わたしはかもめ2020年鴎の便り(5月)

便

5月11日

ロッテ2位佐藤、寮で「毎日分析」女房予習余念なし[ニッカン]

ロッテのドラフト2位佐藤都志也捕手は、シーズンへの予習に余念がない。寮内での過ごし方について、球団を通じて「毎日、パ・リーグの映像やデータを見て分析しています」とコメントを寄せた。

東洋大時代は強肩強打で名をはせた即戦力候補。自主練習では打撃フォーム改造も進めつつ、捕手としての引き出しを広げようと励んでいる。

ページトップ

ロッテ2軍、千葉県内の球場開催から浦和球場に変更[ニッカン]

ロッテは11日、今季予定されていた千葉県内の球場(ZOZOマリンを除く)でのイースタン・リーグ公式戦開催を取りやめ、ロッテ浦和球場で開催することを発表した。新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、総合的に判断した。

7月末までの千葉県内球場(ZOZOマリンを除く)は、すでに4月20日に球場変更が発表されていた。今回は8月14日(金)と15日(土)に浦安市運動公園野球場で予定されていた日本ハム戦、9月21日(月)に佐倉市・長嶋茂雄記念岩名球場で予定されていた巨人戦、同22日(火)に浦安市運動公園野球場で予定されていた巨人戦の、合計4試合があらためて球場変更になった。

いずれもロッテ浦和球場での振替試合は午後1時開始予定となる。

ページトップ

ロッテ佐藤「逆方向を意識した打撃」3時間自主練習[ニッカン]

ロッテのドラフト2位・佐藤都志也捕手(22)が11日、ロッテ浦和球場で約3時間の自主練習を行った。球団を通じて「逆方向を意識した打撃を行っています」と現状についてコメントを寄せた。

東洋大時代は強打の捕手として注目されていたが「打撃フォームも、1から見直して取り組んでいます」という。「今は自分のイメージにだいぶ近づいてきたかなと思います」と手応えを話した。

ページトップ

ロッテ藤原に約700件質問「お酒飲みましたか?」[ニッカン]

ロッテ藤原恭大外野手(20)が11日、球団公式インスタグラムでの「Q&A」企画で、ファンからの質問受付をスタートした。

受け付け開始から約3時間で、700件近い質問が寄せられている。春夏連覇を達成した大阪桐蔭時代についての質問や、6日に20歳になったばかりということもあって「お酒は飲みましたか?どんなお酒を飲みたいですか?」といった質問も多く寄せられている。

同企画は3月11日に中村奨吾内野手(27)からスタートした。10人目になる藤原は「ぼくも質問コーナー、ギアを入れて頑張ります。どんな質問が来るか楽しみです」とコメントした。ファンからの質問は、14日午後2時まで球団公式インスタグラムで受け付ける。

ページトップ

プロ野球無観客スタート再確認、ガイドライン作成も[ニッカン]

プロ野球とJリーグが連携して設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」は11日、第7回会議をオンラインで行い、感染症の専門家チームは現状では開幕日、再開日を決めるのは難しいとの見解を示した。

政府が4日に緊急事態宣言を延長したことを受け、座長の賀来氏は「本日の会議で開催の日を決めるのは難しいとお伝えした」と語った。ただ「全国で新たな患者数が減少傾向にあるのは事実、まだ予断を許さないが、今後の状況を見ながら再開に向けた準備を行っていただきたい」と述べた。

専門家チームは開幕、再開を前提にチーム内に感染者が出た際の対応、移動リスクを考慮した対策を盛り込んだガイドライン作成を提言した。3月の第3回会議ではチーム及びファン、サポーターに向けた感染症対策の提言書を配布。賀来氏は「台湾、韓国のガイドラインを入手したので、それを参考に日本独自のものを作成したい」とした。三鴨氏も「チーム内に2〜3人の感染者が出て戦力不均衡が出てきた場合の対応なども考えておいた方がいい」と踏み込んだ。

賀来氏は開幕、再開のめどに「実効再生産数」「陽性率」より「新規感染者数の推移」「医療体制」を重視する個人的見解も示した。16日から無観客での試合再開を決めたブンデスリーガで全選手、スタッフにPCR検査が実施されたことには「シーズンを乗り切るのに必要だろうと分かっているが、各国で状況が違う」と説明。PCR検査へのハードルが高い日本で現状は全員実施は難しい。村井チェアマンは近日中に承認予定で短時間での検査が可能な抗原検査に言及。「1人1検体でなく、10人のグループで陽性だったらその中で1人ずつ検査するとか。国民のコンセンサスがある前提で少し光が見えた」と可能性を口にした。

陽性率
新型コロナウイルスへの感染を調べるPCR検査などで実施件数に占める陽性者の割合。

ページトップ

プロ野球、6月中旬以降の開幕へハードル越える[ニッカン]

プロ野球が来る開幕へ、新型コロナウイルスによる課題の山を乗り越えていく。11日、日本野球機構(NPB)は12球団代表者会議を開催。今後の感染状況を継続して注視する必要があり、開幕日の確定は先送りとしたが、6月中旬から下旬での開幕を目指すことで一致した。最短では6月19日となる。また7月19、20日の球宴も史上初の中止を決定した。次回の22日の代表者会議で開幕日決定を目指すが、緊急事態宣言の解除、ガイドライン作成、移動リスクを低減させるための日程作りなど、クリアすべき問題は多い。


球音の訪れは確実に近づいている。NPB斉藤惇コミッショナーは「何度も開幕の日付が決まらないことは残念に思う。選手の方々にも心苦しい」と話した上で「今月末までの感染状況を見ながら開催準備をして整うことを条件に、来月の半ばから下旬のどこかで開幕できることを目指そうということは12球団で一致した」と表明。6月19日が最短開幕となるが、新型コロナウイルスとの闘いに予断は許されない。

この日、正式決定したのは球宴の中止。今年で70年目を迎える夢の祭典が初めて消える。「(球宴までの)時間感覚から考えてもどうやって選手を選ぶか難しい問題もある」。交流戦中止を決めた際に最大125試合を目標とし、球宴中止で日程確保に努めるが「だんだん時間も厳しくなっているし、ある程度試合数は減ると思っている」とさらなる減少も示唆した。

課題は山積みだ。開幕へ、緊急事態宣言の解除は大前提。14日に政府が一部地域の解除を検討する中で、ヤクルトなど複数球団が今月中旬からの全体練習を再開させる構えだ。一方で再開に慎重な球団も。6月初旬に対外試合の開始をもくろむが、再始動の一定の足並みをそろえる必要もある。

専門家からは移動リスクの指摘も受けている。12球団ではアイデア段階としながらも関東圏、関西圏に分けるなどシーズンでの集中開催案も挙がっているという。それでも地方都市の球団は遠征が長期化し、公平性は保てない。「意見には賛成もあるし、反対もある。それが現状です」。同一カードの6連戦というプランもあるが、いずれも日程の修正は必至だ。

開幕しても選手は感染リスクを抱え、感染者が出た場合の基準づくりも必要だ。既に開幕している韓国、台湾はガイドラインを作り、感染者が出た場合の対応も決めている。「(日本も)盛り込むつもりです。台湾、韓国のケースも参考にさせていただく。台湾は中止、韓国はいったん停止するが時間をおいて再開、というようなことが書いている」と有事に備え、日本版ガイドラインを作成中だ。

14、21日の政府の専門家会議を受けて情勢を見極め、22日の12球団代表者会議で開幕日を決めることが理想となる。ウイルスが小康状態となり、各自治体の協力、何より世論の後押しも重要だ。今できる最善を尽くし、天命を待つ。

西武飯田球団本部長
「移動のリスクを少なくするという観点から集中開催というのは、開幕する上での考え方の1つだと思うが、今後協議していく中で決めていきたいです。」
オリックス森川球団本部長
「具体的な日程が出たので、そこに向けての準備が一層具体的に進められる。(今後について)明日12日に(西村)監督、(福良)GMらと打ち合わせをして決めていく格好になる。」
広島鈴木球団本部長
「イメージ的には5月末までに紅白戦ができるまで持っていきたい。情勢を待ってスタートするわけにはいかない。ある程度、今の状況を見ながら少しずつスタートを切っていこうかというところ。すぐにどうこうはない。もしだめなら(12球団としての目標も)下げざるを得ない。」

◇新型コロナウイルスを巡る経過

2月21日
日本野球機構(NPB)と12球団が感染防止のため共通の対策実施を確認。
26日
臨時の12球団代表者会議でオープン戦の残り全72試合を無観客で実施すると決定。
3月3日
Jリーグと連携し「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設置、第1回会合を開いた。
9日
臨時の12球団代表者会議を行い、開幕延期を決定。
12日
開幕を4月10日以降とすると発表。
23日
4月24日の開幕を目指すことを決定。
4月3日
24日の開幕を再々延期すると決定。
17日
5月中の開幕を断念し、交流戦の中止を決定。
23日
開幕から当面の間は無観客試合とする方針を固める。
5月11日
6月後半に開幕を目指すことで一致。オールスターゲーム中止を決定。
オールスターゲーム
2リーグ分立翌年の1951年に始まったセ、パ両リーグの対抗戦。出場選手はファン投票、選手間投票、監督選抜、プラスワン投票で選ばれる。過去の対戦成績はパ85勝、セ79勝、11分け。ファームの選手によるフレッシュ(旧ジュニア)オールスターは63年から1軍オールスターの前座としてデーゲームで行われ、78年から1軍とは別日程の単独開催となった。

ページトップ

プロ野球の球宴が史上初の中止、フレッシュ球宴も[ニッカン]

ページトップ

プロ野球の12球団代表者会議が11日、オンラインで行われた。6月半ばから下旬の開幕を目指す方針が示されたが、7月に予定されていたオールスターとフレッシュオールスターの中止が決まった。球宴が中止になるのは1951年に始まって以降初めて。

会議後のオンライン会見に臨んだ斉藤惇コミッショナーは「オールスター、フレッシュオールスターを中止すると決定した。70年の歴史があるが、こういうことになって待ちわびていた関係者、ファンの皆さまに申し訳なく思います」と球宴の中止を発表。理由については「試合数が変則的になってきて、時間から考えても、オールスターの選手をどうやって選ぶかと難しい問題がある。まずは選手を選択できるかという問題があった」と説明した。

今後は6月中の開幕に向けて、慎重に準備を続けていく。斉藤コミッショナーは「ここから2週間、今月末までの感染の状況を見極め、開幕への準備を着々と。来月の下旬から半ばのどこかで開幕を目指そうと12球団一致している」。すでに開幕した台湾、韓国からもガイドラインを取り寄せ「両国から取り寄せたガイドラインをベースにしながら、我々ならではのガイドラインの案をすでに作り上げております。もう少しブラッシュアップし、ルールを作りながらガイドラインを元に開幕へ向かっていきたい」と、“日本版”の策定も進めている。

また、125試合の実施を目指していた試合数については「ある程度、試合数は減ると思っている。何試合絶対にやりたいとか、何試合は最低やりたいという論議は起きていません」とした。この日はCSの扱いについては議論されなかったという。

◇新型コロナウイルスを巡る経過

2月21日
日本野球機構(NPB)と12球団が感染防止のため共通の対策実施を確認。
26日
臨時の12球団代表者会議でオープン戦の残り全72試合を無観客で実施すると決定。
3月3日
Jリーグと連携し「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設置、第1回会合を開いた。
9日
臨時の12球団代表者会議を行い、開幕延期を決定。
12日
開幕を4月10日以降とすると発表。
23日
4月24日の開幕を目指すことを決定。
4月3日
24日の開幕を再々延期すると決定。
17日
5月中の開幕を断念し、交流戦の中止を決定。
23日
開幕から当面の間は無観客試合とする方針を固める。
5月11日
6月後半に開幕を目指すことで一致。オールスターゲーム中止を決定。

プロ野球開催地限定「移動リスク避ける方法の1つ」[ニッカン]

日本プロ野球機構(NPB)とJリーグの第7回「新型コロナウイルス対策連絡会議」(オンライン会議システムにて実施)が11日、行われた。会議後の会見(同会議システムにて実施)はNPB斉藤コミッショナー、Jリーグ村井チェアマン、専門家チームが出席。

開催地を限定して開催する可能性について斉藤コミッショナーは「移動リスクを避ける方法の1つとしては考えられる。現状は12球団と具体案を話している段階ではない。移動は難しいが開催は可能という場合のやり方。どこか何ヶ所で移動をできるだけ減らしたやり方はもちろん考えられる。各球団、自治体の条件がある。具体的な協議はしていないが、考え方としてないことはない」と言及した。

専門家チーム座長の東北大学名誉教授の賀来満夫氏は「感染状況を見ながら、第1段階、第2段階と柔軟に考慮しながら進めていくことが求められている」とした。

ページトップ

プロ野球、Jともに決定至らず「第2波、第3波が」[ニッカン]

日本プロ野球機構(NPB)とJリーグの第7回「新型コロナウイルス対策連絡会議」(オンライン会議システムにて実施)が11日、行われた。現時点で開幕日をプロ野球、Jリーグともに決定するのは至らなかったとした。

会議後の会見(同会議システムにて実施)はNPB斉藤コミッショナー、Jリーグ村井チェアマン、専門家チームが出席。

専門家チームからは開幕後のガイドライン作成が重要だと提言された。愛知医科大学教授の三鴨廣繁氏は「第2波、第3波が必ずくると思っている。アラートが出たときに内々の基準を作った方がいいのではと申し上げた」と説明した。

ガイドライン作成の具体策として東北大学名誉教授の賀来満夫氏は「味覚障害、発熱、色々とどんどん変わってきている。より具体的なガイダンスを協議している。キャッチボールをするときの注意点などは専門家との協議は進んでいる」。

6月19日の開幕プランについては賀来氏「今日の会議の中では具体的に6月19日に準備をするという議論はなされなかった。可能かどうかは、緊急事態宣言がどういう形で解除されるか。解除とともに、この2週間後の感染者数がどうなっていくか。しっかりと見ていこうと。5月11日の時点では6月の中旬以降の開催を判断することは非常に難しい」。

斉藤コミッショナーは「1つのことで結論が出るという問題ではない。6月の一定の日をはっきりと置いて開催を決めることは誰であってもできない。状況が良くなれば開催できるという体制をつくっていく。選手の体の準備、衛生の準備がちゃんと進んでいかなければいけない。状況がどんどん変わっていくのに合わせながらベターな回答に向けて我々は動いている」と話した。

ページトップ

プロ野球、開幕の日付を確定するのは難しいとの意見[ニッカン]

日本プロ野球機構(NPB)とJリーグの第7回「新型コロナウイルス対策連絡会議」(オンライン会議システムにて実施)が11日、行われた。会議後の会見(同会議システムにて実施)はNPB斉藤コミッショナー、Jリーグ村井チェアマン、専門家チームが出席。

斉藤コミッショナーは「世界的には出口の話が出てきている。だが、日本の状況ではなかなか予断を許さない状況である。専門家の先生からは本日の時点で開幕の日付を確定するのは難しいのではないかとのご意見をたまわった」と説明。その上で「できるだけ状況が良くなって、再開できることを期待している。野球を開催した場合の細かいガイドラインを作成し、丁寧な準備に入り、移動リスクを配慮し、選手、皆さんの健康を害さないように検討していきたい。午後の12球団代表者会議で検討していきたいと思います」と話した。

専門家チーム座長の東北大学名誉教授の賀来満夫氏は「全く未知のウイルスの感染症で予断は許さない状況が続いている。日本の中では緊急事態宣言が現時点でまだ発令されている。一方、全国的には感染者の減少傾向が見られているのは事実です」とし「本日の会議で開催の日時を具体的に決めることは難しいとお伝えした。ただ、日本での感染状態が落ち着いてきている。ただ、再流行のリスクを念頭に置いた対策が必要だろう。台湾、韓国は先行してプロ野球が始まっているが、より慎重に準備をしていただきたい」と提言した。

開幕への1つの課題とされている移動のリスクについて愛知医科大学教授の三鴨廣繁氏は「飛行機、新幹線で移動するにしろ、しっかりと健康管理をしている選手、スタッフであれば大きなリスクにはならないと判断している」。一方で「ただ、自治体としっかりとした話し合いをしておかなければ世論も許さないだろうというのはある」とした。

東邦大学教授の舘田一博氏は「確実に感染者数は減ってきている。確実に出口に向けた議論が進行している状況になってきた。数が下がった状態が一定期間、持続して初めて緊急事態宣言の解除につながってくる。継続した場合、いつJリーグ、プロ野球が再開するのか。この状態が1ヶ月続くとなると、かなり再開を真剣に考えていくタイミングが出てくる。通常通り観客に入っていただいた試合は難しい。まずは段階的なスタートをしていかなければならない状況で感染のリスクを最小限にすることを話し合っていかなければいけない」と説明した。

ページトップ

プロ野球、6・19開幕までのスケジュール判明[サンスポ]

新型コロナウイルスの感染拡大で公式戦開幕が大幅に延期されているプロ野球は11日、オンライン形式で12球団代表者会議を開き、6月半ばから下旬の開幕を目指すことで一致した。最短では6月19日の開幕を想定しており、公式戦に向けて12球団で足並みをそろえるスケジュールが判明。5月18日の週に全体練習を再開し、6月1日の週に練習試合を実施する。感染状況を見極めながら、野球界が本格的に動き出す。

ついに開幕への道筋が見えた。NPBはこの日、オンラインで12球団代表者会議を開催。会議を終えた斉藤惇コミッショナー(80)はオンライン会見で説明した。

「今月末までの感染の状況を慎重に見極め、着々と開幕のための準備をして、それが整うことを条件に、来月半ばから下旬のどこかで開幕できることを目指そうということで一致しております」。

代表者会議に先立って開かれた「第7回新型コロナウイルス連絡会議」では、感染症の専門家チームから、現状では公式戦開催の日付を確定するのは難しいとの意見が出された。斉藤コミッショナーも明言を避けたが、開幕日は最短で6月19日を想定。約1カ月後の開幕から逆算し、スケジュールの制作が始まった。

球界関係者によれば、このスケジュールに従い12球団で足並みをそろえるという。現在の想定では、5月18日の週に全体練習を開始。現在は各球団とも時間と人数を分けて自主練習を行っているが、全員が集まってチームとしての練習を再開する。

順調にいけば、25日の週に紅白戦を実施し、続く6月1日の週に練習試合を開催。斉藤コミッショナーが「開幕前にはオープン戦などを考えないといけない」と語ったように、本格的にシーズンへの準備を進める。2週間の対外試合を経て、いよいよ6月19日の開幕へ−という青写真を描く。

19日以降のカードは現行のものを踏襲する見通しだ。当初の予定通りなら、阪神と巨人は甲子園でいきなり伝統の一戦を迎えるが、開催球場は流動的。長距離を大人数で移動するプロ野球は、移動による感染リスクを抱えている。「今の課題は県を越えての移動。自治体の理解、賛同がないとうまくいかないと思う」と斉藤コミッショナーは今後の検討材料であることを口にした。

試合数も流動的だ。すでに交流戦18試合の中止が決まり、143試合だったシーズンは最大で125試合しかできないが「段々時間も厳しくなっている。ある程度の試合数は減ると思っている」と語る。こちらは120試合を軸に検討を進めているとみられる。

NPBは12日に臨時オーナー会議を開いて今後の対応を協議。政府の専門家会議による感染状況の分析を踏まえ、22日に次回の連絡会議と代表者会議を開く。東京都の11日の新たな感染者数は15人と、3月30日以来の20人以下となった。このまま徐々に終息へと向かい、想定したスケジュール通りの開幕が訪れることを祈るばかりだ。

◇オールスター史上初中止も発表

11日は12球団代表者会議の前に実行委員会が開かれ、7月19、20日のオールスター戦と同13日のフレッシュオールスター戦の中止を発表した。1951年に始まった球宴が中止になるのは史上初。斉藤コミッショナーは「時間を考えて、選手をどうやって選ぶかが難しい」と語った。

8月に開催していた「NPBガールズトーナメント 全日本女子学童軟式大会」の中止も決定。また、小委員会の協約・ドラフト改定委員会から今季に限って野球協約の改定が必要になるコロナ特例(仮称)などの報告があり、今後も協議を継続する。

ページトップ

プロ野球実行委、“コロナ特例”は継続審議[サンスポ]

日本野球機構(NPB)の理事会と12球団による実行委員会が11日、オンライン会議で開かれ、新型コロナウイルスへの対応に伴う出場選手登録などの特例については継続審議となった。

夏に予定されていた女子小学生の全国大会「NPBガールズトーナメント2020」は中止が決まった。

ページトップ

プロ野球、6月半ばから下旬の開幕を目指すことで一致、球宴は中止に[サンスポ]

新型コロナウイルスの感染拡大で公式戦開幕が大幅に延期されている日本野球機構(NPB)は11日、オンライン形式で12球団代表者会議を開き、新たな開幕日の設定には至らなかったものの、6月半ば−下旬の開幕を目指すことで一致した。また、7月19、20日のオールスター戦と同13日のフレッシュオールスター戦の中止を発表した。

午前中にJリーグと連携する「新型コロナウイルス連絡会議」の第7回会議が開かれ、感染症の専門家チームから、現在の日本の状況では公式戦開催の日付を確定するのは難しいとの意見が出された。NPBはその後、12球団代表会議を開き、斉藤惇コミッショナー(80)は会見で「状況を慎重に見極めて準備しながら、それが整うことを条件にして」とした上で、「来月のどこかで開幕できることを目指そうと一致している」と語った。今季の試合数については「状況がよくなれば125試合はやりたいといったが、厳しくなっている。ある程度、試合数は減ると思っているが、何試合という論議は起きていない」と明言を避けた。

球宴が中止になるのは1951年に始まって以降初めて。中止の理由について、同コミッショナーは「時間を考えて、選手をどうやって選ぶかが難しい」と語った。クライマックスシリーズについては協議されなかった。

ページトップ

プロ野球とJリーグ、開幕&再開の日付けは議論されず、対策連絡会議で[サンスポ]

日本野球機構(NPB)とJリーグは11日、連携して感染症の専門家から意見を聞く「第7回新型コロナウイルス対策連絡会議」をウェブ会議で行った。会議後にウェブ会見が開かれ、緊急事態宣言が5月末まで延長されたことから、この会議では具体的な再開の日程については議論されなかったと明らかにした。

NPBの斉藤惇コミッショナーは「日本の状況では、まだ予断を許さない。この時点で(公式戦開催の)日付を確定するのは難しいのではないかとの意見が出た」と説明した。Jリーグの村井満チェアマンは「再開後もどうやったら安定的にスポーツを運営できるか、準備していかないといけない」と語った。

座長を務める東北医科薬科大の賀来満夫特任教授は、国内の感染者数の減少や、韓国などで野球やサッカーのリーグ戦が再開されたことをあげ「緊急事態宣言が解除されたあと、どのようにリスク管理を行いながら再開へ向けた対応をしなければならないのか。マニュアルや細かいガイドラインを作成していくということでいかがでしょうかと話をしました。シーズン中に様々な方々の健康管理を行っていく体制や移動のリスクについての体制、それについての細やかなガイドラインが必要」と説明した。

ページトップ

ロッテ・佐藤、理想の打撃フォームへ「1日1日を大切に」データ分析[スポニチ]

即戦力捕手として期待されるロッテのドラフト2位・佐藤がロッテ浦和で打撃、守備などを中心に約3時間の自主練習を行った。

現在、打撃フォームを見直しており「基本に戻って逆方向を意識しています。打撃フォームも一から見直して、今は自分のイメージにだいぶ近づいてきたかなと思います」とコメント。研究も怠らず「パ・リーグの映像やデータを見て分析を毎日行っています。1日1日を大切にして、開幕までしっかり準備をしていきたい」と意気込んだ。

ページトップ

ロッテ・ドラ2佐藤、打撃フォーム見直し「自分のイメージに近づいてきた」[スポニチ]

ロッテのドラフト2位・佐藤都志也捕手が11日、ロッテ浦和で打撃、守備などを中心に約3時間の自主練習を行った。

開幕延期となったことから現在は打撃フォームを見直している。「基本に戻って逆方向を意識しています。打撃フォームも一から見直して、今は自分のイメージに大分近づいてきたかなと思います」と打ち明ける。捕手練習は内容に限りが出てくるが、「フットワークやマシンのボールを捕るなど、できるだけ状態を落とさないように考えています」と工夫をこらしている。

ページトップ

ロッテ、千葉県内イースタン公式戦4試合の球場変更、ロッテ浦和で開催[スポニチ]

ロッテはZOZOマリンを除く、千葉県内で予定していたイースタン・リーグ公式戦開催を取りやめ、ロッテ浦和球場で開催すると発表した。

ページトップ

ロッテ・藤原「ギアを入れて頑張ります」、好評質問企画に登場[スポニチ]

ロッテは球団公式インスタグラムで、ファンサービスの一環として11日午前11時から14日14時まで藤原恭大外野手への質問を募集する。この企画は井口監督、益田、石川、種市、荻野、福田秀、中村奨、藤岡、田村が行い、ファンから大きな反響を得ている。

質問回答は16日午後を予定。藤原は「僕も質問コーナー、ギアを入れて頑張ります!このような企画に参加をするのは初めてなので、どんな質問が来るか楽しみです!よろしくお願いします」とコメントした。

ページトップ

プロ野球、移動時リスク減へチャーター機利用案、6月開幕を目指すことで12球団一致[スポニチ]

プロ野球は11日、オンラインで12球団代表者会議を開き、6月中の開幕を目指すことで一致。直前に行われた新型コロナウイルス対策連絡会議で専門家チームからの提言を受け、最短6・19を目指していた開幕日の設定はできなかったが、感染のリスクを下げるためにチャーター機利用や地域集中開催案など前例にとらわれないアイデアを練り、試合開催を模索する。次回会議は22日に開かれる。

選手、ファン、全てのプロ野球関係者が待ち望む開幕日は決まらなかった。ただ、12球団が一丸で6月開幕を目指す方針は決まった。斉藤惇コミッショナー(80)は「何度も開幕の日付が決まらないのは残念だし、選手、ファンの方々にも大変心苦しい。ここから2週間、状況を見ながら準備し、整うことを条件として来月半ばから下旬のどこかでの開幕を目指そうと12球団で一致している」と語った。

全国への緊急事態宣言が今月末まで延長されたばかりの現状。専門家チームからは「現時点で何月何日と決めることは難しい」との提言も受けた。それでも当面は無観客で開催する方針は決まっており、会議では飛行機、新幹線など移動時の感染リスクの解消について議論が交わされた。日本ハム、ソフトバンクなど飛行機移動が多い球団はチャーター機の利用を検討。新幹線はグリーン車を借り切るプランも挙がった。

セ・リーグが首都圏、パが関西圏に一定期間集まって移動を減らす集中開催案について、斉藤コミッショナーは「意見としてアイデアは出ている。賛成もあれば反対もある」と明かした。ヤクルトの江幡秀則専務取締役は「一長一短あって、あるチームが不利になるのはどうか。バランス良い組み合わせを複数案検討している」と明言。日本ハムの川村浩二球団社長兼オーナー代行は「(同一カード)3連戦を6連戦にして回すのがいいのか。行ったり来たりしないような組み方をしていく」と大胆な案も語った。

開幕日は同じ金曜の6月26日も候補だが最短目標は同19日。120試合程度を想定する。5月末までの緊急事態宣言の解除が前提条件も、今後は各チームが開幕に向けて個人練習から全体練習に強度を上げ、6月以降の対外試合を見据える。感染防止のガイドラインも新たに作成する予定。政府は今月21日に5月末を視野に入れた今後の方針を示す見込みで、開幕日設定も視野に入れた次回の対策連絡会議と代表者会議は翌22日とした。

「みんながサポートし理解して、“楽しみにしてるよ”という形になれば日にちを決めたい」と斉藤コミッショナー。暗中模索の日々は続くが、英知を集め、球音を取り戻す。

◇専門家達による見解

賀来満夫氏(東北大名誉教授)
「緊急事態宣言が延長されている現時点において、本日の会議で開催の日時を具体的に決めることは難しいとお伝えした。韓国、台湾プロ野球のガイドラインも入手して参考にさせてもらっている。できるだけ早めに(新たなガイドラインを)作りたい。6月の中旬以降の開催については現時点では判断が非常に難しい。(移動リスクを減らすために)例えば移動を少なくする形でまずやっていくことを第1段階として、第2段階は状況を見ながらとか。国民の方々の意見、世論など柔軟に考慮しながら進んでいくことが求められている。」
舘田一博氏(東邦大医学部教授)
「確実に緊急事態宣言の効果が出ていて、感染者数が減っているというのは非常に大事な事実。ただ、新しいクラスターがいつどういう状況で起きるか分からない。それがこの感染症の怖さ。できるだけ防ぐようなガイドライン、マニュアルを事務局と一緒になって相談をしていく。日本の特徴もうまく盛り込んでより効率的な、より安全なガイドラインを作っていければ。政府の方から新しい生活様式というのが出された。それもガイドラインの中にも反映していかなければいけない。」
三鴨広繁氏(愛知医大感染症科部長)
「1番大きな問題は移動のリスク。それが選手の側からも上がっていると聞いた。さらに開幕した後に(感染の)第2波、第3波というものがどうしても予想される。チームに2、3人と感染者が出て、他のチームには出ていないとなると戦力不均衡が生じる。そういった時の対応は前もって考えておいた方がいいのではないかと思う。(全体練習の再開などは)緊急事態宣言が解除されてから考えるべき課題だというふうに我々は認識している。」

ページトップ

プロ野球、実行委員会で今季に限り改定が必要な協約を報告[スポニチ]

プロ野球は11日、理事会と実行委員会も行われ、実行委では今季に限り改定が必要な項目について協約・ドラフト改定委員会からの報告がされた。

新型コロナウイルス感染症の疑いなどで登録抹消された選手が、PCR検査で陰性となれば10日間の期限を経ずに再登録可能となることなどが含まれる見込み。検討は今後も継続される。球宴の中止も決定。理事会では全軟連と共催で8月に行う小学生女子のガールズトーナメントの中止が決定した。

ページトップ

プロ野球、史上初のオールスター中止を発表、開幕は「来月の半ばから下旬のどこかで」[スポニチ]

プロ野球の12球団代表者会議が11日に行われ、今季のオールスターゲーム、フレッシュオールスターゲームの中止を発表した。

フレッシュオールスターゲームは7月13日に愛媛・松山で、オールスターゲームは同19日にPayPayドーム、20日にナゴヤドームで予定されていた。球宴の中止は1951年に始まって以来初めて。斉藤惇コミッショナーは会議後の会見で「オールスターゲームは70年の歴史があるが、こういうことになって非常に心苦しく、待ちわびていたファンの方々、関係者の方々に大変申し訳なく思っている」とコメントした。

また、この日の会議で延期されている開幕日を新たに設定することはしなかった。斉藤惇コミッショナーは「今月末までの感染の状況を見ながら慎重に準備を進め、それが整うことを条件にして、来月の半ばから下旬のどこかで開幕できることを目指そうと12球団で一致している」と言及。6月中旬〜後半に開幕することを目標にすることで一致した。

ページトップ

プロ野球&Jリーグ、開幕日程決定は困難、専門家チーム「再流行のリスク」指摘[スポニチ]

プロ野球とJリーグが合同設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第7回が11日、オンライン会議で行われた。専門家チームからは、緊急事態宣言が全国で5月末まで延長された現状況下では開幕、再開の日付けを決めることは難しい、と提言を受けた。

プロ野球の斉藤惇コミッショナーは「まだ予断を許さない状況。本日この時点で開幕の日付けを確定するのは難しいのではないか、とご意見をたまわりました。2週間ぐらいずれて発症する特性がある。今回一部の県において緩和もなされた。この結果が20日過ぎから31日に向かい出てくる。それが今後、我々の決定に大きく影響するという話をうかがった」と説明した。

Jリーグの村井満チェアマンは「今日は再開日程は具体的に協議していない。選手を守るため、移動について、そして検査態勢の議論がございました」と話した。

専門家チームの座長を務める賀来満夫氏は、世界的にも一部で傾向がうかがえる「再流行のリスク」を指摘した。「再流行のリスクを念頭に置いた対応が必要。(緊急事態宣言が)解除された後の、健康管理や移動のリスクを考慮したガイダンスを作成していく」と今後の方針を示した。

プロ野球は最短で6月19日の開幕を目指し、これまでも慎重に議論を重ねてきた。11日午後には理事会、実行委員会、12球団代表者会議を行う。また12日には臨時のオーナー会議を予定している。会議は全てオンラインで行われる。

ページトップ

千葉県内でのイースタン・リーグ公式戦4試合をロッテ浦和に変更[報知]

ロッテは11日、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえた総合的な判断で、2020年シーズンに予定していたZOZOマリンを除く全ての千葉県内でのイースタン・リーグ公式戦をロッテ浦和開催に変更すると発表した。

新たに変更になった試合は次の通り。

※いずれもロッテ浦和にて午後1時試合開始。

ページトップ

インスタ企画に藤原恭大が登場「ギアを入れて頑張ります!」[報知]

ロッテは11日、球団公式Instagramにて藤原恭大外野手(20)への質問募集を開始したと発表した。

新型コロナウイルスの影響によりチーム活動を休止している状況下で、ファンサービスの一環として行っているこの企画。これまで井口監督や、益田、石川、種市、荻野などが行い、ファンから大きな反響を呼んでいる。

藤原は「僕も質問コーナー、ギアを入れて頑張ります!このような企画に参加をするのは初めてなので、どんな質問が来るか楽しみです!宜しくお願いします」とコメントした。質問募集は11日11時から14日午後2時まで。質問回答は5月16日午後を予定している。

ページトップ

NPB、台湾や韓国を参考にガイドライン作成へ…中断基準やベンチ内でのマスク着用など[報知]

日本野球機構(NPB)が、専門家チームと連携して公式戦開催におけるガイドラインを作成することになった。すでに台湾プロ野球の運営要領、韓国プロ野球の対策マニュアルを入手しており、これを参考にしながら定めていく。

専門家チームの三鴨氏は「チームに2人、3人と感染者が出た時、他のチームと戦力不均衡が生じる。そういった時の対応を前もって考えておいた方がいいのではないか」と説明。「日本全体、地域全体に加え、大阪モデルのように、リーグ内、チーム内の新規感染者数の独自基準を決めておいた方が、事がスムーズに運ぶのではないか」と具体例を示して指摘した。

開幕後に選手や関係者に感染者が出た場合はリーグ戦を中断する台湾に対し、韓国は「選手5人以上が感染した場合に中断」と基準が緩やか。斉藤コミッショナーは「台湾、韓国のケースを参考にさせていただいているが、どういう時に中断するかは非常に難しい」と明言を避けたが、韓国モデルをより参考にすることになりそうだ。また、感染防止策として、ベンチ内でのマスク着用や消毒液の設置なども盛り込まれる模様だ。

ページトップ

プロ野球開幕前の練習試合の集中開催は「方法の1つ」…コミッショナー選択肢に挙げる[報知]

新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となっているプロ野球が、早ければ22日に今季の開幕日を設定する。11日、オンラインでJリーグとの対策連絡会議と、12球団代表者会議を開催。専門家からは、感染状況を見ながら今月中旬から徐々に練習を本格化させることに、前向きな意見が出された。全国的な緩和傾向が続けば6月上旬に練習試合を再開し、最短で6月19日開幕の展望が開けてきた。

プロ野球の斉藤コミッショナーは、開幕前の練習試合を限られた地域での集中開催するプランについて「移動リスクを避ける方法の1つとしては考えられる」と選択肢に挙げた。長距離移動による感染リスクを減らすため、練習試合を関東、関西などを拠点として開催する案が浮上している。

限られたエリアでの集中開催であれば、移動リスクを大幅に軽減できる。専門家チームの三鴨氏は「健康管理された選手が移動する分には、飛行機、新幹線の移動も大きなリスクはならない」とした一方、斉藤コミッショナーは「移動は難しいが、開催は可能かもしれないという場合のやり方になると思う」と話した。

開幕前だけでなく、開幕から当面の間も一定期間、集中開催とする案も浮上している。同コミッショナーは「(無観客でも)ホームに何もないというのは耐えられないというファンの声もある。賛成も反対もある」と現状では流動的と説明。ヤクルトの衣笠球団社長は「広島で6連戦というのもあるかもしれない」と、関東と関西を一定期間交互に拠点として開催するプランも示唆した。

専門家チームの賀来座長は「例えば、どこかで移動を少なくする形でやることを第一段階、第二段階はこういう形、という柔軟な進め方が必要」と方向性を提示し「全国的に感染密度の差がなくなった中での移動は、高い感染密度の場所から低い場所に移動するわけではない」と補足。緊急事態宣言解除直後など、地域ごとの感染に差がある状況下の策として、集中開催方式がクローズアップされた。12日の臨時オーナー会議を含め、可能性を模索する。

ページトップ

プロ野球6・19開幕が22日にも決定、球宴は史上初の中止[報知]

新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となっているプロ野球が、早ければ22日に今季の開幕日を設定する。11日、オンラインでJリーグとの対策連絡会議と、12球団代表者会議を開催。専門家からは、感染状況を見ながら今月中旬から徐々に練習を本格化させることに、前向きな意見が出された。全国的な緩和傾向が続けば6月上旬に練習試合を再開し、最短で6月19日開幕の展望が開けてきた。

3ヶ月遅れの春に向けて、12球団が思いを1つにした。代表者会議後の会見。斉藤惇コミッショナーは言葉に力を込め、2020年の開幕日をイメージした。

「慎重に感染状況を見極め、開幕の準備が整うことを条件に、来月の半ばから下旬のどこかの開幕を目指そうと。12球団で一致しています」。

また1つ、苦渋の決断と引き換えに最短6月19日の開幕に向けて歩を進める。1951年から始まったオールスター戦(7月19、20日)を70年目で初めて中止とすることを発表。佐々木朗、奥川らの出場が期待されたフレッシュオールスターゲーム(同13日)も中止を決めた。既に交流戦も導入後初となる中止を発表。この日は協議されなかったが、クライマックスシリーズも中止となる可能性がある。

対策連絡会議では、専門家チームの賀来座長から「5月中旬頃までの感染者数を見ながら、リスクを管理して」という前提で、今月中旬以降から徐々に練習を本格化させていくことに前向きな意見が出された。厳格な対策下でのチーム練習が実現すれば、6月上旬からの対外試合解禁を経て、「6・19」への希望が具体化されていく。

試合数は最大120試合が有力。斉藤コミッショナーは「先生方からは秋にはもう一波(感染拡大が)来るのでは、と。今年についてはホームで絶対何試合とはなかなか言えない」としつつ、「120試合くらいはやりたい思いはある」と本音を口にした。専門家と連携して、再流行のリスクを念頭に、感染防止策やリスク管理をまとめた独自のガイドラインを作成中。あらゆる事態を細かく想定して準備を進める。

今後は12日に臨時オーナー会議を開催。14、21日に予定される政府専門家会議の見解を踏まえた上で、22日に対策連絡会議と12球団代表者会議を開く。斉藤コミッショナーは「無観客でもお金のためとかは今、各球団あまり思っていない。それよりもこの暗い世界、何とか皆さんに夢と希望、元気を持ってもらおうと。そのために、溌溂としたゲームを見てもらったらどうだろう、という気持ちで取り組んでいる」と、決意を示した。感染状況の緩和が前提となるが、幾多の試練を経て、22日にもプロ野球のスタート地点が決まる。

ページトップ

[12球団代表者会議]初のオールスター中止が決定、NPB・斉藤コミッショナー「今月末まで感染の状況を見ながら、来月半ばから下旬のどこかで開幕を目指すことで一致」[報知]

新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となっているプロ野球は11日、オンラインで12球団代表者会議を開き、6月中旬から下旬の開幕を目指して準備を進めていく方針を確認した。一方で、日程消化の関係で、7月13日に予定していたフレッシュオールスター戦(愛媛・坊ちゃんスタジアム)、同19、20日に予定していたオールスター戦(福岡ペイペイドーム、ナゴヤドーム)の中止を決定した。

その後、Web上で行われた会見に臨んだ斉藤コミッショナーは「何度も開幕の日付が決まらないというのは、非常に残念に思いますし、選手やファンの方々にも大変心苦しい思いでありますが、世界的にも日本でも、みなさんのご努力で出口の話が色々と出てきております。今月末までの感染の状況を見ながら、慎重にその状況を見極め、着々と開幕のための準備をして、それが整うことを条件にして、来月半ばから下旬のどこかで開幕ができるように目指そうというところでは12球団で一致しております」と話した。

この日午前には、NPBとJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第7回会議が行われ、斉藤コミッショナーは「(専門家の先生から)本日の時点で開幕の日付を確定するのは難しいのではないかとの意見を賜りました」と話していた。

ページトップ

専門家チームがガイドライン作成を提言「今の間にしっかりと作り上げていく」…Jリーグと新型コロナ対策連絡会議[報知]

日本野球機構(NPB)とJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第7回が11日、感染拡大防止の観点からWeb会議システムにて実施された。

その後行われたWeb会見では専門家チームから開幕に向けて、ガイドラインの作成を提言した。賀来氏は「再開に向けてのガイダンス、シーズン中のガイドライン。そういったものをしっかりと今の間にしっかりと作り上げていく。それに感染症対策の視点ということで、私達の意見を織り交ぜていく。私達とプロ野球、Jリーグの皆様と、今までも毎日のようにメールでやりとりしてる。そういったものを盛り込んだようなガイドラインを作っていきたいと思います」と話した。

三鴨氏も「チームに2人、3人と感染者が出ます、他のチームには出ていない。その時にチームに戦力不均衡が生じます。そういった時の対応を前もって考えておかれた方がよろしいんじゃないかと」と同調した。

また3月の第3回会議では専門家から具体的な応援行為の禁止が盛り込まれた提言書が作成されていたが、それを踏まえて第2弾の提言も作成されるとした。

◇過去6回の会議の主な内容

3月3日
Jリーグと連携して「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設置。第1回会合を開催。
同9日
第2回対策連絡会議で3月20日に予定していた開幕延期の助言を受け、臨時の12球団代表者会議で延期を決定。
同12日
第3回対策連絡会議後に12球団代表者会議を行い、開幕を4月10日以降とすることを発表。また20日から従来予定していた公式戦カードを無観客の練習試合として行うことも発表。
同23日
第4回対策連絡会議で4月後半の開幕が望ましいとの助言を受け、12球団代表者会議で4月24日の開幕を目指すことを決定。練習試合はパは24日からセは26日から休止することも決定。
4月3日
第5回対策連絡会議で1つの目安として5月末の開幕を提案。その後の12球団代表者会議で目標としてきた4月24日からの公式戦実施を断念し、開幕日の設定を凍結。
同23日
第6回対策連絡会議で緊急事態宣言中の開催は無観客でも不可能との認識で一致。その後の12球団代表者会議で開幕から当面の間は無観客試合とする方針を固めた。

◇新型コロナウイルス対策会議構成メンバー(29人)

専門家チーム(3人)
賀来満夫(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授)
三鴨廣繁(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)
舘田一博(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)
NPB(13人)
斉藤惇コミッショナー
12球団代表者12人
Jリーグ(13人)
村井満チェアマン
反町康治特任理事
播戸竜二特任理事
理事7人
日本サッカー協会3人

ページトップ

NPB・斉藤コミッショナー、集中開催は「具体案の討議はしていませんが、考え方の1つとしてないことはない」…Jリーグと新型コロナ対策連絡会議[報知]

日本野球機構(NPB)とJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第7回が11日、感染拡大防止の観点からWeb会議システムにて実施された。

会議後のWeb会見では感染リスクを減らす観点から限られた地域で集中開催する可能性について質問が及ぶと、斉藤コミッショナーは「非常に難しい問題で、開催の時の全体的な条件ですね。移動はかなり難しいけど、開催そのものは可能かもしれないという場合のやり方になると思いますが、その場合は何ヶ所で移動を出来るだけしないような考え方はもちろん考えられないことはない。ただ、これには各球団や自治体等の条件がありますし、またそれぞれ違います。まだ具体案の討議はしていませんが、考え方の1つとしてないことはない」と話した。

前回4月23日の第6回では緊急事態宣言中の開催は無観客でも不可能との認識で一致。その後の12球団代表者会議で開幕から当面の間は無観客試合とする方針を固めていた。午後には今回の会議を受けて12球団の代表者会議が開催される。

◇過去6回の会議の主な内容

3月3日
Jリーグと連携して「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設置。第1回会合を開催。
同9日
第2回対策連絡会議で3月20日に予定していた開幕延期の助言を受け、臨時の12球団代表者会議で延期を決定。
同12日
第3回対策連絡会議後に12球団代表者会議を行い、開幕を4月10日以降とすることを発表。また20日から従来予定していた公式戦カードを無観客の練習試合として行うことも発表。
同23日
第4回対策連絡会議で4月後半の開幕が望ましいとの助言を受け、12球団代表者会議で4月24日の開幕を目指すことを決定。練習試合はパは24日からセは26日から休止することも決定。
4月3日
第5回対策連絡会議で1つの目安として5月末の開幕を提案。その後の12球団代表者会議で目標としてきた4月24日からの公式戦実施を断念し、開幕日の設定を凍結。
同23日
第6回対策連絡会議で緊急事態宣言中の開催は無観客でも不可能との認識で一致。その後の12球団代表者会議で開幕から当面の間は無観客試合とする方針を固めた。

◇新型コロナウイルス対策会議構成メンバー(29人)

専門家チーム(3人)
賀来満夫(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授)
三鴨廣繁(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)
舘田一博(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)
NPB(13人)
斉藤惇コミッショナー
12球団代表者12人
Jリーグ(13人)
村井満チェアマン
反町康治特任理事
播戸竜二特任理事
理事7人
日本サッカー協会3人

ページトップ

NPB・斉藤コミッショナー「この時点で開幕、再開の日付を確定するのは難しいのではないかとの意見を賜りました」…Jリーグと新型コロナ対策連絡会議[報知]

日本野球機構(NPB)とJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第7回が11日、感染拡大防止の観点からWeb会議システムにて実施された。

その後、Web上で行われた会見で斉藤コミッショナーは「3人の先生方から今回の緊急事態宣言の延長を受けた現在の状況、分析のお話を承りました。世界的には色々な条件で出口の話が出て、台湾のプロ野球、韓国のプロ野球とサッカー、ドイツもサッカーリーグを再開するという話を聞いています。色々と国の状況が違う訳ではありますけど、今日、先生方からは日本の状況ではなかなか予断を許さない状況であると。第2波、3波という可能性もあり、本日のこの時点で開幕、再開の日付を確定するのは難しいのではないかとの意見を賜りました」と語った。

さらに「2週間位ずれて発症する特性がありますので、今回一部の県において緩和、規制の解除が行われた訳ですけど、この結果が20日過ぎから31日に向かって出る。その結果が今後の我々の決定に影響するという話を承りました。我々としては状況がよくなって再開出来るように期待しておりまして、具体的には野球を開催した時の細かいガイドラインを作成し、丁寧な準備に入り、移動リスクをどれだけ制限し、選手やスタッフ並びに皆様のご健康を害さないように出来るかを検討していきたい」と話した。

前回4月23日の第6回では緊急事態宣言中の開催は無観客でも不可能との認識で一致。その後の12球団代表者会議で開幕から当面の間は無観客試合とする方針を固めていた。午後には今回の会議を受けて12球団の代表者会議が開催される。

◇過去6回の会議の主な内容

3月3日
Jリーグと連携して「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設置。第1回会合を開催。
同9日
第2回対策連絡会議で3月20日に予定していた開幕延期の助言を受け、臨時の12球団代表者会議で延期を決定。
同12日
第3回対策連絡会議後に12球団代表者会議を行い、開幕を4月10日以降とすることを発表。また20日から従来予定していた公式戦カードを無観客の練習試合として行うことも発表。
同23日
第4回対策連絡会議で4月後半の開幕が望ましいとの助言を受け、12球団代表者会議で4月24日の開幕を目指すことを決定。練習試合はパは24日からセは26日から休止することも決定。
4月3日
第5回対策連絡会議で1つの目安として5月末の開幕を提案。その後の12球団代表者会議で目標としてきた4月24日からの公式戦実施を断念し、開幕日の設定を凍結。
同23日
第6回対策連絡会議で緊急事態宣言中の開催は無観客でも不可能との認識で一致。その後の12球団代表者会議で開幕から当面の間は無観客試合とする方針を固めた。

◇新型コロナウイルス対策会議構成メンバー(29人)

専門家チーム(3人)
賀来満夫(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授)
三鴨廣繁(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)
舘田一博(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)
NPB(13人)
斉藤惇コミッショナー
12球団代表者12人
Jリーグ(13人)
村井満チェアマン
反町康治特任理事
播戸竜二特任理事
理事7人
日本サッカー協会3人

ページトップ

ロッテ・ドラ2佐藤、ライバル球団徹底分析[デイリー]

ロッテのドラフト2位ルーキー・佐藤(東洋大)が11日、球団広報を通じて取材に応じ、ライバル球団を徹底分析していることを明かした。「パ・リーグの映像やデータを見て分析を毎日、行っています」。

対戦相手の情報を収集し、蓄積したデータを開幕後のリードに生かしていく。

ページトップ

ロッテ、2軍公式戦開催球場の変更発表、4試合をロッテ浦和球場に[デイリー]

ロッテは11日、2020年シーズンに予定していたZOZOマリンスタジアムを除く千葉県内でのイースタン・リーグ公式戦開催を取りやめ、ロッテ浦和球場で開催すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、総合的に判断した。

対象試合は以下の通り。

いずれも振替試合はロッテ浦和球場で13時開始となる。

ページトップ

ロッテ、ドラ2佐藤が自主練習「打撃フォームも一から見直して」[デイリー]

ロッテのドラフト2位・佐藤都志也捕手(22)=東洋大=が11日、自主練習を行った。マリーンズ寮内で体幹、ウエート、ロッテ浦和球場で打撃練習や守備練習など3時間程度、行った。

球団広報を通じて取材に応じ「基本に戻って逆方向を意識した打撃を行っています。打撃フォームも一から見直して取り組んでいるので、今は自分のイメージにだいぶ、近づいてきたかなと思います」と手応えを口にした。守備面も「キャッチャーの練習は限られていますが、フットワークやマシンのボールを捕るなど、できるだけ状態を落とさないように考えて練習しています」と語った。

将来の正捕手候補がまずは今季の開幕1軍を目指し、鍛錬を続ける。

ページトップ

ロッテ藤原、球団インスタ名物コーナーの質問企画に参戦「ギアを入れて頑張る」[デイリー]

ロッテは11日、球団公式インスタグラムで藤原恭大外野手の質問の募集を開始した。

ファンサービスの一環で行っている球団の名物コーナー。今回の質問の締め切りは14日14時まで。球団公式インスタグラムでの質問回答は16日午後を予定している。

藤原は、球団を通じて「ボクも質問コーナー、ギアを入れて頑張ります!このような企画に参加をするのは初めてなので、どんな質問が来るか楽しみです!よろしくお願いします」と意気込みを示した。

なおこの企画は既に井口監督、益田、石川、種市、荻野、福田秀、中村奨、藤岡、田村が行い、ファンから大きな反響があるという。

ページトップ

球宴初の中止、今年は見られない夢の対決…準備期間、選出基準も難航で断念[デイリー]

臨時の12球団代表者会議が11日、オンラインで行われ、今年のオールスター(7月19日・ペイペイドーム、同20日・ナゴヤドーム)とフレッシュオールスター(13日・坊っちゃんスタジアム)の中止が決定した。オールスターは1951年に第1回が開催されて以降、史上初の中止となった。

新型コロナ禍に揺れる球界で、また1つ、夢の舞台が消えた。会議後に会見に応じた斉藤コミッショナーは「残念なご報告になるが、日程や準備の関係で本年はオールスターゲーム、フレッシュオールスターを中止すると決定しました」と史上初となる球宴の中止を発表した。

昨季は5月24日からファン投票が開始されており、本来であれば5月は球宴の準備が進められる期間。だが、6月開幕が実現したとしても、球宴までは1ヶ月あまり。準備期間は圧倒的に少ない。

また試合数の減少により、選手選出の基準も難しくなる。斉藤コミッショナーは「試合数が変則的になってきて、時間感覚から考えても、オールスターの選手をどう選ぶか、難しい問題がある。過去の記録などを考えても、継続性の問題もある」と経緯を説明した。

51年に第1回が開催された球宴では数々の名勝負、名場面が刻まれた。71年には阪神・江夏が9者連続三振の記録を打ち立て、78年には阪神・掛布が球宴史上初の3打席連続本塁打。87年には巨人・桑田と西武・清原のPL学園同期による「KK対決」も実現した。

海を渡った選手達も歴史に名を刻んだ。96年にはオリックス・イチローが投手として登板し、記憶に新しいところでは14年に日本ハム・大谷が甲子園で日本球界最速の162キロを記録と、まさに真夏の夢の祭典だ。

今年が70年目と節目の年だっただけに、中止は苦渋の決断。斉藤コミッショナーも「非常に心苦しく待ちわびていたファンの方々、関係者の方々に申し訳なく思っています」と無念さをにじませた。

だが、今はプロ野球の火をともすこと、公式戦の消化が最優先という判断だ。苦難の中でシーズンを開催し、ファンの歓声が戻る日まで、痛みを伴いながらも前へ進む。

ページトップ

NPB開催ガイドライン作成へ、“大阪モデル”参考に“NPBモデル”導入へ[デイリー]

日本野球機構(NPB)とJリーグが合同で立ち上げた新型コロナウイルス対策連絡会議が11日、オンラインで開かれ、開催ガイドラインを作成する運びとなった。専門家チーム座長の東北医科薬科大・賀来満夫特任教授は「ゼロリスクにならない中でどう対応していくか。非常に細やかなガイダンスを作成していく」と話した。

ガイドラインは3月に提示した提言書をアップデートしていく。新たに分かった味覚や嗅覚障害などの感染疑いの特徴や、チームの移動リスクを抑える態勢、チーム内で複数の感染者が出た場合における戦力不均衡を避けるための対応なども含まれる。

また、三鴨廣繁愛知医科大教授は、大阪市が独自に打ち出したコロナ自粛解除の基準を示した“大阪モデル”などを例に挙げ、試合開催にあたっての陽性率などの数値的な基準を示す“NPB、Jリーグモデル”を入れ込むことも提言した。

すでに開幕している台湾&韓国のプロ野球や、近く再開を予定しているサッカーのドイツリーグでも開催ガイドラインが作られている。賀来教授は「台湾や韓国のガイドラインは入手して参考にしている」とした上で、国や地域により検査態勢が異なることなどから「日本に応じたガイドラインが必要」と内容の方向性を示した。

ページトップ

プロ野球、対外試合実施は6月1日以降見込み[デイリー]

プロ野球は11日、オンラインで臨時の12球団代表者会議を開き、斉藤惇コミッショナー(80)が6月半ばから下旬に開幕日を設定する見通しを示した。最短で6月19日とみられ、コロナ禍の状況次第では次回22日の同会議で開幕日を決める予定。

開幕の目標時期が示されたことで、球界はそこに向けて動き出す。12日に臨時オーナー会議を、22日には新型コロナウイルス対策連絡会議と12球団代表者会議を開く予定。22日は14、21日に行われる政府専門家会議での見解を受け、感染状況が引き続き減少傾向であれば、開幕日を決定する可能性が高い。

練習法も一任されたことで、各球団は新たな調整スケジュールを策定していくことになる。緊急事態宣言が現状31日までとなっていることから、対外試合の実施は6月1日以降となる見込み。19日開幕の場合、対外試合での調整期間は約3週間。例年通りに開幕前の調整日を作る前提ならば、試合数は限られることになりそうだ。

ページトップ

プロ野球、CS開催可否は議論せず、地域集中開催案は「賛成も反対もある」[デイリー]

日本野球機構(NPB)は11日、オンラインによる臨時の12球団代表者会議を開催。新型コロナウイルスの影響で延期となっている開幕の日程や対応について協議し、オールスター(7月19日、20日)の中止を決定した。

斉藤コミッショナーはオールスター中止の理由について「試合数が変則的になっていて、時間感覚から考えても選手をどう選ぶかが難しい。選手を選択できるかという問題があった」と説明。また、公式戦の試合数に関する質問には「125試合やりたいなと思っていたが、時間も厳しくなっている。オールスターも残念ながら中止ということもあり、試合数は減ると思っております。何試合絶対やりたいとか、何試合以下はやらないという論議は起きていません」とした。

開幕日の決定は次回会議日の22日に議論する方針。クライマックスシリーズ縮小の可能性については「今日はまったく、その話題は出ていません」と語るにとどめた。

また、移動リスクを考えて浮上する公式戦の地域集中開催案については「アイデアとして出ているが賛成もあるし、反対もある」と明かした。

ページトップ

プロ野球「社会の常識とずれてはいけない」開幕日決定は22日以降へ持ち越し[デイリー]

日本野球機構(NPB)は11日、オンラインによる臨時の12球団代表者会議を開催。新型コロナウイルスの影響で延期となっている開幕の日程や対応について協議し、オールスター(7月19日、20日)の中止を決定した。

緊急事態宣言が延長となっていることもあり、開幕の日程決定は先送り。感染者が減少傾向にあるものの、一部では制限の緩和などにより人出が増えていることで、2週間後の推移を見守る方針となった。

22日に同会議を開催する見込み。斉藤コミッショナーは「22日になってくるとそうとう見えてくる。ここのところちょっと、日本も緩和している。この現象が20日過ぎに出てくる。これを見ないといけないというのが先生(専門家)のご意見」とし、22日に開幕日決定となる可能性を示唆した。

6月半ばから下旬の開幕を目指す方針で一致していることも明かしたが、慎重な姿勢も崩さず「選手、ファンの皆さんのためにもできる限り日にちを決めたいが、そのことが社会の常識とずれてはいけない。明るいスポーツなので強行するなんてことはあってはならない。みんなが楽しみにしている、そういう状況になれば決めたい」と語った。

ページトップ

プロ野球、史上初のオールスター中止決定「申し訳ない」開幕は6月半ばから下旬目指す[デイリー]

日本野球機構(NPB)は11日、オンラインによる臨時の12球団代表者会議を開催。新型コロナウイルスの影響で延期となっている開幕の日程や対応について協議し、オールスター(7月19日、20日)の中止を決定した。

斉藤コミッショナーは「残念なご報告になりますが、オールスター、フレッシュオールスターを中止することを決定しました。70年の歴史になりますが、こういうことになり、待ちわびたファン、関係者の方に申し訳ない」と沈痛な面持ち。1951年にスタートした球宴の中止は史上初となった。

会見の冒頭では「現在の時点で開幕日を決定するのは難しい、厳しいご意見をいただき、それを受けて12球団会議をいたしました。(開幕の)日付けが決まらないというのは残念。選手、ファンの方々に心苦しい思いであります」と心境を吐露。ただ、前向きな方向性も示し、「今日、決まらなくても世界的に、日本でも努力で出口の話が色々出てきている。ここから2週間、今月末まで感染状況を見ながら慎重に見極めて、着々と開催のための準備をして整うことを条件に来月半ばから下旬に開幕できることを目指そうということを一致している」とも語った。

プロ野球の開幕は最短で6月19日が有力な候補日として挙がっている。この日の午前中にプロ野球とJリーグが設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」で専門家から「まだ予断を許さない状況」との見解を受け、開幕の日付けの確定は見送りとなっていた。

ページトップ

プロ野球&J、専門家「開幕の判断難しい」「第2波、第3波は必ず来る」[デイリー]

プロ野球とJリーグが新型コロナウイルスの感染拡大に連携して対応するために設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第7回会議が11日、Web会議システムで行われた。

緊急事態宣言が31日まで延長。6月19日が候補とされているプロ野球の開幕について、斉藤コミッショナーは「まだ予断を許さない状況」として、日付けの確定は見送りとなった。

会議後、Web会見に出席した専門家チームの賀来満夫氏(東北医科薬科大学)は台湾で野球、韓国で野球とサッカーが開催されていることに触れ、「ガイドラインを入手して参考にしている」とする一方で、韓国で減少傾向にあった感染者が再び増加していることに言及。「韓国での再流行、様々な国の再流行が起きたときのリスクを見ていこうと。具体的な議論は出ていないが、6月中旬の開幕が可能かどうかは判断するのが非常に難しい」と話した。

三鴨廣繁氏(愛知医科大学)は開幕や練習試合などについては緊急事態宣言解除後に議論すべきこととし、開催に踏み切った後の対応も重視。「再開してチームに感染者が出た場合、戦力不均衡が生じるので、そういった場合の対応を前もって考えていた方が良いのかということを申し上げている。第2波、第3波は必ず来ると思う」と指摘した。

ページトップ

プロ野球&J、開幕&再開の日付け確定は先送りに「まだ予断を許さない」決定20日以降か[デイリー]

プロ野球とJリーグが新型コロナウイルスの感染拡大に連携して対応するために設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第7回会議が11日、Web会議システムで行われた。

緊急事態宣言が31日まで延長。プロ野球の開幕、Jリーグの公式戦再開について「まだ予断を許さない状況」として、日付けの確定は見送りとなった。

プロ野球の開幕は6月19日が候補日と報じられているが、専門家の提言を受けた斉藤コミッショナーは「世界的には出口の話がでていますが、台湾のプロ野球、韓国のプロ野球、サッカー、ドイツもサッカーが再開すると聞いております。国の状況がありますが、日本の状況では予断を許さない。本日の時点で開幕の日付けを確定するのは難しいのではないかと賜りました」と慎重な姿勢。続けて「一部の県において緩和、規制の解除が行われましたが、これを受けての結果は20日過ぎから31日に向けて出てくる。その結果が我々の決定に影響するという話を賜りました」と、方向性の見通しについて語った。

Jリーグ・村井チェアマンは「再開後もどうやったら安定的にスポーツを運営できるか、準備していかないといけない」と語った。

ページトップ

野球とJ、開催の基準作り提言オンライン会議で専門家チーム[デイリー]

プロ野球とサッカーのJリーグが新型コロナウイルスの感染拡大に連携して対応するために設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」は11日、オンラインで第7回会議を開き、感染症の専門家チームから日本の状況では公式戦開催の日付を確定するのは難しいとの意見が出された。同時に開催に向けた基準やガイドラインを作ることを提言された。

専門家チームの東北医科薬科大の賀来満夫特任教授は記者会見で「感染者が減少しているのは事実。再流行のリスクはある中でリスクを十分、念頭に置いた対応が必要。より慎重に、できる限り慎重に再開の準備を進めていただきたい」と話した。

ページトップ

NPB最短6・19開幕で120試合確保へ、オールスターやCS中止の可能性も[デイリー]

新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延期されているプロ野球は11日に臨時の12球団代表者会議を開き、今季の日程全般を協議する。未定となっている開幕日は、状況が悪化しないことを前提としたうえで交流戦中止当初からの有力候補だった6月19日を最短とし、野球協約でシーズン成立の条件とされている120試合(ホーム60試合)の確保を目指すとみられる。

緊急事態宣言が31日まで延長となり7月開幕の可能性が高まったが、感染者数は減少に転じ、地域によっては前倒しで宣言が解除される可能性も出てきた。11日の同会議に先立って開かれる新型コロナウイルス対策連絡会議で専門家から前向きな意見を得られれば、随時全体練習を再開。6月上旬から練習試合を行い、同19日の無観客開幕を見据えて準備を進めることになりそうだ。

120試合確保の場合、週6試合ペースでの全日程消化は11月上旬。日本シリーズは同21日の開幕を想定している。日程はタイトで、オールスターやCSは中止となる可能性が高い。開幕への見通しは明るくなってきたが、試合挙行の場合の移動リスクなど課題は多く残る。12日の臨時オーナー会議も含めて、慎重に議論を進める。

ページトップ

[千葉魂]よみがえる石崎の“石直球”、大先輩・藤川の教え胸に[千葉日報]

昨年のシーズン中盤にタイガースから移籍した石崎剛投手のスマートフォンには、今でも藤川球児投手からのメッセージが残っている。トレードでの移籍が決まった時、真っ先に尊敬し慕う先輩投手に連絡を入れた。チームを離れる旨を伝えると喜んでくれたのが驚きであり、印象的だった。

「トレードを言われた時はチームを離れる寂しさもありましたし、結果を残すことなく去ることになって、不甲斐ない気持ちもありました。でも球児さんに連絡をすると喜んでくれた。チャンスだよと。求められて行くチームで投げさせてもらって結果を出せと送り出してくれたのです」。

だからすぐに気持ちを切り替えて前を向けた。昨シーズンこそマリーンズ移籍後も2試合の登板にとどまったが、今年は春季キャンプから猛アピール。井口資仁監督が楽しみな投手の1人として真っ先に名前を挙げるなど首脳陣の評価は上昇している。

タイガース時代の2018年5月。淡路島で行われたジャイアンツとのファーム交流戦で登板した際に「パチッと肘が変な音がした。嫌な感じだった」と右肘を痛めた。肘はあっという間に腫れ上がり、症状は軽くないことを察した。6月に右肘を手術。その後、懸命なリハビリを経て復帰したが「ボールを投げる感覚がなかなか戻らなかった。何をやっても駄目だった」と振り返るように悩み深き日々が続いた。

感覚がよみがえったのはマリーンズ移籍後。シーズン中もファームで必死の投げ込みを敢行する中で、取り戻した。「下半身の使い方ですけど、うまくボールに伝わり始めた。下半身で弓を引っ張るような感覚です」と石崎は笑顔を見せる。

感覚が確信に変わったのは今年に入ってから。石垣島での春季キャンプでアピールするとその後の練習試合、オープン戦でも結果を出し続け、今シーズンはセットアッパー候補に名前を連ねている。

「藤川さんも気にして連絡をくれる。自分に関する情報とかも見てくれている。ありがたいです」。今はチームメートではないが、憧れの先輩の温かい眼差しは変わらない。

2人の絆はブルペンで深まった。出番を待って待機をしているときに教えてもらった。肩のつくり方、気持ちをどのように上げていくか。試合を見ているとアドバイスをされた。「ただボーッと試合を見るな。相手の状態、癖、配球、流れ。色々と考えろ」。懇々と論された。虎のレジェンドは若者に惜しみなく助言をくれた。その時間が宝物となっている。

「人として野球人として考え方に感動した。技術よりもクローザーを務める人のメンタル、思考を教えてもらいました」。

2年前からは1月の沖縄での自主トレにも参加させてもらい、色々な会話からヒントを見つけた。何事においても準備の大事さを改めてかみ締めた。キャッチボールでは1球目からしっかり投げる必要性を説かれた。今まで投げるまでのルーティンも多かったが「いらない」と指摘され、そぎ落とした。

「マウンドに行ったら、もう投げるだけ。やるだけ。それまでに考えて準備をするようにしています」。

すでに交流戦の中止が決まり今季、古巣相手によみがえった150キロを超える力強いストレートを目の前で見せることはできなくなった。しかし、それでも憧れの大先輩は何かの形で見てくれている。石崎がしっかりとブルペンで準備を整えマウンドに上がる姿。そして“石直球”と呼ばれる剛速球で打者をねじ伏せていく生き様を。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

ページトップ