、中止する。
開幕日は早くても5月下旬まで延びることになり、斉藤コミッショナーは「(レギュラーシーズンは)強く希望していた143試合から、ある程度減らす。シーズンの価値を損なわないようにしたい」と試合数削減に初めて言及。日本シリーズの12月開催については「(話は)全く出ていない」とした。
感染者は東京、大阪など大都市を中心に増加し続け、若者や感染経路が不明な感染者の急増によって危機感を増している。「第5回連絡会議」で、専門家チームの三鴨廣繁・愛知医科大大学院教授は開幕が可能となる時期について「(専門家チームの)答えは、まったく分からないで一致している」。政府の専門家会議のメンバーでもある舘田一博・東邦大医学部教授は「社会の中でスタートさせてもいいのではの意見が出て、コンセンサスが得られる状況になって初めて、スタートできると思っている」と語るにとどめた。
日本野球機構(NPB)とJリーグは3日、連携して感染症の専門家から意見を聞く「第5回新型コロナウイルス対策連絡会議」をウェブ会議で行った。会議後にウェブ会見が開かれた。
座長を務める東北医科薬科大の賀来満夫特任教授は「大都市圏でもリンクが終えない患者が急増している。オーバーシュートまではいかないまでも、どなたでも感染する機会が市中にある。4月の開催は現段階では非常に厳しい。時間を伸ばせるのであれば伸ばしていただきたい」と極めて難しい状況を説明した。
愛知医科大学大学院医学研究科の三鴨廣繁教授も「医学的見地から開催できる道を模索してきたが、昨今かなり事情が変わってきた。再開できるのがいつになるか全くわからない。そのなかで、ピークが4月から5月ということになれば、5月の終わりなら何とかなるのではないかとお話しさせていただいた」と話し、再開に向けて厳しい見通しを示した。
プロ野球とサッカーのJリーグが新型コロナウイルスの感染拡大に連携して対応するために設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」は3日、第5回会議を開き、プロ野球の斉藤惇コミッショナーとJリーグの村井満チェアマンが記者会見に臨んだ。
プロ野球は3月20日に予定していた公式戦開幕を延期し、今月24日のスタートを目指していたが、感染拡大が収まらず再延期が決定的となっている。Jリーグは25日にJ3を開幕させ、5月2日にJ2、同9日にJ1を再開させるスケジュールを目標としている。
プロ野球、Jリーグともに複数の選手の感染が明らかになり、チーム内での感染予防も課題となっている。
プロ野球は3日、12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大で延期しているセ、パ両リーグ公式戦開幕を、目標としていた24日から再延期し、開幕議論を凍結することを決めた。4月下旬から5月上旬に感染状況を見て開幕日を再協議する。開幕は6月以降となる見込みでレギュラーシーズン143試合の実施は絶望的。交流戦中止が濃厚となった。またJリーグ再開も6月以降に延期となった。
ウイルスの前に苦渋の後退をまたも強いられた。目指していた4月24日開幕の再延期を正式に決定。止まらない感染拡大を前に、開幕日の議論を一時凍結せざるを得なかった。
「この時点で開幕日を設定するのは困難。推移を見極めながら、4月下旬か5月上旬に開幕日程を決められないかと思っている。143試合の予定をある程度減らすことも検討せざるを得ない」。
斉藤惇コミッショナーは無念さをにじませた。新型コロナウイルスの感染を取り巻く状況は、日々悪化している。加えて阪神・藤浪ら3選手が陽性反応を示す事態に。代表者会議前に行った新型コロナウイルス対策連絡会議では、専門家チームから5月末以降の開催を提言された。現実的には開幕は6月以降になり、143試合の削減は不可避となった。
5月26日から予定していた交流戦18試合は中止が濃厚となった。その場合は試合数を引いた最大125試合が目標となる。今後はクライマックスシリーズの短縮案や廃止も議論される。日本シリーズは11月21日開幕で同29日までで固定する。「レギュラーシーズンの公式戦を最優先し価値を下げないようにしたい。日本シリーズはぎりぎりでも入れる」と同コミッショナー。参稼報酬期間外の12月までシーズンを延ばすことはこの日は議論されなかった。
先が全く見通せない状況に、開幕が無観客となる可能性も出てきた。ヤクルト・衣笠剛球団社長は「選択肢としてはある。テレビの前で好きなチームを応援するのは公式戦のだいご味でもある」と話した。かねて「原則、無観客の試合は考えていないという前提で討議している」としてきた斉藤コミッショナーも「こういう状況ですから否定できない。無観客も考慮の1つにあると申しておきたい」とトーンを一転せざるを得なかった。その場合でも集団での長距離移動など、感染のリスクは残る。
対策連絡会議と代表者会議は次回は17日を予定する。球界の針は完全に停止することを迫られた。関係者にこれ以上感染者が出ないよう予防を徹底し、事態の好転をじっと待つしか道はない。
参稼報酬は?FA資格は?3日に開かれた12球団代表者会議でシーズン143試合の削減が確認され、球界にさまざまな面での影響は必至となった。問題となってくるのが選手の年俸。さらに出場選手登録日数が145日で1シーズンと定められているFA資格にも影響は大きく、開幕を迎えた後もクリアすべき課題は山積みだ。
野球協約に定められた参稼報酬の対象期間は2月1日から11月30日までの10ヶ月間。その中で、本来ならあるはずの143試合が削減される。選手の年俸への影響はどうなるのか。ある球界関係者が「(年俸は)参稼期間に得る報酬なのでシーズンの試合数とは別の問題」と指摘する一方、各球団は143試合を前提としているという声もある。
12球団代表者会議では開幕後、無観客試合とする可能性のほか観客数を割り引くことも検討。欧州サッカー界では選手の減給で合意したクラブもある。球団の収入減は必至となった今、年俸の問題は労使間で話し合わなければいけない大きな課題となる。
開幕再延期は、FA資格の取得日数についても影響する。FA権の規定では出場選手登録日数が145日で1シーズン。開幕が遅れてシーズンが圧縮されるほど、出場選手登録の機会も減る。また、仮にダブルヘッダーが行われた場合は2日分としてカウントすべきとの声もある。すでにMLBでは、今季がこのまま中止となっても、今季終了後にFA資格を得られる選手に資格を与えることで選手会と合意。選手の権利を守る上でも、しっかり議論しなければならない問題となる。
さらに、7月31日までの移籍期間をどうするのか。現状11月1日から12月5日までのポスティングシステムの申請期間も同様だ。また観客数を割り引いて開催する場合、応援団にも大きな制約を強いる。NPB・井原敦事務局長は「特別ルールを考えなければいけない」と説明。一連の課題については6日の実行委員会で取り上げ小委員会を立ち上げて検討していく。
4月中旬から再開予定だった無観客での練習試合は当面中止することを決めた。対外試合は4月中は組まれない見込みで、2軍の練習試合も同様の扱いとなる方針。12球団の活動に制限は設けないが、専門家チームから改めて指導された「3つの密(密閉、密集、密接)」を避けることなど、予防策を徹底していく。
練習も個別の自主練習を推奨し、現場から希望があれば球団判断で全体練習とすることは止めない。パ・リーグの横田昭作理事長(オリックス)は「自主練習の際も密集をつくらないことを基本に。分離練習だったり」と説明した。
NPBは、阪神で現役選手に3人同時に陽性反応が出たことも受け、大量感染者が出た際に備える新ルール作りに着手する。
「疫病関係者の方を入れてルールを作っていく」と斉藤コミッショナー。専門家チーム座長の賀来満夫氏は「仮に1軍で半分ぐらい陽性者が出たらどれぐらい休むのか。相手もいる中で日程は、2軍の選手がサポートするのか。色んなシミュレーションをお考えください」と対策連絡会議で話していた。
ロッテの井口監督が、福田秀の「盗塁王」とジャクソンの「最優秀中継ぎ」のタイトル獲りを予言した。
球団公式インスタグラムへの質問「タイトルを獲れそうな選手を教えてください」の回答として、「(福田)秀平の盗塁王!走る技術、脚力はもちろんなのだけど、凄く研究熱心。ジャクソンの直球の切れは素晴らしく、独特のスライダーを持っている」と話した。
チームは5日まで練習を中止しており、指揮官はファンサービスの一環として質問コーナーを設置している。
3月28日から練習中止としているロッテの井口監督は「社会的状況を考えると仕方がない」。
6日から練習再開予定で「開幕となった時に最高のパフォーマンスを見せ、ファンの方を喜ばせるのがプロ野球」と話した。
ロッテは3日、球団公式インスタグラムで井口監督へ3回目の質問を2日午後2時からこの日午後2時まで募集を行い、253件が届いたことを発表した。4日午後2時まで第4回の募集を開始する。
井口監督は「本当に毎日、たくさんのコメントをいただき、嬉しく思います。自分も質問を見ていてファンの方と交流をしている気持ちになり、とても楽しいです。自宅待機の日々の中で質問を読むのが毎日の日課になっています。5日まで毎日、回答をしますので今回選ばれなかった方はまたの応募をお待ちしています」とコメントしている。
なお、3回目の回答は次の通り。
臨時の12球団代表者会議が3日、都内で行われ、プロ野球の開幕延期について議論された。会議後の会見で斉藤惇コミッショナーは「(事態は)流動的で、(新たな開幕日を)設定するのは困難だと判断した」と言及。新たな開幕日は設定せず、新型コロナウイルスの拡大感染の推移を見極めることになった。
プロ野球の今季のシーズンは当初、3月20日に開幕予定だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、最短で4月10日開幕を目指す方針を示していた。その後にさらに延期され、同24日の開幕を目指していたが、この日の会議でさらなる延期が決まった。
今後について斉藤コミッショナーは「推移を見極め、4月下旬から5月上旬には開幕の日程を決めたい」とした。また、シーズン143試合については減らす方向で、その際は公式戦を最優先する。
プロ野球とJリーグが合同で設置した新型コロナウイルス対策連絡会議の第5回会議が3日、オンラインで行われた。専門家チームはここ数日で感染が一層拡大していると指摘。4月中の開催は困難とし、5月末以降の公式戦開催を1つの目安として提言した。
「4月の開催は極めて困難。いつかと言われると難しい。(感染の)ピークは4月から5月と考えている。5月の終わり頃であれば何とかなるのではないか、と考えさせてもらった」と専門家チームの三鴨廣繁氏。「今後、5月末を目指そうということになろうと思います」と話した。
プロ野球は専門家チームからの提言を受けて、同日午後に12球団代表者会議を開き、今後の日程について協議する。当初は4月24日の開幕を目指すとしていたが、既に再延期されることが確実。143試合制の短縮を視野に、クライマックスシリーズや交流戦、12月までポストシーズンが長引く場合や無観客試合の可能性など、幅広く議論する。
プロ野球は3日、都内で12球団代表者会議を行い、新型コロナウイルスの感染拡大が急速に進む現状を踏まえ、目標としてきた4月24日からの公式戦実施を断念し、開幕日の設定を凍結した。新たな開幕日は4月下旬から5月上旬に決定するとし、最短でも5月下旬〜6月上旬に開幕する可能性となった。143試合の実施が不可能となり、セ、パでCSの方式が異なる可能性が出てきた。
NPBの井原事務局長は、「可能性としてはあると思うが、これから」と話した。レギュラーシーズンの試合数は両リーグ同数となる見通しを示したが、CSに関しては、例えばセが中止、パが短縮を含めた開催―などのケースを想定しているとみられる。
プロ野球が、1軍公式戦に出場可能な「出場選手登録」の人数を拡大する可能性があることが3日、分かった。新型コロナウイルスの影響下で開幕を目指すにあたり、有事に備えて、現行の29人から40人程度まで一気に増やす特例が検討されているようだ。
「第5回新型コロナウイルス対策連絡会議」では、専門家からチームに複数の感染者が出た場合などの対応について、ルール策定の必要性を指摘された。専門家チームの賀来座長は、「仮に1軍の選手の半分くらい陽性者が出た時にどれくらいチームを休ませるか、あるいは2軍の選手がサポートするのか。色んなケースが考えられる」と指摘。斉藤コミッショナーは、「新しいルールを作らないといけない」と同調した。
現場の有事に備えた特例としては、“1軍枠”の拡大案が浮上している。19年に28人から29人となった出場選手登録人数を40人程度まで増やすことで、感染者が出た場合にも、当該選手や濃厚接触者を隔離した上で試合を実施できる可能性が出てくる。
日本野球機構(NPB)の井原事務局長は、異例のシーズンを見据え、FA日数の短縮などを含めて検討する方針を示唆。出場選手登録を抹消した場合、再登録には10日間が必要という現行ルールの変更も含めて検討されるとみられる。
ロッテの井口資仁監督(45)が3日、球団公式インスタグラムで公募した質問に応じ、今季タイトルを期待する選手に福田秀平を挙げた。
「秀平の盗塁王!走る技術、脚力はもちろん、すごく研究熱心。相手投手の特徴をつかんでいるし、ベンチでも常に観察して気が付いたことは他のチームメートにも共有してくれる本当に頼もしい存在」。
福田秀はオープン戦で主に「1番・中堅」でスタメン出場し、打率は12球団中2位の3割7分5厘をマーク。3盗塁で成功率は100%だった。だが、多摩大聖ケ丘高時代はほとんど盗塁をせず、自分の俊足に気づいたのはプロ入り後だったという。「盗塁をするには、まず相手のことを知らないといけない。だからめちゃくちゃ研究するし、その相手選手の本を読んだりする」と話すほど研究熱心な男。古巣・ソフトバンクの先輩だった松田宣を見習い、ベンチでも1番声を出すなどムードメーカーとしても欠かせない存在だ。
プロ野球は3日、都内で12球団代表者会議を行い、新型コロナウイルスの感染拡大が急速に進む現状を踏まえ、目標としてきた4月24日からの公式戦実施を断念し、開幕日の設定を凍結した。新たな開幕日は4月下旬から5月上旬に決定するとし、最短でも5月下旬〜6月上旬に開幕する可能性となった。公式戦143試合の実施が不可能となったことで、クライマックスシリーズ(CS)や交流戦の中止を含む日程変更を検討する。また、状況次第で無観客試合も視野に入れることになった。
見えない敵が急速に拡大する未曽有の事態を受け止め、プロ野球が再々延期を決断した。12球団代表者会議で目標としてきた4月24日の開幕断念を決議。斉藤コミッショナーは「感染状況は収まるどころか、ますます厳しくなっている。激変期に固定的な日にちを無責任に決めるのは難しい」と開幕日の設定を見送ると表明した。
先立って行われた「新型コロナウイルス対策連絡会議」では、専門家の三鴨廣繁氏(愛知医大)から「ピークは4月から5月と考えている。5月の終わり頃ならば何とかなるのでは」との見通しが示された。専門家の意見を受け、斉藤コミッショナーは「4月下旬か5月上旬に開幕の日程を決められないかと考えている」と今後の方針を明かした。
選手の調整や球団側の準備の面から、開幕日設定から1ヶ月後の公式戦実施を想定している。開幕日は早くて5月下旬。2ヶ月先の6月上旬の開幕も検討される見通しとなった。これに伴い、5月中旬がリミットだった公式戦143試合の開催は断念。同コミッショナーは「強く希望していた143試合をある程度減らすことも検討せざるを得ない」と続けた。
開幕が6月上旬までずれ込む可能性が出てきたことで、日程も再々編成される。斉藤コミッショナーは「レギュラーシーズンの公式戦を最優先する」と説明。CSの中止や縮小、交流戦の中止や日程変更が協議の対象になる見通しだ。また、感染予防策として12球団は公式戦実施の際も観客の人数を制限する方針だが、専門家の意見も踏まえ、無観客試合も視野に入れた。同コミッショナーは、最後の手段として「無観客も考慮の1つにある」と明言した。
今後は状況の推移を見守ると同時に、政府の方針や自治体の対策を含めて開幕日を見定める。収束の気配が見えることを祈りつつ、準備を進めていくことになる。
ロッテは3日、球団公式インスタグラムで行っている企画「井口監督への質問箱」で253件の質問が届いたと発表した。
ファンサービスの一環として行われており、井口監督は「本当に毎日、沢山のコメントをいただき嬉しく思います。自分も質問を見ていてファンの方と交流をしている気持ちになり、とても楽しいです。自宅待機の日々の中で質問を読むのが毎日の日課になっています」とコメントした。
第3弾の主な問答は以下の通り。
プロ野球12球団の代表者会議が3日、参加者をネットで結ぶWeb会議システムで開催され、新型コロナウイルス感染拡大で4月24日に延期されていた今季公式戦の開幕について、明確な期日を設定せず、さらに延期することを決議した。
その後、斉藤惇コミッショナーとセ・リーグの三原一晃理事長(DeNA代表)とパ・リーグの横田昭作理事長(オリックス連盟担当兼国際渉外部長)が出席し、Web記者会見が行われた。
斉藤コミッショナーの冒頭挨拶は以下の通り。
プロ野球12球団の代表者会議が3日、参加者をネットで結ぶWeb会議システムで開催され、新型コロナウイルス感染拡大で4月24日に延期されていた今季公式戦の開幕について、明確な期日を設定せず、さらに延期することを決議した。その後、斉藤惇コミッショナーがWeb記者会見を行った。
プロ野球12球団の代表者会議が3日、参加者をネットで結ぶWeb会議システムで開催され、新型コロナウイルス感染拡大で4月24日に延期されていた今季公式戦の開幕について、明確な期日を設定せず、さらに延期することを決議した。
その後、斉藤惇コミッショナーとセ・リーグの三原一晃理事長(DeNA代表)とパ・リーグの横田昭作理事長(オリックス連盟担当兼国際渉外部長)が出席し、Web記者会見が行われた。
斉藤コミッショナー、横田理事長、三原理事長が冒頭に挨拶し、質疑応答に移った。
プロ野球12球団の代表者会議が3日、参加者をネットで結ぶWeb会議システムで開催され、新型コロナウイルス感染拡大で4月24日に延期されていた今季公式戦の開幕について、明確な期日を設定せず、さらに延期することを決議した。
その後、斉藤惇コミッショナーとセ・リーグの三原一晃理事長(DeNA代表)とパ・リーグの横田昭作理事長(オリックス連盟担当兼国際渉外部長)が出席し、Web記者会見が行われた。
プロ野球12球団の代表者会議が3日、参加者をネットで結ぶWeb会議システムで開催され、新型コロナウイルス感染拡大で4月24日に延期されていた今季公式戦の開幕について、明確な期日を設定せず、さらに延期することを決議した。
その後、斉藤惇コミッショナーとセ・リーグの三原一晃理事長(DeNA代表)とパ・リーグの横田昭作理事長(オリックス連盟担当兼国際渉外部長)が出席し、Web記者会見が行われた。
プロ野球12球団の代表者会議が3日、参加者をネットで結ぶWeb会議システムで開催され、新型コロナウイルス感染拡大で4月24日に延期されていた今季公式戦の開幕について、明確な期日を設定せず、さらに延期することを決議した。
4月24日開幕を断念したことから、パ・リーグが4月10日、セ・リーグが14日からの再開を予定していた練習試合の実施も当面は見送られる。代表者会議では、現在多くの球団が見合わせている全体練習の実施については妨げないとしたが、その際には「密閉、密集、密接の「三密」を避けた練習環境を用意するなど、感染拡大に注意することも申し合わせた。
プロ野球12球団の代表者会議が3日、参加者をネットで結ぶWeb会議システムで開催され、新型コロナウイルス感染拡大で4月24日に延期されていた今季公式戦の開幕について、明確な期日を設定せず、さらに延期することを決議した。
この日午前に開かれたJリーグと合同の「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第5回会議では、専門家チーム(座長=賀来満夫・東北医科薬科大特任教授)から「全国で患者が急増している。できるだけ開催時期を後に延ばすべき」などとする提言を受けていた。また、3月31日のパ・リーグ社長会、2日のセ・リーグ理事会でも24日開幕は困難との認識で各球団が一致していた。
斉藤コミッショナーは代表会議後の会見で「どこに感染のピークが来るかはっきりしない。状況が流動的で、本日(開幕日を)決定することは困難」と説明。今後の推移を見ながら、4月下旬か5月上旬にを目途に新たな開幕日の設定などを協議する方針を明らかにした。また、開幕がさらに延期されたことで、143試合を予定していた公式戦の試合数についても削減を検討する方針を示した。
日本野球機構(NPB)とJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第5回会議が3日、感染拡大防止の観点から初めてWeb会議システムにて実施された。
専門家チームの三鴨廣繁氏は別の疾患で病院に来た患者がコロナウイルスの感染者であったことなどの事象を例に挙げ、「3月28日から感染の局面が明らかに変わった」と指摘。今後について「ピークは4月から5月」としたが「5月の終わり頃であれば何とかなるのではと考えさせてもらっている。決して5月の末に感染がなくなるということではないが、今年は無理だというのは簡単ですが、それはありえないと思っている。期待も込めて1つの目安を(5月末を)提案しました」と話した。
3月23日の第4回会議後の12球団代表者会議で4月24日を開幕日に設定。しかし、第4回会議後に阪神・藤浪ら3選手がPCR検査を受けて陽性反応。NPBの球団所属選手で初めて感染者が出たことや、感染拡大防止のために多くのチームが活動自粛していることもあり、この後の12球団代表者会議では5月下旬開幕を目指すとみられている。
日本野球機構(NPB)とJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第5回会議が3日、感染拡大防止の観点から初めてWeb会議システムにて実施された。
その後、Web上で行われた会見で斉藤コミッショナーは「状況は非常に厳しくなっていまして、状況改善のもと4月24日開幕を目指していましたが、残念ながら現状はむしろ厳しくなっている。この後、12球団で話し合いをしますが、延長は覚悟しなければならない」と話した。
3月23日の第4回会議後の12球団代表者会議で4月24日を開幕日に設定。しかし、第4回会議後に阪神・藤浪ら3選手がPCR検査を受けて陽性反応。NPBの球団所属選手で初めて感染者が出たことや、感染拡大防止のために多くのチームが活動自粛していることもあり、この後の12球団代表者会議では5月下旬開幕を目指すとみられている。
日本野球機構(NPB)は3日、都内で臨時の12球団代表者会議を開き、目標としていた24日の開幕を断念し、代替の開幕日を白紙とすることを決めた。会見した斉藤惇コミッショナー(80)は、新たな開幕を今月下旬から5月上旬にかけて決定する意向を示した。また、レギュラーシーズン143試合の削減も検討。今季日程は大きな練り直しを迫られることとなった。
猛威を振るうコロナ禍。プロ野球界は、開幕日を決められない前代未聞の事態に陥った。当初の3月20日開幕から最短4月10日、そして同24日と目標を設定してきたが、この日の会議では「白紙」とすることを決定。会見で斉藤コミッショナーは、苦渋の表情で口を開いた。
「現在の感染の状況は厳しくなってきていて、(4月24日の)開幕は難しいなと。状況は非常に流動的ということもあり、本日のこの時点で、開幕日を設定するのは困難であると判断した」。
3月23日の同会議後、状況の改善を前提に今月24日の開幕を目指すことを決めた。だが、その希望は砕かれた。3月下旬から東京圏では感染者が急増し、多くの自治体が外出自粛要請に舵を切った。また、感染は選手にもおよび、複数の球団が活動を休止に。開幕を目指すにはほど遠い状況となっている。
斉藤コミッショナーは新たな開幕日について「4月下旬から5月中旬に決められないかなと考えている」と話した。開幕日決定後の選手の準備期間を考えれば、予想される開幕は早くても5月下旬。現時点で日程を12月までずらす可能性はなく、公式戦143試合の削減は避けられない見通しとなった。
試合数削減の可能性は各球団も受け止めており、会議に出席したヤクルト・衣笠社長は「143試合は実質的に難しい」と見解を示した。今後は交流戦やクライマックスシリーズの開催方法なども検討課題となる。また、試合数削減に伴うFA日数などの特例ルールの考案、策定についても協議されることになり、課題は山積する。
開幕日が決まっても不安は消えない。国内の状況によっては無観客試合を強いられる可能性もある。前を向くにはあまりにも厳しい。それでも斉藤コミッショナーは「来たるべき開幕の際には、国民に元気や勇気を与えられるように、球界一丸となって前進していきたい」と力を込めた。最善策への知恵を絞りつつ、好転をひたすら待つ。
日本野球機構(NPB)は3日、都内で臨時の12球団代表者会議を開き、目標としていた24日の開幕を断念し、代替の開幕日を白紙とすることを決めた。会見した斉藤惇コミッショナー(80)は、新たな開幕を今月下旬から5月上旬にかけて決定する意向を示した。また、レギュラーシーズン143試合の削減も検討。今季日程は大きな練り直しを迫られることとなった。
新型コロナウイルスの感染が拡大し、今後においても予測ができないことを踏まえて、斉藤コミッショナーは開幕後の無観客試合についても「こういう状況ですから、可能性としては否定できない」と話した。公式戦が無観客で開催されれば、史上初めてとなる。
プロ野球では開幕後、球場でのクラスター(感染者集団)発生を防ぐために、入場者を制限するなどの方策を模索してきた。その上で午前中に行われたJリーグとの新型コロナウイルス対策合同連絡会では、専門家チームから無観客試合の選択肢も示されていた。
これまで無観客での公式戦開催に関して否定的な姿勢だった斉藤コミッショナー。だが、感染拡大が進む現状に「部分的になるかは考えていくが、無観客も考慮の1つにはある」と方針を転換した。
会議に出席したヤクルト・衣笠球団社長も「観客があってのプロ野球」としながら、「無観客だけれど公式戦の放映は(練習試合とは)意味合いが違う。テレビの前で自分のチームを手に汗握って応援するのは公式戦の醍醐味」と一定の理解を示した。
まずはシーズン開幕の実現を最優先事項とし、今後は無観客試合を含めたさまざまな可能性を模索していく。
日本野球機構(NPB)は3日、都内で臨時の12球団代表者会議を開き、目標としていた24日の開幕を断念し、代替の開幕日を白紙とすることを決めた。
開幕が延期になったことに伴い、12球団は当初の公式戦日程に沿った形での練習試合の中止を決めた。24日の開幕に合わせ、今月中旬から再開する予定だった。今月中の対外試合自体は禁止されてはおらず、各球団間の話し合い次第では近隣の球団同士で試合を行う可能性はある。
ただ、パ・リーグの理事長を務めるオリックス・横田球団本部長補佐は当面の調整について「自主練習を軸に行う。(密閉、密集、密接の)『3密』をつくらないことを基本に環境を整えることが必要」との認識を示した。
ロッテ・井口監督が6日の全体練習再開後にミニキャンプを実施する可能性を示した。「当然、キャンプに近いようなことになっていくと思う」。
新型コロナウイルス感染予防のため3月28日からチームの活動を休止し1、2軍の選手らは5日まで自宅待機する予定。6日の選手の状態を見極めて練習メニューを決める。
プロ野球は3日、12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大で延期しているセ、パ両リーグ公式戦開幕を、目標としていた24日からさらに延期すると決めた。各球団143試合のレギュラーシーズン実施は難しくなった。
斉藤惇コミッショナーは記者会見で、新たな開幕日は4月下旬から5月上旬に決定したいとの考えを示し「当初強く希望していた143試合の予定を減らすことも検討せざるを得ない」と述べた。消極的だった無観客試合についても「こういう状況だから否定できない。考慮の1つにある」と語った。
当初は3月20日の開幕予定だったが、延期を繰り返す事態に追い込まれた。
日本野球機構(NPB)は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、臨時の12球団代表会議を開催。目指していた4月24日の開幕断念を正式決定した。
斉藤コミッショナーの一問一答は以下の通り。
日本野球機構(NPB)は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、臨時の12球団代表会議を開催。目指していた4月24日の開幕断念を正式決定し、白紙にするとした。
会議後に行われたWeb会見で、斉藤コミッショナーが「前回、条件が整えば4月24日の開催を目指したいと話をしたが、残念ながら感染の状況は厳しくなっており、24日の開幕は難しいと判断せざるを得ませんでした」と明言。新たな開幕日については「今は大変、感染のピークがいつにくるか、はっきりしない。状況は流動的、今の時点で設定するのは困難」と白紙にし、「4月下旬、5月上旬に日程を決められないかなと思っている」とした。
続けて、レギュラーシーズンの143試合削減も検討しているとし、ダブルヘッダーやCS開催については「内容は今から詰めていく。4月24日から先になっていくスケジュールを見ますと、143の試合数は難しい。どうしたらどうなるか。開幕日を予定した段階で内容を決めていく」と語った。無観客開催も視野に入れているという。
この日午前、プロ野球とJリーグが新型コロナウイルスの感染拡大に連携して対応するために設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第5回会議では専門家チームが「4月開幕は極めて困難」、早くて「5月末を目指そうとなろうと思います」と指摘。これを受け、斉藤コミッショナーは「延長を覚悟している」と語っていた。
プロ野球の新型コロナウイルス関連の主な動きは以下の通り。
ロッテは3日、球団公式インスタグラムで井口監督への質問を2日14時から3日14時まで募集し、253件の質問が届いたと発表した。3日17時から4日14時まで第4回の募集を行う予定。
井口監督は「自分も質問を見ていてファンの方と交流をしている気持ちになり、とても楽しいです。自宅待機の日々の中で質問を読むのが毎日の日課になっています」とコメントした。
なお第3回の主な回答は次の通り。