日本野球機構(NPB)は17日の12球団代表者会議で、緊急事態宣言下における5月初旬の練習試合実施の可否を確認する。
同宣言前の3日の同会議で4月中は個別練習を中心とし、感染防止に努めた上で球団判断で全体練習を行うことを12球団で方針を定めた。10日、井原敦事務局長は練習試合再開に「5月6日まで緊急事態宣言が出ているので5月1日からどうするのかは、おそらく(4月と)同じ考え方になると思うが代表者会議で確認していきたい」と話した。また開幕から観客を入れるか、無観客とするかを決める時期に「その都度の状況、情勢を専門家チームの先生方から分析、ご見解をいただき、判断をしていく方針。そこまでしか今の時点では答えられないです」と話した。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため活動休止中のロッテは10日、自主練習を11日から行うことを発表した。練習ルールは以下の通り。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=が再始動する。チームは11日から本拠地ZOZOマリンスタジアムと2軍のロッテ浦和球場で希望者による自主練習の再開を許可した。
選手は7日に本拠地で10日ぶりに自主練習を行ったが、千葉県に緊急事態宣言が発令されることを受けて、8日から再び自宅待機となっていた。4日ぶりの練習ではトレーナーらメディカル部門のスタッフが立ち会い、選手の健康状態をチェック。4組に振り分け、2つの球場で使用可能な時間を午前と午後に分けて、新型コロナウイルスの感染防止策を徹底する。
佐々木は7日に「今の状況はみんな一緒なので、こればかりは仕方がない。今はとにかく我慢するとき」と話し、選手寮でもネットに向けての投球やウエートトレーニングは継続している。
最速163キロ右腕は、これまでフリー打撃に2度登板。今後は活動休止で一旦白紙となったシート打撃登板、実戦デビューへ、ギアを上げる。令和の怪物の止まった時計が、再び動き出す。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は10日、練習試合の休止期間について、政府の緊急事態宣言を受けて5月6日まで延長されるだろうとの見解を示した。
NPBは3日の12球団代表者会議で、練習試合は再開せずに4月いっぱいは自主練習とし、各球団の判断で必要に応じて全体練習を行うことを確認した。7日に発令された緊急事態宣言で自粛要請は5月6日までとなっており、同事務局長は「5月1日以降も同じ考え方になると思う。今月17日の代表者会議で確認したい」と語った。
ロッテは10日、自主練習を11日から本拠地のZOZOマリンスタジアム、2軍施設のロッテ浦和球場で許可すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言を受け、7日から練習実施を見合わせていた。チームとしての活動は引き続き休止する。
選手を4組に振り分け、2つの球場で使用可能な時間を午前と午後に分けて感染防止策を徹底。トレーナーらメディカル部門のスタッフが立ち会い、選手の健康状態をチェックする。14、18日は使用不可とし「3勤1休」のペースで行う。
新型コロナウイルスの感染拡大は、プロ野球界にも影を落としている。開幕の日程すら決まらない状況に選手たちは不安を募らせており、ある中堅の野手は「今は野球がやりたいなんて言える状況じゃないことは分かっている」と前置きした上で「ターゲットがないのでどうやって調整すれば良いのか分からない。そもそも、開幕するんですかね」と漏らした。
現場からは悲鳴にも似た声が飛び交っているが、先に目を向けると、さらなる難題が待っている。「選手の年俸の査定はどうすればいいのか。試合ができない状況で、例年のように選手を評価することはできないし…。とてもじゃないけど、戦力外通告なんてできませんよ」。長く球団運営に関わってきた球界関係者は深いため息をついた。
毎年秋に実施されるドラフト会議で各球団が新戦力を獲得するが、支配下選手の枠は各球団70人と決まっている。「金の卵」がプロの門を叩いた数とほぼ同じだけの選手がユニホームを脱がなければいけない厳しい世界。選手枠に関してNPBや12球団、選手会の間で特例措置について議論されることにはなるだろうが、選手の人生が懸かっているだけに、落としどころを見いだすのは容易ではないはずだ。
ドラフトに関して、別の球団関係者が複雑な胸中を吐露する。「この状況が続けば、アマチュア選手をどうやって評価すればいいのか。現時点で上位候補として力量を把握している選手もいるけど、春から夏の大会でいきなり頭角を現す選手を発掘できない。他球団の動向も読めないし、本当に難しい」。編成担当者は一様に頭を抱えている。
営業面に目を向けると、各球団の経営にも大きな打撃を与えそうだ。当然のことながら、試合を開催できなければ収入源の柱でもある入場料は得られない。仮に無観客試合で開幕した場合も同様だ。スポンサー料収入についても、当初の契約通りの金額を球団が受け取れるとは考えにくい。
収入の見通しが立たない一方で、球団側の膨大な支出は続いている。最大の支出は、選手の年俸やスタッフ、球団職員への給料などの人件費。昨年5月に日本プロ野球選手会が発表した年俸調査のデータがある。開幕時の支配下選手に限定された数字(外国人選手は除く)だが、12球団の総額は計291億3105万円。球団別で最多だったソフトバンクは39億2303万円で、最少のオリックスで16億1915万円となっている。
「今年は間違いなく大赤字。極めて厳しい状況になる」と話すのはパ・リーグのある球団関係者。球界の発展のためにも「コロナ禍」の1日も早い終息を願うばかりだ。
ロッテは10日、自主練習を11日から本拠地のZOZOマリンスタジアム、2軍施設のロッテ浦和球場で許可すると発表した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言を受けて7日から練習実施を見合わせていたが、自主練習として球団管理の下、3密を避けるなどの感染防止策を徹底しながら使用可能とする。練習実施に伴うルールも設定。毎朝の検温などメディカル部門が問題ないと判断した選手だけの参加で、両球場とも2部制で計4グループに振り分け密集しないように心掛ける。振り分けられた組以外の時間帯、球場での練習は禁止となった。
また、同ウイルスの感染拡大が終息する気配もないだけに、チームとしての活動は引き続き休止する。再開日程は現時点で未定だ。
ロッテは新型コロナウイルスの感染拡大で7日に政府から緊急事態宣言が発令されたことを受けて引き続き、チーム活動は休止とすることを10日、発表した。
また、練習を希望する選手には4班に分け、自主練習として球団管理の下、3密を避けるなどの感染防止策を徹底しながら11日からZOZOマリン及び、ロッテ浦和を使用可能とする。
球団は選手に対し、不要不急の外出を引き続き、行わないように指示をしている。
プロ野球は5月以降の練習試合の実施可否について、17日の12球団代表者会議で協議する。3日の代表者会議で4月中は練習試合を実施しないことを確認したが、その後に5月6日までの期間で政府の緊急事態宣言が発令された。日本野球機構(NPB)の井原事務局長は10日、「5月1日からどうするのか、(各球団)同じ考え方になると思うが、17日の代表者会議で確認したい」と説明。感染状況次第だが、練習試合解禁は「5・7」以降になるとみられる。
3日の代表者会議では、4月中は原則個人練習とし、球団判断で感染防止に努めた上で全体練習は可能と確認された。紅白戦は制限されないが、1軍の練習試合は3月25日を最後に休止されており、対外試合からは1か月以上離れる。公式戦開幕が6月以降にずれ込む見通しの中、限られた環境でコンディションを維持していくことになる。
球団 | 11日以降の予定 |
---|---|
巨人 | 当面の間、個人調整(取材自粛要請) |
DeNA | 30日までをメドに自主練習(取材自粛要請) |
阪神 | 当面活動休止 |
広島 | 時差をつけて全体練習 |
中日 | 当面自主練習(取材自粛要請) |
ヤクルト | 12日まで自主練習 |
西武 | 当面自主練習(取材自粛要請) |
ソフトバンク | 当面自主練習(取材自粛要請) |
楽天 | 当面活動休止 |
ロッテ | 11日から当面3勤1休で自主練習 |
日本ハム | 30日まで自主練習(取材自粛要請) |
オリックス | 17日まで自主練習(取材自粛要請) |
ロッテは10日、ファンサービスの一環として自宅で野球が楽しめる「Marines Watch Party」を開催。新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となっている今、「#Stay Home With Marines」を合言葉に、球団公式YouTubeチャンネルで昨季の開幕戦、5−4で勝利した楽天との試合を午後6時から生配信した。自宅で過ごす時間が多いこの時期だからこそ、開幕を待つファンへ少しでも球場での臨場感を味わえる取り組みを行った。
ライブ配信を視聴したファンからは「やっぱり球場で見たい」「早く開幕しないかな」など、開幕を心待ちにするコメントが寄せられるとともに、選手の応援歌やプレーで盛り上がるなど、Web上で野球観戦を楽しむ様子が見られた。
なお、チームは11日から時間差で3勤1休の自主練習を行う予定で、体温測定など体調に問題がないと判断された選手のみが参加する。
7日の政府の緊急事態宣言を受け、ロッテは10日、引き続きチームの活動を休止しつつ、希望する選手には11日からZOZOマリンと浦和球場の使用を許可することを発表した。
2つの球場で午前、午後の4組に振り分けて密集を避けるなど、新型コロナウイルスの感染拡大防止策を徹底する。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は10日、緊急事態宣言発令中の練習試合実施について、否定的な見解を示した。
3日の12球団代表者会議で、4月中については自主練習、または球団判断で必要に応じて、感染防止に努めながら全体練習を行う方向性を確認。ただ、この時は発令される前で「4月中という表現で期限を切ったが、5月6日まで緊急事態宣言は出ているので、5月1日からどうするかというのは、恐らく同じ考え方になると思う」と話した。明確な方針は17日に開く12球団代表者会議で確認するという。
ロッテは10日、新型コロナウイルスの感染拡大で7日に政府より緊急事態宣言が発令されたことを受けて引き続き、チーム活動を休止すると発表した。再開の日程は未定。
練習を希望する選手には自主練習として球団管理の下、3密を避けるなど感染防止策を徹底しながら11日からZOZOマリンスタジアムと浦和球場の使用を可能とする。
練習をする選手をZOZOマリンの午前(A組)と午後(B組)、浦和球場の午前(A組)、午後(B組)の4組に分けることで密集しないようにする。毎朝、選手に義務付けている体温測定などのコンディションチェックを行った上でメディカル部門が体調に問題ないと判断した選手のみ参加可とする。
また不要不急の外出は引き続き、行わないように指示をする。