新型コロナウイルスの影響で活動休止中のロッテは、井口資仁監督(45)が球団公式インスタグラム上でファンからの質問を募集し、5日間連続で回答する企画を行っている。
「メディアの皆さんの質問も歓迎します」とのことなので質問すると、翌日にさっそく返答が。さながらWEB上での合同記者会見になり、ファンからの質問にも想像以上の"神回答"が続出した。非常時ならではのファンサービスに潜入した。
ヒラメをさばくのが得意で、ファーム降格通告に心を痛め、自宅では85インチのテレビで映画を見て、洗車はルーフから始め、斉藤由貴さんの「卒業」のレコードを買った−。井口監督はこの数日間、驚くほど開けっぴろげに質問に答え、ファンを喜ばせている。
練習休止という環境で「何か発信できないか」と思い、選手が先行していたインスタグラムでの「Q&A」企画に立候補した。
“合同記者会見”をイメージした企画なので、ファンだけでなく報道陣も質問可。普段はできないような質問を書き込んでみた。「監督が20代後半に戻り、今の佐々木朗希投手と直接対決するとなったら、どのような意識で臨みますか?」。回答は、514文字に及ぶ長編だった。
感謝しながら他の回答に目を移すと、一瞬でゾクッとした。「和田選手は支配下登録される可能性はありますか?」とのファンからの質問が選ばれていた。
639の質問のうち、俊足強打でアピールする育成選手・和田康士朗の支配下登録を問う質問が15個あり、賛同を示す「いいね」も75人からついた。しかし、これは編成上の機密。私達記者も、質問するタイミングを慎重に見極めるべきテーマ。さすがにこの場で回答できるはずがない−。
球団の考え方は違った。梶原紀章広報室長(43)は「和田の支配下登録は、ファンが今気になっているトピックの1つ。今回も選手個人では、和田と鳥谷に関する質問が多かった。ちゃんと答えたかった」と、あえて質問を選んだ理由を明かした。
核心を避けた無難な回答でも済ませられたはず。球団はそれもしなかった。「うわべだけの回答をしてもしょうがない」。こんな回答になった。
「順調にいけば必ず支配下登録されることになると考えています。逆にシーズンにおいて戦力になってもらわないと困るくらいの思いを彼に持っています。シーズン中もここ一番で足を見せて欲しいです」。
和田本人も、和田のライバルも、大いに刺激を受けただろう。何よりも、監督の真意に“潜入”できたことに、ファンが興奮した。試合がなく、本来ならチームの情報も一気に減る。その逆風に押されることなく、ロッテが強い発信を続けている。
いい投手と対戦する時の自分の鉄則は1番いい球、彼でいうなら直球を狙いに定めること。ファーストストライクから積極的に振る意識で、ダルビッシュ投手や大谷投手との対戦と近いイメージで打席に入ります。真ん中ちょっと高めに意識を置き、直球に合わせながら、高めに変化球が来たらそれも積極的に。追い込まれても、速い直球に合わせます。まあ、多分、打ち取られます(笑)。それにしても163キロ、打ってみたかったですね。
ロッテ井口資仁監督(45)が4日、球団公式インスタグラムでのQ&Aコーナー「井口監督への質問箱」でファンから集まった質問への回答を披露した。企画開始4日目のこの日は、1日で230件以上の質問が寄せられた。
ドラフト1位・佐々木朗希投手(18)についての質問も多く届いている。「(球速)170キロを出す可能性はあると思いますか?」という質問に「可能性は十分にあると思います」と明言した。
「まだプロに入ったばかりで体力も肉体も体幹もこれからもっともっとついてきて、もっともっと速い球を投げることができるようになると思います。キャンプからここまで行ってきた準備を継続的にしっかりとやってもらって、まずは自身が記録した163キロ超え、そして165キロ。そして169キロを超えて170キロの域に達して欲しいなあと思っています」と期待した。先発投手として育成したい意向も明かした。 インスタグラムでの井口監督の「質問箱」は5日午後2時締め切り分が最終回で、募集が行われている。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希が3月24日に自身初のフリー打撃登板を行った。150キロ台の剛速球を連発し、最速は157キロをマーク。その直前のウオーミングアップでは、ZOZOマリンの球場計測で158キロが出ていた。
これまでの記者経験から投手は実戦の中で、強打者と対戦したり、ピンチで絶体絶命の瞬間にギアが上がるものだと思っていた。ウオーミングアップで158キロなんて、「さすがに、これは速すぎだろう」と思った。ところが、ケージ裏で計っていたスピードガンでも、155キロが出ていたという。
誤差は微々たるもの。佐々木朗はアドレナリンが出なくとも150キロ台後半が出るのだ。これは、もう驚くしかない。翌日、ダルビッシュも自身のツイッターで「もうまじで170km/h投げるんちゃうか」とつぶやいたという。日本ハム時代のダルビッシュから、「今の日本人では160キロを投げるのは無理」と聞いたことがあった。勘違いしてはいけない。「日本人には無理」という意味ではない。実際に、そのオフからダルビッシュは肉体改造に取り組んでいた。
しかし、まだ未完成の佐々木朗がこれだけの剛速球を投げる。大きな体に長いリーチ、抜群の柔軟性と瞬発力も持っている。プロテインやサプリ、トレーニング方法も進化しているとはいえ、やっぱり凄い。10年前に聞いた「今の日本人では…」から、時代が進化したということなのだろう。
球速表示はスピードガンの角度によって大きく替わる。日本ハム担当時代には、札幌ドームのスピードガンでダルビッシュの球速が150キロ前半から、1年後には一気に150キロ台後半となったことがあった。これは、札幌ドームのスピードガンを替えたのではなく、測定する角度を少し変えただけと聞いた。
その後、大谷が日本ハムに入団すると、最初から150キロ台中盤が安定して出た。そして、ギアが上がると160キロを超えた。報道陣の間でも「球速が出やすい」といわれる球場と、そうでない球場がある。さらにいえば、ここの球場は「左投手が出やすい」というところもあった。
今年からロッテ担当となり、これでダルビッシュ、大谷、佐々木朗の3人を担当したことになる。この3人が、近年では「トップ3」の剛腕投手となるだろう。もっともダルビッシュは、変化球も球史に名を残すほど凄まじい。この3投手を担当記者として取材したのは「世界で1人だけ」というのが自慢だ。もちろん、凄いのは彼らで、自分は単なる偶然なのだが…。幸運だと思っている。
ロッテの井口監督が最速163キロを誇るドラフト1位・佐々木朗の170キロ超えに太鼓判を押した。
球団公式インスタグラムで募集したファンからの質問コーナーで「170キロを出す可能性はあるか」と問われ「十分あると思います。体力も肉体も体幹がもっとついたら、もっと速い球を投げることができると思う」と答えた。「クローザーとして起用したいか」という質問にも言及。「クローザーでも超一流になると思うが、先発で長い回数を任せたい。田中将大投手が楽天時代に打ち立てた無敗記録を塗り替えて欲しい」と期待を寄せた。
05年にロッテを日本一に導き、レンジャーズ、メッツ、レッドソックスでも指揮を執ったボビー・バレンタイン氏(69)が4日、自身のツイッターに日本のファンに向けた応援動画を投稿した。新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大している中、マスク姿で「皆サーン、気ヲツケテクダサーイ!ガンバリマショー」と日本語でエールを送った。
ロッテグッズがあふれた部屋で、ユニホーム姿で球団歌「We Love Marines」を熱唱。得意の社交ダンスで磨いた軽快なステップも披露した。動画は投稿から20時間で、約14万回再生されている。
ロッテは4日、球団公式インスタグラムで、井口監督へ4回目の質問を午後2時まで募集し、230件が届いたと発表した。5日午後2時まで第5回(最終回)の募集を行う。
井口監督は「いつもたくさんの熱い質問ありがとうございます。質問を読んでいてもファンの方の熱い思いが伝わってきます。本日も11問に回答をさせていただきましたのでぜひ読んでください。いったん明日で質問の募集は最後となるとのことですので、ぜひたくさんのご応募をお待ちしています」とコメントした。
なお、4回目の回答は次の通り。
ロッテの井口資仁監督(45)が4日、球団公式インスタグラムで公募されたファンの質問に応じ、ドラフト1位・佐々木朗希投手(18)に“マーくん超え”を期待した。
ファンサービスの一環として行われているこの企画。「佐々木朗をクローザーとして起用してみたい考えはあるか?」との質問に、「クローザーとしても超一流になると思うけどゲームをつくれる、イニングをしっかりとこなせる投手なので、先発として年間を通して長いイニングを任せたい」と回答。あらためて先発での起用を示した上で「彼には田中将大投手がイーグルス時代に打ち立てた無敗記録を塗り替えて欲しい」とヤンキース・田中が2013年の楽天時代に打ち立てた24勝0敗の無敗記録を超える活躍を期待した。
田中は、朗希が目標とする投手であり、人生で初めて購入したユニホームは楽天時代の田中のものだった。3月27日に行われた2度目のフリー打撃登板では「分かっていても手が出ない。全部の球種が厄介」と指揮官をうならせたばかり。先発ローテに入って、田中の記録を打ち破るという新たな目標ができた。
また、井口監督は「自身が(高校時代に)記録した163キロ超え。そして165キロ。そして169キロを超えて170キロの域に達して欲しいなあと思っています」と、球速の記録更新にも期待を寄せた。
ロッテは4日、球団公式インスタグラムで行っている企画「井口監督への質問箱」で230件の質問が届いたと発表した。
井口監督は「いつもいつも沢山の熱い質問ありがとうございます。質問を読んでいてもファンの方の熱い想いが伝わってきます」とコメントした。
第4回目の主な問答は次の通り。
元ヤクルト監督で野球評論家、スポーツキャスターの古田敦也氏(54)が、国内の複数自治体で球団拡張の議論が始まっていることを明かした。福岡県の民放局、TNCテレビ西日本で4日に放送された特別番組「CUBE(キューブ)スペシャル 徹底討論“球団拡張”」内のインタビューで言及。静岡市、新潟市、松山市、沖縄県の4自治体は2015年から協議を始め、球界参入へ向けて準備中という。
TNCは番組内で春季キャンプ中にNPBの斉藤コミッショナーを取材した内容を放送した。球団拡張構想について、同コミッショナーは「大変参考になったし、真剣に考えたいが、すぐにどうこうという問題ではない。北海道や仙台に球団ができて、地方活性化に貢献していることは大事でありその通りだが、事業でもあり、色んな人の意見もある」と答えた。
ロッテ・井口監督が4日、球団公式インスタグラムで募集した質問に答え、ドラフト1位・佐々木朗(大船渡)を先発で起用する構想を明かした。
13年に楽天・田中(現ヤンキース)がマークした24勝0敗の記録を引き合いに「塗り替えて欲しい」。最速163キロ右腕に「170キロの域に達して欲しい」と170キロ超えも期待した。
ロッテは4日、球団公式Instagram(インスタグラム)で井口監督への質問が230件届いたとこと発表した。募集は3日17時から4日14時まで行われた。
井口監督は「いつもいつも、たくさんの熱い質問ありがとうございます。質問を読んでいてもファンの方の熱い思いが伝わってきます。一旦明日で質問の募集は最後となるとのことですので、ぜひたくさんのご応募をお待ちしています」とコメントした。
質問は毎日15時に広報担当から自宅待機中の井口監督に電話で伝えられ、回答を受けている。最終回となる第5回の募集は、4日16時30分から5日14時まで募集を行う。
なお第4回の主な回答は次の通り。