先が見えない中での調整は、選手だけではない。ロッテ井口資仁監督は自宅でトレーニングをこなしつつ、断食も2度決行。
「5キロくらいやせました」と球団を通じて減量を明かした。試合数削減が決定的な中で「イレギュラーなシーズンになるので、なおさら開幕ダッシュが大事になってくる。開幕から突っ走る、を念頭に置いています」と身軽になって備えている。
ロッテ井口資仁監督(45)は、23日の臨時12球団代表者会議で「無観客」での公式戦開幕方針が示されたことについて、球団を通じて25日にコメントした。
井口監督は「ファンあってのプロ野球なので、ファンの方と一緒に戦いたいという気持ちは強く、複雑ですが、仕方がないと思います。大事なのは1日も早く事態が収束することで、そのためにここまで我慢をしてきているし、これからも我慢をしないといけない。1日でも早く選手達のプレーを目の前で見てもらえる日が来ることを願うしかないです」と話した。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、チームは活動を休止している。
現在活動休止しているロッテの井口資仁監督(45)が25日、球団を通じて取材に応じ、プロ野球史上初の無観客試合での開催が決定的になったことなどについて言及した。
ロッテ・井口監督が「開幕ダッシュ」の重要性を説いた。25日、球団広報を通じてメディアの質疑に応じ、年間試合数が減ることを想定し「イレギュラーなシーズンになるので、なおさら開幕ダッシュが大事になると思う。開幕から突っ走る。それを念頭に置いています」と答えた。
3月28日からチーム活動は自粛。自宅での過ごし方について、指揮官は「過去の試合や今年の練習試合、オープン戦、キャンプ動画のチェックを何度もしています」と明かす。
また、体調管理にも余念がない。自宅で1週間のファスティング(断食)を2回行った。「ダイエットですね。5キロぐらいやせました。心をクリアにして五感が研ぎ澄まされるともいうので」と公称91キロの体をすっきりさせたことも報告した。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、チーム活動を自粛しているロッテの井口資仁監督(45)が25日、球団広報を通じて、メディアの質問に応じた。
ロッテの井口資仁監督(45)が25日、報道陣からの質問に対応して球団を通し、鳥谷敬をスタメン起用するなら「上位打線」と初めて言及した。その上で何番が適正か、後藤記者が「占う」。
五感を研ぎ澄ませながら、井口監督は来たるべき時に向けてシミュレーションを進めていた。キャンプ後に加入した鳥谷を先発起用する場合、どの打順をイメージしているかとの質問を受けると「結果を出して競争を勝ち抜く」ことが大前提としながら、こう明言した。
「選球眼が良くて塁に出るイメージがあるので、スタメンで起用する際は上位打線のイメージです」。
現役最多の通算1046四球を誇り、阪神で4割以上を2度、通算でも3割7分と高い出塁率を生かす打順はどこか−。相乗効果を生み出すのは2番ではないかと考える。1番が予想される荻野の足に、鳥谷の打撃技術と高い出塁率がかみ合えば、2人で一気にチャンスを拡大できる。さらに中軸以降にパンチ力のある福田秀、井上、マーティン、レアード、角中と並べば、相手にとっては脅威になるはずだ。
コロナ禍の影響で現在チームは活動休止中。指揮官は自宅で今までの試合の映像チェックに加え、1週間の断食を2度行い、5キロ減量。理由は「心をクリアにして五感が研ぎ澄まされるともいうので(笑)」としたが、上位打線に鳥谷を据えるプラン。開幕とともに実現しているかもしれない。
ロッテの井口資仁監督(45)が25日、球団を通して現在の心境を明かした。
新型コロナの感染拡大防止のため、現在チームは活動休止中。選手にはこの期間をどのように過ごして欲しいかと質問を受けた指揮官は「キャンプ、オープン戦とここまでやってきたことを見直して、自分を見つめ直すいい機会にして欲しいです。やらされる練習ではなくて自分の中でできること、その中でしないといけないことをしっかりと考えて時間を大事にして欲しい。もちろん家でできるトレーニングは限られていると思いますが、その中でいかに工夫をするか。限られた中でもしっかりとやってくれていると私は選手達を信頼しています。チーム練習で再開した時にやってきたことを見たいです」とメッセージを送った。
また23日のオンライン上で開催された12球団代表者会議で開幕から当面の間は無観客試合とする方針が固まったことには「ファンあってのプロ野球なのでファンの方と一緒に戦いという気持ちは強く複雑ですが、仕方がないと思います。大事なのはやはり1日も早く事態が収束することであり、そのためにここまで我慢をしてきているし、これからも我慢をしないといけない。今はとにかく事態が収束し、1日でも早く選手達のプレーを目の前で見てもらえる日が来ることを願うしかないです」とコメントした。
ロッテ・井口資仁監督(45)が25日、球団を通じて取材に応じ、鳥谷敬内野手(38)を上位の打順で起用するプランを明かした。
新加入した“レジェンド”を打線のどこに置くのか。指揮官は構想の一端を披露した。「まずは結果を出して競争を勝ち抜いてというのが大前提」とした上で、「選球眼が良くて塁に出るイメージがあるので、スタメンで起用する際は上位打線のイメージです」と語った。
通算2085本の安打を積み重ねてきたベテラン。通算1046四球で、13、14年には出塁率が4割を超えた。上位打線で起用された場合、1番や2番ならば抜群の出塁能力を生かすことも可能。阪神時代の打順で1番多い(815試合)3番に据えて、つなぐ役割を託す手もある。
また井口監督は、開幕後の戦略の一端も明かした。開幕がずれ込み、試合数が減る可能性が高い状況で「開幕ダッシュが大事になってくる。それを念頭に置いています」と強い決意を示した。
ロッテ・井口資仁監督が25日、球団を通じて取材に応じ、選手に期待すること、自身の心境などについて語った。
現在、チーム活動は休止中。全体練習も行っていない中、選手の状態把握について「基本的には各自が、個々の課題と向き合いながらやってくれていると信頼して任せています」と説明。「チーム練習が再開された時にはしっかりと体を動かせて、入っていけるようにしてもらいたい」と期待した。
この機会に時間を有効活用して欲しい考えで、「キャンプ、オープン戦とここまでやってきたことを見直して、自分を見つめ直すいい機会にして欲しいです」と語った。
今季は無観客で開幕戦を迎える可能性がある。「大事なのは、やはり1日も早く事態が終息することであり、そのためにここまで我慢をしてきているし、これからも我慢をしないといけない」と井口監督。「ファンあってのプロ野球」という考えでファンと一緒に戦いたい気持ちは強く、複雑な心情をにじませる。だからこそ「1日でも早く選手達のプレーを目の前で見てもらえる日が来ることを願うしかないです」と力を込めた。