野球のセオリーは本当か?一般的に投手は、2球で2ストライクに追い込んでも、次の球はボール球を投げるケースが散見される。1球外すことに意味があるのか。3球勝負するべきなのか。プロ野球(NPB)やMLBのデータを徹底検証。選手やコーチ、評論家ら、関係者の声を集めた。
カウント | 89年 | 90年 | 09年 | 19年 | 米大 |
---|---|---|---|---|---|
0−0 | .326 | .325 | .339 | .332 | .354 |
1−0 | .343 | .338 | .338 | .354 | .351 |
2−0 | .373 | .353 | .329 | .364 | .367 |
3−0 | .367 | .421 | .396 | .482 | .410 |
0S合計 | .338 | .334 | .338 | .345 | .355 |
0−1 | .314 | .320 | .311 | .313 | .329 |
1−1 | .317 | .324 | .338 | .328 | .337 |
2−1 | .334 | .339 | .356 | .339 | .351 |
3−1 | .364 | .354 | .356 | .356 | .363 |
1S合計 | .324 | .329 | .335 | .328 | .339 |
0−2 | .160 | .157 | .139 | .145 | .149 |
1−2 | .176 | .176 | .175 | .168 | .161 |
2−2 | .206 | .199 | .198 | .187 | .180 |
3−2 | .219 | .226 | .231 | .216 | .202 |
2S合計 | .194 | .192 | .189 | .180 | .173 |
0−2割合 | 5.0% | 5.9% | 6.7% | 8.1% | 10.3% |
[注]米大は昨年のメジャー成績。
年 | 全打数 | 0−2 | 割合 |
---|---|---|---|
00 | 54761 | 3106 | 5.7% |
01 | 56397 | 3071 | 5.4% |
02 | 56646 | 3702 | 6.5% |
03 | 57493 | 3472 | 6.0% |
04 | 56420 | 3240 | 5.7% |
05 | 57955 | 3552 | 6.1% |
06 | 57084 | 3737 | 6.5% |
07 | 58095 | 3664 | 6.3% |
08 | 58199 | 3915 | 6.7% |
09 | 58179 | 3900 | 6.7% |
10 | 58612 | 3710 | 6.3% |
11 | 56309 | 3854 | 6.8% |
12 | 56471 | 3581 | 6.3% |
13 | 57932 | 3571 | 6.2% |
14 | 58035 | 3760 | 6.5% |
15 | 57285 | 3774 | 6.6% |
16 | 57762 | 4224 | 7.3% |
17 | 57360 | 4416 | 7.7% |
18 | 57945 | 4285 | 7.4% |
19 | 57729 | 4655 | 8.1% |
年度 | カウント | 通算 | 0−2経由 | ||
---|---|---|---|---|---|
打数−安打 | 打率 | 打数−安打 | 打率 | ||
17年 | 0−2 | 4416−596 | .135 | 4416−596 | .135 |
1−2 | 10502−1771 | .169 | 4157−698 | .168 | |
2−2 | 9797−1836 | .187 | 2133−414 | .194 | |
3−2 | 5804−1284 | .221 | 798−194 | .243 | |
18年 | 0−2 | 4285−650 | .152 | 4285−650 | .152 |
1−2 | 10518−1816 | .173 | 4186−729 | .174 | |
2−2 | 9886−1913 | .194 | 2135−442 | .207 | |
3−2 | 6123−1343 | .219 | 829−177 | .214 | |
19年 | 0−2 | 4655−674 | .145 | 4655−674 | .145 |
1−2 | 10475−1765 | .168 | 4069−705 | .173 | |
2−2 | 9836−1838 | .187 | 2057−383 | .186 | |
3−2 | 6044−1307 | .216 | 791−169 | .214 |
[注]0−2経由のデータはDELTA社提供。
野球のセオリーは本当か?一般的に投手は、2球で2ストライクに追い込んでも、次の球はボール球を投げるケースが散見される。1球外すことに意味があるのか。3球勝負するべきなのか。プロ野球(NPB)やMLBのデータを徹底検証した。
カウント | 89年 | 90年 | 09年 | 19年 | 米大 |
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0−0 | .326 | .325 | .339 | .332 | .354 |
1−0 | .343 | .338 | .338 | .354 | .351 |
2−0 | .373 | .353 | .329 | .364 | .367 |
3−0 | .367 | .421 | .396 | .482 | .410 |
0S合計 | .338 | .334 | .338 | .345 | .355 |
0−1 | .314 | .320 | .311 | .313 | .329 |
1−1 | .317 | .324 | .338 | .328 | .337 |
2−1 | .334 | .339 | .356 | .339 | .351 |
3−1 | .364 | .354 | .356 | .356 | .363 |
1S合計 | .324 | .329 | .335 | .328 | .339 |
0−2 | .160 | .157 | .139 | .145 | .149 |
1−2 | .176 | .176 | .175 | .168 | .161 |
2−2 | .206 | .199 | .198 | .187 | .180 |
3−2 | .219 | .226 | .231 | .216 | .202 |
2S合計 | .194 | .192 | .189 | .180 | .173 |
0−2割合 | 5.0% | 5.9% | 6.7% | 8.1% | 10.3% |
[注]米大は昨年のメジャー成績。
年 | 全打数 | 0−2 | 割合 |
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00 | 54761 | 3106 | 5.7% |
01 | 56397 | 3071 | 5.4% |
02 | 56646 | 3702 | 6.5% |
03 | 57493 | 3472 | 6.0% |
04 | 56420 | 3240 | 5.7% |
05 | 57955 | 3552 | 6.1% |
06 | 57084 | 3737 | 6.5% |
07 | 58095 | 3664 | 6.3% |
08 | 58199 | 3915 | 6.7% |
09 | 58179 | 3900 | 6.7% |
10 | 58612 | 3710 | 6.3% |
11 | 56309 | 3854 | 6.8% |
12 | 56471 | 3581 | 6.3% |
13 | 57932 | 3571 | 6.2% |
14 | 58035 | 3760 | 6.5% |
15 | 57285 | 3774 | 6.6% |
16 | 57762 | 4224 | 7.3% |
17 | 57360 | 4416 | 7.7% |
18 | 57945 | 4285 | 7.4% |
19 | 57729 | 4655 | 8.1% |
年度 | カウント | 通算 | 0−2経由 | ||
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打数−安打 | 打率 | 打数−安打 | 打率 | ||
17年 | 0−2 | 4416−596 | .135 | 4416−596 | .135 |
1−2 | 10502−1771 | .169 | 4157−698 | .168 | |
2−2 | 9797−1836 | .187 | 2133−414 | .194 | |
3−2 | 5804−1284 | .221 | 798−194 | .243 | |
18年 | 0−2 | 4285−650 | .152 | 4285−650 | .152 |
1−2 | 10518−1816 | .173 | 4186−729 | .174 | |
2−2 | 9886−1913 | .194 | 2135−442 | .207 | |
3−2 | 6123−1343 | .219 | 829−177 | .214 | |
19年 | 0−2 | 4655−674 | .145 | 4655−674 | .145 |
1−2 | 10475−1765 | .168 | 4069−705 | .173 | |
2−2 | 9836−1838 | .187 | 2057−383 | .186 | |
3−2 | 6044−1307 | .216 | 791−169 | .214 |
[注]0−2経由のデータはDELTA社提供。
NPBのカウント別打率を調べた。昨年は0−2で1割4分5厘、1−2で1割6分8厘、2−2で1割8分7厘、3−2で2割1分6厘と、ボール球が1球増えるごとに2分から3分、打率が上がる。データからは「1球外すことは打者を有利にするだけ」と言える。2ストライクだけでなく、1ストライクや0ストライクも同様。この傾向は、昨年に限ったことではない。さらに10年ずつ、1989年(平元)までさかのぼって検証しても、一貫して同様の結果となった。
カウント別打率では、1−2、2−2、3−2の場合に、ボール球が2球目までに投じられたケースが含まれる。そこで、データ分析会社「DELTA」の協力で、過去3年間の0−2を経由したケースだけを抽出した。19年は1−2が1割7分3厘、2−2が1割8分6厘、3−2が2割1分4厘。単純なカウント別打率と比較し、差は最大で1−2の5厘。2−2と3−2では2厘以内と、ほとんど両者に違いはなかった。やはり、ボールカウントの増加は、打者を利すると言える。
米大リーグではどうか。日本と同様に、ボールカウントが1つ増えるごとに、打率は上がる。0−2は1割4分9厘と最も低く、日本の1割4分5厘と大差ない4厘差だ。大きく違うのは、0−2での打数の割合だ。全カウントのうち、10.3%を占める。日本はここ20年ほど上昇傾向なのだが、昨年の8.1%が過去最高だった。米国ではデータ的に2ストライクから攻め込んだ方が有利であることが判明していることや、肩や肘を消耗品と捉え、球数を1球でも少なくする意図がありそうだ。打者の積極性も関係しているかもしれない。
少年野球などで、2球で追い込んだ後、3球目を打たれて「慎重にいけ」と怒られた投手は少なくないだろう。だが、高校野球で球数制限が始まり、データでも立証されているだけに、今後は3球勝負が増えるかもしれない。
4月6日は163キロ記念日−。ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が、国内高校生史上最速の163キロをマークしてから6日で1年を迎える。井口資仁監督(45)が先発育成での170キロ到達を期待する大物は、この1年間でどれだけのものを示してきたのか。投球結果に関するデータを読み解く。
高3時に公開された15試合で、262人から125個の三振を奪っている。対打者の47.7%が三振になる結果だ。
163キロのイメージが強いが、奪三振の約6割が変化球を空振りさせてのもの。ただ、スライダーが142キロをマークする時もある。昨夏岩手大会ではスライダー2球で追い込み、160キロ直球で外ぎりぎりを突き、最後はまたスライダーで三振シーンも。投手としての総合力が高い。
右打者に比べ、左打者の外野フライが少ない。直球をしっかり転がそうという意識が強いのか、一ゴロは1個もなく、三ゴロも1個だけ。二ゴロは9個あった。バッテリーや一塁、三塁への高いフライは、左右合計で3個しかなかった。打者が力勝負を挑んでも、押し込みきれない球威を物語る。唯一の被本塁打は浮いたスライダー。2年生の右打者に左翼席へ運ばれた。
奪三振÷対戦打者数で計算。過去、対戦打者数200以上で最も高かったのは、97年佐々木(横浜)の45.2%。佐々木は96年にも40.0%を記録したが、40%以上は15、17年サファテ(ソフトバンク)19年ジョンソン(阪神)の過去3人(5度)しかいない。先発投手では15年バンデンハーク(ソフトバンク)の32.5%が最高で、日本人トップは68年江夏(阪神)の31.9%と、佐々木朗の47.7%がいかに優れているかが分かる。
4月6日は163キロ記念日−。ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が、国内高校生史上最速の163キロをマークしてから6日で1年を迎える。井口資仁監督(45)が先発育成での170キロ到達を期待する大物は、この1年間でどれだけのものを示してきたのか。投球結果に関するデータを読み解く。
球速 | 球数(割合) |
---|---|
145 | 3(5.1%) |
146 | 1(1.7%) |
147 | 2(3.4%) |
148 | 0(0.0%) |
149 | 2(3.4%) |
150 | 2(3.4%) |
151 | 4(6.8%) |
152 | 4(6.8%) |
153 | 9(15.3%) |
154 | 17(28.8%) |
155 | 6(10.2%) |
156 | 2(3.4%) |
157 | 5(8.5%) |
158 | 2(3.4%) |
※ZOZOマリンの測定。計測不能が10球。
速球の平均球速が152.9キロ(約95マイル)に近い先発投手は、サイ・ヤング賞を3度受賞し昨季世界一に輝いたナショナルズの右腕マックス・シャーザー(35)、通算3006奪三振を記録し昨季サイ・ヤング賞に輝いたアストロズの右腕ジャスティン・バーランダー(37)。
20代ではレッズの右腕トレバー・バウアー(29)がトレーニングによって18年から球速を上げ平均ほぼ95マイルを出す。ちなみに昨季163キロ(101マイル)以上をマークした投手は通算20セーブのカージナルス抑え右腕ジョーダン・ヒックス(23)のみで、101.1マイルだった。
4月6日は163キロ記念日−。ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が、国内高校生史上最速の163キロをマークしてから6日で1年を迎える。井口資仁監督(45)が先発育成での170キロ到達を期待する大物は、この1年間でどれだけのものを示してきたのか。投球結果に関するデータを読み解く。
イニング | 直球平均 | 最速 |
---|---|---|
1回 | 147.3 | 157 |
2回 | 148.6 | 156 |
3回 | 146.1 | 153 |
4回 | 149.1 | 157 |
5回 | 148.1 | 157 |
6回 | 147.4 | 153 |
7回 | 149.6 | 156 |
8回 | 149.4 | 160 |
9回 | 148.9 | 159 |
10回 | 149.3 | 150 |
11回 | 143.9 | 151 |
12回 | 144.8 | 153 |
※完投の4試合が対象(うち延長突入1試合)
高3時代の完投した4試合を分析すると、イニングごとの直球平均球速は、終盤になっても落ちない。象徴的なのが昨夏岩手大会4回戦・盛岡四戦だ。中2日で先発し、最速160キロを出したのは8回裏の116球目。9回のピンチで157キロ、159キロを並べ、延長12回、最後の打者にも153キロを投げた。イニング単位でなく、勝負時にギアを上げられる。
ペース配分もうまい。同試合、10回裏の初球にあわやサヨナラ本塁打という大ファウルを打たれたが、力勝負にいかなかった。イニング別平均球速を見ると、3回と6回にやや落ちる。3回は下位打線の可能性が高く、5回のグラウンド整備中断後は制球が乱れやすい場面。細やかな意識が感じ取れる。試合終了までを見すえたプランニングは「勝てる先発投手」の条件を満たしている。
4月6日は163キロ記念日−。ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が、国内高校生史上最速の163キロをマークしてから6日で1年を迎える。井口資仁監督(45)が先発育成での170キロ到達を期待する大物は、この1年間でどれだけのものを示してきたのか。投球結果に関するデータを読み解く。
佐々木朗が投じた直球505球の球速を分析した。使用したスピードガンが試合によって違うため参考値になるものの、平均球速は147.32キロだった。
1キロ刻みでの球速別最多は150キロで、50球を投じた。150キロ以上が183球あり、全直球の36.2%を占めた。145キロ以上では同72.5%。高校野球では異次元の直球を投げていた。
プロ入り後の「対打者」はまだ2度のフリー打撃登板のみながら、測定可能だった直球59球の平均球速は152.9キロ。最速は158キロ。数分間限定の投球で力配分の必要はないものの、明らかに球速を伸ばしている。まだ全力投球ではなく、自身も「もう少し良くなると思うので改善していきたい」と話すなど、165キロ到達は現実的な目標になっている。
ロッテ井口資仁監督(45)が、新加入の鳥谷敬内野手(38)のレギュラー獲得を期待した。5日、球団公式SNS上で応募された質問に回答。3月10日の入団以降、2軍調整する鳥谷について「当然、レギュラーを奪うつもりでやって欲しい」とコメントした。
一塁井上、二塁中村奨、三塁レアード、遊撃藤岡と各ポジションに本命はいるものの、井口監督は鳥谷起用について「内野は全ての場所で当てはまる可能性がある」とした。「代打とか守備からとかは全く考えていない」と明言。阪神で通算2085安打を放ったレジェンドを、あくまでもレギュラー候補の1人の認識でいることを強調した。
ライバルとなる若手にも、ベテランから学ぶことを求める。指揮官は「1軍の試合に出続けるというのは本当に大変なこと。それを彼はずっとやっていた。どんなことがあっても出続ける姿勢を見て欲しい。若い選手はどんどん質問をして欲しい」と願った。自主練習が再開されれば、本拠地ZOZOマリンで練習する見込み。鳥谷がいよいよ存在感を高め始める。
ロッテ井口資仁監督(45)が5日、球団公式インスタグラムでのQ&Aコーナー「井口監督への質問箱」でファンから集まった質問への回答を披露した。
熱い応援で知られるロッテファンからは、スタンドの応援についての質問も多く届いた。この日は「ファンの応援歌は現役時代、どれくらい聞こえていましたか?」という質問に「自分はものすごく聞いていました。打席で口ずさんでいたぐらいです(笑)」と回答し「サビまで聞きたい時は、わざと打席を外したりしました」というエピソードも明かした。「やっぱり、スタンドが1番盛り上がっている状況で打席に入って打ちたいという思いがありました」と振り返った。
5日間連続で行った同企画には、合計1660件の質問が寄せられた。井口監督は「ファンの皆様とのつながりを強く感じることができた時間となりました」とコメントした。
ロッテ・井口監督が5日、3月に加入した鳥谷(前阪神)にハッパをかけた。球団公式インスタグラムでファンから募集した質問コーナーを実施しており、鳥谷の起用法について「レギュラーを奪うつもりでやって欲しい。実績、年齢とか関係なく、競争。代打、守備からとかは全く考えていない」と期待した。5日間にわたって行われたコーナーは最終回。今後に向けて「いざ開幕となったときに最高のパフォーマンスを見せ、ファンの皆さまに喜んでもらえるように頑張ります」とコメントした。
ロッテは5日、「井口監督への質問コーナー」と題して、1日から球団公式インスタグラムで5回にわたって行った井口資仁監督(45)への質問企画を終了した。5日間で計1660問の質問が寄せられ、その中から選ばれた58問に井口監督が回答した。
この日の最終回には、244件の質問が寄せられ、井口監督がその中から11問に回答した。主な内容は以下の通り。
昨季限りで阪神を退団し、ロッテに入団した鳥谷に対して井口監督が大きな期待を寄せた。5日、球団公式インスタグラムでファンの質問に答える形で鳥谷について言及。起用法について「当然、レギュラーを奪うつもりでやって欲しい。まだまだやれるというところを見せて欲しい。代打とか守備からとかは全く考えていない」と話した。
「競争を勝ち抜いて、結果を出して欲しい。(守備位置も)内野は全ての場所で当てはまる可能性はある」と井口監督。チームは3月28日から練習を中止していたが、6日からZOZOマリンで選手らが自主練習を行う。これまで2軍で調整していた鳥谷も参加予定。自主練習は「密閉」「密集」「密接」の3つの密を避けるために午前、午後の2部制で実施し、ロッカーも一塁側と三塁側に分ける。
ロッテは5日、球団公式インスタグラムで、井口監督へ5回目の質問を午後2時まで募集し、244件が届いた。5日連続で実施した「井口監督への質問BOX」の企画はこれが最終回となり、合計で1660問の質問に対し、58問の回答を行った。
井口監督は「ファンの皆様、5日間ありがとうございました。合計で1660問にも及ぶ質問をいただき、私も毎日、質問を読むのを楽しみにしていました。自分にとって質問に回答をしていることでファンの皆様とのつながりを強く感じることが出来た時間となりました。また機会がありましたらぜひ質問コーナーに参加をさせてもらいたいと思っています。さて現状、状況は刻一刻と変化をしています。色々な壁が待ち構えていますが、まずは今、出来ることから始めて1つ1つ突ッパをしていきます。どんな逆境にも負けずに集中し、いざ開幕となった時に最高のパフォーマンスを見せ、ファンの皆様に喜んでもらえるように頑張ります。これからも熱い応援を宜しくお願いします」とコメントした。
なお、5回目の回答は次の通り。
阪神から自由契約で加入したロッテ・鳥谷敬内野手(38)が6日に本拠地ZOZOで初めて練習することが5日、分かった。自主練習に参加する。
これまで2軍で調整し、練習試合6試合にスタメン出場。打率2割5分で、守備では一塁以外の内野の全ポジションを守ってきた。この日、球団公式インスタグラムで公募した質問に応じた井口監督は、鳥谷の起用について「当然、レギュラーを奪うつもりでやって欲しい。まだまだやれるというところを見せて欲しい。代打とか守備からとかは全く考えていないし、内野は全ての場所で当てはまる可能性はある」と期待。これまでにファースト・鳥谷の可能性も示している。
チームはこの日まで活動を休止していたが、6日からは自主練習とし、2チームに分けて時間差で行う予定。内野陣は、二塁・中村奨、遊撃・藤岡、三塁・レアードがレギュラー候補だが、ルーキーの福田光もオープン戦などで活躍。外野手の清田、角中らもオープン戦で一塁を守っていた。開幕の見通しが立たない状況だが、レジェンドの合流で内野のポジション争いはさらに激化しそうだ。
球団 | 6日以降の予定 |
---|---|
巨人 | 12日まで個人調整(取材自粛要請) |
DeNA | 6日まで自主練習(取材自粛要請) |
阪神 | 当面活動休止 |
広島 | 6日まで活動休止 |
中日 | 7日まで活動休止 |
ヤクルト | 17日まで自主練習 |
西武 | 当面自主練習(取材自粛要請) |
ソフトバンク | 8日まで活動休止 |
楽天 | 当面活動休止 |
ロッテ | 当面自主練習 |
日本ハム | 30日まで自主練習(取材自粛要請) |
オリックス | 17日まで自主練習 |
ロッテは5日、球団公式インスタグラムで行った企画「井口監督への質問箱」で244件の質問が届いたと発表した。
4月1日から5日まで受け付け、5日間で1660問の質問が届いた。井口監督は「自分にとって質問に回答をしていることでファンの皆様との繋がりを強く感じることが出来た時間となりました。今、何が出来るのか、何をすべきなのかを考えながら活動を開始していきたいと思います。色々な壁が待ち構えていますが、まずは今、出来ることから始めて1つ1つ突ッパをしていきます」と球団スローガンになぞらえてコメントした。
主な問答は次の通り。
ロッテ・井口資仁監督(45)が5日、昨季限りで阪神を退団して移籍した鳥谷敬内野手に“レギュラーを奪え”と猛ゲキを飛ばした。球団公式インスタグラムで公募した質問に応じたもの。
鳥谷はスタメンか、代打、守備固め要員なのか−。注目の起用法についての質問に指揮官の答えは、明確だった。「当然、レギュラーを奪うつもりでやって欲しい。まだまだ、やれる、というところを見せて欲しい。代打とか守備からとかは全く考えていない」と断言した。
当然のことだが、レギュラーポジションは与えるものではない。阪神の球団史上最多2085本の安打を積み重ねた“レジェンド”にも競争を求める。「実績とか年齢とか関係なく競争。若い子と争って競争を勝ち抜いてレギュラーの座をつかんで、結果を出して欲しい」とハッパをかけた。
2月の春季キャンプに参加せず、3月に入ってロッテ入りが決まった鳥谷。ここまで2軍で調整を続け、練習試合では“本職”の遊撃に加え、二塁と三塁にも入った。守備位置について井口監督は「内野は全ての場所で当てはまる可能性はあります」と明言した。
チームは6日にZOZOマリンスタジアムで自主練習を行い、鳥谷も参加する予定。「若い選手を引っ張る存在として期待をしています」と若手のお手本になることも求めた指揮官。大きな期待を背負った百戦錬磨のベテラン。新たな働き場所で本領を発揮する。
ロッテは5日、球団公式インスタグラムで公募した井口資仁監督への質問に対する回答を発表した。第5回となる今回が企画最終回。井口監督は、鳥谷敬内野手に対して回答を通じて「当然、レギュラーを奪うつもりでやって欲しい」とハッパをかけた。
第5回の主な回答は次の通り。
球団広報担当は毎日15時に自宅待機中の井口監督に電話をして質問を伝え、回答をもらっていた。球団によると、第5回目の質問は244件だった。5回合計で、1660問の質問が届き58問に回答した。
井口監督は「ファンの皆さま、5日間ありがとうございました。私も毎日、質問を読むのを楽しみにしていました。ファンの皆さまとのつながりを強く感じることができた時間となりました。これからも熱い応援をよろしくお願いします」とコメントした。